JP2979025B2 - 反射及び透過読取り用ランプユニット - Google Patents
反射及び透過読取り用ランプユニットInfo
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- JP2979025B2 JP2979025B2 JP4151126A JP15112692A JP2979025B2 JP 2979025 B2 JP2979025 B2 JP 2979025B2 JP 4151126 A JP4151126 A JP 4151126A JP 15112692 A JP15112692 A JP 15112692A JP 2979025 B2 JP2979025 B2 JP 2979025B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、反射及び透過読取り用
ランプユニットに関する。
ランプユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】原稿読取り装置で原稿を読み取る場合、
その読取り方式には、原稿の種類（反射原稿や透過原
稿）に応じて、反射光による読取り方式や、透過光によ
る読取り方式がある。これら読取り方式を任意に選択で
きる技術を、出願人は、既に特開昭６１−２１６７２で
提案している。この公報で提案した技術によれば、図２
に示すように、光源１０の光りを散乱板１１で散乱させ
て原稿１２に照射し、原稿からの透過光を反射鏡１３及
びレンズ１４を介して受光素子１５で読み取る。この場
合、カラー原稿の読取りにおいて、光源１０が赤
（Ｒ）、青（Ｂ）、緑（Ｇ）等、複数必要とされるとき
は、各色光の照射角が違うことに対処して透過原稿を読
むため、散乱板１１により光を散乱させる。
その読取り方式には、原稿の種類（反射原稿や透過原
稿）に応じて、反射光による読取り方式や、透過光によ
る読取り方式がある。これら読取り方式を任意に選択で
きる技術を、出願人は、既に特開昭６１−２１６７２で
提案している。この公報で提案した技術によれば、図２
に示すように、光源１０の光りを散乱板１１で散乱させ
て原稿１２に照射し、原稿からの透過光を反射鏡１３及
びレンズ１４を介して受光素子１５で読み取る。この場
合、カラー原稿の読取りにおいて、光源１０が赤
（Ｒ）、青（Ｂ）、緑（Ｇ）等、複数必要とされるとき
は、各色光の照射角が違うことに対処して透過原稿を読
むため、散乱板１１により光を散乱させる。
【０００３】また、カラー原稿の読取りにおいて、Ｒ、
Ｇ、Ｂ等の各色光に色分解する方法として各種のフィル
ターを用いる方法、即ち、カラー原稿からの反射光をフ
ィルターを通すことにより、特定の波長域の情報だけを
取り出して、カラー原稿の色分解を行うものがある（例
えば、特公昭６２−６２１０１）。
Ｇ、Ｂ等の各色光に色分解する方法として各種のフィル
ターを用いる方法、即ち、カラー原稿からの反射光をフ
ィルターを通すことにより、特定の波長域の情報だけを
取り出して、カラー原稿の色分解を行うものがある（例
えば、特公昭６２−６２１０１）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ここで、カラー原稿の
読取りにおいて前記散乱板が不要とされる技術が要請さ
れるが、これに有効に応え得る技術がないという問題点
がある。また、フィルターを用いて色分解する方法にお
いては、Ｒ、Ｇ、Ｂ等の各色光の原稿への照射角度がそ
れぞれ違うため、図３に示すように、原稿の浮き（基準
面から離れ）により、各色光間の光量バランスが崩れ色
の再現性が悪くなる（陰に分解色光の色が付く）と言う
問題点がある。
読取りにおいて前記散乱板が不要とされる技術が要請さ
れるが、これに有効に応え得る技術がないという問題点
がある。また、フィルターを用いて色分解する方法にお
いては、Ｒ、Ｇ、Ｂ等の各色光の原稿への照射角度がそ
れぞれ違うため、図３に示すように、原稿の浮き（基準
面から離れ）により、各色光間の光量バランスが崩れ色
の再現性が悪くなる（陰に分解色光の色が付く）と言う
問題点がある。
【０００５】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
く成されたものであって、散乱板を必要とせずにカラー
原稿が読み取り可能になる反射及び透過読取り用ランプ
ユニットを提供することを課題とする。
く成されたものであって、散乱板を必要とせずにカラー
原稿が読み取り可能になる反射及び透過読取り用ランプ
ユニットを提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、反射原稿及び
透過原稿の読取装置に設けられるランプユニットにおい
て、光源と、該光源光を色分解して該光源光から所望色
の光を得るダイクロイックミラーと、得られた所望色光
を反射及び透過させて、反射光を反射原稿に照射すると
共に、透過光を透過原稿に照射するための誘電体ビーム
スプリッターとを備えたことにより、前記課題を解決す
るものである。また、本発明において、ダイクロイック
ミラーを複数設けて複数の所望色光が得られるようにし
て、各ダイクロイックミラーから得られた各所望色光を
その方向を揃えて反射原稿に照射することができる。
透過原稿の読取装置に設けられるランプユニットにおい
て、光源と、該光源光を色分解して該光源光から所望色
の光を得るダイクロイックミラーと、得られた所望色光
を反射及び透過させて、反射光を反射原稿に照射すると
共に、透過光を透過原稿に照射するための誘電体ビーム
スプリッターとを備えたことにより、前記課題を解決す
るものである。また、本発明において、ダイクロイック
ミラーを複数設けて複数の所望色光が得られるようにし
て、各ダイクロイックミラーから得られた各所望色光を
その方向を揃えて反射原稿に照射することができる。
【０００７】
【作用】本発明においては、ダイクロイックミラーによ
り光源光を色分解して該光源光から所望色の光を得る。
誘電体ビームスプリッターにより、前記所望色光を反射
及び透過させて、反射光をカラー反射原稿に照射すると
共に、透過光をカラー透過原稿に照射する。従って、散
乱板を必要とせずに反射原稿及び透過原稿の読取りが可
能になる。なお、本発明において、ダイクロイックミラ
ーを複数設けて複数の所望色光が得られるようにして、
各ダイクロイックミラーから得られた各所望色光をその
方向を揃えて反射原稿に照射すれば、併せて、浮きのあ
る原稿の色再現性を向上させ得る。
り光源光を色分解して該光源光から所望色の光を得る。
誘電体ビームスプリッターにより、前記所望色光を反射
及び透過させて、反射光をカラー反射原稿に照射すると
共に、透過光をカラー透過原稿に照射する。従って、散
乱板を必要とせずに反射原稿及び透過原稿の読取りが可
能になる。なお、本発明において、ダイクロイックミラ
ーを複数設けて複数の所望色光が得られるようにして、
各ダイクロイックミラーから得られた各所望色光をその
方向を揃えて反射原稿に照射すれば、併せて、浮きのあ
る原稿の色再現性を向上させ得る。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図１は、本発明の実施例であって、本発
明にかかる反射及び透過原稿読取り用ランプユニットの
一例が設けられた読取装置である。該読取装置は、ラン
プユニット１、スキャナユニット２、反射ユニット３、
及び、透過ユニット４を有する。
細に説明する。図１は、本発明の実施例であって、本発
明にかかる反射及び透過原稿読取り用ランプユニットの
一例が設けられた読取装置である。該読取装置は、ラン
プユニット１、スキャナユニット２、反射ユニット３、
及び、透過ユニット４を有する。
【０００９】前記ランプユニット１には、白色又は青色
の光源２１と、白色又は赤色の光源２２と、白色又は緑
色の光源２３と、各々の光源光を色分解して青色（Ｂ）
光、赤色（Ｒ）光、緑色（Ｇ）光をおのおの反射して分
光する各ダイクロイックミラー２４、２５、２６が設け
られる。各ダイクロイックミラー２４、２５、２６の各
反射光の方向は同じ方向に揃うようになっており、誘電
体ビームスプリッター２７に入射する。
の光源２１と、白色又は赤色の光源２２と、白色又は緑
色の光源２３と、各々の光源光を色分解して青色（Ｂ）
光、赤色（Ｒ）光、緑色（Ｇ）光をおのおの反射して分
光する各ダイクロイックミラー２４、２５、２６が設け
られる。各ダイクロイックミラー２４、２５、２６の各
反射光の方向は同じ方向に揃うようになっており、誘電
体ビームスプリッター２７に入射する。
【００１０】前記スキャナユニット２には、誘電体ビー
ムスプリッター２７と、全反射ミラー２８と、反射ユニ
ット３とが設けられる。誘電体ビームスプリッター２７
は入射したＢ、Ｒ、Ｇ光を例えば５０％反射し、５０％
透過すると共に、反射光を反射原稿１２Ａに入射し、透
過光を透過原稿１２Ｂに入射する。
ムスプリッター２７と、全反射ミラー２８と、反射ユニ
ット３とが設けられる。誘電体ビームスプリッター２７
は入射したＢ、Ｒ、Ｇ光を例えば５０％反射し、５０％
透過すると共に、反射光を反射原稿１２Ａに入射し、透
過光を透過原稿１２Ｂに入射する。
【００１１】前記反射ユニット３には、カラーの反射原
稿１２Ａからの反射光を全反射するミラー２９と、該反
射光を集光する反射読取りレンズ（赤外線除去フィルタ
ーが付設される）３０と、集光された反射光を電気信号
に変換する反射用受光素子３１とが設けられる。
稿１２Ａからの反射光を全反射するミラー２９と、該反
射光を集光する反射読取りレンズ（赤外線除去フィルタ
ーが付設される）３０と、集光された反射光を電気信号
に変換する反射用受光素子３１とが設けられる。
【００１２】前記透過ユニット４には、カラーの透過原
稿１２Ｂからの透過光を全反射するミラー３２と、該透
過光を集光する透過読取りレンズ（赤外線除去フィルタ
ーが付設される）３３と、集光された透過光を電気信号
に変換する透過用受光素子３４とが設けられる。反射ユ
ニット３及び透過ユニット４は、互いに同期して移動す
るようになっている。
稿１２Ｂからの透過光を全反射するミラー３２と、該透
過光を集光する透過読取りレンズ（赤外線除去フィルタ
ーが付設される）３３と、集光された透過光を電気信号
に変換する透過用受光素子３４とが設けられる。反射ユ
ニット３及び透過ユニット４は、互いに同期して移動す
るようになっている。
【００１３】図１の読取装置においては、ランプユニッ
ト１内において、光源２１、２２、２３の光は、ダイク
ロイックミラー２４、２５、２６により反射されてＢ、
Ｒ、Ｇ光となり、同一角度で誘電体ビームスプリッター
２７に入射する。該ビームスプリッター２７は、入射光
を５０％反射し、５０％透過する。ビームスプリッター
２７の反射光は反射原稿１２Ａの読取り時に使用され
る。即ち、反射ユニット３において、反射原稿１２Ａか
らの反射光をミラー２９で反射し、レンズ３０を介して
受光素子３１に該反射光像を結像させる。また、ビーム
スプリッター２７の透過光は透過原稿１２Ｂの読取り時
に使用される。即ち、透過原稿１２Ｂに垂直な光に曲げ
られて透過原稿１２を透過する。透過原稿１２を透過し
た光は、透過ユニット４において、レンズ３３で集光さ
れ受光素子３４に透過光像を結像させる。反射ユニット
３及び透過ユニット４は、同期して移動しながら、それ
ぞれ原稿１２Ａ、１２Ｂを読み取る。従って、散乱板を
必要とせずに反射原稿及び透過原稿の読取りが可能にな
る。
ト１内において、光源２１、２２、２３の光は、ダイク
ロイックミラー２４、２５、２６により反射されてＢ、
Ｒ、Ｇ光となり、同一角度で誘電体ビームスプリッター
２７に入射する。該ビームスプリッター２７は、入射光
を５０％反射し、５０％透過する。ビームスプリッター
２７の反射光は反射原稿１２Ａの読取り時に使用され
る。即ち、反射ユニット３において、反射原稿１２Ａか
らの反射光をミラー２９で反射し、レンズ３０を介して
受光素子３１に該反射光像を結像させる。また、ビーム
スプリッター２７の透過光は透過原稿１２Ｂの読取り時
に使用される。即ち、透過原稿１２Ｂに垂直な光に曲げ
られて透過原稿１２を透過する。透過原稿１２を透過し
た光は、透過ユニット４において、レンズ３３で集光さ
れ受光素子３４に透過光像を結像させる。反射ユニット
３及び透過ユニット４は、同期して移動しながら、それ
ぞれ原稿１２Ａ、１２Ｂを読み取る。従って、散乱板を
必要とせずに反射原稿及び透過原稿の読取りが可能にな
る。
【００１４】なお、ダイロックミラー２４、２５、２６
を複数設けて、各ダイクロイックミラー２４、２５、２
６から得られた各Ｂ、Ｒ、Ｇの光をその方向を揃えて反
射原稿１２Ａに照射しているため、該原稿１２Ａが浮き
のあるときでも原稿１２Ａの色再現性を向上させ得る。
を複数設けて、各ダイクロイックミラー２４、２５、２
６から得られた各Ｂ、Ｒ、Ｇの光をその方向を揃えて反
射原稿１２Ａに照射しているため、該原稿１２Ａが浮き
のあるときでも原稿１２Ａの色再現性を向上させ得る。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
散乱板を必要とせずに反射原稿及び透過原稿の読取りが
可能になる。なお、本発明において、ダイクロイックミ
ラーを複数設けて複数の所望色光が得られるようにし
て、各ダイクロイックミラーから得られた各所望色光を
その方向を揃えて反射原稿に照射すれば、併せて、浮き
のある反射原稿の色再現性を向上させ得る。
散乱板を必要とせずに反射原稿及び透過原稿の読取りが
可能になる。なお、本発明において、ダイクロイックミ
ラーを複数設けて複数の所望色光が得られるようにし
て、各ダイクロイックミラーから得られた各所望色光を
その方向を揃えて反射原稿に照射すれば、併せて、浮き
のある反射原稿の色再現性を向上させ得る。
【図１】本発明の実施例であって、本発明にかかる反射
及び透過原稿読取り用ランプユニットの一例が設けられ
た読取装置の構成説明図である。
及び透過原稿読取り用ランプユニットの一例が設けられ
た読取装置の構成説明図である。
【図２】従来の原稿読取装置の構成例の説明図である。
【図３】フィルターによる色分解の説明図である。
１ ランプユニット ２ スキャナユニット ３ 反射ユニット ４ 透過ユニット １２Ａ 反射原稿 １２Ｂ 透過原稿 ２１、２２、２３ 光源 ２４、２５、２６ ダイクロイックミラー ２７ 誘電体ビームスプリッター ３１ 反射用受光素子 ３４ 透過用受光素子
Claims (2)
- 【請求項１】 反射原稿及び透過原稿の読取装置に設け
られるランプユニットにおいて、 光源と、 該光源光を色分解して該光源光から所望色の光を得るダ
イクロイックミラーと、 得られた所望色光を反射及び透過させて、反射光を反射
原稿に照射すると共に、透過光を透過原稿に照射するた
めの誘電体ビームスプリッターと、 を備えたことを特徴とする反射及び透過読取り用ランプ
ユニット。 - 【請求項２】 請求項１において、 ダイクロイックミラーが複数設けられて複数の所望色光
が得られるようになっており、 各ダイクロイックミラーから得られた各所望色光をその
方向を揃えて反射原稿に照射するようになっていること
を特徴とする反射及び透過読取り用ランプユニット。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4151126A JP2979025B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 反射及び透過読取り用ランプユニット |
| CA 2096155 CA2096155C (en) | 1992-05-20 | 1993-05-13 | Reflective and transmissive document reading apparatus and a method of reading a document |
| DE1993612572 DE69312572T2 (de) | 1992-05-20 | 1993-05-19 | Bildaufnahmevorrichtung für reflektierende und transparente Vorlagen und Verfahren zum Lesen dieser Vorlagen |
| EP19930108205 EP0570958B1 (en) | 1992-05-20 | 1993-05-19 | A reflective and transmissive original pickup apparatus and a method of reading the original |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4151126A JP2979025B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 反射及び透過読取り用ランプユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05328035A JPH05328035A (ja) | 1993-12-10 |
| JP2979025B2 true JP2979025B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=15511935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4151126A Expired - Fee Related JP2979025B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 反射及び透過読取り用ランプユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2979025B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6788437B1 (en) * | 2000-10-31 | 2004-09-07 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Device for scanning reflective and transmissive data from a photographic image |
| US7894105B2 (en) | 2005-01-18 | 2011-02-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading unit and image reader |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP4151126A patent/JP2979025B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05328035A (ja) | 1993-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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