JP2742086B2 - キートツプ - Google Patents

キートツプ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種入力装置に使用されるスイツチのキー
トツプに係り、特に、夜間等の暗所において表示部が照
光する照光式のキートツプに関する。
〔従来の技術〕
文字,記号等の表示部が照光する照光式キートツプに
は各種構造のものが知られているが、それらのうち、光
透過性の合成樹脂と遮光性の合成樹脂とを一体成形す
る、所謂二色成形法と呼ばれる手法により製造されたキ
ートツプが知られている。
従来の二色成形法を説明すると、まず第4図に示すよ
うに、透明もしくは半透明の合成樹脂を用いて、上面に
表示部と同一形状の突部2を有する母材1を成形する。
次いで第5図に示すように、不透明な合成樹脂を用い
て、母材1の外側に突部2の天面のみが露出するように
外装部材6を一体成形し、これにより、外装部材6内に
突部2の形状に対応する表示部を有するキートツプ7が
製造される。
ここで、例えば数字の「0」,「4」やアルフアベツ
トの「P」,「R」のように表示部が周囲を囲まれた閉
鎖部分3を有する場合には、母材1の成形時に横方向に
移動可能なスライドピン(図示省略)で溝4を形成し、
該スライドピンを引き抜いた後に、溝4を介して閉鎖部
分3に外装部材6の樹脂を充填することにより、上記キ
ートツプ7が製造される。
しかしながら、前述した従来の二色成形法により得ら
れるキートツプにあつては、第5図に示すように、閉鎖
部分3を有する表示部(突部2)を照光した場合に、表
示部に比べて光透過度が著しく小さい外装部材6が表示
部の下方の溝4内に充填されているため、その部分が影
5となり、表示部が均一に照光できないという問題があ
つた。また、スライドピンを用いて溝4を形成する必要
があるため、金型構造が複雑化して製造コストが増大す
るという問題もあつた。
そこで、本出願人は、かかる問題を解決すべく、特願
昭63−180206号(特開平2−33816号)において、印刷
技術を併用した二色成形法を提案した。
第6図および第7図はこの提案に係るキートツプを説
明するもので、第6図はキートツプの平面図、第7図は
その断面図である。これらの図において、8は透明もし
くは半透明の合成樹脂で成形された母材を示し、この母
材8の上面には目的とする表示部(本例の場合はアルフ
アベツトの「O」)の外形に対応する突部9が形成され
ている。母材8の外側には、例えば黒色の不透明な合成
樹脂からなる外装部材10が二色成形法により一体成形さ
れており、突部9の天面から外装部材10の一部にかけて
は、例えば白色の光透過性塗料11が印刷されている。さ
らに、光透過性塗料11上には、表示部の閉鎖部分に対応
する位置に外装部材10と同色の黒色の遮光性塗料12が印
刷されており、これらにより上面に表示部13を有するキ
ートツプ14が構成されている。
このように構成されたキートツプ14にあつて、昼間等
の明るい場所においては、太陽光等の外部光を利用して
外装部材10と光透過性塗料11との色の違いを目視するこ
とにより、黒色地に白色で表わされたアルフアベツトの
「O」を示す表示部13が確認される。一方、夜間あるい
はトンネル内等の暗所においては、キートツプ14の内部
に配置したランプ等の光源15を点燈させ、この光が母材
8と光透過性塗料11を透過し外装部材10と遮光性塗料12
で遮断されることを利用して、暗所で照光する表示部13
が確認される。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した本出願人の提案に係るキートツプによれば、
スライドピンを用いることなく閉鎖文字が実現されるた
め二色成形用の金型構造を簡略化でき、また影のない均
一な表示を行うことができ、さらに印刷色を選択するこ
とにより表示部の多色化を簡単に行うことができる、等
の優れた効果が期待できるものの、問題がないわけでは
ない。
すなわち、光透過性塗料11を突部9の天面に印刷する
関係上、若干の印刷ずれを見越して、光透過性塗料11を
突部9よりも大きく印刷する必要がある。このため、第
8図に示すように外部光を利用して目視される表示部13
の大きさがS1であるのに対し、照光時に目視される表示
部13の大きさがS2となり、昼間と夜間とで表示部13の大
きさが異なるという不具合を生じる。また、表示部13が
突部9の形状に依存しているため、必要とされる表示部
13に相当する数の突部形成用中子(駒)を準備しなけれ
ばならず、多種類生産に不向きである。さらに、閉鎖部
分を含む表示部13が下層の光透過性塗料11と上層の遮光
性塗料12とで構成されるため、1種類の表示部13につき
2枚の印刷用版が必要となり、製造コストの低減化が妨
げられる等の問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、照光時と非照光時とで表示部の大きさ
が変わらず、多種類生産に好適で、製造コストの安価な
キートツプを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、突部を有し、
透明もしくは半透明な合成樹脂で成形された母材と、不
透明な合成樹脂からなり、上記突部の天面のみを残して
上記母材上に一体成形された外装部材と、上記突部の天
面上に印刷形成された光透過性有色塗料と、少なくとも
この光透過性有色塗料の周縁部を含み該光透過性有色塗
料の一部に印刷形成され、上記外装部材と同一色の遮光
性塗料とを具備し、この遮光性塗料内に露出する上記光
透過性有色塗料によつて表示部が構成されることを特徴
とするものである。
〔作用〕
上記の如く構成されたキートツプによれば、昼間等の
明るい場所で、最上層の遮光性塗料内に露出する光透過
性有色塗料が目視され、夜間等の暗所においては、母材
と光透過性有色塗料を透過する光により遮光性塗料内に
露出する光透過性有色塗料が照光し、昼間と夜間のいず
れにおいても表示部の大きさは同じとなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るキートツプの平面
図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図
(a)〜(d)はそのキートツプの製造工程を示す説明
図である。
第1図において、16はキートツプを総括的に示し、該
キートツプ16の天面には閉鎖部分を有する第1の表示部
(アルフアベツトの「A」と「P」)17と閉鎖部分のな
い第2の表示部(アルフアベツトの「C」と「S」18と
が形成されている。
第2図から明らかなように、前記キートツプ16は、透
明または半透明な合成樹脂からなり上面に突部19を有す
る母材20と、この母材20の外側に突部19の天面を残して
一体成形された、例えば黒色の不透明な合成樹脂からな
る外装部材21と、突部19の天面に印刷形成された例えば
白色の光透過性塗料22と、この光透過性塗料22上に一部
を除いて印刷形成された例えば黒色の遮光性塗料23とか
らなり、前記第1および第2の表示部17,18は、黒色の
外装部材21と遮光性塗料23内に露出する白色の光透過性
塗料22によつて構成されている。
従つて、昼間等の明るい場所においては、太陽光等の
外部光を利用して遮光性塗料23と光透過性塗料22との色
の違いを目視することにより、黒色地に白色で表わされ
た表示部17,18を確認することができる。一方、夜間あ
るいはトンネル内等の暗所においては、キートツプ16の
内部に配置したランプ等の光源24を点燈させ、この光が
母材20と光透過性塗料22を透過し外装部材21と遮光性塗
料23で遮断されることにより、暗所で照光する表示部1
7,18を確認することができる。
次に、前述の如く構成されたキートツプ16の製造方法
を第3図とともに説明する。
まず第3図(a)に示すように、アクリル樹脂等で上
面に突部19を有する母材20を成形する。この突部19は、
必要とされる表示部17,18を完全にカバーできる程度の
大きさに設定されており、本実施例の場合は平面視長方
形である。次いで同図(b)に示すように、母材20の外
側に突部19の天面のみが露出するように、黒色の合成樹
脂で外装部材21を二色成形法により一体成形する。しか
る後、同図(c)に示すように、突部19の天面の全域と
外装部材21の一部にかけて白色の光透過性塗料22を印刷
形成する。この光透過性塗料22は、多少の位置ずれがあ
つても突部19の天面を完全に覆うことができる程度の大
きさに設定されている。その後、同図(d)に示すよう
に、光透過性塗料22上に表示部17,18の形状を除いて外
装部材21と同色の黒色の遮光性塗料23を印刷形成し、さ
らに必要に応じて表示部17,18上にハードコート(図示
せず)を印刷形成して、第1図および第2図に示したキ
ートツプ16が製造される。
上記一実施例にあつては、閉鎖文字を含む表示部をス
ライドピンを用いることなく形成できるため、金型構造
を簡略化できると共に、影のない均一な表示を行うこと
ができる。また、遮光性塗料と光透過性塗料の色を選択
することにより、表示部を簡単に多色化することができ
る。また、昼間等の非照光時と夜間等の照光時とで表示
部の大きさが同じになるため、外観または視認性を高め
ることができる。さらにまた、表示部を変更する場合
は、下層の光透過性塗料はそのままで、上層の遮光性塗
料についてのみ印刷用版を変えれば良いため、版製作枚
数が大幅に削減されて、コストの低減化を図ることがで
きる。
なお、上記一実施例では、黒色の遮光性塗料23と白色
の光透過性塗料22とで表示部17,18を構成した場合につ
いて説明したが、これらの色の組合わせは適宜選択可能
であり、要は、遮光性塗料23と外装部材21が同じ色であ
れば良い。また、表示部17,18の形状や数が上記実施例
に限定されるものでないことは当然である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、照光時と非照
光時とで大きさの変わらない表示部を実現できると共
に、多種類生産に好適に製造コストの安価なキートツプ
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るキートツプの平面図、
第2図は第1図II−II線に沿う断面図、第3図はそのキ
ートツプの製造工程を示す説明図、第4図および第5図
は従来の二色成形法を示す説明図、第6図は先の提案に
係るキートツプの平面図、第7図はその断面図、第8図
はそのキートツプの問題点を示す説明図である。 16……キートツプ、17……第1の表示部、18……第2の
表示部、19……突部、20……母材、21……外装部材、22
……光透過性塗料、23……遮光性塗料、24……光源。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−188012(JP,A) 特開 昭60−148017(JP,A) 特開 昭61−22519(JP,A) 特開 昭63−34813(JP,A) 特開 昭63−181213(JP,A) 特開 昭63−205016(JP,A) 特開 平1−197787(JP,A) 特開 平2−33816(JP,A) 特開 平2−100213(JP,A) 実開 昭62−76434(JP,U) 実開 昭64−13633(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】突部を有し、透明もしくは半透明な合成樹
    脂で成形された母材と、不透明な合成樹脂からなり、上
    記突部の天面のみを残して上記母材上に一体成形された
    外装部材と、上記突部の天面上に印刷形成された光透過
    性有色塗料と、少なくともこの光透過性有色塗料の周縁
    部を含み該光透過性有色塗料の一部に印刷形成され、上
    記外装部材と同一色の遮光性塗料とを具備し、この遮光
    性塗料内に露出する上記光透過性有色塗料によつて表示
    部が構成されることを特徴とするキートツプ。
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