JP2977729B2 - 作業用走行車のキャブ構造 - Google Patents

作業用走行車のキャブ構造

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JP2977729B2
JP2977729B2 JP6306850A JP30685094A JP2977729B2 JP 2977729 B2 JP2977729 B2 JP 2977729B2 JP 6306850 A JP6306850 A JP 6306850A JP 30685094 A JP30685094 A JP 30685094A JP 2977729 B2 JP2977729 B2 JP 2977729B2
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松男 伊藤
聖一 渡辺
雅文 森下
武夫 北
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Caterpillar Japan Ltd
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Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械、農業機械、
フォークリフト、クレーン車等の作業用走行車のキャブ
構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種作業用走行車のなかには、操縦者を保護するため
キャブを設けたものがある。ところが従来、このキャブ
は、車体に溶接等によって一体的に組付けられたもので
あり、このため、トラック等の運搬用車両の荷台や貨車
に搭載して運搬しようとするとき、背高なキャブの天井
部が法定高さを越えたり貨車天井面に当ってしまうこと
があり、このため低床タイプ等の特殊タイプの車両や貨
車を用いて運搬しなければならないうえ、夏等の暑いと
きには、キャブによって風通しが妨げられ、作業環境が
低下するという問題がある。
【0003】ところで、実開昭55−95921号公報
に示される如く、操縦者を保護するためのキャノピを着
脱自在に構成したものがあるが、キャノピ自体、天井パ
ネルが支柱で支持される簡易的なものであるため、簡単
な構成で着脱する構成にできる。これに対し、キャノピ
に比べて作業者の保護機能に優れるキャブは、天井パネ
ルに加えて、前後面パネルおよび左右両側面パネルがあ
るため、キャノピのような簡単な構成では着脱する構成
にはできず、この様なことについて検討されていないの
が実情である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車のキャブ構造を提供することを目的として創作され
たものであって、作業用走行車の操縦席を蓋うキャブ
前後面パネルと左右側面パネルと天井パネルとの各
パネルで構成し、これら各パネルを着脱自在に組立て
形成するにあたり、前面パネルは、下端部を操縦席が設
けられるフロア板の前部に着脱自在に支持され、左右側
面パネルは、下端部が前記フロア板の後部左右側縁部に
着脱自在に螺着される後半部の側面パネル本体と、該側
面パネル本体の前部に着脱自在に蝶着される前半部のド
アパネル体とで構成され、天井パネルは、前縁部を前記
前面パネルの上端部に着脱自在に支持し、左右縁部後半
部を前記左右側面パネル本体の上端部に着脱自在に螺着
して構成されていることを特徴とするものである。
【0005】また、このものにおいて、後面パネルは、
上下二分割されたものとし、かつ上側後面パネル体は、
天井パネル後端部に開閉揺動自在に蝶着され、下側後面
パネル体は、左右側面パネル本体の下部後端部に開閉揺
動自在に蝶着されていることを特徴とすることができ
る。
【0006】そして本発明は、この構成によって、操縦
者を前後左右からも保護するキャブでありながら、これ
を必要において分解できるようにしたものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1、図2において、1はブルドーザであって、
該ブルドーザ1は、車輪式の走行機体2、該走行機体2
の前部に取付けられるブレード3、走行機体2の上部に
設けられる操縦席部4等の各部から構成されているが、
これらの基本的構成は従来通りである。
【0008】5は操縦者を保護すべく前記操縦席部4を
囲繞するキャブであって、該キャブ5は、後述するよう
に操縦席部4が設けられるフロア板6に着脱自在に取付
けられるものであるが、このものは、前面パネル7、左
右の側面パネル8、天井パネル9、後面パネル10の各
パネルを着脱自在に組立てることで形成されるように構
成されている。
【0009】まず、前面パネル7には、フロントガラス
11、ワイパ装置12、ウオッシャ装置13、サイドミ
ラー14、ルームミラー15、ルームランプ16、スイ
ッチパネル17等の各部材が設けられるが、該前面パネ
ル7の下端部は前記フロア板6にボルト18を介して着
脱自在に緊着されている。尚、12a、12b、12c
はワイパ装置を構成するワイパブレード、ワイパアー
ム、ワイパモータ、13a、13bはウオッシャ装置を
構成するウオッシャタンク、ウオッシャノズルである。
【0010】一方、左右の側面パネル8は、後半部の側
面パネル本体19と前半部のドアパネル体20とから構
成されるが、側面パネル本体19は、下端部が前記フロ
ア板6にボルト21を介して着脱自在に緊着されてい
る。またドアパネル体20は、その後端部が前記側面パ
ネル本体19の前端部に蝶番22を介して開閉揺動自在
に蝶着されている。尚、23は側面パネル本体19に設
けられるサイドガラス、24はドアパネル体20に設け
られるドアガラス、25はドアパネル体20に取付けら
れるドア用把手、26は側面パネル本体19の下部に設
けられるドアストッパである。
【0011】さらに、天井パネル9は、その前縁部が前
記前面パネル7の上端部に、また左右縁部の後半部が前
記側面パネル本体19の上端部にそれぞれボルト27、
取付けブラケット28を介して着脱自在に緊着されてい
る。尚、29は天井パネル9の左右側端縁部および後端
縁部に形成される雨除け用の樋レールである。
【0012】また、後面パネル10は、上半部の上側後
面パネル体30と下半部の下側後面パネル体31とから
構成されるが、上側後面パネル30は、上縁部が前記天
井パネル9の後端部に蝶番32を介して開閉揺動自在に
蝶着されている。また下側後面パネル体31は、下部左
右端部が前記左右の側面パネル本体19の下部後端部に
ヒンジ33を介して開閉揺動自在に蝶着されている。
尚、34は下側後面パネル体31に開設される開口部で
あって、該開口部34からは操縦席部4の下部後方に設
けられるエンジンルーム35の後端部が露出するように
なっている。さらに、36は下側後面パネル体31の上
部に取付けられる係合把手、37は係合把手36に係合
すべく上側後面パネル体30の下部に穿設される係合孔
であって、係合把手36を係合孔37に係合せしめた状
態では、上側後面パネル体30および下側後面パネル体
31が略面一状となる閉鎖状態となり、一方、係合把手
36と係合孔37との係合を解除せしめた状態では、下
側後面パネル体31を下方に上側後面パネル体30を上
方に揺動することにより開放状態になるように構成され
ている。尚、38は開放状態の上側後面パネル体30を
支持するための支持杆である。また、39は上側後面パ
ネル体30に設けられるリヤガラスであり、必要におい
てこのリヤガラス39を払拭するためのリヤワイパ装置
を設けることもできる。
【0013】叙述のごとく構成された本発明の実施例に
おいて、ブルドーザ1を運搬用車両や貨車に搭載して運
搬しようとするときには、キャブ5を未だ走行機体2に
取り付けていない状態でブルドーザ1を運搬することに
より、キャブ5の上部が運搬用車両の法定高さや貨車天
井面に当ってしまう惧れが無く、汎用の運搬用車両や貨
車を用いて運搬することができる。
【0014】そして、運搬後にキャブ5を走行機体2に
取付けることになるが、この場合、まず前面パネル7お
よび側面パネル本体19の下端部をフロア板6にボルト
18、21を用いて緊着する。次いで、天井パネル9
を、前面パネル7および側面パネル本体19の上端部に
ボルト27、取付けブラケット28を介して緊着する。
それから、ドアパネル体20を側面パネル本体19の前
縁部に蝶番22を介して、また上側後面パネル体30を
天井パネル9の後縁部に蝶番32を介して、さらに下側
後面パネル体31を側面パネル本体19の下部後端部に
ヒンジ33を介してそれぞれ開閉揺動自在に蝶着するこ
とにより、キャブ5は走行機体2に組付けられることに
なる。
【0015】この様に本発明が実施されたものにあって
は、操縦者の保護機能に優れるキャブ5であっても、運
搬後に簡単に走行機体2に組付けることができ、運搬作
業および組付け作業を容易に行えることになる。しか
も、夏の暑いとき等必要に応じて、ドアパネル体20や
後面パネル10を取外せば、風通しの良い状態で操縦で
きることになって、作業環境の向上にも寄与することが
できる。
【0016】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、操縦席を蓋うためのキャブは、前
後面パネルと左右側面パネルと天井パネルとの各パネル
から構成され、これら各パネルを着脱自在に組立てるこ
とで形成されることになる。この結果、作業用走行車を
運搬用車両や貨車に搭載して運搬しようとするときに
は、キャブを未だ走行機体に取り付けていない状態で運
搬すれば、キャブの高さを考慮した特殊タイプの運搬用
車両や貨車を用いること無く汎用の車両等で運搬できる
ことになると共に、運搬後にキャブの各パネルを組付け
れば良く、運搬作業および組付け作業を容易に行えるこ
とになる。しかも、夏の暑いとき等には、必要に応じて
パネルを取外せば、風通しの良い状態で操縦できること
になって、作業環境の向上にも寄与できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブルドーザの概略前方斜視図である。
【図2】後方パネルの開放状態を示すブルドーザの概略
後方斜視図である。
【図3】キャブの正面図である。
【図4】キャブの側面図である。
【図5】キャブの背面図である。
【図6】キャブの一部切欠き平面図である。
【図7】(A)は図6のA−A断面図、(B)は図6の
B−B断面図である。
【図8】天井パネルの平面図である。
【図9】(A)は図8のA−A断面図、(B)は図8の
B−B断面図である。
【図10】図8のC−C断面図である。
【図11】天井パネル左側部の一部拡大平面図である。
【図12】(A)は天井パネルの正面図、(B)はその
一部拡大図である。
【図13】天井パネルの側面図である。
【図14】(A)は天井パネルの背面図、(B)はその
一部拡大図である。
【図15】キャブ上部の一部拡大側面図である。
【図16】(A)は図15のA−A断面図、(B)は図
15のB−B断面図である。
【図17】キャブ右側部の拡大平面図である。
【図18】(A)は図17のA矢視図、(B)はそのB
−B断面図である。
【図19】図17のC矢視図である。
【符号の説明】
4 操縦席部 5 キャブ 6 フロア板 7 前面パネル 8 左右側面パネル 9 天井パネル 10 後面パネル 19 側面パネル本体 20 ドアパネル体 30 上側後面パネル体 31 下側後面パネル体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北 武夫 神奈川県横浜市港北区新羽町592 株式 会社 森下内 (56)参考文献 特開 昭55−95921(JP,A) 特開 平6−262942(JP,A) 実開 昭58−94755(JP,U) 実開 昭63−2675(JP,U) 実開 昭53−113516(JP,U) 実開 平3−44018(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業用走行車の操縦席を蓋うキャブを、
    前後面パネルと左右側面パネルと天井パネルとの各パネ
    ルで構成し、これら各パネルを着脱自在に組立てて形成
    するにあたり、前面パネルは、下端部を操縦席が設けら
    れるフロア板の前部に着脱自在に支持され、左右側面パ
    ネルは、下端部が前記フロア板の後部左右側縁部に着脱
    自在に螺着される後半部の側面パネル本体と、該側面パ
    ネル本体の前部に着脱自在に蝶着される前半部のドアパ
    ネル体とで構成され、天井パネルは、前縁部を前記前面
    パネルの上端部に着脱自在に支持し、左右縁部後半部を
    前記左右側面パネル本体の上端部に着脱自在に螺着して
    構成されていることを特徴とする作業用走行車のキャブ
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、後面パネルは、上下
    二分割されたものとし、かつ上側後面パネル体は、天井
    パネル後端部に開閉揺動自在に蝶着され、下側後面パネ
    ル体は、左右側面パネル本体の下部後端部に開閉揺動自
    在に蝶着されていることを特徴とする作業用走行車のキ
    ャブ構造。
JP6306850A 1994-11-16 1994-11-16 作業用走行車のキャブ構造 Expired - Lifetime JP2977729B2 (ja)

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JP4113925B2 (ja) * 2000-01-19 2008-07-09 ヤンマー株式会社 バックホーのキャビン
JP5092005B2 (ja) * 2010-10-08 2012-12-05 株式会社小松製作所 建設機械のキャブ
JP5739137B2 (ja) * 2010-11-11 2015-06-24 株式会社クボタ 普通型コンバイン

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JPH08144324A (ja) 1996-06-04

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