JP2965109B2 - 回転体支持機構 - Google Patents

回転体支持機構

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JP2965109B2 JP8763893A JP8763893A JP2965109B2 JP 2965109 B2 JP2965109 B2 JP 2965109B2 JP 8763893 A JP8763893 A JP 8763893A JP 8763893 A JP8763893 A JP 8763893A JP 2965109 B2 JP2965109 B2 JP 2965109B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタの送りローラ
等の回転体を回転自在に支持する軸受構造を含む回転体
支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示す回転体支持機構は、プリンタ
の送りローラのように比較的低トルクで回転される回転
体を回転自在に支持するものとして知られている。
【0003】図において、1L,1Rは対向配設され
たフレームである。このフレーム1L,1Rには、それ
ぞれ回転体(ここでは送りローラ21)を取り付けるた
の凹部(取付穴部5)が形成されている。各取付穴部
5の上方には、送りローラ21の両側を直接支持する
対の軸受部材11Pを当該各取付穴部5へ嵌挿させるた
めの通し部6が形成されている。
【0004】軸受部材11Pは、その外周部14がフ
レーム1L(1R)の取付穴部5に嵌挿され送りローラ
21を回転自在に支持する構成とされている。具体的に
は、軸受部材11Pは、全体筒状に形成されており、送
りローラ21の軸部22を所定のはめあい公差をもって
被嵌する円筒部13と,フレーム1L(1R)の取付穴
部5に嵌挿可能に形成された外周部14とから形成され
ている。なお、軸受部材11Pの外周部14には、フレ
ーム1L(1R)の通し部6を通過可能な平面部(図示
省略)が形成されている。
【0005】また、各軸受部材11は、焼結金属やエン
ジニアリングプラスチック等を素材として製造される
が、近年では容易にコスト低減化を図ることができかつ
加工容易なエンジニアリングプラスチックが多用されて
いる。
【0006】かかる一対の軸受部材11を含む回転体支
持機構を用いて、送りローラ21をフレーム1L,1R
に回転自在に装着するには、軸受部材11P,11Pの
円筒部13,13に送りローラ21の軸部22を嵌挿
し、その状態で各軸受部材11P,11Pをフレーム1
L,1Rの通し部6,6を通して取付穴部5,5に嵌挿
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、送りローラ
21を、フレーム1L,1Rにいわゆるガタなく装着す
るには、各軸受部材11Pの外周部14をフレーム1
L,1Rの取付穴部5と密着させる必要がある。当然に
抜け落ちてはならない。そのため、軸受部材11Pを極
めて高精度に製造しなければならずコスト高となる傾向
にある。
【0008】特に、エンジニアリングプラスチックで
軸受部材11Pを製造する場合には、金型を極めて高精
度に製造しなければならないとともに、成形時の収縮が
極力小さくなるように成形条件を厳密に設定して実行し
なければならず、一段とコスト高となる傾向にある。
【0009】本発明の目的は、上記事情に鑑み、コスト
低減を図りつつ回転体をガタなく回転支持することがで
きる回転体支持機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転体支持
機構は、対向配設された一対のフレームの凹部に外周部
が嵌挿され回転体を回転自在に支持する一対の軸受部材
含む回転体支持機構において、前記軸受部材の外周
部に前記フレームの凹部と喰い込み係合する一対の
部を設け、各楔部の前記回転体側を大直径にかつ外側を
小直径に形成するとともに、前記回転体と各楔部の大直
径側との間に当該各楔部のそれぞれを外側に向かう方向
に付勢する付勢手段を装着したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成に係る本発明では、軸受部材を回転
の両側に被嵌した後、各楔部を当該各付勢手段の外向
き付勢力に抗して回転体側に寄せつつ当該各軸受部材を
フレームの凹部に嵌挿させる。その状態で、軸受部
材を当該各凹部に押し込むと楔部は弾性変形しつつ
該各凹部に喰い込み当該凹部と密着するとともに、外
向き付勢力によって大直径側が外側に向けて押圧され
。したがって、軸受部材の加工精度がある程度ラフで
あっても回転体をガタなく回転支持することができ、か
つ抜け落ちる心配もない
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
回転体支持機構は、図1および図2に示す如く、基本
的構成(1,5,6,21等)が従来例(図)と同様
とされており、エンジニアリングプラスチック製の
受部材11の外周部にフレーム1L,1R凹部(取
付穴部5)に喰い込み係合する楔部(テーパー部1
2)を設けかつ各楔部(12)の回転体(21)側を大
直径にかつ外側を小直径に形成するとともに、回転体
(21)と各楔部(12)の大直径側との間に当該各楔
部のそれぞれを外側に向かう方向に付勢する付勢手段
(19)を装着し、各軸受部材11の加工精度をある程
度ラフにしても回転体(本実施例ではプリンタの送りロ
ーラ21)をガタなくかつ抜け落ちなく回転支持可能に
形成されている。
【0013】本回転体支持機構の特徴部である軸受部
材11の当該各楔部は、図1に示す外周部の全面に形成
されたテーパー部12から形成されている。テーパー
部12は、図2に示す如く、送りローラ21側が大直径
でかつ外側が小直径である。各最大直径部分がフレーム
1L,1Rの取付穴部5の直径よりも若干大きくなるよ
うに形成されている。また、テーパー部12には、フ
レーム1L,1Rの通し部6を通過可能な平面部15が
形成されている。
【0014】本実施例では、軸受部材11のテーパー
部12が当該各フレーム1L,1Rの取付穴部5と一段
と効果的に喰い込み係合するように、付勢手段(1
9)により軸受部材11を喰い込み方向つまり外側に向
かう方向に付勢するように構成されている。付勢手段
は、送りローラ21と各楔部15の大直径側(詳しく
は、軸受部材11の内側端面)との間に段付き軸部22
を被嵌する状態で介装されたスプリングワッシャ19よ
り形成されている。
【0015】なお、フレーム1L,1Rの各取付穴部5
を、図3に示す如く、軸受部材11のテーパー部12に
合わせてテーパー状に構成してもよい。かかる構成によ
り、一段と効果的に軸受部材11のテーパー部12を取
付穴部5と喰い込み係合させて密着させることができ
る。また、図1中、17は回転止め部で、軸受部材11
取付時にレーム1L,1Rの係止穴9に凸部18を嵌
合させることにより当該軸受部材11の回り止めを行う
ように構成されている。
【0016】次に、本実施例の作用について説明する。
軸受部材11,11を送りローラ21の段付軸部22,
22に被嵌させた後、軸受部材11,11をフレーム1
L,1Rの各取付穴部5に各スプリングワッシャ19の
弾性力に抗しつつ嵌挿させる。すると、軸受部材11,
11は、それぞれスプリングワッシャ19によって取付
穴部5に向けて付勢される。これにより、軸受部材1
1,11の各テーパー部12は、各取付穴部5に深く喰
い込み当該各取付穴部5と密着する。
【0017】したがって、軸受部材11の加工精度があ
る程度ラフであっても送りローラ21をガタなく回転支
持することができる。したがって、軸受部材11成形用
の金型を高精度に製造する必要がなくなるとともに成形
条件を緩和することができる。そのため、コスト低減を
図ることができる。
【0018】しかして、この実施例によれば、軸受部材
11の外周部にフレーム1L,1Rの取付穴部5と喰い
込み係合するテーパー部12を設け、かつ各付勢手段
(19)で当該各テーパー部12を外側に付勢する構成
としたので、軸受部材11の加工精度がある程度ラフで
あっても当該軸受部材11のテーパー部12を取付穴部
5と喰い込み係合させて確実に支持することができる。
抜け落ちの心配もない。その結果、コスト低減を図りつ
つ送りローラ21をフレーム1L,1RLにガタなく回
転支持することができる。
【0019】また、スプリングワッシャ19を用いてフ
レーム1L(1R)の取付穴部5に嵌挿させた軸受部材
11を喰い込み方向に付勢したので、テーパー部12が
取付穴部5と一段と効果的に喰い込み係合する。したが
って、送りローラ21をより一層ガタなく回転支持する
ことができる。
【0020】
【0021】また楔部を軸受部材11の外周部全面に形
成したテーパー部12より構成したが、楔効果を発揮す
れば、どのように構成してもよい。例えば、軸受部材1
1の外周部の一部にテーパー部を形成して楔部を構成し
てもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、軸受部材の外周部にフ
レームの凹部と喰い込み係合する楔部を設けかつ付勢手
段を用いて楔部を外側に付勢可能に構成としたので、軸
受部材の楔部を凹部に喰い込ませて密着させることによ
り当該軸受部材の加工精度がある程度ラフであってもガ
タなく回転支持することができる。したがって、コスト
低減を図りつつ回転体をフレームにガタなく回転支持す
ることができる。抜け落ちの心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための分解斜視図で
ある。
【図2】同じく、フレームの取付穴部と軸受部材のテー
パー部との係合状態を説明するための図である。
【図3】同じく、フレームの取付穴部を軸受部材のテー
パー部に合わせてテーパー状に形成した様子を示す図で
ある。
【図4】従来の軸受構造を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
1L,1R フレーム 5 取付穴部(凹部) 11 軸受部材 12 テーパー部(楔部)19 スプリングワッシャ(付勢手段) 21 送りローラ(回転体)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配設された一対のフレームの凹部に
    外周部が嵌挿され回転体を回転自在に支持する一対の
    受部材を含む回転体支持機構において、 前記軸受部材の外周部に前記フレームの凹部と喰い
    込み係合する一対の楔部を設け、各楔部の前記回転体側
    を大直径にかつ外側を小直径に形成するとともに、前記
    回転体と各楔部の大直径側との間に当該各楔部のそれぞ
    れを外側に向かう方向に付勢する付勢手段を装着したこ
    とを特徴とする回転体支持機構
JP8763893A 1993-04-14 1993-04-14 回転体支持機構 Expired - Fee Related JP2965109B2 (ja)

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JPH06300034A JPH06300034A (ja) 1994-10-25
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