JP2960331B2 - 車両用サンバイザの製造方法 - Google Patents

車両用サンバイザの製造方法

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JP2960331B2
JP2960331B2 JP7111991A JP11199195A JP2960331B2 JP 2960331 B2 JP2960331 B2 JP 2960331B2 JP 7111991 A JP7111991 A JP 7111991A JP 11199195 A JP11199195 A JP 11199195A JP 2960331 B2 JP2960331 B2 JP 2960331B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱可塑性合成樹脂の
ブロ−成形によってサンバイザ本体が形成された車両用
サンバイザの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、熱可塑性合成
樹脂のブロ−成形によってサンバイザ本体104 が形成さ
れる場合、そのサンバイザ本体104 は、クッション層10
7 を間に挟さんで外装皮105 によって被覆されている。
前記クッション層107 は、サンバイザ本体104 よりも適
宜に大きく四角形に裁断された表裏2枚のスポンジシ−
ト材106 によって形成されるのが一般的であった。すな
わち、図6の(A)に示すように、高周波溶着の上下の
両成形型21,22の間に裏外装皮105b、裏スポンジシ−ト
材106 、サンバイザ本体104 、表スポンジシ−ト材106
及び表外装皮105aが順次に積層された後、図6の(B)
に示すように、前記両成形型21,22が型閉じされること
で、サンバイザ本体106 の周縁部に沿って表裏2枚の外
装皮105a,105b及びスポンジシ−ト材106 が高周波溶着
されると同時に、その溶着部分に切込みが入れられる。
そして、その切込みの外側が切除されることで、サンバ
イザ本体104 の表面が前記スポンジシ−ト材106 よりな
るクッション層107 を間に挟さんで外装皮105 によって
被覆された車両用サンバイザとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クッション
層107 が表裏2枚のスポンジシ−ト材106 によって形成
される従来のものにおいては、サンバイザの構成部品点
数が多くなるばかりでなく、表裏2枚のスポンジシ−ト
材106 のうち、サンバイザ本体104 の周縁部に沿って切
除された部分110 だけ材料歩留りが悪くなり、コスト高
となる。この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑み、
材料歩留りよくかつ安価にクッション層を構成すること
ができる車両用サンバイザの製造方法を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る車両用サンバイザの製造方
は、熱可塑性合成樹脂のブロ−成形によって中空に形成
されたサンバイザ本体と、該サンバイザ本体の表面をク
ッション層を間に挟さんで被覆する外装皮と、を備えた
車両用サンバイザを製造する方法であって、熱可塑性合
成樹脂のブロー成形によって中空のサンバイザ本体を形
成する工程と、前記ブロー成形品であるサンバイザ本体
の表面に対し、静電誘導によって短繊維を植毛し、その
短繊維の植毛層によってクッション層を形成する工程
と、前記サンバイザ本体の表面を前記短繊維の植毛によ
るクッション層を間に挟んで外装皮によって被覆する工
程と、を備えている。また、請求項2の発明に係る車両
用サンバイザの製造方法は、熱可塑性合成樹脂のブロ−
成形によって中空に形成されたサンバイザ本体と、該サ
ンバイザ本体の表面をクッション層を間に挟さんで被覆
する外装皮と、を備えた車両用サンバイザを製造する方
法であって、熱可塑性合成樹脂のブロー成形によって中
空のサンバイザ本体を形成する工程と、前記ブロー成形
品であるサンバイザ本体の表面に対し、クッション性を
有する発泡粒が層状に固着され、その発泡粒の層によっ
てクッション層を形成する工程と、前記サンバイザ本体
の表面を前記発泡粒の層よりなるクッション層を間に挟
んで外装皮によって被覆する工程と、を備えている。
【0005】
【作用】前記したように構成される請求項1の発明に係
る車両用サンバイザの製造方法において、中空のブロ−
成形品であるサンバイザ本体の表面に植毛された短繊維
の植毛層によってクッション層が構成されることで、従
来と異なり、サンバイザ本体とは別体のスポンジシ−ト
材によってクッション層を構成する必要性が解消され
る。また、請求項2の発明に係る車両用サンバイザの製
造方法において、中空のブロ−成形品であるサンバイザ
本体の表面に固着されたクッション性を有する発泡粒の
層によってクッション層が構成されることで、従来と異
なり、サンバイザ本体とは別体のスポンジシ−ト材によ
ってクッション層を構成する必要性が解消される。
【0006】
【実施例】(実施例1) この発明の実施例1を図1〜図3にしたがって説明す
る。図3において、車室天井面に取付ブラケット1によ
って取付けられる支軸2にはサンバイザ3が回動可能に
装着される。前記サンバイザ3は、サンバイザ本体4と
外装皮5とを主体として構成されている。前記サンバイ
ザ本体4は、熱可塑性合成樹脂のブロ−成形によって中
空でかつ所要とする外形状に形成されている。
【0007】前記サンバイザ本体4の表面には、その全
域にわたって短繊維6が静電誘導によって植毛されてお
り、その短繊維6による植毛層によってクッション層7
が構成されている。前記サンバイザ本体4の表面は、前
記クッション層7を間に挟んで外装皮5によって被覆さ
れている。前記外装皮5は、熱可塑性合成樹脂シ−トや
織布によって形成されている。外装皮5が熱可塑性合成
樹脂シ−トである場合には、その表裏2枚のシ−トがサ
ンバイザ本体4及びクッション層7を被覆するようにし
て高周波溶着され、外装皮5が織布である場合には、そ
の織布がサンバイザ本体4及びクッション層7を被覆し
て縫着される。
【0008】この実施例1は上述したように構成され
る。したがって、ブロ−成形品であるサンバイザ本体4
の表面全域にわたってクッション層7を構成するための
短繊維6よりなる植毛層がサンバイザ本体4と一体に設
けられることで、サンバイザ本体4とは別体のスポンジ
シ−ト材によってクッション層を構成する従来のものと
異なり、サンバイザ本体4の表面にクッション層7を間
に挟んで外装皮5によって被覆するときの作業がしやす
くなるばかりでなく、材料歩留りもよく、安価に提供す
ることができる。
【0009】(実施例2) 次に、この発明の実施例2を図4と図5にしたがって説
明すると、この実施例2においては、サンバイザ本体4
の表面の全域にわたって発泡合成樹脂、ゴム等よりなる
粒状の発泡粒16が層状に固着され、その発泡粒16の層に
よってクッション層17が構成されている。前記サンバイ
ザ本体4の表面に発泡粒16を層状に固着する場合、サン
バイザ本体4の表面に接着剤を塗布してから、その接着
剤に向けて発泡粒16を吹付けてその発泡粒16を層状に固
着することもでき、発泡粒16と接着剤とを混合したもの
をサンバイザ本体4の表面に塗布して層状に固着するこ
ともできる。また、発泡粒16は、クッション性を有する
発泡合成樹脂、ゴム等よりなる廃物を粒状に加工して用
いることも可能であり、この場合には、コスト低減や廃
物のリサイクル使用による効果も得られる。
【0010】その他の部分及び部材は実施例1と同様に
して構成されるため、同一部分及び部材に対し同一符号
を付記してその説明は省略する。したがって、ブロ−成
形品であるサンバイザ本体4の表面全域にわたってクッ
ション層17を構成するための発泡粒16の層がサンバイザ
本体4と一体に設けられることで、サンバイザ本体4と
は別体のスポンジシ−ト材によってクッション層を構成
する従来のものと異なり、サンバイザ本体4の表面にク
ッション層16を間に挟んで外装皮5によって被覆すると
きの作業がしやすくなるばかりでなく、材料歩留りもよ
く、安価に提供することができる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ブロ−成形品であるサンバイザ本体の表面に構成された
植毛層あるいは、サンバイザ本体の表面に固着されたク
ッション性の発泡粒の層によってクッション層を構成す
ることで、材料歩留りよくかつ安価にクッション層を構
成することができ、コスト低減において効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1のサンバイザを示す断面図
である。
【図2】同じくサンバイザ本体を示す拡大断面図であ
る。
【図3】同じくサンバイザ全体を一部破断して示す正面
図である。
【図4】この発明の実施例2のサンバイザを示す断面図
である。
【図5】同じくサンバイザ本体を示す拡大断面図であ
る。
【図6】従来のサンバイザを製造する工程を順に示す説
明図である。
【符号の説明】
3 サンバイザ 4 サンバイザ本体 5 外装皮 6 短繊維 7 クッション層 16 発泡粒 17 クッション層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−8826(JP,A) 特開 昭60−241967(JP,A) 特開 平4−77532(JP,A) 特開 平2−107646(JP,A) 特開 平4−183413(JP,A) 特開 平6−47856(JP,A) 実開 昭60−42630(JP,U) 特公 昭51−8067(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 3/02 B29C 49/00 B29D 31/00 B60R 13/02 B29L 31:30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂のブロ−成形によって
    中空に形成されたサンバイザ本体と、該サンバイザ本体
    の表面をクッション層を間に挟さんで被覆する外装皮
    と、を備えた車両用サンバイザを製造する方法であっ
    て、 熱可塑性合成樹脂のブロー成形によって中空のサンバイ
    ザ本体を形成する工程と、 前記ブロー成形品であるサンバイザ本体の表面に対し、
    静電誘導によって短繊維を植毛し、その短繊維の植毛層
    によってクッション層を形成する工程と、 前記サンバイザ本体の表面を前記短繊維の植毛によるク
    ッション層を間に挟んで外装皮によって被覆する工程
    と、を備えていることを特徴とする車両用サンバイザの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性合成樹脂のブロ−成形によって
    中空に形成されたサンバイザ本体と、該サンバイザ本体
    の表面をクッション層を間に挟さんで被覆する外装皮
    と、を備えた車両用サンバイザを製造する方法であっ
    て、 熱可塑性合成樹脂のブロー成形によって中空のサンバイ
    ザ本体を形成する工程と、 前記ブロー成形品であるサンバイザ本体の表面に対し、
    クッション性を有する発泡粒が層状に固着され、その発
    泡粒の層によってクッション層を形成する工程と、 前記サンバイザ本体の表面を前記発泡粒の層よりなるク
    ッション層を間に挟んで外装皮によって被覆する工程
    と、を備えていることを特徴とする車両用サンバイザの
    製造方法。
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