JP2592135B2 - 照光パネルの製造方法 - Google Patents
照光パネルの製造方法Info
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- JP2592135B2 JP2592135B2 JP15959989A JP15959989A JP2592135B2 JP 2592135 B2 JP2592135 B2 JP 2592135B2 JP 15959989 A JP15959989 A JP 15959989A JP 15959989 A JP15959989 A JP 15959989A JP 2592135 B2 JP2592135 B2 JP 2592135B2
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- Japan
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- sheet
- manufacturing
- back surface
- panel
- die
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は照光パネルの製造方法に係り、特に、シート
状体を使用する照光パネルの製造方法に関する。
状体を使用する照光パネルの製造方法に関する。
[従来の技術] 一般に、この種の照光パネルは、例えば自動車のエア
コンの操作パネル等に使用されている。この照光パネル
は多色照光を行なえるように多色成形方法により成形さ
れていた。
コンの操作パネル等に使用されている。この照光パネル
は多色照光を行なえるように多色成形方法により成形さ
れていた。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前記従来技術では、多色成形方法を使用し
ているので、数種の射出成形金型を必要とし、金型費が
高価になり、また、照光ランプからの距離による照光ム
ラを防ぐために成形樹脂の厚みを調整して色合わせする
ことは難しく、また、例えば「P」等の閉鎖文字の成形
の際にゲートの設定上、その残部が照光部にかかつて照
光状態が不明瞭で均一とならない。
ているので、数種の射出成形金型を必要とし、金型費が
高価になり、また、照光ランプからの距離による照光ム
ラを防ぐために成形樹脂の厚みを調整して色合わせする
ことは難しく、また、例えば「P」等の閉鎖文字の成形
の際にゲートの設定上、その残部が照光部にかかつて照
光状態が不明瞭で均一とならない。
本発明は前記従来技術の話題に鑑み、これを解決すべ
くなされたもので、その目的は、外観上見切線が見え
ず、色合わせを容易にでき、また閉鎖文字をきれいに成
形でき、かつ、金型費も低減できる照光パネルの製造方
法を提供することにある。
くなされたもので、その目的は、外観上見切線が見え
ず、色合わせを容易にでき、また閉鎖文字をきれいに成
形でき、かつ、金型費も低減できる照光パネルの製造方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明は、シート状体の
裏面に着色部を印刷形成して表示部を形成し、その後、
絞り加工を施して前記シート状体の端縁を裏面側に屈曲
形成し、その後、前記シート状体の裏面にアウトサート
モールドを施す構成としている。
裏面に着色部を印刷形成して表示部を形成し、その後、
絞り加工を施して前記シート状体の端縁を裏面側に屈曲
形成し、その後、前記シート状体の裏面にアウトサート
モールドを施す構成としている。
[作用] 前記手段により、着色部を印刷形成しているので、多
色着色が容易で、色わせも容易にでき、また、閉鎖文字
もきれいに形成できる。また、多色成形方法に比べて金
型が簡素化され、金型費を低減できる。また、シート状
体の端縁を裏面側に屈曲形成しているので、見切線が現
われず、シート状体の表面を露出して使用することがで
きる。
色着色が容易で、色わせも容易にでき、また、閉鎖文字
もきれいに形成できる。また、多色成形方法に比べて金
型が簡素化され、金型費を低減できる。また、シート状
体の端縁を裏面側に屈曲形成しているので、見切線が現
われず、シート状体の表面を露出して使用することがで
きる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(a)ないし(e)は本発明に係る照光パネル
の製造方法の製造工程を示す説明図、第2図(a),
(b)は照光パネルの製造方法によつて得られた照光パ
ネルの斜視図及び縦断面図、第3図は絞り加工前のシー
ト状体を示す斜視図である。
の製造方法の製造工程を示す説明図、第2図(a),
(b)は照光パネルの製造方法によつて得られた照光パ
ネルの斜視図及び縦断面図、第3図は絞り加工前のシー
ト状体を示す斜視図である。
第2図(a),(b)において、1は照光パネル、例
えば自動車用エアコンの操作パネルで、この操作パネル
1は、透明なポリカーボネート等からなるシート状体2
と、このシート状体2の裏面に印刷形成された着色層3
と、シート状体2の裏面に着色層3を挟み込むようにア
ウトサート成形されたABS樹脂等の熱可塑性の合成樹脂
部4とから構成されている。
えば自動車用エアコンの操作パネルで、この操作パネル
1は、透明なポリカーボネート等からなるシート状体2
と、このシート状体2の裏面に印刷形成された着色層3
と、シート状体2の裏面に着色層3を挟み込むようにア
ウトサート成形されたABS樹脂等の熱可塑性の合成樹脂
部4とから構成されている。
前記着色層3は、例えば白,赤,青色を使用して設定
温度等の表示部5が形成されている。6はつまみ等を露
光する円形,長方形状等の孔部で、これら孔部6の周縁
及びシート状体2の外周縁部は、その裏面側に屈曲形成
されており、これら屈曲部8によつて前記孔部6の内面
及びパネル1の外端面部が、パネル1の表面から連続し
てシート状体2で覆われている。
温度等の表示部5が形成されている。6はつまみ等を露
光する円形,長方形状等の孔部で、これら孔部6の周縁
及びシート状体2の外周縁部は、その裏面側に屈曲形成
されており、これら屈曲部8によつて前記孔部6の内面
及びパネル1の外端面部が、パネル1の表面から連続し
てシート状体2で覆われている。
次に、前述の操作パネル1の製造方法を第1図及び第
3図を参照して説明する。
3図を参照して説明する。
まず、フイルム等からなるシート状体2の裏面に白,
赤,青色の着色層3を印刷して前述のような表示部5を
形成する(第1図(a),(b)参照)。この表示部5
の形成に際しては、ランプからの遠近による明度の不均
一を防止するために濃淡を付けて色合わせを施してお
く。そして、前記孔部6を打ち抜き加工し(第1図
(c)参照)、第3図に示すようなフラツトなシート状
体2を得る。このシート状体2を第1図(d)に示す金
型内に装着する。この金型は、上型のポンチ9と、下型
のダイ10とから構成されており、絞り加工を施すもので
ある。このダイ10側にシート状体2の裏面、つまり着色
層3側を位置させて載置し、ポンチ9とダイ10を圧接さ
せることにより、シート状体2の外周縁部及び孔部6の
周縁部をシート状体2の裏面側に屈曲形成させ、屈曲部
8を形成する。次に、屈曲部8を形成したシート状体2
をポンチ9、ダイ10から離型し、アウトサート成形金型
内に装着する。このアウトサート成形金型は、上型のキ
ヤビテイ11と、下型のコア12とから構成され、このキヤ
ビテイ11とコア12との接合面に形成された空間部13に、
前述の屈曲部8を有するシート状体2を収容するととも
に、空間部13には溶融合成樹脂14を注入固化するための
充填部15を設けてある。この充填部15はコア12側に設定
されており、充填部15に注入された溶融合成樹脂14はシ
ート状体2の裏面にアウトサート成形されることになる
(第1図(e))。そして、固化後、離型して第2図
(a),(b)に示す操作パネル1が得らえる。
赤,青色の着色層3を印刷して前述のような表示部5を
形成する(第1図(a),(b)参照)。この表示部5
の形成に際しては、ランプからの遠近による明度の不均
一を防止するために濃淡を付けて色合わせを施してお
く。そして、前記孔部6を打ち抜き加工し(第1図
(c)参照)、第3図に示すようなフラツトなシート状
体2を得る。このシート状体2を第1図(d)に示す金
型内に装着する。この金型は、上型のポンチ9と、下型
のダイ10とから構成されており、絞り加工を施すもので
ある。このダイ10側にシート状体2の裏面、つまり着色
層3側を位置させて載置し、ポンチ9とダイ10を圧接さ
せることにより、シート状体2の外周縁部及び孔部6の
周縁部をシート状体2の裏面側に屈曲形成させ、屈曲部
8を形成する。次に、屈曲部8を形成したシート状体2
をポンチ9、ダイ10から離型し、アウトサート成形金型
内に装着する。このアウトサート成形金型は、上型のキ
ヤビテイ11と、下型のコア12とから構成され、このキヤ
ビテイ11とコア12との接合面に形成された空間部13に、
前述の屈曲部8を有するシート状体2を収容するととも
に、空間部13には溶融合成樹脂14を注入固化するための
充填部15を設けてある。この充填部15はコア12側に設定
されており、充填部15に注入された溶融合成樹脂14はシ
ート状体2の裏面にアウトサート成形されることになる
(第1図(e))。そして、固化後、離型して第2図
(a),(b)に示す操作パネル1が得らえる。
このように構成された前記実施例にあつては、シート
状体の裏面に着色層3を印刷形成して表示部5を形成
し、その後、絞り加工を施してシート状体2の縁部を裏
面側に屈曲形成し、その後、シート状体2の裏面に合成
樹脂部5をアウトサート成形するので、多色着色が容易
で、色合せも容易にでき、また、閉鎖文字もきれいに形
成できる。また、従来の多色成形方法に比べて金型が簡
素化され、金型費を低減できる。また、シート状体2の
端部をその裏面側に屈曲形成しているので、シート状体
2の見切線が外観上現われず、シート状体2の裏面を全
て露出して使用するとが可能となる。
状体の裏面に着色層3を印刷形成して表示部5を形成
し、その後、絞り加工を施してシート状体2の縁部を裏
面側に屈曲形成し、その後、シート状体2の裏面に合成
樹脂部5をアウトサート成形するので、多色着色が容易
で、色合せも容易にでき、また、閉鎖文字もきれいに形
成できる。また、従来の多色成形方法に比べて金型が簡
素化され、金型費を低減できる。また、シート状体2の
端部をその裏面側に屈曲形成しているので、シート状体
2の見切線が外観上現われず、シート状体2の裏面を全
て露出して使用するとが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、外観上見切線
が現われず、また、色合わせを容易にでき、かつ金型費
を低減できる。
が現われず、また、色合わせを容易にでき、かつ金型費
を低減できる。
図面は全て本発明の一実施例を説明するためのもので、
第1図(a)ないし(e)は本発明に係る照光パネルの
製造方法の製造工程を示す説明図、第2図(a),
(b)は本発明に係る照光パネルの製造方法により得ら
れた照光パネルを示す斜視図及び縦断面図、第3図は絞
り加工前のシート状体を示す斜視図である。 1……操作パネル、2……シート状体、3……着色層、
4……合成樹脂部、5……表示部、8……屈曲部、9…
…ポンチ、10……ダイ、11……キヤビテイ、12……コ
ア。
第1図(a)ないし(e)は本発明に係る照光パネルの
製造方法の製造工程を示す説明図、第2図(a),
(b)は本発明に係る照光パネルの製造方法により得ら
れた照光パネルを示す斜視図及び縦断面図、第3図は絞
り加工前のシート状体を示す斜視図である。 1……操作パネル、2……シート状体、3……着色層、
4……合成樹脂部、5……表示部、8……屈曲部、9…
…ポンチ、10……ダイ、11……キヤビテイ、12……コ
ア。
Claims (1)
- 【請求項1】シート状体の裏面に着色部を印刷形成して
表示部を形成し、その後、絞り加工を施して前記シート
状体の端縁を裏面側に屈曲形成し、その後、シート状体
の裏面にアウトサートモールドを施すことを特徴とする
照光パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15959989A JP2592135B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 照光パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15959989A JP2592135B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 照光パネルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0324913A JPH0324913A (ja) | 1991-02-01 |
JP2592135B2 true JP2592135B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=15697221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15959989A Expired - Lifetime JP2592135B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 照光パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592135B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100867481B1 (ko) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | 풍원공업 주식회사 | 세탁기용 컨트롤 패널의 성형방법 |
JP5149727B2 (ja) * | 2008-07-25 | 2013-02-20 | 株式会社丸三金属 | 照明式パネル及びその製造方法 |
JP7113904B2 (ja) | 2018-03-13 | 2022-08-05 | ティーディーケイ・エレクトロニクス・アクチェンゲゼルシャフト | 多結晶セラミック固体、及び、多結晶セラミック固体の製造方法 |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP15959989A patent/JP2592135B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0324913A (ja) | 1991-02-01 |
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Legal Events
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