JP2978171B2 - 屋根の改修 - Google Patents
屋根の改修Info
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Description
水改修方法及びその構造に関するものである。
2に示すように野地板1に上下方向のかわら棒(真木)
2を横方向に所要間隔に固着し、そのかわら棒2間にト
タンなどの金属板3を固着するとともに、その金属板3
の側縁をかわら棒2に沿って立ち上げ、上ぶた3aをか
わら棒2に被せて、金属板3側縁と上ぶた側縁をはぜ継
ぎした構造である。
すると、例えば、図12に示すように塩化ビニール(P
VC)などの防水シートPを屋根全面に貼着して防水改
修する手段が構じられる。
るが(図10参照)、この屋根構造においても、折板等
が劣化すると、同様に、防水シートを屋根全面に貼着し
て防水改修する。
根(金属板3、上ぶた3a、折板)上面と防水シートP
裏面にそれぞれ接着剤を塗布して防水シートPを貼着し
ており、その作業が非常に煩雑であるうえに、防水シー
トPを屋根にぴったり沿って張るには、シートPが、一
旦、貼着すると動きにくい等の点から、非常に熟練を必
要とする。
て、例えば特開平4−254649号公報などで開示の
電磁誘導加熱によってそのシートPの固定を行うものが
ある。
要位置に導体片をビス(アンカー)止めし、この導体片
を介在して防水シートPを下地上に置き、各導体片上に
おいて、溶着工具による電磁誘導によって導体片を発熱
させ、この発熱により、導体片上面の熱溶着材層を溶か
して防水シートPを導体片に接着し、この導体片、ビス
を介して防水シートPを下地に固定する(図1、図10
参照)。
を下地上面にぴったり当てがった後、その接着作業を行
い得るため、作業性もよく、比較的に熟練を要しない。
防水改修を容易に行い得るようにすることを課題とす
る。
に、この発明にあっては、まず、かわら棒又は折板の凸
部の所要位置に、その棒(凸部)を跨ぐように補強片を
嵌めてビス止めすることとしたのである。この補強片に
より、仮に、かわら棒等が朽ていても、その補強がなさ
れて、後述の防水シートの取付土台となり得る。
の固着片を介し防水シートをかわら棒等に固定して屋根
全面に張設することとしたのである。固着片は補強片を
介して補強されたかわら棒等に固定されるため、安定し
たものとなり、その安定した固着片により防水シートを
屋根面から絶縁して(接着せず)張設するため、その張
設作業も容易となる。
補強片(かわら棒)等への固着は、固着片を導体とする
とともにその上面に熱溶着材層を有するものとし、その
固着片に防水シートを被せて電磁誘導により固着片を加
熱させて前記熱溶着材層を溶かして接着することとした
り、補強片上に防水シートを被せ、その上から固着片を
防水シートを介在して補強片にビス止めすること等を採
用し得る。後者では、固着片のビスが防水シートを貫通
するため、防水シート片でその防水処理を行う。
後、屋根全面に断熱材を敷設し、その断熱材を介在し
て、防水シートを張設するようにすることもできる。こ
のように断熱材を介在すれば、屋根の断熱効果が向上す
る。
の長さを、上記固着片の同長さ方向の長さより長くし
て、補強片に一の固着片がビス止めされた後、さらに他
の固着片をビス止めし得るようにすれば、上述の改修を
した後、その防水シートが劣化して再改修する際、補強
片に再度固着片をビス止めすることができ、そのビス止
めした固着片に防水シートを再固定すれば再改修を行う
ことができる。
従来と同様に、野地板1に上下方向のかわら棒2を横方
向に固着し、そのかわら棒2間にトタンなどの金属板3
を固着するとともに、その金属板3の側縁をかわら棒2
に沿って立ち上げ、上ぶた3aをかわら棒2に被せて、
金属板3側縁と上ぶた3a側縁をはぜ継ぎした金属板か
わら棒ぶき屋根構造である。
製補強片4が跨ぐように嵌めてビス5により止められて
いる。この補強片4の位置は、後述の防水シートPの固
定位置に応じて適宜な所要位置に必要数を決定する。全
ての補強片4をビス止め後、かわら棒2間全面に断熱材
6aを補強片4上面と面一となるように敷設し、その上
にさらに断熱材6bを敷設する。上側の断熱材6bは図
3に示すように省くことができ、断熱材6a、6b相互
間及び断熱材6aと金属板3との間には接着剤を介在す
るとよい。断熱材6a、6bにはポリスチレンなどを採
用する。
強片4にビス8でもって止着し、このビス8により、導
体片7とともに断熱材6bをかわら棒2に固定する。導
体片7は、かわら棒2に固定するのみならず、かわら棒
2間の適宜な位置に、防水シートPの固定強度を考慮し
てビス止めする。このビス止めによって、断熱材6a、
6bが屋根(金属板3、野地板1)に固定される。
のロール状PVCシートをその側縁で接合して、屋根
(野地板1)上面と同形の防水シートPを作り、前記導
体片7が取り付けられた金属板3上に、その防水シート
Pを置いて十分な位置決めやカッティングによる微調整
を行い、防水シートP上から、各導体片7上に溶着工具
を当てる。この溶着工具は内部に誘導コイルが設けられ
ており、誘導コイルは、交番電流により励磁され、その
発生磁界の電磁誘導作用により、導体片7にうず電流を
生じさせる。このため、導体片7はうず電流損により発
熱し、上面の接着性樹脂aが溶けて、防水シートPを接
着する。
導体片7を断熱材6a、6b又は6aの4隅に跨がるよ
うに止着すると、断熱材の動きを阻止し得る。
設けずに、金属板3、上ぶた3a上に防水シートPを直
接に張設したものであり、補強片4に導体片7を直接に
ビス止めし、その上に、電磁誘導加熱により防水シート
Pを固定する。
代えて、補強片4上に防水シートPを被せ、その上から
固着片(導体片)7をビス8により防水シートPを貫通
させて補強片4(かわら棒2)に固定して、防水シート
Pを張設したものである。このとき、固着片7の裏面に
は接着剤を介在することができ、固着片7には防水シー
ト片9を被せて接着し、ビス貫通部の防水を行う。この
固着方法でも断熱材6a、6bを介在し得ることは勿論
である。
すように補強片4を長くして複数の固着片7をビス止め
し得るようにすれば、例えば、図7のごとく、補強片4
の中央に固着片7をビス止めして改修をした後、経年に
より再改修が必要になったとき、図8のごとく、補強片
4の手前側に固着片7をビス止めすることにより再改修
を行い得る。さらに、再改修するには、図9に示すよう
に補強片4の後側に固着片7をビス止めして再改修をす
る。この再改修の回数は補強片4の強度によるため、そ
の改修し得る回数を考慮して、その回数の数の固着片7
を固定し得る補強片4の長さとする。この再改修は、図
1、図3、図5、図6に示す実施例の改修のいずれでも
採用し得ることは勿論である。
根ではなく、折板屋根の改修に係るものであり、折板1
2の凸部に補強片4を跨ぐようにビス5止めし、その上
に、断熱材6bを敷設して導体片7を介しビス8止め
し、その後、防水シートPを張設したものである。この
折板屋根でも、凸部間(凹部内)に断熱材6aを介在す
ることができ、また、図5、6の実施例のごとく、断熱
材を省き、防水シートPを折板12に沿わせる等の構成
とすることができ、図7乃至図9の再改修の構成も採用
し得る。
板かわら棒ぶき屋根等の防水改修を容易にかつ強固に行
うことができる。また、屋根重量の増加も極力抑えるこ
とができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 かわら棒2又は折板12の凸部の所要位
置に、その棒2又は折板凸部を跨ぐように補強片4が嵌
めてビス止めされ、この補強片4に防水シート固着用固
着片7がビス止めされ、屋根全面に亘ってその全面を被
う防水シートPが前記固着片7に固定されて張られてい
ることを特徴とする金属板屋根の改修構造。 - 【請求項2】 上記補強片4のかわら棒2又は折板凸部
の長さ方向の長さが、上記固着片7の同長さ方向の長さ
より長くされて、補強片4に一の固着片7がビス止めさ
れた後、さらに他の固着片7をその補強片4にビス止め
し得るようになっており、前者の固着片7に固定して防
水シートPが張られた後、後者の固着片7に固定して前
記防水シートPの上にさらに防水シートPが張られてい
ることを特徴とする請求項1に記載の金属板屋根の改修
構造。 - 【請求項3】 上記屋根全面に断熱材6a、6bが敷設
され、その断熱材6bを介在して、上記固着片7が上記
補強片4にビス止めされていることを特徴とする請求項
1又は2に記載の金属板屋根の改修構造。 - 【請求項4】 かわら棒2又は折板12の凸部の所要位
置に、その棒2又は折板凸部を跨ぐように補強片4を嵌
めてビス止めし、この補強片4に防水シート固着用固着
片7をビス止めするとともに、屋根全面に亘ってその全
面を被うように防水シートPを前記固着片7に固定して
張設することを特徴とする金属板屋根の改修方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の金属板屋根の改修方法に
おいて、上記補強片4のビス止め後、屋根全面に断熱材
6a、6bを敷設し、その断熱材6bを介在して、上記
固着片7を補強片4にビス止めすることを特徴とする金
属板屋根の改修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10341735A JP2978171B2 (ja) | 1997-12-01 | 1998-12-01 | 屋根の改修 |
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JP9-330276 | 1997-12-01 | ||
JP10341735A JP2978171B2 (ja) | 1997-12-01 | 1998-12-01 | 屋根の改修 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11222979A JPH11222979A (ja) | 1999-08-17 |
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JP10341735A Expired - Fee Related JP2978171B2 (ja) | 1997-12-01 | 1998-12-01 | 屋根の改修 |
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JP (1) | JP2978171B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102259682B1 (ko) * | 2020-09-08 | 2021-06-01 | 주식회사 현대엘앤씨 | 내풍압성이 강화되고 누수위험성이 감소한 장폭 지붕재 시트의 설치방법 |
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JP4850227B2 (ja) * | 2008-11-04 | 2012-01-11 | 株式会社エムビーエス | 緑化システムおよび緑化パネルの取付方法 |
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JP6494209B2 (ja) * | 2014-08-05 | 2019-04-03 | アーキヤマデ株式会社 | 瓦棒補助具 |
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-
1998
- 1998-12-01 JP JP10341735A patent/JP2978171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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