JP2000187752A - 紙幣入出金装置 - Google Patents

紙幣入出金装置

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JP2000187752A
JP2000187752A JP11265009A JP26500999A JP2000187752A JP 2000187752 A JP2000187752 A JP 2000187752A JP 11265009 A JP11265009 A JP 11265009A JP 26500999 A JP26500999 A JP 26500999A JP 2000187752 A JP2000187752 A JP 2000187752A
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章 野見山
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繁 佐々木
Riichi Kato
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伸二 柴田
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H83/00Combinations of piling and depiling operations, e.g. performed simultaneously, of interest apart from the single operation of piling or depiling as such
    • B65H83/02Combinations of piling and depiling operations, e.g. performed simultaneously, of interest apart from the single operation of piling or depiling as such performed on the same pile or stack
    • B65H83/025Combinations of piling and depiling operations, e.g. performed simultaneously, of interest apart from the single operation of piling or depiling as such performed on the same pile or stack onto and from the same side of the pile or stack

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金種によって紙幣サイズが長辺、短辺方向と
も大きく異なる紙幣に対応し、紙幣収納の大容量化と、
高信頼性化を実現するの紙幣入出金機構を提供すること
にある。 【解決手段】 本発明の紙幣収納放出庫は、回転駆動さ
れるスタック・フィードローラ801、ピックアップロ
ーラ811と、繰り出し方向には回転しないゲートロー
ラ803とゲートローラ803と同一軸上にあって弾性
部材が放射状に配置したブラシローラ804、および、
分離時とスタック時で可動する分離・スタックガイド8
05、さらに収納紙幣の上下端の紙幣支持部材、水平方
向に駆動される押板により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の利用者がカ
ードや通帳などを使用して、現金を直接入出金する紙幣
入出金機(例えば、金融機関などで使用されるATM)
に関し、特に、入金紙幣を出金紙幣として活用する、還
流型の紙幣入出金機に用いられる紙幣収納放出庫に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば金融機関等で使用される還
流型のATMにおける紙幣入出金機では、縦置き型の紙
幣収納放出庫が一般的に採用され、入金紙幣の収納、出
金紙幣の放出、および装置からの紙幣の自動回収、装置
への紙幣の自動装填、装置内の現金有り高を確定する自
動精査等に供されている。
【0003】一方、装置全体を比較的に簡素な搬送系で
構成でき、また設置面積を変えずに紙幣収納放出庫の個
数を増設できるというメリットから、横置き型の紙幣収
納放出庫を複数段積み重ねる方式も提案されている。
【0004】例えば、特開平10−188074号公報
記載の例では、紙幣収納部を増設しても、装置奥行寸法
が大きくならない横置き型の紙幣収納放出庫を採用した
紙幣入出金機の構成が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ATM等の普及に伴
い、紙幣入出金機は従来の機能や性能を確保しながら、
より小型、低コスト、使いやすさに対するニーズがます
ます高まっている。一方、取扱う紙幣は、国内での外国
紙幣の取扱いの増加や、国外での紙幣入出金機のニーズ
の高まりに伴い、日本円紙幣だけでなく、外国紙幣も取
扱える装置が求められている。
【0006】ところで、外国紙幣の取扱に際しては、次
の点を十分に考慮する必要がある。すなわち、金種の数
が日本円紙幣の場合より増えるだけでなく、紙幣サイズ
が金種によって長辺、短辺方向とも大きく異なる場合が
多い。さらに紙幣の折れや破れの度合いも、各国の紙幣
の流通事情から見ると、日本円紙幣よりも悪条件と考え
られ、装置の紙幣搬送路での紙幣ジャムの低減や紙幣収
納、紙幣放出における信頼性確保が重要な課題となる。
【0007】然るに上記従来例では、装置の信頼性、特
に日本円紙幣よりも悪条件な外国紙幣の連続収納動作時
の信頼性については考慮されていなかった。
【0008】従って、日本円紙幣のみならず広く外国紙
幣にも対応できる紙幣入出金機、特に入金した紙幣を出
金の為に紙幣を収納した後、その紙幣を放出することが
可能な還流タイプの紙幣入出金機には、(1)小型で簡
素な構成であること(2)紙幣搬送路での紙幣ジャムの
少ない高信頼性の装置であること(3)紙幣収納枚数が
大容量で、安定した連続収納、連続分離動作を実現でき
ること、の各条件を十分満足できることが望ましい。
【0009】本発明は日本円紙幣よりも悪条件紙幣の多
数枚連続収納の還流タイプの紙幣入出金機にも対応で
き、さらに不揃いになり易い小サイズ紙幣でも安定した
収納、放出動作が可能な紙幣入出金装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の紙幣入出金装置は、紙幣を受け又は繰出す
入出金口と、紙幣を判別する紙幣判別装置と、前記入出
金口から受け入れた紙幣を一旦収納保管する一時保管庫
と、入金された紙幣を収納し、出金のためにその紙幣を
放出する紙幣収納放出庫と、入出金口、紙幣判別装置、
一時保管庫及び紙幣収納放出庫とを接続する紙幣搬送路
とを有する紙幣入出金装置において、紙幣収納放出庫
は、紙幣搬送路と接続され、紙幣を紙幣収納放出庫に収
納しまた紙幣収納放出庫から分離するスタック・分離機
構と、紙幣の集積方向または反集積方向に回転し紙幣の
上部および下部に当接して紙幣を立位状態に支持する上
部・下部紙幣支持部材と、紙幣を立位状態に支え庫内の
水平方向に駆動される押板とを有するものである。
【0011】上部・下部紙幣支持部材はそれぞれ押板と
同一の方向に駆動され、それぞれが紙幣を送る速度は押
板の移動速度よりも速くなるように増速駆動されること
が望ましい。
【0012】また本発明の紙幣入出金機における紙幣収
納放出庫は、紙幣分離時には紙幣をスタック・分離機構
に導く位置に移動し、紙幣スタック時には前記上部紙幣
支持部材と上端部で入り組んで構成される紙幣ガイドを
有することが望ましい。
【0013】また本発明の紙幣入出金機における紙幣収
納放出庫は、スタック・分離機構から送り込まれた紙幣
を、放射状に延びた可撓性部材により、紙幣を収納する
空間に紙幣を移送するブラシローラを有することが望ま
しい。
【0014】また本発明の紙幣入出金機における紙幣収
納放出庫は、収納された紙幣下端を支持する紙幣支持部
と、ブラシローラの外周円と紙幣支持部の端部との交点
近傍に配置され、ブラシローラの上方に所定時間以上の
紙幣の有無を検出する紙幣検出センサとを有することが
望ましく、さらにその紙幣検出センサにより、ブラシロ
ーラの上方に紙幣が連続して残留したことを検出する
と、押板をスタック・分離機構方向に移動させることが
望ましい。
【0015】また本発明の紙幣入出金機における紙幣収
納放出庫は、立位状態で水平方向に集積される紙幣の膨
らみまたは傾きを検出する検出器を有し、紙幣入出金装
置は、その検出器が所定の膨らみ量または所定の傾斜角
を検出したときに、紙幣の当該紙幣収納放出庫への収納
動作を一時中断し、当該紙幣収納放出庫の押板を反集積
方向に駆動した後に、当該紙幣収納放出庫への収納動作
を再開するように制御する制御部を有することが望まし
い。
【0016】さらに、紙幣収納放出庫から他の紙幣収納
放出庫への紙幣を移動する際に、紙幣収納放出庫の押板
の移動量と他の紙幣収納放出庫の押板の移動量とを比較
して他の紙幣収納放出庫に収納された紙幣の傾きを判定
し、傾きが判定されたときには、他の紙幣収納放出庫へ
の紙幣の収納動作を一時中断し、押板を反集積方向に駆
動して紙幣の傾きを修正後、収納動作を再開する制御部
を有することが望ましい。このとき、紙幣収納放出庫の
収納動作中の押板移動量Yおよび該紙幣収納放出庫への
紙幣供給元の押板移動量Xを検出し、それぞれを比較す
ることはさらに望ましい。
【0017】またブラシローラは周方向の一部に前記可
撓性部材が放射状に設けられていないボス露出部をもつ
ことが望ましく、紙幣を収納する収納空間に紙幣を集積
する際には紙幣を集積する方向に回転し、収納空間に収
納された紙幣を分離する際には所定の位置で停止するこ
とがさらに望ましい。
【0018】また本発明の紙幣入出金機における紙幣収
納放出庫は、集積する紙幣に対し強制的に変形を及ぼす
面外変形付与部材を具備していることが望ましい。
【0019】さらに本発明の紙幣入出金機における紙幣
収納放出庫は、紙幣を集積する際、集積する紙幣の前端
と可撓性部材が所定の位置関係になるようにブラシロー
ラの回転を制御する制御部を有することが望ましい。
【0020】さらに本発明の紙幣入出金機における紙幣
収納放出庫は、収納する紙幣の形状に応じて前記収納空
間を形成する位置が調整可能な天板を有することが望ま
しい。
【0021】また本発明の紙幣入出金機における紙幣収
納放出庫は、収納する紙幣の形状に応じて前記収納空間
を形成する位置が調整可能な側壁を有することが望まし
い。
【0022】また本発明の紙幣入出金機における紙幣収
納放出庫は、収納放出口付近の収納空間側に可撓性の仕
切部材を備えていることが望ましい。
【0023】また本発明は、上記の特徴を有する紙幣収
納放出庫を制御する制御部を備えた紙幣入出金機構を一
構成要素とする紙幣入出金機によっても実現される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例の形態を
図を参照して詳細に説明する。
【0025】図11は、本発明を適用した現金自動取引
装置の外観を示す斜視図である。
【0026】装置の本体筐体101の上部には、筐体1
01の上部正面板101bに設けられたカードスロット
102aと連通し利用者のカードを処理し、取引明細票
を印字して放出するカード・明細票処理機構102と、
通帳スロット103aと連通し利用者の通帳を処理する
通帳処理機構103とを備えている。
【0027】また、本体筐体101の下部には、紙幣を
処理する紙幣入出金機構1を備えており、中間部には、
取引の内容を表示および入力する顧客操作部105が設
けられている。106は現金自動取引装置全体の制御を
司る本体制御部である。
【0028】図12は、本装置の制御関係を示すブロッ
ク図である。前述のように、本体筐体101に納められ
たカード・明細票処理機構102、通帳処理機構10
3、紙幣入出金機構1および顧客操作部105は、バス
106aを介して本体制御部106と接続されており、
本体制御部106の制御の下に必要な動作を行う。本体
制御部106は、上記の他に、インタフェース部106
b、係員操作部106c、外部記憶装置106dともバ
ス106aで接続されており、必要なデータのやりとり
を行うが、本発明の特徴には直接関係がないので詳細な
説明は省略する。なお、図12に示した101dは、上
記各機構、構成部分に電力を供給する電源部である。
【0029】図13は、図11の現金自動取引装置の中
で、本発明の紙幣収納放出庫を適用する紙幣入出金機構
1の構成を示す側面図である。
【0030】紙幣入出金機構1は、利用者が紙幣の投入
・取り出しを行う入出金口2と、紙幣の判別を行う紙幣
判別部3と、入金した紙幣を取引成立までの間一旦収納
する一時保管庫4と、入金時取引が成立した紙幣を収納
する1ヶの入金庫6と、出金用の紙幣を収納する1ヶの
出金庫7と、入出金兼用の1ヶの紙幣収納放出庫8と、
入金庫に収納しない入金紙幣や、出金庫から繰り出され
た紙幣のうち出金しない紙幣を収納するリジェクト庫9
(言い換えれば判別部で判別不可能な紙幣を収納する
庫)と、紙幣収納放出庫8に補充する紙幣や、各庫から
回収した紙幣を収納する装填・回収庫11と、紙幣判別
部3を通り、入出金口2、一時保管庫4、入金庫6、出
金庫7、紙幣収納放出庫8、リジェクト庫9、装填・回
収庫11に対し、紙幣を搬送する紙幣搬送路5と、制御
部10とから構成される。制御部10は、装置の本体制
御部106からの指令および紙幣入出金機構1の状態検
出に応じて紙幣入出金機構1の制御を行い、また、紙幣
入出金機構1の状態を、必要に応じて本体制御部106
に送る。
【0031】また、紙幣搬送路5は、紙幣判別部3を通
り、入出金口2への分岐点、リジェクト庫9、入金庫
6、出金庫7、紙幣収納放出庫8、装填・回収庫11と
の合流/分岐点、一時保管庫4との分岐/合流点を順に
経由して、再び紙幣判別部3に戻る501a〜501k
(図13で太実線矢印で示す)からなる単一の環状のメ
イン紙幣搬送路501と、該メイン紙幣搬送路501と
各ユニットを接続するユニット搬送路251a、251
b、851a〜851e、857a〜857e、451で
構成される。リジェクト庫9の上には、メイン紙幣搬送
路501の一部を形成するUターン紙幣搬送路860が
設けられる。
【0032】251aは、入出金口2から繰出された紙
幣をメイン紙幣搬送路501に搬送合流する入金ユニッ
ト搬送路で、251bは、メイン紙幣搬送路501から
入出金口2に分岐搬送する出金ユニット搬送路で、85
1aから851eは、メイン搬送路501からリジェク
ト庫9、入金庫6、紙幣収納放出庫8、装填・回収庫1
1の各カセットに分岐搬送するカセットユニット搬送路
で、857aから857eは、出金庫7、紙幣収納放出
庫8、装填・回収庫11から繰出された紙幣を、メイン
紙幣搬送路501に搬送合流するカセットユニット搬送
路で、451は、メイン紙幣搬送路501からは一時保
管庫4に分岐搬送するとともに、一時保管庫4から繰出
された紙幣を、メイン紙幣搬送路501に搬送合流する
一時保管庫ユニット搬送路である。さらに、メイン紙幣
搬送路501から各ユニット搬送路251a、251
b、851a〜851e、857a〜857e、451へ
の分岐点には、切替えゲート252、852a〜852
e、452を設け、紙幣判別部3からの判別結果をもと
に、制御部10で搬送を制御する。
【0033】制御部10は、図14に示すように、装置
の本体制御部106とバス106aを介して接続され、
本体制御部106からの指令および紙幣入出金機構1の
状態検出に応じて紙幣入出金機構1の制御を行い、ま
た、紙幣入出金機構1の状態を、必要に応じて本体制御
部106に送る。紙幣入出金機構1の中では、各ユニッ
ト(入出金口2、紙幣判別部3、一時保管庫4、紙幣搬
送路5、入金庫6、出金庫7、紙幣収納放出庫8、リジ
ェクト庫9、装填・回収庫11)の駆動モータや電磁ソ
レノイドやセンサと接続され、取引に応じて、センサで
状態を監視しながら、アクチュエータを駆動制御する。
【0034】各ユニット(入出金口2、入金庫6、出金
庫7、紙幣収納放出庫8、リジェクト庫9、装填・回収
庫11)の収納部は、日本円紙幣の取り扱いのみでな
く、寸法の異なる外国紙幣を幅広く取り扱えるよう、短
手寸法約100mm、長手寸法約200mmを確保し、
搬送部(紙幣判別部3、一時保管庫4、紙幣搬送路5)
の幅は、約220mmを確保すると良い。
【0035】また、取り扱う最小紙幣サイズを短辺寸法
約60mm、長辺寸法約120mmとして、入金庫6、
出金庫7等の係員や利用者が紙幣をセットする収納部
は、取り扱う紙幣のサイズに応じて、長辺方向、短辺方
向の整列性を規制すべく、図示せぬ調整可能な規制ガイ
ドを配すると良い。
【0036】紙幣入出金機構1は、以上に述べた各ユニ
ット2〜11を、図11に示すごとく配置し、紙幣搬送
路5は、前述のごとく、メイン紙幣搬送路501と、ユ
ニット搬送路251a、251b、851aから851
e、857aから857e、451で、各ユニット間を
接続することにより、入金取引、出金取引等の各動作を
成立させる。
【0037】次に、紙幣入出金機構1の動作について簡
単に説明する。
【0038】入金取引時には、入出金口2に投入された
紙幣は、一枚ずつに分離され、入出金口ユニット搬送路
251aを通って、メイン紙幣搬送路501に合流し、
紙幣判別部3で、紙幣の金種、真偽を判定され、メイン
紙幣搬送路を501bから501hの方向へ搬送され、
一時保管庫4に一旦収納されるが、紙幣判別部3で、判
別できなかった紙幣や、傾きや紙幣同志の間隔の異常と
なった入金リジェクト紙幣は、切り替えゲート252が
切り替えられて、紙幣判別部3を出ると入出金口2方向
へ分岐されて入出金口に収納され、利用者に返却され
る。一時保管庫4には取り込まれない。
【0039】入金取引の取引成立後には、一時保管庫4
から紙幣は、収納時とは逆の順にメイン紙幣搬送路50
1に送出され、501j,501kと搬送され、紙幣判
別部3で、再度金種、真偽を判定し、カセットユニット
搬送路851b、851d、851aの切り替えゲート
852b、852d、852aのいずれかを切り替え、
入金庫6、紙幣収納放出庫8、リジェクト庫9のいずれ
かに収納される。
【0040】出金時には、出金庫7、紙幣収納放出庫8
の各金種毎の金庫から所定の枚数づつ繰り出し、メイン
紙幣搬送路501を501f〜501kと経由して、紙
幣判別部3で、判別し、ゲート252で分岐させて、入
出金口2に収納し、利用者に支払われる。出金リジェク
トが発生した場合には、その紙幣は、リジェクト庫9に
収納され、不足分の紙幣が追加して繰り出される。
【0041】以下、紙幣入出金機構1に適用される、本
発明が適用された紙幣収納放出庫8の構成及び動作につ
いて、図1から図10を参照して詳細に説明する。
【0042】紙幣収納放出庫8は、紙幣入出金機構1に
複数個実装可能である。本実施の一形態では紙幣入出金
機構1に複数個1ケ実装しており、図1に構成を示す。
【0043】この紙幣収納放出庫8は、収納と分離繰り
出しのできる金庫であり、金庫外の図示せぬ駆動源から
ギヤを介して回転駆動されるスタック・フィードローラ
801、ピックアップローラ811と、従動回転するバ
ックアップローラ802と、収納方向に回転し、繰り出
し方向には回転しないゲートローラ803で構成される
スタック・分離機構と、ゲートローラ803と同一軸上
にあって可撓性の押込み部材が放射状に配置されたブラ
シローラ804、および、分離時とスタック時で可動す
る分離・スタックガイド805(紙幣ガイド)により紙
幣の収納放出口が構成されている。
【0044】底板808、押板806と、底板808よ
り上面で紙幣下面を支持するように懸架された底面平ベ
ルト807と、分離・スタックガイド805で囲まれた
収納空間に、紙幣は収納される。
【0045】紙幣収納放出庫8に収納される紙幣は、切
替ゲート852が、図示852aのように切り替わるこ
とで、メイン紙幣搬送路(矢印501)から矢印854
のように分岐され、回転するスタック・フィードローラ
801とバックアップローラ802間に、また、スタッ
ク・フィードローラ801とスタック方向に回転するゲ
ートローラ803間に送り込まれる。スタック・フィー
ドローラ801とゲートローラ803間に送り込まれた
紙幣は、分離・スタックガイド805に沿って収納さ
れ、図1の概三角形状のスタック空間901に収納され
る。収納された紙幣の下端を回転するブラシローラ80
4が、集積方向に掻き出すことによって後続の紙幣との
干渉を防止する。
【0046】さらに、収納部の上部の分離・スタックガ
イド805の近傍に分離・スタックガイド805の上部
と入り組むように配置された上部紙幣支持部材812
と、収納部の下部のゲートローラ803の近傍に配置さ
れた下部紙幣支持部材809により、収納済み紙幣の上
下端部を支持し、押板806側に掻き出すことで、連続
して収納される紙幣の立位状態を維持する。尚、下部紙
幣支持部材809は表面にシートを放射状に配したシー
トローラや紙幣に対して搬送力を与えられる凹凸形状を
有するプーリ形状だけでなく、図3および図4に示すベ
ルト形状でも良い。ベルト形状とした場合には表面に紙
幣の搬送力を付与する凹凸形状を有する構成としてもよ
い。
【0047】分離動作時には、分離・スタックガイド8
05は、二点鎖線805aで示す位置に移動し、押板8
06と底面ベルト807は、一体となって、収納空間内
を可動し、図示せぬ金庫外の駆動源により、繰り出し紙
幣がピックアップローラ811に所定の押圧力がかかる
ように収納紙幣を移動させる。ピックアップローラ81
1に押し付けられた紙幣は、回転するスタック・フィー
ドローラ801で送り出し、内蔵した1方向クラッチの
作用で、繰り出し方向には回転しないゲートローラ80
3で2枚送りを防止しながら矢印855の方向に一枚ず
つ搬送される。その際、切換えゲート852は実線で示
す位置に切り替わり、矢印855の方向に搬出され、ユ
ニット搬送路857を通り、矢印856の方向に搬送さ
れる。
【0048】収納動作時には、分離・スタックガイド8
05は、実線で示す位置に移動し、押板806と底面ベ
ルト807は、一体となって、図示せぬ金庫外の駆動源
により、収納空間内を可動し、収納紙幣の増加に伴い、
矢印854の方向に搬送された進入紙幣と収納紙幣同士
が干渉しないように、収納紙幣を分離・スタックガイド
805から遠ざける方向に移動制御される。収納紙幣の
枚数の増加を透過センサ(紙幣残留検出センサ)888
a,888bによって監視し、所定時間以上の連続ダーク
(所定時間透過センサ888のを紙幣が遮っている状
態)を検出すると、前記移動制御を実行する。この時、
上部紙幣支持部材812は左周りに、下部紙幣支持部材
809は右回りに回転し、収納済紙幣の上下端部を支持
し、押板806側に押込みながら、紙幣の立位状態を維
持する。
【0049】尚、立位状態で収納されている収納済紙幣
が、折れくせなどにより後続の進入紙幣と衝突すること
がないように、紙幣収納放出庫8は仕切部材840を収
納放出口付近の収納空間側に備えており、それにより収
納済紙幣を立位姿勢に保たせている。仕切部材840は
弾性部材で構成されており、分離動作時には押板806
または収納紙幣により押し倒される事により、分離の障
害とならない。
【0050】図2はスタック・分離機構と上部紙幣支持
部材812、下部紙幣支持部材809aの詳細を示した
斜視図である。
【0051】ピックアップローラ811の軸811aは
スタック・フィードローラ801の駆動軸801aによ
って同期駆動される。また、不等ピッチで配置されるブ
ラシローラ804の駆動軸803aは1方向クラッチを
介して、スタック・フィードローラ801の駆動軸80
1aで逆転駆動する構成であり、駆動源の共用化を図っ
ている。スタック・フィードローラ801が右回転する
分離動作時は、紙幣の分離を阻害しないようにブラシロ
ーラ804を適正な位相で停止し、保持させる。一方、
スタック・フィードローラ801が左回転する収納動作
時は、ブラシローラ804は、右回りに連続回転するこ
とで連続収納される紙幣同士の干渉を防止する。
【0052】尚、このブラシローラ804は後述する分
離動作を実現するため、約半周分押込み部材がないボス
露出部を有している。紙幣が紙幣収納放出庫8に搬送さ
れている最中、収納済紙幣が干渉しないようにその後端
を確実にブラシで集積方向に押込むよう、ブラシローラ
804は紙幣一枚一枚に対応した回転位相制御がなされ
ている。すなわち、紙幣収納放出庫8に搬送される紙幣
の先端を図示しないセンサで検知し、その紙幣がスタッ
ク・フィードローラ801とバックアップローラ802
で挟持される前までに、ブラシローラ804、またそれ
に伴いスタック・フィードローラ801の回転速度を増
減し位相を合わす事で実現できる。このような回転移送
制御を行なうことで、ブラシローラ804が書定位置に
ある瞬間に、スタック・フィードローラ801とバック
アップローラ802で紙幣を挟持することになる。
【0053】紙幣の上下端を支持する上部紙幣支持部材
812は紙幣の長辺方向に2ケ所、同様に下部紙幣支持
部材は4ケ所(中央部809a、両端部809b)それぞ
れ配置され、図示しない駆動源により、押板806、底
面ベルト807と連動して紙幣の集積方向、または反集
積(分離)方向に増速駆動される。なお、ブラシローラ
804と同様な形状の両端部の下部紙幣支持部材809
bは図2、および後述の図5では省略されている。(図6、
図7参照) 底面ベルト807の一端が懸架されたプーリを支承する
連結軸807aに下部紙幣支持部材809a、809bは
固定されており、連結軸807aと一体で回転する。 押板806と一体で底面ベルト807が駆動されると連
結軸807aが回転し、下部紙幣支持部材809a、80
9bの接線方向成分の移動速度(矢印855a)は、底面
ベルト807の移動速度(矢印855)よりもプーリの
半径比だけ増速されることになる。同様に上部紙幣支持
部材812の移動速度(矢印855b)も図示しない機
構によって底面ベルト807よりも増速駆動される。
【0054】紙幣の収納時に、上部紙幣支持部材812
および下部紙幣支持部材809を底面ベルト807すな
わち押板806の1.2〜1.3倍程度の速度で移動さ
せることによって、収納紙幣に圧縮力が作用し、安定し
た立位状態での連続収納動作が可能となる。また、この
圧縮作用によって、集積紙幣の余分な膨らみを防止し、
紙幣の収納容量を増加させることができる。
【0055】1方向クラッチを介して駆動されるブラシ
ローラ804の駆動軸803aは、1方向クラッチを内
蔵したゲートローラ803および空転、揺動可能な面外
変形付与部材890を2ヶ所で支承している。この面外
変形付与部材890の作用効果について、図3、図4を
参照して説明する。図3は収納動作時の状態であり、面
外変形付与部材890は収納される紙幣の進入に伴い右
回転し、突起部が紙幣搬送面899に突出する位相の図
示しない上部死点位置で停止する。収納動作中の紙幣8
30には、紙幣搬送面899からの突出量に応じた波形
変形830a(後述の図5参照)が発生することにな
る。一方、図4は分離動作時の状態を示したものであ
り、駆動軸803aを右回転に駆動し、不等ピッチのブ
ラシローラ804の位相を図4の位置で停止させる。こ
の時、面外変形付与部材890は偏重心によるモーメン
トによって、図示しない下部死点位置まで左回転し、突
起部が紙幣搬送面899から僅かに突出した図4の位置
で停止する。従って、連続して分離される紙幣は適正位
置に停止する不等ピッチのブラシローラ804、および
面外変形付与部材890から阻害されることなくスムー
ズな分離動作が得られる。
【0056】図5には収納途中の紙幣830の状態が示
されている。紙幣830には前記面外変形付与部材89
0によって波形変形830aが生じており、紙幣の見か
けの剛性が増加した状態で分離・スタックガイド805
に案内される。その結果、安定した収納動作が得られる
ことになる。
【0057】収納動作が完了した紙幣830の下端は連
続回転するブラシローラ804の作用によって、右方向
に水平に掻き出され、集積される。その状態の説明図が
図6である。なお、収納枚数が増加し、図1の透過セン
サ888a,888bによって所定時間(例えば120ms)以
上の連続ダークを検出すると、前述した移動制御が実行
され、上部紙幣支持部材812および下部紙幣支持部材
809が収納紙幣を圧縮することにより、安定した立位
状態での連続収納動作が可能となる。
【0058】次に、小サイズ紙幣の長辺方向の整列性と
収納寸法について説明する。紙幣収納放出庫8は、取扱
う最大サイズの紙幣に応じて設計し、小サイズ紙幣の各
種の金種にも共用できれば、低コストの紙幣収納放出庫
8を提供できる。ところが前述したように外国紙幣は紙
幣サイズが金種によって長辺、短辺方向とも大きく異な
るので、安定した紙幣の連続収納動作を確保するために
は、紙幣収納放出庫8に以下の機構を付加する必要があ
る。
【0059】第1の機構は収納紙幣の上端、すなわち短
辺方向の位置を規制するストッパ810(天板)であ
り、図1に示すように金種(短辺寸法)に応じて上部紙
幣支持部材812と一体で上下方向に調整可能な構成と
し、二点鎖線810aの位置に調整する。これによって、
短辺方向の不揃いを解消できる。
【0060】一方、紙幣長辺方向の装置全体の搬送路幅
は当然ながら最大サイズの紙幣に応じた寸法であるた
め、小サイズ紙幣は長辺方向の寸法差だけ左右に偏って
搬送される確率が高くなる。このように偏って搬送され
た紙幣をも安定して収納するためには、紙幣収納放出庫
8の長辺方向の収納寸法は最大サイズの紙幣に応じた寸
法とせざるを得ない。従って、小サイズ紙幣対応の紙幣
収納放出庫8では収納紙幣の整列性は短辺方向は上記の
ストッパ810で規制できても、長辺方向は保証できな
いことになる。
【0061】長辺方向に不揃いで収納された紙幣は分離
性能に多大の影響を及ぼし、分離時にジャムという紙詰
まりを生ずる危険性が高くなる。これは、押板806及
び押板806に連動する上部紙幣支持部材812、中央
部の下部紙幣支持部材809aを駆動しても、大きく長
辺方向に偏った紙幣の端部に作用力が発生せず、安定し
て紙幣搬送面まで移送することができないからである。
【0062】この危険性を解消する目的で付加した第2
の機構が、紙幣の長辺方向の両端部に配置した下部紙幣
支持部材809bである。図7に示すように、大きく長
辺方向に偏った結果として生じる二点鎖線の形状に変形
した紙幣830bの端部をも、両端部に配置した下部紙
幣支持部材809bの作用で紙幣搬送面まで確実に移送
することが可能となり、安定した連続分離動作が実現で
きる。
【0063】また、収納紙幣の長辺方向に合わせて収納
空間の側壁位置が調整できるものとする。それにより、
上記の長辺方向の不揃いを解消できる。
【0064】ところで、立位状態で、水平方向に連続集
積される紙幣の膨らみ、または傾きが所定量以上に大き
くなると、紙幣の倒れが生じて安定した集積動作が困難
となる。また、分離動作時に紙幣に折れが発生するなど
で、装置の信頼性が確保できなくなる恐れがある。そこ
で本発明では、立位状態で、水平方向に連続集積される
紙幣の膨らみ、または傾きを検出し、所定以上の膨らみ
量、または傾斜角の検出時は紙幣の収納動作を一時中断
し、前記押板806を反集積方向に駆動して紙幣の傾き
を修正後、収納動作を再開するように制御している。
【0065】ここで、上記の紙幣の膨らみ、または傾き
の検出方法と、紙幣の傾き修正の制御方法について説明
する。図13に示すように、紙幣収納放出庫8に連続収
納される紙幣は供給元の入出金口2から分離された入金
紙幣、または供給元の装填・回収庫11から分離された
装填紙幣の何れかである。供給元から分離された紙幣の
膨らみ量を入出金口2、または装填・回収庫11の押板
の移動量Xとして、かつ、紙幣収納放出庫8に連続収納
された紙幣の膨らみ量を押板806の移動量Yとしてそ
れぞれ検出し、制御部10で比較判定する。例えばY≧
1.2Xの場合は連続収納された紙幣の膨らみ量が過多と
判定して、供給元の分離動作および紙幣収納放出庫8の
収納動作を一時停止する。一時停止時の、紙幣の膨らみ
量過多の状態が図8に示されている。その後、図9のよ
うに分離動作モードに切替え、押板806を分離押圧が
検出されるまで前進駆動することにより、収納紙幣の倒
れや膨らみ量を修正することができる。さらに、図10
に示すように、再び収納動作モードに切替え、供給元の
分離および紙幣収納放出庫8の収納動作を再開すれば上
記の不具合が解消でき、装置の信頼性を確保することが
できる。
【0066】以上に述べた紙幣収納放出庫8は、紙幣を
立位状態で収納する横置き型であったが、図15に示す
ように紙幣を横位状態で収納する縦置き型の紙幣収納放
出庫8aであってもよい。その際、紙幣収納放出庫8a
を構成する各部材の特徴および効果は、前述した紙幣収
納放出庫8を構成する各部のそれと略同様であるためこ
こでは説明を省略する。
【0067】また、本発明の機構が取扱う媒体は紙幣の
他、有価証券、宝くじ、チケット、小切手、カード等の
紙葉類でもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明は次のような
効果を奏する。
【0069】紙幣サイズが金種によって長辺、短辺方向
とも大きく異なる紙幣対応の紙幣入出金機構を提供でき
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した紙幣収納放出機構の側面図
である。
【図2】 紙幣収納放出機構のスタック・分離部の斜視
図である。
【図3】 紙幣収納放出機構のスタック・分離部の側面
図(収納動作時)である。
【図4】 紙幣収納放出機構のスタック・分離部の側面
図(分離動作時)である。
【図5】 紙幣収納放出機構の収納動作途中の斜視図で
ある。
【図6】 紙幣収納放出機構の収納動作完了状態の斜視
図である。
【図7】 紙幣収納放出機構の紙幣の長辺方向の整列性
不良とその解決策を説明したするための斜視図である。
【図8】 紙幣収納放出機構の紙幣膨らみ量過多の不具
合を説明した側面図である。
【図9】 紙幣収納放出機構の紙幣膨らみ量過多の修正
を説明した側面図である。
【図10】 紙幣収納放出機構の紙幣膨らみ量修正後の
収納動作モードを説明した側面図である。
【図11】 紙幣入出金機構を実装した現金自動取引装
置の概観斜視図である。
【図12】 現金自動取引装置の制御関係を示すブロッ
ク図である。
【図13】 本発明を適用した紙幣入出金機構の一実施
例を示す側面図である。
【図14】 紙幣入出金機構の制御関係を示すブロック
図である。
【図15】 縦置き型の紙幣収納放出機構の側面図であ
る。
【符号の説明】
1…紙幣入出金機構 2…入出金口 3…入金紙幣判別部 4…一時保管庫 5…紙幣搬送路 6…入金庫 7…出金庫 8,8a…紙幣収納放出庫 9…リジェクト庫 10…制御部 10a…ローラ 11…装填/回収庫 8011…スタック/フィードローラ 811…ピックアップローラ 803…ゲートローラ 803a…ブラシローラ駆動軸 804…ブラシローラ 805…分離スタックガイド 806…押板 807a…連結軸 812…上部紙幣支持部材 809a,b…下部紙幣支持部材 810…ストッパ 807…底面平ベルト 840…仕切部材 890…面外変形付与部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 利一 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 柴田 伸二 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立旭エレクトロニクス内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣を受け又は繰出す入出金口と、紙幣を
    判別する紙幣判別装置と、前記入出金口から受け入れた
    紙幣を一旦収納保管する一時保管庫と、入金された紙幣
    を収納し、出金のためにその紙幣を放出する紙幣収納放
    出庫と、前記入出金口、前記紙幣判別装置、前記一時保
    管庫及び前記紙幣収納放出庫とを接続する紙幣搬送路と
    を有する紙幣入出金装置において、 前記紙幣収納放出庫は、前記紙幣搬送路に接続され紙幣
    を前記紙幣収納放出庫に収納また前記紙幣収納放出庫か
    ら分離するスタック・分離機構と、紙幣の集積方向また
    は反集積方向に回転し紙幣の上部および下部に当接して
    紙幣を立位状態に支持する上部・下部紙幣支持部材と、
    紙幣を立位状態に支え庫内の水平方向に駆動される押板
    とを有することを特徴とする紙幣入出金装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の紙幣入出金装置において、
    前記上部・下部紙幣支持部材はそれぞれ前記押板と同一
    の方向に駆動され、それぞれが紙幣を送る速度は前記押
    板の移動速度よりも速いことを特徴とする紙幣収納放出
    庫。
  3. 【請求項3】請求項1記載の紙幣入出金装置において、 前記紙幣収納放出庫は、紙幣分離時には紙幣を前記スタ
    ック・分離機構に導く位置に移動し、紙幣スタック時に
    は前記上部紙幣支持部材と上端部で入り組んで構成され
    る紙幣ガイドを有することを特徴とする紙幣収納放出
    庫。
  4. 【請求項4】請求項1記載の紙幣入出金装置において、
    前記紙幣収納放出庫は、前記スタック・分離機構から送
    り込まれた紙幣を、放射状に延びた可撓性部材により、
    紙幣を収納する空間に紙幣を移送するブラシローラを有
    することを特徴とする紙幣入出金装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の紙幣入出金装置において、 前記紙幣収納放出庫は、収納された紙幣下端を支持する
    紙幣支持部と、前記ブラシローラの外周円と前記紙幣支
    持部の端部との交点近傍に配置され、前記ブラシローラ
    の上方に所定時間以上の紙幣の有無を検出する紙幣検出
    センサとを有することを特徴とする紙幣入出金装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の紙幣入出金装置において、 前記紙幣収納放出庫は、前記紙幣検出センサにより、前
    記ブラシローラの上方に紙幣が連続して残留したことを
    検出すると、前記押板を前記スタック・分離機構方向に
    移動させることを特徴とする紙幣入出金装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の紙幣入出金装置において、 前記紙幣収納放出庫は、立位状態で水平方向に集積され
    る紙幣の膨らみまたは傾きを検出する検出器を有し、前
    記紙幣入出金装置は、前記検出器が所定の膨らみ量また
    は所定の傾斜角を検出したときに、紙幣の当該紙幣収納
    放出庫への収納動作を一時中断し、当該紙幣収納放出庫
    の前記押板を反集積方向に駆動した後に、当該紙幣収納
    放出庫への収納動作を再開するように制御する制御部を
    有することを特徴とする紙幣入出金装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の紙幣入出金装置において、 紙幣収納放出庫から他の紙幣収納放出庫への紙幣を移動
    する際に、前記紙幣収納放出庫の前記押板の移動量と前
    記他の紙幣収納放出庫の前記押板の移動量とを比較して
    前記他の紙幣収納放出庫に収納された紙幣の傾きを判定
    し、傾きが判定されたときには、前記他の紙幣収納放出
    庫への紙幣の収納動作を一時中断し、前記押板を反集積
    方向に駆動して紙幣の傾きを修正後、収納動作を再開す
    る制御部を有することを特徴とする紙幣入出金装置。
  9. 【請求項9】請求項4記載の紙幣入出金装置において、 前記ブラシローラは周方向の一部に前記可撓性部材が放
    射状に設けられていないボス露出部をもつことを特徴と
    する紙幣入出金装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の紙幣入出金装置におい
    て、 前記ブラシローラは、紙幣を収納する収納空間に紙幣を
    集積する際には紙幣を集積する方向に回転し、前記収納
    空間に収納された紙幣を分離する際には所定の位置で停
    止することを特徴とする紙幣入出金装置。
  11. 【請求項11】請求項9記載の紙幣入出金装置におい
    て、 前記紙幣収納放出庫は、集積する紙幣に対し強制的に変
    形を及ぼす面外変形付与部材を具備していることを特徴
    とする紙幣入出金装置。
  12. 【請求項12】請求項9記載の紙幣入出金装置におい
    て、 紙幣を集積する際、集積する紙幣の前端と前記可撓性部
    材が所定の位置関係になるように前記ブラシローラの回
    転が制御されていることを特徴とする紙幣入出金装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の紙幣入出金装置におい
    て、 前記紙幣収納放出庫は、収納する紙幣の形状に応じて前
    記収納空間を形成する位置が調整可能な天板を有するこ
    とを特徴とする紙幣入出金装置。
  14. 【請求項14】請求項1記載の紙幣入出金装置におい
    て、 前記紙幣収納放出庫は、収納する紙幣の形状に応じて前
    記収納空間を形成する位置が調整可能な側壁を有するこ
    とを特徴とする紙幣入出金装置。
  15. 【請求項15】請求項1記載の紙幣入出金装置におい
    て、 前記紙幣収納放出庫は、前記収納放出口付近の前記収納
    空間側に可撓性の仕切部材を備えていることを特徴とす
    る紙幣入出金装置。
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