JPH05232459A - 液晶表示セルおよびその製造方法 - Google Patents

液晶表示セルおよびその製造方法

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JPH05232459A
JPH05232459A JP3165392A JP3165392A JPH05232459A JP H05232459 A JPH05232459 A JP H05232459A JP 3165392 A JP3165392 A JP 3165392A JP 3165392 A JP3165392 A JP 3165392A JP H05232459 A JPH05232459 A JP H05232459A
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Japan
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transparent electrode
film
liquid crystal
crystal display
protective film
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JP3165392A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Hirai
井 俊 晴 平
Michio Komatsu
松 通 郎 小
Nobuaki Yoshida
田 宣 昭 吉
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JGC Catalysts and Chemicals Ltd
Original Assignee
Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板上に透明電極、透明電極保護膜および配
向膜が順次積層されている透明電極付基板を備え、透明
電極保護膜の表面抵抗が109 〜1013Ω/□である液
晶表示セル、および基板上に形成された透明電極の表面
に、導電性微粒子およびマトリックスが含有されている
被膜形成用塗布液を塗布し、得られた塗膜を硬化させ、
表面抵抗が109 〜1013Ω/□である透明電極保護膜
を形成する工程を含む液晶表示セルの製造方法。 【効果】 配向膜にラビング処理を行なう際に配向膜に
発生する静電気がすみやかに除去され、配向膜の帯電を
防止し得るような透明電極付基板を備えた液晶表示セル
が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、基板上に透明電極、透明
電極保護膜および配向膜が順次積層されてなる透明電極
付基板を備えた液晶表示セルおよびその製造方法に関
し、さらに詳しくは、配向膜にラビング処理を行なう際
に配向膜に発生する静電気がすみやかに除去され、配向
膜の帯電を防止し得るような透明電極付基板を備えた液
晶表示セルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来より、ガラス基板の表面にI
TOなどの透明電極、ポリイミドなどの重合体からなる
配向膜が順次積層されてなる一対の透明電極付基板を、
それぞれの透明電極膜同士が対向するようにスペーサを
介して配置させ、このスペーサによって所定の間隔に開
けられた隙間に液晶を封入した液晶表示セルが知られて
いる。
【0003】この種の液晶表示セルでは、液晶内に混入
した異物やスペーサによって配向膜が傷つけられること
があり、その結果上下の電極間が導通し、表示不良が発
生する場合があった。また、配向膜にラビング処理を行
う際に静電気が発生し、この静電気が透明電極を通して
瞬時に大量に放電され、この放電過程で配向膜が発熱し
て破壊される場合があった。
【0004】このため、従来、上記のような液晶表示セ
ルの透明電極付基板には、その透明電極と配向膜との間
に絶縁性の保護膜を形成することが提案されている(特
開昭60−260021号公報、特開平1−15011
6号公報、特開平2−221923号公報など参照)。
しかしながら、透明電極と配向膜との間にこのような絶
縁膜を形成すると、ラビング時に配向膜に帯電した静電
気が除去できず、配向膜に静電気が残留したままの状態
になる。このため基板上に透明電極、絶縁膜および配向
膜が順次積層されている透明電極付基板を備えた液晶表
示セルでは、表示不良が生じるという問題点があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術におけ
る問題点を解決しようとするものであって、配向膜にラ
ビング処理を行なう際に配向膜に発生する静電気がすみ
やかに除去され、配向膜の帯電を防止し得るような透明
電極付基板を備えた液晶表示セルおよびその製造方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る液晶表示セルは、基板上に
透明電極、透明電極保護膜および配向膜が順次積層され
ている透明電極付基板を備えた液晶表示セルであって、
前記透明電極保護膜の表面抵抗が109 〜1013Ω/□
であることを特徴としている。上記のような液晶表示セ
ルは、基板上に形成された透明電極の表面に、導電性微
粒子およびマトリックスが含有されている被膜形成用塗
布液を塗布し、得られた塗膜を硬化させ、表面抵抗が1
9 〜1013Ω/□である透明電極保護膜を形成する工
程を含んで製造される。
【0007】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る液晶表示セル
およびその製造方法について具体的に説明する。まず本
発明に係る液晶表示セルにつき、図面を参照して具体的
に説明する。図1は、本発明に係る液晶表示セルの一例
を模式的に表す断面図である。
【0008】この液晶表示セル1は、ガラス、プラスチ
ックなどの透明基板21上に、ITO薄膜などの透明電
極22と、透明電極保護膜23と、ポリイミドなどの重
合体からなる配向膜24とが順次積層されてなる一対の
透明電極付基板2、2を備えている。一対の透明電極付
基板2、2は、透明電極22、22同士が互いに対向す
るように複数のスペーサー粒子3、3・・・により所定
間隔の間隙dを設けて配置されている。また、この間隙
dには、液晶4が封入されている。
【0009】本発明に係る透明電極付基板2では、透明
電極付基板2の透明電極22と配向膜24との間に表面
抵抗が109 〜1013Ω/□である透明電極保護膜23
が形成されている。このような表面抵抗を有する透明電
極保護膜23は、液晶4内に混入した異物やスペーサに
よって配向膜が傷つけられても上下の電極間が導通しな
い程度の絶縁性を有していると同時に、配向膜24にラ
ビング処理を行なう際に発生する静電気が配向膜24に
帯電することなくすみやかに除去され、配向膜24に帯
電した静電気に起因する表示画像のむらが防止できる程
度の導電性を有している。
【0010】この透明電極保護膜23の表面抵抗が10
13Ω/□を超えると、配向膜24に帯電した静電気の除
去が困難になる。一方、透明電極保護膜23の表面抵抗
が109 Ω/□未満であると絶縁性が不充分になり、こ
の保護膜23を通して、隣接する電極間、たとえば隣接
するセグメント電極間、ドットマトリックス表示セルの
場合には隣接するライン電極間が導通したり、あるいは
配向膜が損傷した際に上下電極間がショートするなどの
現象が生じ、正常な表示ができなくなることがある。
【0011】なお、本発明に係る液晶表示セルでは、ガ
ラス基板21と透明電極膜22との間にさらにSiO2
膜などのアルカリパッシベーション膜を形成した透明電
極付基板を用いてもよいなど、特許請求の範囲を逸脱し
ない範囲で様々な変形が可能である。上記のような本発
明に係る液晶表示セルは、基板上に形成された透明電極
の表面に、表面抵抗が109 〜1013Ω/□である透明
電極保護膜を形成する工程を含んで製造される。
【0012】このような特定範囲の表面抵抗を有する透
明電極保護膜は、無機酸化物の被膜を蒸着法、スパッタ
リング法などにより形成するドライ成膜法によって形成
してもよいが、導電性微粒子およびマトリックスが含有
されてなる被膜形成用塗布液を透明電極上に塗布し、得
られた塗膜を乾燥・焼成するなどにより硬化させる方法
によって製造することができる。
【0013】上記のような透明電極保護膜を形成する際
に用いられる被膜形成用塗布液は、導電性微粒子および
マトリックスが含有されてなる塗布液であれば特に限定
されないが、水および/または有機溶媒を溶媒とするマ
トリックス溶液中に導電性微粒子が分散されている被膜
形成用塗布液が好ましい。被膜形成用塗布液を調製する
際に用いられるマトリックスは、被膜形成性を有してい
れば特に限定されないが、以下に示す化合物またはその
縮合体を成分として、これらの成分の1種または2種以
上からなることが好ましい。
【0014】上記のようなマトリックス成分として、下
記化学式(1) Ra −Si(OR’)4-a …(1) (式中、Rは−Cn 2n+1であり、R’は−Cn 2n+1
または−C2 4 OCn2n+1であり、aは0ないし3
の数であり、nは1ないし4の整数である。)で示され
るアルコキシシランを用いることが好ましい。
【0015】上記アルコキシシランとしては、具体的に
は、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、モ
ノメチルトリメトキシシラン、モノエチルトリエトキシ
シラン、モノエチルトリメトキシシラン、モノメチルト
リエトキシシランなどが挙げられる。また上記アルコキ
シシランは、そのままの状態で用いてもよく、また部分
加水分解して用いてもよい。このようなアルコキシシラ
ンの部分加水分解は、従来から行われている通常の方
法、たとえばメタノールまたはエタノールなどのアルコ
ールにアルコキシシランを混合し、水と酸とを加えて部
分加水分解する方法に従って行うことができる。
【0016】また下記化学式(2)で表される金属アル
コキシドまたはその縮合体も、上記マトリックス成分と
して好ましい。 M(OR)n …(2) (式中、Mは金属原子であり、Rはアルキル基または−
m 2mOCn 2n+1(mは3〜10、nは1〜4であ
り、nはMの原子価と同じ整数である。)上記式(2)
においてMは、金属であれば特に限定されることはない
が、好ましいMは、Be、Al、Sc、Ti、V、C
r、Fe、Ni,Zn、Ga、Ge、As、Se、Y、
Zr、Nb、In、Sn、Sb、Te、Hf、Ta、
W、Pb、Bi、CeまたはCuである。
【0017】このような金属アルコキシドとしては、具
体的には、テトラブトキシジルコニウム、ジイソプロポ
キシ−ジオクチルオキシチタニウム、ジエトキシ鉛など
が好ましく用いられる。さらに下記化学式(3)で表さ
れるアセチルアセトナトキレート化合物またはその縮合
体も、上記マトリックス成分として好ましい。
【0018】
【化1】
【0019】〔ただし、式中、a+bは2〜4であり、
aは0〜3であり、bは1〜4であり、Rは−Cn
2n+1(n=3または4)であり、Xは−CH3 、−OC
3 、−C2 5 または−OC2 5 である。M1 は周
期率表第IB族、第IIA、B族、第III A、B族、第IV
A、B族、第VA、B族、第VIA族、第VII A族、第VI
II族から選ばれる元素またはバナジル(VO)である。
この内、これらの元素などとa、bの好ましい組み合わ
せは、次表の通りである。〕
【0020】
【表1】
【0021】上記アセチルアセトナトキレート化合物の
具体例としては、ジブトキシ−ビスアセチルアセトナト
ジルコニウム、トリブトキシ−モノアセチルアセトナト
ジルコニウム、ビスアセチルアセトナト鉛、トリスアセ
チルアセトナト鉄、ジブトキシ−ビスアセチルアセトナ
トハフニウム、モノアセチルアセトナト−トリブトキシ
ハフニウムなどが挙げられる。
【0022】本発明においては、マトリックスとして上
述したアルコキシシラン、金属アルコキシドおよびアセ
チルアセトナトキレート化合物のそれぞれを単独でまた
は2種以上を混合して用いることもできる。上記マトリ
ックス成分として、さらに下記化学式(4)で表される
繰り返し単位を有するポリシラザンも好ましい。
【0023】
【化2】
【0024】上記式(4)において、R1、R2およびR
3は、それぞれ水素原子または炭素原子数1〜8のアル
キル基であり、アルキル基の中ではメチル基、エチル基
またはプロピル基が好ましい。特にR1、R2およびR3
がいずれも水素原子である場合が好ましく、この場合に
は、加熱時に分解するアルキル基がなく、加熱時に膜の
収縮が少なく、このため収縮ストレス時にクラックが生
じることが少なくなり、クラックのほとんどない透明電
極保護膜が得られる。
【0025】また、上記式(4)で表わされる繰り返し
単位を有するポリシラザンは、直鎖状であっても、環状
であってもよく、直鎖状のポリシラザンと環状のポリシ
ラザンとが混合して含まれていてもよい。さらに、この
ようなポリシラザンの数平均分子量は、500〜10,
000、好ましくは1,000〜4,000の範囲にあ
ることが望ましい。数平均分子量が500未満では、加
熱硬化時に低分子量のポリシラザンが揮発し、得られた
電極保護膜が多孔質になりやすく、また、分子量が1
0,000を越えると、塗布液の流動性が低下する傾向
がある。
【0026】さらに、上記マトリックス成分として、一
般式Rn Si(OR’)4-n (式中、nは0〜3の整
数、R、R’は、互いに同一でも異なっていてもよく、
それぞれ炭素数1〜8のアルキル基、アリール基または
ビニル基を表わす)で示されるアルコキシシランを加水
分解重縮合して得られるシリカゾルと、このアルコキシ
シランの部分加水分解物との反応物も好ましい。
【0027】本発明において透明電極保護膜を形成する
際に用いられる被膜形成用塗布液中には、上記マトリッ
クスに加えて、さらに導電性微粒子が含まれている。こ
のような導電性微粒子として、導電性を示す微粒子であ
れば特に限定されないが、具体的には、酸化亜鉛、酸化
錫、酸化アンチモン、酸化インジウム、Sb、F、Pな
どがドープされた酸化錫、Sn、Fなどがドープされた
酸化インジウムなどの導電性無機酸化物微粒子の1種ま
たは2種以上を用いることができる。なおこの導電性無
機酸化物微粒子は、TiO2 −SnO2 などのような複
合酸化物粒子であってもよい。
【0028】これらの導電性微粒子は、被膜形成用塗布
液を調製する際に、粉末状またはコロイド粒子が分散し
たゾルの形態でマトリックスと混合されることが好まし
い。またこのような形態で被膜形成用塗布液中に含まれ
ている導電性微粒子の平均粒径は、約500オングスト
ローム以下であることが好ましい。上記のようなマトリ
ックスおよび導電性微粒子を含む被膜形成用塗布液を調
製する際には、これらの溶媒または分散媒として水およ
び/または有機溶媒を用いることが好ましい。
【0029】このような被膜形成用塗布液を調製する際
の有機溶媒としては、アルコール類、エーテル類、ケト
ン類などから選ばれた通常の有機溶媒が用いられる。こ
れらの有機溶媒は単独でもしくは2種以上を混合して用
いてもよい。本発明で用いられる被膜形成用塗布液中に
は、マトリックスおよび導電性微粒子のような上記成分
に加えて、必要に応じて他の成分が添加される。
【0030】たとえば平均粒径が500オングストロー
ム以下、好ましくは100〜400オングストロームの
範囲内にある非導電性の無機化合物微粒子が添加された
被膜形成用塗布液を用いると、配向膜との密着性に優れ
た透明電極保護膜を形成することができる。また、これ
らの無機化合物微粒子の種類を選択することにより透明
電極保護膜の屈折率が調節され、透明電極を形成してい
るITO膜などが外部から見えなくすることもできる。
【0031】このような配向膜との密着性に優れた透明
電極保護膜を形成する際に用いられる無機化合物微粒子
としては、具体的には、SiO2 、TiO2 、Zr
2 、Al2 3 などの酸化物、またはこれらの2種以
上の混合物もしくは複合酸化物が好ましく用いられる。
またこの無機化合物微粒子は、球状または球状に近い形
状であることが好ましい。
【0032】またこのような無機化合物微粒子は、水ま
たは有機溶媒に分散したゾルの状態で用いることが好ま
しいが、無機化合物微粒子を被膜形成用塗布液中に単分
散または単分散に近い状態で分散できればゾル以外の状
態にある無機化合物微粒子を用いてもよい。本発明で用
いられる被膜形成用塗布液では、導電性微粒子は、この
被膜形成用塗布液から形成された透明電極保護膜の表面
抵抗が109 〜1013Ω/□となるような量で被膜形成
用塗布液中に含まれる。
【0033】具体的には、この導電性微粒子は、被膜形
成用塗布液中に含まれるマトリックスの種類、必要に応
じて被膜形成用塗布液中に添加される上記のような無機
化合物微粒子などの種類および量によって異なり、特に
限定されないが、乾固成分の全量に対し酸化物換算で1
〜50重量%、好ましくは5〜30重量%の範囲で含ま
れていることが望ましい。
【0034】塗布液中に非導電性の無機化合物粒子を含
む場合は、導電性微粒子と無機化合物粒子の合計量が5
〜70重量%の範囲にあることが好ましい。また被膜形
成用塗布液中の固形分濃度は、3〜15重量%の範囲に
あることが好ましい。さらに被膜形成用塗布液中のマト
リックスとして上記アルコキシシラン、金属アルコキシ
ド、アセチルアセトナトキレート化合物のような加水分
解性化合物を用いた場合、この被膜形成用塗布液の水分
濃度は、0.1〜40重量%の範囲であることが好まし
い。
【0035】上記のような被膜形成用塗布液をディッピ
ング法、スピナー法、スプレー法、ロールコーター法、
フレキソ印刷などの方法で基板上に形成された透明電極
の表面に塗布し、次いでこのようにして透明電極表面に
形成された被膜を常温〜90℃で乾燥し、さらに200
℃以上、好ましくは300℃以上に加熱して硬化するな
どの方法により、上記特定の表面抵抗を有する透明電極
保護膜が形成される。
【0036】さらにこの透明電極表面に形成されている
透明電極保護膜には、好ましくは次のような方法で硬化
促進処理が行なわれる。すなわち、上記塗布工程または
乾燥工程の後に、あるいは乾燥工程中に、未硬化段階の
被膜に可視光線よりも波長の短い電磁波を照射するかあ
るいは未硬化段階の被膜を硬化反応を促進するガス雰囲
気中に晒す。
【0037】このような加熱前の未硬化段階の被膜に照
射する電磁波としては、具体的には紫外線、電子線、X
線、γ線などが例示されるが、紫外線が好ましい。たと
えば、発光強度が約250nmと360nmとにおいて
極大となり、光強度が10mW/cm2 以上である高圧
水銀ランプを紫外線源として使用し、100mJ/cm
2 以上、好ましくは1000mJ/cm2 以上のエネル
ギー量の紫外線を未硬化段階の被膜に照射すると、未硬
化段階の被膜の硬化反応が促進される。
【0038】また、加熱前の未硬化段階の被膜の硬化反
応を促進するガスとしては、たとえばアンモニア、オゾ
ンなどが例示される。またこのようなガス雰囲気による
被膜の硬化促進は、未硬化段階の被膜を、ガス濃度が1
00〜100,000ppm、好ましくは1000〜1
0,000ppmであるような上記活性ガス雰囲気下
で、1〜60分処理することによって達成される。
【0039】上述したような硬化促進処理を行うと、被
膜中にマトリックス成分として用いられているアルコキ
シシラン、金属アルコキシド、アセチルアセトナトキレ
ート化合物などの重合が促進されると同時に、被膜中に
残存する水および溶媒の蒸発も促進される。このため、
次の加熱工程において必要とされる加熱温度、加熱時間
などの加熱硬化条件が緩和され、本発明に係る被膜付基
材の製造を有利に進めることができる。
【0040】また、このガス処理は、加熱硬化後に行っ
ても同様の効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る液晶表示セルの製造方法に
よれば、基板上に透明電極、特定範囲の表面抵抗を有す
る透明電極保護膜および配向膜が順次積層された透明電
極付基板を備えた液晶表示セルが得られる。また本発明
に係る液晶表示セルは、上記のように特定範囲の表面抵
抗を有する透明電極保護膜が透明電極付基板と配向膜と
の間に設けられているので、配向膜にラビング処理を行
なう際に発生する静電気が、この透明電極保護膜を通し
てすみやかに除去される。すなわち配向膜の帯電を防止
することができる。
【0042】このため本発明によれば、配向膜の帯電に
起因する配向膜の破壊および液晶表示セル中での液晶の
配向不良が防止される。さらに、本発明では、上記のよ
うな特定範囲の表面抵抗を有する透明電極保護膜の表面
に配向膜が形成される。このような特定範囲の表面抵抗
を有する透明電極保護膜の表面に配向膜を形成すると、
配向膜形成用塗布液の塗布性が改良され、従来よりも均
一な配向膜が得られる。したがって本発明によれば、表
示画像の色むらが改善された液晶表示セルが提供され
る。
【0043】また、本発明に係る液晶表示セルは、透明
電極保護膜の抵抗が従来の絶縁膜に比べて小さいため、
表示回路のインピーダンスが下がり、その結果、液晶セ
ルの駆動電圧を下げることができるという付随的な効果
もある。以下本発明を実施例により説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。
【0044】
【実施例1】シリカゾルA(ヘキシレングリコール中に
平均粒径250オングストロームのシリカ微粒子をSi
2 濃度で10重量%含むシリカゾル)100gおよび
エチルシリケート28(多摩化学工業社製エチルシリケ
ート、SiO2 濃度:28重量%)71gからなるマト
リックス原料と、61%硝酸0.1g、純水23gおよ
びヘキシレングリコール372gとの混合物に、ヘキシ
レングリコール中に平均粒径200オングストロームの
酸化アンチモン微粒子を固形分濃度で10重量%含む導
電性微粒子分散ゾル100gを加えて12時間攪拌し、
固形分濃度6.0重量%の透明電極保護膜形成用塗布液
を得た。
【0045】得られた透明電極保護膜形成用塗布液を、
ガラス基板上にITOからなる透明電極がパターン状に
形成された透明電極付基板(旭硝子社製30Ωタイプ)
の電極面上に、フレキソ印刷法で塗布し、得られた塗膜
を100℃で乾燥した後、高圧水銀ランプで6,000
mJ/cm 2の紫外線を照射し、次いで350℃で30
分間焼成することにより透明電極保護膜を形成した。
【0046】得られた透明電極保護膜の膜厚、表面抵抗
および屈折率を測定した。結果を表2に示す。次いで、
この透明電極保護膜上にポリイミド樹脂で膜厚約700
オングストロームの配向膜を形成した後、得られた配向
膜に25℃、相対湿度約30%の条件下でラビング処理
を行なった。
【0047】このようにしてガラス基板上に透明電極、
透明電極保護膜および配向膜が順次積層され、かつ配向
膜がラビング処理された一対の透明電極付基板を得た。
得られた一対の透明電極付基板を、透明電極同士が互い
に対向するように複数のスペーサー粒子を介して離間さ
せ、透明電極間の間隙にSTN液晶を封入した後、透明
電極周縁部の間隙をシーリング剤で封着することにより
密閉して液晶表示セルを製造した。
【0048】得られた液晶表示セルを用いて組み立てた
液晶表示装置を作動させた時に表示画面上に顕れる線状
の軌跡(線痕)の有無および液晶表示装置の作動中に液
晶表示セルの配向膜に観察される傷の有無を調べた。結
果を表2に併記する。なお上記線痕については、次のよ
うな評価を行なった。
【0049】○ …線痕がない。 △ …うすい線痕が観察される。 × …濃い線痕が観察される。 上記の線痕は、配向膜が帯電していると、配向膜と接す
る部位の液晶が配向して表示状態になることによって生
じる。
【0050】また、液晶表示装置の作動中に液晶表示セ
ルの配向膜に観察される傷の有無は、透明電極保護膜と
配向膜との密着性を知る上での目安となる。すなわち、
透明電極保護膜と配向膜との密着性が悪いと、配向膜に
ラビング処理を行なう際に配向膜に傷が付くことがあ
る。配向膜に傷があると、液晶表示装置の作動中にこの
傷が表示画面に観察される。
【0051】さらに電極が形成されていないガラス基板
上に直接上記と同様の透明電極保護膜および配向膜を形
成した。得られた配向膜に上記と同様の条件でラビング
処理を行なった直後に、この配向膜表面の帯電減衰時間
をオネストメータ(春日電気(株)社製)で測定し、帯
電圧の半減期で評価した。結果を表2に併記する。
【0052】
【実施例2】上記エチルシリケート28 18g、ジイ
ソプロポキシ−ジオクチルオキシチタニウムのイソプロ
ピルアルコール(IPA)溶液(TiO2 濃度;10重
量%)25g、トリブトキシ−モノアセチルアセトナト
ジルコニウムのブタノール溶液(ZrO2 濃度;10重
量%)25gからなるマトリクッス原料と、61%硝酸
0.3g、純水3gおよびヘキシレングリコール79g
との混合物に、実施例1と同様の導電性微粒子分散ゾル
100gを加えて12時間攪拌し、固形分濃度8.0重
量%の透明電極保護膜形成用塗布液を得た。
【0053】得られた透明電極保護膜形成用塗布液を用
いて、実施例1と同様にしてガラス基板上に形成された
透明電極の表面に透明電極保護膜を形成し、得られた透
明電極保護膜の膜厚、表面抵抗および屈折率を測定し
た。結果を表2に示す。次いで、この透明電極保護膜上
に実施例1と同様にして配向膜を形成した後、得られた
配向膜に実施例1と同様の条件下でラビング処理を行な
った。
【0054】このようにしてガラス基板上に透明電極、
透明電極保護膜および配向膜が順次積層され、かつ配向
膜がラビング処理された一対の透明電極付基板を用い
て、実施例1と同様にして液晶表示セルを製造・評価し
た。結果を表2に併記する。さらにガラス基板上に直接
上記と同様の透明電極保護膜および配向膜を形成し、得
られた配向膜の帯電減衰特性を実施例1と同様にして評
価した。
【0055】結果を表2に併記する。
【0056】
【実施例3】シリカゾルB(ヘキシレングリコール中に
平均粒径450オングストロームのシリカ微粒子をSi
2 濃度で10重量%含むシリカゾル)100gおよび
トリブトキシ−ビスアセチルアセトナトジルコニウムの
ブタノール溶液(ZrO2 濃度;10重量%)1、98
0gからなるマトリックス原料と、ヘキシレングリコー
ル2,300gとの混合物に、ヘキシレングリコール中
に平均粒径500オングストロームの酸化スズ微粒子を
固形分濃度で20重量%含む導電性微粒子分散ゾル10
0gを加えて12時間攪拌し、固形分濃度5.0重量%
の透明電極保護膜形成用塗布液を得た。
【0057】得られた透明電極保護膜形成用塗布液を用
いて、実施例1と同様にしてガラス基板上に形成された
透明電極の表面に透明電極保護膜を形成し、得られた透
明電極保護膜の膜厚、表面抵抗および屈折率を測定し
た。結果を表2に示す。次いで、この透明電極保護膜上
に実施例1と同様にして配向膜を形成した後、得られた
配向膜に実施例1と同様の条件下でラビング処理を行な
った。
【0058】このようにしてガラス基板上に透明電極、
透明電極保護膜および配向膜が順次積層され、かつ配向
膜がラビング処理された一対の透明電極付基板を用い
て、実施例1と同様にして液晶表示セルを製造・評価し
た。結果を表2に併記する。さらにガラス基板上に直接
上記と同様の透明電極保護膜および配向膜を形成し、得
られた配向膜の帯電減衰特性を実施例1と同様にして評
価した。
【0059】結果を表2に併記する。
【0060】
【実施例4】平均粒径200Åのチタニア粒子をヘキシ
レングリコール中に分散して含むチタニアゾル200
g、エチルシリケート40(多摩化学工業社製エチルシ
リケート、SiO2 濃度:40重量%)150gおよび
ジブトキシ−ビスアセチルアセトナトジルコニウムのブ
タノール溶液(ZrO2 濃度;10重量%)333gか
らなるマトリックス原料と、61%硝酸3g、純水36
gおよびヘキシレングリコール1,400gとの混合物
に、ヘキシレングリコール中に平均粒径100オングス
トロームのアンチモンがドープされた酸化スズ微粒子を
固形分濃度で20重量%分散して含む導電性微粒子分散
ゾル100gを加えて12時間攪拌し、固形分濃度6.
0重量%の透明電極保護膜形成用塗布液を得た。
【0061】得られた透明電極保護膜形成用塗布液を用
いて、実施例1と同様にしてガラス基板上に形成された
透明電極の表面に透明電極保護膜を形成し、得られた透
明電極保護膜の膜厚、表面抵抗および屈折率を測定し
た。結果を表2に示す。次いで、この透明電極保護膜上
に実施例1と同様にして配向膜を形成した後、得られた
配向膜に実施例1と同様の条件下でラビング処理を行な
った。
【0062】このようにしてガラス基板上に透明電極、
透明電極保護膜および配向膜が順次積層され、かつ配向
膜がラビング処理された一対の透明電極付基板を用い
て、実施例1と同様にして液晶表示セルを製造・評価し
た。結果を表2に併記する。さらにガラス基板上に直接
上記と同様の透明電極保護膜および配向膜を形成し、得
られた配向膜の帯電減衰特性を実施例1と同様にして評
価した。
【0063】結果を表2に併記する。
【0064】
【比較例1】シリカゾルA(ヘキシレングリコール中に
平均粒径250オングストロームのシリカ微粒子をSi
2 濃度で10重量%含むシリカゾル)17.5g、エ
チルシリケート40(多摩化学工業社製エチルシリケー
ト、SiO2 濃度:40重量%)4.4g、ジイソプロ
ポキシ−ジオクチルオキシチタニウムのイソプロピルア
ルコール(IPA)溶液(TiO2 濃度;10重量%)
12.5gおよびトリブトキシ−モノアセチルアセトナ
トジルコニウムのブタノール溶液(ZrO2 濃度;10
重量%)2.5gからなるマトリクッス原料と、61%
硝酸0.1g、純水2.1gおよびヘキシレングリコー
ル61gの混合物を12時間攪拌し、固形分濃度5.0
重量%の透明電極保護膜形成用塗布液を得た。
【0065】得られた透明電極保護膜形成用塗布液を用
いて、実施例1と同様にしてガラス基板上に形成された
透明電極の表面に透明電極保護膜を形成し、得られた透
明電極保護膜の膜厚、表面抵抗および屈折率を測定し
た。結果を表2に示す。次いで、この透明電極保護膜上
に実施例1と同様にして配向膜を形成した後、得られた
配向膜に実施例1と同様の条件下でラビング処理を行な
った。
【0066】このようにしてガラス基板上に透明電極、
透明電極保護膜および配向膜が順次積層され、かつ配向
膜がラビング処理された一対の透明電極付基板を用い
て、実施例1と同様にして液晶表示セルを製造・評価し
た。結果を表2に併記する。さらにガラス基板上に直接
上記と同様の透明電極保護膜および配向膜を形成し、得
られた配向膜の帯電減衰特性を実施例1と同様にして評
価した。
【0067】結果を表2に併記する。
【0068】
【比較例2】エチルシリケート40(多摩化学工業社製
エチルシリケート、SiO2 濃度:40重量%)6.0
g、ジイソプロポキシ−ジオクチルオキシチタニウムの
イソプロピルアルコール(IPA)溶液(TiO2
度;10重量%)10.0gおよびトリブトキシ−モノ
アセチルアセトナトジルコニウムのブタノール溶液(Z
rO2 濃度;10重量%)4.3gからなるマトリクッ
ス原料と、61%硝酸0.02g、純水2.9gおよび
ヘキシレングリコール55gとの混合物を12時間攪拌
し、固形分濃度6.0重量%の透明電極保護膜形成用塗
布液を得た。
【0069】得られた透明電極保護膜形成用塗布液を用
いて、実施例1と同様にしてガラス基板上に形成された
透明電極の表面に透明電極保護膜を形成し、得られた透
明電極保護膜の膜厚、表面抵抗および屈折率を測定し
た。結果を表2に示す。次いで、この透明電極保護膜上
に実施例1と同様にして配向膜を形成した後、得られた
配向膜に実施例1と同様の条件下でラビング処理を行な
った。
【0070】このようにしてガラス基板上に透明電極、
透明電極保護膜および配向膜が順次積層され、かつ配向
膜がラビング処理された一対の透明電極付基板を用い
て、実施例1と同様にして液晶表示セルを製造・評価し
た。結果を表2に併記する。さらにガラス基板上に直接
上記と同様の透明電極保護膜および配向膜を形成し、得
られた配向膜の帯電減衰特性を実施例1と同様にして評
価した。
【0071】結果を表2に併記する。
【0072】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示セルを模式的に表す断面
図である。
【符号の説明】
1 液晶表示セル 2 透明電極付基板 3 スペーサー粒子 4 液晶 21 透明基板 22 透明電極膜 23 透明電極保護膜 24 配向膜 d 間隙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に透明電極、透明電極保護膜およ
    び配向膜が順次積層されている透明電極付基板を備えた
    液晶表示セルにおいて、 前記透明電極保護膜の表面抵抗が109 〜1013Ω/□
    であることを特徴とする液晶表示セル。
  2. 【請求項2】 基板上に透明電極、透明電極保護膜およ
    び配向膜が順次積層されている透明電極付基板を備えた
    液晶表示セルを製造するに際して、 基板上に形成された透明電極の表面に、導電性微粒子お
    よびマトリックスが含有されている被膜形成用塗布液を
    塗布し、得られた塗膜を硬化させ、表面抵抗が109
    1013Ω/□である透明電極保護膜を形成する工程を含
    むことを特徴とする液晶表示セルの製造方法。
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