JP2977730B2 - フィルム自動現像装置、それを用いた画像処理装置およびそれに用いるセル構造体 - Google Patents

フィルム自動現像装置、それを用いた画像処理装置およびそれに用いるセル構造体

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JP2977730B2
JP2977730B2 JP6315915A JP31591594A JP2977730B2 JP 2977730 B2 JP2977730 B2 JP 2977730B2 JP 6315915 A JP6315915 A JP 6315915A JP 31591594 A JP31591594 A JP 31591594A JP 2977730 B2 JP2977730 B2 JP 2977730B2
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晴夫 小谷
徳貞 大西
正 岩佐
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NISHIMOTO SANGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルム自動現像装置に
関する。さらに詳しくは、現像部、定着部および水洗部
の構成が簡素化されるとともに、使用薬液量が著しく低
減されてなるフィルム自動現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、医療現場においてはX線撮影
がなされた銀塩フィルム(以下、単にフィルムとい
う)、あるいはCTやMRIなどのデジタル画像が焼付
けられたフィルムは、図5に示すような、現像部d、定
着部t、水洗部wおよび乾燥部kが横一列状に配置され
た自動現像装置gにより、現像、定着、水洗および乾燥
がなされている。かかる従来の自動現像装置gにおける
現像部dは、内容積が5〜10リットル程度のボックス
状の現像液タンクd1内に、フィルムFを搬送するため
のローラー群r1およびフィルム反転用のドラムhが配
設された構成とされている。そして、露光がなされたフ
ィルムFは、この現像液タンクd1の正面上部に設けら
れているフィルム搬入口d2から現像液が充填されてい
るタンクd1内に搬入され、タンクd1内を前記ローラー
群r1により下方に搬送され、底部に設けられた反転ド
ラムhにより反転され、再びローラー群r1により上方
に搬送される間に現像がなされるようにされている。こ
のようにして現像がなされたフィルムFは、後面上部に
設けられているフィルム搬出口d3より隣接されている
定着部tに移送される。
【0003】この定着部tの構成は前記現像部dと同様
とされ、正面上部に設けられているフィルム搬入口t2
から定着液が充填されている定着液タンクt1内をフィ
ルムFが下降および上昇させられる間に所定の定着がな
されるようにされている。このようにして定着がなされ
たフィルムFは、後面上部に設けられているフィルム搬
出口t3より隣接されている水洗部wに移送される。
【0004】この水洗部wは、ボックス状の水洗タンク
1内に、フィルムFを搬送するためのローラー群r2
よびフィルムFを水洗するためのスプレイノズルs,s
が配設された構成とされている。そして、フィルムFは
正面上部に設けられているフィルム搬入口w2から水洗
タンクw1内に搬入され、同タンクw1内を前記ローラー
群r2により降下させられる間に、スプレイノズルs,
sにより水が噴射されて水洗がなされるようにされてい
る。このようにして水洗がなされたフィルムFは、後面
下部に設けられているフィルム搬出口w3より隣接して
いる乾燥部kに移送され、そこで乾燥された後、乾燥部
kのフィルム搬出口k1に臨ませて設けられているトレ
イ(図示せず)に搬出される。
【0005】しかしながら、従来の自動現像装置gの現
像部d、定着部tおよび水洗部wは次のような問題点を
有しているために、医療関係者より改善が熱望されてい
る。
【0006】容量の大きな現像液タンクd1および定
着液タンクt1を必要とするので、現像液および定着液
が多量に必要である。
【0007】多量の現像液および定着液を35℃前後
の所定温度に維持しなければならないので、電力消費量
が多い。
【0008】多数のローラーからなるローラー群
1,r2によりフィルムFを搬送しているので、フィル
ムFに傷がつきやすい。
【0009】一旦停止すると多量の現像液および定着
液を所定温度にまで昇温しなければならないので、迅速
な再起動がなしえない。当然のことながら、起動にも相
当の時間を要し、迅速な起動はなしえない。
【0010】多数のローラーからなるローラー群
1,r2を用いているので、消費動力が大きい。
【0011】容積の大きなタンクd1,t1および多数
のローラーを用いているので、装置が大型化するととも
に、重量の増大およびコストの増大を招来している。
【0012】多数のローラーを用いているために、メ
ンテナンスが煩雑である。
【0013】現像部dと定着部tとの縁切りが悪く現
像液が定着液に混入しやすいために、定着液の劣化が促
進される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、現像部、定着
部および水洗部の容積が減少させられるとともに、ロー
ラーの本数も減少させられてなるフィルム自動現像装置
を提供することを主たる目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム自動現
像装置は、現像部と定着部と水洗部とを有するフィルム
自動現像装置において、現像部、定着部および水洗部の
それぞれが、一対の搬入ローラーを有するフィルム搬入
部と一対の搬出ローラーを有するフィルム搬出部とを備
える、所定の間隔を設けて配設されている凹面状にわん
曲している上側セル板と下側セル板とを有するセル構造
体とされてなり、前記セル構造体の一方の側面の中央部
に流体供給部が配設され、前記セル構造体の他方の側面
の中央部に流体排出部が配設され、前記セル構造体の内
部に一方の側面に対向している一方の分散板および他方
の側面に対向している他方の分散板からなる一対の分散
板が所定の間隔を設けて配設されてなることを特徴とす
る。
【0016】ここで、前記現像部から搬出されたフィル
ムは、該現像部に対応させて配設されている反転部によ
り反転させられて前記定着部に搬入され、該定着部から
搬出されたフィルムが該定着部に対応させて配設されて
いる反転部により反転させられて前記水洗部に搬入され
る。
【0017】本発明のフィルム自動現像装置において
は、前記現像部、定着部および水洗部が、下から所定の
間隔を設けてこの順で積層されてなるのが好ましく、前
記フィルム搬入部およびフィルム搬出部にフィルムガイ
ド部が設けられてなるのが好ましい。
【0018】 また、本発明のフィルム自動現像装置に
おいては、前記セル構造体に薬液循環ラインが接続さ
れ、該循環ラインにより現像液または定着液が循環させ
られてなるのが好ましく、さらに前記薬液循環ラインに
薬液の温度調節手段が介装されたり、薬液補給ラインが
接続されてなるのが好ましい。
【0019】
【作用】レーザ写真装置により潜像が形成されたフィル
ムは、まず搬送ユニットによりフィルム自動現像装置の
セル構造体からなる現像部に搬入される。ついで、フィ
ルムは、この現像部でセル構造体内をフィルム搬送方向
と直角方向に流れている現像液によりセル本体内を搬送
中に現像される。この現像がなされたフィルムは、この
現像部に対応させて配設されている反転部により反転さ
れるとともに、同反転部による反転中に現像液の大部分
が除去される。ついでフィルムは、同じくセル構造体か
らなる定着部に搬入され、この定着部でセル構造体内を
フィルム搬送方向と直角方向に流れている定着液により
定着される。この定着がなされたフィルムは、この定着
部に対応させて配設されている反転部により反転される
とともに、同反転部による反転中に定着液の大部分が除
去される。ついでフィルムは、同じくセル構造体からな
る水洗部に搬入され、この水洗部でセル構造体内をフィ
ルム搬送方向と直角方向に流れている水洗水により水洗
される。
【0020】一方、フィルムを現像して現像部から排出
された現像液は、循環ラインにより現像部に循環される
とともに、この循環ラインに設けられている温度調節装
置により現像液は所定温度に維持されている。また、現
像液の量が減少すると、循環ラインに接続されている補
給ラインにより現像液が補給される。同様に、定着液も
循環ラインにより温度調節および適当に補給がなされな
がら循環される。
【0021】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0022】本発明の一実施例のフィルム自動現像装置
が搭載されている医療用画像処理装置の概略図を図1に
示し、同フィルム自動現像装置Gは、現像部D、定着部
Tおよび水洗部Wが、所定の間隔を設けてこの順で下か
ら階層構造状に積層されてなるものであり、上方に設け
られているレーザ写真装置Mにより写真撮影がなされた
フィルムの自動現像をなすものである。なお、このフィ
ルム自動現像装置Gは、下方に設けられている制御装置
により所定の制御がなされている。
【0023】 このフィルム自動現像装置Gの現像部D
に用いられている現像処理機構10のフィルム搬送方向
の断面図を図2に示し、またフィルム搬送方向と直角方
向の断面図を図3に示してある。同図から明らかなよう
に、同現像処理機構10は、所定の間隔を設けて配設さ
れている凹面状にわん曲している、すなわち逆かまぼこ
状の曲面とされている上側セル板および下側セル板を有
するセル構造体本体11と、この本体11の前部に配設
されたフィルム搬入ローラー対12を有するフィルム搬
入部13と、この本体11の後部に配設されたフィルム
搬出ローラー対14を有するフィルム搬出部15とを主
要部としてなる。そして、レーザ写真装置Mにより潜像
が形成されたフィルムFは、フィルム搬入部13に設け
られているフィルム搬入ローラー対12によりセル構造
体本体11内に搬入され、ついでセル構造体本体11内
に充填されている現像液により所定の現像がなされた
後、後部のフィルム搬出部15に設けられているフィル
ム搬出ローラー対14により現像部Dから搬出される。
【0024】ここで、この現像処理機構10へのフィル
ムFの搬入を円滑にするために、本体11を構成してい
る下側セル板111のフィルム搬入ローラー対12の下
側を覆っている、半円状部分112の先端から前方にフ
ィルムガイド部16が設けられている。このフィルムガ
イド部16は、先端の水平板161と、この水平板16
1の後端に接続されている下り勾配のスロープ162と
からなっている。そして、このスロープ162の後端は
前記下側セル板111の半円状部分112の先端に接合
されている。また、フィルム搬出部15にも同様な構成
とされているフィルムガイド部17が設けられて、フィ
ルムFが円滑に搬出されるようにされている。
【0025】なお、この本体11のわん曲は、本体11
内に現像液を充填した場合に、フィルムの円滑な搬入、
搬送および搬出が確保できるととも、充填されている現
像液がこぼれない程度とされている。すなわち、ゆるや
かな曲面とされている。
【0026】さらに、このセル構造体本体11の側面1
14の中央部には、本体11内に現像液を供給するため
の現像液供給口18が設けられており、その反対側の側
面115の中央部には本体11内から現像液を排出する
ための現像液排出口19が設けられている。そして、こ
の現像液供給口18には現像液循環ポンプ20の吐出側
からの現像液供給配管21が接続され、また現像液排出
口19には循環ポンプ20の吸い込み側への現像液戻り
配管22が接続されている。図4はかかる循環ラインの
ブロック図である。図4に示すように、現像液戻り配管
22には温度検出調節装置23を有する熱交換器(加熱
器)24が介装されていて、現像液の温度が所定温度
(32〜36℃程度)に維持されるようにされている。
また、現像液供給配管21には現像液補給タンク25か
らの補給配管26が接続されていて、現像液が減少した
場合に同補給配管26に介装されている補給ポンプ27
により現像液が補充できるようにされている。このよう
な構成とされているので、セル構造体本体11内部には
フィルム搬送方向と直角方向に現像液の流れが形成さ
れ、それによりフィルムFは常に新鮮な現像液と接触す
るようにされている。なお、この流れを均一なものとす
るために、本体11内には側面114,115に対向さ
せて現像液分散板116,117が所定の間隔を設けて
配設されている(図3参照)。
【0027】このように、本実施例においては現像液タ
ンクをセル構造体10とするとともに、このセル11内
をフィルム搬送方向に対し直角方向に現像液が流れるよ
うにしているので、使用する現像液量を0.5リットル
程度とすることができる。これは、前記従来のフィルム
自動現像装置の使用現像液量の1/10〜1/20程度
である。また、使用現像液の量が減少しているので、そ
の分現像部Dの重量も減少する。さらに、開口部がフィ
ルム搬入部13とフィルム搬出部ともスリット状開口1
31,151とされているので、開口部からの現像液の
蒸発も著しく低減される。
【0028】この現像部Dで現像がなされたフィルムF
は、この現像処理機構10のフィルム搬出部15にフィ
ルム搬入部30aを臨ませて斜め上方に配設されている
反転部Rのフィルム反転機構30により反転させられ
て、現像部Dの上方に位置している定着部Tに搬入され
る。この反転部Rは、反転ドラム31とこの反転ドラム
31に当接されている3個のローラー32,32,32
とからなり、このローラー32,32,32のうち1個
は反転ドラム31を回転させる駆動用ローラー33とさ
れている。そして、ローラー32の1つは下方の現像部
Dから搬出されてくるフィルムFを取り込める位置に配
設されてフィルム搬入部30aを構成し、また他の1つ
は現像部Dの上方に位置している定着部Tのフィルム搬
入部43にフィルムFが搬入できる位置に配設されてフ
ィルム搬出部30bを構成している。なお、ここでは駆
動用ローラー33により反転ドラム31を回転させるよ
うにしたが、反転ドラム31自体を回転させるようにし
てもよい。このように構成された反転部Rによりフィル
ムFを定着部Tに搬入させているので、フィルムFに付
着している現像液の除去が充分になされ、現像液の定着
部Tへの混入を最小限に抑えることができる。
【0029】この定着部Tに用いられている定着処理機
構40も前記現像処理機構10と同様の構成とされてい
る。すなわち、凹面状にわん曲しているセル構造体本体
41と、この本体41の前部に配設されたフィルム搬入
ローラー対42を有するフィルム搬入部43と、この本
体11の後部に配設されたフィルム搬出ローラー対44
を有するフィルム搬出部45とを主要部としてなる。そ
して、前記現像部Dにより現像がなされたフィルムF
は、フィルム搬入部43に設けられているフィルム搬入
ローラー対42によりセル構造体本体41内に搬入さ
れ、ついでセル構造体本体41内に充填されている定着
液により所定の定着がなされた後、後部のフィルム搬出
部45に設けられているフィルム搬出ローラー対44に
より定着部Tから搬出される。
【0030】このように、本実施例においては定着液タ
ンクもセル構造体40とするとともに、このセル41内
をフィルム搬送方向に対し直角方向に定着液が流れるよ
うにしているので、使用する定着液量を0.5リットル
程度とすることができる。これは、前記従来のフィルム
自動現像装置の使用定着液量の1/10〜1/20程度
である。また、使用定着液の量が減少するので、その分
定着部Tの重量も減少する。さらに、開口部がフィルム
搬入部43とフィルム搬出部45ともスリット状開口4
31,451とされているので、開口部からの定着液の
蒸発も著しく低減される。
【0031】この定着部Tで定着がなされたフィルムF
は、この定着処理機構40のフィルム搬出部45にフィ
ルム搬入部30aを臨ませて斜め上方に配設されている
反転部Rのフィルム反転機構30により反転させられ
て、定着部Tの上方に位置している水洗部Wに供給され
る。この水洗部Wに用いられている水洗処理機構50も
前記現像処理機構10や定着処理機構40と同様の構成
とされている。すなわち、凹面状にわん曲しているセル
構造体本体51と、この本体51の前部に配設されたフ
ィルム搬入ローラー対52を有するフィルム搬入部53
と、この本体51の後部に配設されたフィルム搬出ロー
ラー対54を有するフィルム搬出部55とを主要部とし
てなる。そして、前記定着部Tにより定着がなされたフ
ィルムFは、フィルム搬入部53に設けられているフィ
ルム搬入ローラー対52によりセル構造体本体51内に
搬入され、ついでセル構造体本体51内に充填されてい
る水により所定の水洗がなされた後、後部のフィルム搬
出部55に設けられているフィルム搬出ローラー対54
により水洗部Wから搬出される。ただし、水洗後の水は
循環させることなく、必要に応じて適当な中和処理等が
なされた後、ピット等に排出される。
【0032】しかして、水洗後のフィルムFは後続の乾
燥部Kにより所定の乾燥がなされた後、例えば収容部に
保持される。
【0033】なお、前記実施例においては、現像部、定
着部および水洗部を下からこの順で積層したが、上から
この順で積層してもよい。ただし、上部にレーザ写真装
置が設けられている場合には、本実施例のように積層さ
れるのが、フィルムの円滑な搬入を担保できるので好ま
しい。
【0034】以上、本発明を医療用フィルムの自動現像
装置に適用した場合を例に取り説明してきたが、本発明
の適用は医療用フィルム現像処理のみに限定されるもの
ではなく、各種のフィルムの現像装置に適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述してきたように、本発明によれ
ば次のような優れた効果が得られる。
【0036】(1)使用する現像液および定着液の量を
著しく減少させることができるので、現像液および定着
液を一定温度に維持するために消費する電力等を著しく
低減できる。
【0037】(2)使用する現像液および定着液の量が
著しく減少しているので、迅速な起動がなしえる。
【0038】(3)使用するローラーは現像部、定着部
および水洗部のそれぞれにおいて、フィルム搬入部およ
び搬出部のみでよいので、その本数を著しく減少させる
ことができる。
【0039】(4)使用するローラーの本数が著しく減
少しているので、ローラー駆動用の動力を著しく低減で
きる。
【0040】(5)使用するローラーの本数が著しく減
少しているので、フィルムの搬送中における損傷のおそ
れを著しく低減できる。
【0041】(6)使用するローラーの本数が著しく減
少しているので、メンテナンスが著しく簡素化される。
【0042】(7)使用する現像液および定着液の量が
著しく減少していること、および使用するローラーの本
数が著しく減少していることにより、フィルム自動現像
装置を小型・軽量化できる。
【0043】(8)現像後のフィルムを反転ドラムとこ
のドラムに当接しているローラーとからなる反転部によ
り反転させて定着部に搬入しているので、現像液が混入
することによる定着液の劣化を著しく減少できる。
【0044】(9)現像液タンクおよび定着タンクをセ
ル構造とするとともに、フィルムの搬入および搬出をス
リット状の搬入口および搬出口によりなしているので、
現像液および定着液の蒸発によるロスおよび蒸発により
エアーポリューションを著しく低減できる。
【0045】(10)定着後のフィルムを反転ドラムと
このドラムに当接しているローラーとからなる反転部に
より反転させて水洗部に搬入しているので、使用する水
量が少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルム自動現像装置が搭載されてい
る医療用画像処理装置の概略図である。
【図2】同自動現像装置に用いられているセル構造体の
フィルム搬送方向の断面図である。
【図3】同セル構造体本体のフィルム搬送方向と直角方
向の一部を省略して示してある断面図である。
【図4】現像液循環ラインを示すブロック図である。
【図5】従来の自動現像装置の概略図である。
【符号の説明】
10 現像処理機構、セル構造体 11 セル構造体本体、セル 12 フィルム搬入ローラー対 13 フィルム搬入部 14 フィルム搬出ローラー対 15 フィルム搬出部 16,17 フィルムガイド部 18 現像液供給口 19 現像液排出口 20 循環ポンプ 21 現像液供給配管 22 現像液戻り配管 23 温度検出調節装置 24 熱交換器(加熱器) 25 現像液補給タンク 26 補給配管 27 補給ポンプ 30 反転機構 31 反転ドラム 32 ローラー 33 駆動用ローラー 40 定着処理機構、セル構造体 50 水洗処理機構、セル構造体 G フィルム自動現像装置 D 現像部 T 定着部 W 水洗部 R 反転部 M レーザ写真装置 F フィルム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−100138(JP,A) 特開 平3−209245(JP,A) 特開 平3−41448(JP,A) 実開 平2−48950(JP,U) 登録実用新案357049(JP,Z1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 3/00 - 17/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像部と定着部と水洗部とを有するフィ
    ルム自動現像装置において、 現像部、定着部および水洗部のそれぞれが、一対の搬入
    ローラーを有するフィルム搬入部と一対の搬出ローラー
    を有するフィルム搬出部とを備える、所定の間隔を設け
    て配設されている凹面状にわん曲している上側セル板と
    下側セル板とを有するセル構造体とされてなり、 前記セル構造体の一方の側面の中央部に流体供給部が配
    設され、前記セル構造体の他方の側面の中央部に流体排
    出部が配設され、前記セル構造体の内部に一方の側面に
    対向している一方の分散板および他方の側面に対向して
    いる他方の分散板からなる一対の分散板が所定の間隔を
    設けて配設されてなる ことを特徴とするフィルム自動現
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像部から搬出されたフィルムが、
    該現像部に対応させて配設されている反転部により反転
    させられて前記定着部に搬入され、該定着部から搬出さ
    れたフィルムが該定着部に対応させて配設されている反
    転部により反転させられて前記水洗部に搬入されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のフィルム自動現像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記現像部、定着部および水洗部が、下
    から所定の間隔を設けてこの順で積層されてなることを
    特徴とする請求項1または2記載のフィルム自動現像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記セル構造体のフィルム搬入部および
    /またはフィルム搬出部にフィルムガイド部が設けられ
    てなることを特徴とする請求項1、2または3記載のフ
    ィルム自動現像装置。
  5. 【請求項5】 前記セル構造体の流体供給部および流体
    排出部に薬液循環ラインが接続され、該循環ラインによ
    り現像液または定着液が循環させられてなることを特徴
    とする請求項記載のフィルム自動現像装置。
  6. 【請求項6】 前記薬液循環ラインに薬液の温度調節手
    段が介装されてなることを特徴とする請求項記載のフ
    ィルム自動現像装置。
  7. 【請求項7】 前記薬液循環ラインに薬液補給ラインが
    接続されてなることを特徴とする請求項記載のフィル
    ム自動現像装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項のいずれかに記
    載のフィルム自動現像装置を備えてなることを特徴とす
    る画像処理装置。
  9. 【請求項9】 所定の間隔を設けて配設されている凹面
    状にわん曲した上側セル板と下側セル板とを有するセル
    本体と、該セル本体の前部に形成された一対の搬入ロー
    ラーを有するフィルム搬入部および後部に形成された
    対の搬出ローラーを有するフィルム搬出部と、該セル本
    体の一方の側面の中央部に形成された流体供給部および
    他方の側面の中央部に形成された流体排出部と、一方の
    側面に対向して前記セル本体に内蔵されている一方の分
    散板および他方の側面に対向しかつ前記一方の分散板と
    所定の間隔を設けて前記セル本体に内蔵されている他方
    の分散板からなる一対の分散板とを備えてなることを特
    徴とするセル構造体。
  10. 【請求項10】 前記フィルム搬入部および/またはフ
    ィルム搬出部にフィルムガイド部が形成されてなること
    を特徴とする請求項記載のセル構造体。
JP6315915A 1994-11-26 1994-11-26 フィルム自動現像装置、それを用いた画像処理装置およびそれに用いるセル構造体 Expired - Lifetime JP2977730B2 (ja)

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