JP3776784B2 - ディスクチェンジャー装置及びディスク再生方法 - Google Patents

ディスクチェンジャー装置及びディスク再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクチェンジャー装置及びディスク再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CD、DVD等のディスクを複数枚収納して管理・操作・再生することが可能なディスクチェンジャー装置が広く利用されている。ディスクチェンジャー装置におけるディスクの収納形式は様々であり、例えば、回転式ストッカーを用いたディスクチェンジャー装置が知られている。この回転式ストッカーは、回転軸から放射状に伸びた複数の溝(スロット)を備えており、この溝に合わせてディスクを立脚させることによってディスクを保持して格納する。そして、回転式ストッカーが回転することによって再生する1枚のディスクを再生位置に対応するローディング位置へ移動させ、ローディング機構がディスクを再生位置へローディングし、再生装置により再生を行う。
【0003】
図10は、従来の回転式ストッカーを備えたディスクチェンジャー装置におけるプログラム再生処理のフローチャートである。図10を参照して従来技術におけるプログラム再生処理について説明する。
【0004】
まず、プログラム再生する曲のディスク番号及びトラック番号の入力(プログラム入力)が終了し(ステップT1:YES)、PLAYキーが押下されて再生要求されると(ステップT2;YES)、CPUは、回転式ストッカーを回転させることによりプログラムで1番目に指定されているディスクをローディング位置まで移動させ、ローディング機構により再生位置へローディングし、再生を開始する(ステップT4)。再生要求がされず(ステップT2;NO)、プログラム再生する曲の追加が指示されると(ステップT3;YES)、CPUは、再びプログラム入力が終了するのを待機し(ステップT1)、プログラム入力が終了して(ステップT1;YES)、再生要求されると(ステップT2;YES)、回転式ストッカーを回転させることによりプログラムで1番目に再生するディスクとして指定されているディスクをローディング位置まで移動させ、ローディング機構により再生位置へローディングし、再生を開始する(ステップT4)。
【0005】
指定された曲の再生が終了すると(ステップT5;YES)、CPUは、再生された曲がプログラムの最終に指定された曲であるか否かを判断し(ステップT6)、まだ再生されていない曲があれば(ステップT6;NO)、次にプログラムで指定されているディスクの番号(DNo.)が、直前に再生されていたディスクの番号と異なっているか否かを判別し(ステップT7)、異なっていると判別すると(ステップT7;YES)、現在装填されているディスクを回転式ストッカー内の元の位置に収納した後、回転式ストッカーを回転させて次に再生するディスクをローディング位置まで移動させ、ローディング機構により再生位置へローディングし、再生を開始する(ステップT8)。一方、次にプログラムで指定されているディスク番号が再生されていたディスク番号と異なっていない(一致している)と判別すると(ステップT7;NO)、CPUは、ディスクを交換せずに次の曲を再生する(ステップT9)。プログラムされた全ての曲の再生が終了するまで(ステップT6;YES)、CPUは、上記ステップT5〜9の処理を繰り返し実行する。
【0006】
ステップT6において、再生された曲がプログラムの最終の曲であると判断され(ステップT6;YES)、REPEATキーが押下されると(ステップT10:YES)、CPUは、1番目にプログラムされているディスクに交換して再生し、(ステップT11)、ステップT5〜T11の該当する処理を実行する。ステップT6において、再生された曲がプログラムの最終の曲であると判断され(ステップT6;YES)、REPEATキーが押下されなければ(ステップT10;NO)、CPUは、プログラム再生処理を終了する。
【0007】
上記説明したように、従来、回転式ストッカーを用いたディスクチェンジャー装置によりプログラム再生を行う場合には、プログラムされた順番に従って、その都度回転式ストッカーを回転させて再生するディスクをローディング位置へ移動させ、ローディング機構により再生位置へローディングし、再生を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のディスクチェンジャー装置においては、例えば、400枚のディスクが回転式ストッカー上に収納できる場合、ディスク番号が1のディスクを再生した後、ディスク番号が200のディスクが次に再生するディスクとして指定されているとすると、ディスク番号が200のディスクはディスク番号が1のディスクから見て回転式ストッカーの反対側に位置するので、回転式ストッカーを半周回転させてディスクを交換しなければならず、ディスク交換にかなりの時間を要していた。
【0009】
本発明の課題は、ディスクチェンジャー装置においてプログラム再生を行う際に、ディスクの交換に要していた時間を短縮し、利便性を向上させることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
複数のディスクを収納可能な収納手段と、前記収納されたディスクの中から再生対象のディスクを再生位置に装填して再生する再生手段と、を備えたディスクチェンジャー装置において、
前記収納手段に収納されたディスクのうち、プログラム再生において再生対象とするディスクの収納位置に対応したディスク番号を順次入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたディスク番号を順次再生プログラムとして記憶する再生プログラム記憶手段と、
前記入力手段により2番目以降のディスク番号が入力された際に、当該入力されたディスク番号の直前にディスク番号が入力されたディスクの収納位置を基準として、前記入力されたディスク番号のディスクの収納位置よりも近い位置に空き領域が存在するか否かを判断する空き領域判断手段と、
前記空き領域判断手段により空き領域が存在すると判断された場合に、前記入力されたディスク番号のディスクを前記空き領域に移動するディスク移動手段と、
再生要求を入力するための再生要求手段と、
前記再生要求手段により再生要求が入力されると、前記再生プログラムに従って対応するディスクを再生するプログラム再生手段と、
前記プログラム再生手段によるプログラム再生が終了した後、収納位置が変更されたディスクを元の収納位置に戻すディスク収納位置制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記再生プログラム記憶手段により記憶されているディスク番号のうち、前記ディスク移動手段により移動されたディスクのディスク番号を、移動後の収納位置に対応するディスク番号に書き換えるプログラム書き換え手段と、
前記書き換え前のディスク番号と書き換え後のディスク番号を対応付けて記憶する記憶手段を更に備え、
前記プログラム再生手段は、前記書き換えられた再生プログラムに従って対応するディスクを再生することを特徴としている。
【0012】
請求項3記載の発明は、
複数のディスクを収納可能な収納手段と、前記収納されたディスクの中から再生対象のディスクを再生位置に装填して再生する再生手段と、を備えたディスクチェンジャー装置におけるディスク再生方法において、
前記収納手段に収納されたディスクのうち、プログラム再生において再生対象とするディスクの収納位置に対応したディスク番号を順次入力する入力工程と、
前記入力されたディスク番号を順次再生プログラムとして記憶する記憶工程と、
前記入力工程において2番目以降のディスク番号が入力された際に、当該入力されたディスク番号の直前にディスク番号が入力されたディスクの収納位置を基準として、前記入力されたディスク番号のディスクの収納位置よりも近い位置に空き領域が存在するか否かを判断する空き領域判断工程と、
前記空き領域判断工程において空き領域が存在すると判断された場合に、前記入力されたディスク番号のディスクを前記空き領域に移動するディスク移動工程と、
再生要求を入力するための再生要求手段から再生要求が入力されると、前記再生プログラムに従って対応するディスクを再生するプログラム再生工程と、
前記プログラム再生工程における再生が終了した後、収納位置が変更されたディスクを元の収納位置に戻すディスク収納位置制御工程と、
を含むことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、構成を説明する。図1は、本実施の形態におけるディスクチェンジャー装置1のディスクチェンジャー部10を概略して示す平面図である。また、図2は、本実施の形態に係るディスクチェンジャー装置1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、ディスクチェンジャー装置1は、収納された複数のディスクのうち再生する1枚のディスクを再生位置3a−1にローディングするディスクチェンジャー部10と、ローディングされたディスクを再生する再生部20と、ディスクチェンジャー部10及び再生部20を制御するための制御部30とを備えて構成されている。
【0016】
図1に示すように、ディスクチェンジャー部10は、複数の溝2aが形成されているロータリーストッカー2及びローディング機構3とを備え、ディスクチェンジャー装置1の基板4の上部中央部に装着されて構成されている。
【0017】
ロータリーストッカー2は、平面視ドーナツ型をしており、鉛直方向の回転軸を中心に基板4に対して回転自在となっている。ロータリーストッカー2の中央に形成されている中空部には、再生部20が設けられている。
ロータリーストッカー2は、その中心から動径方向に伸びる多数個(例えば、400個)の溝2aを備えており、溝2a上にディスクを立脚することによってディスクを保持して格納する。各溝2aには、1から順に識別番号が付されており、溝2aの識別番号が、格納されているディスクのディスク番号となる。ロータリーストッカー2は、収納手段としての機能を有する。
【0018】
また、ロータリーストッカー2には、各溝2aにディスクが収納されているか否かを検知する検知装置11(図2に図示)が設けられている。更に、基板4には、ロータリーストッカー駆動回路14(図2に図示)からの駆動信号により、ロータリーストッカー2を回転させるロータリーストッカー駆動機構12(図2に図示)が設けられている。ロータリーストッカー駆動機構12にはエンコーダ等が設けられ、エンコーダによりロータリーストッカー2の回転角度を検知しつつロータリーストッカー2を任意の角度回転させる。
【0019】
ローディング機構3は、ロータリーストッカー2の回転を妨げないようにロータリーストッカー2の回転直径となる線上に形成されるローディングシャーシ3aと、ローディングシャーシ3aに対して摺動自在に設けられている図示しないチャッキング機構3bと、チャッキング機構3bをローディングシャーシ3aに対して移動させるローディング駆動機構13(図2に図示)とを備えて構成されている。
【0020】
ローディングシャーシ3aは、基板4に対して固定されており、平面視ロータリーストッカー2の回転直径に則してロータリーストッカー2の外周縁上部とロータリーストッカー2の中空部に設けられた再生位置3a−1上部を結ぶ直線上に、ロータリーストッカー2を横断するように設けられている。
【0021】
チャッキング機構3bは、ディスクをチャッキング(つかむ)ことが可能であるとともに、ディスクのチャッキングの解除が可能である。チャッキング機構3bは、ローディングシャーシ3aの一端部から他端部まで移動自在である。チャッキング機構3bは、ローディング駆動機構13によりローディングシャーシ3aに対して移動させられる。
【0022】
ローディング駆動機構13は、CPU31からの制御信号によりローディング駆動回路15から出力された駆動信号により、ロータリーストッカー2上のローディングシャーシ3aの存在する位置(ローディング位置)に存在する溝2a−1に収納されたディスクをチャッキング機構3bにチャッキングさせるとともに、ディスクのチャッキングを解除させて溝2aにディスクを収納させる。また、ローディング駆動機構13は、チャッキング機構3bが再生位置3a−1に対応する位置にある場合、この位置においてチャッキング機構3bにディスクをチャッキングさせると共にディスクのチャッキングを解除させてディスクを再生位置3a−1にローディングさせる。
【0023】
再生部20は、図2に示すように、光ピックアップ21、再生動作駆動機構22及びDSP23等により構成されており、ディスクチェンジャー部10により再生位置3a−1にローディングされたディスクの再生を行う。
【0024】
光ピックアップ21は、ディスク再生時に、後述する再生動作駆動機構22のトラッキングスレッドサーボ回路に制御されたスレッドにより、ディスクの半径方向に移動し、当該ディスクにレーザ光を照射して、その反射光を電気信号に変換することでディスクに記録されているデータを読み取り、DSPに出力する。
【0025】
再生動作駆動機構22は、図示しないトラッキングスレッドサーボ回路、スピンドルサーボ回路等により構成される。
トラッキングスレッドサーボ回路は、ディスク再生時に、スレッド駆動信号をスレッドモータに印加することにより、光ピックアップをディスクの半径方向に移動させる。
スピンドルサーボ回路は、ディスク再生時に、ディスクを下方から支持しているスピンドルモータにスピンドル駆動信号を印加することで、スピンドルモータを一定線速度に制御し、当該ディスクを回転駆動させる。
【0026】
DSP(Digital Signal Processor)23は、光ピックアップ21から読み出された符号化デジタルデータを、制御部30のCPU31が処理可能なデータ形式に変換してCPU31に出力する。
【0027】
制御部30は、図2に示すように、CPU31、RAM32、ROM33、操作部34及び表示部35を備えて構成されている。制御部30内の各部はバスにより接続され、制御部30とディスクチェンジャー部10、及び制御部30と再生部20との間は、図示しないインターフェースにより相互にデータ入出力が可能となっている。
【0028】
CPU(Central Processing Unit)31は、 ユーザによる操作部34からのキー操作により、ROM33に格納されている各種制御プログラムを読み出し、RAM32内のプログラム格納領域に展開し、該制御プログラムに従って、各部の動作を集中制御する。また、CPU31は、読み出した制御プログラムに従って、後述するプログラム再生処理をはじめとする各種処理を実行し、その結果をRAM32内の所定の領域に一時的に格納したり、表示部35に表示させたりする。CPU31は、再生手段、空き領域判断手段、ディスク移動手段、プログラム書き換え手段、及びプログラム再生手段しての機能を有する。
【0029】
即ち、CPU31は、プログラム再生処理の実行に際して、プログラム入力時、2番目以降の曲のディスク番号及びトラック番号が入力された際には、プログラム格納メモリ321への入力値の格納と併せて、入力されたディスク番号が直前に入力されたディスク番号と一致しているか否かを判断し、一致していないと判断すると、直前にディスク番号が入力されたディスクが収納されている溝2aを基準として、入力されたディスク番号に対応する溝2aよりも近い位置に空き領域が存在するか否かを判断し、空き領域が存在すると判断すると、最も近い空き領域の溝2aにディスクを移動させる。そして、全てのプログラム入力が終了し、操作部34のPLAYキーが押下されると、CPU31は、移動されたディスクのDNo.領域321bを移動先のディスク番号に書き換えて再生を開始する。
【0030】
RAM(Random Access Memory)32は、CPU31により実行されるプログラム再生処理等の各種処理に際して、ROM33から読み出されたプログラム、入力若しくは出力データを一時的に格納する。RAM32は、プログラム記憶手段としての機能を有する。
【0031】
本実施の形態において、RAM32は、プログラム再生により再生する曲としてユーザが入力したディスク番号及びトラック番号を、ユーザが入力した順番に格納する領域である、プログラム格納メモリ321を有して構成される。図3に示すように、プログラム格納メモリ321は、プログラムNOを格納するPGMNo.領域321aと、入力されたディスク番号を格納するDNo.領域321bと、入力されたトラック番号を格納するTNo.領域321cと、を有している。
【0032】
ROM(Read Only Memory)33は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリで構成されている。ROM33にはディスクチェンジャー装置1に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能なプログラム再生処理等の各種プログラムを予め記憶する。
【0033】
操作部34は、PLAYキー、REPEATキー、テンキー、SKIP UP/DOWNキー、停止キー、EJECTキー等の各種機能キーを備え、キー操作による操作信号をCPU31へ出力する。操作部34は、リモートコントロールによる操作信号をCPU31へ出力するようにしてもよい。操作部34は、入力手段としての機能を有する。
【0034】
表示部35は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU31から入力される表示信号の指示に従って、表示画面上に、プログラム入力によりユーザが入力したディスク番号及びトラック番号、現在再生されている音楽のトラック番号や進行時間、ディスクの全録音時間等の情報や動作モード等の表示を行う。
【0035】
次に、動作について説明する。
ディスクチェンジャー装置1により実行されるプログラム再生処理について図4のフローチャートを参照して説明する。
【0036】
操作部34よりプログラムの1番目に再生する曲のディスク番号(DNo.)及びトラック番号(TNo.)が入力されると(ステップS1;YES)、CPU31は、入力されたディスク番号をRAM32内のプログラム格納メモリ321のDNo.領域321bに、トラック番号をTNo.領域321cに格納する。更に2番目に再生する曲のディスク番号及びトラック番号が入力されると(ステップS2;YES)、CPU31は、入力されたディスク番号をRAM32内のプログラム格納メモリ321のDNo.領域321bに、トラック番号をTNo.領域321cに格納する。
【0037】
そして、CPU31は、2番目に入力されたディスク番号と、1番目に入力されたディスク番号が一致しているか否かを比較する(ステップS3)。一致していないと判断すると(ステップS3;NO)、CPU31は、1番目にディスク番号が入力されたディスクが収納されている溝2aを基準として、2番目に入力されたディスク番号に対応する溝2aよりも近い位置に空き領域の溝2aが存在するか否かを判断し、(ステップS4)、存在すると判断すると(ステップS4;YES)、ロータリーストッカー2を回転させることによって、2番目にディスク番号が入力されたディスクをローディング位置2a−1に移動させ、当該ディスクをローディングする(ステップS5)。そして、CPU31は、再びロータリーストッカー2を回転させ、1番目に入力されたディスク番号のディスクが収納されている溝2aに最も近い空き領域の溝2aをローディング位置2a−1まで移動させ(ステップS6)、当該ローディングされたディスクを空き領域の溝2aにアンローディングする(ステップS7)。
【0038】
ステップS7が終了すると、CPU31は、ステップS2に戻り、次にプログラム入力がされたか否かを判断し、ステップS2がYESである限り、即ち、次にプログラム入力されている曲がある限り、その直前に入力したディスク番号と次に入力したディスク番号を比較し、ステップS2〜7の該当する処理を繰り返し実行する。
【0039】
同様に、ステップS3において、2番目に入力されたディスク番号と1番目に入力されたディスク番号が一致していると判断された場合(ステップS3;YES)、もしくはステップS4において、1番目にディスク番号が入力されたディスクが収納されている溝2aを基準として、2番目に入力されたディスク番号に対応する溝2aよりも近い位置に空き領域の溝2aが存在しないと判断された場合(ステップS4;NO)においても、CPU31は、ステップS2に戻り、ステップS2がYESである限り、ステップS2〜7の該当する処理を繰り返し実行する。
【0040】
ステップS2において、次にプログラム入力されている曲がないと判断され(ステップS2;NO)、PLAY要求が操作部34を介して入力されると(ステップS8;YES)、CPU31は、今回のプログラム入力の過程でディスクが移動されたか否かを判断し、移動がされたと判断すると(ステップS9;YES)、移動されたディスクについて、DNo.領域321bを移動後のディスク番号に書き換える(ステップS10)。そして、CPU31は、プログラム再生を開始する(ステップS11)。
【0041】
曲の再生が終了すると(ステップS12;YES)、CPU31は、プログラム入力された全ての曲の再生が終了したかを判断し(ステップS13)、未だ再生されていない曲があると判断すると(ステップS13;NO)、直前に再生されていたディスク番号と次にプログラムされているディスク番号が異なっているか否かを判断し(ステップS14)、異なっていると判断すると(ステップS14;YES)、ディスクを交換して次の曲を再生し(ステップS15)、異なっていないと判断すると(ステップS14;NO)、ディスクを交換せずに次の曲を再生する(ステップS16)。ステップS13において、プログラム入力された全ての曲の再生が終了したと判断するまで、CPU31は、ステップS12〜16の該当する処理を繰り返し実行する。
【0042】
ステップS13において、プログラム入力された全ての曲の再生が終了したと判断し(ステップS13;YES)、操作部34のREPEATキーが押下されると(ステップS17;YES)、CPU31は、1番目にプログラムされているディスクに交換して再生し(ステップS18)、プログラム入力されている全ての曲の再生が終了するまでステップS12〜16の該当する処理を繰り返し実行する。一方、ステップS17においてREPEATキーが押下されなければ(ステップS17;NO)、CPU31は、プログラム再生処理を終了する。
【0043】
以下、図5〜9を参照して本実施の形態の具体的な例について説明する。具体例として、プログラム再生において1番目に再生する曲としてディスク番号1、トラック番号5の曲を入力し、2番目に再生する曲としてディスク番号200、トラック番号10の曲を入力して再生を行う場合について説明する。
【0044】
図5は、ステップS2においてユーザがプログラム入力をした際に表示部35に表示されるプログラム入力画面351の一例を示す図である。図5に示すように、プログラム入力画面351には、右側にプログラム再生される順番を示す番号(=プログラムNO)(02)、中央にユーザが入力したディスク番号(200)、左側にユーザが入力したトラック番号(10)が、各番号を識別するための識別子(PGM、D、T)とともに表示されている。
【0045】
図6は、ステップS1及びステップS2において入力されたディスク番号及びトラック番号をプログラム格納メモリ321に格納する一例を示す図である。図6に示すように、プログラム入力がされると、入力した順番の番号に相当するPGMNo.領域321aに対応するDNo.領域321bにディスク番号を、TNo.領域321cにトラック番号を格納する。
【0046】
図7は、ステップS4において1番目にディスク番号が入力されたディスクが収納されている溝2aに最も近い空き領域である溝2aに対応するディスク番号が5である場合にステップS5〜7において行われるディスクの交換の一例を示す図である。
図7の(a)に示すように、2番目に再生する曲が入力されると、ロータリーストッカー2を回転させ、ディスク番号200をローディング位置へ移動させる。次に、図7の(b)に示すように、ディスク番号200に格納されているディスクを一旦ローディングする。そして、図7の(c)に示すように、ロータリーストッカー2を回転させて空き領域であるディスク番号5をローディング位置へ移動させ、図7の(d)に示すように、ローディングしたディスクをディスク番号5の空き領域へアンローディングする。
【0047】
図8は、ステップS8においてPLAYキーが押下された際に、ステップS10で行われるプログラム格納メモリ321のDNo.領域321bの書き換えを示す一例である。図7で示したように、2番目にプログラム入力された、ディスク番号200に格納されていたディスクは、空き領域のディスク番号5へ移動されたので、PGMNo.領域321aが02に対応しているDNo.領域321bに格納されているディスク番号は、200から05へ書き換えられる。
【0048】
図9は、本発明においてプログラム再生時に行われるロータリーストッカー2の回転動作と、従来技術においてプログラム再生時に行われるロータリーストッカー2の回転動作と、を比較した図である。図9に示すように、従来技術においては、2番目の曲を再生する前に、ディスク番号1がローディング位置2a−1になっている状態からディスク番号200がローディング位置2a−1になるようにするため、ロータリーストッカー2は、矢印Aが示すように、約半周回転しなければならない。一方、本発明においては、プログラム入力時に既に2番目に再生するディスクがディスク番号5に格納されているので、2番目の曲を再生する前には、ロータリーストッカー2は、矢印Bが示すように、従来技術における回転の1/40回転するだけでよい。
【0049】
以上説明した様に、ディスクチェンジャー装置1によれば、プログラム入力時、2番目以降の曲のディスク番号及びトラック番号が入力された際には、プログラム格納メモリ321への格納と併せて、入力されたディスク番号が直前に入力したディスク番号と一致しているか否かを判断し、一致していないと判断すると、直前にディスク番号が入力されたディスクが収納されている溝2aを基準として、2番目に入力したディスク番号に対応する溝2aよりも近い位置に空き領域の溝2aが存在するか否かを判断し、存在すると判断すると、入力されたディスク番号のディスクを、直前にディスク番号が入力されたディスクから最も近い空き領域の溝2aに移動させる。そして、全てのプログラム入力が終了し、PLAYキーが押下されると、移動したディスクのDNo.領域321bを移動先のディスク番号に書き換えてから再生を開始する。
【0050】
従って、プログラム入力中に、直前にディスク番号が入力されたディスクに最も近い空き領域にディスクを移動させておくので、プログラム再生を行う際には次に再生するディスクがより近い位置に格納されており、再生中のディスク交換にかかる時間を短縮することができる。
【0051】
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係るディスクチェンジャー装置1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、収納可能なディスクの枚数は、400枚としているが、これに限定されない。また、プログラム入力においてディスクを移動した際のDNo.321b領域の書き換えは、PLAYキーが押下された際に一括して行っているが、ディスクを移動させた直後に書き換えを行うようにしてもよい。
【0052】
また、プログラム再生可能な曲数が32曲とすると、32個の連続した溝2aを予め空けておくようにすれば、プログラム入力順に連続してディスクを並べておくことができ、ディスク交換にかかる時間をより一層短縮することができる。また、同時に空き領域を検索する時間も短縮することができる。
【0053】
更に、上述の実施の形態では、ディスクの移動に伴って、対応するディスク番号をメモリ中に書き換えるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、メモリ中のディスク番号は書き換えずに、実際の収納位置のディスク番号を変更するようにしても良い。また、元のディスク番号と書き換えられたディスク番号の対応テーブルをメモリ中に作成するようにしても良い。これによれば、元のディスク番号を用いて再度プログラム入力や再生が行えるので、ユーザが所望するディスクをディスク番号で覚えている場合、便利である。また、プログラム再生が終了した後には、元あった場所にディスクを戻すようにしても良い。その他、ディスクチェンジャー装置1の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、ディスクチェンジャー装置のプログラム再生を行う際に、ディスクの交換に要していた時間を短縮し、利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクチェンジャー装置1のディスクチェンジャー部10を概略して示す平面図である。
【図2】本発明に係るディスクチェンジャー装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図2のプログラム格納メモリ321内部のデータ格納例を示す図である。
【図4】図2のCPU31により実行されるプログラム再生処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS2においてユーザがプログラム入力をした際に表示部35に表示されるプログラム入力画面351の一例を示す図である。
【図6】図4のステップS1及びステップS2において入力されたディスク番号及びトラック番号のプログラム格納メモリ321への格納例を示す図である。
【図7】図4のステップS4において、2番目に入力されたディスク番号が200の時、1番目に入力されたディスク番号1のディスクが収納されている溝2aに最も近い空き領域である溝2aのディスク番号が5である場合に、ステップS5〜ステップS7において行われるディスクの交換の一例を示す図である。
【図8】図4のステップS10におけるDNo.領域321bの書き換えの一例を示す図である。
【図9】本発明と従来技術におけるプログラム再生時のディスクの移動を比較した図である。
【図10】従来技術におけるプログラム再生処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスクチェンジャー装置
10 ディスクチェンジャー部
11 検知装置
12 ロータリーストッカー駆動機構
13 ローディング駆動機構
14 ロータリーストッカー駆動回路
15 ローディング駆動回路
20 再生部
21 光ピックアップ
22 再生動作駆動機構
23 DSP
30 制御部
31 CPU
32 RAM
321 プログラム格納メモリ
33 ROM
34 操作部
35 表示部

Claims (3)

  1. 複数のディスクを収納可能な収納手段と、前記収納されたディスクの中から再生対象のディスクを再生位置に装填して再生する再生手段と、を備えたディスクチェンジャー装置において、
    前記収納手段に収納されたディスクのうち、プログラム再生において再生対象とするディスクの収納位置に対応したディスク番号を順次入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたディスク番号を順次再生プログラムとして記憶する再生プログラム記憶手段と、
    前記入力手段により2番目以降のディスク番号が入力された際に、当該入力されたディスク番号の直前にディスク番号が入力されたディスクの収納位置を基準として、前記入力されたディスク番号のディスクの収納位置よりも近い位置に空き領域が存在するか否かを判断する空き領域判断手段と、
    前記空き領域判断手段により空き領域が存在すると判断された場合に、前記入力されたディスク番号のディスクを前記空き領域に移動するディスク移動手段と、
    再生要求を入力するための再生要求手段と、
    前記再生要求手段により再生要求が入力されると、前記再生プログラムに従って対応するディスクを再生するプログラム再生手段と、
    前記プログラム再生手段によるプログラム再生が終了した後、収納位置が変更されたディスクを元の収納位置に戻すディスク収納位置制御手段と、
    を備えたことを特徴とするディスクチェンジャー装置。
  2. 前記再生プログラム記憶手段により記憶されているディスク番号のうち、前記ディスク移動手段により移動されたディスクのディスク番号を、移動後の収納位置に対応するディスク番号に書き換えるプログラム書き換え手段と、
    前記書き換え前のディスク番号と書き換え後のディスク番号を対応付けて記憶する記憶手段を更に備え、
    前記プログラム再生手段は、前記書き換えられた再生プログラムに従って対応するディスクを再生することを特徴とする請求項1記載のディスクチェンジャー装置。
  3. 複数のディスクを収納可能な収納手段と、前記収納されたディスクの中から再生対象のディスクを再生位置に装填して再生する再生手段と、を備えたディスクチェンジャー装置におけるディスク再生方法において、
    前記収納手段に収納されたディスクのうち、プログラム再生において再生対象とするディスクの収納位置に対応したディスク番号を順次入力する入力工程と、
    前記入力されたディスク番号を順次再生プログラムとして記憶する記憶工程と、
    前記入力工程において2番目以降のディスク番号が入力された際に、当該入力されたディスク番号の直前にディスク番号が入力されたディスクの収納位置を基準として、前記入力されたディスク番号のディスクの収納位置よりも近い位置に空き領域が存在するか否かを判断する空き領域判断工程と、
    前記空き領域判断工程において空き領域が存在すると判断された場合に、前記入力されたディスク番号のディスクを前記空き領域に移動するディスク移動工程と、
    再生要求を入力するための再生要求手段から再生要求が入力されると、前記再生プログラムに従って対応するディスクを再生するプログラム再生工程と、
    前記プログラム再生工程における再生が終了した後、収納位置が変更されたディスクを元の収納位置に戻すディスク収納位置制御工程と、
    を含むことを特徴とするディスク再生方法。
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