JP2968616B2 - トナー用樹脂組成物 - Google Patents

トナー用樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真印刷法に用い
られる非オフセット性、低温定着性に優れたトナー用樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法、静電印刷法の代表的画像形
成工程は、光導電性絶縁層を一様に帯電させ、次にその
上に露光させ、その露光された部分上の電荷を消散させ
ることによって電気的な潜像を形成し、更に該潜像に電
荷を持った微粉末のトナーを付着させることによって可
視化させる現像工程、得られた可視像を転写紙などの転
写材に転写させる転写工程、加熱あるいは圧力によって
永久定着させる定着工程からなる。従って、電子写真
法、静電印刷法に用いられるトナー及びトナー用樹脂は
上述の工程において様々な要求性能がある。
【0003】第1に現像工程においては、電気的な潜像
にトナーを付着させるため、トナー及びトナー用樹脂は
コピーマシンに適した帯電量を環境に対して一定に保持
しなくてはならない(帯電特性)。第2に定着工程にお
いては、熱ローラー定着方式では熱ローラーにトナーが
付着しない非オフセット性、そして紙への定着性が良好
でなくてはならい。第3にコピーマシン、プリンターな
どの機器内に保存されているトナーがブロッキングしな
いこと(耐ブロッキング性)が必要である。
【0004】従来から、トナー用樹脂として用いられて
いる樹脂としては、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエ
ステル樹脂が代表的である。スチレンアクリル系樹脂を
用いたトナーは、使用時の環境に影響が少なく安定した
帯電特性(耐湿性)を示すが、紙への定着性が良くな
い。又、ポリエステル樹脂を用いたトナーは、紙への定
着性は良好であるが、耐湿性が良くない。さらに、トナ
ーの要求性能で大切な非オフセット性を良好とした場
合、スチレンアクリル系樹脂及びポリエステル樹脂では
ともに定着性が悪くなる。
【0005】そこで、スチレンアクリル系樹脂とポリエ
ステル樹脂の両方の良好な性能を兼ねそなえたトナー用
樹脂が強く望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スチレンアクリル系樹
脂及びポリエステル樹脂を用いたトナー用樹脂について
広く研究が行われており、その多くはSP値(溶解性パ
ラメータ)の異なる両素材を押出機、バンバリーミキサ
ー等により均一分散を行い混合させる手法が用いられて
いる。しかしながら、両素材のSP値が異なる他、溶融
粘度が異なり安定した混合状態を示す樹脂、品質的に安
定した樹脂を得ることは難しい。さらに従来のブレンド
系樹脂あるいはグラフト共重合系樹脂は、ポリエステル
成分により耐湿性が良くない。
【0007】そこで、本発明者らは、スチレンアクリル
系樹脂とポリエステル樹脂の両方の素材の優れた性能を
安定的に生かすべく樹脂に関して鋭意研究を行い、電子
写真法、静電印刷法に用いられる定着性、非オフセット
性、耐ブロッキング性、耐湿性に優れ、品質的に安定し
たトナー用樹脂組成物を得られるようにした。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、(a)全
ポリマーに対して5〜40wt%の重量平均分子量が3
000〜30000であり、酸価が0.5〜10mgK
OH/g、OH価が10〜60mgKOH/gであり、
かつ少なくとも1種以上の芳香族ジオール成分及び少な
くとも1種以上の脂肪族ジオール成分を用いたポリエス
テル共重合体、(b)全ポリマーに対して60〜95w
t%のビニル系モノマー、(c)全ポリマーに対して
0.1〜1.0wt%のジビニル系モノマーを懸濁重合
して得られガラス転移温度が40〜70℃、酸価0.1
〜10mgKOH/g、軟化温度が100〜160℃で
あることを特徴とするトナー用樹脂組成物を用いること
で解決される。
【0009】以下、本発明を詳しく説明する。
【0010】本発明における成分(a)のポリステル共
重合体は、少なくとも1種以上の2価カルボン酸成分
と、少なくとも1種以上の芳香族ジオール成分及び少な
くとも1種以上の脂肪族ジオール成分との縮重合反応に
より得られるものである。
【0011】このような2価カルボン酸成分として、例
えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、テレフタル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、イソフタル酸及びこれらの酸無水物及び/又はそ
の低級エステルが挙げられる。
【0012】また、芳香族ジオール成分として、例え
ば、ビスフェノールA、水素化ビスフェノールA、ポリ
オキシプロピレン−(n)−ポリオキシエチレン−
(n’)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、ポリオキシプロピレン−(n)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチ
レン−(n)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、ポリオキシプロピレン−(n)−ハイド
ロキノン(2≦n,n’≦6)などが挙げられ、特に好
ましくはポリオキシプロピレン−(2、4)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシ
エチレン−(2、4)−2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパンが良い。
【0013】また、脂肪族ジオール成分として、例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブ
タンジオール、1,4−ブタンジオール、シクロヘキサ
ンジメタノール、ネオペンチルグリコールなどが挙げら
れ、特に好ましくはエチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、1,4−ブタンジオールが良い。
【0014】さらに、上述の芳香族ジオール成分と脂肪
族ジオール成分をそれぞれ少なくとも1種以上を用いた
場合、トナーの粉砕性、耐湿性をコントロールすること
ができ、またポリエステル共重合体のガラス転移温度を
コントロールすることができる。
【0015】又、前記ポリエステル共重合体の使用量は
5〜40wt%が好しく、特に好ましくは10〜35w
t%である。該ポリエチレン共重合体の使用量が5wt
%未満であるとトナー物性としての定着性が悪くなり、
40wt%を越える領域ではトナーの非オフセット性が
不良となる。そして該ポリエステル共重合体の重量平均
分子量は3000〜30000が好しく、特に好しいの
は4000〜25000である。重合平均分子量が30
00未満の領域ではトナーの非オフセット性が悪くな
り、30000を越える領域ではトナーの定着性が悪く
なる。さらに該ポリエステル共重合体はビニルモノマー
に可溶でなくてはならないため線状ポリエステルが望ま
しい。
【0016】そして、本発明に用いられるポリエステル
共重合体の酸価は0.5〜10mgKOH/gである。
この領域にあるポリエステル共重合体は後述するビニル
系モノマーと反応が可能である。酸価が0.5mgKO
H/g未満の領域のポリエステルは、重縮合反応により
得ることは難しい。酸価が10mgKOH/gを越える
領域では、これを用いたトナーは耐湿性が悪い。そのた
め、本発明のポリエステル共重合体の酸価は特に2〜6
mgKOH/gが好ましい。
【0017】さらに最も重要なことは、本発明のポリエ
ステル共重合体のOH価が10〜60mgKOH/gで
あることであり、この領域のポリエスル共重合体を用い
た場合、耐湿性が良くなる。OH価が60mgKOH/
gを越える領域ではトナーの耐湿性が不良となり、OH
価が10mgKOH/g未満であるポリエステル共重合
体は縮合反応系では得られ難い。そのため、特に好まし
いポリエステル共重合体のOH価は10〜50mgKO
H/gである。
【0018】次に本発明の成分(b)のビニル系モノマ
ーは、大きく分けるとスチレン単位、アクリル酸単位、
不飽和二塩基酸単位などを意味する。
【0019】スチレン単位として、例えばスチレン、O
−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、
p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチ
レン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチ
レン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチ
レン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、
3,4−ジクロシルスチレンなどが挙げられる。
【0020】また、アクリル酸単位として、例えばアク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクチル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、メ
タアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアク
リル酸プロピル、メタアクリル酸n−ブチル、メタアク
リル酸イソブチル、メタアクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタアクリル酸ステアリル、メタアクリル酸ジエチ
ルアミノエチル、メタアクリル酸ジエチルアミノエチル
などが挙げられる。
【0021】そして、不飽和二塩基酸エステル単位とし
て、例えばマレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、
マレイン酸ジイソプロピル、マレイン酸ジブチル、マレ
イン酸2−エチルヘキシル、マレイン酸ジアリル、フマ
ル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジイソブチ
ル、フマル酸ジイソプロピス、フマル酸ジブチル、フマ
ル酸2−エチルヘキシル、フマル酸ジアリル、イタコン
酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジイソプ
ロピル、イタコン酸ジブチル、イタコン酸2−エチルヘ
キシル、イタコン酸ジアリルなどが挙げられる。
【0022】前記ビニル系モノマー(b)の使用量は、
全ポリマーに対して60〜95wt%が好しく、特に好
しくは、65〜90wt%である。60wt%未満では
トナーの非オフセット性が不良となり、95wt%を越
える領域ではトナーの定着性が悪くなる。
【0023】さらに、成分(c)のジビニル系モノマー
として例えば、ジビニルベンゼン、ジメタクリル酸エチ
レングリコール、ジメタクリル酸1,3−ブチレングリ
コール、ジメタクリル酸ネオペンチルグコールなどが挙
げられる。また前記ジビニル系モノマー(c)の使用量
は、全ポリマーに対して0.1〜1.0wt%が好し
く、特に好しい領域は0.2〜0.8wt%である。ジ
ビニル系モノマー(c)の添加量が0.1wt%未満の
領域ではトナーの非オフセット性能が不良となり、逆に
1.0wt%を越える領域ではトナーの定着性が不良と
なる。
【0024】また、ビニル系モノマー成分(b)中にメ
タクリル酸グリシジル成分が含有されていることが好ま
しい。このメタクリル酸グリシジル成分の使用量は、全
ポリエステル共重合体に対して1〜30wt%が良く、
特に望ましいのは2〜25wt%である。メタクリル酸
グリシジル成分が30wt%を越える領域では樹脂の軟
化温度が上昇し、定着性が悪くなる。逆にメタクリル酸
グリシジル成分が1wt%未満の領域では、ポリエステ
ル成分がスチレン−アクリル成分中において単分散する
のみで反応しない。
【0025】本発明のトナー用樹脂組成物のガラス転移
温度は40〜70℃、酸価は0.1〜10mgKOH/
g、そして軟化温度は100〜160℃である。該樹脂
組成物のガラス転移温度が40℃未満であるとトナーの
耐ブロッキング性が悪く、70℃を越える領域ではトナ
ーの定着性が悪くなる。次に、該樹脂組成物の酸価が
0.1mgKOH/g未満であると耐湿性は良好となる
が、このような樹脂組成物を製造するのは難しい。逆に
10mgKOH/gを越える領域では耐湿性が悪くな
る。酸価に関して特に好ましくは1〜7mgKOH/g
である。さらに樹脂組成物の軟化温度が100℃未満の
領域ではトナーの非オフセット性が不良となり、160
℃を越える領域ではトナーの定着性が悪くなる。軟化温
度に関して特に好しくは110℃〜150℃である。
【0026】本発明のトナー用樹脂組成物を製造する方
法として懸濁重合法が用いられる。すなわち、ポリエス
テル共重合体(a)をビニル系モノマー(b)及びジビ
ニル系モノマー(c)に均一に溶解混合させ、次いで開
始剤、分散剤の存在下により均一分散したポリエステル
共重合体を含有させながらビニル系モノマー、ジビニル
系モノマーを重合せしめる。このことによりポリエステ
ル共重合体が極めて均一にミクロ分散した本発明のトナ
ー用樹脂組成物を得ることが出来る。さらに懸濁重合は
イオン交換水を用いて行われることからポリエステル共
重合体の加水分解が問題となる。そのためポリエステル
共重合体の加水分解が生じない重合温度を選択しなくて
はならない。つまり、通常のポリエステル樹脂のエステ
ル化反応が開始するときの温度未満である150℃以下
が好ましい。
【0027】また、本発明における懸濁重合に用いる開
始剤として通常の油溶性開始剤で良い。例えば過酸化ベ
ンゾイル、過酸化ウラリル、2,2′−アゾビスイソビ
チロニトリル、2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)、オルソクロル過酸化ベンゾイルな
どが挙げられる。本発明での分散安定剤は通常懸濁重合
方法に用いられるものであれば良い。
【0028】本発明のトナー用樹脂組成物のガラス転移
温度は、示差熱量計を用いて昇温速度10℃/分で測定
したときのチャートベースラインとガラス転移温度近傍
の吸熱カーブの接線の交点の温度を言う。また、酸化は
トルエン溶媒中、KOHによる滴定法により求め、軟化
温度は1.0mmφ×10mmのノズルを有するフロー
テスター(CFT−500、島津製作所社製)を用いて
荷重30kg、昇温速度3℃/分の等速昇温下での測定
方法において1gのサンプルが1/2流出した時の温度
を測定する方法でそれぞれ求められる。さらに重量平均
分子量Mwは東ソ社製ゲルパーミェーションクロマトグ
ラフ、GPCHCL−8020により測定し、ポリスチ
レン換算によるものである。
【0029】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが本発明の実施
の態様がこれに限定されるものではない。
【0030】(実施例1)テレフタル酸、ポリオキシプ
ロピレン(2,4)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、エチレングリコールとからなるポリ
エステル共重合体、スチレン、アクリル酸n−ブチル、
メタアクリル酸n−ブチル、ジメタクリル酸1,3−ブ
チレングリコール、過酸化ベンゾイルを表1および表2
に示す組成に従って反応容器に投入して混合し、次い
で、脱イオン水を200重量部、懸濁分散安定剤にポリ
アクリル酸ソーダを0.01重量部、さらに以下の方法
により合成した懸濁分散安定剤Aを0.05重量部、硫
酸ナトリウムを1重量部を混合し添加した。
【0031】分散剤Aの製造 撹拌機、温度計、ガス導入管を付けた内容積2リットル
のセパラブルフラスコに脱イオン水900g、メタクリ
ル酸メチル25g、3−ナトリウムスルホプロピルメタ
クリレート75gを仕込み、30分間窒素ガスを吹き込
んで系内の空気を追い出した後、外部から湯浴で加熱し
て撹拌しながら内温を60℃に昇温し、過硫酸アンモニ
ウム0.5gを添加した。同温度で3時間撹拌を続け、
青白色の外観を呈する粘度340センチポイズ(25
℃)の重合体溶液の懸濁分散安定剤(固形分:約10
%)を得る。そして、撹拌回転数を350rpm、内温
を85℃に保ち常圧下で反応を約4時間行った後、内温
を100℃まで上昇させ約1時間反応系に残るモノマー
を反応系外へ留出せしめ、次いで反応系を常温に戻し反
応を終了させた。得られた樹脂組成物A〜Fはポリエス
テル共重合体がミクロ分散した固体でありその物性を表
2に示す。
【0032】次に得られた樹脂A〜Fをそれぞれ樹脂9
5重量部、カーボンブラック5重量部の配合比にて二軸
押出機を用いて溶融混練した。その後、ジェットミルに
て微粉砕し分級機にて粒径を整え、トナーTA〜TFを
得た。
【0033】次に、該トナーTA〜TFの定着試験を行
った。定着試験機は温度、ローラースピード、ローラー
圧力を自由に変えることができ、本評価ではローラー圧
力をニップ幅で3mm、ローラー速度を200mm/s
ecの条件とした。又定着温度幅は紙とトナーとの定着
率が90%を越える時のローラー温度とホットオフセッ
トが発生したときのローラー温度とで示した。定着率の
測定に関しては、マクベスの反射濃度計を用いて行い、
紙に定着したトマーの濃度とテープにてハクリさせた後
の濃度との比を定着率とした。以上の定着試験の結果を
表3に示す。
【0034】表3で明らかなようにトナーTA〜TFは
優れた定着性、比オフセット性を示した。次に、トナー
TA〜TFを各1gづつサンプルびんへ投入して40℃
に保った熱風乾燥機へ投入した後50時間放置し耐ブロ
ッキング性評価を行った。その結果を表3に示す。表3
の明らかなようにトナーTA〜TFは耐ブロッキング性
は良好である。
【0035】さらに、トナーTA〜TFと正帯電用フェ
ライトキャリアとを温度20℃×湿度60%、温度35
℃×湿度85%の条件下に充分なじませた後、ボールミ
ルにて混合し帯電量を測定した。(尚、帯電量測定機は
東芝ケミカル社製ブローオフ測定装置を使用)その結果
を表3に示す。
【0036】表3で明らかなようにトナーTA〜TFの
帯電量は温度、湿度に対する依存性が少ないことを示
す。すなわち、このことは耐湿性が優れていることを示
す。
【0037】(比較例1)スチレン、アクリル酸n−ブ
チル、ジメタアクリル酸1,3−ブチレングリコール、
過酸化ベンゾイルを表4および表5に従った反応容器へ
投入した以外は、実施例1と同一条件で行った。得られ
た樹脂G〜Iの物性値を表5に示す。
【0038】次に、得られた樹脂G〜Iを実施例1に準
じてトナー化しトナーTG〜TIを得た。そして、実施
例1に準じて、定着試験、耐ブロッキング性評価、帯電
量の測定を行った。その結果を表6に示す。表6で明ら
かなようにトナーTG〜TIは定着温度が高く定着性が
実施例1のトナーA〜Fに比べ劣っていた。又、耐ブロ
ッキング性、帯電量の温度、湿度に対する依存性につい
ては良好であった。
【0039】(比較例2)実施例1の樹脂A〜Cで用い
たポリエステル共重合体を実施例1と同一条件下でトナ
ー化し、トナーTJ〜TLを得た。表5に使用したポリ
エステル共重合体の物性値を示す。
【0040】トナーTJ〜TLについて実施例1と同一
条件で定着試験、耐ブロッキング性、帯電量の測定を行
った。その結果を表6に示す。表6で明らかなように、
トナーTJ〜TLの定着性は良好であったが非オフセッ
ト性が不良であった。又、帯電量の温度、湿度に対する
依存性が悪く、実施例1に記載した全てのトナーより劣
っていた。つまり耐湿性が不良であった。そして、耐ブ
ロッキング性についてはどのトナーも良好であった。
【0041】(実施例2)テレフタル酸、イソフタル
酸、ネオペンチルグリコール、エチレングリコールより
なるポリエステル共重合体、スチレン、フマル酸ジブチ
ル、ジメタアクリル酸1,3−ブチレングリコール、過
酸化ベンゾイルを表7および表8の組成に従って反応容
器へ投入した。その他は実施例1と同一条件において樹
脂の製造を行った。得られた樹脂M,Nはポリエステル
共重合体がミクロ分散した樹脂であった。
【0042】次に、実施例1と同一条件下で樹脂M,N
をトナー化した結果、トナーTM,TNを得た。そし
て、実施例1と同一条件において定着試験、耐ブロッキ
ング性、帯電量の温度、湿度依存性について評価を行っ
た結果、トナーTM,TNは表9で明らかなように優れ
た性能を示した。
【0043】(実施例3)実施例1と同一の重量平均分
子量が8000、OH価が35mgKOH/gのポリエ
ステル樹脂、スチレン、アクリル酸n−ブチル、アクリ
ル酸、ジメタクリル酸1,3−ブチレングリコール、過
酸化ベンゾイルを表10および表11の組成に従って投
入した。その他は実施例1と同一条件で樹脂O〜Sを合
成した。そのときの樹脂物性を表11に示す。
【0044】次に、樹脂O〜Sを実施例1と同一条件下
でトナー化し、トナーTO〜TSを得た。さらにトナー
TO〜TSについて定着試験、耐ブロッキング性能、帯
電量の温度湿度依存性について実施例1と同一条件で行
った。その結果を表12に示す。
【0045】トナーTOは定着性、非オフセット性、耐
湿性に優れていたが、耐ブロッキング性能が不良であっ
た。トナーTPは、定着性、非オフセット性、耐ブロッ
キング性に優れていたが耐湿性が不良であった。そし
て、トナーTQは、定着性、耐ブロッキング性、耐湿性
に優れていたが非オフセット性が劣った。次にトナーT
Rは、非オフセット性、耐ブロッキング性、耐湿性に優
れていたが定着性が劣る他、トナーの微粉砕の際に粉砕
性が劣り他のトナーと比べ長時間を要した。さらにトナ
ーTSは、定着性、非オフセット性、耐ブロッキング性
に優れていたが、耐湿性が劣った。
【0046】(比較例4)実施例1と同一組成で重量平
均分子量が40000、OH価が10mgKOH/gで
あるポリエステル共重合体、重量平均分子量2000、
OH価が70mgKOH/gであるポリエステル共重合
体、スチレン、アクリル酸n−ブチル、ジメタクリル酸
1,3−ブチレングリコールを表10および表11に示
す組成に従って反応容器へ投入した。次いで実施例1と
同一条件で樹脂T,Uを得た。
【0047】次いで、樹脂T,Uを実施例1と同一条件
にてトナー化を行い、トナーTT,TUを得た。さらに
トナーTT,TUを実施例1と同一条件で定着試験、耐
ブロッキング性、耐湿性の評価を行った。その結果表1
2に示す。
【0048】表12で明らかなようにトナーTTは、非
オフセト性、耐ブロッキング性、耐湿性に優れていた
が、定着性が実施例1と比べ不良であった。またトナー
TUは、非オフセット性、定着性、耐ブロッキング性に
優れていたが、耐湿性が悪かった。
【0049】(実施例3)テレフタル酸、ポリオキシプ
ロピレン(2,4)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、エチレングリコールとからなるポリ
エステル共重合体、スチレン、アクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸n−ブチル、ジメタクリル酸1,3−ブチ
レングリコール、メタクリル酸グリシジル、過酸化ベン
ゾイルを表13および表14に示す組成物に従って反応
容器に投入して混合し、次いで、脱イオン水を200重
量部、懸濁分散安定剤にポリアクリル酸ソーダを0.0
1重量部、懸濁分散安定剤Aを0.05重量部、硫酸ナ
トリウムを1重量部を混合し反応容器に投入した。
【0050】そして、撹拌回転数を350rpm、内温
を85℃に保ち、常圧下で反応を約4時間行った後、内
温を100℃まで上昇させ約1時間反応系に残るモノマ
ーを反応系外へ留出せしめ、次いで反応系を常温に戻し
反応を終了させた。得られた樹脂GA〜GGは、ビーズ
状であり、その物性を表15に示す。
【0051】次に、得られた樹脂GA〜GGをそれぞれ
樹脂95重量部、カーボンブラック5重量部の配合比で
二軸押出機を用いて溶融混練した。その後、ジェットミ
ルにて微粉砕し分級機にて粒径を整え、トナーTGA〜
TGGを得た。
【0052】次にトナーTGA〜TGGの定着試験を行
った。定着試験機は温度、ローラースピード、ローラー
圧力を自由に変えることができ、本評価ではローラー圧
力をニップ幅で3mm、ローラー速度を200mm/s
ecの条件とした。又、定着温度幅は紙とトナーとの定
着率が90%を越える時のローラー温度とホットオフセ
ットが発生した時のローラー温度で示した。定着率の測
定に関しては、マクベスの反射濃度計を用いて行い、紙
に定着したトナー濃度とテープハクリさせた後の濃度と
の比を定着率とした。以上の定着試験の結果を表15に
示す。表15の結果から明らかなようにトナーTGA〜
TGGは、低温定着性、非オフセット性に優れていた。
【0053】次に、トナーTGA〜TGGを各1gづつ
サンプルびんに投入して、40℃に保った熱風乾燥機へ
投入した後、50時間放置し耐ブロッキング性評価を行
った。その結果を表15に示す。表15で明らかなよう
にトナーTGA〜TGGは耐ブロッキング性が良好であ
った。
【0054】さらに、トナーTGA〜TGGと正帯電用
フェライトキャリアとを温度20℃×湿度60%、温度
35℃×湿度85%の条件下で充分なじませた後、ボー
ルミルにて混合し帯電量を測定した。(帯電量測定装
置:東芝ケミカル社性ブローオフ測定装置を使用)その
結果を表15に示す。表15で明らかなようにトナーT
GA〜TGGは帯電量の温度、湿度に対する依存性が少
なく、耐湿性が良好であった。
【0055】(実施例4)テレフタル酸、イソフタル
酸、ポリオキシプロピレン(2,4)−n−ビス(4−
ヒドロキシフェニルプロパン)、ネオペンチルグリコー
ル、エチレングリコールよりなるポリエステル共重合
体、スチレン、アクリル酸n−ブチル、ジメタクリル酸
1.3−ブチレングリコール、ジビニルベンゼン、過酸
化ベンゾイル、2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)を表16および表17の組成に従っ
て反応容器へ投入し、実施例1と同一条件で樹脂GH〜
GJを得た。樹脂GH〜GJの物性を表18に示す。
【0056】次に、樹脂GH〜GJを実施例1と同一条
件下でトナー化し、トナーTGH〜TGJを得た。トナ
ーTGH〜TGJをさらに実施例1に準じて定着試験、
耐ブロッキング性、帯電量の測定を行った。その結果を
表19に示す。表19に示すごとく、トナーTGH〜T
GJは優れたトナー特性を示した。
【0057】(比較例5)スチレン、アクリル酸n−ブ
チル、ジメタクリル酸1,3−ブチレングリコール、メ
タクリル酸グリシジル、過酸化ベンゾイルを表20およ
び表21に示す組成に従って反応容器に投入した以外は
実施例3と同一条件で行い、樹脂GKを得た。樹脂GK
の物性を表22に示す。次いで樹脂GKを実施例3と同
一条件にてトナー化を行い、トナーTGKを得た。さら
にトナーTGKを実施例3と同一条件にて定着試験、耐
ブロッキング性、耐湿性の評価を行った。その結果を表
23に示す。表23で明らかなようにトナーTGKは、
定着性が実施例3に示す樹脂と比べ劣っていた。
【0058】(比較例6)テレフタル酸、ポリオキシプ
ロピレン−(2,4)−2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパンとからなる重量平均分子量が700
0、酸価が6.0mgKOH/g、OH価が40mgK
OH/gであるポリエステル共重合体スチレン、アクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸グリシジル、ジメタクリ
ル酸1,3−ブチレングリコールを表20および表21
に示す組成に従って反応容器に投入した以外は実施例1
と同一条件で行い、表22に示す物性の樹脂GL,GM
を得た。次いで樹脂GL,GMを実施例1と同一条件に
てトナー化を行い、トナーTGL,TGMを得た。この
ときトナーTGL,TGMは粉砕性が悪かった。さら
に、トナーTGL,TGMを実施例1と同一の条件にて
定着試験、耐ブロッキング性、耐湿性の評価を行った。
その結果を表23に示す。表23で明らかなようにトナ
ーTGL,TGMは耐ブロッキング性が劣っていた。
【0059】(比較例7)テレフタル酸、エチレングリ
コール、ネオペンチルグリコールとからなり、重量平均
分子量が7500、酸価が4.0mgKOH/g、OH
価が35mgKOH/gであるポリエステル共重合体、
スチレン、アクリル酸n−ブチル、ジメタクリル酸1,
3−ブチレングリコールを表20および表21に示す組
成に従って反応容器に投入した以外は実施例1と同一条
件で行い、表22に示す物性の樹脂GNを得た。次い
で、樹脂GNを実施例1と同一条件にてトナー化を行
い、トナーTGNを得た。このときトナーTGNは粉砕
性が悪った。さらに、トナーTGNを実施例1と同一の
条件にて定着試験、耐ブロッキング性、耐湿性の評価を
行った。その結果を表23に示す。表23で明らかなよ
うに、トナーTGNは耐湿性が劣っていた。
【0060】なお、これらの表中におけるポリエステル
共重合体のOH価の単位はmgKOH/gであり、Tg
はガラス転移温度を示す。また、耐ブロッキング性の評
価はA,B,C,D,E,F,による6段階で行い、A
が良好で、Fが不良であり、A〜Dが実用に供しうる範
囲の耐ブロッキング性を示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】
【表6】
【0067】
【表7】
【0068】
【表8】
【0069】
【表9】
【0070】
【表10】
【0071】
【表11】
【0072】
【表12】
【0073】
【表13】
【0074】
【表14】
【0075】
【表15】
【0076】
【表16】
【0077】
【表17】
【0078】
【表18】
【0079】
【表19】
【0080】
【表20】
【0081】
【表21】
【0082】
【表22】
【0083】
【表23】
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のトナー
用樹脂組成物はスチレンアクリル系樹脂とポリエステル
樹脂とのそれぞれの優れた性能を兼ね備えるものとな
り、品質的に安定で、非オフセット性、低温定着性、耐
ブロッキング性、耐湿性に優れたものとなる。このた
め、トナー像の高速現像が安定して可能となり、コピー
やレザービームプリンターの高速化が達成できるように
なる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 33/08 C08L 33/08 35/02 35/02 67/02 67/02 G03G 9/08 325 384 (72)発明者 吉田 桂二 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60 号 三菱レイヨン株式会社 商品開発研 究所内 (72)発明者 高弘 修司 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60 号 三菱レイヨン株式会社 商品開発研 究所内 (72)発明者 稲垣 元司 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60 号 三菱レイヨン株式会社 商品開発研 究所内 (56)参考文献 特開 昭58−198049(JP,A) 特開 昭59−45447(JP,A) 特開 昭57−171345(JP,A) 特開 昭60−164755(JP,A) 特開 平3−96966(JP,A) 特開 平4−85549(JP,A) 特開 平4−86828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/087

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)全ポリマーに対して5〜40wt
    %の重量平均分子量が3000〜30000であり、酸
    価が0.5〜10mgKOH/g、OH価が10〜60
    mgKOH/gであり、かつ少なくとも1種以上の芳香
    族ジオール成分及び少なくとも1種以上の脂肪族ジオー
    ル成分を用いたポリエステル共重合体、 (b)全ポリマーに対して60〜95wt%のビニル系
    モノマー、 (c)全ポリマーに対して0.1〜1.0wt%のジビ
    ニル系モノマーを、 懸濁重合して得られガラス転移温度が40〜70℃、酸
    価が0.1〜10mgKOH/g、軟化温度が100〜
    160℃であることを特徴とするトナー用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記ビニル系モノマー(b)中には、前
    記ポリエステル共重合体(a)に対して1〜30wt%
    のメタクリル酸グリシジル成分が含有されていることを
    特徴とする請求項1記載のトナー用樹脂組成物。
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