JP2964738B2 - パルス演算処理装置 - Google Patents

パルス演算処理装置

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JP2964738B2
JP2964738B2 JP3287526A JP28752691A JP2964738B2 JP 2964738 B2 JP2964738 B2 JP 2964738B2 JP 3287526 A JP3287526 A JP 3287526A JP 28752691 A JP28752691 A JP 28752691A JP 2964738 B2 JP2964738 B2 JP 2964738B2
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    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/60Methods or arrangements for performing computations using a digital non-denominational number representation, i.e. number representation without radix; Computing devices using combinations of denominational and non-denominational quantity representations, e.g. using difunction pulse trains, STEELE computers, phase computers
    • G06F7/68Methods or arrangements for performing computations using a digital non-denominational number representation, i.e. number representation without radix; Computing devices using combinations of denominational and non-denominational quantity representations, e.g. using difunction pulse trains, STEELE computers, phase computers using pulse rate multipliers or dividers pulse rate multipliers or dividers per se

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  • Numerical Control (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC工作機等のディジ
タル信号処理装置において方向性を有するパルス信号の
周波数及びパルス数を自在に分周制御するパルス演算処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、より高度化,複雑化するディジタ
ル信号処理装置において、方向性を有するパルス(例え
ばアップダウンカウンタに入力されるUPパルスとDO
WNパルス等)の分周制御を必要とするケースが増加し
ている。
【0003】中でもNC工作機等のサーボ制御における
位置センサ出力信号の分周制御の場合は、パルス信号周
波数が最大10MHZ程度と非常に高く、かつ分周による
時間遅れが非常に小さいことが要求される。
【0004】NC工作機等のサーボ制御における位置セ
ンサーとして一般的に使用されているロータリエンコー
ダの場合、サーボモータの軸が位置センサーの分解能に
相当する角度回転するたびにその回転方向に応じてUP
パルス又はDOWNパルスが出力されるしくみになって
いる。
【0005】このパルスをパルス演算処理装置で分周制
御することによって、位置センサの分解能を変化させた
のと同様のUPパルス及びDOWNパルスを得ることが
できる。以上が、パルス演算処理装置の利用の一例であ
る。
【0006】以下に従来のパルス演算処理装置について
説明する。図4は従来のパルス演算処理装置の構成を示
すものである。図4において、8は一定周期のクロック
信号S13の立ち上がりエッジ毎に入力UPパルス信号
S1と入力DOWNパルス信号S2が入力されたか否か
を判断し、入力UPパルス信号S1が入力された場合に
はカウントUPパルス信号S14を出力し、入力DOW
Nパルス信号S2が入力された場合にはカウントダウン
パルス信号S15を出力する入力パルス同期回路であ
る。
【0007】9はカウントUPパルス信号S14とカウ
ントDOWNパルス信号S15でアップダウンカウント
動作を行い、カウント結果データD11を出力するプリ
セッタブルアップダウンカウンタである。
【0008】10はカウント結果データD11とあらか
じめ設定された分周比分母データD1とを比較し一致し
たか否かの比較結果信号S16を出力するディジタルコ
ンパレータである。
【0009】11はカウント結果データD11が‘−
1'以下であるか否かの比較結果信号S17を出力する
負検出ディジタルコンパレータである。
【0010】12は比較結果信号S16と比較結果信号
S17をクロック信号S13の立ち下がりエッジ毎にチ
ェックしプリセッタブルアップダウンカウンタのクリア
信号S18とプリセット信号S19を発生するタイミン
グパルス発生回路である。
【0011】プリセッタブルアップダウンカウンタのプ
リセットデータD10は分周比分母データD1より1を
減じた数があらかじめ設定されている。
【0012】以上のように構成されたパルス演算処理装
置について、以下その動作について説明する。図5は従
来のパルス演算処理装置において入力パルス同期回路に
入力UPパルス信号S1が入力され、分周比分母データ
D1が‘3',プリセットデータD10が‘2'の場合の
動作を示す図である。入力UPパルス信号S1はクロッ
ク信号S13の立ち上がりエッジに同期されてカウント
UP信号S14としてプリセッタブルアップダウンカウ
ンタ9に入力される。
【0013】その結果、プリッタブルカウンタ9はカウ
ントアップ動作を行い、やがてカウント結果データD1
1と分周比分母データD1が等しくなり、比較結果信号
S16が出力される。
【0014】この比較結果信号S16が変化するタイミ
ングを考察すると、クロック信号S13が立ち上がった
結果として、カウントUPパルス信号S14が発生し、
その結果として、プリセッタブルアップダウンカウンタ
9がカウントアップ動作を行い、その結果としてディジ
タルコンパレータ10が比較結果信号S16を発生す
る。従ってクロック信号S13の立ち上がりエッジより
比較結果信号S16が一致を見い出すまでの時間遅れは
それらの素子の遅れ時間に相当し、その遅れ時間はクロ
ック信号S13の立ち上りエッジから立ち下がりエッジ
までの時間より小さく設計される。
【0015】比較結果信号S16はタイミングパルス発
生回路12でクロック信号S13の立ち下がりエッジ毎
にチェックされ、比較結果信号S16が一致している状
態を示している場合にクリア信号S18を発生する。こ
のクリア信号S18が発生する前後の動作を考察する
と、クロック信号S13の立ち下がりエッジに同期して
クリア信号S18が発生すると、その結果としてカウン
ト結果データD11は‘0'となり、その結果として比
較結果信号S16は一致していない状態を示す。
【0016】ここでクリア信号S18のパルス幅は、プ
リセッタブルアップダウンカウンタ9のクリア動作に必
要なパルス幅以上を確保し、かつクロック信号S13の
立ち下がりエッジより立ち上がりエッジまでの時間より
も十分小さい幅となるように設計されている。
【0017】従って次のカウントUPパルス信号S14
が入力されるとプリセッタブルアップダウンカウンタ9
はカウントアップ動作を開始して以後同様の動作が続行
される。
【0018】ここで入力UPパルス信号S1とクリア信
号S18の間に(数1)の関係が成り立っていることが
わかる。よってこのクリア信号S18を出力UPパルス
信号S7として出力するように構成されている。すなわ
ち、入力UPパルス信号S1が3パルス入力されると出
力UPパルス信号S7が1パルス出力される。
【0019】
【数1】
【0020】以上のように非常に高速で正確にカウント
UPパルス信号を分周制御できることがわかる。
【0021】次に入力DOWNパルスS2が入力された
場合の動作について説明する。図6は従来のパルス演算
処理装置において入力パルス同期回路に入力DOWNパ
ルス信号S2が入力され、分周比分母データD1が
‘3',プリセットデータD10が‘2'の場合の動作を
示す図である。
【0022】前記図5の説明によりこの動作も容易に理
解できるため、詳細な説明は省略するが、負検出ディジ
タルコンパレータ11の比較結果信号S17が一致して
いる状態を示すとプリセット信号S19が発生し、プリ
セッタブルアップダウンカウンタ9にプリセットデータ
D10すなわち2がプリセットされる点が特に異なる。
【0023】ここで入力DOWNパルス信号S2とプリ
セット信号S19の間に(数2)の関係が成り立ってい
ることがわかる。
【0024】
【数2】
【0025】よってこのプリセット信号S19を出力D
OWNパルス信号S8として出力するように構成されて
いる。すなわち、入力DOWNパルス信号S2が3パル
ス入力されると出力DOWNパルス信号S8が1パルス
出力される。
【0026】以上が従来のパルス演算装置についての動
作説明であるが、これを整理し入力と出力の関係を一般
式で示すと(数3)となる。すなわち、パルス演算処理
装置に入力パルスがD1個入力されると出力パルスが1
個出力される。
【0027】
【数3】
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、分周比の分母は1以上の整数の範囲で自由
に可変できるが、分周比の分子は1しか選べない。
【0029】従って分周比は、「整数分の1」しか設定
できないという大きな制約を本質的に有している。この
ような従来のパルス演算処理装置を使用し、例えば一回
転当たり所定のパルス数を有したエンコーダの出力周波
数を分周し、その分周周期に応じたステップ毎に位置決
め制御をしようとした場合、その分周比を整数分の1で
しか設定できず、よりきめこまかなステップでの位置決
め制御が困難であると言う技術的課題があった。
【0030】本発明は上記従来の技術的課題を解決する
もので、分周比の分子にも「分周比の分母より大きくな
らない範囲の1以上の整数」を自由に設定できる分周機
能を備えたパルス演算処理装置であり、かつ安価で非常
に高速で分周制御可能なるパルス演算処理装置を提供す
ることを目的とする。本発明のパルス演算処理装置を例
えばエンコーダに使用すれば、そのエンコーダを搭載し
たサーボモータにおいて従来のパルス演算処理装置を使
用したエンコーダを搭載したものに比べ、より きめこま
かな制御が可能となる。
【0031】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のパルス演算装置は、入力UPパルス信号と入
力DOWNパルス信号を入力して一定周期のクロック
信号に同期した入力パルス有無信号と入力パルス方向信
号を出力するパルス入力手段と、出力パルス有無信号と
出力パルス方向信号を入力して前記クロック信号に同
期して出力UPパルス信号と出力DOWNパルス信号と
レジスタ保持タイミング信号を出力するパルス出力手
段と、それぞれあらかじめ設定された第1のデータであ
る分周比分母データD1と第2のデータを入力しレジ
スタ保持データとの比較結果信号を出力するディジタル
コンパレータと、前記比較結果信号と前記入力パルス有
無信号と前記入力パルス方向信号を入力してデータ
選択信号と加減算選択指令信号と前記出力パルス有無信
号と前記出力パルス方向信号を一義的に出力する論理
回路と、それぞれあらかじめ設定された前記第1のデー
D1と第3のデータである分周比分子データD3と第
4のデータと第5のデータと常に‘0'の値を持つ第6
のデータを入力し前記データ選択信号によってどれ
か一つを選択し、その選択結果データを出力するデータ
セレクタと、前記選択結果データと前記レジスタ保持デ
ータを前記加減算選択指令信号に従って加算又は減算
して、その加減算結果データを出力するディジタル加減
算器と、前記レジスタ保持タイミング信号により前記加
減算結果データを保持し前記レジスタ保持データを出
力するデータ保持レジスタを備えたパルス演算処理装
置であって、 前記入力UPパルス信号と前記入力DOW
Nパルス信号とを入力し、 前記第1のデータD1及び前
記第3のデータD3が1以上の整数でかつD1≧D3と
した場合、 前記入力UPパルス信号又は前記入力DOW
Nパルス信号の少なくとも一方を D3/D1に分周した
信号を出力する構成を有している。
【0032】
【作用】入力UPパルス信号S1及び入力DOWN信号
S2を入力することにより(数4)に示すような出力U
Pパルス信号S7と出力DOWNパルス信号S8を得る
ことができる。
【0033】
【数4】
【0034】すなわち従来のパルス演算処理装置におい
ては分周比が「整数分の1」しか設定できなかったのに
対し、本発明によるパルス演算処理装置においては分周
比の分子及び分母の両方が可変でき、分周比を非常にき
めこまかく設定できる。しかも非常に高速で動作し、安
価である。
【0035】
【実施例】以下本発明一実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0036】図1において、1は入力パルス信号S1と
入力DOWNパルス信号S2を入力して一定周期のクロ
ック信号S13に同期した入力パルス有無信号S3と入
力パルス方向信号S4を出力するパルス入力手段、2は
出力パルス有無信号S9と出力パルス方向信号S10を
入力して前記クロック信号S13に同期して出力UPパ
ルス信号S7と出力DOWNパルス信号S8とレジスタ
保持タイミング信号S12を出力するパルス出力手段、
3はそれぞれあらかじめ設定された分周比分母データD
1と、第2のデータD2を入力しレジスタ保持データD
8との比較結果信号S5を出力するディジタルコンパレ
ータ、4は比較結果信号S5と入力パルス有無信号S3
と入力パルス方向信号S4を入力してデータ選択信号S
6と加減算選択指令信号S11と出力パルス有無信号S
9と出力パルス方向信号S10を一義的に出力する(表
1)に示す論理を有する論理回路、5はそれぞれあらか
じめ設定された分周比分母データD1と分周比分子デー
タD3と第4のデータD4と第5のデータD5と常に
‘0'の値を持つ第6のデータD6を入力しデータ選択
信号S6によってどれか一つを選択し選択結果データD
7を出力するデータセレクタ、6は選択結果データD7
とレジスタ保持データD8を加減算選択指令信号S11
に従って加算又は減算して加減算結果データD9を出力
するディジタル加減算器、7はレジスタ保持タイミング
信号S12により加減算結果データD9を保持しレジス
タ保持データD8を出力する加減算データ保持レジスタ
である。
【0037】
【表1】
【0038】以上のように構成されたパルス演算処理装
置について、図2を用いてその動作を説明する。
【0039】図2はパルス入力手段1に入力UPパルス
信号S1が入力され、分周比分母データD1が‘4',
分周比分子データD3が‘3'の場合の動作を示す図で
ある。なお、第2のデータD2,第4のデータD4,第
5のデータD5には(数5)に示すデータを設定してい
るものとする。
【0040】
【数5】
【0041】まず、レジスタ保持データD8の初期状態
を‘0'と考える。パルス入力手段1はクロック信号S
13の立ち上がりエッジ毎に入力UPパルス信号S1及
び入力DOWNパルス信号S2が入力されたか否かを判
断し、その結果に従って入力パルス有無信号S3と入力
パルス方向信号S4を更新する。
【0042】ここで、入力UPパルス信号S1が入力さ
れるまでの状態を考察すると、入力パルス有無信号S3
と入力パルス方向信号S4は「入力パルス無」の状態を
示し、比較結果信号S5は「D2<D8<D1」の状態
を示す。従ってデータ選択信号S6は「D6を選択せ
よ」の状態となっていてD7は‘0'である。
【0043】D8は初期状態より‘0'であるため、D
7とD8は加算しても減算しても‘0'である。
【0044】加減算データ保持レジスタ7にはクロック
信号S13の立ち上がりエッジ毎にレジスタ保持タイミ
ング信号S12が入力され、データ更新が行われる。し
かしこの状態では常に‘0'が保持され、D8に出力さ
れる結果となる。
【0045】また、出力パルス有無信号S9と出力パル
ス方向信号S10は「出力するな」の状態となってい
る。
【0046】次に、入力UPパルス信号S1が入力され
クロック信号S13の立ち上がりエッジに同期して入力
パルス有無信号S3と入力パルス方向信号S4が「UP
方向の入力パルス有」の状態に変化すると、その結果と
して、データ選択信号S6が「D3を選択せよ」の状態
に変化し、D7=D3=‘3'の状態となる。また加減
算選択指令信号S11も「加算せよ」の状態に変化す
る。
【0047】その結果として、D8にD7が加算され、
D9=‘3'となる。次に、この状態においてクロック
信号S13の次の立ち上がりエッジに同期してレジスタ
保持タイミング信号S12が発生すると加減算データ保
持レジスタ7はD9を取り込んで保持してD8が‘0'
から‘3'に変化する。このD8とD1,D2がディジ
タルコンパレータ3によって比較され、その結果、比較
結果信号S5が「D2<D8<D1」の状態を推持す
る。その結果、論理回路4は出力パルス有無信号S9及
び出力パルス方向信号S10を「出力するな」の状態と
する。
【0048】一方、同時にクロック信号S13の立ち上
がりエッジに同期して入力パルス有無信号S3及び入力
パルス方向信号S4も更新され、入力パルス有無信号S
3及び入力パルス方向信号S4が「入力パルス無」の状
態となる。その結果、データ選択信号S6は「D6を選
択せよ」の状態に変化する。
【0049】次に、クロック信号S13のさらに次の立
ち上がりエッジに同期して、出力パルス有無信号S9と
出力パルス方向信号S10がパルス出力手段2に読み込
まれ、パルス出力手段2はそれらが「出力するな」の状
態であるため出力UPパルス信号S7及び出力DOWN
信号S8にパルスを出力しない。
【0050】以後、次のクロック信号S13の立ち上が
りエッジが入力されるまでは、D8が‘3',S5が
「D2<D8<D1」の状態を推持する。
【0051】ここで、前述の入力UPパルスS1が入力
されるとクロック信号S13の立ち上がりエッジで入力
パルス有無信号S3及び入力パルス方向信号S4が「U
P方向の入力パルス有」の状態となり、データ選択信号
S6が「D3を選択せよ」の状態となり、加減算選択指
令信号S11が「加算せよ」の状態となる結果、D9=
D8+D7=‘3'+‘3'=‘6'となる。次に、クロ
ック信号S13の次の立ち上がりエッジに同期してD8
=‘6'となりその結果、S5が「D1≦D8」となっ
て出力パルス有無信号S9及び出力パルス方向信号S1
0が「UPパルスを出力せよ」の状態となる。
【0052】一方、同時にクロック信号S13の立ち上
がりエッジに同期して入力パルス有無信号S3及び入力
パルス方向信号S4が「入力パルス無」の状態となる。
その結果、データ選択信号S6は「D1を選択せよ」の
状態に変化する。
【0053】また加減算選択指令信号S11も「減算せ
よ」の状態に変化する。その結果として、D9=D8−
D7=‘6'−‘4'=‘2'となる。
【0054】次に、クロック信号S13のさらに次の立
ち上がりエッジに同期して出力パルス有無信号S9及び
出力パルス方向信号S10がパルス出力手段2に読み込
まれ出力UPパルス信号S7が出力される。
【0055】以後、同様に動作を続行することにより、
入力UPパルス信号S1と出力UPパルス信号S7との
間に(数6)の関係が成立する。すなわち、図2から明
らかなように、入力UPパルス信号S1が4パルス入力
されると、その1番目の入力UPパルスが無視され、結
果的に出力UPパルス信号S7が3パルス出力される。
【0056】
【数6】
【0057】同様に、入力DOWNパルス信号S2を入
力した場合について考察すると、入力DOWNパルス信
号S2と出力DOWNパルス信号Sとの間に(数7)
の関係が成立することがわかる。
【0058】
【数7】
【0059】図3は入力UPパルス信号S1及び入力D
OWNパルス信号S2を高速で入力した場合の動作を示
す図である。すなわち、図3に示した入力DOWNパル
ス信号S2の4番目〜7番目の4パルスが出力DOWN
パルス信号S8の3番目〜5 番目のパルスに対応し、そ
の入力DOWNパルス信号S2の4番目のパルスは無視
され、結果的に入力DOWNパルス信号S2の4パルス
に対して出力UPパルス信号S8が3パルス出力され
る。なお、以上の説明においてクロック信号S13の立
ち上がりエッジをクロック信号S13の立ち下がりエッ
ジとしても良いことは言うまでもない。
【0060】以上が本発明による一実施例のパルス演算
処理装置についての動作説明であるが、これを整理し入
力と出力の関係を一般式で示すと(数4)となる。
【0061】以上より、分周比の分母及び分子の両方が
可変できるため分周比を非常にきめこまかく設定でき、
かつ非常に高速で動作し、安価なパルス演算処理装置が
実現できる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力UPパルス
信号と入力DOWNパルス信号を入力して一定周期の
クロック信号に同期した入力パルス有無信号と入力パル
ス方向信号を出力するパルス入力手段と、出力パルス有
無信号と出力パルス方向信号を入力して前記クロック
信号に同期して出力UPパルス信号と出力DOWNパル
ス信号とレジスタ保持タイミング信号を出力するパル
ス出力手段と、それぞれあらかじめ設定された第1のデ
ータである分周比分母データD1と第2のデータを入力
レジスタ保持データとの比較結果信号を出力するデ
ィジタルコンパレータと、前記比較結果信号と前記入力
パルス有無信号と前記入力パルス方向信号を入力し
データ選択信号と加減算選択指令信号と前記出力パ
ルス有無信号と前記出力パルス方向信号を一義的に出
力する論理回路と、それぞれあらかじめ設定された前記
第1のデータD1と第3のデータである分周比分子デー
タD3と第4のデータと第5のデータと常に‘0'の値
を持つ第6のデータを入力し前記データ選択信号に
よってどれか一つを選択し、その選択結果データを出力
するデータセレクタと、前記選択結果データと前記レジ
スタ保持データを前記加減算選択指令信号に従って加
算又は減算して、その加減算結果データを出力するディ
ジタル加減算器と、前記レジスタ保持タイミング信号に
より前記加減算結果データを保持し前記レジスタ保持
データを出力するデータ保持レジスタを備えたパルス
演算処理装置であって、 前記入力UPパルス信号と前記
入力DOWNパルス信号とを入力し、 前記第1のデータ
D1及び前記第3のデータD3が1以上の整数でかつD
1≧D3とした場合、 前記入力UPパルス信号又は前記
入力DOWNパルス信号の少なくとも一方をD3/D1
に分周した信号を出力するように成した構成とすること
により、分周比の分母及び分子の両方が可変できるため
に分周比を非常にきめこまかく設定でき、かつ非常に高
速で動作し、安価なパルス演算処理装置を提供できるも
のである。上記から明らかなように、本発明は、分周比
の分子にも「分周比の分母より大きくならない範囲の1
以上の整数」を自由に設定できる分周機能を備えたパル
ス演算処理装置であり、かつ安価で非常に高速で分周制
御可能なるパルス演算処理装置を提供することができ
る。本発明のパルス演算処理装置を例えばエンコーダに
使用すれば、そのエンコーダを搭載したサーボモータに
おいて従来のパルス演算処理装置を使用したエンコーダ
を搭載したものに比べ、よりきめこまかなステップでの
位置決め制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパルス演算処理装置
の構成を示す図
【図2】本発明の一実施例におけるパルス演算処理装置
の動作を示す図
【図3】本発明の一実施例におけるパルス演算処理装置
の動作を示す図
【図4】従来のパルス演算処理装置の構成を示す図
【図5】従来のパルス演算処理の動作を示す図
【図6】従来のパルス演算処理の動作を示す図
【符号の説明】
1 パルス入力手段 2 パルス出力手段 3,10 ディジタルコンパレータ 4 論理回路 5 データセレクタ 6 ディジタル加減算器 7 加減算データ保持レジスタ 8 入力パルス同期回路 9 プリセッタブルアップダウンカウンタ 11 負検出ディジタルコンパレータ 12 タイミングパルス発生回路 D1 分周比分母データ D3 分周比分子データ D7 選択結果データ D8 レジスタ保持データ D9 加減算結果データ D10 プリセットデータ S1 入力UPパルス信号 S2 入力DOWNパルス信号 S3 入力パルス有無信号 S4 入力パルス方向信号 S5 比較結果データ S6 データ選択信号 S7 出力UPパルス信号 S8 出力DOWNパルス信号 S9 出力パルス有無信号 S10 出力パルス方向信号 S11 加減算選択指令信号 S12 レジスタ保持タイミング信号 S13 クロック信号 S14 カウントUP信号 S15 カウントDOWN信号 S16,S17 比較結果信号 S18 クリア信号 S19 プリセット信号 A 「UP方向の入力パルス有」の状態 B 「入力パルス無」の状態 C 「DOWN方向の入力パルス有」の状態 D 「D1≦D8」の状態 E 「D2≧D8」の状態 F 「D2<D8<D1」の状態 G 「加算せよ」の状態 H 「減算せよ」の状態 I 「加算又は減算せよ」の状態 J 「D1を選択せよ」の状態 K 「D3を選択せよ」の状態 L 「D4を選択せよ」の状態 M 「D5を選択せよ」の状態 N 「D6を選択せよ」の状態 O 「UPパルスを出力せよ」の状態 P 「DOWNパルスを出力せよ」の状態 Q 「出力するな」の状態
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/18 - 19/40 G05B 19/403 - 19/415 G05B 19/417 - 19/46 G01B 7/00 - 7/34 102 G05D 3/00 - 3/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力UPパルス信号と入力DOWNパル
    ス信号を入力して一定周期のクロック信号に同期した
    入力パルス有無信号と入力パルス方向信号を出力するパ
    ルス入力手段と、 出力パルス有無信号と出力パルス方向信号を入力して
    前記クロック信号に同期して出力UPパルス信号と出力
    DOWNパルス信号とレジスタ保持タイミング信号
    出力するパルス出力手段と、 それぞれあらかじめ設定された第1のデータである分周
    比分母データD1と第2のデータを入力しレジスタ保
    持データとの比較結果信号を出力するディジタルコンパ
    レータと、 前記比較結果信号と前記入力パルス有無信号と前記入力
    パルス方向信号を入力してデータ選択信号と加減算
    選択指令信号と前記出力パルス有無信号と前記出力パル
    ス方向信号を一義的に出力する論理回路と、 それぞれあらかじめ設定された前記第1のデータD1
    第3のデータである分周比分子データD3と第4のデー
    タと第5のデータと常に‘0'の値を持つ第6のデータ
    を入力し前記データ選択信号によってどれか一つを
    選択し、その選択結果データを出力するデータセレクタ
    と、 前記選択結果データと前記レジスタ保持データを前記
    加減算選択指令信号に従って加算又は減算して、その
    減算結果データを出力するディジタル加減算器と、 前記レジスタ保持タイミング信号により前記加減算結果
    データを保持し前記レジスタ保持データを出力するデ
    ータ保持レジスタを備えたパルス演算処理装置であっ
    て、 前記入力UPパルス信号と前記入力DOWNパルス信号
    とを入力し、 前記第1のデータD1及び前記第3のデータD3が1以
    上の整数でかつD1≧D3とした場合、 前記入力UPパルス信号又は前記入力DOWNパルス信
    号の少なくとも一方を D3/D1に分周した信号を出力
    する パルス演算処理装置。
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