JP2964699B2 - 電動三輪車のフレーム構造 - Google Patents
電動三輪車のフレーム構造Info
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- JP2964699B2 JP2964699B2 JP3126822A JP12682291A JP2964699B2 JP 2964699 B2 JP2964699 B2 JP 2964699B2 JP 3126822 A JP3126822 A JP 3126822A JP 12682291 A JP12682291 A JP 12682291A JP 2964699 B2 JP2964699 B2 JP 2964699B2
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- Japan
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- frame
- pipe
- holder
- seat
- lock arm
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K2204/00—Adaptations for driving cycles by electric motor
Landscapes
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利用者がどこででも使
用できるように運搬または収容し易いように分割できる
構造とした、電動三輪車のフレーム構造に関するもので
ある。
用できるように運搬または収容し易いように分割できる
構造とした、電動三輪車のフレーム構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動三輪車は車体フレーム上に
バッテリを搭載し、このバッテリを電源としたモータ駆
動によって走行するもので、搭乗者はハンドル操作によ
って発進・停止、進行方向を任意に行うことができる。
また、かなり離れた目的地に対しては乗用車等で途中ま
で運搬するようにされ、この場合、乗用車等に積載し易
いように分解・組立のできる電動三輪車が利用されてい
る。
バッテリを搭載し、このバッテリを電源としたモータ駆
動によって走行するもので、搭乗者はハンドル操作によ
って発進・停止、進行方向を任意に行うことができる。
また、かなり離れた目的地に対しては乗用車等で途中ま
で運搬するようにされ、この場合、乗用車等に積載し易
いように分解・組立のできる電動三輪車が利用されてい
る。
【0003】例えば、図15に示す車体フレーム1は前
・後フレーム1a,1bに2分割される。前フレーム1
aはメインフレームパイプ3にフロアカバー2を被覆し
て構成し、メインフレームパイプ3の後端には嵌合部4
が設けられており、嵌合部外周にストッパ5が形成され
ている。また、前フレーム1a前部には前輪6の舵取り
を行うためのステアリングシャフト7が設けられ、後部
両側のメインフレームパイプ3にはシートホルダパイプ
8を立設したクロスメンバ9が設けられている。後フレ
ーム1bのリヤフレームパイプ10には嵌合部4に嵌合
するホルダーパイプ11が取付けられている。リヤフレ
ームパイプ10は後輪12に回転力を伝達するギヤケー
ス13を支持しておりこの部分はリヤカバー14で覆わ
れている。また、嵌合部4とホルダーパイプ11とには
嵌合したときにピン15を貫通させる孔16が開けられ
ている。車体フレーム1の一体化作業は図16に示すよ
うに、後フレーム1b後部に設けたバンパー兼倒立台フ
レーム17で、後フレーム1bを垂直に立てて支持さ
せ、ホルダーパイブ11を上向きにする。次に、嵌合部
4を下向きにした状態で前フレーム1aを上方から降ろ
し嵌合部4にホルダーパイプ11を嵌合させてピン15
を差し込む。これによって組み立て作業が終了し車体フ
レーム1が完成する。
・後フレーム1a,1bに2分割される。前フレーム1
aはメインフレームパイプ3にフロアカバー2を被覆し
て構成し、メインフレームパイプ3の後端には嵌合部4
が設けられており、嵌合部外周にストッパ5が形成され
ている。また、前フレーム1a前部には前輪6の舵取り
を行うためのステアリングシャフト7が設けられ、後部
両側のメインフレームパイプ3にはシートホルダパイプ
8を立設したクロスメンバ9が設けられている。後フレ
ーム1bのリヤフレームパイプ10には嵌合部4に嵌合
するホルダーパイプ11が取付けられている。リヤフレ
ームパイプ10は後輪12に回転力を伝達するギヤケー
ス13を支持しておりこの部分はリヤカバー14で覆わ
れている。また、嵌合部4とホルダーパイプ11とには
嵌合したときにピン15を貫通させる孔16が開けられ
ている。車体フレーム1の一体化作業は図16に示すよ
うに、後フレーム1b後部に設けたバンパー兼倒立台フ
レーム17で、後フレーム1bを垂直に立てて支持さ
せ、ホルダーパイブ11を上向きにする。次に、嵌合部
4を下向きにした状態で前フレーム1aを上方から降ろ
し嵌合部4にホルダーパイプ11を嵌合させてピン15
を差し込む。これによって組み立て作業が終了し車体フ
レーム1が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16に
示すように、後フレーム1bを固定し前フレーム1aを移動
させて組立てる場合、後フレーム1bを倒立台フレーム17
で支持するとホルダーパイプ11が上向きになるため、前
フレーム1aを後フレーム1bより高く持ち上げなければな
らないが、前フレーム1aの重量はかなり重く20kgに達
するものもあり、労力を必要とする。また、嵌合部4と
ホルダーパイプ11との整合性の精度が出ていないと、組
み立て作業が困難になり、分解作業のときにも円滑に抜
けにくくなる。さらに、前・後フレーム1a,1b を垂直に
立てたり水平に戻したりする作業が煩わしいという問題
がある。この場合、40kg程度のものを動かす力を要す
る。ピン15の抜き差しにおいてもスプリングピンを使用
していれば強固に固定するためばねを強くしているので
抜き差しに力を要する。
示すように、後フレーム1bを固定し前フレーム1aを移動
させて組立てる場合、後フレーム1bを倒立台フレーム17
で支持するとホルダーパイプ11が上向きになるため、前
フレーム1aを後フレーム1bより高く持ち上げなければな
らないが、前フレーム1aの重量はかなり重く20kgに達
するものもあり、労力を必要とする。また、嵌合部4と
ホルダーパイプ11との整合性の精度が出ていないと、組
み立て作業が困難になり、分解作業のときにも円滑に抜
けにくくなる。さらに、前・後フレーム1a,1b を垂直に
立てたり水平に戻したりする作業が煩わしいという問題
がある。この場合、40kg程度のものを動かす力を要す
る。ピン15の抜き差しにおいてもスプリングピンを使用
していれば強固に固定するためばねを強くしているので
抜き差しに力を要する。
【0005】また、整合性の精度が出ていないと、ピン
15と孔16とのがた、および嵌合部4とホルダーパイプ11
とのがたが生じ、走行時にがたによる振動がでて乗り心
地を悪くさせるという問題があり、精度を高くすると生
産コストが高くなるという問題を生じる。
15と孔16とのがた、および嵌合部4とホルダーパイプ11
とのがたが生じ、走行時にがたによる振動がでて乗り心
地を悪くさせるという問題があり、精度を高くすると生
産コストが高くなるという問題を生じる。
【0006】本発明は、利用者が実施できる程度に、車
体の分解、組立を容易にした自動車等に積載できる分割
型とした電動三輪車のフレーム構造を提供することを目
的とする。
体の分解、組立を容易にした自動車等に積載できる分割
型とした電動三輪車のフレーム構造を提供することを目
的とする。
【0007】本発明は上記目的を達成するために、左右
のフレームパイプと、該左右のフレームパイプ間の後部
を連結したクロスメンバと、足乗せのフロアカバーと、
下部に前輪を、上部にハンドルバーを設けたステアリン
グシャフトとを備えた前半部のメインフレーム部と、 左
右のサイドフレームと、該左右のサイドフレーム間を連
結したメンバパイプと、モータによって駆動される左右
の後輪とを備えた後半部のリヤフレーム部と、に分割し
てなる電動三輪車のフレーム構造において、 前記左右の
フレームパイプの後部に車体幅方向に軸心を有する連結
バーをそれぞれ取り付けると共に、前記左右のサイドフ
レームに、前記連結バーの周面に引っ掛けて回動可能に
係合する切欠部を形成したホルダブラケットをそれぞれ
設け、 前記クロスメンバの幅方向略中央位置で立設した
ホルダパイプの上部に上下方向に回動自在にシートロッ
クカムを設けると共に、前記ホルダパイプに装着される
シートに前記シートロックカムに係合するシートロック
アームを設け、 また、前記シートロックカムに、前記シ
ートロックカムの回動中心より離れた位置にロックアー
ムの基部を軸着させると共に、前記ホルダパイプの車両
後方であって前記メンバパイプの幅方向略中央位置に前
記ロックアームの先端と係合するフック状ブラケットを
設け、 前記ホルダパイプと前記シートとの着脱により、
前記シートロックカムに前記シートロックアームを係合
離脱させると共に前記ロックアームと前記フック状ブラ
ケットとを係合離脱させたことを特徴とする。
のフレームパイプと、該左右のフレームパイプ間の後部
を連結したクロスメンバと、足乗せのフロアカバーと、
下部に前輪を、上部にハンドルバーを設けたステアリン
グシャフトとを備えた前半部のメインフレーム部と、 左
右のサイドフレームと、該左右のサイドフレーム間を連
結したメンバパイプと、モータによって駆動される左右
の後輪とを備えた後半部のリヤフレーム部と、に分割し
てなる電動三輪車のフレーム構造において、 前記左右の
フレームパイプの後部に車体幅方向に軸心を有する連結
バーをそれぞれ取り付けると共に、前記左右のサイドフ
レームに、前記連結バーの周面に引っ掛けて回動可能に
係合する切欠部を形成したホルダブラケットをそれぞれ
設け、 前記クロスメンバの幅方向略中央位置で立設した
ホルダパイプの上部に上下方向に回動自在にシートロッ
クカムを設けると共に、前記ホルダパイプに装着される
シートに前記シートロックカムに係合するシートロック
アームを設け、 また、前記シートロックカムに、前記シ
ートロックカムの回動中心より離れた位置にロックアー
ムの基部を軸着させると共に、前記ホルダパイプの車両
後方であって前記メンバパイプの幅方向略中央位置に前
記ロックアームの先端と係合するフック状ブラケットを
設け、 前記ホルダパイプと前記シートとの着脱により、
前記シートロックカムに前記シートロックアームを係合
離脱させると共に前記ロックアームと前記フック状ブラ
ケットとを係合離脱させたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記の構成とすることによって、電動
三輪車を組み付ける場合、ホルダパイプ上部のロックア
ームを把持して前半部のメインフレーム部を吊上げ、後
半部のリヤフレーム部の前部位置に降ろして配置させ
る。このとき、連結バーをリヤフレーム部のホルダブラ
ケットの切欠部に係合させ、ロックアームとフック状ブ
ラケットとを係合可能にさせておく。次に、シートをホ
ルダパイプに装着する。これにより、シートロックアー
ムがシートロックカムを下方に押圧してシートロックカ
ムを変位させると、ロックアームが緊張してフック状ブ
ラケットと係合する。結果、電動三輪車の組み付けが終
了する。 電動三輪車を分離する場合、シートを引き上げ
ることによってシートロックカムが移動してロックアー
ムが緩む。その後、ロックアームをフック状ブラケット
からはずすことで二分される。
三輪車を組み付ける場合、ホルダパイプ上部のロックア
ームを把持して前半部のメインフレーム部を吊上げ、後
半部のリヤフレーム部の前部位置に降ろして配置させ
る。このとき、連結バーをリヤフレーム部のホルダブラ
ケットの切欠部に係合させ、ロックアームとフック状ブ
ラケットとを係合可能にさせておく。次に、シートをホ
ルダパイプに装着する。これにより、シートロックアー
ムがシートロックカムを下方に押圧してシートロックカ
ムを変位させると、ロックアームが緊張してフック状ブ
ラケットと係合する。結果、電動三輪車の組み付けが終
了する。 電動三輪車を分離する場合、シートを引き上げ
ることによってシートロックカムが移動してロックアー
ムが緩む。その後、ロックアームをフック状ブラケット
からはずすことで二分される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図11、図12に示すように、電動三輪車1
8は後述のメインフレーム部28aとリヤフレーム部2
8bとで構成され、メインフレーム部28aにはフロア
カバー19が被覆されステアリングシャフト20が立設
されている。前輪21はフロントフォーク(図示略)を
介してステアリングシャフト20と連結されている。ス
テアリングシャフト2O上部にはコントロールボックス
22を設けたハンドルバー23が連設されている。ま
た、フロアカバー19の後部にはバッテリ24が積載さ
れこの上方にシー卜25が着脱可能に設けられている。
一方、後輪26はリヤフレーム部28bの車体両側に配
設され、リヤカバー27内に収容されたモータ(図示
略)で駆動される。乗員の運転姿勢はフロアカバー19
に足を乗せてシート25に座ったとき、ハンドルバー2
3へ手が届くようにされている。そして、コントロール
ボックス22に設けられている種々のスイッチレバー類
を操作し、ハンドルバー23を動かすことによって運転
することができる。
説明する。図11、図12に示すように、電動三輪車1
8は後述のメインフレーム部28aとリヤフレーム部2
8bとで構成され、メインフレーム部28aにはフロア
カバー19が被覆されステアリングシャフト20が立設
されている。前輪21はフロントフォーク(図示略)を
介してステアリングシャフト20と連結されている。ス
テアリングシャフト2O上部にはコントロールボックス
22を設けたハンドルバー23が連設されている。ま
た、フロアカバー19の後部にはバッテリ24が積載さ
れこの上方にシー卜25が着脱可能に設けられている。
一方、後輪26はリヤフレーム部28bの車体両側に配
設され、リヤカバー27内に収容されたモータ(図示
略)で駆動される。乗員の運転姿勢はフロアカバー19
に足を乗せてシート25に座ったとき、ハンドルバー2
3へ手が届くようにされている。そして、コントロール
ボックス22に設けられている種々のスイッチレバー類
を操作し、ハンドルバー23を動かすことによって運転
することができる。
【0010】次に、電動三輪車18の分割構造について
説明する。図13、図14に示すように、本実施例では
シート25、バッテリ24が車体から分離され、車体フ
レーム28はメインフレーム部(フロア部)28aとリ
ヤフレーム部(駆動部)28bとに分解される。このよ
うに4分割することで1個あたりの大きさ、重量を扱い
易くしている(バッテリが2個積載されていても1分割
とする。)。そして、メインフレーム部28aの後部両
側および立設したホルダパイプ29の上部が、リヤフレ
ーム部28bの前部と係合する構造にされ、また、ステ
アリングシャフト20の基部には角度変更機構30が設
けられ、後方に倒してメインフレーム部28a上に折り
畳めるようにされている。また、リヤフレーム部28b
の後部に取付けた転倒防止棒31は、メインフレーム部
28aの後部を上方に持ち上げて(a矢印方向)リヤフ
レーム部28bとの係合を外したときにリヤフレーム部
28bがある程度の角度をもって静止するようにされて
いる。
説明する。図13、図14に示すように、本実施例では
シート25、バッテリ24が車体から分離され、車体フ
レーム28はメインフレーム部(フロア部)28aとリ
ヤフレーム部(駆動部)28bとに分解される。このよ
うに4分割することで1個あたりの大きさ、重量を扱い
易くしている(バッテリが2個積載されていても1分割
とする。)。そして、メインフレーム部28aの後部両
側および立設したホルダパイプ29の上部が、リヤフレ
ーム部28bの前部と係合する構造にされ、また、ステ
アリングシャフト20の基部には角度変更機構30が設
けられ、後方に倒してメインフレーム部28a上に折り
畳めるようにされている。また、リヤフレーム部28b
の後部に取付けた転倒防止棒31は、メインフレーム部
28aの後部を上方に持ち上げて(a矢印方向)リヤフ
レーム部28bとの係合を外したときにリヤフレーム部
28bがある程度の角度をもって静止するようにされて
いる。
【0011】次に、メインフレーム部28a とリヤフレー
ム部28b とについて説明する。図1に示すように、メイ
ンフレーム部28a はその両側にフレームパイプ32が配設
され後部にクロスメンバ33が直交して設けられている。
クロスメンバ33の中央部にはホルダパイプ29が立設さ
れ、ホルダパイプ29の上部にはシート25およびリヤフレ
ーム部28b を連接するための嵌合部bが設けられてい
る。ここに矩形枠状のロックアーム34が取付けられてい
る。また、フレームパイプ32の後部には溝35a を有する
連結バー35が外側に車体幅方向に突設されている。
ム部28b とについて説明する。図1に示すように、メイ
ンフレーム部28a はその両側にフレームパイプ32が配設
され後部にクロスメンバ33が直交して設けられている。
クロスメンバ33の中央部にはホルダパイプ29が立設さ
れ、ホルダパイプ29の上部にはシート25およびリヤフレ
ーム部28b を連接するための嵌合部bが設けられてい
る。ここに矩形枠状のロックアーム34が取付けられてい
る。また、フレームパイプ32の後部には溝35a を有する
連結バー35が外側に車体幅方向に突設されている。
【0012】一方、リヤフレーム部28bは図1、図2
および図7に示すように、両側にサイドフレーム36が
設けられ、これらと連結するメンバパイプ37が中間部
に貫通して溶接固定されており、リヤカバー27はサイ
ドフレーム36に設けられた台座38に固定されてい
る。また、後輪26と連結したアクスルシャフト39を
回転させるギヤケース40は、これに連接したスイング
アーム41によってサイドフレーム36の下部に形成し
た孔36aに回動可能に取付けられ、両サイドフレーム
36の上部に形成した孔36bにギヤケース40に回動
可能に下端を取付けたリヤクッションユニット42の上
端が回動可能に取付けられてギヤケース40を支持して
いる。そして、メンバパイプ37の中央前方向きに嵌合
受部cが設けられ、サイドフレーム36の下端には、メ
インフレーム部28aの連結バー36の溝36aに係合
する上向きに開口した切欠き部43aを形成したホルダ
ブラケット43が固着されている。
および図7に示すように、両側にサイドフレーム36が
設けられ、これらと連結するメンバパイプ37が中間部
に貫通して溶接固定されており、リヤカバー27はサイ
ドフレーム36に設けられた台座38に固定されてい
る。また、後輪26と連結したアクスルシャフト39を
回転させるギヤケース40は、これに連接したスイング
アーム41によってサイドフレーム36の下部に形成し
た孔36aに回動可能に取付けられ、両サイドフレーム
36の上部に形成した孔36bにギヤケース40に回動
可能に下端を取付けたリヤクッションユニット42の上
端が回動可能に取付けられてギヤケース40を支持して
いる。そして、メンバパイプ37の中央前方向きに嵌合
受部cが設けられ、サイドフレーム36の下端には、メ
インフレーム部28aの連結バー36の溝36aに係合
する上向きに開口した切欠き部43aを形成したホルダ
ブラケット43が固着されている。
【0013】次に、本発明の連結機構の要部である嵌合
部bおよび係止部cを説明する。なお、連結バー35とこ
れに係合するホルダブラケット43とは上述してあるので
説明を略す。
部bおよび係止部cを説明する。なお、連結バー35とこ
れに係合するホルダブラケット43とは上述してあるので
説明を略す。
【0014】嵌合部bは図2ないし図5に示すように、
ホルダパイプ29の上部に設けられており、この上端の
切り口は斜めに切断されている。上部の前側周面にはコ
字状のブラケット44が固着され、シャフト45を貫通
する孔44aが開けられている。シャフト45は両側に
溝45aを有しEリング46によって抜け落ちを防いで
いる。また、シャフト45には両側に凹状の受部47a
および孔47b,47cを有するロックカム47が回動
自在に設けられ、ロックカム47の孔47bには前述し
た対向端部を有する矩形枠状のロックアーム34が回動
自在に取付けられている。ロックアーム34はホルダパ
イプ29を充分に跨ぐ大きさにされ、ロックアーム34
の対向端部にも溝48が切られEリング46によって抜
け落ちを防いでいる。
ホルダパイプ29の上部に設けられており、この上端の
切り口は斜めに切断されている。上部の前側周面にはコ
字状のブラケット44が固着され、シャフト45を貫通
する孔44aが開けられている。シャフト45は両側に
溝45aを有しEリング46によって抜け落ちを防いで
いる。また、シャフト45には両側に凹状の受部47a
および孔47b,47cを有するロックカム47が回動
自在に設けられ、ロックカム47の孔47bには前述し
た対向端部を有する矩形枠状のロックアーム34が回動
自在に取付けられている。ロックアーム34はホルダパ
イプ29を充分に跨ぐ大きさにされ、ロックアーム34
の対向端部にも溝48が切られEリング46によって抜
け落ちを防いでいる。
【0015】係止部cは図6、図7に示すように、メン
バパイプ37の中央部に位置されており、メンバパイプ37
の上下部を挟んで前部に固着され、ホルダパイプ29の外
周に沿う曲面49a を前部に形成した凹状ブラケット49
と、凹状ブラケット49の上面に固定したフック状のブラ
ケット50とからなっている。曲面49a にはクッション材
51が貼られている。また、フック状のブラケット50には
前後に長い長孔50a が形成され、ねじ52で締め付けると
き前後位置が調整出来るようになっている。
バパイプ37の中央部に位置されており、メンバパイプ37
の上下部を挟んで前部に固着され、ホルダパイプ29の外
周に沿う曲面49a を前部に形成した凹状ブラケット49
と、凹状ブラケット49の上面に固定したフック状のブラ
ケット50とからなっている。曲面49a にはクッション材
51が貼られている。また、フック状のブラケット50には
前後に長い長孔50a が形成され、ねじ52で締め付けると
き前後位置が調整出来るようになっている。
【0016】次に、嵌合部b上部に接続されるシート2
5の取付け機構について説明する。シート座部53の下
部には連結部dが設けられており、下端を斜めに切断し
たシートパイプ54と、シートパイプ54の外周前部に
斜め下方に向けて固着した枠状のシートロックアーム5
5と、ホルダパイプ29に嵌合するインナーパイプ56
とから構成されている。
5の取付け機構について説明する。シート座部53の下
部には連結部dが設けられており、下端を斜めに切断し
たシートパイプ54と、シートパイプ54の外周前部に
斜め下方に向けて固着した枠状のシートロックアーム5
5と、ホルダパイプ29に嵌合するインナーパイプ56
とから構成されている。
【0017】次に、本発明の連結機構の作用を説明す
る。車体フレーム28が一体となった連結状態のとき、
図2、図3に示すように、ホルダブラケット43の切欠
き部43aはメインフレーム部28aの連結バー35に
有する溝35aに係合され、凹状ブラケット49はホル
ダパイプ29の周面に当接し、当接面は荷重によって圧
接されている。また、ロックアーム34はフック状ブラ
ケット50に係合し、シートロックアーム55はロック
カム47の受部47aに係合しており、シートパイプ5
4はホルダパイプ29に嵌着されている。そして、ロッ
クカム47が下方に倒れることにより図10に示すよう
に、ロックアーム34が緊張して間隔eが短絡されてフ
ック状プラケツ卜50を引っぱっている。また、シート
ロックアーム55はロックカム47を下方に押圧して動
かないように固定することになる。なお、シートパイプ
54およびホルダパイプ29の切り口が斜めになってい
るのでシート25の回転方向の位置決めが簡単にできる
ことは勿論である。
る。車体フレーム28が一体となった連結状態のとき、
図2、図3に示すように、ホルダブラケット43の切欠
き部43aはメインフレーム部28aの連結バー35に
有する溝35aに係合され、凹状ブラケット49はホル
ダパイプ29の周面に当接し、当接面は荷重によって圧
接されている。また、ロックアーム34はフック状ブラ
ケット50に係合し、シートロックアーム55はロック
カム47の受部47aに係合しており、シートパイプ5
4はホルダパイプ29に嵌着されている。そして、ロッ
クカム47が下方に倒れることにより図10に示すよう
に、ロックアーム34が緊張して間隔eが短絡されてフ
ック状プラケツ卜50を引っぱっている。また、シート
ロックアーム55はロックカム47を下方に押圧して動
かないように固定することになる。なお、シートパイプ
54およびホルダパイプ29の切り口が斜めになってい
るのでシート25の回転方向の位置決めが簡単にできる
ことは勿論である。
【0018】車体フレーム28を分解する場合、先ず、
バッテリ24を取り外す。次に、シート25を持ち上げ
ると、必然的にシートロックアーム55を上方に引くこ
とになり、ロックカム47を引き起こすことができる。
このときは、ロックアーム34とフック状ブラケット5
0とは係合が維持されている。したがって、シート25
を所定の位置に置いてからロックアーム34の係合を外
すことができる。さらに、ロックアーム34を把持して
持ち上げれば、連結バー35とホルダブラケット43と
が外れリヤフレーム部28bは後方に回転し転倒防止棒
31によって斜め前方に向いて停止する。なお、リヤフ
レーム部28bが後方に傾倒するときメインフレーム部
28aを持ち上げる補助を行い、少ない力で分解が可能
となる。その後、順次にこれら分割したものを乗用車等
に積載して運搬することができる。
バッテリ24を取り外す。次に、シート25を持ち上げ
ると、必然的にシートロックアーム55を上方に引くこ
とになり、ロックカム47を引き起こすことができる。
このときは、ロックアーム34とフック状ブラケット5
0とは係合が維持されている。したがって、シート25
を所定の位置に置いてからロックアーム34の係合を外
すことができる。さらに、ロックアーム34を把持して
持ち上げれば、連結バー35とホルダブラケット43と
が外れリヤフレーム部28bは後方に回転し転倒防止棒
31によって斜め前方に向いて停止する。なお、リヤフ
レーム部28bが後方に傾倒するときメインフレーム部
28aを持ち上げる補助を行い、少ない力で分解が可能
となる。その後、順次にこれら分割したものを乗用車等
に積載して運搬することができる。
【0019】次に、車体フレーム28を組み付ける場合
を説明する。手順は分解する場合の逆であるので要点を
述べる。メインフレーム部28aとリヤフレーム部28
bとを対向させて並べ、メインフレーム部28aのロッ
クアーム34を把持して後部を吊り上げ、連結バー35
をホルダブラケット43に嵌合させる。そして、車体後
部を降ろしていくと位置決めが成され、メインフレーム
部28aの重量でリヤフレーム部28bが回転し、凹状
ブラケット49がホルダパイプ29に当接する。このと
きロックアーム34をフック状ブラケット50に係合さ
せ、シート25を設置する。シート25を設置すると
き、シートロックアーム55はロックカム47を下方に
押圧して倒すことで組み立ては完了する。なお、シート
25を外さないとロックアーム34を動かすことができ
ず、走行中、乗車中ではロック解除が出来ないようにさ
れている。
を説明する。手順は分解する場合の逆であるので要点を
述べる。メインフレーム部28aとリヤフレーム部28
bとを対向させて並べ、メインフレーム部28aのロッ
クアーム34を把持して後部を吊り上げ、連結バー35
をホルダブラケット43に嵌合させる。そして、車体後
部を降ろしていくと位置決めが成され、メインフレーム
部28aの重量でリヤフレーム部28bが回転し、凹状
ブラケット49がホルダパイプ29に当接する。このと
きロックアーム34をフック状ブラケット50に係合さ
せ、シート25を設置する。シート25を設置すると
き、シートロックアーム55はロックカム47を下方に
押圧して倒すことで組み立ては完了する。なお、シート
25を外さないとロックアーム34を動かすことができ
ず、走行中、乗車中ではロック解除が出来ないようにさ
れている。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、車体フレームを一体化するため、メインフレ
ーム部とリヤフレーム部との接続部を向かい合わせると
き、メインフレーム部全体を持ち上げて向きを合わせる
必要がなく、メインフレーム部の後部だけを持ち上げる
ので非力な人でも組み立て・分解作業を行うことができ
る。また、シートを装着したことによりメインフレーム
部とリヤフレーム部との係合がロックされ、フレーム構
造の信頼性が得られる。また、構成する部品は特に高精
度を要求するものはなくコストを安くすることができ
る。そして、これら連結用部品のスペースは空き空間を
利用しているので省スペースであり、位置決めの簡単な
三点で支持され作業が簡単である。また、車体フレーム
が小さく分割できるので乗用車等への積載が可能となっ
た。
あるから、車体フレームを一体化するため、メインフレ
ーム部とリヤフレーム部との接続部を向かい合わせると
き、メインフレーム部全体を持ち上げて向きを合わせる
必要がなく、メインフレーム部の後部だけを持ち上げる
ので非力な人でも組み立て・分解作業を行うことができ
る。また、シートを装着したことによりメインフレーム
部とリヤフレーム部との係合がロックされ、フレーム構
造の信頼性が得られる。また、構成する部品は特に高精
度を要求するものはなくコストを安くすることができ
る。そして、これら連結用部品のスペースは空き空間を
利用しているので省スペースであり、位置決めの簡単な
三点で支持され作業が簡単である。また、車体フレーム
が小さく分割できるので乗用車等への積載が可能となっ
た。
【図1】本発明による実施例の電動三輪車の車体フレー
ムの分解斜視図である。
ムの分解斜視図である。
【図2】図1に示す車体フレームの一体化構造を示す側
面図である。
面図である。
【図3】図2に示す車体フレームの一体化構造の要部で
ある連結部の側面図である。
ある連結部の側面図である。
【図4】図3に示す連結部の分離状態を示す側面図であ
る。
る。
【図5】図1に示すメインフレーム部の連結部の展開図
である。
である。
【図6】図1に示すリヤフレーム部の連結部の要部展開
図である。
図である。
【図7】図1に示すリヤフレーム部の連結部の斜視図で
ある。
ある。
【図8】実施例のシート部分の斜視図である。
【図9】実施例のシート部分の連結部の斜視図である。
【図10】実施例のメインフレーム部に設けたロックア
ームのリンク機構を示す模式図である。
ームのリンク機構を示す模式図である。
【図11】本発明による実施例の電動三輪車の斜視図で
ある。
ある。
【図12】図11に示す電動三輪車の側面図である。
【図13】図11に示す電動三輪車の分割部分の説明図
である。
である。
【図14】図12に示す電動三輪車の車体フレームの連
結部の分離状態を示す側面図である。
結部の分離状態を示す側面図である。
【図15】従来の電動三輪車の車体フレームの斜視図で
ある。
ある。
【図16】図15に示す車体フレームの連結部の結合行
程の説明図である。
程の説明図である。
【符号の説明】 25 シート 28 車体フレーム 28a メインフレーム部 28b リヤフレーム部 29 ホルダパイプ 31 転倒防止棒 34 ロックアーム 35 連結バー 37 メンバパイプ 43 ホルダブラケット 43a 切欠き部 49 凹状ブラケット
Claims (1)
- 【請求項1】 左右のフレームパイプと、該左右のフレ
ームパイプ間の後部を連結したクロスメンバと、足乗せ
のフロアカバーと、下部に前輪を、上部にハンドルバー
を設けたステアリングシャフトとを備えた前半部のメイ
ンフレーム部と、 左右のサイドフレームと、該左右のサイドフレーム間を
連結したメンバパイプと、モータによって駆動される左
右の後輪とを備えた後半部のリヤフレーム部と、に分割
してなる電動三輪車のフレーム構造において、 前記左右のフレームパイプの後部に車体幅方向に軸心を
有する連結バーをそれぞれ取り付けると共に、前記左右
のサイドフレームに、前記連結バーの周面に引っ掛けて
回動可能に係合する切欠部を形成したホルダブラケット
をそれぞれ設け、 前記クロスメンバの幅方向略中央位置で立設したホルダ
パイプの上部に上下方向に回動自在にシートロックカム
を設けると共に、前記ホルダパイプに装着されるシート
に前記シートロックカムに係合するシートロックアーム
を設け、 また、前記シートロックカムに、前記シートロックカム
の回動中心より離れた位置にロックアームの基部を軸着
させると共に、前記ホルダパイプの車両後方であって前
記メンバパイプの幅方向略中央位置に前記ロックアーム
の先端と係合するフック状ブラケットを設け、 前記ホルダパイプと前記シートとの着脱により、前記シ
ートロックカムに前記シートロックアームを係合離脱さ
せると共に前記ロックアームと前記フック状ブラケット
とを係合離脱させた ことを特徴とする電動三輪車のフレ
ーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3126822A JP2964699B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 電動三輪車のフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3126822A JP2964699B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 電動三輪車のフレーム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04328085A JPH04328085A (ja) | 1992-11-17 |
JP2964699B2 true JP2964699B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=14944801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3126822A Expired - Fee Related JP2964699B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 電動三輪車のフレーム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2964699B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6141161B2 (ja) | 2013-09-25 | 2017-06-07 | 株式会社クボタ | 走行車両 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP3126822A patent/JP2964699B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04328085A (ja) | 1992-11-17 |
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