JP2654431B2 - シリカ系平坦化絶縁膜形成組成物 - Google Patents
シリカ系平坦化絶縁膜形成組成物Info
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- JP2654431B2 JP2654431B2 JP3164073A JP16407391A JP2654431B2 JP 2654431 B2 JP2654431 B2 JP 2654431B2 JP 3164073 A JP3164073 A JP 3164073A JP 16407391 A JP16407391 A JP 16407391A JP 2654431 B2 JP2654431 B2 JP 2654431B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリカ系平坦化絶縁膜形
成組成物に関する。さらに詳しくは、均一でクラックの
ない厚膜が形成でき、かつ保存安定性に優れたアンチモ
ン及びヒ素から選ばれる少なくとも一種の化合物を含有
した半導体集積回路作成用シリカ系平坦化絶縁膜形成組
成物に関する。
成組成物に関する。さらに詳しくは、均一でクラックの
ない厚膜が形成でき、かつ保存安定性に優れたアンチモ
ン及びヒ素から選ばれる少なくとも一種の化合物を含有
した半導体集積回路作成用シリカ系平坦化絶縁膜形成組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体基板上に、シリカ系被膜を
形成する方法としては、気相成長法と塗布法が知られて
いる。前者が一般的に行われているが、この方法は各種
の有害なガスを使用する、又特殊な装置を必要とする、
処理すべき基体の大きさに制限がある、大量生産が困難
であるなどの欠点を有するため、近年より簡単な方法と
して後者が注目されるようになってきた。
形成する方法としては、気相成長法と塗布法が知られて
いる。前者が一般的に行われているが、この方法は各種
の有害なガスを使用する、又特殊な装置を必要とする、
処理すべき基体の大きさに制限がある、大量生産が困難
であるなどの欠点を有するため、近年より簡単な方法と
して後者が注目されるようになってきた。
【0003】塗布法はスプレー法、ディップコート法、
スピンコート法、ハケ塗り法が有り、それぞれ簡略的な
装置を用いるため大量生産に適しており、基板1枚当た
りの処理費用も安価であり、高スループットであるが、
塗布液中に三塩化アンチモン(SbCl3)などが用い
られているために、塩素ガスあるいは塩化水素ガスが発
生し易く、塗布液を塗布するスピンコーター等の塗布装
置はもとより基体を腐食させるという問題があった。
スピンコート法、ハケ塗り法が有り、それぞれ簡略的な
装置を用いるため大量生産に適しており、基板1枚当た
りの処理費用も安価であり、高スループットであるが、
塗布液中に三塩化アンチモン(SbCl3)などが用い
られているために、塩素ガスあるいは塩化水素ガスが発
生し易く、塗布液を塗布するスピンコーター等の塗布装
置はもとより基体を腐食させるという問題があった。
【0004】これに対して米国特許第4835017号
明細書において五価のアルコキシまたはフェノキシアン
チモンを前記SbCl3の代わりに溶解させたシリカ系
被膜形成組成物が知られている。しかしながら該シリカ
系被膜形成組成物は腐食の問題は改善されたものの、塗
布時の温度、湿度等の雰囲気の条件をかなり厳しく制御
しておかなければ、成膜性が劣り、特に高温多湿の条件
下では被膜に曇りを生じ、またスピンコートの排気の際
にも気流の関係で被膜に曇りを生じるという問題があっ
た。
明細書において五価のアルコキシまたはフェノキシアン
チモンを前記SbCl3の代わりに溶解させたシリカ系
被膜形成組成物が知られている。しかしながら該シリカ
系被膜形成組成物は腐食の問題は改善されたものの、塗
布時の温度、湿度等の雰囲気の条件をかなり厳しく制御
しておかなければ、成膜性が劣り、特に高温多湿の条件
下では被膜に曇りを生じ、またスピンコートの排気の際
にも気流の関係で被膜に曇りを生じるという問題があっ
た。
【0005】さらに今日では半導体回路の高集積度化が
進み、シリカ系被膜を半導体集積回路作成時の平坦化絶
縁膜として使用する際に、段差の平坦化の度合いがより
一層向上し、ピンホールやクラックのない均一な被膜を
形成でき、かつ保存安定性に優れた被膜を形成すること
ができる塗布液の出現が要望されていた。
進み、シリカ系被膜を半導体集積回路作成時の平坦化絶
縁膜として使用する際に、段差の平坦化の度合いがより
一層向上し、ピンホールやクラックのない均一な被膜を
形成でき、かつ保存安定性に優れた被膜を形成すること
ができる塗布液の出現が要望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を改善したシリカ系平坦化絶縁膜の提供を目的とし、
鋭意研究を重ねた結果、アンチモン化合物及びヒ素化合
物から選ばれる少なくとも一種の化合物を、アルコキシ
シランまたはハロゲン化シランの部分加水分解生成物に
添加することにより、平坦化度が改善され、ピンホール
やクラックのない高均一化したシリカ系平坦化絶縁膜が
得られ、さらに錯体形成剤を添加使用することにより、
該被膜が保存安定性に優れ、雰囲気条件の影響を受けに
くく、扱いやすくなることを見い出し、これらに基づい
て本発明をなすに至った。
点を改善したシリカ系平坦化絶縁膜の提供を目的とし、
鋭意研究を重ねた結果、アンチモン化合物及びヒ素化合
物から選ばれる少なくとも一種の化合物を、アルコキシ
シランまたはハロゲン化シランの部分加水分解生成物に
添加することにより、平坦化度が改善され、ピンホール
やクラックのない高均一化したシリカ系平坦化絶縁膜が
得られ、さらに錯体形成剤を添加使用することにより、
該被膜が保存安定性に優れ、雰囲気条件の影響を受けに
くく、扱いやすくなることを見い出し、これらに基づい
て本発明をなすに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はaアルコキシシ
ランまたはハロゲン化シランの部分加水分解生成物、b
アンチモン化合物及びヒ素化合物から選ばれる少なくと
も一種の化合物、c錯体形成剤及びdこれらを溶解する
有機溶剤から成る半導体集積回路作成用シリカ系平坦化
絶縁膜形成組成物を提供するものである。
ランまたはハロゲン化シランの部分加水分解生成物、b
アンチモン化合物及びヒ素化合物から選ばれる少なくと
も一種の化合物、c錯体形成剤及びdこれらを溶解する
有機溶剤から成る半導体集積回路作成用シリカ系平坦化
絶縁膜形成組成物を提供するものである。
【0008】以下本発明を詳細に説明する。本発明で用
いられるアルコキシシランは、一般式(I)
いられるアルコキシシランは、一般式(I)
【0009】
【化1】
【0010】で表される化合物または、それらの誘導体
である。
である。
【0011】アルコキシシランの具体的な化合物として
は、一般式(I)で表わされるテトラメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テト
ラブトキシシラン、モノメチルトリメトキシシラン、ジ
メチルジメトキシシラン、モノエチルトリエトキシシラ
ン、ジエチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシ
シラン、モノメチルトリエトキシシラン、モノエチルト
リブトキシシラン、ジエチルジブトキシシラン、ジメト
キシジブトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラ
ン、ビニルエチルジエトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリブト
キシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、
β−メタクリロキシエチルトリメトキシシラン、β−メ
タクリロキシエチルトリエトキシシラン、β−グリシジ
ルオキシエチルトリメトキシシラン、β−グリシジルオ
キシエチルトリエトキシシラン、γ−グリシジルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシジルオキシプ
ロピルトリエトキシシラン、モノメトキシトリ(2−エ
トキシエトキシ)シラン、モノエトキシトリ(2−エト
キシエトキシ)シラン、モノプロポキシトリ(2−エト
キシエトキシ)シラン、モノブトキシトリ(2−エトキ
シエトキシ)シラン、モノメトキシトリ(1−エトキシ
エトキシ)シラン、モノエトキシトリ(1−エトキシエ
トキシ)シラン、モノプロポキシトリ(1−エトキシエ
トキシ)シラン、モノブトキシトリ(1−エトキシエト
キシ)シラン、モノメチルトリ(2−エトキシエトキ
シ)シラン、モノエチルトリ(2−エトキシエトキシ)
シラン、モノプロピルトリ(2−エトキシエトキシ)シ
ラン、モノブチルトリ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、モノメチルトリ(1−エトキシエトキシ)シラン、
モノエチルトリ(1−エトキシエトキシ)シラン、モノ
プロピルトリ(1−エトキシエトキシ)シラン、モノブ
チルトリ(1−エトキシエトキシ)シラン、ジメチルジ
(2−エトキシエトキシ)シラン、ジエチルジ(2−エ
トキシエトキシ)シラン、ジプロピルジ(2−エトキシ
エトキシ)シラン、ジメトキシジ(2−エトキシエトキ
シ)シラン、ジエトキシジ(2−エトキシエトキシ)シ
ラン、ジプロポキシジ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、トリメトキシモノ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、トリエトキシモノ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、トリプロポキシモノ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、トリメチルモノ(2−エトキシエトキシ)シラン、
トリエチルモノ(2−エトキシエトキシ)シランなど
を、又一般式(I)で表わされる化合物の4〜5量体の
もの、例えば、エチルシリケート−40(コルコート株
式会社製)などを挙げることができる。
は、一般式(I)で表わされるテトラメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テト
ラブトキシシラン、モノメチルトリメトキシシラン、ジ
メチルジメトキシシラン、モノエチルトリエトキシシラ
ン、ジエチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシ
シラン、モノメチルトリエトキシシラン、モノエチルト
リブトキシシラン、ジエチルジブトキシシラン、ジメト
キシジブトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラ
ン、ビニルエチルジエトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリブト
キシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、
β−メタクリロキシエチルトリメトキシシラン、β−メ
タクリロキシエチルトリエトキシシラン、β−グリシジ
ルオキシエチルトリメトキシシラン、β−グリシジルオ
キシエチルトリエトキシシラン、γ−グリシジルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシジルオキシプ
ロピルトリエトキシシラン、モノメトキシトリ(2−エ
トキシエトキシ)シラン、モノエトキシトリ(2−エト
キシエトキシ)シラン、モノプロポキシトリ(2−エト
キシエトキシ)シラン、モノブトキシトリ(2−エトキ
シエトキシ)シラン、モノメトキシトリ(1−エトキシ
エトキシ)シラン、モノエトキシトリ(1−エトキシエ
トキシ)シラン、モノプロポキシトリ(1−エトキシエ
トキシ)シラン、モノブトキシトリ(1−エトキシエト
キシ)シラン、モノメチルトリ(2−エトキシエトキ
シ)シラン、モノエチルトリ(2−エトキシエトキシ)
シラン、モノプロピルトリ(2−エトキシエトキシ)シ
ラン、モノブチルトリ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、モノメチルトリ(1−エトキシエトキシ)シラン、
モノエチルトリ(1−エトキシエトキシ)シラン、モノ
プロピルトリ(1−エトキシエトキシ)シラン、モノブ
チルトリ(1−エトキシエトキシ)シラン、ジメチルジ
(2−エトキシエトキシ)シラン、ジエチルジ(2−エ
トキシエトキシ)シラン、ジプロピルジ(2−エトキシ
エトキシ)シラン、ジメトキシジ(2−エトキシエトキ
シ)シラン、ジエトキシジ(2−エトキシエトキシ)シ
ラン、ジプロポキシジ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、トリメトキシモノ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、トリエトキシモノ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、トリプロポキシモノ(2−エトキシエトキシ)シラ
ン、トリメチルモノ(2−エトキシエトキシ)シラン、
トリエチルモノ(2−エトキシエトキシ)シランなど
を、又一般式(I)で表わされる化合物の4〜5量体の
もの、例えば、エチルシリケート−40(コルコート株
式会社製)などを挙げることができる。
【0012】次に本発明で用いられるハロゲン化シラン
は一般式(II)
は一般式(II)
【0013】
【化2】
【0014】で表わされる化合物である。具体的にはハ
ロゲン化シランとしては、テトラクロロシラン、テトラ
ブロモシラン、モノメチルトリクロロシラン、ジブロモ
ジクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、メチルトリ
クロロシラン、エチルトリクロロシラン、フェニルトリ
クロロシラン、ジメチルジクロロシラン、ジフェニルジ
クロロシラン、ジエチルジクロロシラン、β−グリシジ
ルオキシエチルトリクロロシランなどを又、これらの多
量体のものを挙げることができる。
ロゲン化シランとしては、テトラクロロシラン、テトラ
ブロモシラン、モノメチルトリクロロシラン、ジブロモ
ジクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、メチルトリ
クロロシラン、エチルトリクロロシラン、フェニルトリ
クロロシラン、ジメチルジクロロシラン、ジフェニルジ
クロロシラン、ジエチルジクロロシラン、β−グリシジ
ルオキシエチルトリクロロシランなどを又、これらの多
量体のものを挙げることができる。
【0015】本発明のa成分であるアルコキシシラン又
はハロゲン化シランの部分加水分解生成物はアルコキシ
シラン又はハロゲン化シランを後に示す有機溶剤に溶解
し、適量の加水分解用の水と触媒の酸を必要に応じて添
加し、反応させることによって容易に得ることができ
る。加水分解用の水は溶媒であるアルコールと触媒であ
る酸とが反応して得られる水であってもよい。
はハロゲン化シランの部分加水分解生成物はアルコキシ
シラン又はハロゲン化シランを後に示す有機溶剤に溶解
し、適量の加水分解用の水と触媒の酸を必要に応じて添
加し、反応させることによって容易に得ることができ
る。加水分解用の水は溶媒であるアルコールと触媒であ
る酸とが反応して得られる水であってもよい。
【0016】また本発明のb成分として用いられるアン
チモン化合物及びヒ素化合物から選ばれる少なくとも一
種の化合物は、一般式(III)
チモン化合物及びヒ素化合物から選ばれる少なくとも一
種の化合物は、一般式(III)
【0017】
【化3】
【0018】で表わされる化合物であり、これらは単独
でもまた2種以上混合しても用いることができる。
でもまた2種以上混合しても用いることができる。
【0019】具体的にはトリメトキシアンチモン、トリ
エトキシアンチモン、トリプロポキシアンチモン、トリ
ブトキシアンチモン、トリフェノキシアンチモン、トリ
メトキシヒ素、トリエトキシヒ素、トリプロポキシヒ
素、トリブトキシヒ素、トリフェノキシヒ素、ペンタメ
トキシアンチモン、ペンタエトキシアンチモン、ペンタ
プロポキシアンチモン、ペンタブトキシアンチモン、ペ
ンタフェノキシアンチモン、ペンタメトキシヒ素、ペン
タエトキシヒ素、ペンタブロポキシヒ素、ペンタブトキ
シヒ素、ペンタフエノキシヒ素、トリス(ヒドロキシメ
トキシ)アンチモン、トリス(ヒドロキシエトキシ)ア
ンチモン、トリス(ヒドロキシプロポキシ)アンチモ
ン、トリス(ヒドロキシブトキシ)アンチモン、トリス
(ヒドロキシメトキシ)ヒ素、トリス(ヒドロキシエト
キシ)ヒ素、トリス(ヒドロキシプロポキシ)ヒ素、ト
リス(ヒドロキシブトキシ)ヒ素、ペンタ(ヒドロキシ
メトキシ)アンチモン、ペンタ(ヒドロキシエトキシ)
アンチモン、ペンタ(ヒドロキシプロポキシ)アンチモ
ン、ペンタ(ヒドロキシブトキシ)アンチモン、ペンタ
(ヒドロキシメトキシ)ヒ素、ペンタ(ヒドロキシエト
キシ)ヒ素、ペンタ(ヒドロキシプロポキシ)ヒ素、ペ
ンタ(ヒドロキシブトキシ)ヒ素、トリス(ヒドロキシ
フエノキシ)アンチモン、トリス(ヒドロキシフエノキ
シ)ヒ素、ペンタ(ヒドロキシフエノキシ)アンチモ
ン、ペンタ(ヒドロキシフエノキシ)ヒ素、トリス(メ
トキシメトキシ)アンチモン、トリス(メトキシエトキ
シ)アンチモン、トリス(メトキシプロポキシ)アンチ
モン、トリス(メトキシブトキシ)アンチモン、トリス
(エトキシメトキシ)アンチモン、トリス(エトキシエ
トキシ)アンチモン、トリス(エトキシプロポキシ)ア
ンチモン、トリス(エトキシブトキシ)アンチモン、ト
リス(メトキシメトキシ)ヒ素、トリス(メトキシエト
キシ)ヒ素、トリス(メトキシプロポキシ)ヒ素、トリ
ス(メトキシブトキシ)ヒ素、トリス(エトキシメトキ
シ)ヒ素、トリス(エトキシエトキシ)ヒ素、トリス
(エトキシプロポキシ)ヒ素、トリス(エトキシブトキ
シ)ヒ素、ペンタ(メトキシメトキシ)アンチモン、ペ
ンタ(メトキシエトキシ)アンチモン、ペンタ(メトキ
シプロポキシ)アンチモン、ペンタ(メトキシブトキ
シ)アンチモン、ペンタ(エトキシメトキシ)アンチモ
ン、ペンタ(エトキシエトキシ)アンチモン、ペンタ
(エトキシプロポキシ)アンチモン、ペンタ(エトキシ
ブトキシ)アンチモン、ベンタ(メトキシメトキシ)ヒ
素、ペンタ(メトキシエトキシ)ヒ素、ペンタ(メトキ
シプロポキシ)ヒ素、ペンタ(メトキシブトキシ)ヒ
素、ペンタ(エトキシメトキシ)ヒ素、ペンタ(エトキ
シエトキシ)ヒ素、ペンタ(エトキシプロポキシ)ヒ
素、ペンタ(エトキシブトキシ)ヒ素、トリス(メトキ
シフエノキシ)アンチモン、トリス(エトキシフェノキ
シ)アンチモン、トリス(プロポキシフェノキシ)アン
チモン、トリス(ブトキシフェノキシ)アンチモン、ト
リス(メトキシフェノキシ)ヒ素、トリス(エトキシフ
ェノキシ)ヒ素、トリス(プロポキシフェノキシ)ヒ
素、トリス(ブトキシフェノキシ)ヒ素、ペンタ(メト
キシフェノキシ)アンチモン、ペンタ(エトキシフェノ
キシ)アンチモン、ペンタ(プロポキシフェノキシ)ア
ンチモン、ペンタ(ブトキシフェノキシ)アンチモン、
ペンタ(メトキシフェノキシ)ヒ素、ペンタ(エトキシ
フェノキシ)ヒ素、ペンタ(プロポキシフェノキシ)ヒ
素、ペンタ(ブトキシフェノキシ)ヒ素、トリス(アミ
ノメトキシ)アンチモン、トリス(アミノエトキシ)ア
ンチモン、トリス(アミノプロポキシ)アンチモン、ト
リス(アミノブトキシ)アンチモン、トリス(アミノメ
トキシ)ヒ素、トリス(アミノエトキシ)ヒ素、トリス
(アミノプロポキシ)ヒ素、トリス(アミノブトキシ)
ヒ素、ペンタ(アミノメトキシ)アンチモン、ペンタ
(アミノエトキシ)アンチモン、ペンタ(アミノプロポ
キシ)アンチモン、ペンタ(アミノブトキシ)アンチモ
ン、ペンタ(アミノメトキシ)ヒ素、ペンタ(アミノエ
トキシ)ヒ素、ペンタ(アミノプロポキシ)ヒ素、ペン
タ(アミノブトキシ)ヒ素、トリス(アミノフェノキ
シ)アンチモン、トリス(アミノフェノキシ)ヒ素、ペ
ンタ(アミノフェノキシ)アンチモン、ペンタ(アミノ
フェノキシ)ヒ素、トリス(カルボキシメトキシ)アン
チモン、トリス(カルボキシメトキシ)ヒ素、ペンタ
(カルボキシメトキシ)アンチモン、ペンタ(カルボキ
シメトキシ)ヒ素、トリス(1−カルボキシエトキシ)
アンチモン、トリス(2−カルボキシエトキシ)アンチ
モン、トリス(1−カルボキシエトキシ)ヒ素、トリス
(2−カルボキシエトキシ)ヒ素、ペンタ(1−カルボ
キシエトキシ)アンチモン、ペンタ(2−カルボキシエ
トキシ)アンチモン、ペンタ(1−カルボキシエトキ
シ)ヒ素、ペンタ(2−カルボキシエトキシ)ヒ素、ト
リス(1−カルボキシプロポキシ)アンチモン、トリス
(2−カルボキシプロポキシ)アンチモン、トリス(3
−カルボキシプロポキシ)アンチモン、トリス(1−カ
ルボキシプロポキシ)ヒ素、トリス(2−カルボキシプ
ロポキシ)ヒ素、トリス(3−カルボキシプロポキシ)
ヒ素、ペンタ(1−カルボキシプロポキシ)アンチモ
ン、ペンタ(2−カルボキシプロポキシ)アンチモン、
ペンタ(3−カルボキシプロポキシ)アンチモン、ペン
タ(1−カルボキシプロポキシ)ヒ素、ペンタ(2−カ
ルボキシプロポキシ)ヒ素、ペンタ(3−カルボキシプ
ロポキシ)ヒ素、トリス(カルボキシフェノキシ)アン
チモン、トリス(カルボキシフェノキシ)ヒ素、ペンタ
(カルボキシフェノキシ)アンチモン、ペンタ(カルボ
キシフェノキシ)ヒ素、トリス(フェノキシメトキシ)
アンチモン、トリス(フエノキシエトキシ)アンチモ
ン、トリス(フェノキシプロポキシ)アンチモン、トリ
ス(フェノキシブトキシ)アンチモン、トリス(フエノ
キシメトキシ)ヒ素、トリス(フェノキシエトキシ)ヒ
素、トリス(フエノキシプロポキシ)ヒ素、トリス(フ
ェノキシブトキシ)ヒ素、ペンタ(フェノキシブトキ
シ)アンチモン、ペンタ(フェノキシエトキシ)アンチ
モン、ペンタ(フェノキシプロポキシ)アンチモン、ペ
ンタ(フェノキシメトキシ)アンチモン、ペンタ(フェ
ノキシメトキシ)ヒ素、ペンタ(フェノキシエトキシ)
ヒ素、ペンタ(フェノキシプロポキシ)ヒ素、ペンタ
(フェノキシブトキシ)ヒ素、トリス(フェノキシフェ
ノキシ)アンチモン、ペンタ(フェノキシフェノキシ)
アンチモン、トリス(フェノキシフェノキシ)ヒ素、ペ
ンタ(フェノキシフェノキシ)ヒ素が挙げられる。
エトキシアンチモン、トリプロポキシアンチモン、トリ
ブトキシアンチモン、トリフェノキシアンチモン、トリ
メトキシヒ素、トリエトキシヒ素、トリプロポキシヒ
素、トリブトキシヒ素、トリフェノキシヒ素、ペンタメ
トキシアンチモン、ペンタエトキシアンチモン、ペンタ
プロポキシアンチモン、ペンタブトキシアンチモン、ペ
ンタフェノキシアンチモン、ペンタメトキシヒ素、ペン
タエトキシヒ素、ペンタブロポキシヒ素、ペンタブトキ
シヒ素、ペンタフエノキシヒ素、トリス(ヒドロキシメ
トキシ)アンチモン、トリス(ヒドロキシエトキシ)ア
ンチモン、トリス(ヒドロキシプロポキシ)アンチモ
ン、トリス(ヒドロキシブトキシ)アンチモン、トリス
(ヒドロキシメトキシ)ヒ素、トリス(ヒドロキシエト
キシ)ヒ素、トリス(ヒドロキシプロポキシ)ヒ素、ト
リス(ヒドロキシブトキシ)ヒ素、ペンタ(ヒドロキシ
メトキシ)アンチモン、ペンタ(ヒドロキシエトキシ)
アンチモン、ペンタ(ヒドロキシプロポキシ)アンチモ
ン、ペンタ(ヒドロキシブトキシ)アンチモン、ペンタ
(ヒドロキシメトキシ)ヒ素、ペンタ(ヒドロキシエト
キシ)ヒ素、ペンタ(ヒドロキシプロポキシ)ヒ素、ペ
ンタ(ヒドロキシブトキシ)ヒ素、トリス(ヒドロキシ
フエノキシ)アンチモン、トリス(ヒドロキシフエノキ
シ)ヒ素、ペンタ(ヒドロキシフエノキシ)アンチモ
ン、ペンタ(ヒドロキシフエノキシ)ヒ素、トリス(メ
トキシメトキシ)アンチモン、トリス(メトキシエトキ
シ)アンチモン、トリス(メトキシプロポキシ)アンチ
モン、トリス(メトキシブトキシ)アンチモン、トリス
(エトキシメトキシ)アンチモン、トリス(エトキシエ
トキシ)アンチモン、トリス(エトキシプロポキシ)ア
ンチモン、トリス(エトキシブトキシ)アンチモン、ト
リス(メトキシメトキシ)ヒ素、トリス(メトキシエト
キシ)ヒ素、トリス(メトキシプロポキシ)ヒ素、トリ
ス(メトキシブトキシ)ヒ素、トリス(エトキシメトキ
シ)ヒ素、トリス(エトキシエトキシ)ヒ素、トリス
(エトキシプロポキシ)ヒ素、トリス(エトキシブトキ
シ)ヒ素、ペンタ(メトキシメトキシ)アンチモン、ペ
ンタ(メトキシエトキシ)アンチモン、ペンタ(メトキ
シプロポキシ)アンチモン、ペンタ(メトキシブトキ
シ)アンチモン、ペンタ(エトキシメトキシ)アンチモ
ン、ペンタ(エトキシエトキシ)アンチモン、ペンタ
(エトキシプロポキシ)アンチモン、ペンタ(エトキシ
ブトキシ)アンチモン、ベンタ(メトキシメトキシ)ヒ
素、ペンタ(メトキシエトキシ)ヒ素、ペンタ(メトキ
シプロポキシ)ヒ素、ペンタ(メトキシブトキシ)ヒ
素、ペンタ(エトキシメトキシ)ヒ素、ペンタ(エトキ
シエトキシ)ヒ素、ペンタ(エトキシプロポキシ)ヒ
素、ペンタ(エトキシブトキシ)ヒ素、トリス(メトキ
シフエノキシ)アンチモン、トリス(エトキシフェノキ
シ)アンチモン、トリス(プロポキシフェノキシ)アン
チモン、トリス(ブトキシフェノキシ)アンチモン、ト
リス(メトキシフェノキシ)ヒ素、トリス(エトキシフ
ェノキシ)ヒ素、トリス(プロポキシフェノキシ)ヒ
素、トリス(ブトキシフェノキシ)ヒ素、ペンタ(メト
キシフェノキシ)アンチモン、ペンタ(エトキシフェノ
キシ)アンチモン、ペンタ(プロポキシフェノキシ)ア
ンチモン、ペンタ(ブトキシフェノキシ)アンチモン、
ペンタ(メトキシフェノキシ)ヒ素、ペンタ(エトキシ
フェノキシ)ヒ素、ペンタ(プロポキシフェノキシ)ヒ
素、ペンタ(ブトキシフェノキシ)ヒ素、トリス(アミ
ノメトキシ)アンチモン、トリス(アミノエトキシ)ア
ンチモン、トリス(アミノプロポキシ)アンチモン、ト
リス(アミノブトキシ)アンチモン、トリス(アミノメ
トキシ)ヒ素、トリス(アミノエトキシ)ヒ素、トリス
(アミノプロポキシ)ヒ素、トリス(アミノブトキシ)
ヒ素、ペンタ(アミノメトキシ)アンチモン、ペンタ
(アミノエトキシ)アンチモン、ペンタ(アミノプロポ
キシ)アンチモン、ペンタ(アミノブトキシ)アンチモ
ン、ペンタ(アミノメトキシ)ヒ素、ペンタ(アミノエ
トキシ)ヒ素、ペンタ(アミノプロポキシ)ヒ素、ペン
タ(アミノブトキシ)ヒ素、トリス(アミノフェノキ
シ)アンチモン、トリス(アミノフェノキシ)ヒ素、ペ
ンタ(アミノフェノキシ)アンチモン、ペンタ(アミノ
フェノキシ)ヒ素、トリス(カルボキシメトキシ)アン
チモン、トリス(カルボキシメトキシ)ヒ素、ペンタ
(カルボキシメトキシ)アンチモン、ペンタ(カルボキ
シメトキシ)ヒ素、トリス(1−カルボキシエトキシ)
アンチモン、トリス(2−カルボキシエトキシ)アンチ
モン、トリス(1−カルボキシエトキシ)ヒ素、トリス
(2−カルボキシエトキシ)ヒ素、ペンタ(1−カルボ
キシエトキシ)アンチモン、ペンタ(2−カルボキシエ
トキシ)アンチモン、ペンタ(1−カルボキシエトキ
シ)ヒ素、ペンタ(2−カルボキシエトキシ)ヒ素、ト
リス(1−カルボキシプロポキシ)アンチモン、トリス
(2−カルボキシプロポキシ)アンチモン、トリス(3
−カルボキシプロポキシ)アンチモン、トリス(1−カ
ルボキシプロポキシ)ヒ素、トリス(2−カルボキシプ
ロポキシ)ヒ素、トリス(3−カルボキシプロポキシ)
ヒ素、ペンタ(1−カルボキシプロポキシ)アンチモ
ン、ペンタ(2−カルボキシプロポキシ)アンチモン、
ペンタ(3−カルボキシプロポキシ)アンチモン、ペン
タ(1−カルボキシプロポキシ)ヒ素、ペンタ(2−カ
ルボキシプロポキシ)ヒ素、ペンタ(3−カルボキシプ
ロポキシ)ヒ素、トリス(カルボキシフェノキシ)アン
チモン、トリス(カルボキシフェノキシ)ヒ素、ペンタ
(カルボキシフェノキシ)アンチモン、ペンタ(カルボ
キシフェノキシ)ヒ素、トリス(フェノキシメトキシ)
アンチモン、トリス(フエノキシエトキシ)アンチモ
ン、トリス(フェノキシプロポキシ)アンチモン、トリ
ス(フェノキシブトキシ)アンチモン、トリス(フエノ
キシメトキシ)ヒ素、トリス(フェノキシエトキシ)ヒ
素、トリス(フエノキシプロポキシ)ヒ素、トリス(フ
ェノキシブトキシ)ヒ素、ペンタ(フェノキシブトキ
シ)アンチモン、ペンタ(フェノキシエトキシ)アンチ
モン、ペンタ(フェノキシプロポキシ)アンチモン、ペ
ンタ(フェノキシメトキシ)アンチモン、ペンタ(フェ
ノキシメトキシ)ヒ素、ペンタ(フェノキシエトキシ)
ヒ素、ペンタ(フェノキシプロポキシ)ヒ素、ペンタ
(フェノキシブトキシ)ヒ素、トリス(フェノキシフェ
ノキシ)アンチモン、ペンタ(フェノキシフェノキシ)
アンチモン、トリス(フェノキシフェノキシ)ヒ素、ペ
ンタ(フェノキシフェノキシ)ヒ素が挙げられる。
【0020】また本発明で用いられるc成分である錯体
形成剤としては前記アンチモンまたはヒ素化合物と作用
して錯体を形成する化合物であればどのようなものでも
よく、β−ジケトン類、有機酸あるいは有機酸無水物、
さらにクラウン、クリプタンド試薬等が好ましい。これ
らは単独でも2種以上混合しても用いることができる。
形成剤としては前記アンチモンまたはヒ素化合物と作用
して錯体を形成する化合物であればどのようなものでも
よく、β−ジケトン類、有機酸あるいは有機酸無水物、
さらにクラウン、クリプタンド試薬等が好ましい。これ
らは単独でも2種以上混合しても用いることができる。
【0021】β−ジケトン類としては、例えばアセチル
アセトン、トリフルオロアセチルアセトン、ヘキサフル
オロアセチルアセトン、ベンゾイルアセトン、ベンゾイ
ルトリフルオロアセトン、ジベンゾイルメタン、アセト
酢酸メチルエステル、アセト酢酸エチルエステル、アセ
ト酢酸プロピルエステル、アセト酢酸ブチルエステル、
サリチルアルデヒド、チオニルトリフルオロアセトン、
o−オキシアセトフェノン、α−ベンゾイルオキシム、
ジアミノアゾベンゼン、マロン酸ジエチルエステル等が
挙げられる。
アセトン、トリフルオロアセチルアセトン、ヘキサフル
オロアセチルアセトン、ベンゾイルアセトン、ベンゾイ
ルトリフルオロアセトン、ジベンゾイルメタン、アセト
酢酸メチルエステル、アセト酢酸エチルエステル、アセ
ト酢酸プロピルエステル、アセト酢酸ブチルエステル、
サリチルアルデヒド、チオニルトリフルオロアセトン、
o−オキシアセトフェノン、α−ベンゾイルオキシム、
ジアミノアゾベンゼン、マロン酸ジエチルエステル等が
挙げられる。
【0022】有機酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン
酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、
オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、シュウ酸、フマル
酸、マレイン酸、コハク酸、マロン酸、メチルマロン
酸、アジピン酸、セバシン酸、没食子酸、メリット酸、
アラキドン酸、ミキミ酸、2−エチルヘキサン酸、オレ
イン酸、ステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、サ
リチル酸、安息香酸、p−アミノ安息香酸、スルファニ
ル酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等
を用いることができるが上記有機酸の中の炭素数が4以
上のものがより好ましい。
酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、
オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、シュウ酸、フマル
酸、マレイン酸、コハク酸、マロン酸、メチルマロン
酸、アジピン酸、セバシン酸、没食子酸、メリット酸、
アラキドン酸、ミキミ酸、2−エチルヘキサン酸、オレ
イン酸、ステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、サ
リチル酸、安息香酸、p−アミノ安息香酸、スルファニ
ル酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等
を用いることができるが上記有機酸の中の炭素数が4以
上のものがより好ましい。
【0023】有機酸無水物としては、上記した有機酸の
無水物であればどのようなものでも使用できる。
無水物であればどのようなものでも使用できる。
【0024】クラウン、クリプタンド試薬としては、1
8−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウ
ン−4、ベンゾ−15−クラウン−5、ジシクロヘキシ
ル−18−クラウン6、クリプタンド211、クリプタ
ンド221、クリプタンド222、クリプタンド222
B等が挙げられる。
8−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウ
ン−4、ベンゾ−15−クラウン−5、ジシクロヘキシ
ル−18−クラウン6、クリプタンド211、クリプタ
ンド221、クリプタンド222、クリプタンド222
B等が挙げられる。
【0025】なお、錯体形成剤を加える理由は、本発明
のa成分とb成分とを混合する際に、a成分中に存在す
る微量の水により、b成分が加水分解されてゲル化や沈
殿物が生成するのを防ぐためである。錯体形成剤を加え
ることにより、b成分は錯体を形成し、水による加水分
解を受けにくくなり、またb成分同士の縮合も起こりに
くくなり、従って得られる塗布液は非常に安定なものに
なる。
のa成分とb成分とを混合する際に、a成分中に存在す
る微量の水により、b成分が加水分解されてゲル化や沈
殿物が生成するのを防ぐためである。錯体形成剤を加え
ることにより、b成分は錯体を形成し、水による加水分
解を受けにくくなり、またb成分同士の縮合も起こりに
くくなり、従って得られる塗布液は非常に安定なものに
なる。
【0026】本発明のa成分、b成分及びc成分を溶解
させる有機溶剤としては、メチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコールのよ
うなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類、アセチルアセト
ン、トリフルオロアセチルアセトン、ヘキサフルオロア
セトン、アセト酢酸メチルエステル、アセト酢酸エチル
エステル、アセト酢酸プロピルエステル、アセト酢酸ブ
チルエステルなどのβ−ジケトン類、エチレングリコー
ル、グリセリン、ジエチレングリコール、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エ
チレングリコールモノアセテート、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノアセテート、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノアセテー
ト、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチ
ルエーテル、エチレングリコールジアセテート、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジアセテートのような多
価アルコール及びそのエーテルまたはエステル類などを
挙げることができる。これらの有機溶剤は単独でも2種
以上混合しても用いることができる。しかし本発明の構
成成分であるb成分とc成分との相容性を考えると特に
アルコールを主成分とした系が望ましい。
させる有機溶剤としては、メチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコールのよ
うなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類、アセチルアセト
ン、トリフルオロアセチルアセトン、ヘキサフルオロア
セトン、アセト酢酸メチルエステル、アセト酢酸エチル
エステル、アセト酢酸プロピルエステル、アセト酢酸ブ
チルエステルなどのβ−ジケトン類、エチレングリコー
ル、グリセリン、ジエチレングリコール、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エ
チレングリコールモノアセテート、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノアセテート、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノアセテー
ト、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチ
ルエーテル、エチレングリコールジアセテート、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジアセテートのような多
価アルコール及びそのエーテルまたはエステル類などを
挙げることができる。これらの有機溶剤は単独でも2種
以上混合しても用いることができる。しかし本発明の構
成成分であるb成分とc成分との相容性を考えると特に
アルコールを主成分とした系が望ましい。
【0027】本発明のa成分は、アルコキシシランまた
はハロゲン化シランを上記溶剤に溶解後、これに水を注
ぎ、部分加水分解することにより得られる。該部分加水
分解生成物中には平均して分子中に1〜3個の水酸基を
有するようにすることが好ましく、さらに好ましくは
1.5〜3個である。
はハロゲン化シランを上記溶剤に溶解後、これに水を注
ぎ、部分加水分解することにより得られる。該部分加水
分解生成物中には平均して分子中に1〜3個の水酸基を
有するようにすることが好ましく、さらに好ましくは
1.5〜3個である。
【0028】a成分を確認するには、例えば得られた生
成物を液体クロマトグラフにより分析し、得られたヒド
ロキシシラン化合物の量をそれぞれのピーク面積から定
量し、前記好ましい生成物であるか否かを確認すること
ができる。
成物を液体クロマトグラフにより分析し、得られたヒド
ロキシシラン化合物の量をそれぞれのピーク面積から定
量し、前記好ましい生成物であるか否かを確認すること
ができる。
【0029】本発明の組成物では結果として前記したよ
うな部分加水分解生成物であればすべて使用できるため
a成分を得るための原料成分であるアルコキシシランま
たはハロゲン化シラン、水及び必要に応じて添加される
塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸及びp−トルエンスルホ
ン酸、ベンゼンスルホン酸、ギ酸などの有機酸触媒の配
合割合は所要の部分加水分解生成物が得られれば特に限
定されるものではないが、通常はアルコキシシランまた
はハロゲン化シラン1モルに対して水を1〜3モル好ま
しくは1.5〜3.0モルの割合とし、前記の触媒の存
在下で加水分解させることにより好ましい生成物を得る
ことができる。
うな部分加水分解生成物であればすべて使用できるため
a成分を得るための原料成分であるアルコキシシランま
たはハロゲン化シラン、水及び必要に応じて添加される
塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸及びp−トルエンスルホ
ン酸、ベンゼンスルホン酸、ギ酸などの有機酸触媒の配
合割合は所要の部分加水分解生成物が得られれば特に限
定されるものではないが、通常はアルコキシシランまた
はハロゲン化シラン1モルに対して水を1〜3モル好ま
しくは1.5〜3.0モルの割合とし、前記の触媒の存
在下で加水分解させることにより好ましい生成物を得る
ことができる。
【0030】このようにしてアルコキシシランまたはハ
ロゲン化シランの加水分解反応で得られたヒドロキシシ
ラン含有溶液は必要に応じ、上記有機溶剤により希釈し
てシリカ(SiO2)換算濃度1〜20重量%に調整
し、孔径0.1〜10μmのフィルターを用いてゴミな
どの不溶解物を濾別したのちに半導体集積回路作成用シ
リカ系平坦化絶縁膜形成組成物として使用される。この
場合のシリカ換算濃度とは、得られたヒドロキシシラン
含有溶液を3〜5ml正確に秤量し、これを140℃で
3時間蒸発乾固して得られる不揮発成分をシリカ量とみ
なしたものである。
ロゲン化シランの加水分解反応で得られたヒドロキシシ
ラン含有溶液は必要に応じ、上記有機溶剤により希釈し
てシリカ(SiO2)換算濃度1〜20重量%に調整
し、孔径0.1〜10μmのフィルターを用いてゴミな
どの不溶解物を濾別したのちに半導体集積回路作成用シ
リカ系平坦化絶縁膜形成組成物として使用される。この
場合のシリカ換算濃度とは、得られたヒドロキシシラン
含有溶液を3〜5ml正確に秤量し、これを140℃で
3時間蒸発乾固して得られる不揮発成分をシリカ量とみ
なしたものである。
【0031】本発明の組成物は、主に以下に示す4つの
方法により得ることができるが、この4つの方法に限ら
れるものではない。第1の方法としては、a成分をd成
分に溶解した溶液にb成分とc成分を加える方法。ま
た、第2の方法としてb成分とc成分をd成分である有
機溶剤特にアルコールを主成分とした有機溶剤中で混合
溶液とした後、a成分に加える方法。また、第3の方法
としてb成分とc成分をd成分、特にアルコールを主成
分とした有機溶剤中で錯体溶液とした後、a成分に加え
る方法。さらに、第4の方法として、a成分の原料であ
るアルコキシシランまたはハロゲン化シランをb成分、
c成分と同時にd成分中で混合することによっても得る
ことができる。
方法により得ることができるが、この4つの方法に限ら
れるものではない。第1の方法としては、a成分をd成
分に溶解した溶液にb成分とc成分を加える方法。ま
た、第2の方法としてb成分とc成分をd成分である有
機溶剤特にアルコールを主成分とした有機溶剤中で混合
溶液とした後、a成分に加える方法。また、第3の方法
としてb成分とc成分をd成分、特にアルコールを主成
分とした有機溶剤中で錯体溶液とした後、a成分に加え
る方法。さらに、第4の方法として、a成分の原料であ
るアルコキシシランまたはハロゲン化シランをb成分、
c成分と同時にd成分中で混合することによっても得る
ことができる。
【0032】これらの方法のうちで、好ましいものは第
2,第3,第4の方法さらに好ましいものは第2,第3
の方法である。
2,第3,第4の方法さらに好ましいものは第2,第3
の方法である。
【0033】第1,第2,第3の方法において、b成分
として特に好ましいものは、トリアルコキシアンチモ
ン、ペンタアルコキシアンチモン、トリアルコキシヒ
素、ペンタアルコキシヒ素、トリフェノキシアンチモ
ン、ペンタフェノキシアンチモン、トリフェノキシヒ
素、ベンタフェノキシヒ素等を挙げることができ、その
使用量はa成分に対し、その目的に応じて任意の割合で
添加することができる。通常前記シリカ量に対して1〜
100重量%の範囲内、好ましくは5〜90重量%の範
囲で添加する。c成分の使用量はb成分1モルに対して
0.5〜4モル好ましくは1.5〜3.5モル、さらに
好ましくは2〜3モルで使用される。
として特に好ましいものは、トリアルコキシアンチモ
ン、ペンタアルコキシアンチモン、トリアルコキシヒ
素、ペンタアルコキシヒ素、トリフェノキシアンチモ
ン、ペンタフェノキシアンチモン、トリフェノキシヒ
素、ベンタフェノキシヒ素等を挙げることができ、その
使用量はa成分に対し、その目的に応じて任意の割合で
添加することができる。通常前記シリカ量に対して1〜
100重量%の範囲内、好ましくは5〜90重量%の範
囲で添加する。c成分の使用量はb成分1モルに対して
0.5〜4モル好ましくは1.5〜3.5モル、さらに
好ましくは2〜3モルで使用される。
【0034】第1の方法と第2の方法においてc成分と
して特に好ましいものは、2−エチルヘキサン酸、サリ
チル酸、p−トルエンスルホン酸、アセチルアセトン、
アセト酢酸メチルエステル、アセト酢酸エチルエステ
ル、アセト酢酸プロピルエステル等の有機酸及びβ−ジ
ケトン類である。また、第3の方法として特に好ましい
c成分としてはアセチルアセトン、ベンゾイルアセト
ン、アセト酢酸メチルエステル、アセト酢酸エチルエス
テル、α−ベンゾイルオキシム、2−エチルヘキサン
酸、オレイン酸、ステアリン酸、リノール酸、リレノイ
ン酸等を挙げることができる。
して特に好ましいものは、2−エチルヘキサン酸、サリ
チル酸、p−トルエンスルホン酸、アセチルアセトン、
アセト酢酸メチルエステル、アセト酢酸エチルエステ
ル、アセト酢酸プロピルエステル等の有機酸及びβ−ジ
ケトン類である。また、第3の方法として特に好ましい
c成分としてはアセチルアセトン、ベンゾイルアセト
ン、アセト酢酸メチルエステル、アセト酢酸エチルエス
テル、α−ベンゾイルオキシム、2−エチルヘキサン
酸、オレイン酸、ステアリン酸、リノール酸、リレノイ
ン酸等を挙げることができる。
【0035】第4の方法において使用されるb成分は前
記したものであればどのようなものでも用いることがで
きるが、トリエトキシアンチモン、トリブトキシアンチ
モン、ベンタエトキシアンチモン、トリエトキシヒ素、
トリブトキシヒ素が特に好ましい。
記したものであればどのようなものでも用いることがで
きるが、トリエトキシアンチモン、トリブトキシアンチ
モン、ベンタエトキシアンチモン、トリエトキシヒ素、
トリブトキシヒ素が特に好ましい。
【0036】また、c成分としては、カルボン酸が特に
好ましく、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、2−エ
チルヘキサン酸、リノール酸、リレノイン酸を挙げるこ
とができるが、反応速度の制御性の点から酢酸、プロピ
オン酸が最も好ましい。なお、カルボン酸の使用量は反
応を受けるアルコキシシランまたはハロゲン化シランと
b成分のモル数の和に対して、1〜8モル、好ましくは
2〜4モルである。またβ−ジケトン類も仕込み液中の
アルコキシシランまたはハロゲン化シラン、又はb成分
の濃度が高い場合にはゲル化や沈殿物の析出が起こりや
すいため、これらを防ぐために必要に応じ添加すること
ができる。
好ましく、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、2−エ
チルヘキサン酸、リノール酸、リレノイン酸を挙げるこ
とができるが、反応速度の制御性の点から酢酸、プロピ
オン酸が最も好ましい。なお、カルボン酸の使用量は反
応を受けるアルコキシシランまたはハロゲン化シランと
b成分のモル数の和に対して、1〜8モル、好ましくは
2〜4モルである。またβ−ジケトン類も仕込み液中の
アルコキシシランまたはハロゲン化シラン、又はb成分
の濃度が高い場合にはゲル化や沈殿物の析出が起こりや
すいため、これらを防ぐために必要に応じ添加すること
ができる。
【0037】次に、第4の方法におけるd成分としては
アルコール類、β−ジケトン類、多価アルコール類、そ
のエーテル類、エステル類が使用できるがアルコキシシ
ランまたはハロゲン化シラン、b成分、c成分の相容性
からアルコール類単独の系すなわちエチルアルコール、
プロピルアルコール、ブチルアルコール、プロピルアル
コールの1種または2種以上の混合溶媒が特に好まし
い。
アルコール類、β−ジケトン類、多価アルコール類、そ
のエーテル類、エステル類が使用できるがアルコキシシ
ランまたはハロゲン化シラン、b成分、c成分の相容性
からアルコール類単独の系すなわちエチルアルコール、
プロピルアルコール、ブチルアルコール、プロピルアル
コールの1種または2種以上の混合溶媒が特に好まし
い。
【0038】また、第4の方法によってシリカ系平坦化
絶縁膜を形成する場合に、シリコン、アンチモン、ヒ素
原子に結合しているアルコキシ基の炭素数が2以上の場
合には、反応速度を上げるため触媒を添加する必要があ
る、その触媒としてはp−トルエンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、無水塩化水素、蟻酸等が用いられる。塩
酸、硝酸等の鉱酸類はその中の水分のために、b成分が
急激に加水分解反応を受けてゲル化してしまうため好ま
しくない。なお、触媒の添加量は、アルコキシシランま
たはハロゲン化シラン、b成分、c成分、及びd成分の
合計量に対し通常10〜5000ppmの範囲で添加さ
れるが、それは触媒としての酸の強度によって任意に添
加できる。
絶縁膜を形成する場合に、シリコン、アンチモン、ヒ素
原子に結合しているアルコキシ基の炭素数が2以上の場
合には、反応速度を上げるため触媒を添加する必要があ
る、その触媒としてはp−トルエンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、無水塩化水素、蟻酸等が用いられる。塩
酸、硝酸等の鉱酸類はその中の水分のために、b成分が
急激に加水分解反応を受けてゲル化してしまうため好ま
しくない。なお、触媒の添加量は、アルコキシシランま
たはハロゲン化シラン、b成分、c成分、及びd成分の
合計量に対し通常10〜5000ppmの範囲で添加さ
れるが、それは触媒としての酸の強度によって任意に添
加できる。
【0039】本発明の組成物は、前記した第1,第2,
第3及び第4の方法により、シリカ系平坦化絶縁膜形成
用塗布液とし、これをシリコン、金属、ガラスなどの各
基体上に塗布する。塗布方法としてはスピンナー法、浸
漬法、スプレー法、印刷法、ロールコート法、刷毛塗り
法などの慣用方法が使用できる。次いで60〜1000
℃の温度範囲で焼成することにより、ピンホールやクラ
ックの発生しない高均一なシリカ系平坦化絶縁膜を形成
することができる。この場合の焼成温度において上記範
囲より低いと均一な被膜が得られないため好ましくな
く、逆に高いと被膜中のアンチモンあるいはヒ素が基体
中に拡散してしまうため好ましくない。またこの焼成温
度は使用する基板の耐熱性により決定され、基板に悪影
響を与えない範囲であれば高い温度ほど好ましい。例え
ばアルミニウムの基板を用いた場合には、500℃を超
えないことが必要であり、400〜500℃で焼成する
のが好ましい。
第3及び第4の方法により、シリカ系平坦化絶縁膜形成
用塗布液とし、これをシリコン、金属、ガラスなどの各
基体上に塗布する。塗布方法としてはスピンナー法、浸
漬法、スプレー法、印刷法、ロールコート法、刷毛塗り
法などの慣用方法が使用できる。次いで60〜1000
℃の温度範囲で焼成することにより、ピンホールやクラ
ックの発生しない高均一なシリカ系平坦化絶縁膜を形成
することができる。この場合の焼成温度において上記範
囲より低いと均一な被膜が得られないため好ましくな
く、逆に高いと被膜中のアンチモンあるいはヒ素が基体
中に拡散してしまうため好ましくない。またこの焼成温
度は使用する基板の耐熱性により決定され、基板に悪影
響を与えない範囲であれば高い温度ほど好ましい。例え
ばアルミニウムの基板を用いた場合には、500℃を超
えないことが必要であり、400〜500℃で焼成する
のが好ましい。
【0040】また本発明の組成物には、半導体素子製造
において有害物となるアルカリ金属のトラップ剤として
5000ppm(塩素原子換算)を超えない範囲で塩素
原子を含む化合物を添加してもよい。その添加量が50
00ppmmを超るとスピンナーなどの塗布装置に対す
る顕著な腐食作用が生じるため好ましくない。
において有害物となるアルカリ金属のトラップ剤として
5000ppm(塩素原子換算)を超えない範囲で塩素
原子を含む化合物を添加してもよい。その添加量が50
00ppmmを超るとスピンナーなどの塗布装置に対す
る顕著な腐食作用が生じるため好ましくない。
【0041】
【発明の効果】本発明の半導体集積回路作成用シリカ系
平坦化絶縁膜形成組成物は、従来のシリカ系被膜形成組
成物に比して成膜時の温度、湿度等に左右されることな
く、成膜性に優れ、又保存安定性も極めて高く、塗布液
として長期保存にも優れている。さらには0.1〜1.
0μmレベルの微細化したパターン上に塗布した場合で
も微細パターンに対する塗布特性及び段差の平坦化性に
すぐれ、かつ数回の重ね塗りにより高膜厚化してもピン
ホールやクラックのない均一な被膜が形成できるという
効果を奏することができる。従って表面に段差(凹凸)
を有する半導体基板の平坦化膜や半導体集積回路作成用
における絶縁膜としても好適に用いることができる。
平坦化絶縁膜形成組成物は、従来のシリカ系被膜形成組
成物に比して成膜時の温度、湿度等に左右されることな
く、成膜性に優れ、又保存安定性も極めて高く、塗布液
として長期保存にも優れている。さらには0.1〜1.
0μmレベルの微細化したパターン上に塗布した場合で
も微細パターンに対する塗布特性及び段差の平坦化性に
すぐれ、かつ数回の重ね塗りにより高膜厚化してもピン
ホールやクラックのない均一な被膜が形成できるという
効果を奏することができる。従って表面に段差(凹凸)
を有する半導体基板の平坦化膜や半導体集積回路作成用
における絶縁膜としても好適に用いることができる。
【0042】
【実施例】実施例1 テトラエトキシシラン208g(1モル)、エチルアル
コール400g(8.7モル)、水36g(2モル)及
び濃度62重量%の硝酸1mlを混合し、室温にてかき
まぜながら1週間反応させることによりテトラエトキシ
シランが部分加水分解されたヒドロキシシラン含有溶液
を得た(シリカ換算9重量%)。
コール400g(8.7モル)、水36g(2モル)及
び濃度62重量%の硝酸1mlを混合し、室温にてかき
まぜながら1週間反応させることによりテトラエトキシ
シランが部分加水分解されたヒドロキシシラン含有溶液
を得た(シリカ換算9重量%)。
【0043】一方、トリエトキシアンチモン256.7
5g(1モル)、2−エチルヘキサン酸432.63g
(3モル)及びn−ブチルアルコール166.45g
(2.2モル)を混合して室温にてかきまぜながら1週
間反応させることにより、アンチモン化合物溶液を得
た。
5g(1モル)、2−エチルヘキサン酸432.63g
(3モル)及びn−ブチルアルコール166.45g
(2.2モル)を混合して室温にてかきまぜながら1週
間反応させることにより、アンチモン化合物溶液を得
た。
【0044】さらにこれらを混合し、エチルアルコール
で希釈することにより、SiO2としての含量6.0重
量%、トリエトキシアンチモンとして3.0重量%含有
のアンチモン−シリカ系塗布液を得た。
で希釈することにより、SiO2としての含量6.0重
量%、トリエトキシアンチモンとして3.0重量%含有
のアンチモン−シリカ系塗布液を得た。
【0045】この塗布液を用いスピンコーターによりガ
ラス基板上に3000ppmで20秒間塗布し、次いで
140℃で30分間仮焼成を行い、さらに500℃で6
0分間焼成させることにより130nmの均一透明であ
り、曇りの生じない被膜が得られた。この被膜は均一
で、ピンホールやクラックの発生がみられなかった。こ
の塗布液は室温による保存において100日間放置して
も沈殿物、ゲル状物は生じず、実用上充分な保存安定性
を有し、かつスピンコーターは長期の使用において腐食
は発生しなかった。
ラス基板上に3000ppmで20秒間塗布し、次いで
140℃で30分間仮焼成を行い、さらに500℃で6
0分間焼成させることにより130nmの均一透明であ
り、曇りの生じない被膜が得られた。この被膜は均一
で、ピンホールやクラックの発生がみられなかった。こ
の塗布液は室温による保存において100日間放置して
も沈殿物、ゲル状物は生じず、実用上充分な保存安定性
を有し、かつスピンコーターは長期の使用において腐食
は発生しなかった。
【0046】実施例2 テトラn−プロポキシシラン264g(1モル)、n−
プロピルアルコール300g(5モル)、水27g
(1.5モル)及び濃度62重量%の硝酸2gを混合
し、室温にてかきまぜながら1週間反応させることによ
りテトラn−プロポキシシランが部分加水分解されたヒ
ドロキシシラン含有溶液を得た(シリカ換算10重量
%)。
プロピルアルコール300g(5モル)、水27g
(1.5モル)及び濃度62重量%の硝酸2gを混合
し、室温にてかきまぜながら1週間反応させることによ
りテトラn−プロポキシシランが部分加水分解されたヒ
ドロキシシラン含有溶液を得た(シリカ換算10重量
%)。
【0047】一方、トリブトキシアンチモン340.7
5g(1モル)、サリチル酸276g(2モル)、n−
ブロピルアルコール519g(8.7モル)を混合して
室温にてかきまぜながら2週間反応させることによりア
ンチモン化合物溶液を得た。さらにこれらを混合し、n
−プロピルアルコールにより希釈することにより、Si
O2として含量6.0重量%、トリエトキシアンチモン
として3.7重量%含有のアンチモン−シリカ系塗布液
を得た。
5g(1モル)、サリチル酸276g(2モル)、n−
ブロピルアルコール519g(8.7モル)を混合して
室温にてかきまぜながら2週間反応させることによりア
ンチモン化合物溶液を得た。さらにこれらを混合し、n
−プロピルアルコールにより希釈することにより、Si
O2として含量6.0重量%、トリエトキシアンチモン
として3.7重量%含有のアンチモン−シリカ系塗布液
を得た。
【0048】そして実施例1と同様にガラス基板上にス
ピンナー塗布し、次いで仮焼成、さらに本焼成を行い、
それぞれ膜厚130nmの均一透明で曇りの生じない被
膜を得た。この被膜は均一で、ピンホールやクラックの
発生はなかった。またこの塗布液は室温による保存にお
いて100日間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じず、
実用上充分な保存安定性を有し、かつスピンコーターは
長期の使用においても腐食は発生しなかった。
ピンナー塗布し、次いで仮焼成、さらに本焼成を行い、
それぞれ膜厚130nmの均一透明で曇りの生じない被
膜を得た。この被膜は均一で、ピンホールやクラックの
発生はなかった。またこの塗布液は室温による保存にお
いて100日間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じず、
実用上充分な保存安定性を有し、かつスピンコーターは
長期の使用においても腐食は発生しなかった。
【0049】実施例3 テトラn−ブトキシシラン320g (1モル)、i−
プロピルアルコール300g(5モル)、水45g
(2.5モル)及びギ酸5gを混合して室温にてかきま
ぜながら1週間反応させることにより、テトラn−ブト
キシシランの部分加水分解生成物の溶液を得た(シリカ
換算9重量%)。
プロピルアルコール300g(5モル)、水45g
(2.5モル)及びギ酸5gを混合して室温にてかきま
ぜながら1週間反応させることにより、テトラn−ブト
キシシランの部分加水分解生成物の溶液を得た(シリカ
換算9重量%)。
【0050】一方、トリn−プロポキシアンチモン29
8.75g(1モル)、p−トルエンスルホン酸344
g(2モル)、i−プロピルアルコール851g(1
4.2モル)を混合して室温にてかきまぜながら1週間
反応させることにより、アンチモン化合物溶液を得た。
さらにこれらを混合してi−プロピルアルコールにより
希釈してSiO2として含量3.0重量%、トリn−プ
ロポキシアンチモンとして2.5重量%含有のアンチモ
ン−シリカ系塗布液を得た。
8.75g(1モル)、p−トルエンスルホン酸344
g(2モル)、i−プロピルアルコール851g(1
4.2モル)を混合して室温にてかきまぜながら1週間
反応させることにより、アンチモン化合物溶液を得た。
さらにこれらを混合してi−プロピルアルコールにより
希釈してSiO2として含量3.0重量%、トリn−プ
ロポキシアンチモンとして2.5重量%含有のアンチモ
ン−シリカ系塗布液を得た。
【0051】そして実施例1と同様にガラス基板上にス
ピンナー塗布し、次いで仮焼成、さらに本焼成を行い膜
厚60nmの均一透明で曇りの生じない被膜を得た。こ
の被膜は均一でピンホールやクラックの発生はなかっ
た。またこの塗布液は室温による保存において120日
間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じず、実用上充分な
保存安定性を有し、かつスピンコーターは長期の使用に
おいても腐食は発生しなかった。
ピンナー塗布し、次いで仮焼成、さらに本焼成を行い膜
厚60nmの均一透明で曇りの生じない被膜を得た。こ
の被膜は均一でピンホールやクラックの発生はなかっ
た。またこの塗布液は室温による保存において120日
間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じず、実用上充分な
保存安定性を有し、かつスピンコーターは長期の使用に
おいても腐食は発生しなかった。
【0052】比較例1 実施例3により得られたヒドロキシシラン含有溶液とペ
ンタエトキシアンチモンの50重量%エチルアルコール
溶液を混合し、さらにi−プロピルアルコールにより希
釈することによりSiO2として含量3重量%、ペンタ
エトキシアンチモンとして3重量%含有のアンチモン−
シリカ系塗布液を得た。そして実施例1と同様にガラス
基板上にスピンナー塗布したところ被膜上曇りを生じ、
均一な被膜は得られなかった。
ンタエトキシアンチモンの50重量%エチルアルコール
溶液を混合し、さらにi−プロピルアルコールにより希
釈することによりSiO2として含量3重量%、ペンタ
エトキシアンチモンとして3重量%含有のアンチモン−
シリカ系塗布液を得た。そして実施例1と同様にガラス
基板上にスピンナー塗布したところ被膜上曇りを生じ、
均一な被膜は得られなかった。
【0053】実施例4 テトラエトキシシラン208g(1モル)、エチルアル
コール400g(8.7モル)、水48g(3モル)お
よび濃度37.2%の塩酸0.2mlを混合し、室温で
かきまぜながら1週間反応させることにより、テトラエ
トキシシランの部分加水分解されたヒドロキシシラン含
有溶液を得た(シリカ換算10重量%)。
コール400g(8.7モル)、水48g(3モル)お
よび濃度37.2%の塩酸0.2mlを混合し、室温で
かきまぜながら1週間反応させることにより、テトラエ
トキシシランの部分加水分解されたヒドロキシシラン含
有溶液を得た(シリカ換算10重量%)。
【0054】一方、トリエトキシヒ素209.9g(1
モル)、2−エチルヘキサン酸288.42g(2モ
ル)及びn−ブチルアルコール200g(2.7モル)
を混合して室温にてかきまぜながら2週間反応させるこ
とによりヒ素化合物溶液を得た。さらにこれらを混合し
てエチルアルコールで希釈することによりSiO2とし
て含量8.0重量%、トリエトキシヒ素2.5重量%含
有のヒ素−シリカ系塗布液を得た。
モル)、2−エチルヘキサン酸288.42g(2モ
ル)及びn−ブチルアルコール200g(2.7モル)
を混合して室温にてかきまぜながら2週間反応させるこ
とによりヒ素化合物溶液を得た。さらにこれらを混合し
てエチルアルコールで希釈することによりSiO2とし
て含量8.0重量%、トリエトキシヒ素2.5重量%含
有のヒ素−シリカ系塗布液を得た。
【0055】そしてこの塗布液をスピンコーターにより
シリコン基板に3000rpmで20秒間塗布し、次い
で150℃で20分間仮焼成を行い、さらに500℃で
30分間本焼成することにより、厚さ140nmの透明
な曇りを生じないヒ素−シリカ系の被膜が得られた。こ
の被膜は均一でピンホールやクラックの発生はなかっ
た。この塗布液は室温による保存において90日間放置
しても沈殿物、ゲル状物は生じず、実用上充分な安定性
が認められ、又この塗布液を使用したスピンコーターは
長期の使用においても腐食は生じなかった。
シリコン基板に3000rpmで20秒間塗布し、次い
で150℃で20分間仮焼成を行い、さらに500℃で
30分間本焼成することにより、厚さ140nmの透明
な曇りを生じないヒ素−シリカ系の被膜が得られた。こ
の被膜は均一でピンホールやクラックの発生はなかっ
た。この塗布液は室温による保存において90日間放置
しても沈殿物、ゲル状物は生じず、実用上充分な安定性
が認められ、又この塗布液を使用したスピンコーターは
長期の使用においても腐食は生じなかった。
【0056】実施例5 テトラn−ブトキシシラン320g(1モル)、n−プ
ロピルアルコール300g(5モル)、水36g(2モ
ル)及び濃度62重量%の硝酸2mlを混合し、室温で
かきまぜながら2週間反応させることにより、テトラn
−ブトキシシランの部分加水分解生成物のヒドロキシシ
ラン含有溶液を得た(シリカ換算10重量%)。
ロピルアルコール300g(5モル)、水36g(2モ
ル)及び濃度62重量%の硝酸2mlを混合し、室温で
かきまぜながら2週間反応させることにより、テトラn
−ブトキシシランの部分加水分解生成物のヒドロキシシ
ラン含有溶液を得た(シリカ換算10重量%)。
【0057】一方、トリブトキシヒ素293.9g(1
モル)、アセチルアセトン300g(3モル)及びn−
ブチルアルコール400g(5.4モル)を混合して室
温にてかきまぜながら2週間反応させることにより、ヒ
素化合物溶液を得た。
モル)、アセチルアセトン300g(3モル)及びn−
ブチルアルコール400g(5.4モル)を混合して室
温にてかきまぜながら2週間反応させることにより、ヒ
素化合物溶液を得た。
【0058】さらにこれらを混合してn−プロピルアル
コールで希釈することにより、SiO2として6重量
%、トリブトキシヒ素3重量%含有のヒ素−シリカ系塗
布液を得た。
コールで希釈することにより、SiO2として6重量
%、トリブトキシヒ素3重量%含有のヒ素−シリカ系塗
布液を得た。
【0059】そしてこの塗布液をスピンコーターにより
ガラス基板上に4000rpmで15秒間塗布し、次い
で200℃で仮焼成を行い、さらに800℃で本焼成す
ることにより、厚さ120nmの透明な曇りを生じない
被膜が得られた。この被膜は均一でピンホールやクラッ
クの発生はなかった。この塗布液は室温による保存にお
いて110日間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じず、
実用上充分な安定性が認められ、又この塗布液を使用し
たスピンコーターは長期の使用においても腐食は生じな
かった。
ガラス基板上に4000rpmで15秒間塗布し、次い
で200℃で仮焼成を行い、さらに800℃で本焼成す
ることにより、厚さ120nmの透明な曇りを生じない
被膜が得られた。この被膜は均一でピンホールやクラッ
クの発生はなかった。この塗布液は室温による保存にお
いて110日間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じず、
実用上充分な安定性が認められ、又この塗布液を使用し
たスピンコーターは長期の使用においても腐食は生じな
かった。
【0060】実施例6 テトラルn−プロポキシシラン264g(1モル)、n
−ブチルアルコール350g(4.7モル)、水18g
(1モル)およびギ酸5mlを混合して室温にてかきま
ぜながら1週間反応させることにより、テトラn−プロ
ポキシシランの部分加水分解生成物の溶液を得た(シリ
カ換算12重量%)。
−ブチルアルコール350g(4.7モル)、水18g
(1モル)およびギ酸5mlを混合して室温にてかきま
ぜながら1週間反応させることにより、テトラn−プロ
ポキシシランの部分加水分解生成物の溶液を得た(シリ
カ換算12重量%)。
【0061】ー方、トリn−プロポキシヒ素251.9
g(1モル)、アジピン酸219g(1.5モル)、n
−プロピルアルコール200g (3.3モル)を混合
して、室温にてかきまぜながら、3日間反応させること
によりヒ素化合物溶液を得た。さらにこれらを混合し、
n−ブチルアルコールで希釈することにより、SiO2
含量4重量%、トリ−n−プロポキシヒ素1.5重量%
含有のヒ素−シリカ系塗布液を得た。そしてこの塗布液
をスピンコーターによりシリコン基板上に3000rp
mで20秒間塗布し、次いで100℃で60分間仮焼成
を行い、さらに600℃で60分間本焼成することによ
り厚さ80nmの透明な曇りを生じないヒ素−シリカ系
の被膜が得られた。この被膜は均一でピンホールやクラ
ックの発生はなかった。この塗布液は室温による保存に
おいて150日間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じ
ず、実用上充分な安定性が認められ、又この塗布液を使
用したスピンコーターは長期の使用においても腐食は生
じなかった。
g(1モル)、アジピン酸219g(1.5モル)、n
−プロピルアルコール200g (3.3モル)を混合
して、室温にてかきまぜながら、3日間反応させること
によりヒ素化合物溶液を得た。さらにこれらを混合し、
n−ブチルアルコールで希釈することにより、SiO2
含量4重量%、トリ−n−プロポキシヒ素1.5重量%
含有のヒ素−シリカ系塗布液を得た。そしてこの塗布液
をスピンコーターによりシリコン基板上に3000rp
mで20秒間塗布し、次いで100℃で60分間仮焼成
を行い、さらに600℃で60分間本焼成することによ
り厚さ80nmの透明な曇りを生じないヒ素−シリカ系
の被膜が得られた。この被膜は均一でピンホールやクラ
ックの発生はなかった。この塗布液は室温による保存に
おいて150日間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じ
ず、実用上充分な安定性が認められ、又この塗布液を使
用したスピンコーターは長期の使用においても腐食は生
じなかった。
【0062】比較例2 実施例4において得られたヒドロキシシラン含有溶液と
2−エチルヘキサン酸を添加しないトリエトキシヒ素と
n−ブチルアルコールからなるヒ素化合物溶液を混合し
てエチルアルコールで希釈することにより同様なヒ素−
シリカ系塗布液を得た。
2−エチルヘキサン酸を添加しないトリエトキシヒ素と
n−ブチルアルコールからなるヒ素化合物溶液を混合し
てエチルアルコールで希釈することにより同様なヒ素−
シリカ系塗布液を得た。
【0063】そして同様の手法でシリコン基板に塗布を
行ったところ、被膜に曇りを生じまた均一な被膜は得ら
れなかった。この塗布液を室温で保存した場合、調製後
50日で白濁し、60日でゲル化した。
行ったところ、被膜に曇りを生じまた均一な被膜は得ら
れなかった。この塗布液を室温で保存した場合、調製後
50日で白濁し、60日でゲル化した。
【0064】実施例7 実施例1と比較例1で得られたアンチモン−シリカ系塗
布液と実施例4と比較例2で得られたヒ素−シリカ系塗
布液を1.0μmレベルの段差を有するシリコン基板上
にスピンコーターにより3000rpmで20秒間塗布
し、次いで100℃で60分間の仮焼成を行い、さらに
600℃で60分間の本焼成をする操作を数回繰り返
し、その外観(膜が均一でクラックがないか)を判定
し、また膜厚及び屈折率を測定した。この結果を表1に
示す。
布液と実施例4と比較例2で得られたヒ素−シリカ系塗
布液を1.0μmレベルの段差を有するシリコン基板上
にスピンコーターにより3000rpmで20秒間塗布
し、次いで100℃で60分間の仮焼成を行い、さらに
600℃で60分間の本焼成をする操作を数回繰り返
し、その外観(膜が均一でクラックがないか)を判定
し、また膜厚及び屈折率を測定した。この結果を表1に
示す。
【0065】
【表1】 ○:クラックの発生は認められなかった。 ×:目視で基板全面にクラックが発生したことが確認で
きた。 △:目視で判定不可能、顕微鏡下でクラックの発生が認
められた。
きた。 △:目視で判定不可能、顕微鏡下でクラックの発生が認
められた。
【0066】表1より、実施例1で得られたアンチモン
−シリカ系被膜、実施例4で得られたヒ素−シリカ系被
膜はともに比較例1,2の被膜に比べてクラックの発生
の限界が高くなり、数回の重ね塗りを行っても均一な被
膜が得られることがわかる。
−シリカ系被膜、実施例4で得られたヒ素−シリカ系被
膜はともに比較例1,2の被膜に比べてクラックの発生
の限界が高くなり、数回の重ね塗りを行っても均一な被
膜が得られることがわかる。
【0067】実施例8 テトラエトキシシラン7.582g (0.0365モ
ル)、エチルアルコール72.152g(1.569モ
ル)、トリブトキシアンチモン3.485g(0.01
02モル)、酢酸6.232g(0.1039モル)、
及びベンゼンスルホン酸0.01g(6.33×10
−5モル)を混合し、室温にてかき混ぜながら6日間反
応させることにより、アンチモン−シリカ系塗布液を得
た。この塗布液を用いスピンコーターにより3000r
pmで20秒間、4インチシリコンウェハー上に塗布
し、次いで150℃10分間乾燥を行い、更に500℃
で30分間空気中で焼成する事により厚さ130nmの
均一透明なアンチモン−シリカ系の被膜を得た。この被
膜には、曇りやクラック、ピンホールの発生は認められ
なかった。
ル)、エチルアルコール72.152g(1.569モ
ル)、トリブトキシアンチモン3.485g(0.01
02モル)、酢酸6.232g(0.1039モル)、
及びベンゼンスルホン酸0.01g(6.33×10
−5モル)を混合し、室温にてかき混ぜながら6日間反
応させることにより、アンチモン−シリカ系塗布液を得
た。この塗布液を用いスピンコーターにより3000r
pmで20秒間、4インチシリコンウェハー上に塗布
し、次いで150℃10分間乾燥を行い、更に500℃
で30分間空気中で焼成する事により厚さ130nmの
均一透明なアンチモン−シリカ系の被膜を得た。この被
膜には、曇りやクラック、ピンホールの発生は認められ
なかった。
【0068】なお、この塗布液は室温による保存におい
て70日間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じなかっ
た。又、スピンコーター及び周辺装置には、長期の使用
にわたって腐食は生じなかった。
て70日間放置しても沈殿物、ゲル状物は生じなかっ
た。又、スピンコーター及び周辺装置には、長期の使用
にわたって腐食は生じなかった。
【0069】実施例9 テトラエトキシシラン7.582g(0.0365モ
ル)、エチルアルコール72.22g(1.57モ
ル)、トリエトキシアンチモン2.599g(0.01
01モル)、酢酸6.193g(0.103モル)、及
びベンゼンスルホン酸0.01g(6.33×10−5
モル)を混合し室温にてかき混ぜながら3日間反応させ
ることによりアンチモン−シリカ系塗布液を得た。この
塗布液を実施例7と同様な操作により、4インチシリコ
ンウェハー上に厚さ130nmのアンチモン−シリカ系
被膜を得た。この被膜は均一透明であり、ピンホールや
クラックの発生は認められず、又曇りも生じなかった。
ル)、エチルアルコール72.22g(1.57モ
ル)、トリエトキシアンチモン2.599g(0.01
01モル)、酢酸6.193g(0.103モル)、及
びベンゼンスルホン酸0.01g(6.33×10−5
モル)を混合し室温にてかき混ぜながら3日間反応させ
ることによりアンチモン−シリカ系塗布液を得た。この
塗布液を実施例7と同様な操作により、4インチシリコ
ンウェハー上に厚さ130nmのアンチモン−シリカ系
被膜を得た。この被膜は均一透明であり、ピンホールや
クラックの発生は認められず、又曇りも生じなかった。
【0070】なお、この塗布液は室温による保存におい
て、60日間放置しても沈殿物やゲル状物を生じなかっ
た。又、スピンコーター及び周辺装置には長期の使用に
わたっても腐食は生じなかった。
て、60日間放置しても沈殿物やゲル状物を生じなかっ
た。又、スピンコーター及び周辺装置には長期の使用に
わたっても腐食は生じなかった。
【0071】実施例10 テトラエトキシシラン10.06g(0.0484モ
ル)、イソプロピルアルコール60.878g(1.0
15モル)、トリブトキシアンチモン2g(0.005
87モル)、n−ブチルアルコール2g(0.0270
モル)、酢酸10.06g(0.168モル)、アセト
酢酸エチル2.29g(0.0176モル)、及び蟻酸
2g(0.0434モル)を混合し、室温にてかき混ぜ
ながら5日間反応させることによりアンチモン−シリカ
系塗布液を得た。この塗布液を実施例7と同様な操作に
より、4インチシリコンウェハー上に厚さ80nmのア
ンチモン−シリカ系被膜を得た。この被膜は均一透明で
あり、ピンホールやクラックの発生は認められず又曇り
も生じなかった。
ル)、イソプロピルアルコール60.878g(1.0
15モル)、トリブトキシアンチモン2g(0.005
87モル)、n−ブチルアルコール2g(0.0270
モル)、酢酸10.06g(0.168モル)、アセト
酢酸エチル2.29g(0.0176モル)、及び蟻酸
2g(0.0434モル)を混合し、室温にてかき混ぜ
ながら5日間反応させることによりアンチモン−シリカ
系塗布液を得た。この塗布液を実施例7と同様な操作に
より、4インチシリコンウェハー上に厚さ80nmのア
ンチモン−シリカ系被膜を得た。この被膜は均一透明で
あり、ピンホールやクラックの発生は認められず又曇り
も生じなかった。
【0072】なお、この塗布液は室温の保存において9
0日間放置しても、沈殿物やゲル状物の析出は認められ
なかった。又、スピンコーター及び周辺装置には長期の
使用にわたって腐食は生じなかった。
0日間放置しても、沈殿物やゲル状物の析出は認められ
なかった。又、スピンコーター及び周辺装置には長期の
使用にわたって腐食は生じなかった。
【0073】実施例11 テトラブトキシシラン17.99g(0.0562モ
ル)、n−ブチルアルコール53.60g(0.724
モル)、トリブトキシアンチモン3.5g(0.010
3モル)、酢酸13.54g(0.226モル)、及び
p−トルエンスルホン酸0.11g(6.395×10
−4モル)を混合し、室温においてかき混ぜながら8日
間反応させることによりアンチモン−シリカ系塗布液を
得た。この塗布液を用いスピンコーターにより3000
rpmで20秒間、4インチシリコンウェハー上に塗布
し、次いで150℃で10分間乾燥し、800℃で30
分間空気中で焼成する事により厚さ100nmのアンチ
モン−シリカ系被膜を得た。この塗布液は均一透明であ
り、ピンホールやクラックの発生は認められず又曇りも
生じなかった。
ル)、n−ブチルアルコール53.60g(0.724
モル)、トリブトキシアンチモン3.5g(0.010
3モル)、酢酸13.54g(0.226モル)、及び
p−トルエンスルホン酸0.11g(6.395×10
−4モル)を混合し、室温においてかき混ぜながら8日
間反応させることによりアンチモン−シリカ系塗布液を
得た。この塗布液を用いスピンコーターにより3000
rpmで20秒間、4インチシリコンウェハー上に塗布
し、次いで150℃で10分間乾燥し、800℃で30
分間空気中で焼成する事により厚さ100nmのアンチ
モン−シリカ系被膜を得た。この塗布液は均一透明であ
り、ピンホールやクラックの発生は認められず又曇りも
生じなかった。
【0074】なお、この塗布液は室温による保存におい
て80日間放置しても沈殿物やゲル状物の析出は認めら
れなかった。又、スピンコーター及び周辺装置には長期
の使用にわたっても腐食は生じなかった。
て80日間放置しても沈殿物やゲル状物の析出は認めら
れなかった。又、スピンコーター及び周辺装置には長期
の使用にわたっても腐食は生じなかった。
【0075】実施例12 テトラエトキシシラン21.333g(0.1025モ
ル)、イソプロピルアルコール41.833g(0.6
972モル)、トリブトキシヒ素3.50g(0.01
19モル)、ブチルアルコール3.50g(0.047
3モル)、酢酸21.333g(0.355モル)、p
−トルエンスルホン酸0.02g(1.163×10
−4モル)を混合し、室温にてかき混ぜながら5日間反
応させることによりヒ素−シリカ系塗布液を得た。この
塗布液を用いスピンコーターにより3000rpmで2
0秒間、4インチシリコンウェハー上に塗布し、次いで
150℃で20分間乾燥し、更に600℃で30分間酸
素中で焼成することにより、厚さ140nmの素−シリ
カ系被膜を得た。この被膜は均一透明であり、ピンホー
ルやクラックの発生は認められず又曇りも生じなかっ
た。
ル)、イソプロピルアルコール41.833g(0.6
972モル)、トリブトキシヒ素3.50g(0.01
19モル)、ブチルアルコール3.50g(0.047
3モル)、酢酸21.333g(0.355モル)、p
−トルエンスルホン酸0.02g(1.163×10
−4モル)を混合し、室温にてかき混ぜながら5日間反
応させることによりヒ素−シリカ系塗布液を得た。この
塗布液を用いスピンコーターにより3000rpmで2
0秒間、4インチシリコンウェハー上に塗布し、次いで
150℃で20分間乾燥し、更に600℃で30分間酸
素中で焼成することにより、厚さ140nmの素−シリ
カ系被膜を得た。この被膜は均一透明であり、ピンホー
ルやクラックの発生は認められず又曇りも生じなかっ
た。
【0076】なお、この塗布液は室温による保存におい
て60日間放置しても沈殿物、ゲル状物の析出は認めら
れなかった。又、スピンコーター及び周辺装置には長期
の使用にわたっても腐食は生じなかった。
て60日間放置しても沈殿物、ゲル状物の析出は認めら
れなかった。又、スピンコーター及び周辺装置には長期
の使用にわたっても腐食は生じなかった。
【0077】実施例13 テトラプロポキシシラン15.376g(0.0582
モル)、n−プロピルアルコール53.249g
(0.887モル)、n−ブチルアルコール2g(0.
0270モル)、トリブトキシヒ素2g(0.0068
モル)、アセチルアセトン1.36g(0.0136モ
ル)、酢酸15.376g(0.2562モル)を混合
し、これに無水塩化水素を毎分10mlの流量で1分間
吹き込み室温にてかき混ぜながら7日間反応させること
により、ヒ素−シリカ系塗布液を得た。この塗布液を実
施例7と同様な操作により4インチシリコンウェハー上
に厚さ110nmのヒ素−シリカ系被膜が得られた。こ
の被膜は均一透明であり、ピンホールやクラックの発生
は認められず、又曇りも生じなかった。
モル)、n−プロピルアルコール53.249g
(0.887モル)、n−ブチルアルコール2g(0.
0270モル)、トリブトキシヒ素2g(0.0068
モル)、アセチルアセトン1.36g(0.0136モ
ル)、酢酸15.376g(0.2562モル)を混合
し、これに無水塩化水素を毎分10mlの流量で1分間
吹き込み室温にてかき混ぜながら7日間反応させること
により、ヒ素−シリカ系塗布液を得た。この塗布液を実
施例7と同様な操作により4インチシリコンウェハー上
に厚さ110nmのヒ素−シリカ系被膜が得られた。こ
の被膜は均一透明であり、ピンホールやクラックの発生
は認められず、又曇りも生じなかった。
【0078】なお、この塗布液は室温による保存におい
て90日間放置しても沈殿物、ゲル状物の析出は認めら
れなかった。又、スピンコーター及び周辺装置において
も長期間の使用にわたって腐食の発生は認められなかっ
た。
て90日間放置しても沈殿物、ゲル状物の析出は認めら
れなかった。又、スピンコーター及び周辺装置において
も長期間の使用にわたって腐食の発生は認められなかっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/31
Claims (1)
- 【請求項1】 a アルコキシシランまたはハロゲン化
シランの部分加水分解生成物 b アンチモン化合物およびヒ素化合物から選ばれる少
なくとも一種の化合物 c 錯体形成剤及び d これらを溶解する有機溶剤 から成る半導体集積回路作成用シリカ系平坦化絶縁膜形
成組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164073A JP2654431B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | シリカ系平坦化絶縁膜形成組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164073A JP2654431B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | シリカ系平坦化絶縁膜形成組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04311781A JPH04311781A (ja) | 1992-11-04 |
JP2654431B2 true JP2654431B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=15786268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3164073A Expired - Lifetime JP2654431B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | シリカ系平坦化絶縁膜形成組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2654431B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU3460095A (en) * | 1994-06-30 | 1996-01-25 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Material for forming silica-base coated insulation film, process for producing the material, silica-base insulation film, semiconductor device, and process for producing the device |
WO2000026311A1 (fr) * | 1998-11-04 | 2000-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Solution pour former un film de revetement au silice, procede de production de cette solution, et film de revetement au silice et son procede de production |
JP4840548B2 (ja) * | 2000-09-25 | 2011-12-21 | Jsr株式会社 | 膜形成用組成物および絶縁膜形成用材料 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2967944B2 (ja) * | 1991-02-01 | 1999-10-25 | 触媒化成工業株式会社 | 透明被膜形成用塗布液、被膜付基材および液晶表示セル |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP3164073A patent/JP2654431B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04311781A (ja) | 1992-11-04 |
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JPH0524950B2 (ja) |
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