JP2002093012A - メディア駆動装置 - Google Patents

メディア駆動装置

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JP2002093012A
JP2002093012A JP2000266395A JP2000266395A JP2002093012A JP 2002093012 A JP2002093012 A JP 2002093012A JP 2000266395 A JP2000266395 A JP 2000266395A JP 2000266395 A JP2000266395 A JP 2000266395A JP 2002093012 A JP2002093012 A JP 2002093012A
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Japan
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medium
media
drive unit
opening
drive
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Application number
JP2000266395A
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English (en)
Inventor
Noriaki Tozaki
典昭 戸崎
Tetsushiro Sueyoshi
徹志郎 末吉
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Panasonic Automotive Systems Malaysia Sdn Bhd
Original Assignee
Sanyo Automedia Sdn Bhd
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのメディアを同時に再生したり、その一
方をドライブしたまま他方を別のメディアに交換したり
することのできる操作性の良好なメディア駆動装置を提
供する。 【構成】 筺体1の前面操作部2にメディアを出し入れ
する唯一の開口部5が形成されると共に、筺体1の内部
にはメディアを再生する手段を備えた2つのドライブユ
ニット6A,6Bが設けられる。各ドライブユニット6A,6B
は上下で相対向し、その各一端面が開口部5と交互に正
対するよう昇降可能とされる。又、開口部5と各ドライ
ブユニット6A,6Bとの間にはメディアを移送するための
ガイドローラ7が設けられる。一方のドライブユニット
6Aを開口部5に正対させた状態で、開口部5に例えばカ
ーナビゲーション用メディアを挿入すると、これがガイ
ドローラ7によりドライブユニット6Aに案内される。そ
して、そのドライブユニット6Aでカーナビゲーション用
メディアを再生しているとき、他方のドライブユニット
6Bを開口部5に正対する位置に移動させ、これにCDな
ど別のメディアを装着して再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
クその他のメディアをドライブするのに用いるメディア
駆動装置に係わり、特に種類の異なる2つのメディアを
同時に再生できるようにした車載用にして好適なメディ
ア駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記録媒体として、カセットテ
ープやビデオテープなどのテープ式メディアが良く知ら
れるが、近年ではCD(Compact Disc)、DVD(Digi
tai Versatile Disc)、MD(Mini Disc)などディス
ク形メディアの普及が顕著である。それらメディアの種
類は様々であり、例えばDVDといっても映像情報を記
録したDVDビデオや音楽情報を記録したDVDオーデ
ィオほか、道路網などの地図情報を記録したカーナビゲ
ーション用ディスクやゲームプログラムなどを記録した
パソコン用ディスク(DVD−ROM)などがある。そ
れらは再生専用タイプが主体であるが、一回限りの記録
が可能なDVD−R、CD−Rほか、繰り返し記録でき
る記録/再生型のDVD−RAMなどもある。尚、CD
とDVDは情報記録容量などこそ相違するものの、ディ
スクサイズ(直径)が同じであり、一般には一台のプレ
ーヤによるコンパチ再生が可能とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、その再生部
(ドライブユニット)は通常一つ装備されているだけで
あるから、メディアを自動的に交換することのできるオ
ートチェンジャー方式にしろ、2つのメディアを同時に
再生することはできない。例えば、車載用にして一台の
DVDプレーヤによりカーナビゲーションシステムを使
用しているときにはCDを再生することができないし、
又はDVDによる映画鑑賞中にバックミュージックとし
てCDを再生することもできない。このため、あるメデ
ィアの再生中に他のメディアを再生したい場合には、再
生中のメディアをドライブユニットから排出し、ここに
新たなメディアを装着する必要がある。勿論、専用のプ
レーヤを複数もつシステムを構築すれば話は別である
が、これにはコストが掛かる上に大きな設置スペースを
必要とする。
【0004】これを解決する方法として、例えば図8の
ように筺体Cの前面にメディアを出し入れする2つの開
口部S1,S2を並列状に形成すると共に、その各開口
部に対応して2つのドライブユニットY1,Y2を筺体
Cに内蔵するという構成が考えられるが、開口部を2つ
形成すると、操作用のスイッチ類や機器の作動状態を表
す表示部の配置スペースが小さくなり、それらが空き領
域に密集して配列されることになるため操作性や視認性
が悪化するという問題がある。
【0005】そこで、図9のように、筺体Fの前面に開
口部S1,S2を2つ形成する一方、その前方に開閉式
の蓋Fを取り付け、その蓋Fに操作スイッチ類や表示部
を設けて操作パネルにするというオープンベゼル方式に
することも考えられるが、これでは開閉機構が複雑にな
るばかりでなく、メディアを出し入れする際に操作パネ
ルを開閉しなければならぬという煩わしさがある。
【0006】本発明は以上のような事情に鑑みて成され
たものであり、その目的とする処は2つのメディアを同
時に再生したり、その一方をドライブしたまま他方を別
のメディアに交換したりすることのできる操作性の良好
なメディア駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、係るメディア駆動装置を以下に記載するよう
な構成とする。 (1)コンパクトディスクなどのメディアから記録情報
を読み取るための再生手段を備えた2つのドライブユニ
ットと、この各ドライブユニットを内蔵する筺体とを有
し、その筺体にメディアを出し入れする唯一の開口部が
形成されると共に、その開口部と各ドライブユニットと
の間でメディアを移送するメディア移送手段と、そのメ
ディア移送手段により一方のドライブユニットと開口部
との間でメディアを移送するとき該移送経路上から予め
他方のドライブユニットを排除する干渉防止手段とを具
備して成るメディア駆動装置。 (2)コンパクトディスクなどのメディアから記録情報
を読み取るための再生手段を備えたドライブユニットを
筺体に内蔵し、その筺体にメディアを出し入れするため
の開口部を形成したメディア駆動装置において、前記ド
ライブユニットが2つ相対向して設けられると共に、そ
の各ドライブユニットは各々その一端面が前記開口部に
交互に正対するよう互いに向き合う方向へ移動可能にし
て支持され、前記開口部と該開口部に一端面が正対した
ドライブユニットとの間でメディアの遣り取りが可能と
されることを特徴とするメディア駆動装置。 (3)前面にコンパクトディスクなどのメディアを出し
入れする唯一の開口部が形成される筺体と、前記メディ
アから記録情報を読み取るための再生手段を備えて前記
筺体に内蔵される2つのドライブユニットと、この各ド
ライブユニットと開口部との間でメディアを移送するメ
ディア移送手段とを備えたメディア駆動装置であって、
前記メディア移送手段は開口部に挿入されたメディアを
多段状にして収容するストッカを含み、そのストッカは
メディアを載せて個別に昇降可能とされる複数段のトレ
イから構成されると共に、前記ドライブユニットの一方
は最下層のトレイに載せられたメディアの再生用として
筺体の底部に固定され、他方のドライブユニットは最下
層のトレイより上層のトレイに載せられたメディアの再
生用として一方のドライブユニットよりも上方で該ドラ
イブユニットに対向する再生位置と各トレイの昇降領域
から外れる待機位置との間を水平移動可能に設けられる
ことを特徴とするメディア駆動装置。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るメディア駆
動装置の一例を示した斜視概略図、図2はその内部構造
を示した側面概略図である。図1において、1は所定の
大きさをした矩形の筺体であり、その前面は操作部2と
され、この操作部2には筺体1に内蔵される制御回路に
対して特定の制御信号を与えるための操作スイッチ類3
が配列されるほか、液晶パネルなどで成る表示部4が設
けられる。又、操作部2にはコンパクトディスクなどの
メディアを出し入れするためのスリット状の開口部5が
一つのみ形成される。
【0009】一方、図2に示すように、筺体1の内部に
は2つのドライブユニット6A,6Bが内蔵される。本
例において、その各ドライブユニット6A,6Bは上下
に相対向して設けられ、それぞれ後述する送り機構(干
渉防止手段)により互いに向き合う方向(上下方向)へ
平行状態を保って移動し、その各一端面が開口部5と交
互に正対するようになっている。つまり、各ドライブユ
ニット6A,6Bは開口部5に対して正対する位置と非
正対となる位置との間を互いに干渉せぬよう往復昇降さ
れ、開口部5と正対した位置で該開口部5との間でメデ
ィアの遣り取りが可能とされる。図2では、上部のドラ
イブユニット6Bが開口部5と同一の高さにあって該開
口部5と正対している状態を示しており、この状態では
そのドライブユニット6Bと開口部5との間でメディア
の遣り取りが可能とされる。
【0010】特に、筺体1の内部には開口部5と各ドラ
イブユニット6A,6Bとの間におけるメディアの遣り
取りを可能とするべく、その相互間でメディアの移送を
行うガイドローラ7(メディア移送手段)が設けられ
る。このガイドローラ7は、開口部5と各ドライブユニ
ット6A,6Bとの中間位置にあって、開口部5の上下
両縁に沿って並列状に設けられ、それぞれ図示せぬモー
タにより正逆に回転するようになっている。そして、図
2の状態において、開口部5にメディアが挿入されたと
き、そのメディアがガイドローラ7で挟み込まれつつド
ライブユニット6Bに向けて案内されるようになってい
る。尚、ガイドローラ7を開口部5側で各ドライブユニ
ット6A,6Bに装置しても良い。
【0011】本例において、メディアは円形をした直径
12cmのディスク(CD,DVD)であり、ドライブユ
ニット6A,6Bにはその種のメディアから記録情報を
読み取るための再生手段が備えられる。勿論、ドライブ
ユニット6A,6Bには再生手段のみならず、記録/再
生型のメディアに対応して相変化方式などの記録手段を
持たせることもできる。
【0012】図3に示すように、再生手段は上記のよう
なメディアを回転駆動させるためのターンテーブルT
1,T2と、メディアの半径方向に移動する光ピックア
ップP1,P2とで構成される。このうち、ターンテー
ブルT1,T2はスピンドルモータM1,M2の出力軸
に取り付けられ、その上面でメディアの中心を支持しな
がら所定方向に回転される。一方、光ピックアップP
1,P2はメディアにレーザ光を照射しつつその反射光
を受光するのであり、その内部には公知の如くフォーカ
スやトラッキングなどのサーボ機構が組み込まれてい
る。尚、この光ピックアップP1,P2として再生専用
のほか、情報記録機能を有するものを利用することがで
きる。
【0013】ここで、ドライブユニット6A,6Bは、
再生手段としてのターンテーブルT1,T2や光ピック
アップP1,P2を座板8,9に装置にして構成され、
それぞれ座板8,9が平行する状態で保持枠10の内部
に一体的に取り付けられる。尚、ドライブユニット6
A,6BにはターンテーブルT1,T2や光ピックアッ
プP1,P2ほか、公知のようにターンテーブルT1,
T2と協同してメディアの中心をクランプする円盤状の
部材(クランパ)や、メディアを開口部側に向けて押し
出すための機構などが設けられる。但し、ターンテーブ
ルT1,T2にメディアを保持する自己チャッキング機
能をもたせてクランパを不要とすることもできる。
【0014】一方、11は保持枠10を昇降させるため
の送り機構であり、この送り機構11は保持枠10の両
側にねじ込まれるネジ軸12と、その各ネジ軸12を正
逆に回転させる図示せぬ動力源(モータ)とで構成され
る。斯くて、一対のドライブユニット6A,6Bは送り
機構11の作動によって同時に昇降されるが、各ドライ
ブユニット6A,6Bをその両側でネジ軸12に直接螺
合するようにしてもよい。又、送り機構11として以上
のような送りねじ式のほか、リンク式などを採用するこ
とができ、これによるドライブユニット6A,6Bの送
り方向も上下方向に限らず左右方向にすることもでき
る。
【0015】そして、以上のように構成されるメディア
駆動装置によれば、2つのドライブユニット6A,6B
にそれぞれ種類の異なるメディアを装着してこれを同時
に再生したり、ドライブユニット6A,6Bの一方でメ
ディアを再生しながら他方のメディアを交換したりする
ことができる。
【0016】以下、その作用を説明すれば、図4におい
て、メディアD1は地図情報を記録したDVD(カーナ
ビゲーション用)、メディアD2は音楽情報を記録した
CD(音楽鑑賞用)であり、一方のドライブユニット6
A(下部側)はメディアD1の再生用として例えば図示
せぬ制御回路を介してスピーカ機能をもつディスプレイ
などに接続され、他方のドライブユニット6B(上部
側)はメディアD2の再生用として図示せぬスピーカに
接続される。又、操作部2には図1に示した操作スイッ
チ類3として、例えばドライブユニット6A用の主電源
スイッチ、再生開始釦、一時停止釦、イジェクト釦、ド
ライブユニット6B用の主電源スイッチ、再生開始釦、
一時停止釦、選曲釦、イジェクト釦などがあり、何れか
のイジェクト釦を操作したときにはガイドローラ7が所
定方向に回転されつつ、送り機構11が作動してドライ
ブユニット6A,6Bをそれぞれ開口部5に正対する位
置と正対しない位置とに移動させるようになっており、
表示部4(図1参照)にはドライブユニット6A,6B
の何れが開口部5に正対する位置にあるのか判るよう、
そのポジションが明示されるようになっている。
【0017】図4(A)に示す状態において、カーナビ
ゲーション用のメディアD1をドライブユニット6Aに
装填するには、これに対応するイジェクト釦を押圧する
のであり、これにより送り機構11が作動してドライブ
ユニット6Bが開口部5との正対位置から排除される一
方、これに代わってドライブユニット6Aが開口部5と
の正対位置に上昇移動される。尚、このとき図示せぬセ
ンサによりドライブユニット6Aにメディアの無いこと
が検知されているとガイドローラ7が回転しないように
なっている。
【0018】そして、図4(B)のように、ドライブユ
ニット6Aが開口部5に正対したときメディアD1を開
口部5に挿入すると、これを図示せぬセンサが検知して
ガイドローラ7を回転させるが、この場合にもドライブ
ユニット6Aに既にメディアが存在すると、ガイドロー
ラ7が回転しないでメディアD1の受け入れを拒絶する
ようになっている。尚、ドライブユニット6Aが空荷で
あれば、図4(B)のように開口部5に挿入されたメデ
ィアD1はガイドローラ7により対向するドライブユニ
ット6Aに向けて移送され、やがてその中心がターンテ
ーブルT1により支持される。そこで、ドライブユニッ
ト6Aに対応する再生開始釦を押圧すると、メディアD
1はその位置でターンテーブルT1による回転と光ピッ
クアップP1によるレーザ光とにより記録情報を読み取
られることになる。尚、その出力先として図1に示した
表示部4を利用することもできるが、好ましくはドライ
ブユニット6Aを制御回路などを介して別のディスプレ
イに接続すると良く、これにより該ディスプレイに地図
情報を大きく映してその視認性を上げることができる。
【0019】一方、図4(B)に示す状態において、ド
ライブユニット6BにメディアD2を装填して再生する
には、そのドライブユニット6Bに対応するイジェクト
釦を押圧するのであり、これによりドライブユニット6
AによるメディアD1の再生が行われている状態のまま
双方のドライブユニット6A,6Bが降下され、今度は
ドライブユニット6Aに代わってドライブユニット6B
が開口部5と正対される。そこで、開口部5に図4
(C)のようにメディアD2を挿入すると、これがガイ
ドローラ7により筺体1の内部に引き込まれつつドライ
ブユニット6Bに装填され、そして再生開始釦の押圧に
よりその再生が開始される。
【0020】このように、本発明によればドライブユニ
ット6A,6Bにより2つのメディアD1,D2をそれ
ぞれ同時に再生することができるが、図4(D)のよう
に、ドライブユニット6Bが開口部5との正対位置にあ
ってメディアD2を再生しているとき、これに対応する
イジェクト釦を操作することにより、ガイドローラ7を
所定方向(アンローディング方向)に回転させ、メディ
アD2を開口部5から排出(アンローディング)して適
宜別のものと交換することもできる。又、図4(D)に
示す状態において、ドライブユニット6Aに対応するイ
ジェクト釦を操作することにより、そのドライブユニッ
ト6Aを同図(E)に示すよう開口部5との正対位置ま
で上昇移動させ、これに搭載されるメディアD1を開口
部5から排出するべくガイドローラ7に引き渡すことが
できる。
【0021】以上、本発明の好適な一例を説明したが、
メディアD1,D2はカーナビゲーション用のDVDと
音楽用のCDであることに限らず、例えば一方のメディ
アD2をCDに代えてDVDオーディオとすることもで
きる。但し、この場合には、情報の出力先としてカーナ
ビゲーション用とビデオ用のディスプレイを個別に設け
るか、又は一つのディスプレイに表示切り替え機能をも
たせるなどの対策が必要となる。
【0022】又、上記例のメディア駆動装置では、再生
すべきメディアを自動的に交換するオートチェンジャ機
能を有していないが、その種の機能をもつメディア駆動
装置とすることもできる。以下、その構成例を説明す
る。尚、本例において上記例と共通する部分には同一符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0023】図5において、13は再生すべきメディア
が多段状にして収容されるストッカであり、このストッ
カ13はガイドローラ7と共に開口部5と各ドライブユ
ニット6A,6Bとの間でメディアを移送するメディア
移送手段を構成する。特に、ストッカ13はメディアが
一つずつ個別に載せられる複数段のトレイ13A〜13
Dから構成され、その各トレイ13A〜13Dはメディ
アを載せて個別に昇降可能とされている。このうち、最
下層のトレイ13Aは一方のドライブユニット6A用と
して該ドライブユニット6Aと開口部5に正対する位置
との間を往復するようになっている。尚、本例におい
て、ドライブユニット6Aはトレイ13Aに載せられた
メディアD1(例えばカーナビゲーション用DVD)の
再生用として各トレイ13A〜13Dの下方で筺体1の
内底部に図示せぬ緩衝器を介して固定される。又、他方
のドライブユニット6Bは他のトレイ13B〜13Dに
載せられたメディアD2〜D4(音楽鑑賞用CD)の再
生用として、ドライブユニット6Aの上方で該ドライブ
ユニット6Aに対向する位置(再生位置)と各トレイ1
3A〜13Dの昇降領域から外れる位置(待機位置)と
の間を水平移動するようになっている。つまり、本例に
おいて、ドライブユニット6Bは各トレイ13A〜13
Dによるメディアの移送中、その移送経路上から外れて
各トレイ13A〜13Dやメディアと干渉せぬようにし
てある。
【0024】図6に示すように、ドライブユニット6B
はその両端が水平状を成すガイド軸14とネジ軸15と
により支持されており、そのネジ軸15には該ネジ軸1
5を正逆回転させる図示せぬモータが接続して上記の如
くドライブユニット6Bを水平移動させる干渉防止手段
を構成している。又、図6で明らかなように、ストッカ
13は開口部5と逆の一端側が昇降用のスクリュー16
A〜16Dで支持されている。各スクリュー16A〜1
6Dは筺体1の内部にあってトレイ13A〜13Dの数
に対応して直立され、その各トレイ13A〜13Dに対
してスクリュー16A〜16Dが一つずつ螺合されてい
る。例えば、図6に示されるトレイ13Dにはスクリュ
ー16Dのみが螺合し、他のスクリュー13A〜13C
はトレイ13Dの部位を単に貫通してスクリュー16D
による昇降を案内するようになっている。同様に、その
下のトレイ13Cは例えばスクリュー16Cとだけ螺合
し、他のスクリュー16A,16B,16Dはトレイ1
3Cに単に貫通される。つまり、各トレイ13A〜13
Dは各スクリュー16A〜16Dに対応する部位の一つ
がネジ孔とされ、他の部位はスクリューの外径に略等し
いルーズホールとされる。
【0025】そして、その各スクリュー16A〜16D
は図示せぬモータにより個別に正逆回転されるのであ
り、これにより各トレイ13A〜13Dが個別に昇降可
能とされる。尚、トレイ13A〜13Dにはドライブユ
ニット6Aに装備されるターンテーブルT1の位置から
光ピックアップP1の作動方向に沿って切欠部17が形
成されると共に、可動側のドライブユニット6Bは図6
に示す実線の位置からターンテーブルT2と光ピックア
ップP2が切欠部17に対応する位置まで移動するよう
になっている。
【0026】ここで、以上のようなメディア駆動装置の
作用を説明する。図7(A)は初期状態であり、この状
態で各トレイ13A〜13Dは筺体1の内部上方にあっ
て互いに重なり合っており、開口部5には最下層のトレ
イ13Aの一端面が正対されている。このとき、開口部
5とトレイ13Aとの間ではガイドローラ7を介してメ
ディアの遣り取りが可能とされるが、各トレイ13A〜
13Dには開口部5との正対位置でガイドローラ7によ
り移送されるメディアをその内部に引き込むための機構
と、搭載したメディアをガイドローラ7に向けて押し出
すための機構が設けられる(図示省略)。尚、トレイ1
3Aに収納するメディアD1はそれより上方のトレイ1
3B〜13Dに収納されるメディアD2〜D4より出し
入れする頻度の少ないものとすることが好ましく、本例
ではこれをカーナビゲーション用とし、他のトレイ13
B〜13DはCD用とする。
【0027】そして、図7(A)の状態で、カーナビゲ
ーション用のメディアD1を開口部5に挿入すると、こ
れが同図(B)のようにガイドローラ7によりトレイ1
3Aに向けて案内され、そのトレイ13Aへの搭載が図
示せぬセンサにより検知されると、スクリュー16A〜
16Dのうちトレイ13Aに対応する一つが作動してト
レイ13AのみがメディアD1を載せたままドライブユ
ニット6Aに向けて下降移動される。これにより、メデ
ィアD1はその中心をドライブユニット6Aに装備され
るターンテーブルT1で支持されて再生可能状態とされ
るが、このときトレイ13AはメディアD1の支持位置
よりも稍降下されてメディアD1と非接触とされる。そ
して、このとき筺体1の前面操作部2に設けられる操作
スイッチ類のうち、ドライブユニット6Aに対応する再
生開始釦を押圧することによりメディアD1を再生する
ことができる。
【0028】又、本例において、操作部2にはトレイ1
3A〜13Dを指定する図示せぬ選択釦があり、その押
圧により各トレイ13A〜13Dがそれぞれ開口部5と
の正対位置へ移動するような制御回路が構成される。但
し、これは指定されたトレイが空荷の場合に限り、指定
のトレイに既にメディアが搭載されている場合には、こ
れがイジェクト釦や再生開始釦の操作が行われるまで昇
降しないようになっている。斯くて、ドライブユニット
6AによるメディアD1の再生中、上記の選択釦により
空荷のトレイ13B〜13Dを順に選択し、それらトレ
イ13B〜13Dに開口部5からメディアD2〜D4
(CD)を送り込むことができる。
【0029】図7(C)は以上のようにしてメディアD
1〜D4が各トレイ13A〜13Dに収容された状態で
あり、このとき例えば最上層のトレイ13Dが指定され
たまま、ドライブユニット6B用の再生開始釦が操作さ
れると、先ずトレイ13B,13Cがドライブユニット
6Aに近接する位置まで降下してドライブユニット6B
の進路から外れ、次いで図7(D)のようにドライブユ
ニット6Bが想像線に示す待機位置から実線に示す再生
位置へと水平移動されてトレイ13C,13Dの相互間
で選択されたトレイ13Dを待ち受け、その後そのトレ
イ13Dが降下してこれに搭載されたメディアD4をド
ライブユニット6Bに引き渡し、これにより当該メディ
アD4の再生が開始されるようになっている。
【0030】このように、本例においてもドライブユニ
ット6A,6Bにて異なる2つのメディアD1及びD2
〜D4を同時に再生することができるが、特に本例では
ドライブユニット6AによるメディアD1の再生中、ド
ライブユニット6Bとトレイ13B〜13Dとの間で再
生すべきメディアD2〜D4を自動的に交換することが
できる。
【0031】例えば、図7(D)に示す状態において、
上方から二段目のトレイ13Cを選択して再生開始釦を
押圧すると、最上層のトレイ13Dが上昇移動されるこ
とによってドライブユニット6BからメディアD4が離
隔され、その後そのドライブユニット6Bが待機位置へ
移動され、次いで選択されたトレイ13Cが先行して上
昇されたトレイ13Dと同じく図7(A)に示す初期位
置まで復帰されつつドライブユニット6Bが再生位置ま
で移動され、その後トレイ13Cの下降移動によりこれ
に搭載されたメディアD3がドライブユニット6Bに装
着されて再生されるようになっている。
【0032】一方、図7(D)に示す状態において、例
えば最上層のトレイ13Dを指定してイジェクト釦を押
圧すると、そのトレイ13Dがドライブユニット6B上
のメディアD4を載せて開口部5に正対する位置まで上
昇し、その位置でトレイ13Dからガイドローラ7にメ
ディアD4が引き渡されて該メディアD4がガイドロー
ラ7を通じて開口部5より排出されるようになってい
る。
【0033】又、図7(D)に示す状態において、例え
ば最下層のトレイ13Aを指定してイジェクト釦を押圧
すると、最上層のトレイ13Dが初期位置まで上昇移動
されつつドライブユニット6Bが待機位置まで水平移動
され、次いでトレイ13A〜13Cが初期位置まで一斉
に上昇移動され、このとき最下層のトレイ13Aが開口
部5に正対して該トレイ13Aからガイドローラ7を介
し開口部5へとメディアD1が移送されるようになって
いる。
【0034】このように、本例のメディア駆動装置で
は、ドライブユニット6A,6BによるメディアD1及
びD2〜D4の同時再生が可能とされるほか、ドライブ
ユニット6B側でメディアD2〜D4の自動交換するこ
とができるが、ドライブユニット6Bに対応するトレイ
の数を3つ以上にすることもできるし、これを一つにし
てオートチェンジャ機能を持たせないようにすることも
可能である。尚、上記の実施形態では2つのメディアを
同時再生可能としたが、記録/再生型のメディアを用
い、ドライブユニット6A,6Bの一方でメディアの再
生を行いつつ他方でその出力情報をメディアに記録(ダ
ビング)することもできる。又、上記例では異なる2つ
のメディアとして、構造形態が相違するCDとDVD、
記録情報が相違するカーナビゲーション用DVDとDV
Dオーディオを取り上げたが、本発明はこれを要件とす
るものでなく、以上のようなディスク型メディアほか、
キャプスタンや磁気ヘッドなどの再生手段をもつドライ
ブユニットにして、カセットテープなどのテープ型メデ
ィアに適用することもできる。特に、ドライブユニット
の一方をDVDなどディスク型メディア用とし、他方を
テープ型メディア用などとすることも可能である。勿
論、この場合にはそれらメディアを開口部から対応する
ドライブユニットに移送させ得る特別な工夫が必要とな
る。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば2つのメディアを一つの開口部からそれぞれ別々
のドライブユニットに案内して同時再生できるようにし
ていることから、例えばカーナビゲーション用ディスク
の再生映像をみながらCDを再生して音楽鑑賞するなど
のことが可能となり、しかもメディアを出し入れする開
口部が一つだけなので、筺体外部に操作スイッチ類や表
示部などを配置するための大きなスペースを確保でき
る。このため、それらの操作性、視認性が良好となり、
車載用にして安全性も上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメディア駆動装置の一例を示した
斜視概略図
【図2】同装置の内部構造を示した側面概略図
【図3】同装置の内部構造を示した正面概略図
【図4】同装置の作動状態を順に示した動作説明図
【図5】本発明に係る他のメディア駆動装置の内部構造
を示した側面概略図
【図6】図5に示した装置を部分的に拡大して示した平
面概略図
【図7】図5における装置の作動状態を順に示した動作
説明図
【図8】従来装置の構成例を示した概略図
【図9】従来装置の他の構成例を示した概略図
【符号の説明】
1 筺体 2 操作部 3 操作スイッチ類 4 表示部 5 開口部 6A,6B ドライブユニット 7 ガイドローラ T1,T2 ターンテーブル P1,P2 光ピックアップ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 33/06 G11B 33/06 M (72)発明者 末吉 徹志郎 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号 エフ・エム・エス・オーディオ・センディ リアン・バハド内 Fターム(参考) 5D046 AA19 CB03 CC01 CD03 FA04 FA07 GA02 HA01 HA10 5D072 AB22 AB35 BB39 BE05 EB02 EB14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンパクトディスクなどのメディアから
    記録情報を読み取るための再生手段を備えた2つのドラ
    イブユニットと、この各ドライブユニットを内蔵する筺
    体とを有し、その筺体にメディアを出し入れする唯一の
    開口部が形成されると共に、その開口部と各ドライブユ
    ニットとの間でメディアを移送するメディア移送手段
    と、そのメディア移送手段により一方のドライブユニッ
    トと開口部との間でメディアを移送するとき該移送経路
    上から予め他方のドライブユニットを排除する干渉防止
    手段とを具備して成るメディア駆動装置。
  2. 【請求項2】 コンパクトディスクなどのメディアから
    記録情報を読み取るための再生手段を備えたドライブユ
    ニットを筺体に内蔵し、その筺体にメディアを出し入れ
    するための開口部を形成したメディア駆動装置におい
    て、前記ドライブユニットが2つ相対向して設けられる
    と共に、その各ドライブユニットは各々その一端面が前
    記開口部に交互に正対するよう互いに向き合う方向へ移
    動可能にして支持され、前記開口部と該開口部に一端面
    が正対したドライブユニットとの間でメディアの遣り取
    りが可能とされることを特徴とするメディア駆動装置。
  3. 【請求項3】 前面にコンパクトディスクなどのメディ
    アを出し入れする唯一の開口部が形成される筺体と、前
    記メディアから記録情報を読み取るための再生手段を備
    えて前記筺体に内蔵される2つのドライブユニットと、
    この各ドライブユニットと開口部との間でメディアを移
    送するメディア移送手段とを備えたメディア駆動装置で
    あって、前記メディア移送手段は開口部に挿入されたメ
    ディアを多段状にして収容するストッカを含み、そのス
    トッカはメディアを載せて個別に昇降可能とされる複数
    段のトレイから構成されると共に、前記ドライブユニッ
    トの一方は最下層のトレイに載せられたメディアの再生
    用として筺体の底部に固定され、他方のドライブユニッ
    トは最下層のトレイより上層のトレイに載せられたメデ
    ィアの再生用として一方のドライブユニットよりも上方
    で該ドライブユニットに対向する再生位置と各トレイの
    昇降領域から外れる待機位置との間を水平移動可能に設
    けられることを特徴とするメディア駆動装置。
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