JP2962519B2 - 照明表示用部品の製造方法 - Google Patents

照明表示用部品の製造方法

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JP2962519B2 JP29678890A JP29678890A JP2962519B2 JP 2962519 B2 JP2962519 B2 JP 2962519B2 JP 29678890 A JP29678890 A JP 29678890A JP 29678890 A JP29678890 A JP 29678890A JP 2962519 B2 JP2962519 B2 JP 2962519B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、照光により表示を行なう照光表示用部品の
製造方法に関する。
[従来の技術] 一般に、スイッチの操作ノブ等に使用される照光表示
用カバーは樹脂を成形して製造され、この操作ノブに表
示される文字、記号、マーク等の表示部は印刷によるも
のが多い。
ここで、これら表示がスイッチ内部に配設された照明
灯からの照光で点灯するようにするには、透光性のある
樹脂で予め部品を成形しておき、表示部以外の非表示部
を、光が透過しないように印刷して製造される。
このため、上記印刷によるスイッチの操作ノブ等の表
示部は、複雑な形状のものであっても、また複数の色の
ものであっても、印刷により鮮明に作成することができ
る。
しかし、上記印刷によるスイッチの操作ノブ等を、耐
久性を有する自動車等のスイッチ類に使用し、この印刷
による表示部を前記操作ノブに直に触れて操作するよう
な部位に設けた場合、使用中に印刷部が剥離するおそれ
がある。
そこで、このような問題に対処するため、2色の異な
った色の樹脂を用いて操作ノブを成形する、2色成形の
方法が採用される場合がある。
この2色成形は、2種類の異なる色の樹脂を、それぞ
れの樹脂に対応して独立した注入口から注入して一つの
操作ノブを成形する方法である。
このため、前述した印刷によるスイッチ操作ノブ等の
照光表示用カバーの表示部のように、操作ノブに直に触
れて操作するような部位に設けた場合においても、印刷
部が使用中に剥離し、表示部の形状が変化してしまうお
それがない。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記2色成形による操作ノブでは、2色のも
のしか作成できないという問題がある。
また、表示部の形状が、光を透過しない非表示部を、
光透過性の要求される部分が囲んでいるような場合に
は、上記非表示部に対する注入口を、上記光透過性の要
求される部分の外側の、光を透過しない非表示部から導
かなければならないため、この注入口部分の光透過性が
無くなるという問題があった。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、光透過
性を要求される表示部が、剥離等による形状の変化をす
ることがなく、また、光透過性を要求される表示部が、
光を透過しない非表示部を囲むような複雑な形状のもの
であっても影にならず鮮明で、さらに、3色以上の照光
表示用部品を製造することのできる、照光表示用部品の
製造方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段及び作用] 上記目的を達成するため本発明による照光表示用カバ
ーの製造方法は、第一工程で透光性を有する樹脂によ
り、内部に配設された照明灯からの照光が透過する表示
部を有する表示体を成形し、第二工程で前記表示体の表
示部を露出させて、上記表示部で囲われた光を透過しな
い非表示部と、上記表示部を囲む光を透過しない非表示
部を各々独立した注入口を使用して、上記表示体ととも
に一体成形して中途部品を成形し、第三工程で上記第二
工程により成形された中途部品とは異なる色の樹脂材料
により、上記中途部品とともに一体成形して3色の照光
表示用部品を製造するものである。
さらに、前記第三工程以降の各工程において、前工程
により成形された部品を中途部品とし、この中途部品
と、この中途部品とは異なる色の樹脂材料とを一体成形
して、他の中途部品を成形することにより、4色以上の
照光表示用部品を製造するものである。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図(a)は照光
表示用カバーの製造工程の第一工程の説明図、第1図
(b)は照光表示用カバーの製造工程の第二工程の説明
図、第1図(c)は照光表示用カバーの製造工程の第三
工程の説明図、第2図は照光表示用カバーの分解斜視
図、第3図は第1工程の金型の樹脂注入部正面図、第4
図は第2工程の金型の樹脂注入部正面図、第5図は第2
工程の説明図、第6図は第3工程の金型の樹脂注入部正
面図、第7図は第3工程の説明図である。
(構成) 第1図において、符号1は第一工程により成形される
表示体を示し、この第一工程では、主に上記表示体1の
裏面側(表示面と反対面)を成形する第一固定金型2
と、主に上記表示体1の表面側(表示面側)を成形する
上記第一固定金型2に嵌脱自在な第一金型3により成形
が行なわれる。
上記第一金型3の樹脂が注入される表成形部4aは、第
3図(a)に示すように、上記第一金型3の正面のほぼ
中央部に設けられており、さらに、前記第一固定金型2
に設けられたピン5が嵌入される穴6が四隅に設けられ
ている。尚、上記表成形部4aには、第二工程において、
前記表示体1の表示部17により囲まれる非表示部18bを
成形するための注入口7aを確保するためのピン4cが設け
られている。
また、第3図(b)に示すように、上記第一固定金型
2の樹脂が注入される裏成形部4bは、上記第一固定金型
2の正面のほぼ中央部に、さらに、注入口7bが、上記第
一固定金型2の正面より向かって右側に設けられてい
る。また、この第一固定金型2の正面の四隅には、前記
第一金型3の正面の四隅に設けられた穴6に嵌入するピ
ン5が設けられている。
さらに、上記第一固定金型2の内側には、この第一固
定金型2に固定されたガイド8に沿ってスライド可能な
押出し板9が設けられており、この押出し板9には、ノ
ックピン10が固定されている。
次に、符号11は第二工程により成形される中途部品を
示し、この第二工程では、主に上記中途部品11の裏面側
(表示面と反対側)を成形する第二固定金型12と、主に
上記中途部品11の表面側(表示面側)を成形する上記第
二固定金型12に嵌脱自在な第二金型13により成形が行な
われる。
上記第二金型13の樹脂が注入される表成形部14aは、
第4図(a)に示すように、上記第二金型13の正面のほ
ぼ中央部に設けられており、さらに、前記第二固定金型
12に設けられたピン15が嵌入される穴16が四隅に設けら
れている。
また、第3図(b)に示すように、上記第二固定金型
12の樹脂が注入される裏成形部14bは、上記第二固定金
型12の正面のほぼ中央部に設けられている。
また、前記中途部品11の表示部17を囲む非表示部18a
を成形するための注入口19aが、上記上記第二固定金型1
2の下側より設けられており、さらに、上記表示部17に
より囲まれる非表示部18bを成形するための注入口19b
が、上記上記第二固定金型12の下側から、この第二固定
金型12内部を通過して、上記表示部17により囲まれる非
表示部18bに達するように穿設されている。
また、この第二固定金型12の正面の四隅には、前記第
二金型13の正面の四隅に設けられた穴16に嵌入するピン
15が設けられている。
さらに、上記第二固定金型12の内側には、この第二固
定金型12に固定されたガイド20に沿ってスライド可能な
押出し板21が設けられており、この押出し板21には、ノ
ックピン22a、22bが固定されている。尚、上記ノックピ
ン22bは、上記ノックピン22aよりも短くなっており、前
記第一工程により成形された前記表示体1と一体成形す
るための位置決め用穴の役割も果たしている。
次に、符号23は第三工程により成形される照光表示用
カバーを示し、この第三工程では、主に上記照光表示用
カバー23の裏面側(表示面と反対側)を成形する第三固
定金型24と、主に上記照光表示用カバー23の表面側(表
示面側)を成形する上記第三固定金型24に嵌脱自在な第
三金型25により成形が行なわれる。
上記第三金型25の樹脂が注入される表成形部26aは、
第6図(a)に示すように、上記第三金型25の正面のほ
ぼ中央部に設けられており、さらに、前記第三固定金型
24に設けられたピン27が嵌入される穴28が四隅に設けら
れている。
また、第6図(b)に示すように、上記第三固定金型
24の樹脂が注入される裏成形部26bは、上記第三固定金
型24の正面のほぼ中央部に突出して設けられており、こ
の裏成形部26bの中央部には前記照光表示用カバー23の
光透過性を保つため、前記表示部17の形状に合わせて三
角形の突出部29が設けられている。さらに、上記裏成形
部26bには、前記第二工程により成形された前記中途部
品11と一体成形するための位置決め用穴30が設けられて
いる。尚、注入口31は、上記第三固定金型24の正面より
向かって左側から、この第三固定金型24内を通過して、
上記裏成形部26bに達するように穿設されている。
また、この第三固定金型24の正面の四隅には、前記第
三金型25の正面の四隅に設けられた穴28に嵌入するピン
27が設けられている。
さらに、上記第三固定金型24の内側には、この第三固
定金型24に固定されたガイド32に沿ってスライド可能な
押出し板33が設けられており、この押出し板33には、ノ
ックピン34が固定されている。
(作用) 次に、上記構成による実施例の作用について説明す
る。
まず、透光性を有する表示体1を製造する第一工程に
おいて、第一固定金型2に第一金型3を嵌合して、注入
口7bより透光性を有する樹脂原料を注入する。
その後、上記表示体1の成形がなされた段階(温度等
の変化にて判断)において上記第一金型3を外し、第1
図(a)の図中の2点鎖線で示されるように、押出し板
9をガイド8に沿ってスライドさせ、ノックピン10を連
動させて、成形された前記表示体1を回収し、次の第二
工程に移行する。
次に、中途部品11を製造する第二工程において、ま
ず、第1図(b)、第5図に示すように、先の第一工程
により成形された前記表示体1を第二固定金型12にノッ
クピン22bの部位を基準に装着する。
次いで、第二金型13を上記第二固定金型12に嵌合す
る。このとき、上記表示体1の表示部17表面および裏面
への樹脂原料の侵入を防ぐため、上記表示部17は、上記
第二金型13の表成形部14aと、上記第二固定金型12の裏
成形部14bに圧接される。
次に、注入口19aより、前記表示部17を囲む非表示部1
8aに透光性の無い樹脂原料を注入すると同時に、注入口
19bより上記表示部17により囲まれる非表示部18bに、前
記表示体1に形成されている注入口7aを経て、透光性の
無い樹脂原料を注入する。
そして、前記中途部品11の成形がなされた段階(温度
等の変化にて判断)において、上記第二金型13を外し、
第1図(b)の図中の2点鎖線で示されるように、押出
し板21をガイド20に沿ってスライドさせ、ノックピン22
a、22bを連動させて、成形された前記中途部品11を回収
し、次の第三工程に移行する。
次に、最終部品である照光表示用カバー23を製造する
第三工程において、まず、第1図(c)、第7図に示す
ように、先の第二工程により成形された前記中途部品11
を、第三固定金型24に位置決め用穴30を基準に装着す
る。
次いで、第三金型25を上記第三固定金型24に嵌合す
る。このとき、上記中途部品11の表示部17表面および裏
面への樹脂原料の侵入を防ぐため、上記表示部17は、上
記第三金型25の表成形部26aと、上記第三固定金型24の
裏成形部26bに設けられた突出部29に圧接される。
次に、注入口31より、第一工程および第二工程で使用
した樹脂原料とは異なる色の、透光性の無い樹脂原料を
注入する。
その後、前記照光表示用カバー23の成形がなされた段
階(温度等の変化にて判断)において、上記第三金型25
を外し、第1図(c)の図中の2点鎖線で示されるよう
に、押出し板33をガイド32に沿ってスライドさせ、ノッ
クピン34を連動させて、成形された上記照光表示用カバ
ー23を回収し第三工程を終了し、3色の照光表示用カバ
ーを得ることができる。
さらに、4色以上の照光表示用カバーを製造するに
は、例えば、4色の照光表示用カバーを製造する場合、
前記第三工程で回収された、3色の前記照光表示用カバ
ー23を中途部品として別の金型に装着し、前に使用した
色とは異なる色の樹脂材料とを一体成形することにより
得ることができる。
このように、前記第三工程以降の各工程において、前
工程により成形された部品を中途部品とし、この中途部
品と、この中途部品とは異なる色の樹脂材料とを一体成
型して、他の中途部品を成形することにより、4色以上
の照光表示用カバーを製造する。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、光透過性を要求
される表示部が、剥離等による形状の変化をすることが
なく、また、光透過性を要求される表示部が、光を透過
しない非表示部を囲むような複雑な形状のものであって
も鮮明で、さらに、3色以上の照光表示用部品を製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図(a)は照光表
示用カバーの製造工程の第一工程の説明図、第1図
(b)は照光表示用カバーの製造工程の第二工程の説明
図、第1図(c)は照光表示用カバーの製造工程の第三
工程の説明図、第2図は照光表示用カバーの分解斜視
図、第3図は第1工程の金型の樹脂注入部正面図、第4
図は第2工程の金型の樹脂注入部正面図、第5図は第2
工程の説明図、第6図は第3工程の金型の樹脂注入部正
面図、第7図は第3工程の説明図である。 1……表示体、11……中途部品、17……表示部、18a、1
8b……非表示部、19a、19b……注入口、23……照光表示
用カバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性を有する樹脂により、内部に配設さ
    れた照明灯からの照光が透過する表示部を有する表示体
    を成形する第一工程と、 前記表示体の表示部を露出させて、上記表示部で囲われ
    た光を透過しない非表示部と、上記表示部を囲む光を透
    過しない非表示部を各々独立した注入口を使用して、上
    記表示体とともに一体成形し、中途部品を成形する第二
    工程と、 上記第二工程により成形された中途部品とは異なる色の
    樹脂材料により、上記中途部品とともに一体成形する第
    三工程を備えたことを特徴とする照光表示用部品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】前記第三工程以降の各工程において、前工
    程により成形された部品を中途部品とし、この中途部品
    と、この中途部品とは異なる色の樹脂材料とを一体成形
    して、他の中途部品を成形することを特徴とする請求項
    (1)記載の照光表示用部品の製造方法。
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