JP2961456B2 - 紙幣処理装置及び方法 - Google Patents

紙幣処理装置及び方法

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JP2961456B2
JP2961456B2 JP21829791A JP21829791A JP2961456B2 JP 2961456 B2 JP2961456 B2 JP 2961456B2 JP 21829791 A JP21829791 A JP 21829791A JP 21829791 A JP21829791 A JP 21829791A JP 2961456 B2 JP2961456 B2 JP 2961456B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣搬送手段の設置工
事と保守が容易でかつ搬送性が優れた紙幣処理装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、例えば特開平2−188
366号公報に記載のように、現金自動取扱機間をベル
ト搬送路で接続すると共に回転テーブル上に搭載された
分離、集積機構により紙幣の自動補充、自動回収を行っ
ている。また、現金自動取扱機間とベルト搬送路の接続
部に姿勢変換機を配設して、紙幣の搬送方向を90度変
換する例が開示されている。また、紙幣の搬送中の異常
停止時の処理については考慮されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のように分
離、集積機構を配設した場合は、分離、集積機構に紙幣
を一時集積し、その後この回転テーブルを所定角度に回
転させることにより、この機構と搬送路との位置合わせ
を行って再分離をする必要がある為、現金自動取扱機間
の紙幣の補充、回収に長時間要するという問題がある。
また、従来技術は、現金自動取扱機間を接続する搬送路
の設置工事が必要であり、金融機関の営業店の改装に伴
うレイアウト変更に柔軟に対応し難いこと、搬送経路の
占有面積が大きく、装置全体が大形化するという難点が
ある。更に、現金自動取扱機の保守時には接続する搬送
路を撤去後、現金自動取扱機から紙幣処理部を取出す必
要があり、保守性の面でも難点がある。
【0004】本発明の目的は、設置工事と保守が容易で
かつ搬送性が優れた紙幣処理装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、顧客との間
で紙幣の授受を行なう複数の現金自動取扱機と、該複数
の現金自動取扱機を管理し紙幣の授受を行なう現金自動
取扱機管理機と、それぞれの現金自動取扱機の側面に設
け搬送路の長さが伸縮自在若しくはアライメントが調整
可能で紙幣の枚葉搬送を行なう第1の搬送路と、該第1
の搬送路と接続し前記現金自動取扱機又は前記現金自動
取扱機管理機内の紙幣の移動方向と直交する方向に設け
た紙幣の枚葉搬送を行なう第2の搬送路と、一方が該第
2の搬送路と接続し他方が前記現金自動取扱機又は前記
現金自動取扱機管理機の紙幣処理部と接続し紙幣の搬送
姿勢を変換する姿勢変換機と、前記紙幣処理部に入出取
扱の搬送経路をバイパスし前記姿勢変換機に接続する第
3の搬送路と、を設けたことにより達成される。
【0006】上記目的は、前記第2の搬送路に、搬送中
の紙幣の搬送方向を変えて保持する退避エリアを設けた
ことにより達成される。
【0007】上記目的は、前記第1の搬送路と第2の搬
送路に、幅が広い面で互いに相対する着磁された磁性材
からなるベルトを用いたことにより達成される。
【0008】
【0009】上記目的は、前記第3の搬送路に紙幣の分
離・集積が可能なバッファボックスと、紙幣の表裏反転
部とを設けたことことにより達成される。
【0010】上記目的は、前記第1の搬送路、第2の搬
送路、第3の搬送路を経由して現金自動取扱機又は現金
自動取扱機管理機の所定の収納部に収納される紙幣を鑑
別し収納の可否を判断する紙幣鑑別装置を前記第3の搬
送路と前記収納部との間に設けたことにより達成され
る。
【0011】上記目的は、前記第3の搬送路、第2の搬
送路、第1の搬送路を経由して現金自動取扱機又は現金
自動取扱機管理機から外部に搬送され、現金自動取扱機
管理機又は他の現金自動取扱機に回収される紙幣を鑑別
し外部搬送の可否を判断する紙幣鑑別装置を前記第3の
搬送路と前記収納部との間に設けたことにより達成され
る。
【0012】
【0013】上記目的は、顧客との間で紙幣の授受を
う複数の現金自動取扱機と、該複数の現金自動取扱機
を管理し紙幣の授受を行なう現金自動取扱機管理機と、
それぞれの現金自動取扱機の側面に設け搬送路の長さが
伸縮自在で紙幣の枚葉搬送を行なう第1の搬送路と、該
第1の搬送路と接続し前記現金自動取扱機又は前記現金
自動取扱機管理機内の紙幣の移動方向と直交する方向に
設けた紙幣の枚葉搬送を行なう第2の搬送路と、一方が
該第2の搬送路と接続し他方が前記現金自動取扱機又は
前記現金自動取扱機管理機の紙幣処理部と接続し紙幣の
搬送姿勢を変換する姿勢変換機とを設けた紙幣処理装置
における前記第1の搬送路を伸長させて前記現金自動取
扱機管理機と前記現金自動取扱機または前記現金自動取
扱機と前記現金自動取扱機間を接続して装置を稼働さ
せ、また、前記第1の搬送路を縮退させて装置間の接続
を遮断し、前記現金自動取扱機管理機または前記現金自
動取扱機の筐体から前記紙幣処理部を引出し、保守作業
を行う方法により達成される。
【0014】上記目的は、顧客との間で紙幣の授受を
う複数の現金自動取扱機と、該複数の現金自動取扱機
を管理し紙幣の授受を行なう現金自動取扱機管理機と、
それぞれの現金自動取扱機の側面に設け搬送路の長さが
伸縮自在で紙幣の枚葉搬送を行なう第1の搬送路と、該
第1の搬送路と接続し前記現金自動取扱機又は前記現金
自動取扱機管理機内の紙幣の移動方向と直交する方向に
設け紙幣の枚葉搬送を行い搬送中の紙幣の搬送方向を変
えて保持する退避エリアを設けた第2の搬送路と、一方
が該第2の搬送路と接続し他方が前記現金自動取扱機又
は前記現金自動取扱機管理機の紙幣処理部と接続し紙幣
の搬送姿勢を変換する姿勢変換機とを設けた紙幣処理装
置における紙幣の搬送異常検出時に、検出個所よりも上
流の搬送途中の紙幣を最寄りの退避エリアに退避させる
と共に、非稼働の最寄りの現金自動取扱機又は現金自動
取扱機管理機に強制収納させる方法により達成される。
【0015】
【作用】上記の紙幣処理装置は次のように作用するもの
である。
【0016】現金自動取扱機管理機又は現金自動取扱機
の側面に配設した第1の搬送路を伸長させて各装置を完
全に接続して、紙幣処理装置を稼働させる。
【0017】現金自動取扱機管理機から各現金自動取扱
機に紙幣を装填する場合は、所定の収納部から1枚づつ
に分離された紙幣は第3の搬送路を経由して姿勢変換機
で姿勢を変換され、その後、第2、第1の搬送路を経由
して当該現金自動取扱機へ送出される。これらの紙幣は
当該現金自動取扱機内の第2の搬送路の姿勢変換機で再
びその姿勢が変換されて、第3の搬送路および紙幣鑑別
装置を経由して所定の収納部に収納される。
【0018】当該現金自動取扱機の紙幣収納量が過多の
場合は、上記の逆の動作で所定枚数が現金自動取扱機管
理機に回収される。
【0019】複数台の現金自動取扱機間で紙幣の収納量
に過不足が生じた場合は、必要に応じて現金自動取扱機
管理機からの制御指令によって上記と同様の動作(現金
自動取扱機管理機を介さず直接各現金自動取扱機間で受
渡しを行う)を行うことにより、各現金自動取扱機の紙
幣収納量を平準化することができる。
【0020】従って、特定の取扱装置のみが頻繁に使用
された場合でも、紙幣収納量が過少または過多で取扱が
停止することがないので効率的な運用が可能となる。ま
た、紙幣の装填、補充、回収、精査の自動化ができ、現
金自動取扱機管理機で装置全体の紙幣の収納量を一元管
理できるので、群管理システムとしての紙幣処理装置の
運用が可能となり、完全無人化、長時間運用に対応でき
る。
【0021】上記構成によれば、第1の搬送路は伸縮可
能であり、また、搬送方向を容易に変更できるので現金
自動取扱機や現金自動取扱機管理機間のアライメント調
整が可能であり、いかなるレイアウトの新設工事にも柔
軟に対応できる。また、現金自動取扱機や現金自動取扱
機管理機外の設置工事は、その側面に第1の搬送路を配
設するのみで全体の紙幣処理装置を構成しているので、
それ以外の特別な工事を必要とせず設置工事が容易であ
り、営業店内の改装に伴うレイアウト変更工事にも容易
に対応することができる。
【0022】一方、各現金自動取扱機または現金自動取
扱機管理機の保守時には、第1の搬送路を縮退させるこ
とにより、第2の搬送路との接続部を遮断し、筐体から
紙幣処理部を取出すことが出来るので優れた保守性を確
保できる。
【0023】また、紙幣の搬送異常検出時には検出箇所
よりも上流の搬送途中の紙幣を切換ゲート動作によって
最寄りの第2の搬送路の退避エリアに退避させるととも
に、最寄りの現金自動取扱機に強制的に収納する。ま
た、装置の停止後退避させた紙幣を搬送元の現金自動取
扱機管理機または最寄りの現金自動取扱機に収納する。
これにより、紙幣のジャム等異常時のダメージを軽減で
き、搬送途中の紙幣をリジェクト処理することなく有効
に再利用でき、搬送性が優れている。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。
【0025】図1は各現金自動取扱機と各搬送路の構成
を示す斜視図である。
【0026】図1において、各現金自動取扱機(以下、
ATMと略す)500a、500b、500cの内部に
は紙幣の姿勢変換機50a、50b、50cがそれぞれ
搭載されており、また各ATMの側面には第1の搬送路
150a、150b、150cがそれぞれ配設されてい
る。また、各ATMには姿勢変換機と接続搬送路とを接
続する第2の搬送路110a、110b、110cがそ
れぞれ搭載されている。これらの第2の搬送路には、後
述するように、紙幣の搬送異常検出時に紙幣を退避させ
る退避エリアが形成されている。
【0027】図2、図3及び図4は姿勢変換機50の構
造を説明する説明図である。これらの図を参照して先ず
構造について説明する。紙幣の受収、送出方向を十字路
形とすることも可能であるが、ここではT字路形として
いる。第1の送出手段1は軸20に配設され、第2の送
出手段2は、軸30に配設されている。個別のパルスモ
ータで駆動される軸20と軸30は互いに直交してお
り、軸受によって回転自在に支承されている。また、3
方向に紙幣搬送用のローラ10、11、12がそれぞれ
配設されている。また、紙幣先端を検出するセンサ5、
6、7がそれぞれ配設されている。紙幣の受収空間14
は上板、下板および固定壁13によって形成されてい
る。また、長手搬送紙幣の位置ぎめの部材として利用さ
れる回転形のストッパ8、9が配設されている。
【0028】次に姿勢変換の動作について紙幣の受収、
送出を例にとり説明する。
【0029】図5は短手紙幣を長手紙幣に変換する場合
の説明図である。本図は短手紙幣200を長手紙幣21
0に変換するもので、紙幣200の先端をセンサ5が検
出(A1の状態、以下単にA1と記す)すると紙幣の姿勢
変換動作が開始される。第1の送出手段1は急加速され
てA3で紙幣200の搬送速度と等速となるように駆動
され、A4の状態までその速度が保持される。A4〜A5
の範囲で急減速されて、A5の状態ではほぼ停止の速度
となる。すなわち、紙幣200の先端はソフトタッチで
固定壁13と当接する。送出手段1の高摩擦部材1aの
円周方向の終端はのこ歯状に形成されており、紙幣と固
定壁との衝突反力を吸収できる構成となっている。以上
のことにより、紙幣200をA5の状態で精度良く位置
ぎめすることができる。その後、送出手段1は急加速駆
動されてA1の位置に復帰し、センサ5による後続紙幣
の検出待ちとなる。
【0030】短手紙幣200が完全に受収された状態が
1である。第2の送出手段2はこの状態から急加速さ
れて、B2の状態で搬送速度と等速となる。B2〜B3
範囲はその速度で駆動されて、長手紙幣210を送出す
る。搬送手段2はその後、急減速されてB1の状態に復
帰し、短手長手変換の1サイクルが完了する。紙幣を長
手姿勢から短手姿勢に変換、すなわち、長手短手変換の
場合もほぼ同様である。なお、長手紙幣を短手紙幣より
も増速して搬送するように駆動してもよい。
【0031】図6はATM500の紙幣処理部510の
説明図である。紙幣処理部510には通常の入出金動作
の搬送経路とは独立したバイパス経路である第3の搬送
路が配設され、第1の搬送路の姿勢変換機50と接続さ
れている。第3の搬送路には反転部518bおよびバッ
ファボックス513が搭載されている。また、紙幣処理
部510には紙幣の折れぐせ検出部517が搭載されて
いる。
【0032】紙幣処理部510について簡単に説明す
る。顧客から入金される紙幣は入出金口511を経由し
て鑑別装置518で真偽、正損、金種、表裏、枚数がチ
ェックされて、カセット514の上部514aに一時ス
タックされる。異常券(検出部517のセンサ517a
の検出レベルをオーバした過大な折れぐせ紙幣を含む)
と判定された紙幣は入出金口511近傍の入金返却用ス
タック部519に集積され、511が開放されるのを待
って、束状として一括返却される。裏面で搬送された紙
幣は表裏反転部518aで表面に反転され、一時スタッ
クされる。顧客の確認によって入金取引が成立すると、
514aから分離され、再度鑑別装置518でチェック
されて、各金種ボックス512a,512b,512c
にそれぞれ収納される。この時、出金に利用しない非還
流券はリジェクトボックス515に回収される。また、
入金時に顧客に返却すべきレベルより小さいが、出金に
利用するには好ましくないと判断した中程度の折れぐせ
券もリジェクトボックス515に回収される。514a
から分離された中程度の折れぐせ券は上記センサ517
aの情報によって経路変更され、リジェクトボックス5
15に回収される。
【0033】出金動作は各金種ボックス512a,51
2bまたは513cから所定枚数が分離され、鑑別装置
518でチェックされて、入出金口511に放出され
る。この時、異常券と判定された紙幣はリジェクトボッ
クス515に回収される。
【0034】出金取引が多く、紙幣処理部510内の紙
幣の残量が少なくなった場合は他のATM500または
ATM管理機1000(図18参照)から補充する必要
がある。図6において、姿勢変換機50とバッファボッ
クス513を接続する搬送路513aは双方向駆動が可
能である。紙面の上下方向から搬送されてくる長手紙幣
は姿勢変換機50で短手紙幣に変換後、正転駆動の51
3aを経由して、ATMが入出金動作中であればバッフ
ァボックス513に一時補充され、非稼働になるのを待
って、装填、補充ルート513bを経由して、カセット
514または各金種ボックス512a,512b,51
2cにそれぞれ補充される。バッファボックス513ま
たは514の上部514aから分離された紙幣は鑑別装
置518でチェックされ、正常券は各金種ボックス51
2a,512b,513cに収納され、異常券はリジェ
クトボックス515aに回収されて、補充動作が完了す
る。
【0035】逆に、入金取引が多く、紙幣処理部510
内の紙幣が過多となった場合は他のATM500または
ATM管理機1000に回収する必要がある。各金種ボ
ックス512a,512b,512cまたはカセット5
14より分離される回収紙幣は鑑別装置518でチェッ
クされ、異常券はリジェクトボックス515aに回収さ
れ、正常券は回収ルート513cを経由し、反転部51
8bで表裏を反転され、さらに逆転駆動の513aを経
由して、姿勢変換機50へ搬送される。この回収紙幣
は、短手紙幣から長手紙幣に変換(短手長手変換)され
て他のATM500またはATM管理機1000に回収
されて、回収動作が完了する。なお、図6では装填、補
充ルートを斜線の矢印で、また、回収ルートを白抜きの
矢印で示している。
【0036】ATM500の運用において、紙幣の在高
管理のために精査機能が必要となる。本実施例では精査
時にカセット514を利用する。通常の状態ではこの5
14は空であるので金種ボックス512a内の紙幣を一
度514に移し、再度512aに戻すことによって51
2a内の紙幣枚数を確定することができる。金種ボック
ス512b,512cの場合も同様であり、従ってAT
M500内の紙幣在高を確定することによって精査動作
が完了する。
【0037】本実施例では、紙幣処理部510に紙幣の
折れぐせ検出部517を搭載しているので、過大な折れ
ぐせ紙幣は顧客に返却し、また、返却レベル以下の折れ
ぐせ紙幣でも、ATM500内をリサイクルするのに適
さないと判断した紙幣はリジェクト処理することができ
る。従って、ATM500の単体の信頼性はもとより、
紙幣処理システム全体の信頼性を向上することができ
る。
【0038】次にATM500が入出金動作中に紙幣の
補充動作がアクセスされた場合について説明する。本実
施例では第3の搬送路が入出金経路から完全に独立して
おり、姿勢変換機50を経由してバッファボックス51
3に一時補充することができる。 次に営業開始前のA
TMへの紙幣の装填について説明する。ATM管理機1
000から搬送される長手紙幣は、姿勢変換機50で短
手紙幣に変換され、バッファボックス513を通過して
直接各金種ボックス512a,512b,512cに装
填される。なお、出金取引が多い休日の前日などはカセ
ット514にも装填してもよい。このカセット514に
装填した紙幣は、各金種ボックス512a,512b,
512cに収納することも、直接出金に利用することも
できる。
【0039】次にカセット514に装填紙幣が存在して
いる場合の、入出金動作について説明する。514aの
一時スタッカを必要としない出金時は何ら支障は起こら
ない。一方、入金時は一時スタックされる入金紙幣とカ
セット内の装填紙幣を混在させないために、隔壁が必要
となる。本実施例では、リンク構造によって駆動される
この隔壁(図示せず)を退避部514bよりカセット上
部に移動させ、その隔壁上部に入金紙幣を一時スタック
している。従って、カセット514を脱着した状態でも
入金動作が可能である。以上のような構成にしているの
で次のような効果が得られる。すなわち、装填、補充、
回収の搬送経路系(第1の搬送路〜第3の搬送路)にト
ラブルが発生した場合でも、入出金動作に支障を生ずる
ことなく、係員はカセット514を利用して紙幣の補
充、回収ができるので、紙幣の過不足によるシステムダ
ウンを回避し、該ATMを効率的に長時間運用すること
ができる。
【0040】次に各ATM500に搭載された退避エリ
アを有する搬送路110について説明する。この搬送路
は姿勢変換機50と第2の搬送路により構成し、ATM
の側面に配設される第1の搬送路150とを接続するも
のである。図1では番号110a、110b、110c
でそれぞれ示されている。
【0041】図7、図8はこの搬送路110の平面図で
ある。この搬送路110は3本の着磁された磁性材から
なるベルトで基本的に構成され、紙幣の搬送ルート11
2、紙幣の退避エリア113を形成している。111は
図示しないモータで正転または逆転される駆動ローラで
ある。またこの搬送路110の両端には紙幣の通過を検
出するセンサ115a、115bおよび切替ゲート11
4a、114bがそれぞれ配設されている。
【0042】図7は紙幣が正常に搬送されている状態を
示す平面図である。本図に示すように搬送路110が矢
印方向に駆動され、立位の長手紙幣210a、210b
が正常に搬送されている。搬送路110の下流で先行紙
幣の搬送異常(例えば紙幣の滞留など)を検出した場合
は紙幣210aの後端がセンサ115bを通過するのを
待って、ゲート114bを右回転に90°駆動し、その
後駆動ローラ111は所定のレートで減速駆動されて停
止する。
【0043】図8は先行紙幣の搬送異常が発生した場合
の状態を示す平面図である。本図に示すように210b
の紙幣は完全に退避エリアに導かれている。搬送路11
0の下流の搬送部も同一レートで減速、停止するので2
10dの紙幣がダメージを受けることはない。以上のよ
うに、滞留した紙幣に後続する多数枚の紙幣が追突する
のを防止できるのでジャムのダメージを軽減することが
できる。また、図8の状態から搬送路を逆転させて、搬
送元または最寄りのATMに210b〜210dの紙幣
を収納することができるので、これらの紙幣を有効に再
利用することができる。
【0044】次に各ATMの側面に配設される第1の搬
送路について図9〜図16を参照し説明する。
【0045】図9は第1の搬送路150の構成を示す斜
視図である。搬送ローラ152a、153a、テンショ
ンローラ155a、156a及び駆動ローラ154aに
着磁された磁性材からなるベルト151aがW字状に配
設されている。同様に他の着磁された磁性材からなる1
51bが151aに対向する状態でM字状に配設されて
いる。
【0046】搬送ローラ152a、152bはブロック
161aの上面に配設されるプレート162aに固定さ
れた軸でそれぞれ回転自在に支承されている。プレート
162aは必要に応じてブロック161aの上面の点1
91aを通る鉛直線を中心として回転可能である。搬送
ローラ153a、153b側も同様の構成である。ブロ
ック161aには右ねじの雌ねじ、ブロック161bに
は左ねじの雌ねじがそれぞれ配設され、リードスクリュ
170と嵌合している。ブロック161a、161bは
それぞれ別個のスライダ160a、160bにそれぞれ
固定されている。テンションローラ155a、156a
はスライダ180a上に配設されたプレート181aに
固定された軸でそれぞれ回転自在に支承されている。プ
レート181aには引張ばね182aが配設されてお
り、着磁された磁性材からなるベルト151aには常に
適正なテンションが付加される。155a、156aに
対向して配設される着磁された磁性材からなるベルト1
51b側のテンションローラ155b、156bも同様
な構成である。駆動ローラ154a、154bは図示し
ない壁面に回転自在に支承され、また図示しないモータ
によって互いに反転するように駆動される。
【0047】図10は第1の搬送路150の紙幣搬送状
態を示した斜視図である。長手紙幣210は立位状態で
搬送される。この長手紙幣210の落下防止のために様
々な方法が考えられるが、本実施例では着磁された磁性
材からなるベルト151a、151b間に把持されて搬
送されている。ベルトの磁気引力によって、安定な搬送
力が得られる。
【0048】次に、第1の搬送路150の伸長、縮退方
法およびATMの設置時のアライメント調整方法につい
て説明する。
【0049】複数台のATM500間の設置時の寸法精
度は期待できないので、本発明では側面に配設される第
1の搬送路で150そのアライメントを調整し、それぞ
れの装置を確実に接続しようとするものである。
【0050】図11は第1の搬送路150の基準状態を
示した平面図である。この第1の搬送路150は点19
0を中心に全体が回転可能である。
【0051】図12は第1の搬送路150の基準状態か
らの伸長または縮退状態を説明する平面図である。図9
において、リードスクリュ170を回転させることによ
って搬送ローラ152a、152bおよび153a、1
53bはそれぞれ反対の方向に移動するので、図12に
示す基準状態から±l伸長または縮退することができ
る。
【0052】図13、図14は第1の搬送路150の搬
送方向を変える場合を説明した平面図である。図9に示
すプレート162aは点191bを中心に、プレート1
62bは点191aを中心にそれぞれ回転可能であるの
で、に紙幣210の搬送方向を容易に変更することがで
きる。テンションローラ155a、156aおよび15
5b、156bは引張ばね182aおよび182bの作
用によって、搬送ローラ152a、152bおよび15
3a、153bの移動に従動し、着磁された磁性材から
なるベルト151a、151bには常に適正範囲のテン
ションが付加されている。
【0053】図15、図16は第1の搬送路の変形例と
その伸縮状態を説明する平面図である。この例では上記
の搬送路に4個の空転プーリ195a〜195dが付加
された状態が示されている。テンションローラも搬送ロ
ーラと同様にリードスクリュで移動させる構成とし、搬
送ローラ側と同期させてリードスクリュ回転させれば、
図16に示すように、搬送ローラの伸長量+lの時にテ
ンションローラの縮退量を−lとすることが可能であ
り、ベルトのテンションを常に一定に保持することがで
きる。従って、大きな伸縮量の接続搬送路を構成するこ
とができる。
【0054】以上、説明したように、本発明の第1の搬
送路は搬送長が可変であり、搬送方向も容易に変更する
ことができるので、ATM設置時のアライメント調整が
可能であり、全体の紙幣処理装置を容易に、かつ、確実
に接続することができる。図17は銀行等の営業店のレ
イアウトの1例を示した斜視図である。
【0055】金庫室1001の壁に沿ってATMコーナ
1002が有り、1列にATMが配置されている。
【0056】図18は図17に示す営業店にATMコー
ナ1002のATMの紙幣在高を群管理する紙幣処理装
置を適用した例を説明する斜視図である。ATMコーナ
1002の複数台のATMはいずれも図6に示したよう
に姿勢変換機50を搭載している。また、ATM管理機
1000も基本的にはATMと同様な構成であり、姿勢
変換機50を搭載している。これらのATM間を第1の
搬送路1000aで接続して紙幣処理装置を構成した例
である。
【0057】次に、全体の紙幣処理装置における紙幣の
補充動作について説明する。
【0058】図19は紙幣の補充動作を説明する斜視図
である。
【0059】図18に示すATM管理機1000からA
TMコーナ1002の1つのATM500cに紙幣を補
充している状態である。ATM管理機1000から搬送
される短手紙幣はその内部の姿勢変換機(図示せず)で
長手紙幣に変換され、磁性ベルトの第1の搬送路100
0aに立位状態で搬送される。この長手紙幣210はA
TM500a、500b、搬送路150a、150bを
経由してATM500cの姿勢変換機50cで短手紙幣
200に変換されて補充される。なお、逆の動作を行な
えばATM500cからATM管理機1000に回収す
ることができる。
【0060】補充動作時における搬送異常の処理につい
て説明する。
【0061】図20は紙幣の搬送異常処理を説明する斜
視図である。
【0062】例えば、ATM500cに搬送異常が発生
した場合は前述の図7、図8で説明したように、第2の
搬送路110a、110bの切替ゲート操作によって紙
幣を退避エリア113に導入して停止する。同時に姿勢
変換機50a、50bも強制的に経路変更を行ない、A
TM500a、500bに強制収納される。従って、後
続紙幣の追突が最少限度に抑えられるのでATM500
cのジャムによるダメージを軽減できる。退避エリア1
13に存在する紙幣は搬送経路を逆転させることによっ
て最寄のATMに、または搬送元のATM管理機100
0に収納して、有効に再利用することができる。
【0063】次にATMの保守について説明する。
【0064】図21は紙幣処理部510をATMの筐体
から引出した状態を示す斜視図である。ATM500b
の保守を行う場合は第1の搬送路150aを前述した方
法によって縮退させて500bと500aの接続を遮断
する。それから図6に示す紙幣処理部510をATMの
筐体から引出し、必要な作業を容易に行うことができ
る。保守完了後は紙幣処理部510を筐体内に収納する
とともに、第1の搬送路150aを伸長させて、500
aおよび500bと確実に接続すれば稼働状態に復帰で
きる。
【0065】次に図18に示す紙幣処理装置の動作につ
いて説明する。
【0066】図22は図18に示す紙幣処理装置の動作
を説明するフローチャートである。
【0067】ATM管理機1000は常にATMコーナ
1002に設置された各ATMを管理するとともに装置
全体の紙幣在高のデータを更新する。あるATMの紙幣
収納量が過少となり、ATM管理機1000からの補充
が必要となった場合は、ATM管理機1000のイニシ
ャライズを行い、補充対象のATMの動作状態をチェッ
クする。このATMが待機状態であれば、紙幣収納動作
を指令して所定枚数の紙幣をATM管理機1000から
補充する。また、上記の場合とは逆に、あるATMの紙
幣収納量が過多となり、ATM管理機1000への回収
が必要となった場合には、補充動作とは逆の動作を行う
ことになる。なお、上記ではATM管理機1000から
の補充、またはATM管理機1000へ回収する場合に
ついて説明したが、ATM管理機1000の指令によっ
て各ATM間で補充、回収動作を行い、各ATMの紙幣
収納量を平準化することもできる。
【0068】以上、説明した単一構成の姿勢変換機50
は紙幣の処理速度が低いという難点がある。すなわち、
短手紙幣の搬送速度と長手紙幣の搬送速度が同一速度で
あり、かつ受収空間が1個であったため、紙幣の搬送の
間隔が紙幣長の1/2以下となると姿勢変換時に紙幣同
士が干渉するという不具合を生じる。
【0069】図23は単一構成の姿勢変換機50におけ
る紙幣間隔を説明する説明図である。本図に示すように
紙幣間隔を小さくできないということは時間当りの紙幣
の搬送枚数すなわち紙幣の処理速度を向上することが不
可能となる。そこで、高速処理を行う場合は二重化構造
の姿勢変換機100を採用してもよい。
【0070】図24は姿勢変換機を二重化した構造を示
す斜視図である。本図では図2、図3及び図4に示した
要素を二重化するとともに切替ゲート15a、15b、
15cを配設した。従って、姿勢変換機100には2個
の独立した紙幣の受収空間14a、14bが形成され、
また長手紙幣の搬送速度Vnは短手紙幣の場合のおよそ
1.5倍で駆動される。
【0071】姿勢変換の動作は基本的に上記の単一構造
の場合と同様である。Vm=Vの速度で搬送されてくる
短手紙幣200はゲート15aによって1枚毎、交互に
受収空間14a、14bに振り分けられる。
【0072】図25は二重化構成の姿勢変換機100に
おける紙幣間隔を説明する説明図である。15aのゲー
ト動作によって、例えば白抜きの紙幣は奇数枚目で受収
空間14aで姿勢変換され、斜線を施した紙幣は偶数枚
目で受収空間14bで姿勢変換される。さらに、それぞ
れの受収空間から送出される長手紙幣210は1.5倍
程度に増速されるので、長手紙幣の間隔もゲートの切替
動作に支障をきたさない程度に確保できる。二重化した
姿勢変換機100では独立した2つの受収空間が形成さ
れ、かつ長手紙幣を短手紙幣より増速して搬送すること
によって、紙幣間隔が小さくなっても紙幣同士の干渉を
防止できるので、紙幣の処理速度を大幅に向上させるこ
とができる。
【0073】図26は二重化構成の姿勢変換機100を
備えたATMの設置例を示す斜視図である。
【0074】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
【0075】図27はATMの反操作面側に、紙幣処理
部510と接続する第2の搬送路250を備えた場合の
説明図である。
【0076】図28はATMと第2の搬送路250及び
第1の搬送路の関係を示す斜視図である。待避エリアを
有する第2の搬送路110a、伸縮搬送路から構成され
る第1の搬送路150aは筐体の上部に配設され、第1
と第2の搬送路は接点部に設けられた姿勢変換機で接続
されている。
【0077】図29は紙幣の補充動作の一例を説明する
斜視図である。
【0078】図30は紙幣の搬送異常時処理の一例を説
明する斜視図である。
【0079】先の実施例とは搬送路の接続形態が異な
り、各搬送路がATM上部空間に配置されるので、AT
M下部の側面に第1の搬送路が配置される先の実施例に
比較して設置工事や保守が容易である。
【0080】以上説明したように、本実施例ではATM
内に紙幣の姿勢変換機を搭載させ、これらの複数のAT
Mの側面に伸縮可能な、かつ各取扱装置の設置時のアラ
イメント調整可能な接続搬送路を配設して装置全体を接
続することによって、特別な設置工事が不要で、営業店
内の改装に伴うレイアウト変更にも柔軟に対応可能な、
小形、低価格の紙幣処理装置を提供できる。
【0081】また、接続搬送路を縮退させて各取扱装置
との接続を遮断することが可能であり、保守性に優れた
紙幣処理装置を提供できる。
【0082】さらに、接続搬送路に着磁された磁性材か
らなるベルトを用いることによって安定な紙幣の搬送力
を保障でき、安価な接続搬送路を提供できる。
【0083】従って、複数台の現金自動取扱装置の群管
理運用を実現し、自動装填、自動補充、自動回収動作に
よって、完全無人化、長時間運用に対応できる高効率な
紙幣処理装置を提供できる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、第1の搬送路は伸縮可
能であり、また、搬送方向を容易に変更できるので現金
自動取扱機や現金自動取扱機管理機間のアライメント調
整が可能であり、いかなるレイアウトの新設工事や営業
店内の改装に伴うレイアウト変更工事にも容易に対応す
ることができる。
【0085】そして、各現金自動取扱機または現金自動
取扱機管理機の保守時には、第1の搬送路を縮退させる
ことにより、第2の搬送路との接続部を遮断し、筐体か
ら紙幣処理部を取出すことが出来るので保守が容易にで
きる。
【0086】また、紙幣の搬送異常検出時には先行して
いる紙幣を切換ゲート動作によって最寄りの第2の搬送
路の退避エリアに退避させることにより紙幣のダメージ
を軽減でき、退避させた紙幣を搬送元の現金自動取扱機
管理機または最寄りの現金自動取扱機に収納することに
より搬送途中の紙幣をリジェクト処理することなく有効
に再利用でき優れた搬送性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のATMと各搬送路の構成を示
す斜視図である。
【図2】本発明の実施例の姿勢変換機の構造を説明する
説明図である。
【図3】本発明の実施例の姿勢変換機の構造を説明する
説明図である。
【図4】本発明の実施例の姿勢変換機の構造を説明する
説明図である。
【図5】本発明の実施例の短手紙幣を長手紙幣に変換す
る場合の説明図である。
【図6】本発明の実施例のATM500の紙幣取扱部5
10の説明図である。
【図7】本発明の実施例の搬送路110において紙幣が
正常に搬送されている状態を示す平面図である。
【図8】本発明の実施例の搬送路110において先行紙
幣の搬送異常が発生した場合の状態を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の実施例の第1の搬送路150の構成を
示す斜視図である。
【図10】本発明の実施例の第1の搬送路150の紙幣
搬送状態を示した斜視図である。
【図11】本発明の実施例の第1の搬送路150の基準
状態を示した平面図である。
【図12】本発明の実施例の第1の搬送路150の基準
状態からの伸長または縮退状態を説明する平面図であ
る。
【図13】本発明の実施例の第1の搬送路150の搬送
方向を変える場合を説明した平面図である。
【図14】本発明の実施例の第1の搬送路150の搬送
方向を変える場合を説明した平面図である。
【図15】本発明の実施例の第1の搬送路の変形例とそ
の伸縮状態を説明する平面図である。
【図16】本発明の実施例の第1の搬送路の変形例とそ
の伸縮状態を説明する平面図である。
【図17】一般的な銀行等の営業店のレイアウトの1例
を示した斜視図である。
【図18】図17に示す営業店にATMコーナのATM
の紙幣在高を群管理する紙幣処理装置を適用した例を説
明する斜視図である。
【図19】本発明の実施例の紙幣の補充動作を説明する
斜視図である。
【図20】本発明の実施例の紙幣の搬送異常処理を説明
する斜視図である。
【図21】本発明の実施例の紙幣処理部510をATM
の筐体から引出した状態を示す斜視図である。
【図22】図18に示す紙幣処理装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図23】本発明の実施例の単一構成の姿勢変換機にお
ける紙幣間隔を説明する説明図である。
【図24】本発明の実施例の姿勢変換機を二重化した構
造を示す斜視図である。
【図25】本発明の実施例の二重化構成の姿勢変換機に
おける紙幣間隔を説明する説明図である。
【図26】本発明の実施例の二重化構成の姿勢変換機を
備えたATMの設置例を示す斜視図である。
【図27】ATMの反操作面側に、紙幣処理部と接続す
る第2の搬送路を備えた他の実施例の説明図である。
【図28】他の実施例のATMと第2の搬送路及び第1
の搬送路の関係を示す斜視図である。
【図29】他の実施例の紙幣の補充動作の一例を説明す
る斜視図である。
【図30】他の実施例の紙幣の搬送異常時処理の一例を
説明する斜視図である。
【符号の説明】
50a 姿勢変換機 50b 姿勢変換機 50c 姿勢変換機 110a 第2の搬送路 110b 第2の搬送路 110c 第2の搬送路 150a 第1の搬送路 150b 第1の搬送路 150c 第1の搬送路 151a 磁性材からなるベルト 151b 磁性材からなるベルト 200 短手紙幣 210 長手紙幣 500a ATM 500b ATM 500c ATM 510 紙幣処理部 1001 金庫室 1002 ATMコーナ 1000 ATM管理機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−207373(JP,A) 特開 平2−240797(JP,A) 特開 平2−2482(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 9/00 B65H 29/12 B65H 29/58 G06F 19/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客との間で紙幣の授受を行なう複数の
    現金自動取扱機と、該複数の現金自動取扱機を管理し紙
    幣の授受を行なう現金自動取扱機管理機と、それぞれの
    現金自動取扱機の側面に設け搬送路の長さが伸縮自在で
    紙幣の枚葉搬送を行なう第1の搬送路と、該第1の搬送
    路と接続し前記現金自動取扱機又は前記現金自動取扱機
    管理機内の紙幣の移動方向と直交する方向に設けた紙幣
    の枚葉搬送を行なう第2の搬送路と、一方が該第2の搬
    送路と接続し他方が前記現金自動取扱機又は前記現金自
    動取扱機管理機の紙幣処理部と接続し紙幣の搬送姿勢を
    変換する姿勢変換機と、前記紙幣処理部に入出取扱の搬
    送経路をバイパスし前記姿勢変換機に接続する第3の搬
    送路と、を設けたことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 【請求項2】 顧客との間で紙幣の授受を行なう複数の
    現金自動取扱機と、該複数の現金自動取扱機を管理し紙
    幣の授受を行なう現金自動取扱機管理機と、それぞれの
    現金自動取扱機の側面に設け搬送路のアライメントが調
    整可能で紙幣の枚葉搬送を行なう第1の搬送路と、該第
    1の搬送路と接続し前記現金自動取扱機又は前記現金自
    動取扱機管理機内の紙幣の移動方向と直交する方向に設
    けた紙幣の枚葉搬送を行なう第2の搬送路と、一方が該
    第2の搬送路と接続し他方が前記現金自動取扱機又は前
    現金自動取扱機管理機の紙幣処理部と接続し紙幣の搬
    送姿勢を変換する姿勢変換機と、前記紙幣処理部に入出
    取扱の搬送経路をバイパスし前記姿勢変換機に接続する
    第3の搬送路と、を設けたことを特徴とする紙幣処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2の搬送路に、搬送中の紙幣の搬
    送方向を変えて保持する退避エリアを設けたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の搬送路と第2の搬送路は、幅
    が広い面で互いに相対する着磁された磁性材からなるベ
    ルトを用いたことを特徴とする請求項1から請求項3の
    うち何れかの請求項に記載の紙幣処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の搬送路に紙幣の分離・集積が
    可能なバッファボックスと、紙幣の表裏反転部とを設け
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の紙幣
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の搬送路、第2の搬送路、第3
    の搬送路を経由して現金自動取扱機又は現金自動取扱機
    管理機の所定の収納部に収納される紙幣を鑑別し収納の
    可否を判断する紙幣鑑別装置を前記第3の搬送路と前記
    収納部との間に設けたことを特徴とする請求項又は請
    求項に記載の紙幣処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第3の搬送路、第2の搬送路、第1
    の搬送路を経由して現金自動取扱機又は現金自動取扱機
    管理機から外部に搬送され、現金自動取扱機管理機又は
    他の現金自動取扱機に回収される紙幣を鑑別し外部搬送
    の可否を判断する紙幣鑑別装置を前記第3の搬送路と前
    記収納部との間に設けたことを特徴とする請求項又は
    請求項に記載の紙幣処理装置。
  8. 【請求項8】 顧客との間で紙幣の授受を行なう複数の
    現金自動取扱機と、該複数の現金自動取扱機を管理し紙
    幣の授受を行なう現金自動取扱機管理機と、それぞれの
    現金自動取扱機の側面に設け搬送路の長さが伸縮自在で
    紙幣の枚葉搬送を行なう第1の搬送路と、該第1の搬送
    路と接続し前記現金自動取扱機又は前記現金自動取扱機
    管理機内の紙幣の移動方向と直交する方向に設けた紙幣
    の枚葉搬送を行なう第2の搬送路と、一方が該第2の搬
    送路と接続し他方が前記現金自動取扱機又は前記現金自
    動取扱機管理機の紙幣処理部と接続し紙幣の搬送姿勢を
    変換する姿勢変換機とを設けた紙幣処理装置における前
    記第1の搬送路を伸長させて前記現金自動取扱機管理機
    と前記現金自動取扱機または前記現金自動取扱機と前記
    現金自動取扱機間を接続して装置を稼働させ、また、前
    記第1の搬送路を縮退させて装置間の接続を遮断し、前
    記現金自動取扱機管理機または前記現金自動取扱機の筐
    体から前記紙幣処理部を引出し、保守作業を行うことを
    特徴とする紙幣処理方法。
  9. 【請求項9】 顧客との間で紙幣の授受を行なう複数の
    現金自動取扱機と、該複数の現金自動取扱機を管理し紙
    幣の授受を行なう現金自動取扱機管理機と、それぞれの
    現金自動取扱機の側面に設け搬送路の長さが伸縮自在で
    紙幣の枚葉搬送を行なう第1の搬送路と、該第1の搬送
    路と接続し前記現金自動取扱機又は前記現金自動取扱機
    管理機内の紙幣の移動方向と直交する方向に設け紙幣の
    枚葉搬送を行い搬送中の紙幣の搬送方向を変えて保持す
    る退避エリアを設けた第2の搬送路と、一方が該第2の
    搬送路と接続し他方が前記現金自動取扱機又は前記現金
    自動取扱機管理機の紙幣処理部と接続し紙幣の搬送姿勢
    を変換する姿勢変換機とを設けた紙幣処理装置における
    紙幣の搬送異常検出時に、検出個所よりも上流の搬送途
    中の紙幣を最寄りの退避エリアに退避させると共に、非
    稼働の最寄りの現金自動取扱機又は現金自動取扱機管理
    機に強制収納させることを特徴とする紙幣処理方法。
  10. 【請求項10】 前記非稼働の最寄りの現金自動取扱機
    又は現金自動取扱機管理機に強制収納させた紙幣を、装
    置の復旧後、この紙幣を有効利用することを特徴とする
    請求項に記載の紙幣処理方法。
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