JP2959812B2 - 両面記録再生装置及び記録媒体 - Google Patents

両面記録再生装置及び記録媒体

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JP2959812B2
JP2959812B2 JP2183307A JP18330790A JP2959812B2 JP 2959812 B2 JP2959812 B2 JP 2959812B2 JP 2183307 A JP2183307 A JP 2183307A JP 18330790 A JP18330790 A JP 18330790A JP 2959812 B2 JP2959812 B2 JP 2959812B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザなどを用いて円盤状記録媒体(以下
ディスクと略す)に信号を記録再生する両面記録再生装
置及びディスクに関するものである。
従来の技術 近年、光ディスクは、記録密度が高い、非接触で記録
再生ができるため媒体の寿命が長い、ランダムアクセス
がテープなどの媒体に比べ格段に早い等の性能を有する
ため、再生専用機としての、CD、VLPや、記録再生機と
しての、画像ファイル、データファイル、文書ファイル
など数多くの用途が存在する。再生機の分野では、既に
かなり大きな市場を形成しており、さらに記録再生機の
実用化によって、非常に大きな市場規模が期待されてい
る。
また、CDを除くこれらの装置においては連続再生時間
を延ばしたり、ディスクの書け替えの作業を省略する目
的で信号を再生または記録再生する光ヘッドを第1面
(以下A面と略す)から、第2面(以下B面と略す)に
移動させたり、A面、B面の両方の面専用の光ヘッドを
備え同時にA面、B面再生が可能な装置やディスクも提
案されてきている。
以下図面を参照しながら上述した従来の両面記録再生
装置の一例について説明する。
第8図は従来の両面記録再生装置のブロック図を示す
ものであり、第9図(a),(b),(c)はこの装置
に用いられるディスクの構造を示した模式図である。
第8図において1はディスクであり、1a、1bの2枚の
記録面を有する貼合わせ構造になっている。2はカート
リッジであり、ディスク1が外気にさらされて汚れた
り、取扱時の傷付きなどを防止している。3はターンテ
ーブル、4はディスクモータ、5はディスクモータ4の
回転数を検出する周波数検出器(以下FGと略す)であ
る。6は回転制御回路であり、PLL等で構成されてい
る。7は極性切り替え回路であり、ディスクモータ4の
回転方向を切り替えるためのものである。8は駆動回路
であり、その出力は、前述のディスクモータ4に供給さ
れている。9は面検出器であり、その出力は、前述の極
性切り替え回路7に供給されている。
10はA面光ヘッドであり、ディスク1のA面に信号を
記録再生するためのものである。10aは前述のA面光ヘ
ッド10からの光ビームを模式的に示したものである。11
はリニアーモータ、12はその走査軸であり、A面光ヘッ
ド10をディスク1の半径方向に移動させるためのもので
ある。
13はB面光ヘッドであり、ディスク1のB面に信号を
記録再生するためのものである。13aは前述のB面光ヘ
ッド13からの光ビームを模式的に示したものである。14
はリニアーモータ、15はその走査軸であり、B面光ヘッ
ド13をディスク1の半径方向に移動させるためのもので
ある。
16は指令装置であり、回転制御回路6のON/OFF指令を
出したり、図示はしない前述の光ヘッド10、13を制御す
る焦点制御(フォーカス)回路や、トラック追従制御
(トラッキング)回路のON/OFF指令などを出力し、装置
全体の動作を指令するものである。
第9図において、1はディスクであり、(b)図は、
その側面を、(a),(c)図は、各々の表面を示すも
のである。トラックスパイラル方向が逆の2枚の面1a、
1bの記録円盤を貼合わせて構成されている。
以上のように構成された両面記録再生装置について、
以下その動作を説明する。
ディスク1はターンテーブル3に搭載され、ディスク
モータ4によって回転されている。ディスクモータ4の
回転数に比例する信号がFG5から出力され、回転制御回
路6の内部で安定な基準信号と位相比較され適当な位相
補償をされ、極性切り替え回路7、駆動回路8を経て電
力増幅された後、ディスクモータ4に供給されることに
よって、ディスク1をきわめて安定に回転する回転制御
ループを構成している。
光ヘッド10、13は、A面1a、B面1bにおいてそれぞれ
ビーム10a、13aを各記録面のトラックに追従させて信号
を記録再生することができる。
今内周を各ヘッドのスタート位置にした場合、A面が
図示のように装置の下側に位置している時はディスク1
は装置の上側からみて時計方向に回転していれば良い
が、ディスク1の装着方向は図示の方向とは限らずB面
が下側にくる場合がある。図示と逆方向にディスク1が
装着された場合、両方の記録面においてディスク1の回
転方向が時計方向の場合は、スパイラルが逆になり正常
な記録再生ができなくなる。そのためカートリッジ2に
設けられた面検出マーク2aを面検出器9で検出し、ディ
スク1のB面1bが下側面が下側にきた場合、極性切り替
え回路7を制御しディスクモータ4を反時計方向に回転
させることによって、使用者からみたディスク1の装着
方向を気にしなくとも、両面の記録再生が連続または並
行して行うことを可能にしている。
このような装置は特開平1−302574号公報によって開
示されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、2種類の方向
の違ったスパイラルを有するディスク1を準備する必要
があり、ディスク原盤を製造管理する設備が複雑にな
り、また貼合わせ時の工程において間違いが発生する可
能性や、さらに収納ケースであるカートリッジ2への装
着方向が一定でなければならず生産性に欠け、コストを
上昇させるという課題を有していた。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の両面再生装置
は、両面ディスクの再生スタート位置をA面とB面で反
対にし、かつディスクの装着方向を検出してディスクの
回転方向を切り替え、光ヘッドの待機位置をA面、B面
に適した位置に待機させるという手段を備え、さらに、
A面B面のスタート位置から対応するトラックに記録さ
れた信号を合成するという手段を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、A面、B面共同一の
記録原盤から製造されたディスクを貼合わせて使用で
き、ディスク製造上の問題点を解決した上で、A面とB
面でトラックのスパイラル方向がディスクの回転からみ
た場合逆になるのを利用し、A面が内周から再生し、B
面は外周から再生する事によって、ディスク回転に対す
るトラックのスパイラル方向の連続性を確保し、高帯域
の信号を1枚のディスクで合成し再生することが可能な
両面記録再生装置を提供することができる。
実施例 以下に本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1の実施例における両面記録再生
装置のブロック図を示すものである。第1図において、
従来例の第8図と同じ構成のものは同一番号を付し、詳
細な説明は省略する。
第8図と異なるのは、光ヘッドが1つの場合を示して
おり、またディスク1がカートリッジなどに収められて
いない場合の例を示している点である。
第1図において、1はディスクであり、1a、1a′面の
同じ方向のスパイラルトラックを有するディスク板を2
枚貼合わせて1枚のディスクを構成している。3はター
ンテーブルであり、4はディスクモータ、5はFG、6は
回転制御回路、8は駆動回路である。
10は光ヘッド、11はディスク下面用のリニアーモータ
等の送り駆動装置、12はその走査軸、14はディスク上面
用のリニアーモータ等の送り駆動装置、15はその走査軸
であり、17は光ヘッド面移動装置であり、光ヘッド10を
下面の実線状態から、上面の破線状態に移動するための
ものである。
16は指令回路であり、ディスクモータ4の回転制御回
路6のON/OFFや光ヘッド面移動装置17の動作を制御した
り、図示はしないが前述の光ヘッド10を制御する焦点制
御(フォーカス)回路やトラック追従制御(トラッキン
グ)回路のON/OFF指令などを出力し、装置全体の動作を
指令するものである。
以上のように構成された両面記録再生装置について、
以下第1図、及び第2図を用いてその動作を説明する。
まず第2図(a),(b),(c)は前述のディスク
1の構成を模式的に示すものであり、従来例の第9図と
異なるのは、トラックスパイラルの方向が両面1a、1a′
ともで示すように同じである点である。このことは、一
般的なディスク(例えばVLP等)と変わらないが、一般
的なディスクとの相違点は信号が記録されている方向で
あり、面1aでは矢印で示すように内周から外周に向けて
記録されているのに対し、面1a′では外周から内周に向
かって記録されている点である。また、第2図では、図
示のようにディスク1の表面からみて時計方向のトラッ
クスパイラルで示したが、反時計方向のトラックスパイ
ラルのディスクを2枚貼合わせてもよい。その場合は、
ディスクの基本的な回転方向を、反時計方向にすればよ
い。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第1図においてディスク1がディスクモータ4、FG
5、回転制御回路6、駆動回路8によって極めて安定に
回転制御されている点は従来例の動作と同じである。
本実施例の装置においては、1a面(A面)を下面にす
ることを条件としており、光ヘッド10は、リニアーモー
タ11の上に搭載され、起動と同時にディスク1の最内周
に移動され、矢印11aの方向を通常の記録方向として、
記録または再生動作を開始する。A面の記録再生動作が
終了すると、光ヘッド10は光ヘッド面移動装置17によっ
てディスク1の上面1a′側に移動されリニアーモータ14
上に装着されフォーカス、トラッキング等の必要なサー
ボ引き込み作業を行った後、破線で示す様にディスク1
の最外周から光ヘッド10は、内周に向かって矢印14aの
方向に記録または再生動作を行う。但し、ランダムアク
セス動作や、映像信号を扱う装置などのように、逆送り
再生等のモードにおいては、この限りではない。
以上のように本実施例によれば、ディスクの両面に光
ヘッドの送り機構を配置し、ディスクの内外周記録方向
をA面とB面で逆にすることによって、トラックスパイ
ラル方向が2種類のディスクを準備する事なく、両面の
連続記録再生を簡単な構成で実現することができる。さ
らに、A面からB面に光ヘッドを移動するに際し、ディ
スクモータの回転方向を逆転する必要が無いため極めて
速くA面とB面の記録再生を実現することができ、起動
停止などの不要な振動騒音や、消費電力の増加を抑える
ことが可能となるものである。
但し本実施例では、ディスクの装着方向を一定にする
必要があるため、起動時にトラッキングの追従方向や、
各トラックに予め記録されトラックの位置を示すアドレ
ス信号の読み取りなどによって、使用者に装着方向を逆
転する必要のある表示をすることも有効である。また同
様の検出方法によって、従来例で示されているようなモ
ータの極性切り替え回路を導入し、自動的に回転方向を
逆転することも可能である。ただしそのように回転方向
を逆転する場合は、第1図の装置においては、起動時に
光ヘッドを、ディスクの上面の最内周に待機させ、上面
の内周から外周、下面の外周から内周という方向に再生
することによって、前述の連続記録再生を実現すること
ができる。
なお装置の基本的仕様によっては、外周から内周に向
かって記録再生する場合があり、そのような仕様の場合
には、まずA面を外周から内周に向かって記録再生し、
B面は内周から外周に向かって記録再生するように設定
される。
以下本発明の第2の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
第3図は本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
本実施例の構成要素は、第8図における従来例の構成
と、ディスクのトラックスパイラル方向が1a(A面)と
1a′(B面)で同じ向きのものを貼合わせたという点以
外は基本的に同一である。
また、第1図と異なるのは、光ヘッド13をB面用にも
配置し、さらにカートリッジ2の面検出をマイクロスイ
ッチなどによる面検出器9で行い、回転極性切り替え回
路7に供給し、ディスクの装着方向によって、起動時の
ディスク回転方向を切り替えている点である。
従って、光ヘッド10、13がA面1a、B面1a′のそれぞ
れの面に対して少なくとも1つ配置されており、常時こ
の2つの光ヘッドが同時に利用できるように構成されて
いる。しかしながらそれぞれの光ヘッド10、13は起動時
の待機位置がA面とB面で異なり、第3図に示すように
A面が下面にある場合には光ヘッド10は内周に待機し、
起動後外周に向かって記録再生をし、光ヘッド13は外周
に待機し、光ヘッド10のその動作が終了後、外周から内
周に向かって記録再生動作を行う点である。また、A面
が上面に装着された場合は、面検出器9の出力を回転極
性切り替え回路7に供給し、ディスクの回転を反時計方
向に切り替え(トラックスパイラルがディスク表面から
みて時計方向の場合)、さらに、光ヘッド13を最内周、
光ヘッド10を最外周に待機させる。連続記録再生する場
合は、まず光ヘッド13を動作させて、A面の動作終了後
に光ヘッド10がB面の最外周から、動作を開始するよう
になる。
このような装置に用いられるディスクカートリッジの
外形例を第4図(a),(b)に示す。
(a)図は、平面図であり、(b)図は側面図であ
る。
カートリッジ2には破線で示すディスク1が納められ
ており、このディスク1は第2図で示したように、A
面、B面とも同一のトラックスパイラル方向のディスク
を貼合わせたものである。2aは、面検出マークであり、
A面がどの向きに装着されたかを検出するためのもので
ある。2cはシャッターであり、光ヘッドが記録再生でき
るよう装置内に装着されたとき、2dで示すような矢印の
向きに開くものである。シャッター2cは装置から取り出
された状態では、ディスク1をほこりや傷つきから守る
ために閉じられた状態になっている。
前述の面検出マークは第4図の例では、カートリッジ
2の装置に挿入される先頭側面の片側に、2aで示すよう
な孔を設け、面検出器9のレバーを押さえない場合は、
A面が下であることが分かるようになっている。このよ
うな、面検出マークは、カートリッジ2の底面、上面
や、側面に配置することも可能である。また、本例のよ
うに孔でなく、反射率の異なるテープを貼り、ホトカプ
ラー等によって検出することも可能であり、本発明にお
いてA面、B面の検出に利用できる形態であれば、その
形状、配置等は問わない。
以上のように、面検出マークを有するカートリッジ2
に納められたディスク1を記録再生する装置において、
両面に対応する光ヘッド10、13を独立して備え、前記面
検出器9の出力によって回転方向を切り替えると共に、
A面、B面の光ヘッド10、13の半径方向に対するスター
ト位置を逆位置に設け、さらに面検出器9の出力によ
り、前記両光ヘッド10、13のスタート待機位置を決定す
るという構成によって、トラックスパイラル方向が2種
類のディスクを準備する事なく、両面の連続記録再生を
簡単な構成で実現することができる。さらに両面に対応
する光ヘッド10、13を有するために、第1図で示したよ
うにA面からB面に光ヘッドを移動する際の待ち時間を
発生する事なく、両面連続再生を極めて滑らかに実現す
ることができるものである。また前述のようにカートリ
ッジ2の面検出マークを利用することによって、利用者
にとっては、ディスク1の挿入方向を、まったく意識す
る必要が無い装置を提供できるものである。
次に第3の実施例について第5図を用いて説明する。
第5図において第3図と異なるのは、カートリッジ2
に設けられた、ディスク1のスパイラル方向を示す溝方
向マーク2eを検出する溝方向検出器18を備えている点で
ある。これによって、前述の面検出器9の出力と合成す
る極性合成回路19によってディスクモータ4の回転方向
及び光ヘッドの待機位置を、ディスク1の挿入される方
向、ディスク1のトラックスパイラル方向に、まったく
関係なく自動的に決定し、第3図の例で示したような連
続記録再生を実現することができる。
次に第4図の実施例について第6図を用いて説明す
る。
第6図において、光ヘッドやディスクモータなどの構
成は第3図と同一である。20、21は光ヘッド10、13に対
応する復調回路である。第3図、第5図で図示しなかっ
たが、もともと両光ヘッド10、13の出力には、それぞれ
独立して、または適当な切り替え回路によって、復調回
路が接続され、記録時の変調と逆の信号処理を行い、デ
ィスク1に記録された信号を外部に利用できる形で出力
している。これに対して第6図の実施例では、独立した
復調回路20、21を有し、さらに、これらの出力信号を合
成する信号合成回路22を経て外部端子Oに出力される。
以上の様に、両面の光ヘッドを同時に使用し合成する
ことによって、従来独立した1つの光ヘッドでは実現で
きなかった、広帯域の信号を1枚のディスクで記録再生
することができ、映像信号においては高解像度信号の記
録再生や2画面の映像信号の合成、1画面の映像信号と
圧縮された長時間音声などの組合せができ、またディジ
タルデータの記録再生においては、高転送レートの信号
を記録再生することを可能にすることができる。このよ
うな記録を行ったディスクの記録形態例を第7図
(a),(b),(c)に示す。同図において1a1−1
a′1と、1a2−1a′2等によって相関のある信号がディ
スクの両面に記録されている。
さらに、両面に光ヘッドを有する構成の第2、3、4
の様な実施例の場合は、連続再生や合成再生などの他
に、まったく独立して使用することも可能であり、1台
の装置において2つの入出力を備えることによって、入
出力の頻繁なネットワーク端末の記憶装置としての能力
を一挙に2倍にしたり、それぞれの光ヘッドの位置を規
定する事なくまったく独立した映像信号を2画面出力し
たりすることも可能である。
また図では両面の光ヘッドを対面させるごとく同一の
半径方向に配置したが、それぞれの位置を90゜、180゜
ずらせた位置に配置することによって、光磁気方式の記
録再生装置などのように光ヘッドと対抗させて外部磁界
を必要とする方式の装置についても充分に活用できるも
のである。
さらに以上の実施例では、記録再生のできる装置につ
いて説明してきたが、VLP等のような再生専用の装置に
ついても、その仕様を変えA面では内周スタート、B面
では外周スタートといったディスクを作ることによって
同様に、再生面を変えることによってディスクモータの
回転方向を逆転する事なく迅速な連続再生が可能となる
事は言うまでもない事である。従って、本明細書でいう
記録、再生とは、再生だけの場合も含むものである。
発明の効果 以上のように本発明の両面記録再生装置は、同一方向
のトラックスパイラルを有する2枚の記録円盤が貼合わ
されて第1面、第2面を構成する円盤状記録媒体を利用
し、第1面と第2面の内外周スタート位置を逆として、
記録、再生を行うので、2種類の方向の違ったスパイラ
ルを有するディスクを準備する必要がなく、ディスク原
盤を製造管理する設備が簡単となり、また貼合わせ時の
工程において間違いが発生する可能性が無くなる。
また、A面、B面のスタート位置から対応するトラッ
クに記録された信号を必要に応じて合成するという手段
によって、従来同一方向のトラックスパイラルを有する
1枚のディスクでは困難とされていた合成再生等の機能
が可能となり、広帯域画像の記録再生や、高転送レート
のディジタルデータの記録再生などを現在の技術レベル
の構成要素部品によって実現することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における両面記録再生装
置のブロック図、第2図は同実施例に用いられるディス
クの構造図、第3図は本発明の第2の実施例における両
面記録再生装置のブロック図、第4図は本発明の第2の
実施例におけるディスクカートリッジの外形を示す図、
第5図は本発明の第3の実施例における両面記録再生装
置のブロック図、第6図は本発明の第4の実施例におけ
る両面記録再生装置のブロック図、第7図は同実施例の
ディスクの記録形態例を示す図、第8図は従来例の両面
記録再生装置のブロック図、第9図は従来例に用いられ
るディスクの構造を示す図である。 1a、1a′……第1、第2面、1……ディスク(円盤状記
録媒体)、2……カートリッジ、3……ターンテーブ
ル、4……ディスクモータ、5……周波数検出器、6…
…回転制御回路、7……極性切り替え回路、8……駆動
回路、9……面検出器、10……A面光ヘッド、11、14…
…リニアーモータ(送り駆動装置)、12……走査軸、13
……B面光ヘッド、15……走査軸、16……指令装置、17
……光ヘッド面移動装置、18……溝方向検出器、19……
極性合成回路、20、21……復調回路、22……信号合成回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−218160(JP,A) 特開 平2−166665(JP,A) 特開 平1−307966(JP,A) 特開 平2−103731(JP,A) 特開 昭63−171441(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 19/02 501 G11B 19/12 501 G11B 23/28 G11B 7/24 541

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一方向のトラックスパイラルを有する2
    枚の記録円盤を貼合わせて第1面、第2面を構成する両
    面記録再生可能な円盤状記録媒体を回転させるディスク
    モータと、 前記円盤状記録媒体の第1面、第2面に信号を記録再生
    する第1と第2の光ヘッドと、 前記第1と第2の光ヘッドを前記円盤状記録媒体の半径
    方向に駆動する送り駆動装置と、 前記第1と第2の光ヘッドを前記円盤状記録媒体の半径
    方向に走査する走査軸をそれぞれ前記第1面、第2面に
    対向して有し、 前記第1面を再生する前記第1の光ヘッドを通常内周か
    ら外周に向かって再生する場合は、前記第2面を再生前
    記第2光ヘッドを外周から内周に向かって再生するごと
    く、前記第1面と第2面の光ヘッド通常走査方向を逆方
    向にし、 前記第1面と第2面の内外周位置を逆とした各スタート
    位置から対応するそれぞれのトラックに記録された信号
    を合成し、1つの信号として再生する信号合成手段を有
    することを特徴とする両面記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記円盤状記録媒体は、前記第1面と第2
    面の判別をする面検出マークを備えたカートリッジに収
    納されており、 前記面検出マークを検出して、装置に対して第1面が装
    着されている方向を検出する面検出器と、 前記ディスクモータの回転方向を切り替える回転極性切
    り替え手段を有し、 前記第1面が装置に対して下面で装着されている場合は
    ディスクモータを時計方向回転、前記第1面が装置に対
    して上面で装着されている場合はディスクモータを反時
    計方向に回転するごとく、 装置起動時に前記面検出器の出力を前記回転極性切り替
    え手段に供給することによってディスクモータの回転方
    向を切り替えるとともに、前記光ヘッドを前記第1面の
    スタート位置に待機させる事を特徴とする請求項1記載
    の両面記録再生装置。
  3. 【請求項3】光ヘッドを、第1面と第2面にそれぞれ対
    応させて少なくとも1つ有し、 第1面が最内周をスタート位置とする場合、第2面のス
    タート位置を最外周とするごとく、 装置の起動時に第1面と第2面の光ヘッド待機位置を半
    径方向において逆の位置に待機させることを特徴とする
    請求項1または2記載の両面記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記円盤状記録媒体は、トラックスパイラ
    ル方向を示す溝方向マークを備えたカートリッジに収納
    されており、 装置に装着された前記溝方向マークを検出する溝方向検
    出器と、 前記面検出器の出力及び前記溝方向検出器の出力を合成
    する合成手段を有し、 装置の起動時に前記合成手段の出力によって前記回転極
    性切り替え手段を制御することを特徴とする請求項1、
    2または3記載の両面記録再生装置。
  5. 【請求項5】同一方向のトラックスパイラルを有する2
    枚の記録円盤を貼合わせた第1面と第2面の記録再生の
    スタートする内外周位置を逆とし、前記第1面と第2面
    の内外周位置を逆としたスタート位置から対応するそれ
    ぞれのトラックに、1つの信号として合成されうる信号
    が記録されたことを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】前記第1面と第2面とを判別をする面検出
    マークを備えたカートリッジに収納されていることを特
    徴とする請求項5記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】前記第1面と第2面のトラックスパイラル
    方向を示す溝方向マーク備えたカートリッジに収納され
    ていることを特徴とする請求項5または6記載の記録媒
    体。
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