JP2976540B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2976540B2 JP3019141A JP1914191A JP2976540B2 JP 2976540 B2 JP2976540 B2 JP 2976540B2 JP 3019141 A JP3019141 A JP 3019141A JP 1914191 A JP1914191 A JP 1914191A JP 2976540 B2 JP2976540 B2 JP 2976540B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状記録媒体を巻
装して収納するテープカセットに係り、特にカセット筺
体の厚み方向に摺動する摺動子を用いて誤消去の防止を
行なうようにしたテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープカセット内に収納され
た磁気テープに記録されている信号を誤って消去しない
ように、テープカセットには誤消去防止手段が備えられ
ている。この誤消去防止手段としては、テープカセット
に一体に誤消去防止爪を突設しておき、当該爪を折るこ
とによって誤消去防止とした方式のものがある。しかし
この方式では一旦折り取った爪は再び取り付けることが
できず、新たに信号を記録したい場合は、別の部材で折
り取り部を塞がなくてはならない。
【0003】これに対して、カセット筺体に厚み方向に
摺動する摺動子を備えて、この摺動子を摺動させて消去
可能位置と誤消去防止位置に切換るようにした方式のも
のが提案されている。例えば特開平1−102788号
公報に開示されているように、摺動子の摺動方向に対し
てずれた位置であって、摺動子の互いに逆向きに、第1
及び第2の係合凸部を形成するとともに、カセット筺体
の摺動子の嵌挿孔に互いに対向して摺動子の摺動方向に
対して一致する第1及び第2の被係合凹部を形成し、第
1の係合凸部が第1の被係合凹部に係合することによっ
て摺動子が第1の位置をとり、また、第2の係合凸部が
第2の被係合凹部に係合することによって摺動子が第2
の位置をとるようにして、消去可能状態と誤消去防止状
態に設定するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
摺動子の摺動方向の誤消去防止手段によれば、摺動子の
切換摺動により消去可能状態と誤消去防止状態に繰り返
し設定することが可能であり、それぞれの切換位置に係
合凸部と係合凹部の係合により係止されてそれぞれの状
態の検出が確実に行なえることになるが、テープカセッ
トの使用者にとっては、テープカセットの厚み方向に形
成された嵌挿孔内における摺動子の位置を摺動子のカセ
ット筺体表面からのくぼみ具合から判別しなければなら
ないため、現在そのテープカセットが記録可能状態か否
かの判別が容易ではなく、しかも使用時に見過ごしやす
いため、誤操作の原因となりやすいという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、カセット筺体内におけ
る摺動子の摺動位置によってテープ状記録媒体に記録さ
れている信号の誤消去を防止するようにしたテープカセ
ットにおいて、カセット筺体表面から視認される摺動子
の上下端面の形状は、一方の端面は第1の形状となり、
他方の端面は前記第1の形状以外の形状となるように構
成する。
【0006】
【作用】摺動子の両端面部分が互いに異なる形状となる
ように摺動子を成形するか、或は摺動子が装填される嵌
挿孔の上下両表面形状、つまり当該嵌挿孔の上ハーフ側
の開口部分の形状と下ハーフ側の開口部分の形状を互い
に異ならせるようにすることにより、カセット筺体表面
からみて摺動子の端面形状は上部端面と下部端面とで異
なることになる。従って、いづれの形状がカセット筺体
表面とほぼ同一平面上にあるかを基準として嵌挿孔内で
の現在の摺動子の位置を容易に確認できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のテープカセットの一実施例を
図1〜図6を参照して説明する。なお、本例のテープカ
セットは超小型に構成されるものである。図3〜図6に
おいて、1は例えばPCM信号を記録・再生する磁気テ
ープを収納するテープカセットの筺体を全体として示
し、このカセット筺体1は上ハーフ2と下ハーフ3とを
対向させてネジ4により締め付けて合体し、この両ハー
フ2,3の前面側に形成される開口部5を開閉するリッ
ド6を回動自在に軸支することにより構成される。
【0008】このカセット筺体1内、即ち上下ハーフ
2,3間には、図5に示すように、ハブ駆動軸の挿通孔
2a,2b及び3a,3bに対応して配される一対の両
ハブ7,8間に磁気テープTが巻装された状態で収納さ
れ、その磁気テープTの一部分が、前面側開口部5の両
側に回転自在に軸支されるガイドローラを兼ねるピンチ
ローラ9,10を介して架張状態で、前面側開口部5に
表出されるようになされている。
【0009】また、このカセット筺体1内には両ハブ
7,8に対して不使用時においてブレーキ動作するブレ
ーキ機構11が備えられており、カセット筺体1の上下
面側には後部両側各部に位置して上下両ハーフ2,3に
連通する誤消去防止機構12,13が配設されるととも
に中心前後方向の前後部及び後部横方向の両側部に位置
決め基準孔14,15及び16,17が設けられ、ま
た、後縁部横方向に複数の所要検出孔18,19が形成
され、さらに両側面の後部にはグリップ部20,21が
形成されている。また、カセット筺体1の前面側開口部
5を開閉するリッド6には横方向のガイド溝22に沿っ
てチェンジャ用係合部23が設けられている。
【0010】そして、このように構成されるテープカセ
ットにおいては、カセット筺体1内に収納される磁気テ
ープTは回転ヘッドによりヘリカルスキャン方式で記録
・再生が行なわれるようになされている。すなわち、図
4に示すように、回転ヘッド41はヘッドドラム42に
対して所要角度で傾斜して回転されるようになされてお
り、ヘッドドラム42はカセット筺体1のリッド6を上
方又は下方へ回動することによって開放される前面側開
口部5に部分的に挿入されて、この開口部5を横切るよ
うに架張される磁気テープTがヘッドドラム42の挿入
側周面に巻き付くように摺動され、回転ヘッド41が回
転すると磁気テープTを斜めに横切る傾斜したトラック
が形成されることになる。
【0011】この際、ヘッドドラム42に磁気テープT
が確実にヘリカル状に摺接されるように、本実施例にお
いては、カセット筺体1の開口部5のヘッドドラム42
の挿入部にはガイド部材が互いに逆方向の傾斜となって
いる一対のテープガイド部材24,25をガイドローラ
9,10の内側に位置して、対向して揺動及び横方向に
移動可能に配設してある。従って、図6に示すようにヘ
ッドドラム42を開口部5に挿入することにより、テー
プガイド部材24,25がヘッドドラム42の周面に当
接する状態となり、つまり、ヘッドドラム42の周面と
の間において磁気テープTを挟んだ状態でガイドするよ
うになされている。
【0012】また、ヘッドドラム42の両側部にはカセ
ット筺体1の開口部5の両側部において、ピンチローラ
9,10とテープガイド部材24,25の間に挿入され
る両ウイングガイド43,44が備えられており、この
両ウイングガイド43,44の前端部にローラ43a,
44aが装着され、磁気テープTをテープガイド部材2
4,25に圧接するようにしている。この両ウイングガ
イド43,44はカセット筺体1の開口部5にその内側
よりの支持片26,27と、この支持片26,27とピ
ンチローラ9,10との間に位置するテープはみ出し防
止用のガイド突起28,29との間において挿入される
ようになされている。
【0013】このように構成されるテープカセットにお
いて、カセット筺体1に配設される誤消去防止機構1
2,13について図1,図2を参照して詳細に説明す
る。なお、両誤消去防止機構は同一的に構成されるた
め、一方の機構12についてのみ図示及び説明をし、他
方の機構13については図示及び説明を省略する。誤消
去防止機構12,13は誤消去防止検出用の摺動子50
が、それぞれ例えばカセット筺体1の後部両側に、カセ
ット筺体1の厚み方向に貫通して形成された嵌挿孔31
に摺動可能に嵌挿保持されて構成されているものであ
り、まず摺動子50について説明する。
【0014】図1(a)(b)(c)(d)は本実施例
の摺動子50を示す正面図、平面図、側面図、及び底面
図であり、図1(e)(f)はその斜視図である。この
摺動子50は弾性変形可能な合成樹脂材等により略角柱
状に成形されている。51は摺動子50の面52a上に
弧状に突出して設けられるクリック突起部、53a,5
3bは面52cに突出する凸部である。凸部53a,5
3bの間はくびれ部54とされている。
【0015】55は長孔であり、クリック突起部51が
設けられた面52aからみて両側面となる面52bから
面52dにかけて貫通するように形成されている。ま
た、図1(a)から分かるように、長孔55が設けられ
る面52b,52dは、上下端部56a,56bの側面
より一段落ち込むようにくびれ部57が形成されてお
り、後述するように、摺動子50が嵌挿孔31に挿入さ
れた際にくびれ部57は嵌挿孔31の壁面には接触しな
いようになされている。そして本実施例においては、摺
動子50の上端部56aは上部平面56apが円形にな
るように円柱状の部分が形成され、また下端部56bは
下部平面56bpが方形となるように角柱状に形成され
ている。
【0016】このような摺動子50をカセット筺体1の
嵌挿孔31に装填することにより形成された誤消去防止
機構12(13)の構成及び動作を図2(a)(b)
(c)で説明する。なお、図2(a)は内部に装填され
ている摺動子50の面52a側からみた場合の嵌挿孔3
1の断面図、図2(b)(c)は同様に摺動子50の面
52d側からみた場合の嵌挿孔31の断面図が示してあ
る。
【0017】摺動子50が装填される嵌挿孔31は、カ
セット筺体1を形成するハーフ2,3が嵌合した状態で
形成され、略角柱状の摺動子50が嵌り込んだ状態で、
摺動子50の面52b及び面52dに対応する壁面間は
図2(a)に示すように上下端部56a,56bが嵌挿
孔31の壁面にわずかに接触する程度の内径とされてい
る。一方、摺動子50の面52a及び面52cが対応す
る壁面は、図2(b)(c)に示すように、クリック突
起部51に対応して下ハーフ3側にクリック係止部32
が形成され、クリック突起部51がクリック係止部32
の上方或は下方のいづれかに位置するように圧接規制し
ている。なお、上下ハーフ2,3を嵌合した際に、面5
2aに対して垂直方向に、多少の嵌合ずれが生じる可能
性を考慮して、クリック係止部32に連続して上ハーフ
2側に段差部33が設けられている。
【0018】また、摺動子50の面52cに設けられた
凸部53a,53bが摺動するスライド面34が下ハー
フ3側に設けられ、さらにその摺動可能範囲を上下で規
制するため、上ハーフ2に係止部35が、下ハーフに係
止部36が設けられている。図2(b)は凸部53aが
係止部36に規制されている場合であり、図2(c)は
摺動子凸部53bが係止部35に規制されている場合を
示してある。すなわち、係止部35,36に摺動が規制
されるとともに、上述したように図2(b)或は(c)
の位置状態がクリック突起部51及びクリック係止部3
2の圧接により保持されることにより、当該テープカセ
ットが記録可能状態であるか誤消去防止状態であるかが
判別される。
【0019】記録可能状態から誤消去防止状態、或は誤
消去防止状態から記録可能状態に切り換える際には、例
えばシャープペンシルのペン先等の細径の棒状体を嵌挿
孔31に挿入して摺動子50の上端部56aの上部平面
56ap或は下端部56bの下部平面56bpを押圧す
る。すると、摺動子50は、クリック突起部51がクリ
ック係止部32に対して圧接しながらペン先等で押圧さ
れた方向に摺動していく。この際、摺動子50に長孔5
5が設けられていることにより、クリック突起部51に
は面52aに対して垂直方向に十分な弾力性が与えられ
ているため、クリック突起部51がたわみながらクリッ
ク係止部32を乗り越え、図2(b)の状態から図2
(c)の状態(或はその逆方向の動作)に切り換わる。
【0020】ここで、長孔55によりクリック突起部5
1に良好なたわみが得られるため、摺動子50の摺動に
は必要以上に大きな押圧力は不要であり、スムーズに、
しかも良好なクリック感をもって移動を完了させること
ができる。そして、クリック突起部51とクリック係止
部32の圧接力が過大にならないため、誤消去防止機構
12の耐久性が向上し、また操作力の経時変化も少な
い。
【0021】さらに、長孔55によるクリック突起部5
1の十分な弾力性により、クリック突起部51のへこみ
量が大きくとれるため、クリック係止部32等の各部の
寸法誤差や上下ハーフ2,3の嵌合誤差を或る程度吸収
することができ、多少のズレ等によって良好な動作が損
なわれることはない。そのうえ、本実施例はクリック突
起部51とクリック係止部32がいづれも弧状に突出し
た形状とされているので、摺動子50を中途半端に押圧
しても中央部で停止することはなく、ほぼ必ず図2
(b)或は(c)のいづれかの状態に復帰することがで
き、従って摺動子は常に適正な位置状態にあり、録音可
能状態か否かの判別を正確に行なうことができる。
【0022】また、クリック係止部32は嵌挿孔31の
ほぼ中央に形成されているが、本実施例ではこれを下ハ
ーフ3のみで形成するようにし、クリック係止部32の
上方で上ハーフ2と嵌合するようにしたため、その弧状
に突出している部分は上下ハーフ2、3の嵌合ずれによ
る凹凸が発生することはない。従って、クリック係止部
32の曲面は滑らかであり、摺動子50のクリック突出
部51との円滑な摺動を促進することになる。さらに、
凸部53a,53bと摺動するスライド面34も下ハー
フ3のみで形成されており、従ってスライド面34上に
は上下ハーフ2,3の嵌合ずれによる凹凸は生じないた
め、これも摺動子50の円滑な摺動動作を促すことにな
る。なお、クリック係止部32及びスライド面34は上
ハーフ2に設けるようにしてもよい。
【0023】ところで、図1(a)で説明したように、
摺動子50のくびれ部57は嵌挿孔31の壁面に接触し
ない。従って、上下ハーフ2,3の嵌合が図1(a)の
左右方向にずれた場合も、そのずれによる凹凸部分が摺
動子50の側面に接触することはなく、つまり、クリッ
ク突起部51のある面52aと平行方向の嵌合ずれによ
っても摺動子50の円滑な摺動が妨げられることはな
い。さらに本実施例では、図2(b)(c)からわかる
ようにクリック突起部51に対して反対面の凸部53
a,53bが上下方向に開いた状態で位置し、両壁面に
対して3点で接触するため、摺動子50が安定して保持
されるという利点もある。
【0024】ところで、本実施例では上述したように摺
動子の上部平面56apが円形に、そして下部平面56
bpが方形に形成されている。すると、例えば、図2を
テープカセットのA面側についての誤消去防止機構とし
た場合に、上ハーフ2側から見て、図2(c)の状態で
は円形部分がほぼ上ハーフ2の平面部分に観察され、一
方図2(b)の場合は上ハーフ2側から見て円形部分が
引っ込んだ状態に観察され、つまり逆に下ハーフ側から
見ると方形部分が下ハーフ3の平面部分に観察されるこ
とになる。
【0025】ここで、図2(b)のように円形部分がカ
セット筐体表面に表れた状態を誤消去防止状態、図2
(c)のように方形部分がカセット筐体表面に表れた状
態を記録可能状態であるとすると、A面の誤消去防止機
構12について、使用者はカセット筺体表面部分に円形
が観察された場合はその面は記録可能と直感的に理解す
ることができる。また使用者は、円形部分を押圧するこ
とにより誤消去防止状態となり、また方形部分を押圧す
ることにより記録可能状態となると操作を認識できるた
め、操作の理解が容易になる。B面についての誤消去防
止機構13についても同様である。さらに、例えば端部
上面56apの円形部分に赤色に着色し、端部下面56
bpの方形部分を青色に着色するなどして、互いに異な
る色とすれば、記録不能状態と記録可能状態の見分けを
より容易にすることができる。
【0026】なお、本実施例では摺動子50の一端部を
円形、他端部を方形としたが、本発明としては摺動子の
上下各平面部分が互いに異なる形状となるものであれば
よく、例えば摺動子の上下各平面部分を円形と三角形、
或は方形と三角形にするなど実施例として各種考えられ
る。また、摺動子の上下端部以外の成形部分はいかなる
形状ものであってもよい。
【0027】さらに、摺動子自体の上下各平面部分の形
状を同一として、嵌挿孔の開口部分の形状を上ハーフと
下ハーフで異ならせるようにしてもよい。例えば図7
(a)(b)は本発明の他の実施例のテープカセット1
を上ハーフ2側からみた斜視図と下ハーフ3側からみた
斜視図であるが、誤消去防止機構12の嵌挿孔31を形
成している上ハーフ2側の開口部分12Uは円形状とさ
れ下ハーフ3側の開口部分12Lは方形状とされてい
る。また他方の誤消去防止機構13の嵌挿孔31を形成
している上ハーフ2側の開口部分13Uは方形状とされ
下ハーフ3側の開口部分13Lは円形状とされている。
【0028】このような実施例の場合、嵌挿孔31,3
1に装填される摺動子50の上部平面56ap及び下部
平面56bpの形状が例えば同一の方形であっても、テ
ープカセット1の筺体表面から視認される形状は上ハー
フ2側と下ハーフ3側では異なることになる。つまり、
誤消去防止機構12についていえば、上ハーフ2側から
は摺動子50の上部平面56apは円形に見え、下ハー
フ3側からは摺動子50の下部平面56bpは方形に見
える。従って例えば使用者は、円形部分12U(13
L)の摺動子50を押圧すれば誤消去防止状態となり、
また方形部分12L(13U)を押圧することにより記
録可能状態となると操作を認識できるとともに、現在記
録可能状態か記録不能状態かを直感的に理解できること
になり、上述した摺動子自体の上下各端面の形状を異な
らせる実施例と同様の効果を得ることができる。もちろ
ん開口部分12U,12L及び13U,13Lの形状は
円形と方形に限られるものではなく、互いに異なる開口
形状とすればよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテープカセ
ットでは、カセット筺体表面からは摺動子の上下各端面
部分が異なる形状で視認されるように構成されているた
め、いづれの形状がカセット筺体表面上に表われている
かによって、使用者が当該テープカセットが記録可能状
態であるか記録不能状態であるかを容易に判別できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の摺動子の正面図、平面図、
側面図、底面図、正面方向からの斜視図、及び側面方向
からの斜視図である。
【図2】本実施例の誤消去防止機構の説明図である。
【図3】本実施例のテープカセットの斜視図である。
【図4】本実施例のテープカセットとヘッドドラムの関
係を示す斜視図である。
【図5】本実施例のテープカセットの下ハーフ側の平面
図である。
【図6】本実施例のテープカセットにヘッドドラムを挿
入した状態の平面図である。
【図7】本発明の他の実施例の上ハーフ側からみた斜視
図及び下ハーフ側からみた斜視図である。
【符号の説明】
1 カセット筺体 2 上ハーフ 3 下ハーフ 12,13 誤消去防止機構 12U,12L,13U,13L 開口部分 31 嵌挿孔 50 摺動子 56a 上端部 56ap 上部平面 56b 下端部 56bp 下部平面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット筺体の厚み方向に形成される嵌
    挿孔に嵌挿されて摺動する摺動子を用いて内部に収納さ
    れているテープ状記録媒体に記録されている信号の誤消
    去を防止するようにしたテープカセットにおいて、カセ
    ット筺体表面から視認される前記摺動子の上下端面の形
    状は、一方の端面は第1の形状となり、他方の端面は前
    記第1の形状以外の形状となるように構成されているこ
    とを特徴とするテープカセット。
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