JPH06325663A - 複数合成樹脂材料から成る操作釦、成形方法および金型 - Google Patents

複数合成樹脂材料から成る操作釦、成形方法および金型

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JPH06325663A
JPH06325663A JP5114994A JP11499493A JPH06325663A JP H06325663 A JPH06325663 A JP H06325663A JP 5114994 A JP5114994 A JP 5114994A JP 11499493 A JP11499493 A JP 11499493A JP H06325663 A JPH06325663 A JP H06325663A
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light
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mold
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JP5114994A
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Shinji Hisaji
伸二 久次
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/18Distinguishing marks on switches, e.g. for indicating switch location in the dark; Adaptation of switches to receive distinguishing marks
    • H01H9/182Illumination of the symbols or distinguishing marks
    • H01H2009/183Provisions for enhancing the contrast between the illuminated symbol and the background or between juxtaposed symbols
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H2011/0081Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches using double shot moulding, e.g. for forming elastomeric sealing elements on form stable casing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H01H13/02Details
    • H01H13/023Light-emitting indicators
    • H01H2013/026Light-emitting indicators with two or more independent lighting elements located inside the push button switch that illuminate separate zones of push buttons
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    • H01H9/182Illumination of the symbols or distinguishing marks

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  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部照明を有する操作釦において、所望とす
るキャラクタのみを明瞭に照明する。 【構成】 複数の内部照明用の光源24a,24bを備
えた操作釦21において透光性の1次側成形品22の隆
起部19a,19bを、遮光性の2次側成形品23の表
面に露出して、前記光源24a,24bに個別的に対応
したキャラクタを形成する。また、1次側成形品22の
隆起部19a,19bを分断するように貫通孔50を形
成し、該貫通孔50から突出する遮光壁26を、2次側
成形品23に一体で形成する。したがって各隆起部19
aまたは19bへの照明光が、所望としない隆起部19
bまたは19a側に漏光することなく、所望とするキャ
ラクタのみを明瞭に照明することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の合成樹脂材料か
ら成り、車載用電子機器などの比較的光量の少ない場所
で使用される内部照明を有する操作釦およびその成形方
法ならびにその金型に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的光量が少ない場所で使用される場
合が存在する車載用の電子機器などでは、操作性を改善
するために、たとえば透光性合成樹脂材料によって形成
された本体が、キャラクタに対応して遮光性の塗料が塗
布された操作釦を、内部に組込んだ光源によって照明す
るように構成される。
【0003】図5は、典型的な従来技術の操作釦1を示
す断面図である。この操作釦1は、大略的に、透光性の
合成樹脂材料から成る本体2が遮光性の塗料3によって
覆われて構成される。前記操作釦1の前面1aには、ト
リミング等の手法によって前記塗料3が剥離され、たと
えば「AM」、「TAPE」等の該操作釦1が連動して
いる電子機器の機能名を示す一連のキャラクタ列になぞ
らえた凹部5a,5bが形成されており、前記凹部5
a,5bから本体2が外部に露出している。
【0004】前記本体2の背面13の中央付近には、前
記前面1a側の凹部5a,5b間を分断するように、一
端6aがくさび形に形成された遮光壁6が溶融接着を伴
って嵌め込まれている。前記本体2の背面13からはま
た、連動片2aが後述する遮光板8の透孔8bを挿通し
て延びており、前記連動片2aの先端は、スイッチ12
のアクチュエータ12aに当接している。
【0005】前記スイッチ12は、配線基板9上に取付
けられ、該配線基板9にはまた、発光ダイオードなどの
光源4a,4bが取付けられており、たとえば前記操作
釦1が操作されてスイッチ12が押下されるたびに、こ
れらの光源4a,4bが切換わって点灯する。前記光源
4a,4bの前方側には、対応する透孔8a,8bが設
けられた前記遮光板8が備えられており、光源4a,4
bからの光は該遮光板8の透孔8aおよび8bを抜け
て、それぞれ本体2の背面13aおよび13bに照射さ
れる。前記遮光壁6および前記遮光板8は、選択的に切
換わって点灯する光源4a,4bの光路を形成し、所望
としない背面13bまたは13aが照射されるのを防止
している。
【0006】前記本体2は、前述のように透光性の合成
樹脂材料から形成されており、したがって該本体2に入
射した光は、凹所5a,5bから、電子機器7の外部に
放射される。前述のように前記凹所5a,5bは、操作
釦1が連動している電子機器7の機能名を示すキャラク
タの形状になぞらえて形成されているので、該操作釦1
が押下されるたび毎に、前記前面1aに形成されたキャ
ラクタが選択的に照明される。こうして、暗所において
も良好な操作性を確保することができる。
【0007】図6は、他の従来技術の操作釦14の断面
図であり、前述の図5に対応する部分には同一の参照符
を付す。この操作釦14では、複数のキャラクタを照明
するにあたって、光源4a,4bの光路は、遮光板10
と、該遮光板10に一体成形される遮光壁15とによっ
て形成されている。前記操作釦14の揺動変位を阻害す
ることのないように、前記遮光壁15は操作釦14とあ
る程度の隔たりが設けられる高さに形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記図5における操作
釦1では、遮光壁6と本体2との接合部分2bにおける
遮光性が不完全であり、したがって背面13aまたは1
3bに入射した光が、それぞれ背面13bまたは13a
にまで漏光し、所望としないキャラクタから光源4a,
4bの光が漏れてしまうという問題がある。また、前記
遮光壁6を本体2とは別に成形し、上述のような接着を
行う必要があるので、生産効率が思わしくない。
【0009】図6における操作釦14においては、前記
生産効率の問題は多少改善されるが、前記操作釦1と同
様に漏光が生じるとともに、本体2と前記遮光壁15と
の隙間からも光が入射し、前記所望としないキャラクタ
からの光の漏れはより多くなってしまう。
【0010】本発明の目的は、所望とするキャラクタの
みを照明することができ、かつ生産効率の高い複数合成
樹脂材料から成る操作釦、成形方法および金型を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のキャラ
クタが形成され、該キャラクタに個別的に対応した内部
照明用の光源を有する複数合成樹脂材料から成る操作釦
において、透光性合成樹脂材料から成り、一表面の一部
分にキャラクタを表示する領域を有し、かつ遮光壁が貫
通される貫通孔が形成される1次側成形品と、遮光性合
成樹脂材料から成り、前記1次側成形品の一表面を覆
い、前記キャラクタ表示領域を露出する表示孔が形成さ
れ、かつ前記貫通孔を貫通して前記1次側成形品の他表
面に突出する遮光壁を有する2次側成形品とを含むこと
を特徴とする複数合成樹脂材料から成る操作釦である。
【0012】また本発明は、第2の金型部分に形成され
た複数個の溝部をそれぞれ覆い塞ぐような第1の金型部
分を組合わせ、形成された空間に透光性の第1の合成樹
脂材料を充填して1次側成形品を作成し、前記第1の金
型部分に代えて、前記複数個の溝部が開口するような第
3の金型部分を組合わせて、形成された空間内に遮光性
の第2の合成樹脂材料を充填して、前記1次側成形品を
覆うように2次側成形品を作成することを特徴とする複
数合成樹脂材料から成る操作釦の成形方法である。
【0013】さらにまた本発明は、複数のキャラクタに
対応する複数の凹部が形成され、前記複数の凹部が隆起
部によって分離されている第1の金型部分と、前記隆起
部に塞がれるように溝部が形成され、前記第1の金型部
分と組合わせて使用される第2の金型部分と、前記第1
および第2の金型部分によって形成された空間内に透光
性の第1の合成樹脂材料が充填されて1次側成形品が作
成された後、前記第1の金型部分に代えて使用され、前
記溝部を開口した状態で形成された空間内に遮光性の第
2の合成樹脂材料を充填して2次側成形品を作成するた
めの第3の金型部分とを含むことを特徴とする複数合成
樹脂材料から成る操作釦の金型である。
【0014】
【作用】本発明に従えば、比較的光量の少ない場所にお
いて使用される場合がある車載用の電子機器の前面板な
どに設けられ、使用者の選択にあわせて複数の光源を切
換えて点灯させることで、複数種類のキャラクタをそれ
ぞれ選択的に照明することができる操作釦は、1次側成
形品と2次側成形品とが一体で、いわゆる2色成形によ
って作成される。
【0015】前記1次側成形品は一表面の一部分に複数
個のキャラクタを表示する隆起部を有し、かつ該複数個
のキャラクタを分離するように遮光壁を貫通させる貫通
孔が形成されている透光性合成樹脂材料の成形品であ
る。前記2次側成形品は、前記隆起部の表面のみを外部
に露出するように前記1次側成形品の一表面の残余の部
分を覆って形成され、かつ前記貫通孔を貫通して前記1
次側成形品の前記背面から突出するように遮光壁が立設
されている遮光性合成樹脂材料の成形品である。
【0016】したがって、前記遮光壁が、2次側成形品
から1次側成形品を貫通して形成されるので、内部照明
用の光源からの光は、漏光することなく、確実に所望と
するキャラクタのみに照射される。
【0017】また本発明に従えば、1次側成形品と2次
側成形品とから成る操作釦の前記1次側成形品は、第1
の金型部分と、第2の金型部分とを組合わせて形成さ
れ、前記2次側成形品は、前記第1の金型部分と第3の
金型部分とを組合わせて形成される。
【0018】前記第1の金型部分は、前記操作釦の1次
側成形品の複数のキャラクタのそれぞれに対応する複数
の凹所が形成され、また該複数の凹所を分離するように
隆起部が設けられている第1のキャビティ側の金型部分
である。前記第2の金型部分は、前記第1の金型部分の
前記隆起部に覆い塞がれるように溝部が形成され、前記
第1の金型部分と組合わせて形成された空間に、透光性
の第1の合成樹脂材料を充填することで、前記1次側成
形品を形成するコア型の金型部分である。前記第3の金
型部分は、前記第2の金型部分の溝部を開口するように
前記第2の金型部分と組合わせて使用され、形成された
空間に遮光性の第2の合成樹脂材料を充填することによ
って前記2次側成形品が形成される第2のキャビティ側
の金型部分である。
【0019】前記第2の金型部分に、該第2の金型部分
に形成された溝部を覆い塞ぐような第1の金型部分を組
合わせて形成された空間内に透光性の第1の合成樹脂材
料を充填して、1次側成形品を作成する。前記第1の金
型部分に代えて、前記溝部が開口するような、第3の金
型部分を組合わせて形成された空間内に、遮光性の第2
の合成樹脂材料を充填して2次側成形品を作成する。
【0020】したがって上述のような金型およびそれを
用いた成形方法で成形された操作釦は、内部照明用の光
路を形成する遮光壁が前記溝部によって遮光性の合成樹
脂材料から成る2次側成形品と一体成形されるので、前
記遮光壁を別に成形し、前記成形後取付けるという工数
を省くことができ、生産能率をより高めることができ
る。
【0021】また透光性の第1の合成樹脂材料から成る
1次側成形品において、各キャラクタ間は前記隆起部に
よって遮光性の第2の合成樹脂材料が充填されるように
なり、各キャラクタ間での漏光を防止することができ
る。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の操作釦21の一
部を切欠いて示す斜視図である。この操作釦21は、光
量の比較的少ない場所で使用される場合がある車載用の
電子機器などに操作性を改善するために用いられる。前
記操作釦21は、大略的に、透光性の乳白色の第1の合
成樹脂材料であるアクリル樹脂などから成る1次側成形
品22と、遮光性の黒色の第2の合成樹脂材料であるA
BS樹脂などから成る2次側成形品23となどから構成
される。
【0023】前記1次側成形品22の前面側には、操作
釦21が連動している前記電子機器の機能名を示す一連
のキャラクタ列、たとえば「TAPE」、「AM」等に
なぞらえた隆起部19a,19bが突出して形成されて
おり、該1次側成形品22の背面からは角柱状の連動片
20が延びている。前記2次側成形品23は、前記隆起
部19a,19bの前面19c,19d以外の残余の部
分を覆って形成され、操作釦21の前面21aには、該
隆起部19a,19bの前面19c,19dが面一に露
出している。前記2次側成形品23の外周壁からは、フ
ランジ18が外側に向けて突出して形成されている。ま
た、前記1次側成形品22の中央部を分断するように形
成された貫通孔50には、2次側成形品23に一体成形
される遮光壁26の基端部26aが貫通している。さら
にまた、この2次側成形品の外周縁部からは、取付片4
5が一体で形成される。
【0024】図2は電子機器44の前面板27に取付け
られた操作釦21の正面図であり、図3は図2の切断面
線A−Aから見た断面図である。前記操作釦21は、前
記取付片45の挿通孔45aに前面板27の背後側に立
設された取付柱46が挿通された後、その先端46aが
熱溶着されることによって前面板27の釦孔27aに取
付けられる。また、前記取付片45において2次側成形
品23との連結部付近は、薄肉部45bに形成されてお
り、したがって操作釦21は前面板27に揺動変位自在
に支持される。
【0025】前記電子機器44の内部には、発光ダイオ
ード等で実現される光源24a,24bおよびスイッチ
30などが実装された配線基板29が設けられている。
前記連動片20は、前記スイッチ30のアクチュエータ
30aの上面に当接しており、前記操作釦21が押圧さ
れると、該アクチュエータ30aが連動片20によって
押圧変位され、スイッチ30のスイッチング状態が変化
される。前記操作釦21は、前記押圧力を解除する方向
のアクチュエータ30aの弾発力によって前面板27の
挿通孔27aから一定長だけ突出した状態で、フランジ
18によって抜け止めが行われている。
【0026】前記スイッチ30のスイッチング動作によ
って、光源24aおよび24bは、たとえば相互に切換
わって点灯される。前記光源24aおよび24bの前面
側には、透孔28a,28bが形成された遮光板28が
設けられている。前記連動片20は、前記透孔28bを
挿通し、また前記光源24a,24bからの光は、前記
透孔28a,28bを通過して参照符42,43のよう
に前記1次側成形品22の対応する背面22c、22d
をそれぞれ照射する。
【0027】このように本発明に従う操作釦21では、
光源24a,24bからの光は、1次側成形品22の背
面22c,22dにそれぞれ照射され、これらの背面2
2c,22d間を分断するように形成された遮光壁26
およびその基端部26aによって、所望としない背面2
2d,22c側には漏光することはない。したがって、
各光源24a,24bに対応したキャラクタ状の隆起部
19aまたは19bの上面19cまたは19dからのみ
電子機器44の外部へ導光を行うので、所望とするキャ
ラクタのみがより鮮明に照明され、前記電子機器44の
操作性を向上することができる。
【0028】図4は、操作釦21を製造するための金型
17およびその動作を示す断面図である。前記操作釦2
1の成形は、加熱溶融された合成樹脂材料を金型内に充
填し、冷却を行う射出成形法によって行われる。前記金
型17は、この射出成形法が用いられる射出成形機など
に使用される。
【0029】前記金型17は、第1の金型部分31と、
第2の金型部分32と、第3の金型部分33となどから
構成される。第1のキャビティ側である第1の金型部分
31は、前記1次側成形品22の前面および外周面を形
成するように、底面および内周面が形成されている。前
記底面には、前記隆起部19a,19bを形成するよう
に凹所34a,34bがそれぞれ形成されており、また
前記凹所34aと34bとの間には隆起部16が、後述
する第2の金型部分32との組合わせ時に、該第2の金
型部分32に前面に気密に密着する高さに設けられてい
る。
【0030】コア側である前記第2の金型部分32は、
前記1次側成形品22の背面および内周面を形成するよ
うに、前面および外周面が形成されている。前記前面に
は、前記隆起部16に覆い塞がれるように溝35が形成
されており、また外周面からは前記連動片20を成形す
るように凹部36が設けられている。
【0031】第2のキャビティ側である第3の金型部分
33は、前記取付片45およびフランジ18を含めた前
記2次側成形品23の前面および外周面を形成するよう
に、底面および内周面が形成されている。
【0032】以下に、前記各金型部分31〜33を用い
た操作釦21の成形工程を詳述する。前記第1の金型部
分31をシリンダなどに取付け、第2の金型部分32を
油圧などで駆動される駆動機構へ取付ける。前記駆動機
構を駆動して、前記第1の金型部分31と該第2の金型
部分32とを組合わせ、予め定められたパーティングラ
インまで矢符A1方向に移動すると、前記第1の金型部
分31の図示しないスプール部分に射出成形機のノズル
部分が当接する。前記ノズル部分は、加熱溶融された合
成樹脂材料を射出するものであり、前記スプール部分か
ら供給された1次側成形品22のための透光性の合成樹
脂材料は、ランナ38を通過して、ゲート37に導かれ
てゆく。前記金型部分31,31の組合わせによって形
成された空間は、前記ゲート37から射出された合成樹
脂材料によって、図4(1)で示されるように満たされ
てゆき、充填される。このとき、前記溝35を覆い塞ぐ
ように、前記第2の金型部分32の前面と前記隆起部1
6の上面とは気密に密着しているので、前記溝35には
充填が及ばない。この状態で金型部分31,32を冷却
すると1次側成形品22の成形が終了し、金型部分3
1,32を分離すると図4(2)の状態になり、前記1
次側成形品22の前記充填の及ばない部分には、貫通孔
50が形成されている。
【0033】次に、第1の金型部分31に代えて前記第
3の金型部分33を取付け、再び前記駆動機構を駆動し
て該第3の金型部分33と前記第2の金型部分32とを
組合わせ、前記パーティングラインまで矢符A1方向に
移動すると、第3の金型部分33の図示しないスプール
部分に射出成形機のノズル部分が当接する。該ノズル部
分からは前記スプール部分に向けて、溶融された2次側
成形品23のための遮光性合成樹脂材料が射出される。
前記合成樹脂材料は、前記スプール部分からランナ40
を通過して、ゲート39に導かれてゆき、前記金型部分
32,33によって形成された空間は、図4(3)で示
されるように、前記ゲート39から射出された合成樹脂
材料によって満たされてゆく。このとき合成樹脂材料
は、前記1次側成形品22の中央付近の貫通孔45を通
過して、第2の金型部分32に設けられた溝35内にま
で充填される。その後、金型部分32,33を冷却する
と、2次側成形品23は、1次側成形品22を覆い、ま
た該2次側成形品23の中央付近から背後側に向けて、
1次側成形品22を貫通するように遮光壁26が突出し
て形成される。
【0034】このように本発明に従う操作釦21の成形
方法および該成形方法に使用される金型17では、ま
ず、第2の金型部分32に設けられた溝35を第1の金
型部分31の隆起部16の前面によって覆い塞ぐように
組合わせることで、キャラクタの形状に形成された隆起
部19a,19bを備え、かつ中央付近を貫くような貫
通孔50が形成された透光性の1次側成形品22の成形
を行うことができる。次に、前記第1の金型部分31に
代えて、前記溝35が開口するような第3の金型部分3
3を組合わせることで、前記1次側成形品22の外周面
を覆うように、かつ2次側成形品22を貫通した遮光壁
26を有する2次側成形品23を一体成形することがで
きる。したがって、操作釦21の製造は、このような2
色成形の工程だけとなり、従来技術で述べたような遮光
壁の取付工程を削減して、生産効率を向上することがで
きる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のキ
ャラクタを個別的に対応した内部照明用の光源によって
照明する操作釦において、各光源からの光路を形成する
遮光壁は、透光性の1次側成形品を覆って形成されてい
る遮光性の2次側成形品から、該1次側成形品を貫通し
て形成される。したがって、前記各光源からの光は、他
の光源からの光路に漏光することなく、対応するキャラ
クタのみを照明するので、選択されて照明されているキ
ャラクタと照明されていないキャラクタとのコントラス
トを向上することができる。
【0036】また、本発明によれば、まず第1の金型部
分に設けられた隆起部によって、第2の金型部分に設け
られた溝部を覆い塞いで、貫通孔を有する透光性の1次
側成形品を形成し、次に、前記第1の金型部分に代え
て、前記溝部を開口するような第3の金型部分を組合わ
せ、前記1次側成形品の外周壁を覆うように、遮光性の
2次側成形品を形成するので、このような2色成形の工
程だけで、1次側成形品を貫いた遮光壁を備える操作釦
を成形することができ、漏光を確実に防止することがで
きる遮光壁を効率良く作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の操作釦21の一部を切欠い
て示す斜視図である。
【図2】電子機器40の前面板27に取付けられた操作
釦21の正面図である。
【図3】図2の切断面線A−Aから見た断面図である。
【図4】操作釦21を製造するための金型17およびそ
の動作を示す断面図である。
【図5】典型的な従来技術の操作釦1を示す断面図であ
る。
【図6】他の従来技術の操作釦14を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
16,19a,19b 隆起部 17 金型 20 連動片 21 操作釦 22 1次側成形品 23 2次側成形品 24a,24b 光源 26 遮光壁 29 配線基板 30 スイッチ 31〜33 金型部分 35 溝 50 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキャラクタが形成され、該キャラ
    クタに個別的に対応した内部照明用の光源を有する複数
    合成樹脂材料から成る操作釦において、 透光性合成樹脂材料から成り、一表面の一部分にキャラ
    クタを表示する領域を有し、かつ遮光壁が貫通される貫
    通孔が形成される1次側成形品と、 遮光性合成樹脂材料から成り、前記1次側成形品の一表
    面を覆い、前記キャラクタ表示領域を露出する表示孔が
    形成され、かつ前記貫通孔を貫通して前記1次側成形品
    の他表面に突出する遮光壁を有する2次側成形品とを含
    むことを特徴とする複数合成樹脂材料から成る操作釦。
  2. 【請求項2】 第2の金型部分に形成された複数個の溝
    部をそれぞれ覆い塞ぐような第1の金型部分を組合わ
    せ、形成された空間に透光性の第1の合成樹脂材料を充
    填して1次側成形品を作成し、 前記第1の金型部分に代えて、前記複数個の溝部が開口
    するような第3の金型部分を組合わせて、形成された空
    間内に遮光性の第2の合成樹脂材料を充填して、前記1
    次側成形品を覆うように2次側成形品を作成することを
    特徴とする複数合成樹脂材料から成る操作釦の成形方
    法。
  3. 【請求項3】 複数のキャラクタに対応する複数の凹部
    が形成され、前記複数の凹部が隆起部によって分離され
    ている第1の金型部分と、 前記隆起部に塞がれるように溝部が形成され、前記第1
    の金型部分と組合わせて使用される第2の金型部分と、 前記第1および第2の金型部分によって形成された空間
    内に透光性の第1の合成樹脂材料が充填されて1次側成
    形品が作成された後、前記第1の金型部分に代えて使用
    され、前記溝部を開口した状態で形成された空間内に遮
    光性の第2の合成樹脂材料を充填して2次側成形品を作
    成するための第3の金型部分とを含むことを特徴とする
    複数合成樹脂材料から成る操作釦の金型。
JP5114994A 1993-05-17 1993-05-17 複数合成樹脂材料から成る操作釦、成形方法および金型 Withdrawn JPH06325663A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102064032A (zh) * 2011-01-21 2011-05-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 按键模组及使用该按键模组的电子装置
CN111063572A (zh) * 2018-10-17 2020-04-24 光宝电子(广州)有限公司 键盘装置及其操作方法

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