JPH06300034A - 軸受構造 - Google Patents

軸受構造

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JPH06300034A
JPH06300034A JP8763893A JP8763893A JPH06300034A JP H06300034 A JPH06300034 A JP H06300034A JP 8763893 A JP8763893 A JP 8763893A JP 8763893 A JP8763893 A JP 8763893A JP H06300034 A JPH06300034 A JP H06300034A
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Hidekazu Ishii
英和 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コスト低減を図りつつ回転体をフレームにガタ
なく回転支持できるようにする。 【構成】軸受部材11の外周部に、フレーム11L(1
1R)の取付穴部5と喰い込み係合するテーパー部12
を設けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタの送りローラ
等の回転体を回転自在に支持する軸受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタの送りローラのよう
に比較的低トルクで回転される回転体を回転自在に支持
する軸受構造として図5に示すものが知られている。
【0003】図において、1L,1Rは対向配設された
フレームである。このフレーム1L,1Rには、それぞ
れ回転体(ここでは送りローラ21)取付用の凹部(取
付穴部5)が形成されている。各取付穴部5の上方に
は、送りローラ21を直接支持する軸受部材11Pを当
該各取付穴部5へ嵌挿させるための通し部6が形成され
ている。
【0004】また、軸受部材11Pは、その外周部14
がフレーム1L(1R)の取付穴部5に嵌挿され送りロ
ーラ21を回転自在に支持する構成とされている。具体
的には、軸受部材11Pは、全体筒状に形成されてお
り、送りローラ21の軸部22を所定のはめあい公差を
もって被嵌する円筒部13と,フレーム1L(1R)の
取付穴部5に嵌挿可能に形成された外周部14とから形
成されている。なお、軸受部材11Pの外周部14に
は、フレーム1L(1R)の通し部6を通過可能な平面
部(図示省略)が形成されている。
【0005】この軸受部材11は、焼結金属やエンジニ
アリングプラスチック等を素材として製造されるが、近
年では容易にコスト低減化を図ることができかつ加工容
易なエンジニアリングプラスチックが多用されている。
【0006】上記軸受構造を用いて、送りローラ21を
フレーム1L,1Rに回転自在に装着するには、軸受部
材11P,11Pの円筒部13,13に送りローラ21
の軸部22を嵌挿し、その状態で各軸受部材11P,1
1Pをフレーム1L,1Rの通し部6,6を通して取付
穴部5,5に嵌挿する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、送りローラ
21を、フレーム1L,1Rにいわゆるガタなく装着す
るには、各軸受部材11Pの外周部14をフレーム1
L,1Rの取付穴部5と密着させる必要がある。そのた
め、軸受部材11Pを極めて高精度に製造しなければな
らずコスト高となる傾向にある。
【0008】特に、エンジニアリングプラスチックで軸
受部材11Pを製造する場合には、金型を極めて高精度
に製造しなければならないとともに、成形時の収縮が極
力小さくなるように成形条件を厳密に設定して実行しな
ければならず、一段とコスト高となる傾向にある。
【0009】本発明の目的は、上記事情に鑑み、コスト
低減を図りつつ回転体をガタなく回転支持することがで
きる軸受構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る軸受構造
は、対向配設された一対のフレームの凹部に外周部が嵌
挿され回転体を回転自在に支持する軸受部材を有する軸
受構造において、前記軸受部材の外周部に、前記フレー
ムの凹部と喰い込み係合する楔部を設けたことを特徴と
する。
【0011】
【作用】上記構成に係る本発明では、軸受部材を回転体
に被嵌した後、軸受部材をフレームの凹部に嵌挿させ
る。その状態で、軸受部材を凹部に押し込むと楔部は弾
性変形しつつ凹部に喰い込み当該凹部と密着する。した
がって、軸受部材の加工精度がある程度ラフであっても
回転体をガタなく回転支持することができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
本軸受構造は、図1および図2に示す如く、基本的構成
が従来例(図5)と同様とされており、エンジニアリン
グプラスチック製の軸受部材11の外周部にフレーム1
L(1R)の凹部(取付穴部5)に喰い込み係合する楔
部(テーパー部12)を設けることにより、軸受部材1
1の加工精度をある程度ラフにしても回転体(本実施例
ではプリンタの送りローラ21)をガタなく回転支持で
きるようにしたものである。
【0013】本軸受構造の特徴部である軸受部材11の
楔部は、外周部の全面に形成されたテーパー部12から
形成されている。テーパー部12は、その最大直径部分
がフレーム1L(1R)の取付穴部5よりも若干大きく
なるように形成されている。また、このテーパー部12
には、フレーム1L(1R)の通し部6を通過可能な平
面部15が形成されている。
【0014】本実施例では、軸受部材11のテーパー部
12がフレーム1L(1R)の取付穴部5と一段と効果
的に喰い込み係合するように、付勢手段(19)により
軸受部材11を喰い込み方向に付勢するように構成され
ている。付勢手段は、送りローラ21の段付き軸部22
と軸受部材11との間に介装されたスプリングワッシャ
19より形成されている。
【0015】なお、フレーム1L,1Rの各取付穴部5
を、図3に示す如く、軸受部材11のテーパー部12に
合わせてテーパー状に構成してもよい。かかる構成によ
り、一段と効果的に軸受部材11のテーパー部12を取
付穴部5と喰い込み係合させて密着させることができ
る。また、図1中、17は回転止め部で、軸受部材11
取付時にクレーム1L(1R)の係止穴9に凸部18を
嵌合させることにより当該軸受部材11の回り止めを行
うように構成されている。
【0016】次に、本実施例の作用について説明する。
軸受部材11,11を送りローラ21の段付軸部22,
22に被嵌させた後、軸受部材11,11をフレーム1
L,1Rの各取付穴部5に各スプリングワッシャ19の
弾性力に抗しつつ嵌挿させる。すると、軸受部材11,
11は、それぞれスプリングワッシャ19によって取付
穴部5に向けて付勢される。これにより、軸受部材1
1,11の各テーパー部12は、各取付穴部5に深く喰
い込み当該各取付穴部5と密着する。
【0017】したがって、軸受部材11の加工精度があ
る程度ラフであっても送りローラ21をガタなく回転支
持することができる。したがって、軸受部材11成形用
の金型を高精度に製造する必要がなくなるとともに成形
条件を緩和することができる。そのため、コスト低減を
図ることができる。
【0018】しかして、この実施例によれば、軸受部材
11の外周部にフレーム1L(1R)の取付穴部5と喰
い込み係合するテーパー部12を設けた構成としたの
で、軸受部材11の加工精度がある程度ラフであっても
当該軸受部材11のテーパー部12を取付穴部5と喰い
込み係合させて確実に支持することができる。その結
果、コスト低減を図りつつ送りローラ21をフレーム1
L,1RLにガタなく回転支持することができる。
【0019】また、スプリングワッシャ19を用いてフ
レーム1L(1R)の取付穴部5に嵌挿させた軸受部材
11を喰い込み方向に付勢したので、テーパー部12が
取付穴部5と一段と効果的に喰い込み係合する。したが
って、送りローラ21をより一層ガタなく回転支持する
ことができる。
【0020】なお、上記実施例では、付勢手段としてス
プリングワッシャ19を用いたが、図4に示す如く、軸
受部材11の回転止め部17にバネ部17Aを形成し当
該回転止め部17をフレーム1L(1R)にねじ17s
で止めることにより当該バネ部17Aの有する弾性復元
力により軸受部材11を喰い込み方向に付勢する構成と
してもよい。
【0021】また楔部を軸受部材11の外周部全面に形
成したテーパー部12より構成したが、楔効果を発揮す
れば、どのように構成してもよい。例えば、軸受部材1
1の外周部の一部にテーパー部を形成して楔部を構成し
てもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、軸受部材の外周部にフ
レームの凹部と喰い込み係合する楔部を設けた構成とし
たので、軸受部材の楔部を凹部に喰い込ませて密着させ
ることにより当該軸受部材の加工精度がある程度ラフで
あってもガタなく回転支持することができる。したがっ
て、コスト低減を図りつつ回転体をフレームにガタなく
回転支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための分解斜視図で
ある。
【図2】同じく、フレームの取付穴部と軸受部材のテー
パー部との係合状態を説明するための図である。
【図3】同じく、フレームの取付穴部を軸受部材のテー
パー部に合わせてテーパー状に形成した様子を示す図で
ある。
【図4】同じく、付勢手段の変形例を説明するための図
である。
【図5】従来の軸受構造を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
1L,1R フレーム 5 取付穴部(凹部) 11 軸受部材 12 テーパー部(楔部) 21 送りローラ(回転体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配設された一対のフレームの凹部に
    外周部が嵌挿され回転体を回転自在に支持する軸受部材
    を有する軸受構造において、 前記軸受部材の外周部に、前記フレームの凹部と喰い込
    み係合する楔部を設けたことを特徴とする軸受構造。
JP8763893A 1993-04-14 1993-04-14 回転体支持機構 Expired - Fee Related JP2965109B2 (ja)

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JPH06300034A true JPH06300034A (ja) 1994-10-25
JP2965109B2 JP2965109B2 (ja) 1999-10-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019118A1 (fr) * 1998-09-29 2000-04-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif a palier
JP2015206244A (ja) * 2014-04-23 2015-11-19 パーク二四株式会社 駐車車両の退出阻止装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019118A1 (fr) * 1998-09-29 2000-04-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif a palier
US6332715B1 (en) 1998-09-29 2001-12-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Bearing device
JP2015206244A (ja) * 2014-04-23 2015-11-19 パーク二四株式会社 駐車車両の退出阻止装置

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