JP3037066B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP3037066B2
JP3037066B2 JP6115269A JP11526994A JP3037066B2 JP 3037066 B2 JP3037066 B2 JP 3037066B2 JP 6115269 A JP6115269 A JP 6115269A JP 11526994 A JP11526994 A JP 11526994A JP 3037066 B2 JP3037066 B2 JP 3037066B2
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    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等のデ
ィスク状の記録媒体に記録された音声信号等の情報信号
を再生するディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記した如き装置として、MD(ミニデ
ィスク)システムがある。該MDシステムは、書き換え
可能な光磁気ディスクに対し、オーディオ信号をディジ
タル方式で記録するものであり、ディジタル化されたオ
ーディオ信号は、ATRAC(Adaptive TR
ansform Acoustic Coding)と
呼ばれる高能率符号化処理によってデータ圧縮され、前
記光磁気ディスクに対して光磁気記録されるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CDプレー
ヤにおいては、複数枚のディスクを装着可能とし、装着
された複数のディスクの選択的に再生する所謂CDチェ
ンジャが注目を集めている。該CDチェンジャにおいて
は、ディスクの収納枚数が3枚程度のものから、ディス
クを100枚まで収納できるものまで、様々な機器が開
発・販売されている。
【0004】そして、昨今、記録できるディスク機器と
して、前記したMDシステムが注目を集めており、この
MDシステム利用して、CDチェンジャと同様に複数枚
のMDディスクを装着して選択的に記録・再生するいわ
ばMDチェンジャの開発・検討が進められている。
【0005】然し乍ら、MDシステムにおいて使用され
るMDディスクは、記録・再生可能な光磁気ディスク
(以下レコーダブルディスク)と再生専用のプリレコー
ドディスクの2種類のディスクが存在する。
【0006】使用者がこれらのMDディスクを混在させ
てMDチェンジャに収納している場合、外部からの音楽
情報を記録するにあたって、プリレコードディスクを排
出して代わりにレコーダブルディスクを収納する際に、
収納されているディスクを1枚づつ調べながら交換作業
を行わなければならない。また、市販のプリレコードデ
ィスクを他人から借りて、前記と同様に混在させてMD
チェンジャに収納している場合、これを返却するために
MDチェンジャから取り出すにあたって、収納されてい
るMDディスクを1枚づつ調べながら取り出さなければ
ならないという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、複数枚のディスクを収納するディスク収納部
を有すると共に該ディスク収納部に収納されたディスク
を選択的に再生するディスク再生装置において、再生専
用のディスクであるか、又は記録・再生可能なディスク
であるかを判別するディスク種別判別手段と、該ディス
ク種別判別手段からの情報を蓄積するメモリ手段と、前
記再生専用のディスクを前記ディスク収納部から排出す
べく指示を行う再生専用ディスク排出指示手段と、該再
生専用ディスク排出指示手段からの指示に従い、前記メ
モリ手段の情報に基づいて、再生専用のディスクを前記
ディスク収納部から排出するディスク排出制御手段とを
備えた記録再生装置を提供せんとするものである。
【0008】
【作用】上記の如く構成したので、再生専用ディスク排
出指示手段より再生専用のディスクをディスク収納部か
ら排出すべく指示が出されると、メモリ手段に蓄積され
た情報に基づいて、ディスク排出制御手段が再生専用の
ディスクだけをディスク収納部から排出する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例に
ついて詳説する。
【0010】先ず、図1は本発明のディスク再生装置の
機構部の構成を示している。同図に示すように、該装置
は20枚のMDディスクが収納可能な回転式のドーナツ
状のMDディスクストッカー19と、該MDディスクス
トッカー19の中央部分に配置されたMDディスクの記
録・再生を行うMD記録・再生ユニット29を備えてい
る。
【0011】そして20はMDディスクを挿入するため
のMDディスク挿入口、21は前記MDディスク挿入口
20より挿入されたMDディスクをMDディスクストッ
カー19の内部へと引き込む第1引き込みローラー、2
2はMDディスクストッカー19に収納されているMD
ディスクを前記MD記録・再生ユニット29の内部へと
引き込む第2引き込みローラー、23は前記ディスク挿
入口20にMDディスクが挿入されたことを検知するM
Dディスク挿入センサ、24は前記第1引き込みローラ
ー21を駆動する第1引き込みローラー駆動モータ、2
5は前記第2引き込みローラー22を駆動する第2引き
込みローラー駆動モータ、26は前記MDディスクスト
ッカー19を回転させるMDディスクストッカー回転ロ
ーラー、27は前記MDディスクストッカー回転ローラ
ー26を駆動するMDディスクストッカー回転ローラー
駆動モータである。
【0012】また、同図に示す前記MD記録・再生ユニ
ット29において、37はMDディスクを回転させるス
ピンドルモータ、38は光ピックアップ、39は前記光
ピックアップ38を駆動する送りモータである。
【0013】次に、図2は前記図1に示した本発明装置
の記録・再生系統における構成を示す回路ブロック図で
ある。同図において36は音声信号等のアナログの情報
信号が入力されるアナログ信号入力端子、35は前記ア
ナログ信号入力端子36より入力された情報信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換回路、34は前記A/
D変換回路35が出力するディジタルの情報信号を圧縮
し、高能率符号化したディジタル信号に変換するATR
AC処理回路、33は前記ATRAC処理回路34が出
力するディジタル信号をインタリーブし、誤り訂正符号
を付し、さらにサブコード信号を付加したディジタル信
号に変換するディジタル信号処理回路、32はヘッドド
ライブ回路であり、前記ディジタル信号処理回路33か
らの出力信号を記録用磁気ヘッド31によってレコーダ
ブルディスク30に記録するための信号に変換してい
る。
【0014】また、38は前記レコーダブルディスク3
0よりピットデータを読み出してディジタル信号に変換
する光ピックアップ、40は前記光ピックアップ38で
読み出した信号に誤り訂正等の処理を行うディジタル信
号処理回路、41は前記ディジタル信号処理回路40で
処理された信号を伸長し、元のディジタル信号に戻すA
TRAC処理回路、42は前記ATRAC処理回路が出
力するディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A
変換回路、43は前記D/A変換回路42が出力するア
ナログ信号を出力するアナログ信号出力端子である。
尚、再生専用のプリレコードディスクの場合も再生時の
信号処理の過程は上記と同様である。
【0015】さらに、39は前記光ピックアップ38を
レコーダブルディスク30の内周・外周間で往復駆動さ
せる送りモータであり、前記光ピックアップ38より出
力されるトラッキングエラー信号によりサーボ制御回路
44を介して制御される。そして37はレコーダブルデ
ィスク30を回転させるスピンドルモータである。
【0016】45は装置全体の動作を制御するMD制御
回路で、メカニズムの記録・再生・早送り・早戻しの各
モードへの移行とキー入力端子49やサブコードデータ
の処理を行い、前記ディジタル信号処理回路33、ディ
ジタル信号処理回路40、サーボ制御回路44等を制御
する。該MD制御回路45はマイクロコンピュータで構
成してもよい。
【0017】54は記録・再生可能なレコーダブルディ
スクと再生専用のプリレコードディスクとを判別するデ
ィスク種別判別スイッチである。このディスク種別判別
スイッチ54は、後述するディスクカートリッジに形成
された穴を検出することでディスクの種別を判別する。
【0018】そして、図3は前記レコーダブルディスク
30の断面を示した図であり、同図において50はリー
ドインエリアでディスク情報が再生できる領域、51は
UTOCエリアでレコーディング情報が記録・再生でき
る領域、52はプログラムエリアで音楽情報が記録・再
生できる領域、53はリードアウトエリアである。
【0019】さらに、図4にMDディスクのカートリッ
ジを示す。カートリッジケース60には、ディスク種別
検出穴63が設けられており、これによって再生専用の
プリレコディスクであるか、記録・再生可能なレコーダ
ブルディスクかどうかの判別が可能である。即ち、 1)ディスク種別検出穴63が閉塞の場合:再生専用の
プリレコディスク 2)ディスク種別検出穴63が解放の場合:記録・再生
可能なレコーダブルディスク となっている。これを前記ディスク種別判別スイッチ5
4によって検出(例えばディスク種別検出穴63が閉塞
の場合はディスク種別判別スイッチ54がON、ディス
ク種別検出穴63が解放の場合はディスク種別判別スイ
ッチ54がOFFなど)すればよい。図4に示すカート
リッジはレコーダブルディスクのものである。
【0020】続いて本発明装置の動作について詳述す
る。
【0021】前記図1において、先ず、使用者がMDデ
ィスク挿入口20よりMDディスクを挿入しようとする
と(位置A)、MDディスク挿入センサ23がMDディ
スクを検知し、これによってMD制御回路45は、第1
引き込みローラー駆動モータ24を起動して第1引き込
みローラー21を回転させ、MDディスクをMDディス
クストッカー19内部へと移動させる。MDディスクス
トッカー19の内部へと移動させられたMDディスク
は、MDディスクストッカー19に収納される(位置
B)。
【0022】MDディスクストッカー19に収納されて
いるMDディスクは、記録・再生時に必要に応じて第2
引き込みローラー22の回転によってディスク記録/再
生位置(位置C)に移動され、MD記録・再生ユニット
29に装着される。そして、他の収納ディスクを記録・
再生する場合には、MD制御回路45がMDディスクス
トッカー回転モータ27を制御し、MDディスクストッ
カー回転ローラー26を介してMDディスクストッカー
19を回転させ、所望のMDディスクを第2引き込みロ
ーラー22の直前へ移動する(位置B)。そして、前記
と同様に第2引き込みローラー22の回転によってディ
スク記録/再生位置(位置C)に移動され、MD記録・
再生ユニット29に装着される。
【0023】次に、本発明の特徴である再生専用のプリ
レコードディスクのみを排出する動作について詳述す
る。前記図1において、先ず、使用者がMDディスク挿
入口20に1枚目のMDディスクを挿入しようとすると
(位置A)、MDディスク挿入センサ23がMDディス
クを検知し、これを受けてMD制御回路45は第1引き
込みローラー21を回転させ、MDディスクをMDディ
スクストッカー19へ収納する(位置B)。
【0024】このMDディスクは、第2引き込みローラ
ー22の回転によりMD記録・再生ユニット29の記録
・再生位置(位置C)へ移動させられて装着される。そ
してこの時、ディスク種別判別スイッチ54がMDディ
スクの前記ディスクカートリッジケースのディスク種別
検出穴63の有無を判別する。このディスク種別判別ス
イッチ54の判別結果の情報と、MDディスクの収納番
号の情報は、MD制御回路45を介してメモリ10へ蓄
積される。
【0025】前記収納番号[MD1]の位置にMDディ
スクを収納後、MD制御回路45はMDディスクストッ
カー回転ローラー駆動モータ27を駆動し、次のMDデ
ィスク収納位置、即ち収納番号[MD2]の収納部がM
Dディスク挿入口20に対向するように制御する。そし
て使用者が2枚目のMDディスクをMDディスク挿入口
20より挿入しようとすると、MDディスク挿入センサ
23がMDディスクを検知し、MD制御回路45の制御
に従って第1引き込みローラー21を回転させ、MDデ
ィスクを収納番号[MD2]の位置に収納する。以下同
様な手順を繰り返して、収納される全てのMDディスク
に関する情報をメモリ10へ順次蓄積する。
【0026】例えば、MDディスクストッカー19に6
枚のディスクが収納され、メモリ10に各ディスクに関
する情報が以下の表のように蓄積されているとする。
【0027】
【表1】
【0028】ここで、使用者がキー入力端子49を介し
てMD制御回路45に再生専用のプリレコードディスク
の排出指示を行うと、MD制御回路45は接続されたメ
モリ10の内容を検索し、プリレコディスクのカートリ
ッジ番号を調査する。前記表1の例では、ディスク番号
が[2]、[3]、[6]のディスクがプリレコードデ
ィスクと判断する。MD制御回路45は、ストッカー駆
動モーター27を回転させ、先ず収納番号[MD2]が
位置Bにくるようにする。この位置において、MD制御
回路45は第1引き込みローラー駆動モーター24を引
き込み時とは反対方向に起動し、第1引き込みローラー
21の回転によりMDディスクは排出される。同様にし
て収納番号[MD3]、収納番号[MD6]のMDディ
スクが順次排出される。
【0029】
【発明の効果】以上、詳述した如く本発明に依れば、複
数枚のディスクを収納するディスク収納部を有すると共
に該ディスク収納部に収納されたディスクを選択的に再
生するディスク再生装置において、再生専用のディスク
であるか、又は記録・再生可能なディスクであるかを判
別するディスク種別判別手段と、該ディスク種別判別手
段からの情報を蓄積するメモリ手段と、前記再生専用の
ディスクを前記ディスク収納部から排出すべく指示を行
う再生専用ディスク排出指示手段と、該再生専用ディス
ク排出指示手段からの指示に従い、前記メモリ手段の情
報に基づいて、再生専用のディスクを前記ディスク収納
部から排出するディスク排出制御手段とを備えたので、
使用者は再生専用ディスク排出指示手段より指示を与え
るだけで再生専用のディスクのみ選択的に排出させるこ
とができるので、いちいちディスクを1枚ずつ取り出し
て確認する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク再生装置のメカニズム構成を
示す概略図。
【図2】本発明のディスク再生装置の音声信号処理部分
の構成を示す回路ブロック図。
【図3】レコーダブルディスク(光磁気ディスク)の構
成を示す要部側断面図。
【図4】レコーダブルディスク(光磁気ディスク)のカ
ートリッジを示す図。
【符号の説明】
10 メモリ 19 MDディスクストッカー 20 MDディスク挿入口 21 第1引き込みローラー 22 第2引き込みローラー 23 MDディスク挿入センサ 24 第1引き込みローラー駆動モータ 25 第2引き込みローラー駆動モータ 26MDディスクストッカー回転ローラー 27 MDディスクストッカー回転ローラー駆動モータ 29 MD記録・再生ユニット 30 レコーダブルディスク(光磁気ディスク) 31 記録用磁気ヘッド 32 ヘッドドライブ回路 33 ディジタル信号処理回路 34 ATRAC処理回路 35 A/D変換回路 36 アナログ信号入力端子 37 スピンドルモータ 38 光ピックアップ 39 送りモータ 40 ディジタル信号処理回路 41 ATRAC処理回路 42 D/A変換回路 43 アナログ信号出力端子 44 サーボ制御回路 45 MD制御回路 49 キー入力端子 50 リードインエリア 51 UTOCエリア 52 プログラムエリア 53 リードアウトエリア 54 ディスク種別判別スイッチ 60 ディスクカートリッジ 63 ディスク種別検出穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のディスクを収納するディスク収
    納部を有すると共に該ディスク収納部に収納されたディ
    スクを選択的に再生するディスク再生装置において、 再生専用のディスクであるか、又は記録・再生可能なデ
    ィスクであるかを判別するディスク種別判別手段と、 該ディスク種別判別手段からの情報を蓄積するメモリ手
    段と、 前記再生専用のディスクを前記ディスク収納部から排出
    すべく指示を行う再生専用ディスク排出指示手段と、 該再生専用ディスク排出指示手段からの指示に従い、前
    記メモリ手段の情報に基づいて、再生専用のディスクを
    前記ディスク収納部から排出するディスク排出制御手段
    とを備えたことを特徴とする記録再生装置。
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