JP3751240B2 - 再生装置、及び再生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状の記録媒体を複数収納し、この収納したディスクの中から所定のディスクを抜き出し、再生するディスクチェンジャー付きの再生装置、に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のデータ記録用のディスク状記録媒体(以下、ディスクという)を複数収納し、これらの収納された複数のディスクの中から特定のディスクを抜き出して再生するディスクチェンジャー付きの再生装置が考案されている。
【0003】
この種のディスクチェンジャー付き再生装置において、例えば、回転自在のトレイ上にディスク収納位置として、半径方向に伸びる複数の溝(以下、ストッカという)を形成し、このストッカにディスクを立脚させることによってディスクを保持して収納する回転式ドーナツ型ディスクトレイ(以下、ロータリートレイという)が考案されている。
【0004】
ロータリートレイを有するディスクチェンジャー付きの再生装置には、ロータリートレイ上の各ストッカにディスクが収納されているか否かを検出するためのディスクセンサが設けられている。このディスクセンサによってロータリートレイ上の何れの位置にディスクが収納されているかを検出し、その検出データであるディスク有無データは、ディスクチェンジャー装置に内蔵されたマイクロコンピュータによって記憶され、管理されている。一般に、ディスクセンサによるディスクの有無検出動作は、ディスク交換がなされた後、すなわち、ディスク交換扉が閉じられた際に行われ、その都度、マイクロコンピュータ内のディスク有無データが更新される。
【0005】
このような従来の再生装置においては、ディスク交換扉を開ける度に、マイクロコンピュータ内に記憶したディスク有無データを全てクリアするため、再びディスク交換扉を閉めた時に、ロータリートレイを一回転させてディスクセンサの前を通過させ、各ストッカにおけるディスクの有無検出を行っていた。この他に、以下に説明するような再生装置も考案されている。
【0006】
図6は、従来のディスクチェンジャー付き再生装置のディスク収納部30の概略構成を示す図である。このディスク収納部30は、ディスク交換扉24、ロータリートレイ31、ストッカ31A、ディスククランプ33、ディスクセンサ34等を備え、複数のディスクDを収納している。ディスク交換扉24が開かれると、この再生装置におけるディスクDの有無データはクリアされる。その後、ディスク再生の指示入力を受けると、例えば時計周りにロータリートレイ31を回転させて、指示入力により指定されたディスクDの収納されたストッカ31Aをディスククランプ33の位置まで移動させ、ディスクDを取り出して再生する。
【0007】
しかし、図6に示すロータリートレイ31内の網掛け部分に位置しているストッカ31Aは、上記のように時計回りにロータリートレイ31を回した場合、ディスクセンサ34を通過せず、指定されたディスクの有無データが得られないままディスククランプ33に到達してしまう。そして、ディスクの有無に関係なく、ローディング動作を行い、ディスクDがない場合にはサーボエラーとなり、次のディスクDをローディングしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記説明したように、ディスク交換扉24を閉めた後に、すべてのディスクの有無を検出してから再生を行う従来の再生装置においては、ディスク再生までに非常に時間がかかった。また、図6を参照して説明した例によると、ドアクローズ後、ディスクDの有無検出を行っていないストッカ31AからディスクDをローディングすると、ディスクDがない場合にサーボエラーとなり、改めて次のストッカ31Aから他のディスクDのローディングを行い、ディスクDの存在が検出されるまでローディングを繰り返すため、余分な時間がかかっていた。
【0009】
そこで本発明の課題は、ディスクチェンジャー付きの再生装置において、ディスク再生までにかかる余分な時間を短縮し、ユーザにとっての利便性の高い再生装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下のような特徴を備えている。
【0011】
本発明は、
複数の記録媒体を収納するディスク収納部を備え、収納された記録媒体の中から再生すべき記録媒体を所定の再生位置に移動させ、その再生位置で前記記録媒体に記録されたデータを再生する再生装置において、
前記ディスク収納部における前記再生すべき記録媒体の有無を検出する第1の検出手段と、
前記検出手段による検出の結果、前記再生すべき記録媒体が存在する場合には、前記再生位置に移動させて再生する再生制御手段と、
前記記録媒体の再生開始後、前記ディスク収納部に収納された当該再生中の記録媒体以外の記録媒体の有無をさらに検出する第2の検出手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0012】
また、本発明は、
複数の記録媒体を収納するディスク収納部を備えた再生装置の再生方法において、
前記ディスク収納部における再生すべき記録媒体の有無を検出する第1の検出工程と、
前記第1の検出工程における検出の結果、前記再生すべき記録媒体が存在する場合には、前記再生位置に移動させて再生する再生制御工程と、
前記記録媒体の再生開始後、前記ディスク収納部に収納された当該再生中の記録媒体以外の記録媒体の有無をさらに検出する第2の検出手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して、本発明に係る再生装置1の実施の形態について詳細に説明する。なお、従来の再生装置と同一の構成部分には同一の符号を付すこととする。
【0014】
まず、構成を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における再生装置1の全体構成を示す概略図である。再生装置1は、前面の操作パネル21には操作部22、表示部23、及びディスク交換扉24を備え、本体内部には、例えば、最大200枚のディスク状記録媒体(以下、ディスクDという)の収納が可能なロータリートレイ31(図2参照)を備える。
【0015】
操作部22は、ディスク交換扉24の開閉を操作するオープンキー及びクローズキー、あるいはディスクDの再生や停止等を操作する再生キー、停止キー、検索キー、ディスク指定のための数値キー等の各種操作キー群を備え、押下されたキーの押下信号をマイクロコンピュータ40へ出力する。
【0016】
表示部23は、LCD等により構成され、マイクロコンピュータ40から出力される各種表示データを表示する。例えば、ロータリートレイ31の回転動作の動作モード(回転移動中、ディスク検索中等)、ディスク交換扉24の開閉状態、再生中の曲のトラック番号等の表示、ディスクDの有無表示等を行う。
【0017】
ディスク交換扉24は、前方(外方)に倒れる前倒し式扉、あるいは左右に引き違い式に開閉される引き違い式扉等の開閉自在の扉であり、扉を開いた状態で本体前面の一部が開口して内部のロータリートレイ31が露出するようになっている。ディスク交換扉24を開放した状態でロータリートレイ31に対するディスクDの交換作業を行うことができる。このディスク交換扉24は扉開閉モータ49(図3参照)によって駆動されるものであり、扉開閉モータ49はマイクロコンピュータ40から供給される開閉制御信号に応じて動作する。
【0018】
図2は、再生装置1に内設されるディスク収納部30の概略構成を示す、ディスク収納部30の上面図である。
図2に示すように、ディスク収納部30は、ロータリートレイ31、ロータリートレイモータ32、ディスククランプ33、ディスクセンサ34が基板35上に配設され、各部は図3に示すマイクロコンピュータ40、またはこれらを駆動制御する各ドライバ43,44,45に接続される。
【0019】
図2に示すように、ロータリートレイ31は、中心から半径方向に伸びる複数の溝の形成された回転盤上に、この溝に合わせてディスクDを立脚させることによってディスクDを保持して収納するものであり、基板35中央部に装着される。以下、ディスクDを収納する各溝をストッカ31Aという。また、ロータリートレイ31は、このストッカ31Aの全てにディスクDを保持させると、例えば200枚のディスクDを収納することが可能である。
【0020】
また、ロータリートレイ31の中央部には、ディスクDをストッカ31Aに載置した際の位置決め用のストッパ36が立設しており、このストッパの正面側の側面には、収納されたディスクDをライトアップするためのLED37が設けられている。
【0021】
ロータリートレイ31は、ロータリートレイモータ32による動力により、回転動作を行う。ロータリートレイモータ32は、ロータリートレイ制御モータドライバ44(図3参照)から出力される駆動制御信号に応じてロータリートレイ31を回転駆動し、ロータリートレイ31上の各ストッカ31Aを正確な搬送位置に搬送する。この各ストッカ31Aの正確な位置決めに際しては、光学式、磁気式等のセンサを併用してもよい。
【0022】
ディスククランプ33は、ディスククランプ制御モータドライバ45(図3参照)から出力される制御信号に応じて、選択されたディスクDをロータリートレイ31から1枚抜き出し、このディスクDを再生位置にセットする。また、再生動作が終了すると、再びロータリートレイ31の元のストッカ31Aに収納する。
【0023】
ディスクセンサ34は、フォトカプラによって構成され、ロータリートレイ31の各ストッカ31Aに載置されたディスクDの有無を検出する。ディスクセンサ34は、第1の検出手段及び第2の検出手段としての機能を有する。
なお、本実施の形態においては、第1の検出手段及び第2の検出手段が同一である例について説明するが、再生装置1に複数のセンサ等を設け、異なる構成部が個別に第1の検出手段及び第2の検出手段として機能するように構成してもよい。
【0024】
図3は、再生装置1の内部回路を示す概略ブロック図である。
図3に示すように、再生装置1は、マイクロコンピュータ40、操作部22、表示部23、ディスクセンサ34、LED37、ロータリートレイモータ32及びこれを駆動制御するロータリートレイ制御モータドライバ44、扉開閉モータ49及びこれを駆動制御する扉開閉モータドライバ43、ディスククランプ33及びこれを駆動制御するディスククランプ制御モータドライバ45、ディスクDの再生系であるDSP46及びピックアップユニット47によって構成される。
【0025】
マイクロコンピュータ40は、操作部22から入力される操作信号に従って、当該再生装置1の各部の動作を制御し、処理結果をマイクロコンピュータ内の図示しないRAMに記憶するとともに、表示部23に表示させたり、LED37にて報知したりする。マイクロコンピュータ40の制御対象には、ロータリートレイ31の回転動作、ディスク交換扉24の開閉動作、ディスククランプ33のディスク搬送動作、ディスクDの再生動作、ディスクセンサ34によるディスクDの有無検出動作、表示部23の駆動等が含まれる。
なお、マイクロコンピュータ40は、再生制御手段としての機能を有する。
【0026】
扉開閉モータドライバ43は、マイクロコンピュータ40から出力される開閉制御信号に基づいて、扉開閉モータ49を駆動し、再生装置1の操作パネル21に設けられるディスク交換扉24の開閉を行う。
【0027】
ロータリートレイ制御モータドライバ43は、マイクロコンピュータ40から出力される駆動制御信号に基づいて、ロータリートレイモータ32を駆動し、ロータリートレイ31の回転動作を行う。
【0028】
ディスククランプ制御モータドライバ45は、マイクロコンピュータ40から出力された制御信号に基づいてディスククランプ33を駆動し、ディスククランプ33によるディスクDのクランプ、及び再生位置へのディスクDの搬送といった動作を行う。
【0029】
DSP(Digital Signal Processor)46は、後述するピックアップユニット47から出力される符号化デジタルデータを、ディスクの記録方式に対応した復号化方式で復号化し、マイクロコンピュータ40が処理可能なデータ形式に変換してマイクロコンピュータ40に出力する。
【0030】
ピックアップユニット47は、再生位置にセットされたディスクDに記録された符号化デジタルデータを読み取り、DSP46に出力する。
【0031】
次に、本発明を適用した再生装置1の動作を説明する。
図4及び図5は、再生装置1によるディスク再生処理を示すフローチャートである。図4及び図5に示すように、再生装置1のマイクロコンピュータ40は、ディスク再生処理において、まず操作部22よりオープンキーの操作信号が入力されたか否かを判別し(ステップS1)、入力がない場合には(ステップS1;NO)入力されるまで待機し、入力されると(ステップS1;YES)、ディスク交換扉24を開け(ステップS2)、RAMに記憶していたディスク有無データをクリアする(ステップS3)。
【0032】
次いで、マイクロコンピュータ40は、ディスク交換扉24の中央に位置しているストッカ31Aのディスク番号をAと定める(ステップS4)。ここで、ディスク番号とは、ディスク収納部30内のディスクD及びこれを収納するストッカ31Aを識別するためにストッカ31Aに付された番号であり、例えば、200枚のディスクを収納可能な場合には、ディスク番号は1〜200の整数となる。
【0033】
続いて、マイクロコンピュータ40は、操作部22よりクローズキーの操作信号が入力されたか否かを判別し(ステップS5)、入力されない場合には(ステップS5;NO)、操作部22より再生キーの操作信号が入力されたか否かをさらに判別し(ステップS6)、入力があれば(ステップS6;YES)、ディスク交換扉24を閉めて(ステップS7)、ステップS27に移行する。ステップS6において、再生キーの操作信号が入力されない場合には(ステップS6;NO)、操作部22よりDiscUpキーの操作信号が入力されたか否かをさらに判別する(ステップS8)。
【0034】
ここで、DiscUpキーの操作信号が入力されると(ステップS8;YES)、マイクロコンピュータ40は、ディスク番号Aが最大ディスク番号であるか否かを判別する(ステップS9)。この最大ディスク番号とは、各ストッカ31Aに付されたディスク番号の内、最大の番号であり、例えば、200収納可能である場合には200とする。
【0035】
ステップS9において、ディスク番号Aが最大ディスク番号である場合には(ステップS9;YES)、ディスク番号1のストッカ31A内のディスクDを再生対象とし(ステップS10)、最大ディスク番号ではない場合には(ステップS9;NO)、ディスク番号A+1のディスク番号のストッカ31A内のディスクDを再生対象にして(ステップS11)、ステップS16に移行する。
【0036】
ステップS8において、DiscUpキーの操作信号が入力されない場合には(ステップS8;NO)、マイクロコンピュータ40は、操作部22よりDiscDownキーの操作信号が入力されたか否かを判別し(ステップS12)、入力されない場合は(ステップS12;NO)、ステップS5に戻る。一方、DiscDownキーの操作信号が入力されると(ステップS12;YES)、ディスク番号Aがディスク番号1であるか否かを判別し(ステップS13),ディスク番号1である場合は(ステップS13;YES)、最大ディスク番号のストッカ31A内のディスクDを再生対象とし(ステップS14)、ディスク番号1ではない場合には(ステップS13;NO)、ディスク番号A−1のディスク番号のストッカ31A内のディスクDを再生対象にして(ステップS15)、ステップS16に移行する。
【0037】
マイクロコンピュータ40は、ステップS16において、ストッカ31Aがディスク交換扉24の中央に移動するまでロータリートレイ31を回転させ、ステップS5に戻る。
【0038】
ステップS5において、マイクロコンピュータ40は、操作部22よりクローズキーの操作信号が入力されると(ステップS5;YES)、ディスク交換扉24を閉じて(ステップS17)、DiscUpキーの操作信号が入力されたか否かをさらに判別する(ステップS18)。DiscUpキーの操作信号が入力されると(ステップS18;YES)、ディスク番号Aが最大ディスク番号であるか否かを判別し(ステップS19)、最大ディスクである場合には(ステップS19;YES)、ディスク番号1のストッカ31A内のディスクDを再生対象とし(ステップS20)、最大ディスクではない場合には(ステップS19;NO)、ディスク番号A−1のディスク番号のストッカ31A内のディスクDを再生対象にして(ステップS21)、ステップS18に戻る。
【0039】
一方、ステップS18においてDiscUpキーの操作信号の入力がない場合には(ステップS18;NO)、マイクロコンピュータ40は、操作部22よりDiscDownキーの操作信号の入力があるか否かを判別し(ステップS22)、入力があると(ステップS22;YES)、ディスク番号Aがディスク番号1であるか否かをさらに判別する(ステップS23)。ここで、ディスク番号1であれば(ステップS23;YES)、最大ディスク番号のストッカ31A内のディスクDを再生対象にして(ステップS24)、ディスク番号1でない場合には(ステップS23;NO)、ディスク番号A−1のストッカ31A内のディスクDを再生対象にして(ステップS25)、ステップS18に戻る。
【0040】
また、上記ステップS22において、DiscDownキーの操作信号が入力されない場合は(ステップS22;NO)、マイクロコンピュータ40は、操作部22からの再生キーの操作信号の入力の有無をさらに判別し(ステップS26)、入力がないと(ステップS26;NO)、ステップS18に戻り、入力があると(ステップS6;YES)、ステップS27に移行する。
【0041】
マイクロコンピュータ40は、ステップS27において、ロータリートレイ31を回転させて、ディスクセンサ34の前を通過する各ストッカ31A内のディスクDの有無を検出する(ステップS28)。次いで、ステップS20,S21,S24,S25において再生対象とされたディスク番号のストッカ31Aが、ディスクセンサ34の前を通過したか否かを判別し(ステップS29)、通過していなければ(ステップS29;NO)、ステップS28に戻り、通過すると(ステップS29;YES)、再生対象のディスクDの有無を判別する(ステップS30)。
【0042】
ここで、再生対象のディスクDがない場合は(ステップS30;NO)、マイクロコンピュータ40は、全てのストッカ31AにおけるディスクDの有無検出を終了したか否かを判別し(ステップS31)、終了した場合は(ステップS31;YES)、ディスクが収納部30に収納されていないことを検出し(ステップS32)、ロータリートレイ31の回転を停止させ(ステップS33)、ディスク再生処理を終了する。一方、ディスクDの有無検出を終了していない場合は(ステップS31;NO)、再生対象のディスク番号が最大ディスク番号であるか否かを判別する(ステップS34)。
【0043】
ここで、最大ディスク番号であれば(ステップS34;YES)、再生対象ディスク番号+1のディスク番号を新たな再生対象にして(ステップS35)、ステップS28に戻る。また、最大ディスク番号でなければ(ステップS34;NO)、再生対象ディスク番号+1のディスク番号のディスクDを再生対象にして(ステップS36)、ステップS28に戻る。
【0044】
上記ステップS30において、再生対象のディスクDがある場合は(ステップS30;YES)、マイクロコンピュータ40は、ディスク番号Aのストッカ31Aがディスククランプ33まで、すなわちローディング位置まで到達したか否かを判別する(ステップS37)。ローディング位置に到達していない場合は(ステップS37;NO)、ステップS37に留まり到達するまで待機する。一方、ローティング位置に到達した場合は(ステップS37;YES)、ロータリートレイ31の回転を停止させ(ステップS39)、再生対象のディスクDをローディングし(ステップS40)、ディスク再生を開始する(ステップS41)。
【0045】
次いで、マイクロコンピュータ40は、ディスク収納部30に収納されたすべてのディスクDの有無検出が終了したか否かを判別する(ステップS42)。終了していない場合は(ステップS42;NO)、ロータリートレイ31を回転させ(ステップS43)、ディスクセンサ34の前を通過したストッカ31AのディスクDの有無検出を行って(ステップS44)、ステップS42に戻る。一方、すべてのディスクDの有無検出が終了した場合には(ステップS42;YES)、ロータリートレイ31の回転を停止させ(ステップS45)、ディスク再生処理を終了する。
【0046】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、再生装置1のマイクロコンピュータ40は、操作部22から入力される操作信号に基づいてディスク再生処理を実行する。ディスク再生処理において、マイクロコンピュータ40は、再生すべきディスク番号が付されたストッカ31AにおけるディスクDの有無を判別し、ディスクDがあれば再生し、なければその他のディスクDの有無検出を行い、ディスクDの存在を検出すると、ディスク再生を行う。また、ディスク再生開始後に、有無検出を行っていないその他のディスクDの有無検出を行う。
【0047】
したがって、本発明を適用した再生装置1によれば、マイクロコンピュータ40は、再生すべきディスクDの有無検出を行った後、ディスクDの再生を開始するとともに、再生装置1のディスク収納部30内のその他のディスクDの有無検出を行い、ディスクDの有無検出が済んでいないストッカ31AからはディスクDのローディングを行わないため、ディスク再生までにかかる余分な時間を短縮し、ユーザにとっての利便性を向上させることが可能である。
【0048】
また、ディスクDの再生開始後、再生中にその他のディスクの有無検出を行うことにより、ディスクの有無検出を行うために余分な時間がかからず、ロータリートレイ31を低速で回転させることもできる。さらに、ロータリートレイ31を低速回転させれば、ディスクの有無検出精度を向上できるだけでなく、回転により発生する振動を抑え、振動がディスク再生に与える影響を軽減することが可能である。
【0049】
なお、本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記の実施の形態においては、ディスク再生開始後に、ディスク収納部30に収納されたその他のディスクDすべての有無検出を行うこととしたが、この有無検出範囲は限定されるものではない。ディスク再生時間に応じて有無検出範囲を動的に変化させることとしてもよいし、有無検出を行うディスクDの数量及びディスク番号をユーザが設定することとしてもよい。この場合には、マイクロコンピュータ40は、有無検出を行ったディスクDのディスク番号をRAM内に記憶しておく。
【0050】
また、ロータリートレイ31の回転方向は一方向である必要はなく、再生を指示されたストッカ31Aとディスクセンサ34との位置関係から、より近い方向へ回転制御することも可能である。このとき、回転方向に応じて、ストッカ31A内のディスクDの有無検出に至るまでにディスクDの有無検出が行われる、その他のストッカ31Aは異なるが、再生を指示されたストッカ31AにディスクDがないことが検出された場合には、ディスク有りと判別されたその他のストッカ31A内のディスクDを再生対象としてもよい。
【0051】
その他、本実施の形態における再生装置1の細部構成、及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0052】
【発明の効果】
したがって、本発明によれば、ディスク再生までにかかる余分な時間を短縮し、ユーザにとって利便性の高い再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における再生装置1の全体構成を示す概略図である。
【図2】再生装置1に内設されるディスク収納部30の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態による再生装置1の内部構成を示すブロック図である。
【図4】図3のマイクロコンピュータ40によるディスク再生処理を示すフローチャートである。
【図5】図3のマイクロコンピュータ40によるディスク再生処理を示すフローチャートである。
【図6】従来の再生装置のディスク収納部30の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2 再生装置
21 操作パネル
22 操作部
23 表示部
24 ディスク交換扉
30 ディスク収納部
31 ロータリートレイ
31A ストッカ
32 ロータリートレイモータ
33 ディスククランプ
34 ディスクセンサ
35 基板
36 ストッパ
37 LED
40 マイクロコンピュータ
43 扉開閉モータドライバ
44 ロータリートレイ制御モータドライバ
45 ディスククランプ制御モータドライバ
46 DSP
47 ピックアップユニット
49 扉開閉モータ

Claims (5)

  1. 複数の記録媒体を収納するディスク収納部を備え、収納された記録媒体の中から再生すべき記録媒体を所定の再生位置に移動させ、その再生位置で前記記録媒体に記録されたデータを再生する再生装置において、
    前記ディスク収納部における前記再生すべき記録媒体の有無を検出する第1の検出手段と、
    前記検出手段による検出の結果、前記再生すべき記録媒体が存在する場合には、前記再生位置に移動させて再生する再生制御手段と、
    前記記録媒体の再生開始後、前記ディスク収納部に収納された当該再生中の記録媒体以外の記録媒体の有無をさらに検出する第2の検出手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置。
  2. 前記第2の検出手段は、前記再生すべき記録媒体が存在しない場合には、前記ディスク収納部に収納されたその他の記録媒体の有無をさらに検出し、前記再生制御手段は、前記ディスク収納部において検出されたその他の記録媒体を前記再生位置に移動させて再生することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 前記第1の検出手段及び前記第2の検出手段は、同一の検出手段として構成したことを特徴とする請求項1または2記載の再生装置。
  4. 複数の記録媒体を収納するディスク収納部を備えた再生装置の再生方法において、
    前記ディスク収納部における再生すべき記録媒体の有無を検出する第1の検出工程と、
    前記第1の検出工程における検出の結果、前記再生すべき記録媒体が存在する場合には、前記再生位置に移動させて再生する再生制御工程と、
    前記記録媒体の再生開始後、前記ディスク収納部に収納された当該再生中の記録媒体以外の記録媒体の有無をさらに検出する第2の検出工程と、
    を含むことを特徴とする再生方法。
  5. 前記第1の検出工程において、前記再生すべき記録媒体が存在しない場合には、前記第2の検出手段において、前記ディスク収納部に収納されたその他の記録媒体の有無をさらに検出し、前記再生制御工程において、前記ディスク収納部において検出されたその他の記録媒体を前記再生位置に移動させて再生することを特徴とする請求項4記載の再生方法。
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