JP2974040B2 - 車両のフェンダ装置 - Google Patents
車両のフェンダ装置Info
- Publication number
- JP2974040B2 JP2974040B2 JP5151381A JP15138193A JP2974040B2 JP 2974040 B2 JP2974040 B2 JP 2974040B2 JP 5151381 A JP5151381 A JP 5151381A JP 15138193 A JP15138193 A JP 15138193A JP 2974040 B2 JP2974040 B2 JP 2974040B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fender panel
- vehicle
- upper frame
- slope
- downward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/34—Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
- B60R2021/343—Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using deformable body panel, bodywork or components
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の前部左右に配置
されるフェンダ、とくにその取り付け構造に関する。
されるフェンダ、とくにその取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、実公昭58−4
764号公報に例示されているように、断面箱形のフロ
ントアッパーフレームの上面にフロントフェンダパネル
の内側端が固定されているが、フロントフェンダパネル
にはフロントフードに近接して立壁部が形成されてお
り、この部分においては上下方向の剛性が比較的大きい
ため、上方から衝撃を受けてもフロントフェンダパネル
が下方へ変形しにくい不具合があった。
764号公報に例示されているように、断面箱形のフロ
ントアッパーフレームの上面にフロントフェンダパネル
の内側端が固定されているが、フロントフェンダパネル
にはフロントフードに近接して立壁部が形成されてお
り、この部分においては上下方向の剛性が比較的大きい
ため、上方から衝撃を受けてもフロントフェンダパネル
が下方へ変形しにくい不具合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車両
のアッパーフレームに連結されるフェンダパネルの内側
部分において、上下方向の剛性を比較的小さくして、上
方からの衝撃に対しフェンダパネルが下方へ変形しやす
いようにすることにある。
のアッパーフレームに連結されるフェンダパネルの内側
部分において、上下方向の剛性を比較的小さくして、上
方からの衝撃に対しフェンダパネルが下方へ変形しやす
いようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載された本発明にかかる車両のフェン
ダ装置は、フードに隣接して配置されアッパーフレーム
に内側端が連結される単一板材のフェンダパネルにおい
て、車両中心方向下向きの斜面部が上記フードの下方に
形成され、上記斜面部と上記アッパーフレームの上面と
の間に上記斜面部の下方変形を許容する空間が形成され
ている。
め、請求項1に記載された本発明にかかる車両のフェン
ダ装置は、フードに隣接して配置されアッパーフレーム
に内側端が連結される単一板材のフェンダパネルにおい
て、車両中心方向下向きの斜面部が上記フードの下方に
形成され、上記斜面部と上記アッパーフレームの上面と
の間に上記斜面部の下方変形を許容する空間が形成され
ている。
【0005】また、請求項2に記載された本発明にかか
る車両のフェンダ装置は、上記請求項1において、上記
内側端が上記アッパーフレームにおける車両中心方向下
向きの上部斜面に連結され、上記空間内にエネルギ吸収
部材が設置されている。
る車両のフェンダ装置は、上記請求項1において、上記
内側端が上記アッパーフレームにおける車両中心方向下
向きの上部斜面に連結され、上記空間内にエネルギ吸収
部材が設置されている。
【0006】
【作用】すなわち、単一板材のフェンダパネルにはフー
ドの下方において車両中心方向下向きの斜面部が形成さ
れ、その斜面部とアッパーフレームの上面との間に斜面
部の下方変形を許容する空間が形成されていて、斜面部
における上下方向の剛性が比較的小さくなっているた
め、フェンダパネルの上端部に上方から衝撃が作用する
と、フェンダパネルの斜面部が容易に変形してフェンダ
パネルが下方へ変位することができるので、上記衝撃を
簡単に緩和することができる。また、アッパーフレーム
の上面とフェンダパネル斜面部との間に斜面部の下方変
形を許容する空間が形成されて、この空間内にエネルギ
吸収部材が設置されているので、上記衝撃によってフェ
ンダパネルの斜面部が下方へ変位したときには、その変
位エネルギがエネルギ吸収部材により吸収されて、上記
衝撃を確実かつ効果的に緩和することができる。
ドの下方において車両中心方向下向きの斜面部が形成さ
れ、その斜面部とアッパーフレームの上面との間に斜面
部の下方変形を許容する空間が形成されていて、斜面部
における上下方向の剛性が比較的小さくなっているた
め、フェンダパネルの上端部に上方から衝撃が作用する
と、フェンダパネルの斜面部が容易に変形してフェンダ
パネルが下方へ変位することができるので、上記衝撃を
簡単に緩和することができる。また、アッパーフレーム
の上面とフェンダパネル斜面部との間に斜面部の下方変
形を許容する空間が形成されて、この空間内にエネルギ
吸収部材が設置されているので、上記衝撃によってフェ
ンダパネルの斜面部が下方へ変位したときには、その変
位エネルギがエネルギ吸収部材により吸収されて、上記
衝撃を確実かつ効果的に緩和することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例について具
体的に説明する。車両のフロントフード1に隣接してそ
の左右にフロントフェンダパネル2が配置され、断面箱
形に形成されたフロントアッパーフレーム3における車
両中心方向下向きの上部斜面4にフロントフェンダパネ
ル2の内側端が連結されると共に、フロントフード1の
下方においてフロントフェンダパネル2には車両中心方
向下向きの斜面部5が形成されている。
体的に説明する。車両のフロントフード1に隣接してそ
の左右にフロントフェンダパネル2が配置され、断面箱
形に形成されたフロントアッパーフレーム3における車
両中心方向下向きの上部斜面4にフロントフェンダパネ
ル2の内側端が連結されると共に、フロントフード1の
下方においてフロントフェンダパネル2には車両中心方
向下向きの斜面部5が形成されている。
【0008】上記フロントアッパーフレーム3の上面6
はフランジの立っていない平坦面となっており、フロン
トフェンダパネル斜面部5とフロントアッパーフレーム
上面6との間に形成された空間内にエネルギ吸収部材7
が設置されている。エネルギ吸収部材7は発泡ウレタン
樹脂体、または、図2に示すような厚紙やアルミ箔等に
より形成された上下に開口のハニカム構造体8、また
は、図3及び図4にそれぞれ示すような板金製の折り曲
げ構造体9や横方向に開口した六角筒状体10、また
は、中空のプラスチック体等、もしくは、それらの組み
合わせにより適宜構成されていて、上下方向の負荷によ
るエネルギ吸収部材7の変形もしくは破壊によってその
負荷エネルギを吸収することができる。
はフランジの立っていない平坦面となっており、フロン
トフェンダパネル斜面部5とフロントアッパーフレーム
上面6との間に形成された空間内にエネルギ吸収部材7
が設置されている。エネルギ吸収部材7は発泡ウレタン
樹脂体、または、図2に示すような厚紙やアルミ箔等に
より形成された上下に開口のハニカム構造体8、また
は、図3及び図4にそれぞれ示すような板金製の折り曲
げ構造体9や横方向に開口した六角筒状体10、また
は、中空のプラスチック体等、もしくは、それらの組み
合わせにより適宜構成されていて、上下方向の負荷によ
るエネルギ吸収部材7の変形もしくは破壊によってその
負荷エネルギを吸収することができる。
【0009】上記車両において、フロントフェンダパネ
ル2の上端部を下方へ手で押す程度の負荷では、フロン
トフェンダパネル2自身の剛性とエネルギ吸収部材7と
によってフロントフェンダパネル2が上下に変形するこ
とはないが、フロントフェンダパネル2の上端部に下方
へ衝撃が加えられたとき、及びまたは、フロントフード
1の側端部に上方から衝撃が加えられて下方へ変位した
ときには、フロントフェンダパネル2の斜面部5が比較
的容易に変形することにより、フロントフェンダパネル
2の上端部が下方へ、もしくは車両中心に向かって斜め
下方へ急速に変位しようとし、この際、エネルギ吸収部
材7がその衝撃に応じて変形し、もしくは破壊されて、
衝撃エネルギの吸収により確実に緩衝作用を果たすこと
ができる。
ル2の上端部を下方へ手で押す程度の負荷では、フロン
トフェンダパネル2自身の剛性とエネルギ吸収部材7と
によってフロントフェンダパネル2が上下に変形するこ
とはないが、フロントフェンダパネル2の上端部に下方
へ衝撃が加えられたとき、及びまたは、フロントフード
1の側端部に上方から衝撃が加えられて下方へ変位した
ときには、フロントフェンダパネル2の斜面部5が比較
的容易に変形することにより、フロントフェンダパネル
2の上端部が下方へ、もしくは車両中心に向かって斜め
下方へ急速に変位しようとし、この際、エネルギ吸収部
材7がその衝撃に応じて変形し、もしくは破壊されて、
衝撃エネルギの吸収により確実に緩衝作用を果たすこと
ができる。
【0010】この場合、フロントフェンダパネル2の上
端部が容易に下方へ変位することにより、その上端部を
比較的柔軟に構成することができて大層都合がよいと共
に、上記緩衝作用の強さはエネルギ吸収部材7によって
簡単かつ任意に調整することができ、車両の構造自体を
変更する必要が全くないので、実用上非常に便利であ
る。
端部が容易に下方へ変位することにより、その上端部を
比較的柔軟に構成することができて大層都合がよいと共
に、上記緩衝作用の強さはエネルギ吸収部材7によって
簡単かつ任意に調整することができ、車両の構造自体を
変更する必要が全くないので、実用上非常に便利であ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明にかかる車両のフェンダ装置にお
いては、フェンダパネルの上端部に上方から作用する衝
撃に対し、フェンダパネルの斜面部が変形することによ
りフェンダパネルが比較的容易に下方へ変位し、上記衝
撃を簡単に緩和することができ、また、アッパーフレー
ムの上面とフェンダパネル斜面部との間に形成された空
間内にエネルギ吸収部材が設置されているので、上記衝
撃によってフェンダパネルの斜面部が下方へ変位したと
きには、その変位エネルギがエネルギ吸収部材により吸
収されて、上記衝撃を確実かつ効果的に緩和することが
でき実用上非常に便利である。
いては、フェンダパネルの上端部に上方から作用する衝
撃に対し、フェンダパネルの斜面部が変形することによ
りフェンダパネルが比較的容易に下方へ変位し、上記衝
撃を簡単に緩和することができ、また、アッパーフレー
ムの上面とフェンダパネル斜面部との間に形成された空
間内にエネルギ吸収部材が設置されているので、上記衝
撃によってフェンダパネルの斜面部が下方へ変位したと
きには、その変位エネルギがエネルギ吸収部材により吸
収されて、上記衝撃を確実かつ効果的に緩和することが
でき実用上非常に便利である。
【図1】本発明の実施例における要部の概略縦断面図。
【図2】上記実施例の一部拡大斜視図。
【図3】上記実施例の一部拡大斜視図。
【図4】上記実施例の一部拡大斜視図。
1 フロントフード 2 フロントフェンダパネル 3 フロントアッパーフレーム 5 斜面部 7 エネルギ吸収部材 8 ハニカム構造体 9 折り曲げ構造体 10 六角箇状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/16
Claims (2)
- 【請求項1】 フードに隣接して配置されアッパーフレ
ームに内側端が連結される単一板材のフェンダパネルに
おいて、車両中心方向下向きの斜面部が上記フードの下
方に形成され、上記斜面部と上記アッパーフレームの上
面との間に上記斜面部の下方変形を許容する空間が形成
された車両のフェンダ装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記内側端が上記ア
ッパーフレームにおける車両中心方向下向きの上部斜面
に連結され、上記空間内にエネルギ吸収部材が設置され
た車両のフェンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5151381A JP2974040B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 車両のフェンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5151381A JP2974040B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 車両のフェンダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06336179A JPH06336179A (ja) | 1994-12-06 |
JP2974040B2 true JP2974040B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=15517335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5151381A Expired - Lifetime JP2974040B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 車両のフェンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2974040B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE50007151D1 (de) * | 1999-10-19 | 2004-08-26 | Opel Adam Ag | Vorderbau für ein kraftfahrzeug |
DE10009364A1 (de) * | 2000-02-29 | 2001-08-30 | Volkswagen Ag | Kotflügelanordnung für ein Kraftfahrzeug |
KR100417942B1 (ko) * | 2000-03-31 | 2004-02-11 | 도요타지도샤가부시키가이샤 | 차량의 펜더 구조 |
DE10132656A1 (de) * | 2001-07-05 | 2003-01-16 | Opel Adam Ag | Fahrzeukarosserie mit einer nachgiebig gelagerten Fronthaube |
JP3838125B2 (ja) | 2002-03-15 | 2006-10-25 | 日産自動車株式会社 | フェンダ構造 |
JP2010089622A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Kanto Auto Works Ltd | 自動車のシール部材 |
DE102010060800A1 (de) * | 2010-11-25 | 2012-05-31 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Kotflügelanordnung |
US11945364B2 (en) | 2021-10-06 | 2024-04-02 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Automotive headlight attachment loading block for pedestrian protection |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP5151381A patent/JP2974040B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06336179A (ja) | 1994-12-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990804 |