JP2960824B2 - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JP2960824B2
JP2960824B2 JP4285440A JP28544092A JP2960824B2 JP 2960824 B2 JP2960824 B2 JP 2960824B2 JP 4285440 A JP4285440 A JP 4285440A JP 28544092 A JP28544092 A JP 28544092A JP 2960824 B2 JP2960824 B2 JP 2960824B2
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layer
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    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10582Record carriers characterised by the selection of the material or by the structure or form
    • G11B11/10584Record carriers characterised by the selection of the material or by the structure or form characterised by the form, e.g. comprising mechanical protection elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/90Magnetic feature

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体のうち、光磁気記録媒体は情
報容量が大きい点で有望視され、近年その開発進歩が著
しい。光磁気記録媒体は、透明基板上に、誘電体層を介
して記録層磁性膜を設けて構成されている。そして、最
近では、記録層上に第2の誘電体層を設け、記録層を一
対の誘電体層で挟持するとともに、その最上層に金属反
射層を設け、再生信号の出力を高めている。
【0003】このような金属反射層としては、光反射率
やコストの点でAlないしAl合金が有望とされてい
る。例えば、米国特許第4717628号明細書では2
〜10at%のNiを含むAl−Ni合金が記録感度や再
生のC/Nの点ですぐれているとされている。また、特
開平2−292753号には、Al−Ta合金、同2−
285533号にはAl等とReとの合金、同2−26
7752号には、Al−Nb合金等が提案されている。
【0004】一方、このように金属反射層を積層する場
合、記録層、金属反射層間に設層される第2の誘電体層
としては、窒化ケイ素、窒化アルミニウム等の窒化物が
使用されており、このうち、窒化ケイ素は2程度の屈折
率を示すので、金属反射層の下に積層したとき、良好な
エンハンス効果が発揮されるとされている。しかし、金
属反射層も、各種窒化物等の第2の誘電体層も、ともに
熱伝導率が高く、記録時に記録層からの熱の散逸を助長
してしまい、記録感度が低く、また記録され始める記録
パワーしきい値(Pth)が高く、低記録パワーで記録
できないという欠点がある。
【0005】ところで、光記録に際しては、単に記録パ
ワーのしきい値が低いだけでなく、エラーレートが小さ
く、例えば光変調方式記録では、バイトエラーレート
(BER)が特に5×10-5以下となる記録パワー下限
値(Pmin )が低い必要がある。しかし、従来の構造で
は、この下限値Pmin の点でも不十分である。
【0006】他方、記録パワーを高めていくと、記録信
号間の分解能が低下してくる。光変調方式において、所
定の分解能、例えばISO規格§24.1の規格に従
い、各回転数での3T、8T信号間の分解能が40%ま
で低下する記録パワー上限値をPmax とすると、このP
max −Pmin が記録パワーのマージンとして定義されて
いる。そして、このような記録パワーのマージンは、ど
のような記録方式でもできるだけ広いことが望まれる。
ドライブ装置ごとに記録レーザパワーは変動しており、
また光学系や検出系にもばらつきがある他、各装置ごと
においても、レーザパワーの温度変動や経時劣化、光学
系や検出系の経時劣化、装填時のディスクのチルト角の
変動やホコリによる散乱等、記録再生条件に各種変動要
因が存在する。また、異なる機種のドライブ装置への互
換性も必要とされる。これらから、装置ごと、あるいは
装置間や機種間の変動要因があっても、常に安定な記録
再生を行うことができるようにするためには、記録パワ
ーマージンは広ければ広いほどよい。これによりドライ
ブ装置の設計が容易となり、ドライブ制御も容易となる
からである。しかし、従来の構造では、この記録パワー
マージンも狭い。
【0007】そこで、本発明者らは、光磁気記録媒体の
記録感度を向上し、安定な記録再生を行うことができる
記録パワーマージンを広いものとするために、記録層の
金属反射層側に設層する第2の誘電体層に、Yを含む希
土類元素の1種以上の酸化物と、酸化ケイ素と、窒化ケ
イ素とを含有させる旨を提案している(特願平4−40
277号等)。このような第2の誘電体層を用いること
により、特に光変調方式において、記録感度が格段と向
上する。より詳細には、記録感度のうち、記録され始め
るしきい値Pth は著しく低下する。このしきい値Pth の
低下は、用いる第2の誘電体層の熱伝導率が小さいの
で、熱伝導率の大きい金属反射層を用いても記録層に対
する畜熱効果が発揮されるためであると考えられる。さ
らに、上記の提案によれば、記録感度のうち、光変調方
式におけるバイトエラーレートBERが5.0×10-5
以下となる記録パワー下限値Pmin も著しく低下する。
そして、分解能40%以上が得られる記録パワー上限値
Pmax とPmin との間の記録パワーマージンもきわめて
広いものとなる。
【0008】ところで、光磁気記録ディスクに記録を行
なう方法には、光変調方式と磁界変調方式がある。光変
調方式では、変調した記録レーザ光で記録を行うのに対
し、磁界変調方式では、光ヘッドから集光した記録レー
ザー光をディスクの記録層にDC的に照射してその温度
を上昇させておき、これと同時に、変調された磁界を光
ヘッドと反対側に配置した磁気ヘッドから記録層に印加
し、記録を行なう。従って、この方式ではオーバーライ
ト記録が可能であり、書き換え可能型ディスク(ミニデ
ィスクMD)などへの応用が実現しつつある。
【0009】しかし、磁界変調方式では、連続レーザ光
を照射するため、光変調方式とは熱のかかり方が異な
り、よりジッタの発生が多くなる。前記のMD規格で
は、CLV線速1.4m/s 、印加磁界200OeにてEF
M信号を記録し、3T信号のジッタが40nsecを切る小
さい方のパワーをPmin 、大きい方のパワーをPmax と
したとき、1.4×Pmin を最適パワー、(Pmax −P
min )/2を記録パワーマージンとしており、これら最
適パワーが小さく、マージンが広いことが望まれるのは
前記と同様である。
【0010】しかし、光変調方式の記録において小さい
最適パワーと広い記録パワーマージンを示す層構成で
も、磁界変調方式の記録においては必ずしも最適の最適
パワーと記録パワーマージンとを示すものではないこと
が判明した。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、小さい最適パワーと、広い記録パワーマージンを示
す磁界変調方式の記録用の光磁気記録媒体を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は下記
(1)〜(10)の本発明により達成される。 (1)基板上に、順に、第1の誘電体層、記録層、第2
の誘電体層、金属反射層および保護コートを有し、前記
第1の誘電体層の厚さを、記録光波長での厚さ−反射率
曲線における最も薄い厚さでの反射率の第1極小点t
min よりも薄い厚さとし、磁界変調方式により光磁気記
録を行う光磁気記録媒体。 (2)前記第1の誘電体層の厚さが30nm以上、0.9
9tmin 以下である上記(1)の光磁気記録媒体。 (3)前記第1の誘電体層の屈折率nが1.8〜3.0
である上記(1)または(2)の光磁気記録媒体。 (4)前記第1の誘電体層が窒化ケイ素を主成分とする
上記(1)〜(3)のいずれかの光磁気記録媒体。 (5)前記第2の誘電体層の屈折率nが1.8〜3.0
であり、厚さが80nm以下である上記(1)〜(4)の
いずれかの光磁気記録媒体。 (6)前記第2の誘電体層が窒化ケイ素を主成分とする
上記(1)〜(5)のいずれかの光磁気記録媒体。 (7)前記第2の誘電体層が、Yを含む希土類元素の1
種以上の酸化物と、酸化ケイ素と、窒化ケイ素とを含有
する上記(1)〜(5)のいずれかの光磁気記録媒体。 (8)前記記録層が、希土類元素とFeとを含有する上
記(1)〜(7)のいずれかの光磁気記録媒体。 (9)前記記録層が5〜15at% のCoと2〜10at%
のCrを含有し、Co/Crの原子比が0.5〜5.0
である上記(8)の光磁気記録媒体。 (10)前記記録層の厚さが10〜1000nmである上
記(1)〜(9)のいずれかの光磁気記録媒体。
【0013】
【作用効果】本発明では、第1の誘電体層の厚さを、反
射率の第1極小点(最小極小反射率膜厚)tmin よりも
薄い厚さとして十分な反射率を得るとともに、熱容量を
小さくし、下方の樹脂基板の蓄熱効果をより有効に発揮
させて感度を向上させる。この感度向上により、Pmin
が低下し、最適記録パワーPo が低下するが、これと同
時に記録パワーマージンも拡大するという予想外の効果
が生じる。このような効果は、従来知られておらず、こ
のため従来の媒体では、tmin より薄い第1の誘電体層
を用いた例はない。
【0014】同時に、従来と比較して膜厚が薄くなるの
で、成膜時間が短縮化する。第1の誘電体層は窒化ケイ
素等の誘電体物質であり、そのスパッタ等の成膜には時
間を要し、冷却手段も必要とするので成膜時間の短縮化
による量産性の向上はきわめて大なるものとなる。しか
も感度が向上するので、より一層キュリー点Tcの高い
記録層材料が使えるようになり、この結果C/Nが向上
し、温度特性が向上し、高温下で使用しても特性劣化が
ないような媒体設計をすることができる。
【0015】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。本発明の光磁気記録媒体の好適例が図1に
示される。この光磁気記録媒体1は、基板2上に、第1
の誘電体層4、記録層5、第2の誘電体層6および反射
層7を順次積層したものである。
【0016】基板2と記録層5との間に設けられる第1
の誘電体層4は記録層5のエンハンス効果に加え、耐食
性の向上のためにも設けられるものであるが、その厚さ
を反射率の第1極小点tminより薄くすることによ
り、それ自体の熱容量を小さくし、下方樹脂基板による
蓄熱効果を有効に発揮させる。これにより、前記のとお
り、感度が向上し、ジッタ40nsecを切る記録パワ
ーをPmin、Pmaxとしたとき、Pminが低下
し、最適パワー1.4Pminも低下する。また、記録
パワーマージン(Pmax−Pmin)/2が拡大す
る。
【0017】上記の反射率の第1極小点について説明す
るならば、反射率−膜厚曲線には、膜内での干渉効果に
より極大点、極小点が周期的に表れる。1例として、記
録光波長780nmにおけるSiNxの膜厚と反射率との
関係を図2に示す。図2のカーブは、SiNxのxの値
を変化させて屈折率nを変化させたときのシミュレーシ
ョンカーブであり、図中これには実測値がプロットされ
ている。これらからわかるように、シミュレーションカ
ーブと実測値はきわめてよい一致をみており、n=2.
0では76nm付近、n=2.3では63nmに最も薄い膜
厚での極小点、すなわち第1極小点tmin が存在するこ
とがわかる。そこで本発明では、このtmin より薄い膜
厚で所定の反射率を確保しようというものである。な
お、従来tmin より薄い膜厚を用いなかったのは、耐食
性、信頼性の点で厚い膜厚で反射率を高めた方がよいの
ではないかと考えられていたからである。
【0018】しかし、窒化ケイ素等の誘電体層では30
nm程度の膜厚とすれば十分な耐食性、信頼性が得られる
ことが判明した。これらから、第1の誘電体層4の厚さ
は好ましくは30nm以上、特に40nm以上、さらには4
5nm以上とし、またその上限は好ましくは0.99tmi
n 、特に0.98tmin 、さらには0.96tmin とす
ればよい。なお、tmin は一般に40〜90nm程度であ
る。
【0019】第1の誘電体層4の屈折率(複素屈折率の
実部)nは1.8〜3.0、特に1.8〜2.5とする
ことが好ましい。nが小さすぎるとカー回転角が小さく
なり、出力が低下し、大きすぎると出力が低下し、ノイ
ズが増大する。
【0020】第1の誘電体層4の組成は、酸化物、炭化
物、窒化物、硫化物、例えば、SiO2 、SiO、Al
N、Al23 、Si34 、ZnS、BN、TiO
2 、TiN等ないしこれらの混合物などの各種誘電体物
質を用いる。これらのうちでは、特に窒化ケイ素を主成
分(好ましくは窒化ケイ素90重量%以上)とするか、
あるいは実質的に窒化ケイ素からなるものが好ましい。
そして、その成膜には、種々の気相成膜法を用いること
ができるが、通常スパッタ法を用いることが好ましい。
スパッタ法としては対応する組成の焼結体をターゲット
として用いても、窒素等を用いた反応性スパッタを用い
てもよい。
【0021】記録層5上に設けられる第2の誘電体層6
は、記録層5のエンハンス効果と耐食性の向上のために
設けられるものである。従って、第1の誘電体層4と同
様の材質はいずれも使用可能である。ただし、本発明で
は、金属反射層7を設けたときの蓄熱効果付与による感
度向上や、記録パワーマージン拡大の機能を発揮する点
で、窒化ケイ素を好ましくは90重量%以上含むもの、
あるいは一種以上の希土類元素(Yを含む)の酸化物
と、酸化ケイ素と、窒化ケイ素とが含有されるものが好
ましく、特に希土類元素の酸化物と酸化ケイ素と、窒化
ケイ素とを含むものが最適である。
【0022】このような場合、希土類元素としては、
Y、La〜Sm、Eu〜Lnのいずれであってもよく、
これらの1種以上が含有される。これらのうち、Yを含
むランタノイド元素、特に少なくともLaおよびCeの
うち1種以上が含有されることが好ましい。Laおよび
Ceの酸化物としては、通常、La23 およびCeO
2 である。これらは、一般に化学量論組成であるが、こ
れらから偏奇したものであってもよい。Laおよび/ま
たはCeが含まれる場合、LaおよびCeの酸化物はい
ずれか一方であってもよく、両者が含有されてもよい
が、両者が含有される場合、その量比は任意である。ま
た、Laおよび/またはCeの酸化物の他、Y、Er等
の希土類元素の酸化物が希土類酸化物中10at%(金属
換算)程度以下含有されていてよい。また、これらの
他、Fe、Mg、Ca、Sr、Ba、Al等の酸化物が
含有されていてもよい。これらの元素のうち、Feは、
10at%以下、また、その他の元素は合計で10at%以
下含有されてもよい。
【0023】最適例としての第2の誘電体層6中には希
土類酸化物に加え、酸化ケイ素と窒化ケイ素が含有され
る。酸化ケイ素は通常SiO、SiO、また窒化ケイ
素はSiの形で含有される。これらはこの化学量
論組成から偏奇していてもよい。また、このような第2
の誘電体層6中の希土類元素酸化物とSi化合物との量
比は、それぞれ化学量論組成換算で、希土類元素酸化物
の合計/(Si化合物+希土類元素酸化物の合計)とし
て、0.05〜0.5(モル比)程度であり、化学量論
組成換算で、5〜50モル%の希土類元素酸化物を含有
することが好ましい。この比が小さすぎると、出力が低
下し、高温高湿下での耐久性に乏しくなってくる。ま
た、大きすぎると、ノイズが増加し、高温高湿下での耐
久性に乏しくなってくる。なお、希土類元素/Siの原
子比は0.03〜0.6程度である。また、第2の誘電
体層6中のO/N原子比は、0.2〜3程度である。こ
の比が小さすぎると、高温高湿下での耐久性に乏しくな
り、大きすぎると出力が低下し、経時劣化が生じてく
る。これら原子比の測定には、オージェ電子分光あるい
はEDS等の分析手段を用いればよい。なお、第2の誘
電体層6中には、厚さ方向に酸素および窒素の濃度勾配
が存在してもよい。
【0024】これら第2の誘電体層6の600〜900
nmにおける屈折率(複素屈折率の実部)nは、好まし
くは1.8〜3.0、より好ましくは1.8〜2.5と
する。屈折率が1.8未満であると、カー回転角が小さ
く、出力が低下する。また、3.0を越えると、出力が
低下し、またノイズが増加する。
【0025】このような第2の誘電体層6を設層するに
は、スパッタ法を用いることが好ましい。ターゲットと
しては、希土類酸化物、好ましくはLa23 および/
またはCeO2 と、SiO2 およびSi34 の混合物
の焼結体を用いることが好ましい。この場合、希土類酸
化物、特にLa23 および/またはCeO2 の一部ま
たは全部を、発火合金であるアウエルメタル、ヒューバ
ーメタル、ミッシュメタル、ウェルスバッハメタル等の
酸化物に換えて用いることもできる。また、これに準
じ、その他の気相成膜法、例えばCVD法、蒸着法、イ
オンプレーティング法等を適宜用いることも可能であ
る。なお、誘電体層中の不純物として、成膜雰囲気中に
存在するAr、N2 等が入ってもよい。その他、Fe、
Ni、Cr、Cu、Mn、Mg、Ca、Na、K等の元
素が不純物として入りうる。
【0026】この第2の誘電体層6の膜厚は80nm以
下、好ましくは5〜60nm、特に5〜50nmとすること
が好ましい。光透過率を高め、出力を向上するために
は、膜厚は薄くすることが好ましいが、第2の誘電体層
6上に設けられる反射層7に熱伝導率の小さい材質を用
いれば、その膜厚をより薄くすることができる。なお、
膜厚が薄すぎるとノイズが増加し、厚すぎると出力やC
/Nが劣化してくる。このような第2の誘電体層6は、
膜応力が小さく、ヒートサイクル下での耐久性が良好で
ある。また記録層の保護効果も高い。
【0027】このような第2の誘電体層上に設層される
金属反射層7の材質は、公知の各種金属材料、例えばA
u、Ag、Al、Cu、Cr、Ni、TiおよびFe等
の金属やその合金のいずれであってもよい。これらのう
ちでは、Al、Niあるいはこれらの合金、特にAl系
合金やNi系合金は、本発明の第2の誘電体層と組み合
わせたとき所定の反射率を示し、出力が向上し、すぐれ
た感度および記録パワーマージン向上効果を発揮する点
で好ましい。
【0028】Al系合金としてはAlを80〜99wt%
含有し、これにNi、Fe、V、Mo、Hf、W、A
u、Si、Mg、Mn、Cr、Ta、Ti、Re、Z
n、In、Pb、P、Sb、Cu、Zr、Nb、Bi等
の一種以上を含有させたものが好適である。Al系合金
は、記録パワーマージン拡大効果の点でもっとも優れて
いる。またC/Nもきわめて高くなる。そして、記録感
度も向上する。特に、Niを20wt%以下、特に1〜1
0wt%含有し、残実質的にAlのAl−Ni合金は好適
である。
【0029】またNi系合金は、熱伝導率が小さく、も
っともすぐれた記録感度向上効果を示す点で特に好まし
いこれらのうちでは、特にNiを35〜75wt%含有
し、これにCo、Cr、Mo、W、Feの1種以上を含
有するものが好ましい。そして、これらのうち、Niを
35〜75wt%、特に40〜70wt%、Coを0.1〜
5wt%、特に0.5〜5wt%、Crを0.1〜25wt
%、特に0.5〜25wt%、Wを0〜6wt%、Moを2
〜30wt%、特に5〜30wt%、およびFeを0.1〜
25wt%、特に1〜22wt%含有する、いわゆるハステ
ロイ合金は特に好ましい。この場合、これらに加え、3
wt%以下の範囲のCu、Nb、Taや、2wt%以下のM
nや、1wt%以下のSi、Ti等が含有されていてもよ
い。これらNi系合金では、前記第2の誘電体層と組み
合わせたとき、きわめて高い感度が実現する。また、熱
伝導率の低いNi系合金を用いることにより、第2の誘
電体層6の厚さを薄くして出力を向上するとともに金属
反射層7そのものの膜厚も薄くすることができる。
【0030】このような金属反射層7の膜厚は、40〜
150nm、より好ましくは50〜100nmとすればよ
い。膜厚が必要以上に薄くなると、金属反射層7積層効
果がなくなり出力やC/Nが低下してしまう。厚すぎる
と感度が低下する。
【0031】このような反射層7積層後の媒体の光反射
率は、15%以上であることが好ましく、また反射層7
の複素屈折率の実部nは1.5〜3.5、虚部消衰係数
kは2.5〜7.0とするのが好ましい。このような反
射層7はスパッタ、蒸着、イオンプレーティング等によ
り形成することができるが、特にスパッタによって形成
されることが好ましい。
【0032】このような反射層上には、保護コート8が
設層される。保護コート8は、例えば紫外線硬化樹脂等
の各種樹脂材質から、通常は、0.1〜100μm程度
の厚さに設層すればよい。保護コート8は、層状であっ
てもシート状であってもよい。保護コート8は、特にア
クリレート系等の放射線硬化型化合物および光重合増感
剤を含有する塗膜を放射線硬化したものであることが好
ましい。
【0033】このような反射層7および第2の誘電層6
がその上に設層される記録層5は、変調された熱ビーム
あるいは変調された磁界により、情報が磁気的に記録さ
れるものであり、記録情報は磁気−光変換して再生され
るものである。記録層5は、光磁気記録が行えるもので
あればその材質に特に制限はないが、希土類金属元素を
含有する合金、特に希土類金属と遷移金属との合金を、
スパッタ、蒸着、イオンプレーティング等、特にスパッ
タにより、非晶質膜として形成したものであることが好
ましい。
【0034】希土類金属としては、Tb、Dy、Nd、
Gd、Sm、Ceのうちの1種以上を用いることが好ま
しい。希土類金属は15〜23at%程度含有される。
遷移金属としては、FeおよびCoが好ましい。この場
合、FeとCoの総含有量は、55〜85at%である
ことが好ましい。
【0035】好適に用いられる記録層の組成としては、
TbFeCo、DyTbFeCo、NdDyFeCo、
NdGdFeCo等がある。なお、記録層中には、30
at%以下の範囲でCr、Al、Ti、Pt、Si、M
o、Mn、V、Ni、Cu、Zn、Ge、Au等が含有
されてもよい。また、10at%以下の範囲で、Sc、
Y、La、Ce、Pr、Pm、Sm、Eu、Ho、E
r、Tm、Yb、Lu等の希土類金属元素を含有しても
よい。このような記録層5の層厚は、通常、10〜10
00nm程度である。これらのうちでは、5〜15at% の
Coと2〜10at% のCrとを含有し、Co/Crの原
子比が0.5〜5.0であるものは150〜170℃の
キュリー点Tcを示し、良好な温度特性を示すので好適
である。
【0036】基板2と第1の誘電体層4との間には保護
層3が設層されてもよいが、その材質としては、ガラ
ス、例えばホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸ガラ
ス、アルミニウムホウケイ酸ガラス等あるいはこのもの
にSi等を含むものなどを用いればよい。なかで
も、SiO40〜80wt%のホウケイ酸ガラス、バ
リウムホウケイ酸ガラス、アルミニウムホウケイ酸ガラ
スや、これらのSiOの一部をSi等で置換し
たものが好ましい。保護層3の膜厚は30〜150nm
程度とすればよい。
【0037】基板2は、記録光および再生光(400〜
900nm程度、特に600〜850nm程度の半導体
レーザー光、特に780nm)に対し、実質的に透明
(好ましくは透過率80%以上)な材質から形成され
る。これにより、基板裏面側からの記録および再生が可
能となる。基板材質としては樹脂やガラスを用いる。樹
脂としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ア
モルファスポリオレフィン等の各種熱可塑性樹脂が好適
である。なお、必要に応じ、基板2の外表面や、外周面
等に酸素遮断性の被膜を形成してもよい。また、基板2
の記録層5形成面には、トラッキング用のグループが形
成されていてもよい。基板2の裏面(記録層5を設けて
いない側の面)には各種保護膜としてのコーティングを
行うことが好ましい。コーティイングの材質としては、
前述した有機保護コート層8の材質と同様なものとして
もよい。
【0038】本発明は、磁界変調型の光磁気記録に適用
される。この方式では、通常、光磁気記録ディスクの表
面(記録層側)上に磁気ヘッドを配置し、ディスクの裏
面上に光ヘッドを配置して、光ヘッドから一定強度のレ
ーザー光を基板を通して記録層に照射し、変調された磁
界を磁気ヘッドから記録層のレーザースポット部に印加
して記録を行なう。磁気ヘッドと光ヘッドとは位置関係
が固定されており、これらはディスクの径方向に一体的
に移動して所定トラックへアクセスする。印加磁界は8
0〜300Oe程度とする。本発明において用いる磁気ヘ
ッドや光ヘッドの構成に特に制限はなく、通常の磁界変
調方式の光磁気記録に用いられる各種磁気ないし光ヘッ
ドから適宜選択すればよい。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0040】実施例1 SiターゲットとN2 ガスを用い、基板上に、高周波マ
グネトロンスパッタにより種々の膜厚のSiNx膜を成
膜した。SiNx膜としては、x=1.30、n=2.
0、k≒0と、x=0.75、n=2.3、k≒0との
2種の膜を成膜した。この場合、nはエリプソメータに
よって測定した。また、これらのn、kを用いシミュレ
ーションにより、780nmにおける膜厚−反射率曲線を
求めた。シミュレーション結果と実測値を図2に示す。
【0041】次に、ポリカーボネートを射出成形して6
4mm径、厚さ1.2mmの基板サンプルを得た。この
基板上に、上記のSiNxの第1の誘電体層を高周波マ
グネトロンスパッタにより設層した。x=1.30、n
=2.0についてはtmin(76nm)未満の58n
mと、tmin以上の100nm、x=0.75、n=
2.3についてはtmin(63nm)未満の30nm
と、tmin以上の95nmとして、互いに反射率を揃
えた。次に、この第1の誘電体層上に、Tb19Fe
65CoCr(Tc150℃)の組成を有する記録
層を、スパッタにより層厚20nmに設層した。
【0042】さらに、この記録層上に、La30
モル%、SiO20モル%およびSi50モル
%を含有する第2の誘電体層を高周波マグネトロンスパ
ッタにより形成した。膜厚は20nm、n=2.0、k
≒0、希土類元素/Siの原子比は0.35であった。
【0043】この第2の誘電体層上に、金属反射層を高
周波マグネトロンスパッタにより膜厚90nmとなるよう
に設層した。この金属反射層の組成は、Al 97.0
at%、Ni 3.0at% であった。
【0044】この反射層上に保護コートを設層した。保
護コートは、オリゴエステルアクリレートを含有する紫
外線硬化型樹脂を塗布した後、紫外線硬化して5μm 厚
の膜厚とした。なお、膜組成は、オージェ分光分析にて
測定した。
【0045】これらのサンプルについて、(1)反射
率、(2)最適記録パワーおよび記録パワーマージンを
測定した。
【0046】(1)反射率(媒体) 780nmの波長の半導体レーザを照射して、780n
mでの反射率を光磁気記録ディスク検査機で測定した。
【0047】(2)最適法記録パワーおよび記録パワー
マージン ディスクをCLV1.4m/s で回転し、780nmの連続
レーザ光を照射しつつ200Oeの印加磁界で磁界変調し
て、EFM信号を記録した。記録パワーを変化させて3
T信号のジッタを測定し、ジッタが40nsecを切るパワ
ーPmin 、Pmax を測定し、最適記録パワーPo =1.
4Pmin と記録パワーマージン(Pmax−Pmin )/2
を算出した。これらの結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】表1に示される結果から、第1の誘電体層
の膜厚をtmin 未満とすることにより、同一反射率に設
計したtmin 以上の膜厚のときと比較して、Po が低下
し、マージンが拡大することがわかる。
【0050】実施例2 実施例1のn=2.0、tmin=76nmの第1の誘
電体層と、実施例1のLaSiONの第2の誘電体層お
よびSiNx(x=1.30)n=2.0、k≒0)の
第2の誘電体層とを用いその膜厚を下記表2のように設
定して実験を行った。なお、Al−Ni反射層の厚さは
60nmとした。結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】表2に示される結果から、LaSiON系
の第2の誘電体層のすぐれた効果が明らかである。
【0053】実施例3 実施例1のn=2.0、tmin=76nm、58nm
厚さの第1の誘電体層を用いる場合において、記録層の
組成をTb18.0Fe64.0Co10.0Cr
8.0(Tc160℃)にかえてディスクを作製した。
また、記録層として実施例1のTb19.0Fe
65.0Co8.0Cr8.0(Tc150℃)を用
い、第1の誘電体層をSiNx(tmin=76nm、
x=1.30、n=2.0)、膜厚120nm、第2の
誘電体層をSiNx,x=1.30、n=2.0、膜厚
40nmとしたディスクを得た。両ディスクのAlNi
反射層の厚さは60nmであり、反射率はともに20%
である。これらディスクの室温と70℃雰囲気下でのP
と、70℃でのジッタ増加量を測定した。
【0054】
【表3】
【0055】表3に示される結果から、本発明に従い、
より一層高いTcの記録層の使用が可能であり、温度特
性が向上することがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気記録媒体の1例を示す断面図で
ある。
【図2】第1の誘電体層の膜厚と反射率との関係を示す
グラフである。
【符号の説明】 1 光磁気記録媒体 2 基板 3 保護層 4 第1の誘電体層 5 記録層 6 第2の誘電体層 7 金属反射層 8 保護コート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10 521 G11B 7/24

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、順に、第1の誘電体層、記録
    層、第2の誘電体層、金属反射層および保護コートを有
    し、 前記第1の誘電体層の厚さを、記録光波長での厚さ−反
    射率曲線における最も薄い厚さでの反射率の第1極小点
    min よりも薄い厚さとし、 磁界変調方式により光磁気記録を行う光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記第1の誘電体層の厚さが30nm以
    上、0.99tmin 以下である請求項1の光磁気記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 前記第1の誘電体層の屈折率nが1.8
    〜3.0である請求項1または2の光磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第1の誘電体層が窒化ケイ素を主成
    分とする請求項1〜3のいずれかの光磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記第2の誘電体層の屈折率nが1.8
    〜3.0であり、厚さが80nm以下である請求項1〜4
    のいずれかの光磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記第2の誘電体層が窒化ケイ素を主成
    分とする請求項1〜5のいずれかの光磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記第2の誘電体層が、Yを含む希土類
    元素の1種以上の酸化物と、酸化ケイ素と、窒化ケイ素
    とを含有する請求項1〜5のいずれかの光磁気記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 前記記録層が、希土類元素とFeとを含
    有する請求項1〜7のいずれかの光磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記記録層が5〜15at% のCoと2〜
    10at% のCrを含有し、Co/Crの原子比が0.5
    〜5.0である請求項8の光磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記記録層の厚さが10〜1000nm
    である請求項1〜9のいずれかの光磁気記録媒体。
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