JP2971695B2 - メータケースの放熱構造 - Google Patents

メータケースの放熱構造

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JP2971695B2
JP2971695B2 JP5060258A JP6025893A JP2971695B2 JP 2971695 B2 JP2971695 B2 JP 2971695B2 JP 5060258 A JP5060258 A JP 5060258A JP 6025893 A JP6025893 A JP 6025893A JP 2971695 B2 JP2971695 B2 JP 2971695B2
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聡 早乙女
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メータケースの構造に
係り、特に、メータ表示部の照明用の発光源が組み込ま
れたメータケースにおいて内部で発生した熱を外部に放
出するのに適応化されたメータケースの放熱構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2には従来形の一例としての指針式メ
ータにおけるメータケースの構成が側断面図の形態で示
される。
【0003】図面に示すように、メータケース10aの
前面側にはメータ表示部として指針11と文字板12が
設けられており、一方、前記メータケース10aの背面
側にはフレキシブル基板等で作られた配線板13が敷設
され、その上からメータ表示部の照明用のランプ14
a,14bと指針駆動用の内機(ムーブメント)15が
取り付けられ、この配線板13を介して電源供給と信号
の授受が行われるようになっている。
【0004】また、ランプ14a,14bの点灯時には
その発熱によりメータケース10aの内部の温度が上昇
して様々な不都合、例えば、配線板が変形したり、ラン
プの寿命が短くなったり、あるいはメータの指示に誤差
が生じる等の不都合が生じるので、これに対処するため
に、メータケース10aの外壁16aの一部に開口部1
7a(例えば格子状あるいはスリット状の穴)を設け、
内部で発生した熱を開口部17aを通して外部に放出す
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のメータ
ケースの構造では、ケース内部の放熱効果という点では
有利であるが、図2において矢印で示すようにランプ1
4a,14bからの直射光も同時に開口部17aを通し
て外部に放射されるため、メータ表示部(指針11と文
字板12)を照明するための光の量が相対的に減少する
ことになり、そのためにメータの指示値が読み難い、つ
まり視認度が低下する、という問題があった。
【0006】また、係るメータが例えば自動車等の車両
に取り付けられている場合には、メータの周辺部に光が
発散されてしまい、そのためにメータの近くに配設され
ている他のメータの指示値の認識に悪影響を及ぼす可能
性もあり、改善の余地がある。
【0007】本発明は、係る従来技術における課題に鑑
み創作されたもので、メータ表示部の照明用の発光源か
らの放射光を外部に漏らすことなく、内部で発生した熱
を有効に外部に放出することができるメータケースの放
熱構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るメータケースの構造は、前面側開口
と、本体と、背面板とからなり、樹脂モールドによって
一体的に成形されるメータケースであって、前記開口に
は指針を備えた文字板が取り付けられられ、前記本体は
内部に前記指針を駆動する内機を収容するだけの奥行を
備え、前記背面板には前記内機とメータ表示部の照明用
の発光源とを固定する配線板が取り付けられると共に、
前記内機と前記発光源とを挿通するための貫通孔が設け
られたメータケースにおいて、前記メータケースの上部
と下部の外壁の前記文字板側に放熱用の開口部を設ける
と共に、前記背面板の前記外壁の上下部分と接続してい
た部分を前記文字板に接するように折り曲げて延長して
前記外壁の前端部に接続して内壁を形成し、この内壁の
前記開口部に重ならない位置に開口部を設けたことを特
特徴とする。これに加えて、前記内壁の前記文字板側の
端部と、この端部と前記外壁の前端部とを接続する前面
壁の内側に、前記開口部を覆うような別の内壁を突設し
て設けても良い。
【0009】
【作用】上述した本発明の構成によれば、発光源の動作
時(例えばランプの点灯時)にメータケースの内部で発
生した熱は、内壁に設けた放熱用の開口部およびメータ
ケースの外壁に設けられた放熱用の開口部を通して外部
に放出されるので、従来形のメータケースにおいて見ら
れたような不具合(ランプ寿命の低下、メータの指示誤
差の発生等)を解消することができる。
【0010】同時に、発光源からの放射光は、外壁の内
側の所定位置に設けられた内壁の存在により遮光される
ので、放熱用の開口部を通して外部に漏れることなく、
その大部分がメータ表示部の照明用の光として利用され
るため、メータの指示値に対する視認度を向上させるこ
とができる。
【0011】また、メータケースの外壁と上記内壁の間
の所定位置に更に別の内壁を設けた場合には、遮光効果
をより一層高めたメータケースの放熱構造を提供するこ
とが可能となる。
【0012】なお、本発明の他の構成上の特徴および作
用の詳細については、添付図面を参照しつつ以下に記述
される実施例を用いて説明する。
【0013】
【実施例】図1に本発明の一実施例としての指針式メー
タにおけるメータケースの放熱構造が示される。
【0014】図面において、(a)はメータケースを正
面側から見た時の全体構成を示し、(b)は(a)のA
−A線に沿って見た時の側断面構成を示す。なお、図1
において、図2で説明した従来のメータケース10aと
同等の構成要素について同じ参照符号を付して説明す
る。
【0015】本実施例のメータケース10は、図2に示
した従来形の構造と同様に、その前面側にメータ表示部
として指針11と文字板12が設けられ、また背面側に
はフレキシブル基板等で作られた配線板13が敷設さ
れ、その上からメータ表示部の照明用のランプ14a、
14bと指針駆動用の内機(ムーブメント)15が取り
付けられ、この配線板13を介して電源供給と信号の授
受が行われるようになっている。また、ランプ14a,
14bの点灯時にメータケース10の内部で発生する熱
を効果的に外部に放出するために、メータケース10の
外壁16に放熱用の開口部17が設けられている。
【0016】さらに本実施例では、外壁16の内側に、
ランプ14a,14bからの放射光がケース上部側およ
びケース下部側の各開口部17に到達するのを妨げる位
置にそれぞれ内壁18a,18bが設けられている。た
だし、内壁18a,18bの遮光部以外の位置にはそれ
ぞれ放熱用の開口部19a,19bが設けられている。
【0017】また、外壁16と内壁18bの距離が比較
的大きいケース下部側には、この外壁16と内壁18b
の間で、ランプ14bからの放射光がケース下部側の開
口部17に到達するのを妨げる位置に更に別の内壁20
が設けられている。
【0018】係る構造を備えた本実施例によれば、ラン
プ14a,14bの点灯時に、メータケース10の内部
で発生した熱は、内壁18a,18bに設けられた開口
部19a,19bを通り、さらに外壁16に設けられた
開口部17を通して外部に放出されるので、従来形のメ
ータケースで見られたような配線板の変形、ランプ寿命
の低下、メータの指示誤差の発生等の不具合を解消する
ことができる。
【0019】同時に、ランプ14a,14bからの放射
光は、外壁16の内側の所定位置に設けられた内壁18
a,18bによって遮光されるので、放射光が外壁16
の開口部17を通して外部に漏れるのを防ぐことができ
る。これによって、ランプ14a,14bから放射され
た光の大部分をメータ表示部の照明用の光として利用す
ることができ、それによってメータの指示値が読み易く
なり、ひいては視認度を向上させることができる。
【0020】また、上述したような遮光効果と放熱効果
のある内壁(18,18b)を設けても内壁と外壁の距
離が比較的大きい場合には、光の散乱等により一部の光
が外壁16の開口部17を通して外部に漏れ、遮光効果
が不十分となる可能性もある。
【0021】これに対処するため本実施例では、外壁1
6と内壁18bの距離が比較的大きいケース下部側にお
いて、この外壁16と内壁18bの間の所定位置に更に
別の内壁20が設けられている。これによって、より一
層遮光効果を高めたメータケースの放熱構造を提供する
ことができる。
【0022】なお、上述した実施例では遮光効果のある
内壁を一重構成もしくは二重構成とした場合について説
明したが、係る内壁の配設形態およびその数は、ランプ
の設置位置やメータケースの全体形状に応じて上記遮光
効果が最良に発揮されるように適宜変更され得ることは
当業者には明らかであろう。
【0023】以上説明したように本発明によれば、前面
側開口と、本体と、背面板とからなり、樹脂モールドに
よって一体的に成形されるメータケースであって、開口
には指針を備えた文字板が取り付けられられ、本体は内
部に指針を駆動する内機を収容するだけの奥行を備え、
背面板には前記内機とメータ表示部の照明用の発光源と
を固定する配線板が取り付けられると共に、内機と前記
発光源とを挿通するための貫通孔が設けられたメータケ
ースにおいてメータケースの上部と下部の外壁の文字
板側に放熱用の開口部を設けると共に、背面板の前記外
壁の上下部分と接続していた部分を文字板に接するよう
に折り曲げて延長して外壁の前端部に接続して内壁を形
成し、この内壁の開口部に重ならない位置に開口部を設
けているので、メータ表示部の照明用発光源の動作時
に、メータケースの内部で発生した熱を上記開口部を通
して外部に放出することができ、同時に、発光源からの
放射光が開口部より外部に漏れるのを防止してその大部
分の光をメータ表示部の照明用として利用可能とし、ひ
いてはメータの指示値に対する視認度を向上させること
ができる。また、メータケースの外壁に一体的に内壁を
モールド成形によって作り出しているため、従来のメー
タケースの変更だけで対応できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての指針式メータにおけ
るメータケースの放熱構造を示す図で、(a)はメータ
ケースの正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った側
断面図である。
【図2】従来形の一例としての指針式メータにおけるメ
ータケースの構成を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 メータケース 11 指針(メータ表示部) 12 文字板(メータ表示部) 13 配線板 14a,14b ランプ(発光源) 15 指針駆動用の内機(ムーブメント) 16 外壁 17 放熱用の開口部 18a,18b 遮光用の内壁 19a,19b 内壁の放熱用の開口部 20 遮光用の別の内壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面側開口と、本体と、背面板とからな
    り、樹脂モールドによって一体的に成形されるメータケ
    ース(16)であって、前記開口には指針(11)を備えた文字
    板(12)が取り付けられられ、前記本体は内部に前記指針
    (11)を駆動する内機(15)を収容するだけの奥行を備え、
    前記背面板には前記内機(15)とメータ表示部の照明用の
    発光源(14a, 14b)とを固定する配線板(13)が取り付けら
    れると共に、前記内機(15)と前記発光源(14a, 14b)とを
    挿通するための貫通孔が設けられたメータケース(16)に
    おいて、 前記メータケース(16)の上部と下部の外壁(16)の前記文
    字板(12)側に放熱用の開口部(17)を設けると共に、前記
    背面板の前記外壁(16)の上下部分と接続していた部分を
    前記文字板(12)に接するように折り曲げて延長して前記
    外壁(16)の前端部に接続して内壁(18a,18b)を形成し、
    この内壁(18a, 18b)の前記開口部(17)に 重ならない位置
    に開口部(19a,19b)を設けたことを特徴とするメータケ
    ースの放熱構造。
  2. 【請求項2】 前記内壁(18a, 18b)の前記文字板(12)側
    の端部と、この端部と前記外壁の前端部とを接続する前
    面壁の内側に、前記開口部(17)を覆うような別の内壁(2
    0)を突設して設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    メータケースの放熱構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3313765B2 (ja) * 1992-07-13 2002-08-12 本田技研工業株式会社 車両用メータユニットの放熱構造

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