JP2976575B2 - バッテリー式産業車両 - Google Patents

バッテリー式産業車両

Info

Publication number
JP2976575B2
JP2976575B2 JP3112513A JP11251391A JP2976575B2 JP 2976575 B2 JP2976575 B2 JP 2976575B2 JP 3112513 A JP3112513 A JP 3112513A JP 11251391 A JP11251391 A JP 11251391A JP 2976575 B2 JP2976575 B2 JP 2976575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
height
vehicle
capacity
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3112513A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04317870A (ja
Inventor
尚夫 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP3112513A priority Critical patent/JP2976575B2/ja
Publication of JPH04317870A publication Critical patent/JPH04317870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2976575B2 publication Critical patent/JP2976575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,動力源としてバッテリ
ーを用いる,いわゆるバッテリー式の産業車両に係り,
具体的にはバッテリー式産業車両の車体構造に関する。
【0002】
【従来技術】一般に,バッテリーフォークリフト等のバ
ッテリー式産業車両においては,動力源としてバッテリ
ーを搭載している。例えば,バッテリーフォークリフト
においては,図5に示すごとく,車体90の中央部に,
バッテリーを収納するためのバッテリーコンパートメン
ト911を配設している。そして,上記バッテリーコン
パートメント911の前方には,フロントアクスル92
1,駆動モータ94,ステアリングホイール971,コ
ントロールレバー972,ペダル973等を配設してい
る。一方,バッテリーコンパートメント911の後方に
は,リアアクスル922,ウエイト96等を配設してい
る。また,バッテリーコンパートメント911の上方に
は,バッテリーフード912を配設し,該バッテリーフ
ード912の上面には,シート93を固定している。該
シート93の上方には,オペレータをガードするための
ヘッドガード98を配設している。
【0003】上記バッテリーコンパートメント911
は,バッテリー容量に応じて大きさが異なっている。従
来は,バッテリーコンパートメント911の高さの種類
が,例えば4種類あった。ところで,バッテリー容量の
増大に応じてバッテリーコンパートメント911の高さ
を高く設定すると,バッテリーフード912の位置が高
くなるため,シート高さが高くなる。その結果,フロア
ー99も高くする必要がある。したがって,バッテリー
911の高さに対応するためには,上記の場合,4種類
の車体を製作することが必要となるが,それでは車体の
製作が繁雑となってしまう。そこで,従来は,車体を標
準車用と高容量車用の2種類に統合していた。ここで,
標準車とは,標準容量バッテリー車のことをいう。ま
た,高容量車とは,高容量バッテリー車のことをいう。
なお,図5において,951はマスト,952はフォー
クを示す。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来のバッテ
リー式産業車両においては,上記のごとく,バッテリー
容量に応じて,バッテリーコンパートメントの高さ及び
フロアーの高さが異なる複数種類の車体を用意する必要
があった。そのため,車体構成部品の点数も多く,車体
の製作が繁雑となっていた。また,車体製作の繁雑さを
考慮して,車体を2種類に統合した場合には,オペレー
タが乗り降りする際に重要となるフロアー高さが,必要
以上に高くなってしまう場合を生ずる。
【0005】また,ディーラーやユーザーにおいては,
高容量化への対処のため,完成後における複数種類の車
体の間の組み換えを行う場合があるが,従来はこの組み
換えがほとんど不可能であった。これは,組み換えに当
たっては,車体全体を変更する必要があるからである。
本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,バッテリー容量
が異なっても容易に対処することができる,バッテリー
式産業車両を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は,バッテリーコンパートメ
ント,駆動モータ,フロントアクスル,リアアクスル等
の駆動系を配設したフレームと,ステアリングホイー
ル,シート等の操作系を配設したボデーとよりなり,上
記フレームとボデーとの間には,バッテリーの高さに応
じてボデーの上下方向の配設位置を調整するためのスペ
ーサを,着脱可能に介設したことを特徴とするバッテリ
ー式産業車両にある。本発明において最も注目すべきこ
とは,バッテリー容量に応じてバッテリーコンパートメ
ントの形成スペースを調整するために,車体を,駆動系
を配設したフレームと,操作系を配設したボデーとに分
割形成し,フレームとボデーとの間にはスペーサを着脱
可能に介設したことにある。
【0007】本発明は,広く産業車両に適用されるもの
であって,この産業車両としては,フォークリフト,ト
ーイング車などがある。上記スペーサは,バッテリー容
量,特にその高さに応じてボデーの上下方向の配設位置
を変えて,上記バッテリーコンパートメントの高さを調
整するためのものである。したがって,バッテリーの高
さに応じて複数種類のスペーサを用意し,フレームとボ
デーとの間に選択的に装着することが望ましい。これに
より,バッテリーの高さに応じて,ボデーの配設位置を
上下方向にきめ細かく調整することが可能となる。
【0008】この場合,搭載すべきバッテリーの中で最
も小さな容量のバッテリーの高さに対応させて,フレー
ムの高さを設定しておくことが望ましい。これにより,
上記スペーサを取り外すだけで,最も小さな容量のバッ
テリーに応じてボデーの上下方向の配設位置を調整する
ことが可能となる。また,上記フレームとボデーとの間
には,ゴム等の緩衝材を介装することが望ましい。これ
により,走行時,路面の凹凸によるオペレータへの振動
を低減し,オペレータの疲労を軽減することが可能とな
る。
【0009】このように、本発明においては、バッテリ
ー容量の増減を、バッテリーの高さ、即ちバッテリーコ
ンパートメントの高さによって調整している。なお、バ
ッテリー容量の増減をバッテリーの幅又は長さによって
調整する方法もある。しかしながら、バッテリーの幅を
広げると車体幅も大きくなり、狭い通路を走行できなく
なる。また、バッテリーの前後の長さを伸ばすと、車体
のホイールベースが長くなり、旋回半径が大きくなり、
せまい場所での旋回が困難となる。
【0010】
【作用及び効果】本発明においては,搭載すべきバッテ
リーの高さに応じて,フレームとボデーとの間にスペー
サを装着する。これにより,ボデーの上下方向の配設位
置が調整される。その結果,バッテリー容量に応じて,
バッテリーコンパートメントのスペースが調整でき,該
バッテリーコンパートメント内に所定容量のバッテリー
を収納することが可能となる。
【0011】ここで,最も小さな容量のバッテリーの高
さに対応させて,フレームの高さを設定した場合には,
上記スペーサを取り外すことにより,ボデーの上下方向
の配設位置が,最も小さなバッテリーの高さに調整でき
る。それ故,本発明によれば,バッテリー容量が異なっ
ても容易に対処することが可能な,バッテリー式産業車
両を提供することができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例にかかるバッテリー式産業車
両につき,図1〜図4を用いて説明する。本例は,バッ
テリー式産業車両としての三輪式バッテリーフォークリ
フトについて適用したものである。また,本例は,容量
の大きなバッテリーを搭載する高容量車と,これよりも
小さな容量のバッテリーを搭載する標準車とについて適
用したものである。
【0013】本例の産業車両は,図1に示すごとく,バ
ッテリーコンパートメント11,駆動モータ94,フロ
ントアクスル921,リアアクスル922等の駆動系を
配設したフレーム1と,ステアリングホイール971,
コントロールレバー972,ペダル973等の操作系を
配設したボデー2とよりなる。そして,フレーム1とボ
デー2との間には,バッテリーの高さに応じてボデー2
の上下方向の配設位置を調整するためのスペーサ3を着
脱可能に介設してある。
【0014】上記フレーム1は,その中央部にバッテリ
ーコンパートメント11を配設している。該バッテリー
コンパートメント11は,高容量車用のバッテリーコン
パートメントであって,収納すべき大容量バッテリーの
高さに対応して,高さH1を有している。また,フレー
ム1は,後述する標準車用バッテリーコンパートメント
12(図4参照)の高さに対応させて,高さ設定してあ
る。
【0015】上記ボデー2は,図2及び図3に示すごと
く,上記フレーム1より分離させて形成してある。ボデ
ー2には,ヘッドガード98を一体的に形成しており,
該ヘッドガード98のピラー981には,バッテリーフ
ード912を取り付けている。そして,該バッテリーフ
ード912の上面には,シート93を固定している。上
記スペーサ3は,帯状金属により作製してあり,高容量
車用バッテリーコンパートメント11と標準車用バッテ
リーコンパートメント12(図4)との間の高さの差を
埋めるだけの高さH3を有する。即ち,バッテリーコン
パートメント11の高さH1と,バッテリーコンパート
メント12の高さH2と,スペーサ3の高さH3との間
には,H1−H2=H3の関係がある。その他は,前記
従来例と同様である。
【0016】本例のバッテリーフォークリフトは,上記
のように構成されているので,次の作用効果を呈する。
まず,高容量車の組付けについて説明する。組付けに当
たっては,図1〜図3に示すごとく,まずフレーム1に
バッテリーコンパートメント11,駆動モータ94,フ
ロントアクスル921,リアアクスル922等の駆動系
を配設しておく。また,ボデー2には,ステアリングホ
イール971,コントロールレバー972,ペダル97
3,バッテリーフード912及びシート93等の操作系
を配設しておく。
【0017】次に,上記フレーム1とボデー2との間に
スペーサ3を介装すると共に,フレーム1とスペーサ
3,及びボデー2とスペーサ3をそれぞれボルト(図示
略)等により固定する。これにより,ボデー2の上下方
向の配設位置が調整される。その結果,大容量のバッテ
リーに応じてバッテリーコンパートメント11の形成ス
ペースが高さ方向にH3だけ広がり,該バッテリーコン
パートメント11内に所定容量のバッテリーを収納する
ことが可能となる。
【0018】次に,標準車の組付けについて説明する。
標準車は,図4に示すごとく,標準車用のバッテリーコ
ンパートメント12を有している。該バッテリーコンパ
ートメント12は,収納すべき小容量バッテリーの高さ
に対応して,高さH2を有している。組付けに当たって
は,図4に示すごとく,上記スペーサ3を用いないで,
フレーム1に対してボデー2を直接装着する。これによ
り,前述の高容量車用バッテリーコンパートメント11
と比較して,バッテリーコンパートメント12の形成ス
ペースが高さ方向にH3だけ狭くなる。このように,本
例によれば,フレーム1とボデー2との間にスペーサ3
を着脱するだけで,高容量車と標準車との使い分けがで
きる。したがって,フレーム1及びボデー2は,高容量
車と標準車とで共用でき,フレーム1及びボデー2の製
作コストを低減することができる。また,組み付けの際
には,フレーム1とボデー2とに分けて,ユニット組付
けが可能となり,組付けコストの低減や組付け台数の増
減への対処が容易となる。
【0019】また,スペーサ3を装着するだけで標準車
を高容量車に組み換えることができるため,ディラーに
おける車種の売れ行きの変化やユーザにおける作業状況
の変化に対応して,産業車両の高容量化を図ることが容
易となる。また,上記のごとく,フレーム1及びボデー
2は全ての車種で共通で使用できる。そのため,スペー
サ3を多種類揃えることにより,バッテリー高さの種類
にきめ細かく対処することが可能となる。これにより,
フロアー20の高さを必要最低限に抑えることができ,
オペレータが容易に車両へ乗り降りすることができる。
それ故,本例のバッテリーフォークリフトによれば,バ
ッテリー容量が異なっても容易に対処することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるバッテリーフォークリフトにお
いて,スペーサを装着した状態を示す要部側面図。
【図2】実施例のバッテリーフォークリフトの要部分解
側面図。
【図3】実施例のバッテリーフォークリフトの要部分解
背面図。
【図4】実施例のバッテリーフォークリフトにおいて,
スペーサを取り外した状態を示す要部側面図。
【図5】従来のバッテリーフォークリフトの側面図。
【符号の説明】
1...フレーム, 11,12...バッテリーコンパートメント, 2...ボデー, 3...スペーサ,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリーコンパートメント,駆動モー
    タ,フロントアクスル,リアアクスル等の駆動系を配設
    したフレームと,ステアリングホイール,シート等の操
    作系を配設したボデーとよりなり,上記フレームとボデ
    ーとの間には,バッテリーの高さに応じてボデーの上下
    方向の配設位置を調整するためのスペーサを,着脱可能
    に介設したことを特徴とするバッテリー式産業車両。
JP3112513A 1991-04-17 1991-04-17 バッテリー式産業車両 Expired - Lifetime JP2976575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3112513A JP2976575B2 (ja) 1991-04-17 1991-04-17 バッテリー式産業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3112513A JP2976575B2 (ja) 1991-04-17 1991-04-17 バッテリー式産業車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04317870A JPH04317870A (ja) 1992-11-09
JP2976575B2 true JP2976575B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=14588534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3112513A Expired - Lifetime JP2976575B2 (ja) 1991-04-17 1991-04-17 バッテリー式産業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2976575B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3250510B2 (ja) 1998-02-06 2002-01-28 株式会社豊田自動織機 バッテリフォークリフト
DE10316049A1 (de) * 2003-04-08 2004-10-21 Still Wagner Gmbh & Co. Kg Baukastensystem zur Herstellung von Flurförderzeugen
JP6141682B2 (ja) * 2013-05-24 2017-06-07 本田技研工業株式会社 車体の装置搭載構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04317870A (ja) 1992-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1263342A (en) Method and means for lift truck assembly and service
CN1262663A (zh) 具有摆动驾驶座单元的前叉铲车
JP2976575B2 (ja) バッテリー式産業車両
CN1329218C (zh) 起伏道路行驶的马达驱动四轮车
JPH06219359A (ja) 電動スクータの車体フレーム構造
JPH03109130A (ja) 電動ビークル
US7694759B2 (en) Lift truck fleet with a common frame
JP2862564B2 (ja) 軽車両
US20240157775A1 (en) Work Vehicle
US20240157818A1 (en) Work Vehicle
JPS6114941Y2 (ja)
JPS6211745Y2 (ja)
JP2891852B2 (ja) 荷役車両
JPH0113658Y2 (ja)
JPH0547035Y2 (ja)
JPH03104793A (ja) 自動2輪車のフレーム
JP3032211B2 (ja) 自走式クレーン
JP2001294002A (ja) ホイル型管理作業車におけるホイルディスク
JPH072368Y2 (ja) 荷室の床構造
JP3366165B2 (ja) 電動車両
JPH02158420A (ja) 四輪駆動車輌
JPH0535992Y2 (ja)
JPH0642938Y2 (ja) トラクタ
JPH078367Y2 (ja) 作業車のフレーム構造
JPS644629Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 12