JP2963154B2 - バインダー型キャリア - Google Patents

バインダー型キャリア

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷等にお
いて使用する二成分現像剤用バインダー型キャリアに関
する。
従来技術および課題 前記写真現像剤用キャリアとしては、種々のものが開
発され、改良が重ねられている。
例えば酸化鉄粉等の導電性キャリアは、ソリッド現像
性に優れているものの階調性に劣り、一方、コート系の
絶縁性キャリアは、階調性には優れているものの、ソリ
ッド再現性に劣るという欠点を有している。
これらの欠点を改良するため、フェライト、磁性粉等
の微粒子を結着樹脂中に分散したバインダー型キャリア
が提案され実用化されている。
しかし、磁性粉は無機物質であり、結着樹脂は有機物
質であるという本質的相違から、磁性粉と結着樹脂の密
着性、接着性が悪く、現像剤撹拌中のキャリア同士ある
いはトナーとの衝突、摩擦等により、磁性粉が結着樹脂
から脱離しやすく、その結果、現像剤の荷電性が一定せ
ず、不安定であり、トナー帯電量不良、不均一が生じ、
トナー飛散、カブリ、トナー汚染等の問題が生じやす
い。
また、耐環境安定性にも悪影響を及ぼし、湿度変化に
より、帯電性が変化し、上記と同様なトナー帯電良不
良、トナー飛散、カブリ等の問題が生じる。
湿度に対する環境安定性改善に対しては、ポリプロピ
レン又はポリエチレン系の無極性樹脂を必須成分とする
結着樹脂中に磁性粉を分散したバインダーキャリアが提
案されているものの(例えば、特開昭63−58360号公
報、特開昭63−182667号公報、特開平1−204071号公報
等)、磁性粉とポリプロピレン又はポリエチレン系樹脂
との結着力が劣り、現像器内の混合、撹拌による磁性粉
の脱離により帯電量が変化し、上記と同様の問題が生
じ、またポリプロピレン系樹脂又はポリエチレン樹脂は
ワックス領域の低分子量のものが使用されているため、
現像剤の凝集等が生じ、現像剤等寿命に劣るという問題
も有する。
発明が解決しようとする課題 本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、磁性
粉と結着樹脂との結着性に優れ、かつ湿度変化の激しい
環境下でも帯電安定性に優れ、凝集、トナー飛散、カブ
リ等の生じない耐久性に優れたバインダー型キャリアを
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 すなわち、本発明は磁性粉表面上で直接重合形成した
ポリオレフィン系樹脂層を表面に有する磁性粉を結着樹
脂中に分散してなるバインダー型キャリアに関する。
本発明に使用する磁性粉は、磁性粉の表面を重合触媒
で処理し、オレフィン系モノマーを磁性粉表面上で直接
重合することにより、磁性粉表面をポリオレフィン系樹
脂で被覆した構成である。
このようなポリオレフィン系樹脂被覆層は、磁性粉の
表面上で直接重合されているので、密着性および結着性
が非常に優れており、容易に磁性体から剥離することは
ない。そして、このようなポリオレフィン系樹脂被覆層
は、有機樹脂層であり、そのためかかる樹脂層を有する
磁性粉は結着樹脂への分散性に極めて優れている。その
結果、キャリアの帯電特性および磁気力が一定に保た
れ、トナー飛散、カブリ等が発生しない。
さらに、本発明により形成されるポリオレフィン系樹
脂は高分子量であり、そのため、低分子量ポリオレフィ
ンを使用した場合に問題となる凝集という問題も生じな
い。さらに、本発明のキャリアは結着樹脂中にポリオレ
フィン系樹脂で被覆された磁性粉が分散されているた
め、環境安定性(高温時)に特に優れている。
本発明に使用される磁性粉は、平均粒系が0.01〜2μ
m程度のもので、従来、バインダー型キャリアに使用さ
れている種類のもの、例えば、フェライト、マグネタイ
ト、鉄、ニッケル、コバルト等の金属、これらの金属と
亜鉛、アンチモン、アルミニウム、鉛、スズ、ビスマ
ス、ベリリウム、マンガン、セレン、タングステン、ジ
ルコニウム、バナジウム等の金属との合金あるいは混合
物、酸化鉄、酸化チタン、酸化マグネシウム等の金属酸
化物、窒化クロム、窒化バナジウム等の窒化物、炭化ケ
イ素、炭化タングステン等の炭化物との混合物および強
靭性フェライト、ならびにこれらの混合物等を適用する
ことができる。
本発明においては、上記、磁性粉表面上に、ポリオレ
フィン系樹脂被覆層を磁性粉に対する重量換算で、ポリ
オレフィン系樹脂が30〜0.1wt%、好ましくは20〜1wt
%、より好ましくは10〜3wt%となる程度に形成する。
樹脂被覆層の割合が0.1wt%より少ないと、耐環境性が
損なわれ、30wt%より多いと、樹脂比率が多くなるため
高磁化が保てなくなる。
ポリオレフィン系樹脂被覆層は、磁性粉の表面を重合
触媒で処理し、オレフィン系モノマーを該表面上に直接
重合して形成することができ、例えば、特開昭60−1068
08号公報に記載の方法が適している。該公報を本明細書
の一部として、ここに引用する。すなわち、ポリオレフ
ィン被覆層はチタンおよび/またはジルコニウムを含
有するとともに、炭化水素溶媒に可溶な高活性触媒成分
と磁性粉とを予め接触処理して得られる生成物および
有機アルミニウム化合物を用い、該磁性粉の表面にエ
チレン、プロピレン等のオレフィンモノマーを重合させ
て形成することができる。
このポリオレフィン形成方法は、磁性粉の表面上に直
接ポリオレフィン被覆層を形成するので得られる膜は強
度、耐久性に優れたものとなる。特に、ポリオレフィン
の重合平均分子量が5.0×103〜5.0×105、好ましくは、
1.0×104〜4.5×105、より好ましくは5.0×104〜4.0×1
05であるとき、樹脂の強度、キャリアとの密着性に優れ
たポリオレフィン系樹脂層とすることができる。
分子量が5×103を下回ると、得られるバインダー型
キャリアは耐熱性や混合撹拌による耐久性に劣ったもの
となり、また5×105より大きいと磁性粉との結着力に
問題が生じる。
ポリオレフィン系樹脂層と磁性粉との接着性をより高
めるために、重合初期は分子量が低くなるような条件で
行なうことが有効である。
本発明のバインダー型キャリアは、上記磁性粉と熱可
塑性樹脂、その他必要な添加剤等の所定量からなる組成
物を混合、混練した後、粉砕する粉砕法、または、それ
らの組成物の溶融物を噴霧冷却する方法等の従来の公知
の方法で製造することができ、組成物の各成分の量は、
従来、適用されている例によればよい。
なお、磁性粉上にオレフィンが直接重合されたかどう
かは、その表面状態を電子顕微鏡で観察し、表面状態が
平滑ではなく、重合によって成長した凸部が存在するこ
とによって確認できる。
最終的に得られるバインダー型キャリアは、その大き
さが平均粒径20〜100μmのものが一般的に使用される
が、現像方式等に応じて適宜設定される。一般的に、キ
ャリア粒径が20μmより小さいとキャリア自身が現像さ
れてしまう等の問題があり、また、100μmより大きい
と画質が荒くなるという問題がある。
また、電気抵抗の面からは、108〜1014Ω・cmを示す
ことが好ましい。その値が108Ω・cmを下回るとキャリ
ア現像が生じ、画質が低下する。また、1014Ω・cmより
大きいと、エッジ効果が大きく、黒ベタ画像が均一性に
欠けたものとなる。
以上のようにして得られる本発明のバインダー型キャ
リアは、既に公知のトナーと混合した二成分系現像とし
て使用される。
以下、実施例を挙げて本発明を説明する。
キャリア製造例I (1)チタン含有触媒成分の調整 アルゴン置換した内容積500mlのフラスコに、室温に
て脱水n−ヘプタン200ml及びあらかじめ120℃で減圧
(2mmHg)脱水したステアリン酸マグネシウム15g(25ミ
リモル)を入れスラリー化する。撹拌下に四塩化チタン
0.44g(2.3ミリモル)を滴下後昇温を開始し、還流下に
て1時間反応させ、粘性を有する透明なチタン含有触媒
成分の溶液を得た。
(2)チタン含有触媒成分の活性評価 アルゴン置換した内容積1のオートクレーブに脱水
ヘキサン400ml,トリエチルアルミニウム0.8ミリモル,
ジエチルアルミニウムクロリド0.8ミリモルおよび上記
(1)で得られたチタン含有触媒成分をチタン原子とし
て0.004ミリモルを採取して投入し、90℃に昇温した。
この時、系内圧は1.5kg/cm2Gであった。次いで水素を供
給し、5.5kg/cm2Gに昇圧した後、全圧が9.5kg/cm2Gに保
たれるようにエチレンを連続的に供給し、1時間重合を
行い70gのポリマーを得た。重合活性は、365kg/g・Ti・
Hrであり、得られたポリマーのMFR(190℃,2.16kg)は4
0であった。
(3)チタン含有触媒成分と充填剤の反応およびエチレ
ンの重合 アルゴン置換した内容積1のオートクレーブに室温
にて脱水ヘキサン500mlおよび200℃で3Hr減圧(2mmHg)
乾燥したマグネタイトト粉(EPT−1000:戸田工業社製)
(平均粒径:0.5μm)150gを入れ、撹拌を開始した。次
いで40℃まで昇温し、上記(1)のチタン含有触媒成分
をチタン原子として0.05ミリモル添加、約1時間反応を
行った。その後、ジエチルアルミニウムクロリド5.0ミ
リモルを添加し、30分間反応させたあと、トリエチルア
ルミニウム7.5ミリモルを添加し、90℃に昇温した。こ
の時の系内圧は1.5kg/cm2Gであった。次いで水素を供給
し、2kg/cm2Gに昇温した後、全圧を6kg/cm2Gに保つよう
にエチレンを連続的に供給しながら55分間重合を行い全
量215gの均一に黒色を呈したマグネタイト含有ポリエチ
レン組成物を得た。
なおこの組成物から数点をサンプリングしTGA(熱天
秤)によりマグネタイト含量を測定したところ、すべて
の点において70±0.1wt%と良好な均一性を示した。
上記のマグネタイト含有ポリエチレン組成物を加圧ニ
ーダーで混練後、170℃に的ち溶融状態のままスプレー
ドライヤーを用いて噴霧冷却・分級し、平均粒径50μm
のバインダー型キャリア(I)を得た。
キャリア製造例(II) アルゴン置換した内容積1のオートクレーブにキャ
リア製造例(I)の(3)と同様にして、Zn系フェライ
ト微粒子(最大磁化:72emu/g、HC:110、体積抵抗値:3×
108Ω・cm)500gに対してキャリア製造例(I)の
(1)で調製したチタン含有触媒成分をチタン原子とし
て0.01ミリモルを添加し、1時間反応を行った。その
後、ジエチルアルミニウムクロリド1.0ミリモルを添加
し、30分間反応させたあと、トリエチルアルミニウム1.
5ミリモルを添加し、90℃に昇温した。この時の系内圧
は1.5kg/cm2Gであった。次いで水素を供給し、2kg/cm2G
に昇圧した後、系内に7gのエチレンを供給し30分間重合
した(エチレン供給量は、ボンベ重量を計測することに
より確認)この時、系内圧は、4.7kg/cm2Gから2.5kg/cm
2Gへと低下した。得られたZn系フェライト組成物は均一
に黒色を呈しており、数点をサンプリングしTGA(熱天
秤)によりZn系フェライト微粒子含量を測定したとこ
ろ、いづれの点においても99.0±0.1wt%と良好な均一
性を示した。
・ポリエチレン樹脂 100重量部 (平均分子量(▲▼)1×104) ・カーボンブラック 1.5重量部 (Ketchen black EC;ライオンアクゾ社製) ・上記Zn系フェライト組成物 800重量部 上記材料をヘンシェルミキサーで混合し、加圧ニーダ
ーで混練後170℃に保ち、溶融状態のままスプレードラ
イヤーを用いて噴霧冷却、分級して平均粒径80μmのバ
インダー型キャリア(II)を得た。
キャリア製造例(III) アルゴン置換した内容積1のオートクレーブにキャ
リア製造例(I)の(3)と同様にして、Zn系フェライ
ト微粒子(最大磁化:72emu/g、HC:110、体積抵抗値:3×
108Ω・cm)500gに対してキャリア製造例(I)の
(1)で調製したチタン含有触媒成分をチタン原子とし
て0.06ミリモルを添加し、1時間反応を行った。その
後、ジエチルアルミニウムクロリド6.0ミリモルを添加
し、30分間反応させたあと、トリエチルアルミニウム1.
5ミリモルを添加し、90℃に昇温した。この時の系内圧
は1.5kg/cm2Gであった。次いで水素を供給し、2kg/cm2G
に昇温した後、全圧を6kg/cm2Gに保つようエチレンを連
続的に供給しながら70分間重合を行い全量565gのZn系フ
ェライト含有ポリエチレン組成物を得た。得られたZn系
フェライト組成物は均一に黒色を呈しており、数点をサ
ンプリングしTGA(熱天秤)によりZn系フェライト微粒
子含量を測定したところ、いづれの点においても90±0.
1wt%と良好な均一性を示した。
・ポリエステル樹脂 100重量部 軟化点:120℃、ガラス転移点62℃ ・シリカ アロエジル#200;日本アエロジル社製 ・上記Znフェライトポリエチレン組成物 600重量部 上記材料をヘンシェルミキサーで混合し、加圧ニーダ
ーで混練後、ジェットミルで微粉砕したのち、分級機を
用いて分級し、平均粒径40μmのバインダー型キャリア
IIIを得た。
キャリア製造例(IV) ・ポリエチレンワックス 100重量部 (密度(20℃):0.93、重量平均分子量:2000、軟化点
107℃) ・磁性粉 500重量部 (戸田工業社製:EPT−1000) ・シリカ 1.5重量部 (日本アエロジル社製;アロエジル#200) 上記材料をヘンシェルミキサーに依り充分混合し、加
圧ニーダーで溶融混練し、さらにターボミル及び分級を
用いて粉砕・分級を行ない平均粒径80μmのバインダー
型キャリア(IV)を得た。
キャリア製造例(V) ・スチレン・アクリル共重合樹脂 100重量部 軟化点:125℃;ガラス転移点:60℃ ・シリカ 1重量部 アロエジル#200:日本アエロジル社製 ・磁性粉 500重量部 (戸田工業社製:EPT−1000) 上記材料をヘンシェルミキサーに依り充分混合し、加
圧ニーダーで溶融混練し、さらにターボミル及び分級機
を用いて、粉砕・分級を行ない、平均粒径50μmのバイ
ンダー型キャリア(V)を得た。
製造例I〜Vで得られたバインダー型キャリアの平均
粒径、電気抵抗をまとめて表1に示した。
なお、平均粒径の測定はSALD1000(島津製作所)によ
った。
電気抵抗は、金属性の円形電極上に厚さ1mm、直径50m
mとなるように試料を置き、質量895.4g、直径20mmの電
極、内径38mm、外径42mmのガード電極を載せ、500Vの直
流電圧印加時の1分後の電流値を読み取り、試料の体積
固有抵抗ρ値換算した。測定環境は温度25±1℃、相対
湿度55±5%であり、測定し5回繰り返し、その平均を
取った。
トナーの製造例1[(−)帯電性トナー(トナーA)]成 分 重量部 ・ポリエステル樹脂 100 (軟化点、130℃;ガラス転移点、60℃) AV25、OHV38) ・カーボンブラック 8 (三菱化成社製、MA#8) ・染料 3 (保土ケ谷化学工業社製、スピロンブラックTRH) 上記材料をボールミルで充分混合した後、14℃に加熱
した3本ロール上に混練した。混練物を放置冷却後、フ
ェザーミルを用い粗粉砕し、さらにジェットミルで微粉
砕した。つぎに、風力分級し、平均粒径10μmの微粉末
を得た(トナーA)。
トナーの製造例2[(+)帯電性トナー(トナーA)] つぎの組成によりトナーの製造例1と同様の方法を用
いて平均粒径10μmトナーBを製造した。成 分 重量部 ・スチレン−n−ブチル共重合樹脂 100 (軟化点、132℃;ガラス転移点、60℃) ・カーボンブラック 5 (三菱化成社製、MA#8) ・荷電制御剤 3 オリエント化学社製、ボントロンP−51) 実施例1 キャリア製造例(I)で得られたバインダー型キャリ
ア(I)とトナーBとを用いてトナー混合比7wt%の現
像剤を得た。
このときのトナー帯電量は+15.8μc/gで、次にこの
現像剤を用いて耐刷試験を行なった。
複写機としてEP−490Z(ミノルタカメラ社製)を使用
し、10万枚までは温度25℃、相対湿度50%の環境下で、
10万〜15万枚までは温度35℃、相対湿度85%の環境下
で、15万〜20万枚までは温度10℃、相対湿度30%の環境
下で、20万〜50万枚までは湿度25℃、相対湿度50%の環
境下で耐刷試験を行ない(初期、10万枚後、15万枚後、
20万枚後、50万枚後?)のトナー帯電量、画像濃度を評
価した。結果を表1に示した。トナー帯電量、画像濃度
ともに大きな変動がなく安定していた。
なお、トナー帯電量は、特開昭63−292074号公報に記
載の帯電量分布測定方法に準じて測定した。画像濃度は
サクラデンシトメーターにより測定した。
実施例2 キャリア製造例(II)で得られたバインダー型キャリ
ア(II)とトナーBとを用いてトナー混合比4wt%の現
像剤を得た。このときのトナー帯電量は+13.6μc/gで
あった。次にこの現像剤を実施例1と同様の評価を行な
った。結果を表1に示した。
実施例3 キャリア製造例(III)で得られたバインダー型キャ
リア(III)とトナーAとを用いてトナー混合比8wt%の
現像剤を得た。このときのトナー帯電量は−14.0μc/g
であった。次にこの現像剤を用いてEP−570Zで実施例1
と同様な評価を行なった。結果を表1に示した。
比較例1 キャリア製造例(IV)で得られたバインダー型キャリ
ア(IV)とトナーBとを用いてトナー混合比4wt%の現
像剤を得た。このときのトナー帯電量は+12.8μc/g
で、次にこの現像剤を実施例1と同様の評価を行なっ
た。結果を表1に示した。
比較例2 キャリア製造例(V)で得られたバインダー型キャリ
ア(V)とトナーAとを用いてトナー混合比7wt%の現
像剤を得た。
このときのトナー帯電量は−12.3μc/gで次にこの現
像剤を実施例3と同様な評価を行なった。結果を表1に
示した。
発明の効果 本発明のバインダー型キャリアは耐環境性(特に耐湿
度性)凝集、トナー飛散、カブリ等発生防止等に優れ、
かつ耐久性に優れている。
フロントページの続き (72)発明者 大谷 淳司 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 太田 和夫 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 朝日 敏 千葉県君津郡袖ケ浦町上泉1280番地 出 光興産株式会社内 (72)発明者 林 宏 東京都千代田区丸の内3丁目1番1号 出光興産株式会社内 (72)発明者 真野 晃一 千葉県君津郡袖ケ浦町上泉1280番地 出 光興産株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−86561(JP,A) 特開 昭63−256966(JP,A) 特開 昭60−106808(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/00 - 9/10 362

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性粉表面上で直接重合形成したポリオレ
    フィン系樹脂層を表面に有する磁性粉を結着樹脂中に分
    散してなるバインダー型キャリア。
  2. 【請求項2】前記ポリオレフィンの重量平均分子量が5.
    0×103〜5.0×105である請求項1記載のバインダー型キ
    ャリア。
  3. 【請求項3】前記ポリオレフィン系樹脂層が、チタン及
    び/又はジルコニウムを含有するとともに炭化水素溶媒
    に可溶な触媒成分と前記磁性粉とを予め接触処理して得
    られる生成物および有機アルミニウム化合物を用いて、
    前記磁性粉表面でオレフィンモノマーを重合することに
    より形成される請求項1記載のバインダー型キャリア。
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