JPH09230258A - 投写型映像表示装置 - Google Patents
投写型映像表示装置Info
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- JPH09230258A JPH09230258A JP8035029A JP3502996A JPH09230258A JP H09230258 A JPH09230258 A JP H09230258A JP 8035029 A JP8035029 A JP 8035029A JP 3502996 A JP3502996 A JP 3502996A JP H09230258 A JPH09230258 A JP H09230258A
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- light
- dmd
- beam splitter
- modulator
- polarization beam
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 投写レンズのバックフォーカスを小さくする
ことが出来、小型化に適した投写型映像表示装置を提供
する。 【解決手段】 映像を構成する画素に応じて複数の微小
鏡面素子31が配置されているDMD3に光源1からの
光を照射すると共に、前記DMD3を映像データに応じ
て変調し、前記微小鏡面素子31により反射される有効
光11aを投写レンズ4より投写して映像を表示する投
写型映像表示装置において、前記DMD3の前方に、光
源からの光をS波光とP波光とに分離する第1、第2の
偏光ビームスプリッタ10A、10Bよりなる光学素子
10を配置し、その分離されたS波光を前記DMD3に
照射し、該DMD3の微小鏡面素子31により反射され
た有効光を前記光学素子3を通して投写レンズ4に入射
させることを特徴とする。
ことが出来、小型化に適した投写型映像表示装置を提供
する。 【解決手段】 映像を構成する画素に応じて複数の微小
鏡面素子31が配置されているDMD3に光源1からの
光を照射すると共に、前記DMD3を映像データに応じ
て変調し、前記微小鏡面素子31により反射される有効
光11aを投写レンズ4より投写して映像を表示する投
写型映像表示装置において、前記DMD3の前方に、光
源からの光をS波光とP波光とに分離する第1、第2の
偏光ビームスプリッタ10A、10Bよりなる光学素子
10を配置し、その分離されたS波光を前記DMD3に
照射し、該DMD3の微小鏡面素子31により反射され
た有効光を前記光学素子3を通して投写レンズ4に入射
させることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDMD(鏡面反射型
光変調器)を用いた投写型映像表示装置に関する。
光変調器)を用いた投写型映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、微小鏡面素子を画素に応じて平面
状に配置し、各々の微小鏡面素子の反射を利用して映像
を表示するDMDを用いた投写型映像表示装置が、特開
平7−36012号公報等により提案されている。
状に配置し、各々の微小鏡面素子の反射を利用して映像
を表示するDMDを用いた投写型映像表示装置が、特開
平7−36012号公報等により提案されている。
【0003】このDMDを用いた投写型映像表示装置
は、図3に示すように、光源1と、円盤型カラーフィル
タ2と、DMD3と、投写レンズ4とにより構成されて
いる。前記DMD3はカラー映像を表示するために、
赤、緑、青の3原色の画像を時分割で表示する。また、
前記円盤型カラーフィルタ2は赤(R)、緑(G)、青
(B)の3原色のフィルタにより構成されており、点2
aを中心に高速で回転する。
は、図3に示すように、光源1と、円盤型カラーフィル
タ2と、DMD3と、投写レンズ4とにより構成されて
いる。前記DMD3はカラー映像を表示するために、
赤、緑、青の3原色の画像を時分割で表示する。また、
前記円盤型カラーフィルタ2は赤(R)、緑(G)、青
(B)の3原色のフィルタにより構成されており、点2
aを中心に高速で回転する。
【0004】光源1から出射された白色光は前記円盤型
カラーフィルタ2により赤、緑、青の3原色の光が時分
割状態で順に繰り返される光に変換される。そして、こ
の円盤型カラーフィルタ2により変換された赤、緑、青
の3原色光はDMD3により画像情報に応じて反射され
る。この時、DMD3は赤色光を反射する時は赤色の映
像信号に従い、緑色光を反射する時は緑色の映像信号に
従い、青色光を反射する時は青色の映像信号に従って動
作する。前記DMD3で反射された光は投写レンズ4に
より拡大されて、スクリーン5上に映像が表示される。
カラーフィルタ2により赤、緑、青の3原色の光が時分
割状態で順に繰り返される光に変換される。そして、こ
の円盤型カラーフィルタ2により変換された赤、緑、青
の3原色光はDMD3により画像情報に応じて反射され
る。この時、DMD3は赤色光を反射する時は赤色の映
像信号に従い、緑色光を反射する時は緑色の映像信号に
従い、青色光を反射する時は青色の映像信号に従って動
作する。前記DMD3で反射された光は投写レンズ4に
より拡大されて、スクリーン5上に映像が表示される。
【0005】尚、前記DMD3は、映像データの画素の
配列に応じて微小鏡面素子31が複数配列されて構成さ
れている。前記微小鏡面素子31は画素として有効な場
合は、図4(a)に示すように中立状態に対して+10
度傾き、逆に画素として無効な場合は図4(b)に示す
ように中立状態に対して−10度傾くように形成されて
いる。これにより、入射光に対して鏡面で反射される反
射光が画像を形成するために必要な有効反射光と無効な
無効反射光とで20°の光路差を有するように切り換え
られる。
配列に応じて微小鏡面素子31が複数配列されて構成さ
れている。前記微小鏡面素子31は画素として有効な場
合は、図4(a)に示すように中立状態に対して+10
度傾き、逆に画素として無効な場合は図4(b)に示す
ように中立状態に対して−10度傾くように形成されて
いる。これにより、入射光に対して鏡面で反射される反
射光が画像を形成するために必要な有効反射光と無効な
無効反射光とで20°の光路差を有するように切り換え
られる。
【0006】ところで、上述のようなDMDを用いた投
写型映像表示装置では、DMD3の画像表示面の法線方
向と投写レンズ4の法線方向(光軸方向)とを平行にす
る必要がある。また、投写レンズのイメージサークルを
小さくして小型化するためには、DMD3の画像表示面
中央の法線と投写レンズ4の光軸とを一致させる必要が
ある。
写型映像表示装置では、DMD3の画像表示面の法線方
向と投写レンズ4の法線方向(光軸方向)とを平行にす
る必要がある。また、投写レンズのイメージサークルを
小さくして小型化するためには、DMD3の画像表示面
中央の法線と投写レンズ4の光軸とを一致させる必要が
ある。
【0007】図5は上記した点を考慮した投写型映像表
示装置の構成を示す図であり、図6と同一部分には同一
符号を付し、その説明は割愛する。図中、7、8はコン
デンサレンズ、9は反射ミラーである。また、DMD3
のの画像表示部中央の法線と投写レンズ4の光軸とは一
点鎖線6で示すように一致している。
示装置の構成を示す図であり、図6と同一部分には同一
符号を付し、その説明は割愛する。図中、7、8はコン
デンサレンズ、9は反射ミラーである。また、DMD3
のの画像表示部中央の法線と投写レンズ4の光軸とは一
点鎖線6で示すように一致している。
【0008】光源1から出射された光は、コンデンサレ
ンズ7、8により光束が所定の大きさにより絞られた平
行光となり、円盤型カラーフィルタ2により前述したよ
うな時分割のカラー光に変換された後、反射ミラー9で
反射され、DMD3に対して20°の角度で入射する。
DMD3の微小鏡面素子31は前記入射光のうち画像を
構成するために必要な有効光を前記投写レンズ4に向け
て反射し、該投写レンズ4に入射させる。
ンズ7、8により光束が所定の大きさにより絞られた平
行光となり、円盤型カラーフィルタ2により前述したよ
うな時分割のカラー光に変換された後、反射ミラー9で
反射され、DMD3に対して20°の角度で入射する。
DMD3の微小鏡面素子31は前記入射光のうち画像を
構成するために必要な有効光を前記投写レンズ4に向け
て反射し、該投写レンズ4に入射させる。
【0009】このような投写型映像表示装置では、前述
したようにDMD3の画像表示部中央の法線と投写レン
ズ4との光軸とが一致しているために、イメージサーク
ルが小さくなり、投写レンズの径を小さくすることが出
来る。
したようにDMD3の画像表示部中央の法線と投写レン
ズ4との光軸とが一致しているために、イメージサーク
ルが小さくなり、投写レンズの径を小さくすることが出
来る。
【0010】しかしながら、投写レンズ4に画像を構成
するための有効光を入射させるためには、光源1からの
光を比較的鋭角(この場合は20°)でDMD3に入射
させる必要があり、光源系の光軸と投写レンズ系の光軸
とがほとんど同一方向となる。このため、投写レンズ4
は光源1からの光の影響を受けない距離までDMD3か
ら離して配置する必要があり、投写レンズ4のバックフ
ォーカスが長くなり、装置の小型化に適していないとい
う問題がある。
するための有効光を入射させるためには、光源1からの
光を比較的鋭角(この場合は20°)でDMD3に入射
させる必要があり、光源系の光軸と投写レンズ系の光軸
とがほとんど同一方向となる。このため、投写レンズ4
は光源1からの光の影響を受けない距離までDMD3か
ら離して配置する必要があり、投写レンズ4のバックフ
ォーカスが長くなり、装置の小型化に適していないとい
う問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例の
欠点に鑑み為されたものであり、投写レンズのバックフ
ォーカスを小さくすることにより、装置の小型化に適し
た投写型映像表示装置を提供することを目的とするもの
である。
欠点に鑑み為されたものであり、投写レンズのバックフ
ォーカスを小さくすることにより、装置の小型化に適し
た投写型映像表示装置を提供することを目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の投写型映像表示
装置は、映像を構成する画素に応じて複数の微小鏡面素
子が配置されている鏡面反射型光変調器に光源からの光
を照射すると共に、前記鏡面反射型変調器を映像データ
に応じて変調し、前記微小鏡面素子により反射される有
効光を投写レンズより投写して映像を表示する投写型映
像表示装置において、前記鏡面反射型変調器の前方に、
光源からの光を第1偏光光と該第1偏光光に対して偏光
軸の方向が90°異なる第2偏光光とに分離する偏光ビ
ームスプリッタよりなる光学素子を配置し、該光学素子
により分離された第1偏光光を前記鏡面反射型変調器に
照射し、該鏡面反射型変調器の微小鏡面素子により反射
された有効光を前記光学素子を通して投写レンズに入射
させることを特徴とする。
装置は、映像を構成する画素に応じて複数の微小鏡面素
子が配置されている鏡面反射型光変調器に光源からの光
を照射すると共に、前記鏡面反射型変調器を映像データ
に応じて変調し、前記微小鏡面素子により反射される有
効光を投写レンズより投写して映像を表示する投写型映
像表示装置において、前記鏡面反射型変調器の前方に、
光源からの光を第1偏光光と該第1偏光光に対して偏光
軸の方向が90°異なる第2偏光光とに分離する偏光ビ
ームスプリッタよりなる光学素子を配置し、該光学素子
により分離された第1偏光光を前記鏡面反射型変調器に
照射し、該鏡面反射型変調器の微小鏡面素子により反射
された有効光を前記光学素子を通して投写レンズに入射
させることを特徴とする。
【0013】このような構成の投写型映像表示装置で
は、光源からの光を投写レンズの光軸に略直交する方向
より前記光学素子に向けて照射させることが可能とな
り、光源系の光軸と投写レンズ系の光軸との為す角度を
大きくすることが出来るため、投写レンズを鏡面反射型
変調器に近づけて配置しても、投写映像に光源からの光
の影響が出ることは防止される。
は、光源からの光を投写レンズの光軸に略直交する方向
より前記光学素子に向けて照射させることが可能とな
り、光源系の光軸と投写レンズ系の光軸との為す角度を
大きくすることが出来るため、投写レンズを鏡面反射型
変調器に近づけて配置しても、投写映像に光源からの光
の影響が出ることは防止される。
【0014】更に、本発明の投写型映像表示装置では、
前記鏡面反射型変調器と前記光学素子との間に、1/4
波長板を配置することにより、前記鏡面反射型変調器で
反射され前記光学素子に向かう光の偏光方向を、前記光
学素子から前記鏡面反射型変調器に向けて出射する光に
対して90°異ならせることが出来るため、前記鏡面反
射型変調器で反射された有効光を前記光学素子を介して
投写レンズに入射させることが可能となる。
前記鏡面反射型変調器と前記光学素子との間に、1/4
波長板を配置することにより、前記鏡面反射型変調器で
反射され前記光学素子に向かう光の偏光方向を、前記光
学素子から前記鏡面反射型変調器に向けて出射する光に
対して90°異ならせることが出来るため、前記鏡面反
射型変調器で反射された有効光を前記光学素子を介して
投写レンズに入射させることが可能となる。
【0015】また、本発明の投写型映像表示装置では、
前記光学素子により分離された光源からの光のうち前記
鏡面反射型変調器とは別方向に向かう光を反射する反射
板を配置し、該反射板と前記光学素子との間に1/4波
長板を配置することにより、前記光学素子により分離さ
れ、前記鏡面反射型変調器に向かわない光を偏光方向を
90°変えた状態で再度前記光学素子に入射させて再利
用することが可能となり、光源光を有効に利用すること
が出来る。
前記光学素子により分離された光源からの光のうち前記
鏡面反射型変調器とは別方向に向かう光を反射する反射
板を配置し、該反射板と前記光学素子との間に1/4波
長板を配置することにより、前記光学素子により分離さ
れ、前記鏡面反射型変調器に向かわない光を偏光方向を
90°変えた状態で再度前記光学素子に入射させて再利
用することが可能となり、光源光を有効に利用すること
が出来る。
【0016】例えば、前記光学素子を第1の偏光ビーム
スプリッタと第2の偏光ビームスプリッタとで構成し、
前記光源からの光を前記第1の偏光ビームスプリッタに
より前記光源から光を第1偏光光と第2偏光光とに分離
し、そのうち第1偏光光を前記鏡面反射型変調器側に向
かわせ、第2偏光光を前記反射板側に向かわせ、該反射
板からの反射光を前記第2の偏光ビームスプリッタによ
り前記鏡面反射型変調器に向かわせる構成とすることに
より、上述のように光源光を有効利用することが可能と
なる。
スプリッタと第2の偏光ビームスプリッタとで構成し、
前記光源からの光を前記第1の偏光ビームスプリッタに
より前記光源から光を第1偏光光と第2偏光光とに分離
し、そのうち第1偏光光を前記鏡面反射型変調器側に向
かわせ、第2偏光光を前記反射板側に向かわせ、該反射
板からの反射光を前記第2の偏光ビームスプリッタによ
り前記鏡面反射型変調器に向かわせる構成とすることに
より、上述のように光源光を有効利用することが可能と
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明のD
MDを用いた投写型映像表示装置の構成を模式的に示す
図であり、図5と同一部分には同一符号を付し、その説
明は割愛する。
実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明のD
MDを用いた投写型映像表示装置の構成を模式的に示す
図であり、図5と同一部分には同一符号を付し、その説
明は割愛する。
【0018】本実施例の投写型映像表示装置では、DM
D3と投写レンズ4とは互いに向かい合い、DMD3の
画像表示面中央の法線と投写レンズ4の光軸とが一致す
るように配置されている。
D3と投写レンズ4とは互いに向かい合い、DMD3の
画像表示面中央の法線と投写レンズ4の光軸とが一致す
るように配置されている。
【0019】前記DMD3と前記投写レンズ4との間の
光路上には、第1の偏光ビームスプリッタ10Aと第2
の偏光ビームスプリッタ10Bとからなる光学素子10
が、前記DMD3に対して10°傾いて配置されてい
る。
光路上には、第1の偏光ビームスプリッタ10Aと第2
の偏光ビームスプリッタ10Bとからなる光学素子10
が、前記DMD3に対して10°傾いて配置されてい
る。
【0020】前記投写レンズ4の光軸と直交する方向か
ら投写レンズ4側に10°傾いた方向から前記光学素子
10に向けて光を照射するように光源1が配置されてい
る。前記光学素子10を挟んで光源1と反対側には反射
ミラー11が配置されている。また、前記DMD4と前
記光学素子10との間には1/4波長板12がDMD3
の画像表示面と平行に配置されており、また前記光学素
子10と前記反射ミラー11との間には1/4波長板1
3が配置されている。
ら投写レンズ4側に10°傾いた方向から前記光学素子
10に向けて光を照射するように光源1が配置されてい
る。前記光学素子10を挟んで光源1と反対側には反射
ミラー11が配置されている。また、前記DMD4と前
記光学素子10との間には1/4波長板12がDMD3
の画像表示面と平行に配置されており、また前記光学素
子10と前記反射ミラー11との間には1/4波長板1
3が配置されている。
【0021】前記光学素子10における第1の偏光ビー
ムスプリッタ10Aと第2の偏光ビームスプリッタ10
Bとの位置関係は、前記光源1と反射ミラー11とを結
ぶ直線光路上に並んでおり、第1の偏光ビームスプリッ
タ10Aが光源1側に、第2の偏光ビームスプリッタ1
0Bが反射ミラー11側に夫々位置している。
ムスプリッタ10Aと第2の偏光ビームスプリッタ10
Bとの位置関係は、前記光源1と反射ミラー11とを結
ぶ直線光路上に並んでおり、第1の偏光ビームスプリッ
タ10Aが光源1側に、第2の偏光ビームスプリッタ1
0Bが反射ミラー11側に夫々位置している。
【0022】前記第1の偏光ビームスプリッタ10A
は、光源1からの光のうちS波光(第1の偏光光)をD
MD3側に反射し、P波光(第2の偏光光)を第2の偏
光ビームスプリッタ10B側に透過し、またDMD3側
から入射するP波光を投写レンズ4側に透過するように
構成されている。
は、光源1からの光のうちS波光(第1の偏光光)をD
MD3側に反射し、P波光(第2の偏光光)を第2の偏
光ビームスプリッタ10B側に透過し、またDMD3側
から入射するP波光を投写レンズ4側に透過するように
構成されている。
【0023】また、前記第2の偏光ビームスプリッタ1
0Bは、前記第1の偏光ビームスプリッタ10Aを透過
したP波光を反射ミラー11側に透過し、前記反射ミラ
ー11側から入射するS波光をDMD3側に反射し、ま
た前記DMD3側から入射するP波光を投写レンズ4側
に透過するように構成されている。
0Bは、前記第1の偏光ビームスプリッタ10Aを透過
したP波光を反射ミラー11側に透過し、前記反射ミラ
ー11側から入射するS波光をDMD3側に反射し、ま
た前記DMD3側から入射するP波光を投写レンズ4側
に透過するように構成されている。
【0024】この投写型映像表示装置では、光源1から
出射された光11は、コンデンサレンズ7、8により光
束が光学素子10に合致する大きさに絞られた平行光と
なり、円盤型カラーフィルタ2により前述したような時
分割のカラー光に変換された後、光学素子10の第1の
偏光ビームスプリッタ10Aに入射する。
出射された光11は、コンデンサレンズ7、8により光
束が光学素子10に合致する大きさに絞られた平行光と
なり、円盤型カラーフィルタ2により前述したような時
分割のカラー光に変換された後、光学素子10の第1の
偏光ビームスプリッタ10Aに入射する。
【0025】この第1の偏光ビームスプリッタ10Aに
入射した光源から光は、図2に示すように、該第1の偏
光ビームスプリッタ10AによりP波光とS波光とに分
離され、P波光は第2の偏光ビームスプリッタ10B側
に透過し、S波光はDMD3側に反射する。
入射した光源から光は、図2に示すように、該第1の偏
光ビームスプリッタ10AによりP波光とS波光とに分
離され、P波光は第2の偏光ビームスプリッタ10B側
に透過し、S波光はDMD3側に反射する。
【0026】前記第1の偏光ビームスプリッタ10Aで
反射されたS波光は、1/4波長板12を通ってDMD
3の画像表示面のうち一方の半分の面に照射される。こ
の時、前記DMD3に照射される光の光軸は、該DMD
3の画像表示面の法線に対して10°傾斜している。
反射されたS波光は、1/4波長板12を通ってDMD
3の画像表示面のうち一方の半分の面に照射される。こ
の時、前記DMD3に照射される光の光軸は、該DMD
3の画像表示面の法線に対して10°傾斜している。
【0027】前記DMD3の微小鏡面素子31により反
射された光のうち画像を構成するための有効光は前記1
/4波長板を通って第1の偏光ビームスプリッタ10A
に入射する。この第1の偏光ビームスプリッタ10Aに
入射する光は、S波光がDMD3への入、出射時に2
回、1/4波長板12を通った光であるため、90°偏
光方向が回転され、P波光となっている。
射された光のうち画像を構成するための有効光は前記1
/4波長板を通って第1の偏光ビームスプリッタ10A
に入射する。この第1の偏光ビームスプリッタ10Aに
入射する光は、S波光がDMD3への入、出射時に2
回、1/4波長板12を通った光であるため、90°偏
光方向が回転され、P波光となっている。
【0028】前記第1の偏光ビームスプリッタ10Aに
入射したP波光よりなる有効光は、該第1のビームスプ
リッタ10Aを通過して、投写レンズ4に入射する。一
方、前記第1の偏光ビームスプリッタ10Aに入射した
光源光のうち、該第1の偏光ビームスプリッタ10Aを
通過し、第2の偏光ビームスプリッタ10B側に入射し
たP波光は、1/4波長板13を通って反射ミラー11
で反射される。この反射ミラー11で反射された光は、
1/4波長板13を通って第2の偏光ビームスプリッタ
10Bに入射する。この第1の偏光ビームスプリッタ1
0Aに入射する光は、P波光が反射ミラー11への入、
出射時に2回、1/4波長板12を通った光であるた
め、90°偏光方向が回転され、S波光となっている。
入射したP波光よりなる有効光は、該第1のビームスプ
リッタ10Aを通過して、投写レンズ4に入射する。一
方、前記第1の偏光ビームスプリッタ10Aに入射した
光源光のうち、該第1の偏光ビームスプリッタ10Aを
通過し、第2の偏光ビームスプリッタ10B側に入射し
たP波光は、1/4波長板13を通って反射ミラー11
で反射される。この反射ミラー11で反射された光は、
1/4波長板13を通って第2の偏光ビームスプリッタ
10Bに入射する。この第1の偏光ビームスプリッタ1
0Aに入射する光は、P波光が反射ミラー11への入、
出射時に2回、1/4波長板12を通った光であるた
め、90°偏光方向が回転され、S波光となっている。
【0029】この第2の偏光ビームスプリッタ10Bに
入射するS波光は、該第2の偏光ビームスプリッタ10
BでDMD3側に反射される。前記第2の偏光ビームス
プリッタ10Bで反射されたS波光は、1/4波長板1
2を通ってDMD3の画像表示面のうち他方の半分の面
に照射される。この時、前記DMD3に照射される光の
光軸は、該DMD3の画像表示面の法線に対して10°
傾斜している。
入射するS波光は、該第2の偏光ビームスプリッタ10
BでDMD3側に反射される。前記第2の偏光ビームス
プリッタ10Bで反射されたS波光は、1/4波長板1
2を通ってDMD3の画像表示面のうち他方の半分の面
に照射される。この時、前記DMD3に照射される光の
光軸は、該DMD3の画像表示面の法線に対して10°
傾斜している。
【0030】前記DMD3の微小鏡面素子31により反
射された光のうち画像を構成するための有効光は前記1
/4波長板を通って第2の偏光ビームスプリッタ10B
に入射する。この第2の偏光ビームスプリッタ10Bに
入射する光は、S波光がDMD3への入、出射時に2
回、1/4波長板12を通った光であるため、90°偏
光方向が回転され、P波光となっている。
射された光のうち画像を構成するための有効光は前記1
/4波長板を通って第2の偏光ビームスプリッタ10B
に入射する。この第2の偏光ビームスプリッタ10Bに
入射する光は、S波光がDMD3への入、出射時に2
回、1/4波長板12を通った光であるため、90°偏
光方向が回転され、P波光となっている。
【0031】前記第2の偏光ビームスプリッタ10Bに
入射したP波光よりなる有効光は、該第1のビームスプ
リッタ10Bを通過して、投写レンズ4に入射する。こ
のようにDMD3の画像表示面のうち一方の半分の画像
表示面の微小鏡面素子により反射された有効光は、第1
の偏光ビームスプリッタ10Aを通って投写レンズ4に
入射し、他方の半分の画像表示面の微小鏡面素子により
反射された有効光は、第2の偏光ビームスプリッタ10
Bを通って投写レンズ4に入射し、これらの光が合成さ
れて投写レンズ4によりスクリーン(図示せず)に映像
が投影される。
入射したP波光よりなる有効光は、該第1のビームスプ
リッタ10Bを通過して、投写レンズ4に入射する。こ
のようにDMD3の画像表示面のうち一方の半分の画像
表示面の微小鏡面素子により反射された有効光は、第1
の偏光ビームスプリッタ10Aを通って投写レンズ4に
入射し、他方の半分の画像表示面の微小鏡面素子により
反射された有効光は、第2の偏光ビームスプリッタ10
Bを通って投写レンズ4に入射し、これらの光が合成さ
れて投写レンズ4によりスクリーン(図示せず)に映像
が投影される。
【0032】上述のような本実施例の投写型映像表示装
置では、第1、第2の偏光ビームスプリッタ10A、1
0Bとからなる光学素子10、反射ミラー11により、
DMD3の画像表示面の法線方向に対して略直交する角
度より出射された光源1からの光のうちS波光をDMD
3に照射し、該DMD3によりの微小鏡面素子31によ
り反射された有効光を1/4波長板12によりP波光に
変換して、前記光学素子10を通して前記DMD3の正
面に位置する投写レンズ4に入射させる構成であるの
で、光源系の光軸と投写レンズ系の光軸とが略直交する
方向となるので、投写レンズ4をDMD3に近づけて配
置しても光源1からの光の影響を受けることは無く、投
写レンズ4のバックフォーカスを小さくすることが出来
る。
置では、第1、第2の偏光ビームスプリッタ10A、1
0Bとからなる光学素子10、反射ミラー11により、
DMD3の画像表示面の法線方向に対して略直交する角
度より出射された光源1からの光のうちS波光をDMD
3に照射し、該DMD3によりの微小鏡面素子31によ
り反射された有効光を1/4波長板12によりP波光に
変換して、前記光学素子10を通して前記DMD3の正
面に位置する投写レンズ4に入射させる構成であるの
で、光源系の光軸と投写レンズ系の光軸とが略直交する
方向となるので、投写レンズ4をDMD3に近づけて配
置しても光源1からの光の影響を受けることは無く、投
写レンズ4のバックフォーカスを小さくすることが出来
る。
【0033】また、第1の偏光ビームスプリッタ10A
で分離されたP波光も反射ミラー11、1/4波長板1
3によりS波光に変換された後、第2の偏光ビームスプ
リッタ10Bで反射されて、DMD3に向かうため、最
終的には、光源1からの光はS波光、P波光の両方がD
MD3に入射されることになり、偏光ビームスプリッタ
による投写映像の輝度の低下は防止される。
で分離されたP波光も反射ミラー11、1/4波長板1
3によりS波光に変換された後、第2の偏光ビームスプ
リッタ10Bで反射されて、DMD3に向かうため、最
終的には、光源1からの光はS波光、P波光の両方がD
MD3に入射されることになり、偏光ビームスプリッタ
による投写映像の輝度の低下は防止される。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、投写レンズのバックフ
ォーカスを小さくすることにより、小型化に適した投写
型映像表示装置を提供し得る。
ォーカスを小さくすることにより、小型化に適した投写
型映像表示装置を提供し得る。
【0035】また、本発明によれば、上述の効果に加
え、光学素子による輝度の低下も防止される。
え、光学素子による輝度の低下も防止される。
【図1】本発明の投写型映像表示装置の構成を示す図で
ある。
ある。
【図2】本発明の投写型映像表示装置におけるプリズム
内の光路を示す図である。
内の光路を示す図である。
【図3】DMDを用いた投写型映像表示装置の概略構成
を示す図である。
を示す図である。
【図4】DMDの微小鏡面素子の基本動作を示す図であ
る。
る。
【図5】従来の投写型映像表示装置の構成を示す図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 光源 3 DMD(鏡面反射型光変調器) 31 微小鏡面素子 4 投写レンズ 10 光学素子 10A 第1の偏光ビームスプリッタ 10B 第2の偏光ビームスプリッタ 11 反射ミラー(反射板) 12、13 1/4波長板
Claims (4)
- 【請求項1】 映像を構成する画素に応じて複数の微小
鏡面素子が配置されている鏡面反射型光変調器に光源か
らの光を照射すると共に、前記鏡面反射型変調器を映像
データに応じて変調し、前記微小鏡面素子により反射さ
れる有効光を投写レンズより投写して映像を表示する投
写型映像表示装置において、前記鏡面反射型変調器の前
方に、光源からの光を第1偏光光と、該第1偏光光に対
して偏光軸の方向が90°異なる第2偏光光とに分離す
る偏光ビームスプリッタよりなる光学素子を配置し、前
記第1偏光光を前記鏡面反射型変調器に照射し、該鏡面
反射型変調器の微小鏡面素子により反射された有効光を
前記光学素子を通して投写レンズに入射させることを特
徴とする投写型映像表示装置。 - 【請求項2】 前記鏡面反射型変調器と前記光学素子と
の間に、1/4波長板を配置したことを特徴とする請求
項1記載の投写型映像表示装置。 - 【請求項3】 前記鏡面反射型変調器とは別方向に向か
う第2偏光光を反射する反射板を配置し、該反射板と前
記光学素子との間に1/4波長板を配置したことを特徴
とする請求項1または2記載の投写型映像表示装置。 - 【請求項4】 前記光学素子を第1の偏光ビームスプリ
ッタと第2の偏光ビームスプリッタとで構成し、前記光
源からの光を前記第1の偏光ビームスプリッタにより前
記光源から光を第1偏光光と第2偏光光とに分離し、そ
のうち第1偏光光を前記鏡面反射型変調器側に向かわ
せ、第2偏光光を前記反射板側に向かわせ、該反射板か
らの反射光を前記第2の偏光ビームスプリッタにより前
記鏡面反射型変調器に向かわせることを特徴とする請求
項3記載の投写型映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035029A JPH09230258A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 投写型映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035029A JPH09230258A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 投写型映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09230258A true JPH09230258A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12430645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8035029A Pending JPH09230258A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 投写型映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09230258A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003504696A (ja) * | 1999-07-19 | 2003-02-04 | アイマックス コーポレイション | 画像投影システム |
US6734628B2 (en) | 2000-05-31 | 2004-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Discharge lamp, lamp unit and image display apparatus |
JP2009025514A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Konica Minolta Opto Inc | 画像投影装置 |
JP2012159556A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 画像投影装置 |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP8035029A patent/JPH09230258A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003504696A (ja) * | 1999-07-19 | 2003-02-04 | アイマックス コーポレイション | 画像投影システム |
JP4817570B2 (ja) * | 1999-07-19 | 2011-11-16 | アイマックス コーポレイション | 画像投影システム |
US6734628B2 (en) | 2000-05-31 | 2004-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Discharge lamp, lamp unit and image display apparatus |
JP2009025514A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Konica Minolta Opto Inc | 画像投影装置 |
JP2012159556A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 画像投影装置 |
US8864315B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-10-21 | Konica Minolta Opto, Inc. | Image projection apparatus |
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