JP2974662B1 - 包装容器 - Google Patents
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Abstract
【要約】
【課題】 ごく短時間に組み立てることが可能な包装容
器の提供を目的とする。 【解決手段】 箱本体1の隣接する一方の側板片6から
他方の側板片5側に方形の張出片14を延設し、張出片
14の底板4隅部を通る対角線上に切り込み溝8aを施
すとともに、対角線を中心対称にして形成する3角形の
うち隣接側板片5側の3角形のみを隣接側板片5に貼着
し、貼着しない3角形を切り込み溝6a,8aを介して
曲折可能にする。また蓋体2については側板片12に張
り出した糊代14を側板片11側に貼着し、切り込み溝
11a,12aを介して曲折可能にすることにより、各
側板片を倒して体積を縮小し、また箱を使用する際に側
板片を起立させて短時間に組立を完成する。
器の提供を目的とする。 【解決手段】 箱本体1の隣接する一方の側板片6から
他方の側板片5側に方形の張出片14を延設し、張出片
14の底板4隅部を通る対角線上に切り込み溝8aを施
すとともに、対角線を中心対称にして形成する3角形の
うち隣接側板片5側の3角形のみを隣接側板片5に貼着
し、貼着しない3角形を切り込み溝6a,8aを介して
曲折可能にする。また蓋体2については側板片12に張
り出した糊代14を側板片11側に貼着し、切り込み溝
11a,12aを介して曲折可能にすることにより、各
側板片を倒して体積を縮小し、また箱を使用する際に側
板片を起立させて短時間に組立を完成する。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、時計、貴金属、身
飾品などの小型商品等を収納するための包装容器に関す
る。
飾品などの小型商品等を収納するための包装容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、時計、貴金属、身飾品などの
小型で高級商品等を収納する包装容器としては、物品の
形状に対応して収納が容易なように考案された各種構造
の箱が開発されている。例えば、化粧板で表装された合
成紙、天然紙などの板状素材に切込み線或いは折曲げ線
を付けて、接着材やホチキス等を用いて箱型に組み立て
る構造の包装容器が用いられている。
小型で高級商品等を収納する包装容器としては、物品の
形状に対応して収納が容易なように考案された各種構造
の箱が開発されている。例えば、化粧板で表装された合
成紙、天然紙などの板状素材に切込み線或いは折曲げ線
を付けて、接着材やホチキス等を用いて箱型に組み立て
る構造の包装容器が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接着剤やホチキス等にて組立てられた容器は、使用時に
即時に商品を収納することができるが、保管のために大
きな空間を要するという問題がある。箱状に組立てられ
た多数の容器を使用するまで保管・管理しておくこと
は、それだけ場所を取り、スペース確保の上からも好ま
しくない。
接着剤やホチキス等にて組立てられた容器は、使用時に
即時に商品を収納することができるが、保管のために大
きな空間を要するという問題がある。箱状に組立てられ
た多数の容器を使用するまで保管・管理しておくこと
は、それだけ場所を取り、スペース確保の上からも好ま
しくない。
【0004】また、組立型の包装容器は、折り畳んでま
とめて収納することにより全体の体積を減らことがで
き、保管・管理が便利である。しかしながら、包装商品
に合せて、容器内に別体を配置しなければ、商品にガタ
ツキが生じ、十分な収納ができないという問題がある。
また、別体を使用すると、容器の組立てに手間と時間を
要するという問題がある。
とめて収納することにより全体の体積を減らことがで
き、保管・管理が便利である。しかしながら、包装商品
に合せて、容器内に別体を配置しなければ、商品にガタ
ツキが生じ、十分な収納ができないという問題がある。
また、別体を使用すると、容器の組立てに手間と時間を
要するという問題がある。
【0005】また、分解型の包装容器も、まとめて収納
することにより全体の体積を減らすことは可能で、上述
のように保管・管理が便利である。しかしながら、商品
毎の包装容器を組み立てようとしても、本体と別体との
嵌装が十分でない場合が多く、商品のガタツキが生じ、
商品の品質保持の上から好ましくない。更に、組立型の
包装容器同様、組立てに多くの時間を要するという問題
があった。
することにより全体の体積を減らすことは可能で、上述
のように保管・管理が便利である。しかしながら、商品
毎の包装容器を組み立てようとしても、本体と別体との
嵌装が十分でない場合が多く、商品のガタツキが生じ、
商品の品質保持の上から好ましくない。更に、組立型の
包装容器同様、組立てに多くの時間を要するという問題
があった。
【0006】さらに、組立型も分解型の包装容器は、本
発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、保管時
に折り畳まれて全体の体積を小さくし、使用時に商品を
収納する際に、現場での組立てが機能的に迅速に行え、
短時間で華麗な包装容器を組み立てることを目的とす
る。
発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、保管時
に折り畳まれて全体の体積を小さくし、使用時に商品を
収納する際に、現場での組立てが機能的に迅速に行え、
短時間で華麗な包装容器を組み立てることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の包装容器は、板紙を折曲げて方形の底板
片4とその各辺を立設させた側板片5,6を設けた箱本
体と該箱本体の開口部を覆う蓋板片10とその各辺を立
設させた側板片11,12とを設けた蓋体2とから構成
される包装容器において、前記底板片4と前記各側板片
5,6との間、及び蓋板片10と各側板片11,12と
の間を切込溝4a,4b,4c,4d,10a,10
b,10c,10d,を介して曲折自在に連設すると共
に前記各側板片5,6,11,12の相互間を曲折自在
な関節手段で連設し、さらに前記箱本体1と前記蓋体2
との間を側板片5を介して切込溝4a,5bで曲折自在
に連設すると共に、前記該箱本体の対向する側板片6,
6に水平方向に掛止片29,29を突出させ、かつ前記
箱本体1に板紙を折曲げて製品を載置する底板片20と
該底板片20の両側を起立させて内壁21と該内壁21
を外方向に屈曲して水平板23と該水平板23を折曲げ
て外壁24とをそれぞれ形成し、前記側板片6,6側の
前記内壁21と水平板23の屈曲部に切欠溝25,25
をそれぞれ形設し、前記外壁24を前記側板片5,5の
内側に固定すると共に、前記切欠溝25,25に前記掛
止片29,29を挿着して、前記側板片5,5の起伏に
追従して起伏する内枠3を形成したことを特徴とする。
め、請求項1の包装容器は、板紙を折曲げて方形の底板
片4とその各辺を立設させた側板片5,6を設けた箱本
体と該箱本体の開口部を覆う蓋板片10とその各辺を立
設させた側板片11,12とを設けた蓋体2とから構成
される包装容器において、前記底板片4と前記各側板片
5,6との間、及び蓋板片10と各側板片11,12と
の間を切込溝4a,4b,4c,4d,10a,10
b,10c,10d,を介して曲折自在に連設すると共
に前記各側板片5,6,11,12の相互間を曲折自在
な関節手段で連設し、さらに前記箱本体1と前記蓋体2
との間を側板片5を介して切込溝4a,5bで曲折自在
に連設すると共に、前記該箱本体の対向する側板片6,
6に水平方向に掛止片29,29を突出させ、かつ前記
箱本体1に板紙を折曲げて製品を載置する底板片20と
該底板片20の両側を起立させて内壁21と該内壁21
を外方向に屈曲して水平板23と該水平板23を折曲げ
て外壁24とをそれぞれ形成し、前記側板片6,6側の
前記内壁21と水平板23の屈曲部に切欠溝25,25
をそれぞれ形設し、前記外壁24を前記側板片5,5の
内側に固定すると共に、前記切欠溝25,25に前記掛
止片29,29を挿着して、前記側板片5,5の起伏に
追従して起伏する内枠3を形成したことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明によれば、切欠溝に掛止片
を挿着した内枠が箱本体内に固定されているので、内枠
が箱本体の側板片に追従して起伏し、箱本体の組立と同
時に内枠を自動的に所定の形状に形成することが可能と
なる。
を挿着した内枠が箱本体内に固定されているので、内枠
が箱本体の側板片に追従して起伏し、箱本体の組立と同
時に内枠を自動的に所定の形状に形成することが可能と
なる。
【0009】単独に起伏する内枠を、組立が完了した箱
本体内に挿着して用いる構成にした ことにより、側板片
を起立させるだけで、包装容器の構成が簡単になる。
本体内に挿着して用いる構成にした ことにより、側板片
を起立させるだけで、包装容器の構成が簡単になる。
【0010】また、各側板片の相互間に切込溝を介して
曲折可能な関節手段を連設したことにより、側板片は底
板片又は蓋板片の面に対して起伏が可能となり、側板片
を底板片又は蓋板片の面から起立させるだけで、短時間
にかつ迅速・簡単に包装容器を組み立てることが可能と
なる。
曲折可能な関節手段を連設したことにより、側板片は底
板片又は蓋板片の面に対して起伏が可能となり、側板片
を底板片又は蓋板片の面から起立させるだけで、短時間
にかつ迅速・簡単に包装容器を組み立てることが可能と
なる。
【0011】さらに箱本体と蓋体との間を側板片を介し
て切込溝で曲折自在に連設したことにより、箱本体と蓋
体とを一体に構成した包装容器を得ることが可能とな
る。
て切込溝で曲折自在に連設したことにより、箱本体と蓋
体とを一体に構成した包装容器を得ることが可能とな
る。
【0012】請求項2の包装容器は、請求項1の関節手
段が、隣接する側板片5,6,11,12の相互間にお
いて、一方の側板片を他方の側板片側に方形の張出片8
を切込溝8a,12aを介して延設し、底板片4の隅部
を通る張出片8の対角線上に切込溝8a,12aを施す
とともに、対角線を中心対称にして形成する3角形のう
ち隣接側板片側の3角形のみを隣接側板片に貼着して成
ることを特徴とする。
段が、隣接する側板片5,6,11,12の相互間にお
いて、一方の側板片を他方の側板片側に方形の張出片8
を切込溝8a,12aを介して延設し、底板片4の隅部
を通る張出片8の対角線上に切込溝8a,12aを施す
とともに、対角線を中心対称にして形成する3角形のう
ち隣接側板片側の3角形のみを隣接側板片に貼着して成
ることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明によれば、隣接する一方の
側板片を他方の側板片側に対して方形の張出片を延設
し、その張出片を対角線にて2分した3角形のうち隣接
側板片側の3角形を隣接側板片側に貼着することによ
り、残りの貼着しない3角形を介して屈曲しつつ蛇腹的
に伸縮して側板片を起伏させることが可能となる。
側板片を他方の側板片側に対して方形の張出片を延設
し、その張出片を対角線にて2分した3角形のうち隣接
側板片側の3角形を隣接側板片側に貼着することによ
り、残りの貼着しない3角形を介して屈曲しつつ蛇腹的
に伸縮して側板片を起伏させることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1から図15は本発明の実施の
形態に係り、図1は包装容器全体の斜視図、図2は包装
容器の展開図、図3は箱本体側の関節手段を示す斜視
図、図4は箱本体側関節手段の作用を示す図、図5は補
強片を示す図3のX−X断面図、図6は蓋体側の関節手
段を示す斜視図、図7は蓋体側関節手段の作用を示す
図、図8は箱本体と蓋体を組み立てた状態を示す斜視
図、図9は内枠の斜視図、図10は内枠の展開図、図1
1は内枠と端部係止片との係止を示す斜視図、図12は
端部係止片の展開図、図13は端部係止片の斜視図、図
14及び図15は関節手段による作用を示す斜視図であ
る。
に基づいて説明する。図1から図15は本発明の実施の
形態に係り、図1は包装容器全体の斜視図、図2は包装
容器の展開図、図3は箱本体側の関節手段を示す斜視
図、図4は箱本体側関節手段の作用を示す図、図5は補
強片を示す図3のX−X断面図、図6は蓋体側の関節手
段を示す斜視図、図7は蓋体側関節手段の作用を示す
図、図8は箱本体と蓋体を組み立てた状態を示す斜視
図、図9は内枠の斜視図、図10は内枠の展開図、図1
1は内枠と端部係止片との係止を示す斜視図、図12は
端部係止片の展開図、図13は端部係止片の斜視図、図
14及び図15は関節手段による作用を示す斜視図であ
る。
【0015】本実施の形態における包装容器は、図1に
示すように、上面が開口した長方形の箱本体1と、その
内部に商品等をセットするために配置した内枠3と、箱
本体1の長辺に対して開閉自在に連設した蓋体2とから
成るものである。
示すように、上面が開口した長方形の箱本体1と、その
内部に商品等をセットするために配置した内枠3と、箱
本体1の長辺に対して開閉自在に連設した蓋体2とから
成るものである。
【0016】箱本体1は図2の展開図に示すように、底
板4の各辺それぞれに対して側板片5、5及び側板片
6,6を連設し、その境界に曲折を容易にするための切
り込み溝4a,4b,4c,4dを施している。そし
て、一方の側板片5には、図3から図5に示すように、
補強片7を切込溝5aを介して内側に曲折可能に連設
し、側板6,6のそれぞれにはには張出片8,8を切込
溝6a,6bを介して連設し、張出片8は底板の隅部を
通る対角線にて仕切るとともに対角線上に切り込み溝8
aを施し、対角線を中心対称に形成する3角形のうち隣
接側板片5,5側の3角形のみをハッチングにて示す糊
代9として隣接側板片5,5に貼着している。
板4の各辺それぞれに対して側板片5、5及び側板片
6,6を連設し、その境界に曲折を容易にするための切
り込み溝4a,4b,4c,4dを施している。そし
て、一方の側板片5には、図3から図5に示すように、
補強片7を切込溝5aを介して内側に曲折可能に連設
し、側板6,6のそれぞれにはには張出片8,8を切込
溝6a,6bを介して連設し、張出片8は底板の隅部を
通る対角線にて仕切るとともに対角線上に切り込み溝8
aを施し、対角線を中心対称に形成する3角形のうち隣
接側板片5,5側の3角形のみをハッチングにて示す糊
代9として隣接側板片5,5に貼着している。
【0017】また箱本体1の他方の側板片5に対して
は、切込線5bを介して蓋板片10を連設し、蓋板片1
0の3辺に対しては切込溝10a,10b,10cを介
して側板片11,12,12を連設している。さらに側
板片11には蓋体2を開閉する時に指先を掛ける円弧状
の切欠部13を形成し、側板12、12のそれぞれには
切り込み溝12a,12aを介して側板片11側に貼着
するハッチングにて示す糊代14,14を連設してい
る。また糊代14,14に対応する側板片11に切り込
み溝11a,11aを施して屈曲自在にしている。そし
て上記各部分は1枚のボール紙にて形成している。
は、切込線5bを介して蓋板片10を連設し、蓋板片1
0の3辺に対しては切込溝10a,10b,10cを介
して側板片11,12,12を連設している。さらに側
板片11には蓋体2を開閉する時に指先を掛ける円弧状
の切欠部13を形成し、側板12、12のそれぞれには
切り込み溝12a,12aを介して側板片11側に貼着
するハッチングにて示す糊代14,14を連設してい
る。また糊代14,14に対応する側板片11に切り込
み溝11a,11aを施して屈曲自在にしている。そし
て上記各部分は1枚のボール紙にて形成している。
【0018】この展開図において、箱本体1側における
A部は、図3に示すように、糊代9を側板片5側に貼着
することによりその部分が側板片5と一体化し、図4に
示すように張出片8が切込溝6b,8aを介して屈曲す
ることが可能となり、蛇腹状に伸縮して矢印にて示すよ
うに側板片6を内側に、側板片5,5を外側に対して起
伏させることが可能となる。
A部は、図3に示すように、糊代9を側板片5側に貼着
することによりその部分が側板片5と一体化し、図4に
示すように張出片8が切込溝6b,8aを介して屈曲す
ることが可能となり、蛇腹状に伸縮して矢印にて示すよ
うに側板片6を内側に、側板片5,5を外側に対して起
伏させることが可能となる。
【0019】一方蓋体2のB部は図6に示すように、糊
代14を側板片11側に貼着することにより、図7に示
すように切り込み溝11a,12aを介して側板片11
及び12を矢印にて示す方向に起伏させることが可能と
なる。なお、補強片7は図4及び図5に示すように側板
片5の内側に曲折して貼着している。
代14を側板片11側に貼着することにより、図7に示
すように切り込み溝11a,12aを介して側板片11
及び12を矢印にて示す方向に起伏させることが可能と
なる。なお、補強片7は図4及び図5に示すように側板
片5の内側に曲折して貼着している。
【0020】このような構成において、底板4に対して
側板片5,5及び側板片6,6を、また蓋板片10に対
して側板11,12,12を所定の位置まで起立させた
場合には、図8に示すように箱本体1と蓋体2とが組立
が完了して使用可能な状態となる。
側板片5,5及び側板片6,6を、また蓋板片10に対
して側板11,12,12を所定の位置まで起立させた
場合には、図8に示すように箱本体1と蓋体2とが組立
が完了して使用可能な状態となる。
【0021】一方、箱本体1に配設する内枠3は、図9
に示すように、本実施の形態ではベルト付き腕時計を箱
体1内に体裁よく位置決めして収納するためのものであ
るが、この内枠は底板20と内壁21,21とにより長
手方向に対して腕時計のベルト部分を収納するための溝
22を形成し、それぞれの曲折部には切り込み溝20
a,20bを施している。
に示すように、本実施の形態ではベルト付き腕時計を箱
体1内に体裁よく位置決めして収納するためのものであ
るが、この内枠は底板20と内壁21,21とにより長
手方向に対して腕時計のベルト部分を収納するための溝
22を形成し、それぞれの曲折部には切り込み溝20
a,20bを施している。
【0022】更に、溝22の上端から外に向かって水平
板23,23を切込溝21a,21bを介して曲折可能
に連設し、水平板23,23の外側端部に対して切込溝
23a,23bを介して下向きの外壁24,24を曲折
可能に連設している。
板23,23を切込溝21a,21bを介して曲折可能
に連設し、水平板23,23の外側端部に対して切込溝
23a,23bを介して下向きの外壁24,24を曲折
可能に連設している。
【0023】また、切込溝21a,21b両端から所定
の長さにて切欠溝25を形成し、水平板23の中程には
円弧状にかつ内壁21まで切り裂いた腕時計載置部26
を形成しており、内壁21を切り裂いた部分27は水平
に倒している。
の長さにて切欠溝25を形成し、水平板23の中程には
円弧状にかつ内壁21まで切り裂いた腕時計載置部26
を形成しており、内壁21を切り裂いた部分27は水平
に倒している。
【0024】このように構成した各部分は、図10の展
開図に示すように1枚のボール紙にて形成している。な
お図9及び図10において、外壁24,24のハッチン
グにて示した外側の面は箱本体1の側板片5内壁に対し
て貼着・固定する部分であり、水平板23の高さは箱本
体1の深さに対して底から2/3程度に設定し、腕時計
を水平板23上に載置して蓋体2を閉止することが可能
な状態にしている。
開図に示すように1枚のボール紙にて形成している。な
お図9及び図10において、外壁24,24のハッチン
グにて示した外側の面は箱本体1の側板片5内壁に対し
て貼着・固定する部分であり、水平板23の高さは箱本
体1の深さに対して底から2/3程度に設定し、腕時計
を水平板23上に載置して蓋体2を閉止することが可能
な状態にしている。
【0025】さらに、図11に示すように、内枠3の切
欠溝25,25に対しては、箱本体1内側における端部
の体裁を整えるとともに箱本体1の側板片6の起伏に連
動して内枠3を起伏させるための端部掛止片28を挿入
するものであり、この端部掛止片28は、内枠3におけ
る外壁24,24の内幅に対応して挿入し得る幅に設定
した掛止板29を有し、図12及び図13に示すよう
に、掛止板29の一方の側に対して壁部30を切り込み
溝29aを介して曲折可能に連設し、壁部30に対して
切り込み溝30aを介して壁部31を曲折可能に連設
し、壁部30を下向きに、壁部31を上向きに曲折し
て、その両者間を貼着している。
欠溝25,25に対しては、箱本体1内側における端部
の体裁を整えるとともに箱本体1の側板片6の起伏に連
動して内枠3を起伏させるための端部掛止片28を挿入
するものであり、この端部掛止片28は、内枠3におけ
る外壁24,24の内幅に対応して挿入し得る幅に設定
した掛止板29を有し、図12及び図13に示すよう
に、掛止板29の一方の側に対して壁部30を切り込み
溝29aを介して曲折可能に連設し、壁部30に対して
切り込み溝30aを介して壁部31を曲折可能に連設
し、壁部30を下向きに、壁部31を上向きに曲折し
て、その両者間を貼着している。
【0026】掛止板29の他方の側には円弧状の切欠3
2を形成するとともに両隅に挿入ガイド33を形成し
て、挿入ガイド33にて挿入を容易にし、切欠32にて
端面の体裁を整えている。そして、壁31のハッチング
にて示した面は箱本体1の両側板片6,6の内面に貼着
する面となる。従って、壁31を両側板片6,6の内面
に貼着した状態にて側板片6,6を前述したように箱本
体1の内側に対して起伏することにより、壁31は切り
込み溝29aを介して同時に倒れ、掛止板29が切欠溝
25の奥まで進入すると同時に内枠3が掛止板29にて
押し下げられ畳み込まれる。
2を形成するとともに両隅に挿入ガイド33を形成し
て、挿入ガイド33にて挿入を容易にし、切欠32にて
端面の体裁を整えている。そして、壁31のハッチング
にて示した面は箱本体1の両側板片6,6の内面に貼着
する面となる。従って、壁31を両側板片6,6の内面
に貼着した状態にて側板片6,6を前述したように箱本
体1の内側に対して起伏することにより、壁31は切り
込み溝29aを介して同時に倒れ、掛止板29が切欠溝
25の奥まで進入すると同時に内枠3が掛止板29にて
押し下げられ畳み込まれる。
【0027】次に、この構成の包装容器の作用について
説明する。包装容器は、箱本体1の側板片6,6を起立
させることにより側板片5,5が追従して起立し、これ
と同時に内枠3の壁部31が起立することにより係止板
29が切欠溝25中を後退しつつ内枠3の水平板23を
持ち上げ、内枠3が起立状態になる。また蓋体2は、そ
の側板片12,12を起立させることにより側板片11
が追従して起立し、図14に示すような状態を経て図1
に示す使用可能な状態に組立が完成する。また、逆に組
立完成の状態から箱本体1の側板片6,6及び蓋体2の
側板片12,12を倒すことにより、その他の側板片
5,5及び11が追従して倒れ、図14の状態を経て図
15に示すように内枠を含む全体を平らに折り畳むこと
が可能となる。 なお、上記の箱本体1の側板片5,
5,6,6を倒した状態では、端部係止片28の係止板
29が切欠溝25の最も深くに進入した状態となって内
枠3を押し下げ、側板片6,6を起こした状態では係止
板29が切欠溝25から引き抜かれる方向に移動しつつ
内枠3を使用状態まで押し上げる作用をなす。
説明する。包装容器は、箱本体1の側板片6,6を起立
させることにより側板片5,5が追従して起立し、これ
と同時に内枠3の壁部31が起立することにより係止板
29が切欠溝25中を後退しつつ内枠3の水平板23を
持ち上げ、内枠3が起立状態になる。また蓋体2は、そ
の側板片12,12を起立させることにより側板片11
が追従して起立し、図14に示すような状態を経て図1
に示す使用可能な状態に組立が完成する。また、逆に組
立完成の状態から箱本体1の側板片6,6及び蓋体2の
側板片12,12を倒すことにより、その他の側板片
5,5及び11が追従して倒れ、図14の状態を経て図
15に示すように内枠を含む全体を平らに折り畳むこと
が可能となる。 なお、上記の箱本体1の側板片5,
5,6,6を倒した状態では、端部係止片28の係止板
29が切欠溝25の最も深くに進入した状態となって内
枠3を押し下げ、側板片6,6を起こした状態では係止
板29が切欠溝25から引き抜かれる方向に移動しつつ
内枠3を使用状態まで押し上げる作用をなす。
【0028】本実施の形態によれば、箱本体1の側板片
6,6及び蓋体2の側板片12,12を起立させるだけ
で箱をごく短時間に使用状態に組み立て完成することが
できる。また逆に倒すだけで簡単に全体を水平な状態に
畳み込むことができる。従って、例えば収納すべき商品
を輸送、あるいは保管する場合においては、複数の商品
をまとめて大箱に収納することにより全体の体積を縮小
し、1品づつ販売する等により取り出した時点において
包装容器を簡単に組み立てて収納することができる。こ
れにより輸送費や保管する空間を削減することが可能と
なる。
6,6及び蓋体2の側板片12,12を起立させるだけ
で箱をごく短時間に使用状態に組み立て完成することが
できる。また逆に倒すだけで簡単に全体を水平な状態に
畳み込むことができる。従って、例えば収納すべき商品
を輸送、あるいは保管する場合においては、複数の商品
をまとめて大箱に収納することにより全体の体積を縮小
し、1品づつ販売する等により取り出した時点において
包装容器を簡単に組み立てて収納することができる。こ
れにより輸送費や保管する空間を削減することが可能と
なる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、切欠溝に掛止片を挿着
した内枠が箱本体に固定されているので、内枠が箱本体
の側板片に追従して起伏し、箱本体の組立と同時に内枠
を自動的に所定の形状に形成することが可能となる。
した内枠が箱本体に固定されているので、内枠が箱本体
の側板片に追従して起伏し、箱本体の組立と同時に内枠
を自動的に所定の形状に形成することが可能となる。
【0030】また、単独に起伏する内枠を、組立が完了
した箱本体内に固定したことにより、側板片を起立させ
るだけで、包装容器の構成が簡単になる。
した箱本体内に固定したことにより、側板片を起立させ
るだけで、包装容器の構成が簡単になる。
【0031】更に、各側板片の相互間に切込溝を介して
曲折可能な関節手段を連設したことにより、側板片は底
板又は蓋板片の面に対して起伏が可能となり、側板片を
底板片又は蓋板片の面から起立させるだけで、短時間に
かつ迅速・簡単に組み立てることが可能となる。同時に
形成される側板片で、商品固定部分が形成され、商品の
ガタツキが生じない。したがって、別に商品を固定する
別体を設ける必要も無い。
曲折可能な関節手段を連設したことにより、側板片は底
板又は蓋板片の面に対して起伏が可能となり、側板片を
底板片又は蓋板片の面から起立させるだけで、短時間に
かつ迅速・簡単に組み立てることが可能となる。同時に
形成される側板片で、商品固定部分が形成され、商品の
ガタツキが生じない。したがって、別に商品を固定する
別体を設ける必要も無い。
【0032】また、箱本体と蓋体との間を切込溝を介し
て曲折自在に連設したことにより、商品を収納する側板
片を形成しつつ、箱本体と蓋体とを一体に構成した包装
容器を得ることができる。
て曲折自在に連設したことにより、商品を収納する側板
片を形成しつつ、箱本体と蓋体とを一体に構成した包装
容器を得ることができる。
【0033】さらに、必要な都度、包装容器を短時間に
組み立てて商品毎に収納することにより、全体の収納体
積を縮減して保管の空間を削減することができる。
組み立てて商品毎に収納することにより、全体の収納体
積を縮減して保管の空間を削減することができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る包装容器全体の斜
視図。
視図。
【図2】図1の包装容器の展開図。
【図3】箱本体側の関節手段を示す斜視図。
【図4】箱本体側関節手段の作用を示す図。
【図5】補強片を示し図3のX−X断面図。
【図6】蓋体側の関節手段を示す斜視図。
【図7】蓋体側関節手段の作用を示す図。
【図8】箱本体と蓋体を組み立て完成した斜視図。
【図9】内枠の斜視図。
【図10】内枠の展開図。
【図11】内枠と端部係止片との掛止を示す斜視図。
【図12】端部係止片の展開図。
【図13】端部係止片の斜視図。
【図14】関節手段による作用を示す斜視図。
【図15】関節手段による作用を示す斜視図。
1…箱本体 2…蓋体 3…内枠 4,…底板片 5,6,11,12…側板片 7…補強片 8…張出片 9,14…糊代 10…蓋板片 13…切欠 14…糊代 21…内壁 22…溝 23…水平板 24…外壁 25…切欠溝 26…載置部 27…内壁切り裂き部 28…掛止片 29…掛止板 30,31…壁部 32…円弧状切欠 33…挿入ガイド
Claims (2)
- 【請求項1】 板紙を折曲げて方形の底板片4とその各
辺を立設させた側板片5,6を設けた箱本体と該箱本体
の開口部を覆う蓋板片10とその各辺を立設させた側板
片11,12とを設けた蓋体2とから構成される包装容
器において、 前記底板片4と前記各側板片5,6との間、及び前記蓋
板片10と前記各側板片11,12との間を切込溝4
a,4b,4c,4d,10a,10b,10c,10
d,を介して曲折自在に連設すると共に前記各側板片
5,6,11,12 の相互間を曲折自在な関節手段で連
設し、さらに前記箱本体1と前記蓋体2との間を側板片
5を介して切込溝4a,5bで曲折自在に連設すると共
に、 前記該箱本体の対向する前記側板片6,6に水平方向に
掛止片29,29を突出させ、かつ前記箱本体1に板紙
を折曲げて製品を載置する底板片20と該底板片20の
両側を起立させて内壁21と該内壁21を外方向に屈曲
して水平板23と該水平板23を折曲げて外壁24とを
それぞれ形成し、前記側板片6,6側の前記内壁21と
水平板23の屈曲部に切欠溝25,25をそれぞれ形設
し、前記外壁24を前記側板片5,5の内側に固定する
と共に、前記切欠溝25,25に前記掛止片29,29
を挿着して、前記側板片5,5の起伏に追従して起伏す
る内枠3を形成したことを特徴とする包装容器。 - 【請求項2】 前記関節手段は、隣接する側板片5,
6,11,12の相互間において、一方の側板片を他方
の側板片側に方形の張出片8を切込溝8a,12aを介
して延設し、底板片4の隅部を通る張出片8の対角線上
に切込溝8a,12aを施すとともに、対角線を中心対
称にして形成する3角形のうち隣接側板片側の3角形の
みを隣接側板片に貼着して成ることを特徴とする請求項
1記載の包装容器。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20645398A JP2974662B1 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20645398A JP2974662B1 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2974662B1 true JP2974662B1 (ja) | 1999-11-10 |
JP2000033933A JP2000033933A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16523636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20645398A Expired - Fee Related JP2974662B1 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2974662B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001181768A (ja) | 1999-12-17 | 2001-07-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 自動車構造部材用アルミニウム合金押出し材およびその製造方法 |
-
1998
- 1998-07-22 JP JP20645398A patent/JP2974662B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000033933A (ja) | 2000-02-02 |
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Legal Events
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