JP2010195574A - 紙葉類収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉類の収納時の不整列を軽減できる紙葉類収納装置を提供する。
【解決手段】一次保留装置30は、繰り入れルートL6から一次保留装置30の内部に紙幣を繰り入れ、ステージ41と可動式収納壁45とで紙幣を支持して収納する。ステージ41は、載置部41aにて積層紙幣44を載置可能にし、ベルト39の駆動力を得て、前進(上昇)、後退(下降)する。可動式収納壁45は、紙幣の下端を支持し、底面ガイド46に沿って前進方向に付勢するように設けられる。ステージ41の初期位置からの後退が所定量に達したとき、ステージ41の背面側下端部は、可動式収納壁45と当接し、ステージ41の初期位置からの後退が所定量を超えたとき、ステージ41の背面側下端部は、可動式収納壁45と当接しながら、可動式収納壁45を後退させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、紙葉類収納装置に関し、特に異なるサイズの紙幣を混在して収納する紙葉類収納装置に関する。
ATM(自動取引装置)やBRU(紙幣リサイクルユニット)に搭載される紙葉類収納装置は、様々な紙葉の取り扱いが求められている。一般に、複数種類の紙葉が流通していて、なおかつ、その紙葉のサイズが一様とは限らないことから、紙葉類収納装置は、様々なサイズに対応して紙葉類を収納することが求められる。
特に、海外の紙葉類を取り扱う場合には、一つの地域で様々な長さや幅のサイズの紙葉類が混在して使用される(たとえば、ユーロや中国元など)ため、様々なサイズに対応して紙葉類を収納する紙葉類収納装置のニーズは高い。
こうした要請に応えて、紙葉類堆積装置の堆積収納部底面を、紙葉搬入側より遠ざかるにしたがい、低くなるよう傾けて構成するとともに、送り込まれてくる紙幣を堆積させて左右に移動動作可能な押し板を備える技術がある。この紙葉類堆積装置によれば、高さ方向が異なるサイズの紙葉が搬入されても、紙葉の下端が整列される。また、この紙葉類堆積装置によれば、紙葉の自重により、紙葉は搬入口から遠ざかる方向に移動し、かつ堆積収納部の底面方向に移動する。そのため、この紙葉類堆積装置は、紙葉自身の押し込みにより収納枚数を増やすことができ、また搬入されてくる紙幣と、堆積済紙葉が干渉しないよう制御をおこなう必要がない。
特開2007−62918号公報
しかし、この方法では、大量の収納をおこなう場合に、紙葉を受ける押し板が下降するにしたがい、紙葉が傾斜した壁にもたれかかってスムーズに降下せず、ジャム(紙葉同士の干渉)になるおそれがある。また、静電気や振動などを原因として、紙葉の整列状態が紙葉間の間隙の増加や倒れ込みなどの乱れを生じることがある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、紙葉類の収納時の不整列を軽減できる紙葉類収納装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、傾斜した床面で紙葉類の下端を支持しながら、前記紙葉類を積層して収納する紙葉類収納装置が提供される。
紙葉類収納装置は、受入部と、収納部と、紙葉類載置部と、紙葉類下端支持部とを備える。受入部は、紙葉類を受け入れる。収納部は、受入部が受け入れた紙葉類を収納する。紙葉類載置部は、紙葉類を載置する。また、紙葉類載置部は、紙葉類の積層位置を調節可能に収納部内を移動可能である。紙葉類下端支持部は、紙葉類の下端を支持する。また、紙葉類下端支持部は、紙葉類の下端の支持位置を調節可能に収納部内を移動可能である。
上記の紙葉類収納装置によれば、紙葉類の収納時の不整列を軽減できる。
自動取引装置の概要を示す図である。 入出金処理部の機能ブロック図である。 入出金処理部の概観図である。 入金処理のフローチャートである。 入金二次処理のフローチャートである。 出金処理のフローチャートである。 実施の形態に係る一次保留装置の構成を示す側断面図である。 実施の形態に係る一次保留装置の構成を示す側断面図である。 ステージと可動式収納壁の関係を示す模式図である。 紙幣収納処理のフローチャートである。 ステージと可動式収納壁を一次保留装置の天井側からみた概略図である。 可動式収納壁周辺の拡大断面図である。 紙幣支持部の概略図である。 第二の実施形態に係る一次保留装置の構成を示す側断面図である。 可動式収納壁の制御のタイミングチャートである。
以下、実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、自動取引装置の概要を示す図である。自動取引装置1は、紙幣の入出金取引をおこない、その際に、紙幣を一次保留する一次保留部160(図2)を備える。
自動取引装置1は、主制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示制御部14と、音声出力部15と、記帳処理部16と、カード処理部17と、レシート発行部18と、通信処理部19と、入出金処理部100とを備え、各々は通信線20により接続される。
主制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などからなり、記憶部12に格納されているプログラムや、各種データに応じて、自動取引装置1の各部を制御する。
記憶部12は、各種データや入出金取引などの各処理をおこなうためのプログラムを格納する。記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、およびハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)によって構成される。RAMには、主制御部11に実行させるOS(Operating System)のプログラムや自動取引装置1して機能するためのプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAMには、主制御部11による処理に必要な各種データが格納される。HDDには、OSや自動取引装置1として機能するためのプログラムが格納される。
操作部13は、たとえば、自動取引装置1の前面側の操作画面上に配置されたタッチパネルなどによる、利用者の操作に基づく取引内容の入力を受け付ける。
表示制御部14は、主制御部11の描画命令に応じて操作画面上に取引の内容を示す画像や利用者を案内するメッセージを含む画像などを表示させる。
音声出力部15は、スピーカから、利用者に取引の状況や操作を案内する音声案内や警告音を出力する。
記帳処理部16は、通帳受付部に挿入された通帳に対して、記帳処理をおこない、通帳受付部から排出する。
カード処理部17は、カード受付口から挿入されたカードの磁気ストライプを読み取ることで、またはICチップと通信をすることでカード情報を読み取る。また、カード処理部は、取引が終了した際に挿入されたカードを排出する。
レシート発行部18は、取引結果の確認のための取引明細が印刷されたレシートを発行し、レシート発行口から排出する。
これら、記帳処理部16、カード処理部17、レシート発行部18はユニット化されており、各部を動作させるための図示しないMPU(Micro Processing Unit)が備えられている。主制御部11の指示に基づいて、MPUがファームに基づいて動作し、各部の制御をおこなう。
通信処理部19は、ネットワーク10を介して管理センタに配置された金融機関のホストコンピュータと接続する。
入出金処理部100は、複数のユニットから構成され、そのうちの一つとして紙幣を一次保留する一次保留部160を備える。また、入出金処理部100は、各部を動作させるための図示しないMPUが備えられている。主制御部11の指示に基づいて、MPUがファーム(ファームウェア)に基づいて動作し、各部の制御をおこない、投入された現金を計数して、格納する。また、格納されている現金を計数して取り出し、排出する。
次に、入出金処理部(入出金処理装置)100について説明する。図2は、入出金処理部の機能ブロック図である。図3は、入出金処理部の概観図である。入出金処理部100は、入出金処理制御部110と、投出部120と、不明券保留部130と、搬送部140と、リジェクト部150と、一次保留部160と、収納部170と、鑑別部180とを備え、各々は通信線190により接続される。
入出金制御部110は、通信線20を介して主制御部11と通信し、主制御部11の指示に基づいて、入出金処理部100を構成する各ユニット(投出部120、不明券保留部130、搬送部140、リジェクト部150、一次保留部160、収納部170、鑑別部180)を統括的に制御する。
投出部120は、紙幣の投入と投出とをおこなうユニットである。投出部120は、シャッタを開放して複数枚の紙幣の投入を受け入れ、シャッタを閉じてから繰出部121より搬送部140に投入された紙幣を一枚ずつ繰り出す。また、投出部120は、繰出部121より搬送部140から紙幣を一枚ずつ繰り入れ、シャッタを開放して複数枚の紙幣の投出をする。したがって、投出部120は、一時的に紙幣を収納する一時収納部としての機能を有する。
不明券保留部130は、鑑別部180が鑑別した紙幣が不明券の場合に不明券を保留する。不明券保留部130は、一時的に紙幣を収納する一時収納部としての機能を有する。
搬送部140は、各ユニット間で紙幣を搬送する。搬送部140は、複数の搬送路140a、140b、140cを有し、搬送路切替機構により搬送する紙幣の搬送方向を切替可能になっている。
リジェクト部150は、再利用に適さない紙幣を収納する紙幣収納庫である。再利用に適さない紙幣が大量に投入された場合にも、運用に支障をきたさないよう主リジェクト庫150aと従リジェクト庫150bとを備える。
一次保留部160は、鑑別部180が鑑別した紙幣を一時的に保留する紙幣収納庫である。一次保留部160は、繰出部(受入部)161から一時保留部内への紙幣の繰り出しと繰り入れとをおこなう。一次保留部160が保留する紙幣は、操作者(顧客)が入金操作を取り消した場合には、紙幣を返却可能にしている。したがって、一次保留部160は、操作者にストレスを与えないように、紙幣の高速な繰り入れと繰り出しが要求される。
収納部170は、複数の収納庫170a、170b、170c、170d、170e、170fを有する。収納部170は、入金された紙幣の収納と、出金する紙幣の収納とをする。各収納庫170a、170b、170c、170d、170e、170fは、収納庫ごとに収納する券種が決められている。
鑑別部180は、投入された紙幣、または投出する紙幣の券種、および真贋を鑑別する。
次に、入出金処理部(入出金処理装置)100における紙幣の搬送の概要について、入金処理、入金二次処理、および出金処理をあげて説明する。まず、入出金処理部100の入出金処理制御部110がおこなう入金処理について説明する。図4は、入金処理のフローチャートである。入金処理は、操作者による入金処理の選択により開始される。
[ステップS11]入出金処理制御部110は、入金処理の開始により、投出部120のシャッタを開放して紙幣挿入を待ち受ける。そして、入出金処理制御部110は、投出部120への紙幣挿入を検出するとシャッタを閉じる。
[ステップS12]入出金処理制御部110は、投出部120に投入された紙幣のサイズ(横方向長さ、縦方向長さ)をチェックする。入出金処理制御部110は、投入された紙幣のサイズが正常であれば、ステップS13にすすみ、投入された紙幣のサイズが異常であれば、ステップS19にすすむ。
[ステップS13]入出金処理制御部110は、投出部120に投入された紙幣を繰出部121まで取り込む。
[ステップS14]入出金処理制御部110は、投出部120から鑑別部180に至る搬送路140aに繰出部121から紙幣を一枚ずつ繰り出す。
[ステップS15]入出金処理制御部110は、搬送路140aを通って鑑別部180に至った紙幣の鑑別結果を鑑別部180から通知を受ける。入出金処理制御部110は、鑑別部180から受けた通知が正常紙幣とされた場合、搬送路140bを介して一次保留部160に紙幣を搬送する。一方、入出金処理制御部110は、鑑別部180から受けた通知が異常紙幣とされた場合、搬送路140bを介して不明券保留部130に紙幣を搬送する。そして、入出金処理制御部110は、投入された紙幣のすべてが正常であった場合、ステップS16にすすみ、投入された紙幣に異常紙幣が含まれていた場合、ステップS20にすすむ。
[ステップS16]入出金処理制御部110は、投入された紙幣のすべてを一次保留部160に収納する。
[ステップS17]入出金処理制御部110は、一次保留部160に収納した紙幣の合計金額を算出して確認する。
[ステップS18]入出金処理制御部110は、収納した紙幣の合計金額を主制御部11に通知する。主制御部11は、表示制御部14により図示しない表示装置に合計金額を表示させ、操作者の確認操作を操作部13から受け付ける。入出金処理制御部110は、主制御部11から確認操作の結果の通知を受けて、OKであれば入金二次処理にすすむ。入出金処理制御部110は、主制御部11から確認操作の結果の通知を受けて、NGであればステップS23にすすむ。
[ステップS19]入出金処理制御部110は、投出部120のシャッタを開放して異常紙幣を返却して、入金処理を終了する。
[ステップS20]入出金処理制御部110は、不明券保留部130から投出部120に紙幣を移動した後、投出部120のシャッタを開放して異常紙幣を返却する。
[ステップS21]入出金処理制御部110は、異常紙幣の返却により入金処理が中断したことを主制御部11に通知する。主制御部11は、表示制御部14により図示しない表示装置に入金処理継続の意思を操作者に問う表示をさせて、操作者の確認操作を操作部13から受け付ける。入出金処理制御部110は、主制御部11から確認操作の結果の通知を受けて、YESであればステップS22にすすむ。入出金処理制御部110は、主制御部11から確認操作の結果の通知を受けて、NOであればステップS23にすすむ。
[ステップS22]入出金処理制御部110は、正常な紙幣についての入金処理の継続を確認して、あらためてステップS12にすすむ。
[ステップS23]入出金処理制御部110は、一次保留部160から投出部120に紙幣を移動した後、投出部120のシャッタを開放して異常紙幣を返却して、入金処理を終了する。
したがって、操作者にとって入金処理時間は、待ち時間になる。そして、一次保留部160は、この待ち時間の間に入金紙幣の収納をおこなうため、迅速かつ確実な収納処理が求められる。
次に、入出金処理部100の入出金処理制御部110がおこなう入金二次処理について説明する。図5は、入金二次処理のフローチャートである。入金二次処理は、操作者による入金金額の確認により開始される。
[ステップS31]入出金処理制御部110は、一次保留部160に収納された紙幣を繰出部161まで移動させる。
[ステップS32]入出金処理制御部110は、一次保留部160紙幣を一枚ずつ繰り出す。
[ステップS33]入出金処理制御部110は、繰り出した紙幣がリサイクル可能か否かを判断する。リサイクルとは、入金された紙幣を出金のための紙幣として使用することをいう。繰り出された紙幣は、券種、汚損など所定の判断基準によりリサイクル可能か否かが判断される。そして、入出金処理制御部110は、繰り出した紙幣がリサイクル可能と判断すれば、搬送路140bを介して対応する金種カセット(収納庫170aから収納庫170fのいずれか)に搬送し、収納する(ステップS34)。一方、入出金処理制御部110は、繰り出した紙幣がリサイクル不能と判断すれば、搬送路140b、140cを介して主リジェクト庫150a、または従リジェクト庫150bに搬送し、収納する(ステップS35)。入出金処理制御部110は、入金された紙幣を収納庫170aから収納庫170f、主リジェクト庫150a、または従リジェクト庫150bのいずれかに収納することにより、入金二次処理を終了する。
そして、入出金処理制御部110は、入金二次処理が終了したことを主制御部11に通知する。主制御部11は、入金二次処理終了の通知を受けて、レシート発行部18によるレシート発行、カード処理部17によるカード排出などの処理をおこなう。
次に、入出金処理部100の入出金処理制御部110がおこなう出金処理について説明する。図6は、出金処理のフローチャートである。出金処理は、操作者による出金の指示に基づいて開始される。
[ステップS41]入出金処理制御部110は、搬送路140cを介して金種カセット(収納庫170aから収納庫170f)から鑑別部180に紙幣を搬送する。
[ステップS42]入出金処理制御部110は、鑑別部180で紙幣の真贋を鑑別し、正常紙幣と鑑別した場合は、紙幣を投出部120に収納する(ステップS43)。一方、入出金処理制御部110は、鑑別部180で紙幣の真贋を鑑別し、正常紙幣と鑑別しなかった場合(不明紙幣とされた場合)は、紙幣をリジェクト庫に収納し(ステップS46)、別の紙幣を出金するためにステップS41にすすむ。
[ステップS44]入出金処理制御部110は、投出部120のシャッタを開放する。
[ステップS45]入出金処理制御部110は、紙幣抜き取りを待ち受ける。そして、入出金処理制御部110は、投出部120からの紙幣抜き取りを検出するとシャッタを閉じて出金処理を終了する。一方、入出金処理制御部110は、投出部120からの紙幣抜き取りを所定時間内に検出しないとシャッタを閉じて紙幣を取り込み(ステップS47)、出金処理を終了する。
次に、一次保留装置(一次保留部)30について、説明する。図7は、実施の形態に係る一次保留装置の構成を示す側断面図である。一次保留装置30は、紙幣を収納する紙幣収納装置であり、特に、一時的に紙幣の保留をするため紙幣の繰り入れと繰り出しとが頻回に発生する紙幣収納装置である。一次保留装置30は、投出部120と同じ収納容量があり、たとえば、日本銀行券の場合、少なくとも200枚を収納可能とする。
一次保留装置30は、ステージ41と可動式収納壁45とで紙幣を支持して収納する。ステージ41は、載置部41aと、懸吊支持部41bと、ガイドローラ34、35とからなる。載置部41aは、収納する紙幣より大きな板状部材で、積層紙幣44(ステージ上に積層して載置された紙幣)の底面を面で支持して積層紙幣44を載置可能にしている。懸吊支持部41bは、ステージ41を筐体36から懸吊支持する。懸吊支持部41bは、ベルト39と接続され、ベルト39の駆動力を得て、前進(上昇)、後退(下降)する(図中矢印方向)。したがって、収納空間42は、前進により縮小し、後退により拡大する。ガイドローラ34、35は、ステージ41の移動を案内するローラである。また、ガイドローラ34、35は、それぞれ懸吊支持部41bの左右に一対(34a、34b、35a、35b:図11参照)が備えられる。ベルト39は、従動ローラ31と従動ローラ38との間に張架される。ベルト32は、従動ローラ31と駆動ローラ33との間に張架される。駆動ローラ33は、図示しない駆動装置(モータ)の出力軸に取り付けられる。駆動装置、ベルト32、39、従動ローラ31、38、および駆動ローラ33は、ステージ41への駆動力伝達機構を構成する。駆動装置は、正回転、逆回転に制御可能であり、ステージ41の移動方向を制御する。なお、駆動装置は、紙幣検知センサ(フォトセンサ受光部)37と紙幣検知センサ(フォトセンサ発光部)50のセンシング部を結ぶ紙幣検知ラインL5の遮光状態と通光状態とを検知して制御される。また、駆動装置は、図示しない位置検出センサによりステージ41の移動限界を検出して制御される。なお、駆動装置は、その駆動量もしくは駆動時間によりステージ41の移動量を制御可能であってもよい。
可動式収納壁45は、紙幣支持部62a、62b、62c(図11)により、紙幣の下端を支持している。したがって、異なる高さの紙幣が混在していても紙幣の下端を揃えて整列される。また、可動式収納壁45は、一次保留装置30の底面を構成する底面ガイド46に沿って前進(上昇)、後退(下降)(図中矢印方向)可能になっている。可動式収納壁45は、ばね取付部48を有するばね取付ボス47を備える。ばね取付部48と固定端となるばね取付部51との間には、ばね49が、可動式収納壁45を底面ガイド46に沿って前進方向に付勢するように設けられる。可動式収納壁45は、ばね49によって前進方向に付勢され図示しない規制部材により前進位置が規制された位置を初期位置(図7)とする。なお、ばね49は、引っ張りばねであるが、可動式収納壁45を前進方向に付勢する付勢手段として機能すれば、圧縮ばねや板ばねの他、ゴムなどの弾性体を用いることもできる。
底面ガイド46の延長線L2は、水平線L1に対して角度R1を有している。このとき、載置部41aの延長線L3と延長線L2とは、直交している。このとき、角度(床面傾斜角)R1は、45度未満であり、延長線L2の方が延長線L3よりも水平線L1に向かって倒れている。したがって、紙幣同士の重なりの摩擦力は、小さくなり、紙幣の下端の不整列という不具合を生じにくい。なお、一次保留装置30は、角度R1が概ね20度から40度の角度をなすときに、紙幣の好適な収納を実現する。
また、一次保留装置30は、繰り入れルートL6から一次保留装置30の内部に紙幣を繰り入れる。繰入紙幣43は、フィードローラ56、加速ローラ54、羽根車52により収納空間42に案内される。そのとき、繰入紙幣43は、繰入紙幣43の延長線L4と延長線L3とがなす角度(紙幣突入角)R2が概ね25度から35度の角度をなすときに、紙幣の好適な積層を実現する。延長線L4に沿って収納空間42に突入した繰入紙幣43は、ステージ天井部40と紙幣衝突位置82で衝突する。衝突した繰入紙幣43は、跳ね返って積層紙幣44に重なる位置に好適に案内される。そのために、ステージ天井部40は、繰入紙幣43及びステージ天井部40の保護のため緩衝材としてゴムシートを貼付している。また、ゴムシートは、弾性体として適当な反発力を繰入紙幣43に与えている。また、紙幣衝突位置82は、ステージ天井部40と紙幣検知ラインL5の交差点81よりも、繰入紙幣43の突入位置側(上側)に設定される。
また、一次保留装置30は、繰り出しルートL7から一次保留装置30の外部(搬送路140a、140b)に紙幣を繰り出す。繰出紙幣は、ピックローラ58、フィードローラ56、加速ローラ54により、床面テーパ部57、搬送ガイド55に沿って一次保留装置30の外部に案内される。また、繰出紙幣が一度に複数枚とならないように、セパレータローラ53が重なった紙幣を分離する。
また、繰出紙幣の有無は、ステージ41の前進時に紙幣が検知レバー60を押すことで、検知レバー支持部59が支持する軸83を中心に検知レバー60が回動し、センサ84により検知レバー60の回動が検出されて判断される。
次に、一次保留装置(一次保留部)30が所定量の紙幣を収納した状態について、説明する。図8は、実施の形態に係る一次保留装置の構成を示す側断面図である。
一次保留装置30は、積層紙幣44が増大するにつれて、ステージ41が後退して、収納容量を増大させる。このとき、ステージ41の後退量は、一次保留装置30の内部への紙幣の繰り入れ枚数と、紙幣検知センサ(フォトセンサ受光部)37と紙幣検知センサ(フォトセンサ発光部)50の検出結果に基づいて制御される。ステージ41の後退は、積層紙幣44の最上面が概ね所定範囲の位置に収まるように制御される。ステージ41の初期位置からの後退が所定量に満たないとき、可動式収納壁45は、底面ガイド46に沿って前進方向に付勢されているため、可動式収納壁45は、ステージ41が後退しても動かない。
ステージ41が初期位置からの後退が所定量に達したとき、ステージ41の背面側下端部は、可動式収納壁45と当接する。そして、ステージ41の初期位置からの後退が所定量を超えたとき、ステージ41の背面側下端部は、可動式収納壁45と当接しながら、可動式収納壁45を後退させる。図8は、可動式収納壁45が、ばね49のばね取付部48aからばね取付部48bまで後退した様子を表す。
次に、ステージ41と可動式収納壁45の後退量について、図9を用いて説明する。図9は、ステージと可動式収納壁の関係を示す模式図である。図中矢印が、ステージ41と可動式収納壁45の前進、後退方向である。
図9(A)は、ステージ41の初期位置を示す。ステージ41の背面側下端部と可動式収納壁45とは、当接していない状態で、可動式収納壁45は、ばね49により付勢されて前進側規制位置にある。前進側規制位置にある可動式収納壁45は、紙幣支持部62a、62b、62c(図11)が、紙幣検知ラインL5より前進側にあり、繰入紙幣43が積層する際の紙幣の下端を支持するのに十分な位置にある。なお、L11は、ステージ41の載置面の延長線を表す。このとき、概ねL5とL11との間隔が有効な紙幣収納空間(最小)になっている。
図9(B)は、ステージ41の背面側下端部と可動式収納壁45との当接位置を表す。可動式収納壁45は、未だ前進側規制位置にある。前進側規制位置にある可動式収納壁45は、紙幣支持部62a、62b、62c(図11)が、紙幣検知ラインL5より前進側にあり、繰入紙幣43が積層する際の紙幣の下端を支持するのに十分な位置にある。なお、L12は、ステージ41の載置面の延長線を表す。このとき、概ねL5とL12との間隔が有効な紙幣収納空間になっている。
図9(C)は、ステージ41の背面側下端部と可動式収納壁45との最大後退位置を表す。可動式収納壁45は、後退するステージ41とともに、後退している。可動式収納壁45は、紙幣支持部62a、62b、62c(図11)先端が、紙幣検知ラインL5にあり、繰入紙幣43が積層する際の紙幣の下端を支持するのに十分な位置にある。なお、L13は、ステージ41の載置面の延長線を表す。このとき、概ねL5とL13との間隔が有効な紙幣収納空間(最大)になっている。
このように、ステージ41が前進、後退により紙幣収納空間を可変にしても、可動式収納壁45は、紙幣の下端を支持するのに十分な位置にあり、紙幣の収納時の不整列を好適に軽減する。
なお、可動式収納壁45の後退量を大きくして紙幣支持部62a、62b、62c(図11)が、紙幣検知ラインL5に届かない場合にも適用可能である。その場合にも紙幣の下端を支持しない範囲を制限可能であり、紙幣の収納時の不整列の軽減について一定の効果を得る。
次に、ステージ41の後退を制御する紙幣収納処理について説明する。図10は、紙幣収納処理のフローチャートである。紙幣収納処理は、入出金処理部100の入出金処理制御部110がおこなう。紙幣収納処理は、たとえば、入金二次処理が実行される際に実行される。
[ステップS51]入出金処理制御部110は、ステージ41を初期位置に移動させる。
[ステップS52]入出金処理制御部110は、繰入紙幣43を数え、10枚を収納するごとにステップS53にすすみ、その他の場合は、待機する。
[ステップS53]入出金処理制御部110は、紙幣検知センサ(フォトセンサ受光部)37が通光状態を検出する位置まで、ステージ41を後退させ、ステップS52にすすむ。
このように、ステージ41は、繰入紙幣43を10枚を収納するごとに、紙幣検知センサ(フォトセンサ受光部)37が通光状態を検出する位置まで後退する。したがって、繰入紙幣43にしわや折れ、帯電(静電気)による紙幣間の広がりがあったとしても、ステージ41の後退量の誤差は、適正値と紙幣10枚の範囲内の誤差に抑えることができる。
次に、ステージ41と可動式収納壁45について、一次保留装置30の天井側からみた様子を説明する。図11は、ステージと可動式収納壁を一次保留装置の天井側からみた概略図である。
底面ガイド46は、一次保留装置30の主たる床面を形成し、テーパ境界L8を境に紙幣の繰り入れ、繰り出し側に床面テーパ部57を有する。底面ガイド46は、ステージ41の前進、後退方向に沿ってガイド穴63a、63b、63cを有する。ガイド穴63bは、紙幣の長手幅方向の中心に、ガイド穴63a、63cは、紙幣の長手幅方向の左右対象位置に設けられる。ガイド穴63a、63b、63cは、紙幣の繰り入れ、繰り出し側端部61を紙幣の繰り入れ、繰り出し方向に対して斜め(楔形状)に切り欠いて、床面テーパ部57での紙幣の搬送抵抗を低減している。また、底面ガイド46は、紙幣検知センサ(フォトセンサ発光部)50a、50bを裏面側に有する。紙幣検知センサ(フォトセンサ発光部)50a、50bは、図示しない通光窓を通して、対向する紙幣検知センサ(フォトセンサ受光部)37に向けて発光する。
可動式収納壁45は、ガイド穴63aにガイドされる紙幣支持部62aと、ガイド穴63bにガイドされる紙幣支持部62bと、ガイド穴63cにガイドされる紙幣支持部62cとを有する。紙幣支持部62a、62b、62cは、底面ガイド46の床面よりも若干飛び出していて、紙幣の下端を支持する。可動式収納壁45は、紙幣支持部62a、62bの間でばね49aに、紙幣支持部62b、62cの間でばね49bに付勢されている。ばね49aは、ばね取付部51aをばね49aの固定端、ばね取付部48aをばね49aの自由端としている。また、ばね49bは、ばね取付部51bをばね49bの固定端、ばね取付部48bをばね49bの自由端としている。
ステージ41(ステージ天井部40の図示省略)は、ガイドローラ34a、34b、35a、35bを有する。
一次保留装置30は、フィードローラ軸64の回転に伴い回転するフィードローラ56aから56eと、セパレータローラ軸65の回転に伴い回転するセパレータローラ53aから53dとの間から、紙幣が繰り入れられ、また紙幣が繰り出される。
次に、可動式収納壁45が紙幣を支持する様子について説明する。図12は、可動式収納壁周辺の拡大断面図である。
紙幣支持部62は、高摩擦領域66と低摩擦領域67とを有する。高摩擦領域66は、低摩擦領域67と比較して、積層紙幣44との摩擦が大きくなっている。高摩擦領域66は、表面に鋸歯形状を有し、一旦整列した積層紙幣44が紙幣間隔の広がる方向での紙幣の下端の移動を制限する。これにより、高摩擦領域66は、振動や静電気などを原因とした紙幣間隔の広がりによる不整列を軽減する。低摩擦領域67は、表面を平坦状とし、積層紙幣44を一次保留装置30から繰り出す際の抵抗とならないようにしている。
次に、紙幣支持部62の高摩擦領域66と低摩擦領域67とについて説明する。図13は、紙幣支持部の概略図である。
紙幣支持部62は、ステージ41の高摩擦領域66と低摩擦領域67とを有する。
高摩擦領域66は、紙幣支持部62の載置部41aから所定幅を有し、低摩擦領域67は、残りの先端部側に所定幅を有する。
紙幣支持部68は、紙幣支持部62の一形態であり、高摩擦領域69は、可動式収納壁45の移動方向(図13中の左右方向)に連続する凹凸領域を備える。凹凸領域は、紙幣の繰り入れ側を緩傾斜とし、紙幣支持部62の載置部41a側(紙幣の繰り入れ側の反対側)を急傾斜とした非対称山型の凹凸(鋸歯)形状をしている。これにより、積層紙幣44の下端の右から左への移動に比較して、積層紙幣44の下端の左から右への移動を困難にしている。これにより、高摩擦領域69は、振動や静電気などを原因とした紙幣間隔の広がりによる不整列を軽減する。また、自動取引装置1の設置環境下で、一次保留装置30内の緩傾斜部支持面の延長線L9が水平もしくは、左下がりにある。したがって、延長線L9が水平線となす角R3は、角R1より小さく設定される。これにより、高摩擦領域69の逆傾斜による紙幣間隔の広がりによる不整列を防止する。なお、鋸歯の高さは、約1mm、鋸歯のピッチは、1.5mm程度に設定するとよい。
紙幣支持部70は、紙幣支持部62の一形態であり、高摩擦領域71は、可動式収納壁45の移動方向に連続するリブ列設領域を備える。
紙幣支持部72は、紙幣支持部62の一形態であり、高摩擦領域73は、可動式収納壁45の移動方向に連続する蒲鉾状リブ列設領域を備える。
次に、可動式収納壁45の駆動に収納壁駆動モータ85を用いる第二の実施形態について説明する。図14は、第二の実施形態に係る一次保留装置の構成を示す側断面図である。
可動式収納壁45は、ベルト78と接続され、ベルトの駆動力を得て、前進(上昇)、後退(下降)する。ガイドローラ34、35は、ステージ41の移動を案内するローラである。また、ガイドローラ79、80は、それぞれ可動式収納壁45の左右に一対が備えられる。ベルト78は、従動ローラ75と従動ローラ76との間に張架される。ベルト77は、従動ローラ75と駆動ローラ74との間に張架される。駆動ローラ74は、収納壁駆動モータ85の出力軸に取り付けられる。駆動装置、ベルト77、78、従動ローラ75、76、および駆動ローラ74は、可動式収納壁45への駆動力伝達機構を構成する。収納壁駆動モータ85は、正回転、逆回転に制御可能であり、可動式収納壁45の移動方向を制御する。なお、収納壁駆動モータ85は、紙幣検知センサ(フォトセンサ受光部)37と紙幣検知センサ(フォトセンサ発光部)50のセンシング部を結ぶ紙幣検知ラインL5の遮光状態と通光状態とを検知して制御される。また、収納壁駆動モータ85は、図示しない位置検出センサにより可動式収納壁45の移動限界を検出して制御される。なお、収納壁駆動モータ85は、その駆動量もしくは駆動時間により可動式収納壁45の移動量を制御可能であってもよい。
次に、図14の収納壁駆動モータ85を用いた可動式収納壁45の制御例を説明する。図15は、可動式収納壁の制御のタイミングチャートである。
「紙幣受入」は、紙幣の繰り入れ時に紙幣を一次保留装置30に受け入れる都度、発生するパルス信号である。一パルスは、一枚の紙幣の受入を意味する。「紙幣検知センサ」は、紙幣検知センサ(フォトセンサ受光部)37の検知状態を表す。「ステージ」は、ステージ41の移動量を表し、初期位置からの後退量をグラフ化している。「可動式収納壁」は、可動式収納壁45の移動量を表し、初期位置からの後退量をグラフ化している。
[タイミングT1]入出金処理制御部110は、繰入紙幣43を数え、10枚を収納したことで、ステージ41および可動式収納壁45を後退させる。
[タイミングT2]入出金処理制御部110は、紙幣検知センサ(フォトセンサ受光部)37の通光状態の検出により、ステージ41を停止する。入出金処理制御部110は、ステージ41を停止後も所定量だけ可動式収納壁45を後退させて停止する(タイミングT3)。
[タイミングT4]入出金処理制御部110は、ステージ41の停止後に所定量だけ後退した可動式収納壁45を、所定量だけ前進させて停止する。
このように、可動式収納壁45の駆動に収納壁駆動モータ85を用いることで、ステージ41と独立した動作を可能にする。そして、所定量の後退により、紙幣支持部62が支持していた紙幣の下端が不整列(整列していない状態、紙幣間隔に隙間がある状態)であった場合でも、紙幣支持部62が支持していた紙幣は、ステージ41に押し付けられて、整列状態に正される。
なお、収納壁駆動モータ85を正回転、逆回転を反復して、紙幣支持部62を振動させることで、紙幣を整列状態に正すようにしてもよい。このとき、紙幣の下端移動方向を後退方向に案内するために、紙幣支持部62は、紙幣の繰り入れ側を緩傾斜とした非対称山型鋸歯形状をしている凹凸領域を、可動式収納壁45の移動方向に連続して設ければ、紙幣を整列状態に好適に正すことができる。
なお、紙幣は、紙葉類の一形態であり、紙葉類とは、紙幣、葉書などの矩形の紙片を含む。また、紙葉類の材質は、紙に限らず、樹脂などであってもよい。したがって、紙葉類収納装置としては、磁気カードやICカードのようなカード類に適用したカード類収納装置とすることもできる。
なお、実施の形態の一次保留装置(紙葉類収納装置)30をその他の収納装置(たとえば、収納庫170aから170f)や、主リジェクト庫150aと従リジェクト庫150bにも適用可能である。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
30 一次保留装置
36 筐体
37 紙幣検知センサ(フォトセンサ受光部)
40 ステージ天井部
41 ステージ
41a 載置部
41b 懸吊支持部
42 収納空間
43 繰入紙幣
44 積層紙幣
45 可動式収納壁
46 底面ガイド
47 ばね取付ボス
48 ばね取付部
49 ばね
50 紙幣検知センサ(フォトセンサ発光部)
51 ばね取付部
L6 繰り入れルート
L7 繰り出しルート

Claims (13)

  1. 傾斜した床面で紙葉類の下端を支持しながら、前記紙葉類を積層して収納する紙葉類収納装置において、
    前記紙葉類を受け入れる受入部と、
    前記受入部が受け入れた前記紙葉類を収納する収納部と、
    前記紙葉類の積層位置を調節可能に前記収納部内を移動可能な、前記紙葉類を載置する紙葉類載置部と、
    前記紙葉類の下端の支持位置を調節可能に前記収納部内を移動可能な、前記紙葉類の下端を支持する紙葉類下端支持部と、
    を備えることを特徴とする紙葉類収納装置。
  2. 前記紙葉類下端支持部は、前記紙葉類載置部が前記紙葉類の積層位置を前記受入部から後退させる方向に所定量移動すると、前記紙葉類載置部に追随して移動することを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納装置。
  3. 前記紙葉類下端支持部は、移動する前記紙葉類載置部と当接して追随することを特徴とする請求項2記載の紙葉類収納装置。
  4. 前記紙葉類下端支持部は、前記紙葉類下端支持部が前記受入部側に近接する方向に付勢手段により付勢されていることを特徴とする請求項3記載の紙葉類収納装置。
  5. 前記紙葉類下端支持部及び前記紙葉類載置部が前記紙葉類の積層位置を前記受入部から後退させる方向に移動する際に、一旦、前記紙葉類載置部の移動量よりも大きく移動した後に、反対方向に移動して、前記紙葉類載置部と前記移動量を揃えることを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納装置。
  6. 前記紙葉類収納装置は、所定位置での前記紙葉類の積層の有無を検出する積層有無検出手段を備え、
    前記紙葉類載置部は、前記受入部から所定量の前記紙葉類を受け入れるごとに、前記積層有無検出手段による前記紙葉類の積層を検出しない位置まで移動することを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納装置。
  7. 前記紙葉類下端支持部は、前記収納部の床面に設けられたガイド穴から前記収納部内に臨み、前記紙葉類の下端を支持する支持部材を備え、
    前記収納部の床面と前記紙葉類の下端との摩擦よりも前記支持部材の支持面と前記紙葉類の下端との摩擦を大きくしたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納装置。
  8. 前記支持部材の支持面は、前記紙葉類下端支持部の移動方向に連続する凹凸領域を備えることを特徴とする請求項7記載の紙葉類収納装置。
  9. 前記支持部材の支持面は、前記受入部側の端部に前記凹凸領域を有しない摩擦軽減領域を備えることを特徴とする請求項8記載の紙葉類収納装置。
  10. 前記凹凸領域は、前記受入部側を緩傾斜、反対側を急傾斜とした非対称山型の凹凸が、前記紙葉類下端支持部の移動方向に連続する領域であることを特徴とする請求項8記載の紙葉類収納装置。
  11. 前記紙葉類下端支持部は、前記紙葉類の下端を支持する支持部材を備え、
    前記収納部の床面は、前記支持部材を案内するガイド穴と、前記受入部側にテーパ面と、を備え、
    前記ガイド穴の一端部は、前記テーパ面にあり、楔形状とすることを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納装置。
  12. 前記紙葉類載置部は、前記収納部の天井から懸吊支持されることを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納装置。
  13. 前記紙葉類載置部の載置面と前記紙葉類下端支持部の前記紙葉類の下端を支持する支持面とは、略直交し、なおかつ、前記支持面が前記載置面よりも倒れていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納装置。
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