JP2967944B2 - 透明被膜形成用塗布液、被膜付基材および液晶表示セル - Google Patents

透明被膜形成用塗布液、被膜付基材および液晶表示セル

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JP2967944B2 JP3012172A JP1217291A JP2967944B2 JP 2967944 B2 JP2967944 B2 JP 2967944B2 JP 3012172 A JP3012172 A JP 3012172A JP 1217291 A JP1217291 A JP 1217291A JP 2967944 B2 JP2967944 B2 JP 2967944B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、耐擦傷性、耐酸性、耐ア
ルカリ性、耐水性に優れるとともに、別の膜との密着性
にも優れた被膜を形成することのできる透明被膜形成用
塗布液、およびこのような被膜形成用塗布液から形成さ
れた被膜を有する被膜付基材ならびにこのような被膜付
基材を有する液晶表示セルに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来より、ガラス基板の表面にI
TOなどの透明電極膜、ポリイミドなどの高分子からな
る配向膜が順次積層されている一対の透明電極付基板
を、それぞれの透明電極膜同士が対向するようにスペー
サを介して対向させ、このスペーサによって所定の間隔
に開けられた隙間に液晶を封入した液晶表示セルが知ら
れている。このタイプの液晶表示セルは、液晶内に含ま
れている異物やスペーサによって配向膜が傷つけられ、
その結果、上下の電極間に導通が生じ、この導通に起因
する表示不良が発生することがある。
【0003】また、配向膜のラビング時に発生する静電
気、発熱などによって配向膜に傷や配向不良などが生じ
ることもある。このため、従来、上記のような液晶表示
セルの透明電極付基板には、その透明電極膜と配向膜と
の間に絶縁膜を形成することが提案されている(特開昭
60−260021号公報、特開平1−150116号
公報、特開平2−221923号公報など参照)。
【0004】しかしながら、この配向膜には、ポリイミ
ド樹脂などの疎水性の強い樹脂が多く用いられており、
このような疎水性の強い樹脂からなる配向膜を絶縁膜上
に形成すると、絶縁膜と配向膜との密着性が不充分で、
液晶表示セルに表示むらが生じるなどの問題がある。
【0005】この液晶表示セルの透明電極付基板に見ら
れるように、ガラス、プラスチックス基板あるいはこれ
らの上に形成された透明電極膜などにおいては、耐擦傷
性、耐薬品性などの性能を向上させるために、これらの
表面に被膜を形成することが必要とされる場合があり、
このような機能を有する被膜を形成するための塗布液
が、例えば特開昭62−106968号公報、特開平1
−1769号公報などにおいて提案されている。
【0006】しかしながらこれらの塗布液を用いて被膜
を形成しても、前記液晶表示セルの透明電極に形成され
た絶縁膜と同様に、この被膜の上にさらに別の被膜、た
とえば配向膜を形成しようとすると、この被膜とその上
に形成される膜との密着性が充分でなく、さらに改良が
望まれている。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、上記のような従来技術
における問題点を解決しようとするものであって、耐擦
傷性、耐酸性、耐アルカリ性、耐水性および絶縁性に優
れ、しかも別の膜、たとえばポリイミド樹脂などの疎水
性の強い樹脂からなる膜などとの密着性に優れた被膜を
形成し得るような透明被膜形成用塗布液、およびこのよ
うな被膜形成用塗布液から形成された被膜を有する被膜
付基材、ならびにこのような被膜を有する液晶表示セル
を提供することにある。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る透明被膜形成用塗布液は、
被膜形成成分としての(A)アセチルアセトナトキレー
ト化合物および(B)平均粒径が500Å以下である無
機化合物微粒子が、水と有機溶媒とからなる混合溶媒中
に均一に溶解または分散されていることを特徴としてい
る。
【0009】さらにこの被膜形成用塗布液中には (C)一般式 Ra −Si(OR’)4-a (ただし、式中、Rは−Cn 2n+1であり、R’は−C
n 2n+1または−C2 4 OCn 2n+1であり、aは0
ないし3の数であり、nは1ないし4の整数である。)
で示される有機ケイ素化合物および/または(D)金属
アルコキシドが含まれていることが好ましい。
【0010】また本発明に係る被膜付基材は、基材表面
に上記透明被膜形成用塗布液を塗布してなる透明被膜が
形成されていることを特徴としている。さらに本発明に
係る液晶表示セルは、基板の表面に透明電極膜、絶縁膜
および配向膜が順次積層されてなる一対の透明電極付基
板が、それぞれの透明電極膜同士が対向するように所定
の間隔を開けて配置され、この一対の透明電極付基板の
間に開けられた隙間に液晶が封入されている液晶表示セ
ルであって、絶縁膜が、上記透明被膜形成用塗布液から
形成された被膜であることを特徴としている。
【0011】
【発明の具体的説明】以下本発明に係る透明被膜形成用
塗布液、被膜付基材および液晶表示セルについて具体的
に説明する。
【0012】まず本発明に係る透明被膜形成用塗布液に
ついて説明すると、この本発明に係る被膜形成用塗布液
は、被膜形成成分としての(A)アセチルアセトナトキ
レート化合物および(B)平均粒径が500Å以下、好
ましくは100〜400Åの範囲にある無機化合物微粒
子が、水と有機溶媒とからなる混合溶媒に均一に溶解ま
たは分散されている。
【0013】本発明の透明被膜形成用塗布液には、
(A)アセチルアセトナトキレート化合物が用いられて
いるが、このアセチルアセトナトキレート化合物はアセ
チルアセトンを配位子とするキレート化合物で、下記化
学式1で表される化合物またはその縮合体である。
【0014】
【化1】
【0015】〔ただし、式中、a+bは2〜4であり、
aは0〜3であり、bは1〜4であり、Rは−Cn
2n+1(n=3または4)であり、Xは−CH3 、−OC
3 、−C2 5 または−OC2 5 である。M1 は周
期率表第IB族、第IIA、B族、第III A、B族、第IV
A、B族、第VA、B族、第VIA族、第VII A族、第VI
II族から選ばれる元素またはバナジル(VO)である。
この内、これらの元素などとa、bの好ましい組み合わ
せは、次表の通りである。〕
【0016】
【表1】
【0017】このような化合物の具体例としては、たと
えばジブトキシ−ビスアセチルアセトナトジルコニウ
ム、トリブトキシ−モノアセチルアセトナトジルコニウ
ム、ジブトキシ−ビスアセト酢酸エチルジルコニウム、
ジイソプロポキシ−ビスアセチルアセトナトチタン、
スアセチルアセトナト鉛、トリスアセチルアセトナト
鉄、ジブトキシ−ビスアセチルアセトナトハフニウム、
トリブトキシ−モノアセチルアセトナトハフニウムなど
が挙げられる。
【0018】また本発明に係る透明被膜形成用塗布液に
は、(B)平均粒径が500Å以下、好ましくは100
Å〜400Åの範囲にある無機化合物微粒子が用いられ
る。無機化合物微粒子の平均粒径が100Å以上である
と、被膜形成用塗布液から得られた被膜の表面にポリイ
ミド樹脂などの疎水性の強い樹脂からなる別の膜を密着
性よく形成することができ、平均粒径が500Å以下で
あると、この微粒子を含む被膜形成用塗布液から得られ
た被膜は、白化現象が生じ難く、このため透明な被膜が
得られる傾向が高い。
【0019】本発明の透明被膜形成用塗布液には、無機
化合物微粒子として、具体的には、SiO2 、Ti
2 、ZrO2 、Al2 3 などの酸化物、またはこれ
らの2種以上の混合物もしくは複合酸化物が好ましく用
いられるが、これらの酸化物以外の無機化合物を用いて
もよい。またこの無機化合物微粒子は、球状または球状
に近い形状であることが好ましい。
【0020】本発明に係る透明被膜形成用塗布液を形成
する際には、このような無機化合物微粒子は、水または
有機溶媒に分散したゾルの状態で用いることが好ましい
が、無機化合物微粒子を被膜形成用塗布液中に単分散ま
たは単分散に近い状態で分散できればゾル以外の状態に
ある無機化合物微粒子を用いてもよい。
【0021】本発明の透明被膜形成用塗布液には、必要
に応じて(C)一般式 Ra −Si(OR’)4-a (ただし、式中、Rは−Cn 2n+1であり、R’は−C
n 2n+1または−C2 4 OCn 2n+1であり、aは0
ないし3の数であり、nは1ないし4の整数である。)
で示される有機ケイ素化合物および/または(D)金属
アルコキシドが用いられる。
【0022】このような(C)有機ケイ素化合物として
は、具体的には、たとえばテトラメトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、モノメチルトリメトキシシラン、モ
ノエチルトリエトキシシラン、モノエチルトリメトキシ
シラン、モノメチルトリエトキシシランなどが好ましく
用いられる。
【0023】これらの有機ケイ素化合物は、そのままの
状態でも、あるいは部分加水分解して用いてもよい。こ
のような部分加水分解は、従来から行われている通常の
方法、たとえばメタノールまたはエタノールなどのアル
コールに有機ケイ素化合物を混合し、水と酸とを加えて
部分加水分解する方法に従って行うことができる。
【0024】上記有機ケイ素化合物が添加された本発明
に係る透明被膜形成用塗布液を基材上に塗布し、得られ
た被膜を乾燥・焼成すると、耐擦傷性、耐酸性、耐アル
カリ性、耐水性および絶縁性に優れた被膜が形成され
る。
【0025】また(D)金属アルコキシドとしては、M
2 (OR)n (式中、M2 は金属原子であり、Rはアル
キル基または−Cm 2m2 (m=3〜10)であり、
nはM2 の原子価と同じ整数である。)で表される化合
物またはそれらの縮合体が好ましく、これらの化合物ま
たはその縮合体から選ばれる1種または2種以上を組み
合わせて用いることができる。上記式中のM2 は、金属
であれば特に限定されることはないが、好ましいM
2 は、Be、Al、Sc、Ti、V、Cr、Fe、N
i,Zn、Ga、Ge、As、Se、Y、Zr、Nb、
In、Sn、Sb、Te、Hf、Ta、W、Pb、B
i、CeまたはCuである。
【0026】このような金属アルコキシドとしては、具
体的には、テトラブトキシジルコニウム、ジイソプロポ
キシ−ジオクチルオキシチタニウム、ジエトキシ鉛など
が好ましく用いられる。
【0027】上記金属アルコキシドを添加した本発明に
係る透明被膜形成用塗布液を塗布・乾燥・焼成させる
と、この金属アルコキシドの重合硬化により、耐擦傷
性、耐酸性、耐アルカリ性、耐水性および絶縁性に優れ
た被膜が形成される。
【0028】本発明に係る透明被膜形成用塗布液は、具
体的には、下記のような組成を有している。 1)(A)アセチルアセトナトキレート化合物と(B)
無機化合物微粒子とが水と有機溶媒とからなる混合溶媒
に均一に溶解または分散されている塗布液I 2)塗布液Iにさらに(C)有機ケイ素化合物を添加し
た塗布液II 3)塗布液Iにさらに(D)金属アルコキシドを添加し
た塗布液III 4)塗布液Iにさらに(C)有機ケイ素化合物と(D)
金属アルコキシドとを添加した塗布液IV。
【0029】これらの塗布液II〜IV中に含まれるアセチ
ルアセトナトキレート化合物と、有機ケイ素化合物およ
び/または金属アルコキシドとは、それぞれの酸化物換
算の重量比で、0.001≦M1 x /AOx ≦10の
量で用いられていることが好ましい。この式において、
1 x はアセチルアセトナトキレート化合物を酸化物
に換算した時の重量であり、AOx は、塗布液IIの場合
はSiO2 であり、塗布液III の場合はM2 x であ
り、塗布液IVの場合はSiO2 +M2 x である。ただ
しM2 x は、金属アルコキシドを酸化物として表した
ものである。この値が0.001未満では、耐アルカリ
性、耐酸性、耐塩水性、耐水性、耐溶剤性に優れた被膜
を得ることができず、一方10を越えると、得られた被
膜とこの上に形成される被膜との密着性および透明性が
低下する傾向が生じる。
【0030】また、塗布液IVにおける有機ケイ素化合物
と金属アルコキシドとの配合割合は、重量比で、0.0
01≦M2 x /(SiO2 +M2 x )≦1.0であ
ることが好ましい。
【0031】塗布液I〜IVのいずれの場合においても、
塗布液には、無機化合物微粒子は、5〜70重量%の範
囲の量で存在していることが好ましい。無機化合物微粒
子が5重量%〜70重量%の範囲の量で存在している
と、この塗布液から得られた被膜の表面に、さらにポリ
イミド樹脂などの疎水性の強い樹脂からなる別の被膜が
密着性よく形成できるが、70重量%を越えと、この塗
布液から形成される被膜と下部基板との密着性が低下す
る傾向が生じる。
【0032】本発明に係る塗布液I〜IVのいずれの場合
においても、塗布液中の固形分濃度は、無機化合物微粒
子+AOx +M1 x として計算して、15重量%以下
であれることが好ましい。この値が15重量%を越える
と、塗布液の保存性が低下する傾向が生じ、一方、この
固形分濃度が極端に低いと、目的の膜厚を得るのに多数
回の塗布操作を繰り返すことが必要となるので、固形分
濃度は0.1重量%以上が実用的である。
【0033】本発明に係る塗布液I〜IV中の水分濃度
は、0.1〜50重量%の範囲であることが好ましい。
この値が0.1重量%未満であると、アセチルアセトナ
トキレート化合物、有機ケイ素化合物および金属アルコ
キシドの加水分解が充分になされず、得られる被膜の耐
擦傷性、耐久性が低下する傾向が生じる、また、この値
が50重量%を越えると、塗布の際、塗布液が基材から
はじかれる傾向が生じる。
【0034】また、アセチルアセトナトキレート化合物
の金属種または無機化合物微粒子の種類またはこれらの
混合割合によって、得られる被膜の屈折率および誘電率
が自由にコントロールされる。有機ケイ素化合物および
/または金属アルコキシドを含む塗布液によって形成し
た被膜は、これらの化合物の種類と添加量によって、よ
り一層自由に被膜の屈折率および誘電率がコントロール
される。このようにして屈折率をコントロールして透明
電極付基板の透明電極上に絶縁膜を形成することによ
り、たとえばこの上に形成される配向膜の屈折率(1.
6〜1.8)より高くして電極が透けて見えるのを防止
することができる。
【0035】次いで本発明に係る被膜付基材について具
体的に説明する。本発明に係る被膜付基材は、ガラス、
プラスチックなどの基材表面に上記のような透明被膜形
成用塗布液をディッピング法、スピナー法、スプレー
法、ロールコーター法、フレキソ印刷などの方法で塗布
し、次いでこのようにして基材表面に形成された被膜を
常温〜90℃で乾燥し、さらに200℃以上、好ましく
は300℃以上に加熱して硬化するなどの方法によりに
より、その表面に透明被膜が形成されている。
【0036】さらにこの基材に形成されている被膜は、
好ましくは次のような方法で硬化促進処理を行うとよ
い。すなわち、上記塗布工程または乾燥工程の後に、あ
るいは乾燥工程中に、未硬化段階の被膜に可視光線より
も波長の短い電磁波を照射するかあるいは未硬化段階の
被膜を硬化反応を促進するガス雰囲気中に晒す。
【0037】このような加熱前の未硬化段階の被膜に照
射する電磁波としては、具体的には紫外線、電子線、X
線、γ線などが例示されるが、紫外線が好ましい。たと
えば、発光強度が約250nmと360nmとにおいて
極大となり、光強度が10mW/cm2 以上である高圧
水銀ランプを紫外線源として使用し、100mJ/cm
2 以上、好ましくは1000mJ/cm2 以上のエネル
ギー量の紫外線を未硬化段階の被膜に照射すると、未硬
化段階の被膜の硬化反応が促進される。
【0038】また、加熱前の未硬化段階の被膜の硬化反
応を促進するガスとしては、たとえばアンモニア、オゾ
ンなどが例示される。またこのようなガス雰囲気による
被膜の硬化促進は、未硬化段階の被膜を、ガス濃度が1
00〜100,000ppm、好ましくは1000〜1
0,000ppmであるような上記活性ガス雰囲気下
で、1〜60分処理することによって達成される。
【0039】上述したような硬化促進処理を行うと、被
膜中に含まれるアセチルアセトナトキレート化合物、有
機ケイ素化合物、金属アルコキシドなどの重合が促進さ
れると同時に、被膜中に残存する水および溶媒の蒸発も
促進される。このため、次の加熱工程において必要とさ
れる加熱温度、加熱時間などの加熱硬化条件が緩和さ
れ、本発明に係る被膜付基材の製造を有利に進めること
ができる。
【0040】また、このガス処理は、加熱硬化後に行っ
ても同様の効果が得られる。以上のような工程によって
本発明に係る被膜付基材が得られるが、この基材に形成
された被膜は、表面硬度が高く、密着性、透明性に優れ
るとともに、耐擦傷性、耐水性、耐アルカリ性などの耐
久性にも優れている上、絶縁抵抗が高く、絶縁膜として
も好適である。
【0041】次いで本発明に係る液晶表示セルにつき、
図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明に係
る液晶表示セルを模式的に表す断面図である。この液晶
表示セル1は、ガラス基板21の表面に透明電極膜2
2、絶縁膜23および配向膜24が順次積層されてなる
一対の透明電極付基板2、2が、それぞれの透明電極膜
22、22同士が対向するように複数のスペーサー粒子
3、3・・により所定の間隔dを開けて配置され、この
所定間隔dに開けられた透明電極膜22、22間の隙間
に液晶4が封入されて形成されている。この絶縁膜23
は、上記透明被膜形成用塗布液を透明電極膜22上に塗
布することにより形成した被膜である。従ってこの被膜
は、表面硬度が高く、透明性および耐擦傷性に優れてい
る上、絶縁抵抗が高く、しかも絶縁膜23と配向膜24
との密着性は良好である。
【0042】なお、本発明に係る液晶表示セルでは、ガ
ラス基板21と透明電極膜22との間にさらにSiO2
膜などのアルカリパッシベーション膜を形成した透明電
極付基板を用いてもよいなど、特許請求の範囲を逸脱し
ない範囲で様々な変形が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る透
明被膜形成用塗布液は、被膜形成成分としてのアセチル
アセトナトキレート化合物と特定の粒径の無機化合物微
粒子をともに含んでいる。このため、この塗布液を用い
て基材表面にたとえば平均10〜100Åの表面粗さを
有し、その凹凸の高さがほぼ一定でその分布も均一な被
膜を形成することができ、得られた被膜は、耐擦傷性、
耐酸性、耐アルカリ性、耐水性および絶縁性に優れ、し
かもこの上に形成される膜、たとえばポリイミド樹脂な
どの疎水性の強い樹脂からなる膜などとの密着性にも優
れている。
【0044】したがって本発明に係る透明被膜形成用塗
布液から得られる被膜は、特に、液晶表示セルに用いら
れる透明電極の透明電極膜と配向膜との間に形成される
絶縁膜用として好適である。
【0045】以下本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0046】
【実施例1】ジブトキシ−ビスアセチルアセトナトジル
コニウムのブタノール溶液(ZrO 2 換算で10重量
%)100gと、オルガノシリカゾル(触媒化成工業
(株)社製、商品名「オスカル」;平均粒径125Å、
SiO2 濃度;10重量%、溶媒;エタノール)30g
およびエタノール117gとを混合した後、純水を13
g添加して12時間攪拌することにより、固形分濃度
5.0重量%、全固形分中に占める無機化合物微粒子の
割合が23.1重量%である塗布液Iを調製した。
【0047】この塗布液Iを、ガラス基板の上にITO
電極が形成されたITO基板(旭硝子(株)社製20Ω
タイプ)上に、ディッピング法により塗布し、90℃の
温度で乾燥し、300℃の温度で焼成することにより膜
厚600Åの透明な被膜Iを形成した。
【0048】この被膜Iの硬度(鉛筆硬度;JIS D
O 202−71により測定)、耐擦傷性〔消しゴムテ
スト;事務用消しゴム(LION製NO.50−50)
を被膜の上に置き、2kgの荷重をかけて往復回数で3
00回摺動させた後、被膜の剥離状態を目視観察〕およ
び屈折率(エリプソメーターで測定)を評価した。
【0049】結果を表2に示す。次いでこの被膜Iの上
にポリイミド膜形成用塗料(日産化学社製、商品名「サ
ンエバー」)を塗布し、200℃の温度で30分間焼成
して膜厚1000Åのポリイミド膜を形成し、この被膜
Iとポリイミド膜との密着性(PI密着性)を前記消し
ゴムテストにおいて荷重を1kg、往復摺動回数を10
回に変えて評価した。
【0050】結果を表2に併記する。
【0051】
【実施例2】乾燥工程と焼成工程との間でさらに2kw
の高圧水銀灯を用いて5,000mJ/cm2 の紫外線
を照射してUV処理(紫外線照射処理)を行った以外は
実施例Iと同様にして膜厚550Åの透明な被膜IIを形
成した。
【0052】得られた被膜IIにつき、実施例Iと同様の
評価をした。結果を表2に併記する。
【0053】
【実施例3】オルガノシリカゾル(触媒化成工業(株)
社製、商品名「オスカル」;平均粒径200Å、SiO
2 濃度;10重量%、溶媒;ヘキシレングリコール)5
0g、テトラエトキシシラン(多摩化学工業(株)社
製,商品名「エチルシリケート40」;SiO2 濃度4
0重量%)12.5g、濃硝酸0.3g、ヘキシレング
リコール158.5gおよび純水12gを混合した後、
ジブトキシ−ビスアセチルアセトナトジルコニウムのブ
タノール溶液(ZrO2 換算で10重量%)100gを
混合することにより、固形分濃度が5.8重量%、M1
X /AOX が2.0、全固形分中に占める無機化合物
微粒子の割合が25.0重量%である塗布液IIを形成し
た。
【0054】この塗布液IIを、実施例1と同様のITO
基板上に、フレキソ法で塗布し、90℃の温度で乾燥
し、300℃の温度で焼成することにより膜厚500Å
の透明な被膜III を形成した。
【0055】得られた被膜III につき、実施例Iと同様
の評価をした。結果を表2に併記する。
【0056】
【実施例4】焼成工程の後にさらに濃度10,000p
pmのアンモニアガス雰囲気中に室温で1時間曝露して
アンモニア処理を行った以外は実施例3と同様にして膜
厚450Åの透明な被膜IVを形成した。
【0057】得られた被膜IVにつき、実施例Iと同様の
評価をした。結果を表2に併記する。
【0058】
【実施例5】オルガノシリカゾル(触媒化成工業(株)
社製、商品名「オスカル」;平均粒径400Å、SiO
2 濃度;10重量%、溶媒;ヘキシレングリコール)1
00g、テトラエトキシシラン(多摩化学工業(株)社
製、商品名「エチルシリケート28」;SiO2 換算で
28重量%)321.4g、濃硝酸4.5g、ヘキシレ
ングリコール966.1gおよび純水108gを混合し
た後、これにジイソプロポキシ−ジオクチルオキシチタ
ニウムのイソプロパノール溶液(TiO2 換算で10重
量%)500g、およびトリブトキシ−モノアセチルア
セトナトジルコニウムのブタノール溶液(ZrO2 換算
で10重量%)500gを混合し、48時間攪拌するこ
とにより、固形分濃度が8.0重量%、M1 X /AO
X が0.36、M2 X /AOX が0.36、全固形分
中に占める無機化合物微粒子の割合が5.0重量%であ
る塗布液III を形成した。
【0059】この塗布液III を、実施例1と同様のIT
O基板上に、フレキソ法で塗布し、90℃の温度で乾燥
し、次いで実施例2と同様の条件でUV処理を行い、し
かる後に350℃の温度で焼成することにより膜厚90
0Åの透明な被膜Vを形成した。
【0060】得られた被膜Vにつき、実施例Iと同様の
評価をした。結果を表2に併記する。
【0061】
【実施例6】チタニアゾル(触媒化成工業(株)社製、
商品名「ネオサンベール」;平均粒径150Å、TiO
2 濃度;10重量%、溶媒;ヘキシレングリコール)6
0g、テトラエトキシシラン(多摩化学工業(株)社
製、商品名「エチルシリケート28」;SiO2 換算で
28重量%)12.8g、濃硝酸0.2g、ヘキシレン
グリコール84.5gおよび純水4.2gを混合した
後、これにジブトキシ−ビスアセチルアセトナトチタン
のブタノール溶液(TiO2 換算で10重量%)5gを
混合することにより、固形分濃度が6.0重量%、M1
X /AOX 0.14、全固形分中に占める無機化合
物微粒子の割合が60.0重量%である塗布液IVを形成
した。
【0062】この塗布液IVを、実施例1と同様のITO
基板上に、フレキソ法で塗布し、90℃の温度で乾燥
し、次いで250℃の温度で焼成することにより膜厚6
00Åの透明な被膜VIを形成した。
【0063】得られた被膜VIにつき、実施例Iと同様の
評価をした。結果を表2に併記する。
【0064】
【実施例7】オルガノシリカゾル(触媒化成工業(株)
社製、商品名「オスカル」;平均粒径200Å、SiO
2 濃度;10重量%、溶媒;ヘキシレングリコール)1
00g、テトラメトキシシラン(多摩化学工業(株)社
製、商品名「メチルシリケート−51」;SiO2 換算
で51重量%)19.6g、濃硝酸1g、ヘキシレング
リコール654.5gおよび純水12gを混合した後、
これにトリブトキシ−アセチルアセトナトハフニウムの
ブタノール溶液(HfO2 換算で10重量%)467g
を混合し、12時間攪拌することにより、固形分濃度が
5.3重量%、M1 X /AOX が4.7、全固形分中
に占める無機化合物微粒子の割合が15重量%である塗
布液Vを形成した。
【0065】この塗布液Vを、実施例1と同様のITO
基板上に、フレキソ法で塗布し、90℃の温度で乾燥
し、次いで実施例2と同様の条件でUV処理を行い、し
かる後に300℃の温度で焼成することにより膜厚80
0Åの透明な被膜VII を形成した。
【0066】得られた被膜VII につき、実施例Iと同様
の評価をした。結果を表2に併記する。
【0067】
【実施例8】オルガノシリカゾル(触媒化成工業(株)
社製、商品名「オスカル」;平均粒径300Å、SiO
2 濃度;10重量%、溶媒;ヘキシレングリコール)2
00g、テトラエトキシシラン(多摩化学工業(株)社
製、商品名「エチルシリケート28」;SiO2 換算で
28重量%)71.4g、モノメチルトリメトキシシラ
ン(SiO2 換算で40重量%)50g、濃硝酸1.2
g、ヘキシレングリコール1872gおよび純水72g
を混合した後、これにジブトキシ−ビスアセチルアセト
ナトジルコニウムのブタノール溶液(ZrO2 換算で1
0重量%)2000gを混合し、12時間攪拌すること
により、固形分濃度が6.1重量%、M 1 X /AOX
が5.0、全固形分中に占める無機化合物微粒子の割合
が7.7重量%である塗布液VIを形成した。
【0068】この塗布液VIを、実施例1と同様のITO
基板上に、フレキソ法で塗布し、90℃の温度で乾燥
し、次いで実施例2と同様の条件でUV処理を行い、し
かる後に350℃の温度で焼成することにより膜厚60
0Åの透明な被膜VIIIを形成した。
【0069】得られた被膜VIIIにつき、実施例Iと同様
の評価をした。結果を表2に併記する。
【0070】
【比較例1】トリブトキシ−モノアセチルアセトナトジ
ルコニウムのブタノール溶液(ZrO2 換算で10重量
%)100g、テトラエトキシシラン(多摩化学工業
(株)社製、商品名「エチルシリケート28」;SiO
2 換算で28重量%)35.7g、濃硝酸0.5g、ヘ
キシレングリコール173gおよび純水12gを混合
し、12時間攪拌することにより、固形分濃度が6.2
重量%、M1 X /AOX が1.0である塗布液VII を
形成した。
【0071】この塗布液VII を、実施例1と同様のIT
O基板上に、フレキソ法で塗布し、90℃の温度で乾燥
し、次いで実施例2と同様の条件でUV処理を行い、し
かる後に350℃の温度で焼成することにより膜厚60
0Åの透明な被膜IXを形成した。
【0072】得られた被膜IXにつき、実施例Iと同様の
評価をした。結果を表2に併記する。
【0073】
【比較例2】オルガノシリカゾル(触媒化成工業(株)
社製、商品名「オスカル」;平均粒径400Å、SiO
2 濃度;10重量%、溶媒;ヘキシレングリコール)2
0g、テトラエトキシシラン(多摩化学工業(株)社
製、商品名「エチルシリケート28」;SiO2 換算で
28重量%)350g、濃硝酸5g、ヘキシレングリコ
ール1007.5gおよび純水117.6gを混合した
後、これに トリブトキシ−モノアセチルアセトナトジ
ルコニウムのブタノール溶液(ZrO2 換算で10重量
%)500gおよびジイソプロポキシ−ジオクチルオキ
シチタニウムのイソプロパノール溶液(TiO2換算で
10重量%)500gを混合し、48時間攪拌すること
により、固形分濃度が8.0重量%、M1 X /AOX
が0.34、M2 X /AOX が0.34であり、全固
形分中に占める無機化合物微粒子の割合が1.0重量%
である塗布液VIIIを形成した。
【0074】この塗布液VIIIを、実施例1と同様のIT
O基板上に、フレキソ法で塗布し、90℃の温度で乾燥
し、次いで実施例2と同様の条件でUV処理を行い、し
かる後に350℃の温度で焼成することにより膜厚85
0Åの透明な被膜Xを形成した。
【0075】得られた被膜Xにつき、実施例Iと同様の
評価をした。結果を表2に併記する。
【0076】
【比較例3】オルガノシリカゾル(触媒化成工業(株)
社製、商品名「オスカル」;平均粒径800Å、SiO
2 濃度;l0重量%、溶媒;ヘキシレングリコール)5
0g、テトラエトキシシラン(多摩化学工業(株)社
製,商品名「エチルシリケート40」;SiO2 換算で
40重量%)12.5、濃硝酸0.3g、ヘキシレング
リコール158.5gおよび純水12gを混合した後、
これにジブトキシ−ビスアセチルアセトナトジルコニウ
ムのブタノール溶液(ZrO2 換算で10重量%)10
0gを混合し、24時間攪拌することにより、固形分濃
度が6.0重量%、M1 X /AOX が2.0、全固形
分中に占める無機化合物微粒子の割合が25.0重量%
である塗布液IXを形成した。
【0077】この塗布液IXを、実施例1と同様のITO
基板上に、フレキソ法で塗布し、90℃の温度で乾燥
し、次いで実施例2と同様の条件でUV処理を行い、し
かる後に300℃の温度で焼成することにより膜厚80
0Åの透明な被膜XIを形成した。
【0078】得られた被膜XIにつき、実施例Iと同様の
評価をした。結果を表2に併記する。
【0079】以上の実施例において、UV処理およびア
ンモニア処理は、すべて以下の条件で行った。 (1)UV処理:2kWの高圧水銀灯を用いて、500
0mJ/cm 2 の紫外線を照射した (2)アンモニア処理:濃度10,000ppmのアン
モニアガス雰囲気中に室温で1時間曝露した。
【表2】
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示セルを模式的に表す断面
図である。
【符号の説明】
1 液晶表示セル 2 透明電極付基板 3 スペーサー粒子 4 液晶 21 ガラス基板 22 透明電極膜 23 絶縁膜 24 配向膜 d 間隔
【0081】

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アセチルアセトナトキレート化合物
    および(B)平均粒径が500Å以下である無機化合物
    微粒子が、水と有機溶媒とからなる混合溶媒中に均一に
    溶解または分散されている透明被膜形成用塗布液であっ
    て、該塗布液を用いて形成される塗膜を乾燥焼成した場
    合に得られる透明被膜中に前記アセチルアセトナトキレ
    ート化合物から導かれる金属酸化物が25〜76.9重
    量%の量で存在することを特徴とする透明被膜形成用塗
    布液。
  2. 【請求項2】 透明被膜形成用塗布液が、さらに (C)一般式 Ra−Si(OR')4-a (ただし、式中、Rは−Cn2n+1であり、R'は−Cn
    2n+1または−C24OCn2n+1であり、aは0ない
    し3の数であり、nは1ないし4の整数である。)で示
    される有機ケイ素化合物および/または(D)金属アル
    コキシドを含む請求項1記載の透明被膜形成用塗布液。
  3. 【請求項3】 基材表面に請求項1または2記載の透明
    被膜形成用塗布液を塗布してなる透明被膜が形成されて
    いることを特徴とする被膜付基材。
  4. 【請求項4】 基板の表面に透明電極膜、絶縁膜および
    配向膜が順次積層されてなる一対の透明電極付基板が、
    それぞれの透明電極膜同士が対向するように所定の間隔
    を開けて配置され、この一対の透明電極付基板の間に開
    けられた隙間に液晶が封入されている液晶表示セルにお
    いて、絶縁膜が、請求項1または2記載の透明被膜形成
    用塗布液を塗布して形成された被膜であることを特徴と
    する液晶表示セル。
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