JP3064197B2 - スイッチノブの照明構造およびスイッチノブの製造方法 - Google Patents

スイッチノブの照明構造およびスイッチノブの製造方法

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JP3064197B2
JP3064197B2 JP7047243A JP4724395A JP3064197B2 JP 3064197 B2 JP3064197 B2 JP 3064197B2 JP 7047243 A JP7047243 A JP 7047243A JP 4724395 A JP4724395 A JP 4724395A JP 3064197 B2 JP3064197 B2 JP 3064197B2
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秀樹 足立
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スイッチノブの表面
の文字などの意匠部を、内部に設けられた光源により照
明するスイッチノブの照明構造およびスイッチノブの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチノブの表面に設けられた文字な
どの意匠部を照明することで夜間での視認性の向上を図
ったものとしては、例えば自動車におけるパワウインド
ウスイッチのスイッチノブがある。図3は、上記パワウ
インドウスイッチの断面図で、スイッチノブ1は揺動軸
3を中心に図3の紙面に平行な面内にて揺動可能であ
る。このスイッチノブ1の内側には、図中で右側に押し
ピン5が配置され、スイッチノブ1の車両前方側の引掛
部1aを指で引上げ、スイッチノブ1を図中で時計方向
に揺動させることにより、押しピン5を介してラバーコ
ンタクト7の可動接点7aが回路基板9上の一対の固定
接点9aに接触し、これによりパワウインドウスイッチ
がオンとなる。上記右側の押しピン5によるスイッチ動
作は、ウインドウパネルを上昇させるときのものであ
る。
【0003】一方図中で左側には、光が透過可能なポリ
カーボネートやアクリルなどからなる押しピン11が設
けられ、押しピン11の下方の回路基板9上には、LE
D13が実装されている。押しピン11とLED13と
の間に介装される前記ラバーコンタクト7を形成するラ
バーシート部は、透光性を有するシリコンゴムからな
り、LED13からの光は、ラバードーム7bおよび押
しピン11を介してスイッチノブ1に達し、スイッチノ
ブ1における照明ポイントである文字部15が照明され
る。なお、上記押しピン11が設けられた部位に対し図
中で紙面に直交する方向には、押しピン11に対応して
前記可動接点7aおよび固定接点9aと同様の構成部が
あり、スイッチノブ1の引掛部1a側の上面を押圧して
スイッチノブ1を反時計方向に揺動させることで、前記
構成部による接点同志が導通してウインドウパネルを下
降させることになる。
【0004】上記したスイッチノブ1は、通常では図4
に示すように、文字部15を有し光が透過可能なポリカ
ーボネート樹脂からなる透光部17と、光が透過不能な
ABS樹脂からなるノブ本体19とから構成されてい
る。このようなスイッチノブ1は、透光部17を1次成
形した後、2次成形でノブ本体19を成形し、2色成形
により作られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のスイッチノブの照明構造では、文字部15を無色
透明で成形し、ノブ本体19を光が透過不能な例えば黒
色で成形すれば、夜間照明時での文字部15の輝度アッ
プが達成されるが、昼間では逆にノブ本体19の黒色が
透明の文字部15に透けてしまい、視認しずらいという
問題が発生する。逆に、文字部15をノブ本体19の黒
色に対して引き立つ例えば白色とした場合には、昼間で
の視認性は向上するが、夜間照明時には光が透過しにく
く輝度が低下し、視認性が悪化するものとなる。
【0006】そこで、この発明は、夜間など周囲が暗い
状態の照明時での意匠部の輝度を向上させるとともに、
昼間時など周囲が明るい状態で照明を行わない場合で
も、意匠部の視認性を向上させることを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、スイッチノブの表面に設けた意匠部
を、前記スイッチノブの内側に設けた光源からの光を透
過させる透明もしくは半透明の透光部とするとともに、
この透光部以外のスイッチノブ全体を光を透過不能なノ
ブ本体とし、前記透光部における意匠部の表面を凹凸状
に形成し、この凹凸状に形成した意匠部の表面が前記ノ
ブ本体の表面に対して凹部を形成するよう、前記スイッ
チノブ表面に段差を設けたものである。
【0008】
【作用】このようなスイッチノブの照明構造によれば、
意匠部は透光部であることから、光源からの光は透過し
やすく、夜間など周囲が暗い状態の照明時での意匠部の
輝度が向上して視認性が高まり、一方昼間時など周囲が
明るい状態で照明を行わない場合には、意匠部表面の凹
凸形状により、意匠部が白濁して白く見え、視認性が向
上する。また、凹凸状の意匠部表面が、ノブ本体の表面
に対して凹部となるよう形成されているので、スイッチ
ノブ操作時に、意匠部表面の凹凸形状部が指などで擦れ
て平面状となるのが回避される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0010】図1は、この発明の一実施例を示すスイッ
チノブの照明構造を備えたスイッチノブ21の平面図で
あり、図2は図1の拡大されたA−A断面図である。こ
のスイッチノブ21は、前記図3および図4に示したも
のと同様に、自動車のパワウインドウスイッチに適用さ
れるものであり、黒色のABS樹脂からなるノブ本体2
3と、意匠部としての文字部(図1ではAUTOと示さ
れている)25を有する無色透明なポリカーボネートか
らなる透光部27とからなり、これらは従来同様2色成
形により製造される。
【0011】透光部27における文字部25の表面は、
成形時にシボ加工を施してシボ加工部25aを形成し、
凹凸形状としてある。すなわち、1次成形で透光部27
を成形する際にシボ加工部25aを形成し、その後2次
成形でノブ本体23を成形する。また、上記文字部25
のシボ加工部25aを有する表面が、ノブ本体23の表
面に対して凹部となるように、スイッチノブ21の表面
には段差を形成してある。
【0012】このような構造とすることで、スイッチノ
ブ21の下方に配置される図示しない光源からの光は、
透光部27が無色透明であることから、透光部27を通
過しやすく、文字部25の輝度向上が図られ、夜間照明
時での視認性が向上する。照明を行わない昼間時などに
は、文字部25の表面のシボ加工部25aにより、文字
部25の表面が白濁して白く見え、透光部27を無色透
明としたにも拘らずノブ本体23の黒色が透けて見える
ことはなく、視認性が向上する。また、シボ加工部25
aの表面が、ノブ本体23の表面に対して凹部となるよ
う、スイッチノブ21の表面に段差が形成されているの
で、スイッチノブ21の操作時に、シボ加工部25aが
指などで擦れて平面状となるのが回避され、周囲が明る
い状態での視認性向上効果が継続して確保される。
【0013】
【0014】なお、上記各実施例では、文字部25の表
面の凹凸形状を成形時のシボ加工により形成したが、文
字部25を有する透光部27の成形後に、機械加工によ
り形成するようにしてもよい。また、上記したスイッチ
ノブの照明構造は、パワウインドウスイッチに限らず、
電動ドアミラーのスイッチやオーディオスイッチなど、
スイッチノブ表面に照明用の文字などの意匠部が設けら
れたスイッチであれば適用可能である。また、透光部2
7は、無色透明に限らず半透明であっても構わない。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、意匠部は透明もしくは半透明の透光部であるた
め、光源からの光は透過しやすく、夜間など周囲が暗い
状態の照明時での意匠部の輝度が向上して視認性を高め
ることができ、一方昼間時など周囲が明るい状態で照明
を行わない場合には、意匠部表面の凹凸形状により、意
匠部が白濁して白く見え、視認性を向上させることがで
きる。また、凹凸状の意匠部表面が、ノブ本体の表面に
対して凹部となるよう、スイッチノブ表面に段差を設け
たため、スイッチノブ操作時に、意匠部表面の凹凸形状
部が指などで擦れて平面状となるのが回避され、周囲が
明るい状態での視認性向上効果を継続して確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すスイッチノブの照明
構造を備えたスイッチノブの平面図である。
【図2】図1の拡大されたA−A断面図である。
【図3】従来例を示すスイッチノブの照明構造を備えた
パワウインドウスイッチの断面図である。
【図4】従来例を示すスイッチノブの断面図である。
【符号の説明】
21 スイッチノブ 23 ノブ本体 25 文字部(意匠部) 25a シボ加工部(凹凸) 27 透光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−105783(JP,A) 特開 平4−37487(JP,A) 特開 平6−223671(JP,A) 実開 昭59−93029(JP,U) 実開 昭62−20426(JP,U) 実開 昭61−48620(JP,U) 実開 平6−72129(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/02 H01H 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチノブの表面に設けた意匠部を、
    前記スイッチノブの内側に設けた光源からの光を透過さ
    せる透明もしくは半透明の透光部とするとともに、この
    透光部以外のスイッチノブ全体を光を透過不能なノブ本
    体とし、前記透光部における意匠部の表面を凹凸状に形
    成し、この凹凸状に形成した意匠部の表面が前記ノブ本
    体の表面に対して凹部を形成するよう、前記スイッチノ
    ブ表面に段差を設けたことを特徴とするスイッチノブの
    照明構造。
  2. 【請求項2】 スイッチノブの表面に設けた意匠部を、
    前記スイッチノブの内側に設けた光源からの光を透過さ
    せる透明もしくは半透明な透光部とし、この透光部を、
    透光部における意匠部表面が凹凸状となるよう樹脂によ
    り1次成形し、前記透光部以外のスイッチノブ全体を光
    を透過不能なノブ本体とし、このノブ本体を、前記透光
    部の意匠部表面がノブ本体の表面に対して凹部を形成す
    るよう、前記スイッチノブ表面に段差を設けた状態で2
    次成形して、スイッチノブを2色成形により製造するこ
    とを特徴とするスイッチノブの製造方法。
JP7047243A 1995-03-07 1995-03-07 スイッチノブの照明構造およびスイッチノブの製造方法 Expired - Lifetime JP3064197B2 (ja)

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JP5682064B2 (ja) * 2011-01-05 2015-03-11 矢崎総業株式会社 樹脂成型レンズ製造方法および樹脂成型レンズ
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