JPH0825206B2 - 透光表示体 - Google Patents

透光表示体

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JPH0825206B2
JPH0825206B2 JP1049584A JP4958489A JPH0825206B2 JP H0825206 B2 JPH0825206 B2 JP H0825206B2 JP 1049584 A JP1049584 A JP 1049584A JP 4958489 A JP4958489 A JP 4958489A JP H0825206 B2 JPH0825206 B2 JP H0825206B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、透光性を有する樹脂層および不透光性を有
する樹脂層がその不透光性を有する樹脂層を前記透光性
を有する樹脂層に対して表面側に配して一体に重なり合
って積層されるとともに、前記不透光性を有する樹脂層
における表示ラインに相応する部分は前記透光性を有す
る樹脂層が貫入されることによって形成される透光表示
体に関し、より詳しくは背面側からの照明により表示側
に文字,図形などの表示ラインが浮かび上がる透光表示
体に関するものである。
(従来の技術) ところで、この種の透光表示体を製作するに際し、一
般的には、一次の成形加工で透光性を有する樹脂層を成
形し、次に二次の成形加工でその透光性を有する樹脂層
の表面側に不透光性を有する樹脂層をそれら樹脂層が一
体に重なり合って積層されるように成形するいわゆる二
色成形が採用されている。
この場合に、例えば文字の一例である数字を例にすれ
ば数字の「0」および「8」などを表示ラインで形成す
るには、これら数字の表示ラインで囲まれる内側はその
外側に対して独立することになるために二次形成時にそ
のままでは表示ラインで囲まれる内側には樹脂を送り込
むことができなくなる。
こうして、従来、二色成形においては、表示ラインで
囲まれる内側に樹脂を送り込むために、第4図に示され
ているように表示ライン5の一部を切って樹脂の流動路
6とし,この流動路6を通じて表示ライン5の内側7に
樹脂を送り込むことにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前述されたように、表示ライン5で囲
まれる内側7がある場合にはその表示ライン5が切られ
ることになるために、特に表示される文字,図形などが
小さくなって精細になると、文字,図形などを明確に透
光表示させ得ないという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決することを目的と
して、表示ラインで囲まれる内側がその外側に対して独
立するような場合でも表示ラインを切る必要がなく、精
細な文字,図形などにおいても明確に透光表示させ得る
透光表示体を提供することにある。
(課題を解決するための手段および作用効果) 本発明による透光表示体は、前述された目的を達成す
るために、 透光性を有する樹脂層および不透光性を有する樹脂層
がその不透光性を有する樹脂層を前記透光性を有する樹
脂層に対して表面側に配して一体に重なり合って積層さ
れるとともに、前記不透光性を有する樹脂層における表
示ラインに相応する部分は前記透光性を有する樹脂層が
貫入されることによって形成される透光表示体におい
て、 前記不透光性を有する樹脂層における表示ラインで囲
まれる内側と外側とに対応させて前記透光性を有する樹
脂層に各通孔が設けられるとともに、これら通孔を介し
て前記透光性を有する樹脂層に対して背面側に前記不透
光性を有する樹脂層において表示ラインで囲まれる内側
と外側とを連結する橋絡部が設けられ、この橋絡部と前
記透光性を有する樹脂層の背面との間にはその透光性を
有する樹脂層の突出部が設けられることを特徴とするも
のである。
不透光性を有する樹脂層における表示ラインで囲まれ
る内側と外側とを透光性を有する樹脂層の背面側で橋絡
部でもって連結したことにより、この橋絡部により樹脂
の流動路とすることによって表示ラインを切る必要がな
く、精細な文字,図形などにおいても欠けることなく明
確に透光表示させ得る。
しかも、前記不透光性を有する樹脂層を形成する樹脂
で設けられる橋絡部と前記透光性を有する樹脂層の背面
との間に橋絡部の側面から照明を採光し得るようにその
透光性を有する樹脂層の突出部を設けたことから、透光
表示体の背面側からの照明に対して表示ラインに影とし
ての影響が阻まれる。
なお、突出部は、橋絡部がその突出部の外側面に沿っ
て跨がるように設けられることが好ましい。さらには、
橋絡部を細い連通条で構成することが好ましい。
(実施例) 次に、本発明による透光表示体の具体的一実施例につ
き、図面を参照しつつ説明する。
図1において、文字A,B,Cの透光表示部2A,2B,2Cは例
えば乳白色の透光性を有する合成樹脂で、また透光表示
部2A,2B,2C以外の不透光部3は例えば黒色の不透光性を
有する合成樹脂でもって成形されている。この成形は、
例えば公知の二色成形機による射出成形によって得られ
る。
既知の通り射出成形によって二色の異なった色調の合
成樹脂を用いて成形する際には、透光表示体1の下層部
20を透光性を有する合成樹脂にて一次成形し、また透光
表示体1の上層部30を不透明な不透光性を有する合成樹
脂にて二次成形で一体に重なり合って積層されるように
その下層部20に被覆成形される。したがって、透光表示
部2A,2B,2Cは一次成形時に、凸状に所要の形状で成形さ
れ、不透光部3はその凸状の透光表示部2A,2B,2C以外の
部分に不透光性を有する合成樹脂がその凸状の透光表示
部2A,2B,2Cを貫入状態に位置させるように注型されて仕
上げられることになる。
第1図に示されているような例えば透光表示部2Aとな
る文字「A」のように、文字を形成する表示ライン21,2
1′で囲まれる内側の不透光部分31は二次成形時に不透
光性を有する合成樹脂が注入されなくなるために、この
不透光部分31に対して、第2図および第3図で示されて
いるように透光表示部2Aの本実施例においては表示ライ
ン21′の適所で両脇に極小径の各通孔25が形成され、か
つそれら通孔25,25間に本発明における突出部の一例で
ある突出片22が照明側となる背面側へ突設され、両通孔
25,25を介してその突出片22の外側面22′に沿って二次
成形時の樹脂が表示ライン21,21′で囲まれる外側から
流動して、表示ライン21,21′で囲まれている不透光部
分31に合成樹脂が送り込まれ成形されるようになってい
る。
この二次成形時における合成樹脂の流動路が、製品と
なった場合に突出片22の外側面22′に沿って跨がって不
透光部3における表示ライン21′で囲まれている内側の
不透光部分31と外側とを連結する本発明における橋絡部
の一例である不透光性を有する合成樹脂による連通条33
として跨設されている。言い換えれば、連通条33とその
連通条33下の透光表示体1の下層部20の背面との間には
所定間隔Lが設けられることにより、この所定間隔Lに
突出片22が位置されている。また、透光性を有する合成
樹脂による突出片22の連通条33に対する左右側面は開放
状態とされ、照明を採光する採光部23を形成している。
なお、前述した表示ライン21,21′によって囲まれて
いる不透光部分31に対する不透光性を有する合成樹脂の
注入操作は、前記連通条33に対応する注入樹脂の流動路
が形成されるように、成形型における操作ピンを一次成
形後、後退させて二次成形することにより前述のような
透光表示部2Aが得られる。
このように構成した透光表示体1によれば、透光性を
有する合成樹脂による下層部20側が照明側となるように
して使用すれば、全般的には不透光部3の表面に形成さ
れている透光表示部2Aに、下層部20から上面に貫入状態
に位置されている表示ライン21,21′内部を光が透過し
て表示ライン21,21′が浮かび上がって明示される。こ
の際表示ライン21を跨いでいる不透光性を有する合成樹
脂による前述の連通条33は、細幅で突出片22の外側面に
沿わせて設けられ、また下層部20の樹脂によって表示ラ
イン21′と一体に突設されている突出片22の連通条33に
対する左右側面が照明に対して露出した採光部23になっ
ていることから、照明はその採光部23から下層部20内を
経て、表示ライン21′を通過することになり、不透光性
を有する合成樹脂の連通条33による照明の影はなくな
り、透光表示部2Aが明瞭に表示されることになる。
なお、透光表示部2A,2B,2Cについては、色調について
透光性を有する材料であれば、所望の染料もしくは顔料
を混じた合成樹脂でもって成形することにより、白色以
外の色での表示ができる。また、蛍光染料もしくは蛍光
顔料を混入した透光性を有する合成樹脂を使用すれば、
照明を透過させることにより蛍光を発するために、精細
な表示ライン21,21′を形成する文字、図形などであっ
ても明確に表示することができ、前述したように不透光
性を有する合成樹脂による連通条33は全く問題にならな
い。
また、透光表示体1は、多色成形機によって成形して
得られたものであるから、透光表示体1の全体形状につ
いて、平板状のものから、釦状に形成されたもの、ある
いはその他の外形で立体的なものであっても、成形可能
な形状であれば、いずれの場合でも採用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による透光表示体の一具体例を示すもので
あって、第1図は一部切断外観斜視図、第2図は第1図
のII視拡大断面図、第3図は第2図のIII−III視断面
図、第4図は従来の成形による透光表示体の一例を拡大
して示す拡大図である。 1……透光表示体 2A,2B,2C……透光表示部 3……不透光部 20……下層部 5,21,21′……表示ライン 22……突出片 22′……外側面 23……採光部 25……通孔 30……上層部 31……不透光部分 33……連通条

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性を有する樹脂層および不透光性を有
    する樹脂層がその不透光性を有する樹脂層を前記透光性
    を有する樹脂層に対して表面側に配して一体に重なり合
    って積層されるとともに、前記不透光性を有する樹脂層
    における表示ラインに相応する部分は前記透光性を有す
    る樹脂層が貫入されることによって形成される透光表示
    体において、 前記不透光性を有する樹脂層における表示ラインで囲ま
    れる内側と外側とに対応させて前記透光性を有する樹脂
    層に各通孔が設けられるとともに、これら通孔を介して
    前記透光性を有する樹脂層に対して背面側に前記不透光
    性を有する樹脂層において表示ラインで囲まれる内側と
    外側とを連結する橋絡部が設けられ、この橋絡部と前記
    透光性を有する樹脂層の背面との間にはその透光性を有
    する樹脂層の突出部が設けられることを特徴とする透光
    表示体。
  2. 【請求項2】前記突出部は、前記橋絡部がその突出部の
    外側面に沿って跨がるように設けられることを特徴とす
    る請求項1に記載の透光表示体。
  3. 【請求項3】前記橋絡部は、細い連通条で構成されるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の透光表示体。
  4. 【請求項4】前記透光性を有する樹脂層は乳白色であ
    り、また前記不透光性を有する樹脂層は黒色であること
    を特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の
    透光表示体。
  5. 【請求項5】前記各樹脂層は、合成樹脂層であることを
    特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれかに記載の透
    光表示体。
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