JPH0642938Y2 - トラクタ - Google Patents

トラクタ

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JPH0642938Y2
JPH0642938Y2 JP14928488U JP14928488U JPH0642938Y2 JP H0642938 Y2 JPH0642938 Y2 JP H0642938Y2 JP 14928488 U JP14928488 U JP 14928488U JP 14928488 U JP14928488 U JP 14928488U JP H0642938 Y2 JPH0642938 Y2 JP H0642938Y2
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JP
Japan
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frame
tractor
frames
right frames
front wheels
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Application number
JP14928488U
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JPH0269579U (ja
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孝信 嶋田
博俊 近藤
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、トラクタに関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、トラクタの機体フレームの一実施例としては、前
後方向に伸延する板状のフレームを、左右に一定間隔を
開けて対向させ、両フレームの前後間にそれぞれ横枠を
横架して井型に構成したものがある。
また、機体フレームの他の実施例としては、前後方向に
伸延する矩形パイプ状のフレームを、左右に一定間隔を
開けて対向させて構成したものがある。
そして、上記のように構成した機体フレーム上には、エ
ンジン等を搭載することができるようにしている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、上記機体フレームの場合、前者の機体フレー
ムは、前後方向に伸延する左右のフレームを板状として
いるために、フロントトレッドを狭くすることができる
ものの、強度的に弱く、従って高剛性を有する横枠によ
り強度を向上させなければならず、機体重量が増大する
という問題があった。
また、後者の機体フレームは、前後方向に伸延する左右
のフレームを矩形パイプ状としているために、強度を確
保することができるものの、各フレームが上下・左右方
向に幅を有するために、フロントトレッドが広くな
る、車輪の切れ角が小さくなる、重心が高くなる、
という問題があった。
すなわち、各フレームが左右方向に一定の幅を有して
いるために、各フレームとの衝突を避けるためには、前
車輪のトレッドを広くしなければならなかった。上記
のようにトレッドが広いために、車輪の切れ角も大き
くしなければ小廻りできなかった。各フレームが上下
方向に一定の幅を有しているために、前車輪よりも各フ
レームを上方に位置させ、さらに同フレーム上にエンジ
ン等を搭載すると、機体の重心が高くなり、傾斜地等で
の機体の安定性が悪くなり、しかも、前方視界性も悪く
なっていた。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案では、エンジン等を支持するための機体
フレームを、左右幅方向に一定の間隔を開けて対向配置
した中空パイプ状の左右フレームにより構成すると共
に、各フレームの左右側方に前車輪を配設してなるトラ
クタにおいて、左右各フレームの外側壁を、上部が外方
に位置し、かつ下部が内方に位置する傾斜壁としてなる
トラクタを提供せんとするものである。
(ホ)作用・効果 本考案によれば、以下のような作用効果が生起される。
機体フレームを、中空パイプ状の左右フレームにより
構成しているために、重量を軽くすると共に、強度の確
保が図れる。
左右のフレームの外側壁を、上部が外方に位置し、か
つ下部が内方に位置する傾斜壁として、同傾斜壁に前車
輪の内側上部を近接させることができるために、フロン
トレッドを狭くすることができると共に、前車輪の切れ
角を大きくすることができる。
左右フレームの地上高を低くすることができるため
に、機体重心を低くして、機体の安定性、及び前方視界
性を良好にすることができる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図に
示す(A)は、本考案に係るトラクタであり、(1)は
機体フレーム、(2)は運転部、(3)はミッションケ
ース、(4)(5)は前後車輪である。
そして、機体フレーム(1)は、左右幅方向に一定の間
隔を開けて対向配置した中空パイプ状の左右フレーム
(6)(6′)により構成し、両フレーム(6)
(6′)上に、燃料タンク(7)、バッテリー(8)、
ラジエター(9)、及びエンジン(10)を載置してい
る。(10′)はボンネット、(11)は、左右フレーム
(6)(6′)間に垂設したフロントアクスルケースで
あり、同ケース(11)は、ミッションケース(3)とド
ライブシャト(13)を介して連動連結すると共に、同ケ
ース(11)の左右端に前車輪(4)(4)を取付けてい
る。(12)は前車輪操向機構であり、運転部(2)に設
けたハンドル(2a)に連動連結している。
しかも、上記左右フレーム(6)(6′)は、第2図及
び第3図に示すように、外側壁を、上部が外方に位置
し、かつ下部が内方に位置する傾斜壁(6a)(6′a)
として、同傾斜壁(6a)(6′a)に前車輪(4)
(4)の内側上部(4a)(4a)を近接させることができ
るようにしている。
また、左右フレーム(6)(6′)の上壁(6b)(6′
b)の表面は水平面とし、同上壁(6b)(6′b)上
に、防振機能を有するエンジンマウント(14)(14)を
介して前記エンジン(10)を架設状態に搭載している。
本考案の実施例は、上記のように構成しているものであ
り、本実施例によれば、以下のような作用効果が生起さ
れる。
機体フレーム(1)を、中空パイプ状の左右フレーム
(6)(6′)により構成しているために、重量を軽く
すると共に、強度の確保が図れる。
左右の各フレーム(6)(6′)の外側壁を、上部が
外方に位置し、かつ下部が内方に位置する傾斜壁(6a)
(6′a)として、同傾斜壁(6a)(6′a)に前車輪
(4)(4)の内側上部を近接させることができるよう
にしているために、フロントレッドを狭くすることがで
きると共に、前車輪(4)(4)の切れ角を大きくする
ことができる。
左右フレーム(6)(6′)の地上高を低くすること
ができるために、機体重心を低くして、機体の安定性、
及び前方視界性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るトラクタの側面図。 第2図は、同要部の正面図。 第3図は、前車輪の操向作動状態説明図。 (A):トラクタ (1):機体フレーム (4):前車輪 (6)(6′):左右フレーム (6a)(6′a):傾斜壁 (10):エンジン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(10)等を支持するための機体フ
    レーム(1)を、左右幅方向に一定の間隔を開けて対向
    配置した中空パイプ状の左右フレーム(6)(6′)に
    より構成すると共に、各フレーム(6)(6′)の左右
    側方に前車輪(4)(4)を配設してなるトラクタにお
    いて、 左右各フレーム(6)(6′)の外側壁を、上部が外方
    に位置し、かつ下部が内方に位置する傾斜壁(6a)
    (6′a)としてなるトラクタ。
JP14928488U 1988-11-15 1988-11-15 トラクタ Expired - Lifetime JPH0642938Y2 (ja)

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JP14928488U JPH0642938Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 トラクタ

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JP14928488U JPH0642938Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 トラクタ

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Publication Number Publication Date
JPH0269579U JPH0269579U (ja) 1990-05-25
JPH0642938Y2 true JPH0642938Y2 (ja) 1994-11-09

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