JP3388361B2 - 凹凸状のカット面を有する透光装飾体およびその製法 - Google Patents

凹凸状のカット面を有する透光装飾体およびその製法

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JP3388361B2 JP12089193A JP12089193A JP3388361B2 JP 3388361 B2 JP3388361 B2 JP 3388361B2 JP 12089193 A JP12089193 A JP 12089193A JP 12089193 A JP12089193 A JP 12089193A JP 3388361 B2 JP3388361 B2 JP 3388361B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車、二輪車など
の外装面に取り付ける装飾体とその製法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は先に、「裏面に凹凸状のカ
ット面を有する透光装飾体およびその製法」として、特
願昭62−82604号(特開昭63−247100
号)を出願している。ここでその要旨とするところを述
べると、それは図5に示すように無色または着色で、透
明または半透明状の合成樹脂材の装飾板(1) の裏面に設
けた凹凸状のカット面(c) に文字、図柄(4) などを表示
したフィルム(5) を密着させたことを特徴とする透光装
飾体と、その製法として一方の金型の凹凸状に彫刻され
たカット面(c) に文字、図柄(4) などを表示したフィル
ム(5) をセットし、金型を閉じて透明または半透明の合
成樹脂材を射出成形することにより、カット面(c) にフ
ィルム(5) を密着させると同時に、装飾板(1) を成形す
ることを特徴とする透光装飾体の製法である。図6はそ
れの車体に取り付け状態の概略を示す図で、車体のトラ
ンク板金部(T) に樹脂クリップ(k) によりこの製品が取
り付けられており、カバーとなる透明な装飾板(1) の内
面にフィルム(5) が密着されており、それがベース(B)
に固定されている。そしてその際、装飾板(1) とベース
(B) の双方を固定するには、熱かしめまたは接着の手段
によっているが、その固着部分(e) が黒色化して前記装
飾板(1) の透明材を通して外部に露見することとなり体
裁を損じていた事実がある。なおこの図6において示す
のは装飾体(1) のカット面(c) の外側に、ホットスタン
プ、シルク印刷などで文字、図柄層(4a)を設けた例であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前述の透
光装飾体の装飾板とそのベースの組み付けを連続工程内
で行って形成し、表面が平滑でありながら立体感を有
し、外見に優れた透光装飾体を得るとともに、効率よく
それを製作することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】凹凸状のカット面に突出
する図形を形成したベース部品を、予めその製品の形状
および構成に型取りされた固定金型と可動金型を配置し
て第一次成形品として形成し、突出する図形を残して透
明合成樹脂材による外郭部を一体に成形したことを特徴
とする凹凸状のカット面を有する透光装飾体および凹凸
状のカット面に突出する図形を形成したベース部品を、
予めその製品の形状および構成に型取りされた固定金型
と可動金型を配置して第一次成形品として形成し、突出
する図形を残して透明合成樹脂材による外郭部を一体に
成形したことを特徴とする凹凸状のカット面を有する透
光装飾体の製法である。
【0005】
【作用】この発明の透光装飾体は、透明材の装飾板とベ
ースの組付けにおいて、前述の熱かしめや、接着手段の
部位がなくなるので、著しく外観上の見栄え、体裁が改
善され、またそれらを自由な色彩で対応可能とし、それ
は多色成形機で一体的に連続工程内で成形することによ
って効率よく製作できることとなる。
【0006】
【実施例】図1は自動車(A) の後部を示し、この発明の
透光装飾体となる製品の一例としてリヤパネル(P) が取
り付けられている。図2は図1のイ−イ’線断面のリヤ
パネル(P) における一次成形品のベース(B1)の一部の表
面を示し、カット面(c) において凸出する図形(d) [こ
の例では文字]が形成されている。その製作にあたって
は図3の(I) 〜(II)にしたがって工程が進行する。図3
(I) 、(II)は前記、図1のイ−イ’線のリヤパネル(P)
の断面形状を示し、一次成形によって図3(I) のベース
(B1)を不透明材料によって成形する。図3(II)において
二次成形を行い、透明材料によって装飾板(1) を凸出す
る図形(d) を残して外郭部に成形する。この図3(II)の
例はベース(B1)を形成する材の着色を変えることによっ
て多彩な表現ができるし、つぎの図3(III) は二次成形
の際に中間層(1')を設け三層構成とした例である。これ
は三色成形機を用いてベース(B1)と凸出する図形(d) の
色彩を変え、それを効率的に成形することができる。図
3(IV)の例は、凸出する図形(d')を、さらに全体の表面
より突出させて形成した例である。この例のように前述
の平坦な面構成にこだわらず、凸出する図形(d')の部分
を全体の表面よりも凸状とすることによって立体感を付
与し、一層さらに立体感が得られることとなる。図4は
この発明の図3(II)に示すリヤパネル(P) の車体への取
り付け状態を示すものである。
【0007】
【発明の効果】透明材の装飾板とベースの組付け部の見
栄え、体裁を確保するためには、ベース材は黒色系材料
(接着剤などと同色)とするか、透明材に裏面塗装を行
っていたが、それらの対策は不要となり、この発明にお
いてはそれらをベ−スに自由な色材を用いることで対応
可能とし、それは二色または三色などの多色成形機で成
形することによって効率よく製作できることとなる。そ
して透明なカバー部品となる装飾板とベースとの組み付
けが連続工程内で行われることによって簡素化され工数
低減となり、それによるコストダウンが図られることと
なる。また前述の熱かしめや、接着手段の部位がなくな
るので、著しく外観上の見栄え、体裁が改善され、それ
によって意匠性を高めることができる。そしてこの発明
によれば図6に示した装飾板の上にホットスタンプ、シ
ルク印刷などで文字、図柄を表すような後工数が不要と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の製品の自動車における取り付け状態
を示す外観図。
【図2】この発明の一次成形品であるベースの表面一部
拡大斜視図。
【図3】この発明の製品の製造工程とその実施例を断面
によって示す説明図。
【図4】この発明の製品の自動車における取り付け状態
を示す断面図。
【図5】先の出願の製品の一部断面図。
【図6】先の出願の製品の実施例の自動車における取り
付け状態を示す断面図。
【符号の説明】
(1) 装飾板 (c) カット面 (B1) ベース (4) 文字、図柄 (4a) 文字、図柄層 (d) 凸出する図形 (e) 固着部分
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B44C 5/00 B60R 13/00 - 13/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸状のカット面に突出する図形を形成
    したベース部品を、予めその製品の形状および構成に型
    取りされた固定金型と可動金型を配置して第一次成形品
    として形成し、突出する図形を残して透明合成樹脂材に
    よる外郭部を一体に成形したことを特徴とする凹凸状の
    カット面を有する透光装飾体。
  2. 【請求項2】 凹凸状のカット面に突出する図形を形成
    したベース部品を、予めその製品の形状および構成に型
    取りされた固定金型と可動金型を配置して第一次成形品
    として形成し、突出する図形を残してそれと同一平面に
    なるように透明合成樹脂材による外郭部を一体に成形し
    たことを特徴とする請求項1記載の凹凸状のカット面を
    有する透光装飾体。
  3. 【請求項3】 凹凸状のカット面をベース部品と色彩を
    異にする別層によって成形したことを特徴とする凹凸状
    のカット面を有する透光装飾体。
  4. 【請求項4】 図形のみを突出させたことを、特徴とす
    る凹凸状のカット面を有する請求項1記載の透光装飾
    体。
  5. 【請求項5】 凹凸状のカット面に突出する図形を形成
    したベース部品を、予めその製品の形状および構成に型
    取りされた固定金型と可動金型を配置して第一次成形品
    として形成し、突出する図形を残して透明合成樹脂材に
    よる外郭部を一体に成形したことを特徴とする凹凸状の
    カット面を有する透光装飾体の製法。
  6. 【請求項6】 凹凸状のカット面に突出する図形を形成
    したベース部品を、予めその製品の形状および構成に型
    取りされた固定金型と可動金型を配置して第一次成形品
    として形成し、突出する図形を残してそれと同一平面に
    なるように透明合成樹脂材による外郭部を一体に成形す
    ることを特徴とする請求項5記載の凹凸状のカット面を
    有する透光装飾体の製法。
  7. 【請求項7】 凹凸状のカット面をベース部品と色彩を
    異にする別層によって成形することを特徴とする請求項
    5記載の凹凸状のカット面を有する透光装飾体の製法。
  8. 【請求項8】 図形のみを突出させることを特徴とする
    請求項5記載の凹凸状のカット面を有する透光装飾体の
    製法。
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