JP4504554B2 - 薄片搬送装置ならびにその利用装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の入口から入れ込まれた紙幣のような薄片を所定の経路方向に搬送する薄片搬送装置ならびに、その利用装置、例えば、複数台のパチンコ遊技機とその遊技球を貸付対価として入れ込まれた紙幣などを搬送する薄片搬送装置を設けたパチンコ台島装置などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機、または、パチンコ遊技機のゲート部分に跳ね返し機能やスロットマシン機能を設けたパチンコ・スロット遊技機などの遊技機(この発明では、これらの遊技機を総称して、パチンコ台という)を、図11のように、複数台配置して、1つのブロック状に構成したものをパチンコ台島装置500という、このパチンコ台島装置500は、パチンコ店の内部において、あたかも複数の「島」を配置したように見えるので、通称を「島」とも呼ばれている。
【0003】
以下の図において、同一符号で示す部分は、いずれかの図において説明する同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。また、図中のごく太い線の部分は、その部分の端面または断面を略して画いた部分である。なお、この発明において部材とは、所要の各部を構成する構成材を言うものである。
【0004】
そして、図11のように、パチンコ台の遊技に使用する遊技球の貸付対価として入れ込まれた紙幣、伝票、カード類などの薄片100を搬送するための薄片搬送装置300をパチンコ台島装置500に組み付けた構成が周知である。
【0005】
図11において、パチンコ台島装置500には、複数台のパチンコ台Bを前列側と後列側とに分けて配置するとともに、パチンコ台B間の所要箇所に、パチンコ台Bに使用する遊技球、つまり、パチンコ玉を貸付けるための球貸装置(装置全体は図示せず)に入れ込まれた薄片100を主搬送路Mにための副搬送路Sの部分を1つのブロック状に構成した副搬送部分Cを配置してある。なお、この発明において、上流側または下流側とは主搬送路Mにおける薄片100の流れにおける上流側または下流側をいう。
【0006】
また、前列側のパチンコ台Bと後列側のパチンコ台Bとの間の空間部分に主搬送路Mを構成する1つの主搬送路部分300Aを配置してあり、副搬送部分Cからの薄片100を主搬送路部分300Aにより搬送して、例えば、主搬送路Mの終端に設けた収納箱110に薄片100を収納する。なお、前列側と、後列側との区別は、構成を分かり易く説明するためのものであって、店内の配置などに関連づける意味のものではない。また、前列側または後列側のみで構成したものも周知である。
【0007】
そして、パチンコ台Bの大きさL2の異なりに対する対応や、現場での薄片搬送装置300の組み付けの容易化などのために、図11〜図16のように、主搬送路Mと副搬送路Sの合流箇所をブロック状にユニット化して構成した合流搬送部分2とし、各合流搬送部分の間に配置される主搬送路Mの箇所をブロック状にユニット化して構成した主搬送部分4とに分けて配置することにより、主搬送部分4の長さL3のみを変更するだけで、各副搬送路Sの間の距離L1の変化に対応し得るようにした構成が周知である。
【0008】
さらに、具体的な細部の構成は、例えば、図13のように、主搬送部分4における搬送構成を、対向して配置した同一速度で送行する2つの無端状のベルト45A・45Bの間、すなわち、対向ベルト部分42の間に、薄片100を挟み込んで搬送する機構(この発明において、対向ベルト搬送機構という)によって構成し、また、副搬送部分Cにおける搬送構成も同様の対向搬送ベルト機構によって構成してある。
【0009】
主搬送部分4における対向ベルト搬送機構45A・45Bに対する駆動構成は、図14のような歯車機構によって駆動されており、合流搬送部分2の底部側の保持板2zに配置した駆動モータ26により歯車機構26Aを介して回転させられる仲介歯車29〜29dと連動する2つの歯車46a・46bの軸に設けた各駆動側プーリ43A・43Bによってベルト45A・45Bを駆動している。
【0010】
そして、対向ベルト搬送機構45A・45Bにより従動される従動側プーリ44A・44Bを下流側の合流搬送部分2に近接した端部の位置に配置することにより、次順の合流搬送部分4に入れ込むようにしてある。
【0011】
また、各対向ベルト搬送機構の対向するベルト、例えば、ベルト45A・45Bの対向部分、すなわち、対向ベルト部分42は、薄片100が入り込む程度のごく僅かの隙間を設けるか、または、殆ど接触する状態になっている。なお、この発明において、対向ベルト部分42のように、搬送方向に向かって送行する側のベルトを往側ベルトといい、搬送方向と反対方向に送行する側のベルト、例えば、ベルト45A1・45B1の部分を復側ベルトという。
【0012】
主搬送部分4の対向ベルト搬送機構45A・45Bは、上流側の合流搬送部分2から送り込まれる薄片100を取り込む側の端部に設けた案内片59Aと、搬送した薄片100を次順の合流搬送部分2に送り込む側の端部に設けた案内片59Bとの部分を残して、適宜の保護覆4Aで囲んである。
【0013】
主搬送部分4は、図11〜図16のように、合流搬送部分2に対して着脱できるようにしてあり、装着の際には、主搬送部分4に設けた案内片59Bを合流搬送部分2の案内片2Bの部分に入れ込ませて、主搬送部分4の両端の底面側を合流搬送部分2から張り出した受止具2a・2bで保持するとともに、主搬送部分4の上面側から張り出した掛止具47Aの穴47に、合流搬送部分2の上面側に設けた突起30を入れ込んで保持させている。
【0014】
副搬送部分Cから入れ込まれた薄片100に対する合流搬送部分2での搬送構成は、薄片100を、対向して配置したローラ(この発明において、対向ローラという)81で取り込み、案内片23とローラ25Aとで搬送して、下流側の主搬送部分4に設けた案内片59Aで案内して主搬送部分4に入れ込んでいる。この搬送構成は反対側の副搬送部分Cに対しても同様に対象形に配置してある。
【0015】
案内導管8は、パチンコ台100の大きさやパチンコ台島装置500の配置の都合でパチンコ台島装置500の幅Wが変化するので、案内導管8の長さを変えるだけで、幅Wに対応させ得るようにしたものである。
【0016】
上流側の主搬送部分4から送り込まれた薄片100に対する合流搬送部分2での搬送構成は、案内片2Bと対向ローラ24とで搬送して下流側の主搬送部分4に入れ込むようにしている。
【0017】
合流搬送部分2の上面側に設けた手動用つまみ27Cは、歯車29Dと歯車46bとの噛み合わせ位置を調整する場合、合流搬送ユニット2の内部に薄片100、例えば、紙幣が何らかの理由で停滞して詰まったときに、それを取り出す操作を行う場合などに、歯車機構全体を手動で回転させるためのものである。また、上方の歯車46a・46bの部分には保護覆98を設けて、歯車の噛合部分に異物が入らないようにしている。
【0018】
主搬送部分4の具体的な構成は、図16のように、上下のフレーム41に固定板51を、例えば、ねじ51Aで固定するなどにより、上下のフレーム41の間隔を保持するように構成したものを枠体50として、この枠体50に所要の構成部分を取り付けたものである。フレーム41は、例えば、アルミニウムなど金属材、固定板51は、例えば、鋼板などの金属材で形成してある。
【0019】
上下のフレーム41の間には、対向ベルト搬送機構45A・45B、プーリ43A・43B・44A・44Bのほか、薄片100の通過を検出するための検出器99、例えば、赤外光の反射によるセンサと、対向ベルト部分42の途中部分で隙間が生じないように押えるためのローラ43Cと、このローラ43Cの部分での薄片100を案内する案内片58と、これらの中間部分での薄片100を案内する案内片52が設けてある。
【0020】
両側の保護覆4Aの部分は、例えば、図17の〔ロ−ロ断面〕のように、合成樹脂材で形成した覆用部材48を下端側を支点として開閉可能に構成することにより、内部の対向ベルト搬送機構45A・45Bの部分を露呈し得るようにして、薄片100が何らかの理由で、対向ベルト部分42で停滞状態になった場合に、薄片100の取出操作を行えるように構成してある。
【0021】
また、中間部分の案内片52に代えて、図17の〔案内・保護覆兼用型構成〕にように、覆用部材48に内側に突き出した凸状部分48Aを設けておき、両側の凸状部分48Aの間で薄片100を案内するように構成する場合もある。
【0022】
ローラ43Cは、必要に応じて、図18の〔蛇行搬送型構成〕のように、プーリ43A・44Aを結ぶ線よりも前側または後側に配置して、対向ベルト部分42を1つまたは複数の「へ字形」に曲折するように、1つまたは複数のローラ43Cを配置している。
【0023】
また、対向ベルト搬送機構45A・45Bの部分を、必要に応じて、図18の〔食込搬送型構成〕のように、プーリ43A・43Bの対向位置と、プーリ44A・44Bの対向位置とを、例えば、プーリ43A・44Aの半径程度だけ、ずらせるとともに、プーリ43A・43Bの対向間隔と、プーリ44A・44Bの対向間隔とを、例えば、ベルト45A・45Bの厚さ程度だけ狭くすることにより、薄片100を局部的に蛇行251・252させて搬送能力を向上させるように構成している。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術による構成は、主搬送路Mが直線状になっているので、装置全体の配置の都合上、例えば、店内の地形が曲がっているなどの都合で、パチンコ台島装置500を曲折配置する必要がある場合には、その曲折箇所ごとに、収納箱110を設けて構成することになる。
【0025】
しかし、こうした構成では、薄片100、例えば、紙幣の収集に手間がかかるほか、その収納箱110を配置した箇所が実質的には無駄なスペースになってしまい、敷地の利用効率を低下させているという不都合がある。
【0026】
こうした不都合を解消するために、その曲折箇所に、主搬送方向に曲折角度をもたせた合流搬送部分2を設けることが考えられるが、この構成では、その都度、敷地の曲折角度に合わせた合流搬送部分2を製造しなければならないので、装置を安価に提供できないなどの不都合が生ずる。
このため、こうした不都合のない薄片搬送装置ならびにその利用装置、例えば、パチンコ台島装置の提供が望まれているという課題がある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記のような
複数の副搬送路から入れ込まれる薄片を主搬送路に合流させて搬送する合流搬送部分と、上記の合流搬送部分から入れ込まれる上記の薄片を上記の主搬送路に沿って搬送する主搬送部分とを設けるとともに、上記の主搬送路を屈曲させた屈曲箇所を設ける薄片搬送装置において、
【0028】
上記の屈曲箇所に位置付けた上記の主搬送部分の途中箇所に、上記の屈曲を所定の範囲内で任意の屈曲角度に変化させるための可変屈曲機構を配置する可変屈曲機構配置手段と、上記の任意の屈曲角度において上記の屈曲を固定させるための固定機構を上記の途中箇所に配置する固定機構配置手段とを設け
【0029】
の構成における可変屈曲機構を、上記の途中箇所で上記の主搬送部分の枠体を上流側枠体と下流側枠体とに分割するとともに、上記の上流側枠体の端部と上記の下流側枠体の端部との間に上記の屈曲のための支点を設けて、上記の上流側枠体と上記の下流側枠体とを連結する屈曲連結手段と、
【0030】
上記の主搬送部分における搬送を対向ベルト搬送機構の対向ベルト部分で行わせる対向ベルト搬送手段と、
上記の途中箇所の上流側における上記の対向ベルト部分の両側に設けられて対向する1対の対向ローラ、すなわち、上流側対向ローラと、上記の途中箇所の下流側における上記の対向ベルト部分の両側に設けられて対向する1対の対向ローラ、すなわち、下流側対向ローラとを配置する対向ローラ配置手段と、
【0031】
上記の上流側対向ローラと上記の下流側対向ローラとの間における上記の対向ベルト搬送機構の一方の復側ベルトの外側に設けられた上流側案内ローラと、上記の下流側対向ローラよりも下流側の上記の復側ベルトの外側に設けられた下流側案内ローラとを配置する案内ローラ配置手段と、
【0032】
上記の上流側枠体と上記の下流側枠体とを上記の支点で屈曲させることにより、上記の対向ベルト部分を上記の下流側対向ローラの一方のローラの外周に沿って屈曲させる対向ベルト屈曲手段とを設けて構成した第の構成と、
【0033】
上記の第の構成に付加して、上記の上流側枠体の下流側位置に設けられて上記の薄片の上下の両面を案内する1対の案内片、すなわち、上流側案内片と、上記の下流側枠体の上流側位置に設けられて上記の両面を案内する1対の案内片、すなわち、下流側案内片とを配置する案内片配置手段と、
【0034】
上記の上流側枠体の側に固定されて上記の上流側案内片の外側から上記の下流側案内片の内側に入れ込まれるとともに、上記の屈曲に従って屈曲することにより、上記の上流側案内片と上記の下流側案内片との間における上記の薄片の上下の片面を案内する案内片を配置する屈曲案内片配置手段とを設ける第の構成と、
【0035】
上記の第の構成・第の構成に付加して、上記の上流側枠体と上記の下流側枠体との間の両外側を覆って上記の屈曲に従って屈曲するとともに、一端が上記の下流側枠体に固定されて、他端が上記の上流側枠体の両外側に沿って出入する覆板を配置する覆板配置手段を設ける第の構成と、パチンコ台島装置において、上記の第1構成〜第の構成を設ける第の構成とより上記の課題を解決したものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態として、上記の従来技術の構成にこの発明を適用した実施例を説明する。
【0037】
【実施例】
〔第1実施例〕
以下、図1〜図8により第1実施例を説明する。この第1実施例の構成が上記の従来技術の構成と異なる箇所は次の箇所である。なお、図2〜図8において、特に説明していない箇所は、主搬送路Mに対して上下・前後の構成が対称になるように構成してある。また、図2は枠体50を除去して内部の構成を分かり易く記載した図である。
【0038】
第1には、主搬送路Mの屈曲箇所Mbに位置する主搬送部分4Xの構成を、図1の〔屈曲搬送構成〕のように、主搬送部分4Xの途中箇所55に、主搬送路Mの屈曲を所定の範囲内、例えば、屈曲角度範囲θ1を90°とした範囲内で、任意の屈曲角度θ2に変化させるための可変屈曲機構60を配置するとともに、任意の屈曲角度θ2の箇所で固定させるための固定機構70を設けて構成した箇所である。
【0039】
第2には、図1の〔屈曲部分搬送構成〕のように、主搬送部分4Xの途中箇所55で枠体50を上流側枠体50Aと下流側枠体50Bとに分割するとともに、上流側枠体50Aの端部と下流側枠体50Bの端部との間に、主搬送路Mを屈曲するための支点61を設けて、上流側枠体50A・下流側枠体50Bとを連結した箇所である。
【0040】
第3には、主搬送部分4Xにおける薄片100の搬送を対向ベルト搬送機構45A・45Bの対向ベルト部分42で行わせるとともに、上記の途中箇所55よりも上流側の対向ベルト部分42の両側に、対向する1対の対向ローラ45J・45K、すなわち、上流側対向ローラ45J・45Kを配置した箇所である。
【0041】
第4には、上記の途中箇所55よりも下流側の対向ベルト部分42の両側に、対向する1対の対向ローラ45L・45M、すなわち、下流側対向ローラ45L・45Mを配置た箇所である。
【0042】
第5には、上流側対向ローラ45J・45Kと下流側対向ローラ45L・45Mとの間に、対向ベルト搬送機構45A・45Bの一方の復側ベルト、例えば、ベルト45Aの復側ベルト45A1の外側に、上流側案内ローラ45Pを配置するとともに、下流側対向ローラ45L・45Mよりも下流側の復側ベルト45A1の外側に、下流側案内ローラ45Qを配置した箇所である。
【0043】
第6には、上流側枠体50Aと下流側枠体50Bとを支点61で屈曲さて、対向ベルト部分42を下流側対向ローラ45L・45Mの一方の外周、例えば、ローラ45Lの外周に沿って屈曲させるようにした箇所である。そして、第7には、上記の第2〜第6の箇所の構成により可変屈曲機構60を構成した箇所である。
【0044】
第8には、図3・図5・図6のように、薄片100の上下の両面を案内する1対の案内片53A・53Bをもつ上流側案内片53を上流側枠体50Aの下流側の位置に配置するとともに、同様に両面を案内する1対の案内片54A・54Bをもつ下流側案内片54を下流側枠体50Bの上流側の位置に配置した箇所である。なお、案内片53・54は、例えば、合成樹脂材で形成してある。
【0045】
第9には、案内片53・54の間における薄片100を屈曲させながら案内するための屈曲案内片65の一端側を上流側枠体50Aの側、例えば、上流側枠体50Aに配置した上流側案内片53の外側に固定しておき、屈曲案内片65の他端側を上流側案内片53の外側から下流側案内片54の内側、すなわち、案内片54A・54Bの間に入れ込まれせるように配置した箇所である。なお、屈曲案内片65は比較的に大きい弾性をもつ透明な合成樹脂材の薄い板状体、例えば、東レ株式会社製の商品名「ルミラン」の厚さ0.2mm程度の薄板材で形成してある。
【0046】
そして、屈曲案内片65を屈曲角度θ2の屈曲に従って屈曲させることにより、上流側案内片53A・53Bと下流側案内片54A・54Bとの間における薄片100の上下の片面、すなわち、屈曲の外側になる面を案内させている。
【0047】
第10には、上流側枠体50Aと下流側枠体50Bとの間の両外側を覆うための1対の覆板66A・66Bの一端を下流側枠体50Bに固定させておき、覆板66A・66Bを屈曲角度θ2の屈曲により屈曲させるとともに、覆板66A・66Bの他端を上流側枠体50Aの両外側に沿って出入させるように配置した箇所である。覆板66A・66Bは、例えば、屈曲案内片65と同様の合成樹脂材で形成してある。
【0048】
つまり、この第1実施例の構成は、概括的には、第1には、
複数の副搬送路Sから入れ込まれる薄片100、例えば、紙幣を主搬送路Mに合流させて搬送する合流搬送部分2と、上記の合流搬送部分2から入れ込まれる上記の薄片100を上記の主搬送路Mに沿って搬送する主搬送部分4とを設けるとともに、上記の主搬送路Mを屈曲させた屈曲箇所Mbを設ける薄片搬送装置300において、
【0049】
上記の屈曲箇所Mbに位置付けた上記の主搬送部分4Xの途中箇所55に、上記の屈曲を所定の範囲内、例えば、屈曲角度範囲θ1を90°とした範囲内で、任意の屈曲角度θ2に変化させるための可変屈曲機構60を配置する可変屈曲機構配置手段と、
【0050】
上記の任意の屈曲角度θ2において上記の屈曲を固定させるための固定機構70を上記の途中箇所55に配置する固定機構配置手段とを設けた構成とし、
【0051】
の構成における可変屈曲機構60を、上記の途中箇所で、上記の主搬送部分4Xの枠体50を、上流側枠体50Aと下流側枠体50Bとに分割するとともに、上記の上流側枠体50Aの端部と上記の下流側枠体50Bの端部との間に上記の屈曲のための支点61を設けて、上記の上流側枠体50Aと上記の下流側枠体50Bとを連結する屈曲連結手段と、
【0052】
上記の主搬送部分4Xにおける搬送を対向ベルト搬送機構45A・45Bの対向ベルト部分42で行わせる対向ベルト搬送手段と、
上記の途中箇所55の上流側における上記の対向ベルト部分42の両側に設けられて対向する1対の対向ローラ45J・45K、すなわち、上流側対向ローラ45J・45Kと、上記の途中箇所55の下流側における上記の対向ベルト部分42の両側に設けられて対向する1対の対向ローラ45L・45M、すなわち、下流側対向ローラ45L・45Mとを配置する対向ローラ配置手段と、
【0053】
上記の上流側対向ローラ45J・45Kと上記の下流側対向ローラ45L・45Mとの間における上記の対向ベルト搬送機構45A・45Bの一方の復側ベルト、例えば、ベルト45A1の外側に設けられた上流側案内ローラ45Pと、上記の下流側対向ローラよりも下流側の上記の復側ベルトの外側に設けられた下流側案内ローラ45Qとを配置する案内ローラ配置手段と、
【0054】
上記の上流側枠体50Aと上記の下流側枠体50Bとを上記の支点61で屈曲させることにより、上記の対向ベルト部分42を上記の下流側対向ローラ45L・45Mの一方のローラ、例えば、ローラ45Lの外周に沿って屈曲させる対向ベルト屈曲手段とを設けて構成した上記の第の構成を構成しているものである。
【0055】
には、上記の第の構成に付加して、上記の上流側枠体50Aに設けられて上記の薄片100の上下の両面を案内する1対の案内片53A・53B、すなわち、上流側案内片53A・53Bと、上記の下流側枠体50Bに設けられて上記の両面、すなわち、薄片100の上下の両面を案内する1対の案内片54A・54B、すなわち、下流側案内片54A・54Bとを配置する案内片配置手段と、
【0056】
上記の上流側枠体50Aの側に固定されて上記の上流側案内片53A・53Bの外側から上記の下流側案内片54A・54Bの内側に入れ込まれるとともに、上記の屈曲、すなわち、屈曲角度θ2に従って屈曲することにより、上記の上流側案内片53A・53Bと上記の下流側案内片54A・54Bとの間における上記の薄片100の上下の片面を案内する案内片、例えば、屈曲案内片65を配置する屈曲案内片配置手段とを設けた上記の第の構成を構成しているものである。
【0057】
には、上記の第の構成・第の構成に付加して、上記の上流側枠体50Aと上記の下流側枠体50Bのと間の両外側を覆って上記の屈曲、すなわち、屈曲角度θ2に従って屈曲するとともに、一端が上記の下流側枠体に固定されて、他端が上記の上流側枠体の両外側に沿って出入する覆板を配置する覆板配置手段を設けた上記の第の構成を構成しているものである。さらに、第には、上記の第1の構成〜第の構成による薄片搬送装置300を設けたパチンコ台島装置500を構成しているものである。
【0058】
そして、具体的には、主搬送部分4Xから枠体50を除いた部分の構成は図2のように構成してあり、図2において、薄片100は、右端のプーリ43A・43Bの箇所で取り込まれて、案内片59A・案内片53で案内されながら対向ベルト搬送機構45A・45Bの対向ベルト部分42によって搬送される。
【0059】
薄片100は、まず、対向ローラ45J・45Kの箇所を通って、案内片53の下流側に至り、案内片53と案内片54との間の箇所で、屈曲案内片65で案内されて屈曲箇所Mbで屈曲しながら案内片54に入って案内され、次いで、対向ローラ45L・45Mの箇所を通って、案内片52・案内片59Bで案内されながら、プーリ44A・44Bの箇所から送り出される。
【0060】
屈曲箇所Mbを屈曲させない場合の構成は、横断平面の構成が図3、平面の構成が図4、正面の構成が図5、要部の縦断面が図6のような構成になっており、各部分を図3〜図6の取付状態にしたときには、図1のように、屈曲角度範囲θ1を時計方向に90°の範囲とした場合の構成になっている。
【0061】
しかし、屈曲案内片65の取付状態を対向ベルト42の手前側に移設するとともに、図4の固定機構70の回転固定板71に鎖線で示したような対称形部分71Aを追加し、または、鎖線で示した対称形部分71Aの形状に変更することによって、屈曲角度範囲θ1を反時計方向に90°の範囲とした場合の構成に変更できるようにした兼用構成のものにしてある。
【0062】
このため、図3の直線状態において、対向ローラ45J・案内ローラ45P・対向ローラ45L・案内ローラ45Qと、対向ローラ45K・案内ローラ45R・対向ローラ45M・案内ローラ45Sとを、対向ベルト部分42を中心にして、対称位置に位置付けてあり、対向ローラ45J・45Kと案内ローラ45P・45Rとの各軸受部分45j・45k・45p・45rを上流側枠体50Aの上下のフレーム41に、また、対向ローラ45L・45Mと案内ローラ45Q・45Sとの各軸受部分45l・45m・45q・45sを下流側枠体50Bの上下のフレーム41に配置してある。
【0063】
また、屈曲角度θ2の変化によるベルト45A・45Bの弛張状態を、なるべく均衡させるために、案内ローラ45P・45R・45Q・45Sを、なるべく対向ベルト部分42に接近させて配置してある。
【0064】
さらに、支点61を、図3の直線状態において、対向ローラ45L・45Mの対向位置点Pxから対向ローラ45L・45Mの半径分だけ上流側の対向ベルト部分42の位置、すなわち、主搬送路Mの位置またはその付近に位置付けることにより、任意の屈曲角度θ2の状態において、対向ベルト42に挟まれた薄片100が案内片53の内側から、はみ出さないようにしている。
【0065】
案内片53の部分は、基体部分53Cを含めた形状を案内片59Bの部分とほぼ同様の形状に形成してあるが、案内片53A・53Bの下流側端部の長さを、屈曲角度θ2を変化させた際に、薄片100の搬送を妨げない程度に短くしてある。
【0066】
案内片54の部分は、基体部分54Cを含めた形状を案内片59Aの部分とほぼ同様の形状に形成してあるが、案内片54A・54Bの上流側端部の長さを、屈曲角度θ2を変化させた際に、薄片100の搬送を妨げない程度に短くしてある。
【0067】
そして、図3・図6のように、屈曲案内片65の取付具65Bは取付ねじ65Cにより案内片53の基体部分53Cに固定してあり、屈曲案内片65は、案内片53側に押し付けるように無理に曲げた状態にして、屈曲案内片65の一端を取付ねじ65Aにより取付具備65Bに固定してあり、さらに、屈曲案内片65の他端を案内片53の端部から案内片54の内側、すなわち、案内片53A・53Bの間に入れ込んである。
【0068】
上流側枠体50Aと下流側枠体50Bとの連結部分は、図3のように、上流側枠体50Aのフレーム41の端面41A1の形状を対向ベルト部分42と直交する方向に直線状の端面に形成する。また、下流側枠体50Bのフレーム41の端面41B1の形状は、端面41A1を支点61を中心にして回転させた際の円弧状の面に形成するのが理想的ではあるが、加工を簡便にするために、135°の角度をもつ端面41xで切り取った形状にしてある。
【0069】
そして、上流側枠体50Aの連結部分における上下のフレーム41の間の保持は、固定板51と同様の固定板51U・51Vを固定用ねじ51u・51vで固定してあり、下流側枠体50Bの連結部分における上下のフレーム41の間の保持は、固定板51と同様の固定板51X・51Yを固定用ねじ51x・51yで固定してある。
【0070】
なお、固定板51X・51Yを固定する部分は、フレーム41に直接的に固定せずに、案内片54の基体部分54Cを適宜の固定ねじ(図示せず)によりフレーム41に固定するとともに、基体部分54Cに固定板51X・51Yを固定することにより、固定板51X・51Yを、間接的に、フレーム41に固定するように構成してある。
【0071】
また、図5のように、上流側枠体50Aの上下のフレーム41に取付ねじ75A1・75B1で固定した上下のヒンジ金具75A・75Bの間に、下流側枠体50Bの上下のフレーム41の端面41B1の部分を入れ込んで挟むことにより、上流側枠体50Aによって、下流側枠体50Bが上下方向に動かないように保持している。
【0072】
さらに、上下のヒンジ金具75A・75Bから張り出して設けた支点61用のピン61A1・61B1の先端部分を、下流側枠体50Bの上下のフレーム41に設けた支点穴61A2・61B2に入れ込んで保持することにより、上流側枠体50Aと下流側枠体50Bとが支点61の箇所で屈曲できるように保持している。
【0073】
屈曲角度θ2を固定する固定機構70は、上側のヒンジ金具75Aを延長させた回転固定板71の取付穴71Cと、下流側枠体50Bの上側のフレーム41に取付ねじ73Aで固定した固定用座体73に設けたねじ穴73Bとを、手動で操作可能な固定用ねじ72、例えば、蝶ねじで固定するように構成してある。つまり、固定用ねじ72を緩めた状態で、屈曲角度θ2を所要の角度に変化させた後に、固定用ねじ72を締め付けることによって、その屈曲角度θ2で固定することができるように構成してある。
【0074】
取付穴71Cは、支点61を中心にした円弧状の穴に形成するのが理想的であるが、加工を簡便にするために、図4のように、穴幅を大きめにして、135°の角度をもたせた曲がり穴に形成してある。
【0075】
上流側枠体50Aと下流側枠体50Bとの間の両外側を覆う覆板66A・66Bの各一端は、固定板51X・51Yの固定用ねじ51x・51yと固定板51Yの上流側に設けた固定用ねじ51zとを利用して、下流側枠体50の側に固定してあり、覆板66A・66Bの各他端は、上流側枠体50Aの上下のフレーム41の張出部分41vと、上下のヒンジ金具75A・75Bの張出部分75A2との間の溝部分41uの中に入れ込ませてるようにしてある。
【0076】
そして、屈曲角度θ2を、例えば、45°程度にした場合には図7のように、また、屈曲角度θ2を、例えば、屈曲角度範囲θ1の最大角度90°と同一の角度にした場合には図8のように、屈曲された状態になり、屈曲案内片65は下流側の端部が案内片54の内側に入った状態で、それ自体の弾性による案内曲面を形成することになる。
【0077】
また、覆板66A・66Bも同様にして曲面を形成るとともに、端部が溝部分41uに沿って出入するので、上流側枠体50Aの両外側に沿って出入するように動作することなり、上流側枠体50Aと下流側枠体50Bとの間の両外側を保護できることになる。
【0078】
さらに、可変屈曲機構60を任意の屈曲角度θ2に屈曲させて、固定機構70により屈曲角度を固定した状態にすると、屈曲箇所Mbにおいて、対向ベルト部分42に挟まれた薄片100が移動する経路が、案内片53の内側から対向ローラ45Lの外周に沿って案内片54の内側を通り、また、案内片53・54の間の箇所では、薄片100の上下が屈曲案内片65の内側で案内されるので、薄片100が円滑に屈曲箇所Mbを通過することができる。
【0079】
なお、ベルト45A・45Bが伸縮度を十分に大きくとれない材質の場合には、屈曲角度θ2が屈曲角度範囲θ1になるまで伸びきれなかったり、対向ベルト部分42での薄片100を挟む弾力が弱くなって、薄片100の搬送に支障を生ずる場合がある。
【0080】
こうした場合には、ベルト45Aの長さとベルト45Bの長さとが多少異なるものを用い、屈曲角度θ2を種々に変化させた状態において、対向ベルト部分42が薄片100を挟む弾力が必要最小限以上になるような引っ張り状態が得られる長さになるのものにして構成すればよい。
【0081】
そして、屈曲案内片65の移設と回転固定板71の変更とによって、屈曲角度範囲θ1を反時計方向の角度に変更する場合には、ベルト45Aとベルト45Bとを入れ換えて、上記のような引っ張り状態になるように構成すればよい。
【0082】
したがって、この第1実施例の構成によれば、屈曲箇所Mbに位置する主搬送部分4Xに可変屈曲機構60と固定機構70とを設けるだけの構成で、任意の屈曲角度をもつ主搬送路Mに対応可能な薄片搬送装置300ならびにその利用装置を提供できるわけである。
【0083】
また、屈曲案内片65・覆体66A・66Bを透明な合成樹脂材の板材で形成することによって、使用中に屈曲箇所Mbで薄片100の搬送が行き止まるなどの異常状態を作業員が目視確認し得るほか、屈曲案内片65・覆体66A・66Bが薄板材で形成することによって、作業員が指先など屈曲案内片65・覆体66A・66Bを案内片54・溝部分41uから引き出すことにより、屈曲箇所Mbの内部が露呈されるので、対向ベルト部分42から薄片100を取り出すことができる。
【0084】
〔第2実施例〕
以下、図9により第2実施例を説明する。この第2実施例の構成が上記の第1実施例の構成と異なる箇所は、案内ローラ45P・45Rと、案内ローラ45Q・45Sとの部分を、屈曲角度θ2の内側になる方の案内ローラ部分のみに変更して、案内ローラ45P・45Qだけを設けるようにして基本的な部分のみを設けるようにした箇所である。
【0085】
そして、具体的には、案内ローラ45Pの軸受45pを固定する保持板45Px、例えば、金属板で形成したフレームを案内片53の基体部分53Cに、取付ねじ45Pyで固定し、また、案内ローラ45Qの軸受45qを固定する保持板45Qx、例えば、金属板で形成したフレームを固定板51Xに取付ねじ45x1・45x2で固定して構成することにより、上下のフレーム41に対する軸受45p・45r・45q・45sの取付穴部分の加工を無くして、構成を簡便にしたものである。
【0086】
この第2実施例の構成において、屈曲角度範囲θ1を反時計方向の角度に変更する場合には、屈曲案内片65を対向ベルト部分42の前側に移す移設に加えて、案内ローラ45P・45Qを対向ベルト部分42の後側に移す移設を行う必要がある。
【0087】
つまり、この第2実施例の構成は、概括的には、上記の第1実施例の構成の場合と同様に、上記の第1の構成〜第の構成を構成していることになるものである。
【0088】
〔第3実施例〕
以下、図3・図9により、第3実施例を説明する。この第3実施例の構成が、上記の第1実施例と異なる箇所は、案内ローラ45P・45Rの部分は図3と同一の配置にしておき、案内ローラ45Q・45Sの部分を、屈曲角度θ2の内側になる方の案内ローラ部分のみに変更して、案内ローラ45Qだけを設けるようにした箇所である。
【0089】
そして、具体的には、案内ローラ45Qの部分を、上記の第2実施例の場合と同様に構成して構成することにより、下流側枠体50Bの上下のフレーム41に対する軸受45q・45sの取付穴部分の加工を無くして、構成を簡便にしたものである。
【0090】
この第3実施例の構成において、屈曲角度範囲θ1を反時計方向の角度に変更する場合には、屈曲案内片65を対向ベルト部分42の前側に移す移設に加えて、案内ローラ45Qを対向ベルト部分42の後側に移す移設を行うことが必要になる。
【0091】
つまり、この第3実施例の構成は、概括的には、上記の第1実施例の構成の場合と同様に、上記の第1の構成〜第の構成を構成していることになるものである。
【0092】
〔第4実施例〕
以下、図9・図10により第4実施例を説明する。この第4実施例の構成が、上記の第1実施例〜第3実施例の構成と異なる箇所は、支点61の位置を、ローラ45Lの回転中心45Lzと一致させるように変更して、理論的な支点位置に変更した箇所である。
【0093】
そして、具体的には、支点61を構成するピン61A2を、例えば、ローラ45Lの軸受部分45lの上側に設けた金属板のフレーム(図示せず)に固定するとともに、回転固定板71・固定用座体73・固定用ねじ72(図示せず)を、変更した支点61に対応した位置に設けて構成する。
【0094】
この構成によれば、屈曲角度θ2を種々の角度に変更した場合も、常に、図10のように、対向ベルト部分42が案内片53A・53Bの中央を通る状態に位置付けることができる。
【0095】
なお、図10から分かるように、上下のヒンジ金具75A・75Bの間に、下流側枠体50Bの上下のフレーム41の端面41B1の部分を入れ込む部分を、第1実施例の構成の場合よりも大きくしておく必要がある。
【0096】
そして、屈曲角度範囲θ1を反時計方向の角度範囲に変更する場合には、第1実施例・第2実施例の場合と同様に、屈曲案内片65・案内ローラ45J・45Qを、それぞれ、反対側に移設することに加えて、支点61の位置をローラ45Mの回転中心45Mzと一致させた位置に移設する必要がある。
【0097】
つまり、この第3実施例の構成は、概括的には、上記の第1実施例の構成の場合と同様に、上記の第1の構成〜第の構成を構成していることになるものである。
【0098】
〔変形実施〕
この発明は次のように変形して実施することを含むものである。
(1)覆板66・66Bの固定部分を上流側枠体50Aに設けるとともに、覆板66・66Bの入れ込み部分を下流側枠体50Bに設けるように変更して構成する。
【0099】
(2)案内片52の部分を、図17の〔案内・保護兼用型構成〕と同様の凸状部分48Aによって案内するように変更して構成する。
(3)対向ベルト部分42の長さが長い箇所、例えば、各実施例における下流側枠体50Bの対向ベルト部分42の箇所に、図18の〔蛇行搬送型構成〕のローラ43Cを配置して構成する。
【0100】
(4)プーリ43A・43Bとプーリ44A・44Bとを、図18の〔食込搬送型構成〕と同様に、ずらせて配置するように変更して構成する。
(5)上記(2)の構成において、対向ローラ45J・45Kの配置を、図18の〔食込搬送型構成〕におけるプーリ43A・43Bと同様に、ずらせて配置するように変更して構成する。
【0101】
(6)上流側枠体50Aの部分の長さと下流側枠体50Bの部分の長さとを同一程度の長さに変更し、または、上流側枠体50Aの部分の長さを長くして下流側枠体50Bの部分の長さを短くするように変更して構成する。
【0102】
(7)副搬送路Sを片側のみ、すなわち、前側のみ、または、後側のみに設けた薄片搬送装置300ならびにその利用装置、例えば、パチンコ台島装置500に適用して構成する。
【0103】
(8)下側のヒンジ金具75Bの部分を上側のヒンジ金具75Aの部分と同一のものに変更して構成する。
(9)上記(6)の構成に、固定用座体73・固定用ねじ72を付加して構成する。
【0104】
(10)第2実施例〜第4実施例の構成において、案内片54の基体部分53Cの箇所に、図9に鎖線で示したように、上下の基体部分53Cを連結して固定する柱状体54xを設けることにより固定板51X・51Yを除去するとともに、固定板51X・51Yに取り付ける構成部分、すなわち、覆体66A・66B、保持板45Qxなどを基体部分54Cに直接的に固定するように変更して構成する。
(11)覆板66A・66Bとこれらに関連する部分を除去して構成する。
【0105】
(12)案内片53Aまたは案内片53Bの下流側先端部分に肉厚を厚くした取付箇所を設け、この取付箇所に屈曲案内片65を取付固定するように変更して構成する。
(13)案内導管8を設けない薄片搬送装置300に適用して構成する。
【0106】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、主搬送路の屈曲箇所に位置付ける主搬送部分に可変屈曲機構と固定機構とを設けるだけの構成で、任意の屈曲角度をもつ主搬送路に対応できるようにした薄片搬送装置ならびにその利用装置、例えば、パチンコ台島装置が得られる。
【0107】
したがって、これらの装置を安価に提供できるほか、これらの装置を設置する際の現場作業を簡単に短時間で済ませられるなどの特長が得られるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図10はこの発明の実施例を、また、図11〜図18は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】要部構成横断平面図
【図2】要部構成内部斜視図
【図3】要部構成横断平面図
【図4】要部構成平面図
【図5】要部構成正面図
【図6】要部構成縦断面図
【図7】要部構成横断平面図
【図8】要部構成横断平面図
【図9】要部構成横断平面図
【図10】要部構成横断平面図
【図11】要部構成側面・横断平面図
【図12】要部構成横断平面図
【図13】要部構成横断平面図
【図14】要部構成内部斜視図
【図15】要部構成正面図
【図16】要部構成斜視図
【図17】要部構成縦断面図
【図18】要部構成横断平面図
【符号の説明】
2 合流搬送部分
2B 案内片
2a・2b 受止具
2z 保持板
4 主搬送部分
4A 保護覆
4X 主搬送部分
8 案内導管
23 案内片
24 対向ローラ
25A ローラ
26 駆動モータ
26A 歯車機構
27C 手動用つまみ
29〜29d 仲介歯車
29D 歯車
30 突起
41 フレーム
41A1 端面
41B1 端面
41u 溝部分
41v 張出部分
41x 端面
42 対向ベルト部分
43A・43B 駆動側プー
43C ローラ
44A・44B 従動側プーリ
45A・45B ベルト(対向ベルト搬送機構)
45A1・45B1 ベルト(復側ベルト)
45J・45K 上流側対向ローラ
45L・45M 下流側対向ローラ
45Lz 回転中心
45Mz 回転中心
45P 上流側案内ローラ
45Px 保持板
45Py 取付ねじ
45Q 下流側案内ローラ
45Qx 保持板
45x1・45x2 取付ねじ
45j・45k・45p・45r 軸受部分
45l・45m・45q・45s 軸受部分
46a・46b 歯車
47 穴
47A 掛止具
48 覆用部材
48A 凸状部分
50 枠体
50A 上流側枠体
50B 下流側枠体
51 固定板
51A ねじ
51U・51V 固定板
51X・51Y 固定板
51u・51v 固定用ねじ
51x・51y 固定用ねじ
51z 固定用ねじ
52 案内片
53 上流側案内片
53A・53B 案内片
53C 基体部分
54 下流側案内片
54A・54B 案内片
54C 基体部分
55 途中箇所
58 案内片
59A・59B 案内片
60 可変屈曲機構
61 支点
61A1・61B1 ピン
61A2・61B2 支点穴
65 屈曲案内片
66A・66B 覆板
70 固定機構
71 回転固定板
71A 対称形部分
71C 取付穴
72 固定用ねじ
73A 取付ねじ
73B ねじ穴
75A・75B ヒンジ金具
75A1・75B1 取付ねじ
75A2 張出部分
81 対向ローラ
98 保護覆
99 検出器
100 薄片
110 収納箱
251・252 蛇行
300 薄片搬送装置
300A 主搬送路部分
500 パチンコ台島装置
B パチンコ台
C 副搬送路部分
L1 距離
L2 大きさ
L3 長さ
M 主搬送路
Mb 屈曲箇所
Px 対向位置点
S 副搬送路
W 幅
θ1 屈曲角度範囲
θ2 屈曲角度

Claims (4)

  1. 複数の副搬送路から入れ込まれる薄片を主搬送路に合流させて搬送する合流搬送部分と、前記合流搬送部分から入れ込まれる前記薄片を前記主搬送路に沿って搬送する主搬送部分とを設けるとともに、前記主搬送路を屈曲させた屈曲箇所を設ける薄片搬送装置であって、
    前記屈曲箇所に位置付けた前記主搬送部分の途中箇所に、前記屈曲を所定の範囲内で任意の屈曲角度に変化させるための可変屈曲機構を配置する可変屈曲機構配置手段と、
    前記任意の屈曲角度において前記屈曲を固定させるための固定機構を前記途中箇所に配置する固定機構配置手段とを具備し、
    前記可変屈曲機構を、
    前記途中箇所で前記主搬送部分の枠体を上流側枠体と下流側枠体とに分割するとともに、前記上流側枠体の端部と前記下流側枠体の端部との間に前記屈曲のための支点を設けて、前記上流側枠体と前記下流側枠体とを連結する屈曲連結手段と、
    前記主搬送部分における搬送を対向ベルト搬送機構の対向ベルト部分で行わせる対向ベルト搬送手段と、
    前記途中箇所の上流側における前記対向ベルト部分の両側に設けられて対向する1対の対向ローラ(以下、上流側対向ローラという)と、前記途中箇所の下流側における前記対向ベルト部分の両側に設けられて対向する1対の対向ローラ(以下、下流側対向ローラという)とを配置する対向ローラ配置手段と、
    前記上流側対向ローラと前記下流側対向ローラとの間における前記対向ベルト搬送機構の一方の復側ベルトの外側に設けられた上流側案内ローラと、前記下流側対向ローラよりも下流側の前記復側ベルトの外側に設けられた下流側案内ローラとを配置する案内ローラ配置手段と、
    前記上流側枠体と前記下流側枠体とを前記支点で屈曲させることにより、前記対向ベルト部分を前記下流側対向ローラの一方のローラの外周に沿って屈曲させる対向ベルト屈曲手段とを設けて構成したことを特徴とする薄片搬送装置。
  2. 前記上流側枠体の下流側位置に設けられて前記薄片の上下の両面を案内する1対の案内片(以下、上流側案内片という)と、前記下流側枠体の上流側位置に設けられて前記両面を案内する1対の案内片(以下、下流側案内片という)とを配置する案内片配置手段と、
    前記上流側枠体の側に固定されて前記上流側案内片の外側から前記下流側案内片の内側に入れ込まれるとともに、前記屈曲に従って屈曲することにより、前記上流側案内片と前記下流側案内片との間における前記薄片の上下の片面を案内する案内片を配置する屈曲案内片配置手段とを付加したことを特徴とする請求項1記載の薄片搬送装置。
  3. 前記上流側枠体と前記下流側枠体との間の両外側を覆って前記屈曲により屈曲するとともに、一端が前記下流側枠体に固定されて、他端が前記上流側枠体の両外側に沿って出入する1対の覆板を配置する覆板配置手段を付加したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の薄片搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の薄片搬送装置を具備することを特徴とするパチンコ台島装置。
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