JP4106419B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクを複数収納し、この収納された光ディスクの中から所定の光ディスクを抜き出して再生するディスクチェンジャー付きの光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の、音楽や画像等を記録する光ディスク(以下、ディスクDという)を複数収納し、これらの収納されたディスクの中から特定のディスクを抜き出して再生するディスク再生装置が考案されている。
【0003】
図6は、従来の光ディスク再生装置がディスクDを再生する前に行うローディング処理を示すフローチャートであり、図7は、図6に示す従来の光ディスク再生装置によるローディング処理におけるピックアップユニット6Aの状態を示す図である。ここでは、簡略化のため、ディスクDと、ピックアップユニット6Aに備えられるターンテーブル66及びクランパ70のみを図示する。
【0004】
ローディング処理において、従来の光ディスク再生装置に内蔵されたマイクロコンピュータは、まずディスクDをローディングして(ステップS11)(図7(k),(l)参照)、ピックアップユニット6Aを90°回転させて水平にして(ステップS12)(図7(m)参照)、ディスクDにフォーカスをかける(ステップS13)。ここで、フォーカスサーチを行い(ステップS14)、フォーカスがかかると(ステップS14;YES)、そのままローディング処理を終了する。
以下、ピックアップユニット6Aの最初の位置を0°位置とし、この0°位置から90°回転させた位置を90°位置、180°回転させた位置を180°位置という。
【0005】
ステップS14においてフォーカスがかからない場合は(ステップS14;NO)、ピックアップユニット6Aを、最初のローディング位置を基準に180°回転させ(ステップS15)(図7(n)参照)、180°位置でディスクDをアンローディングする(ステップS16)(図7(o)参照)。次いで、ピックアップユニット6Aを180°回転させ、0°位置まで戻す(ステップS17)(図7(p),(q),(r)参照)。そして、アンローディングしたディスクDを0°位置で再度ローディングする(ステップS18)(図7(s)参照)。ここで、ローディングされたディスクDの面は、ステップS11のローディング時と比較して、その表面と裏面とが反転した状態となっている。
【0006】
続いて、マイクロコンピュータは、ピックアップユニット6Aを90°位置まで回転させ、水平にして(ステップS19)(図7(t)参照)、フォーカスサーチを行う(ステップS20)(図7(u)参照)。フォーカスがかかれば(ステップS21;YES)、ローディング処理を終了する。フォーカスがかからない場合は(ステップS21;NO)、ディスクDをアンローディングし(ステップS22)、次のディスクDをローディングして(ステップS23)、ステップS13に戻る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のとおり、従来の光ディスク再生装置においては、ディスクDを再生する前に行うローディング処理において、ピックアップユニット6Aを90°位置まで回転させてからディスクDのフォーカスサーチを行っていたため、再生開始までに余分な時間がかかっていた。
【0008】
そこで、本発明の課題は、ディスクチェンジャー付きの光ディスク再生装置において、再生開始までにかかる余分な時間を短縮し、ユーザにとっての利便性を向上させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下のような特徴を備えている。
【0010】
本発明は、
片面に信号が記録された信号面を有する光ディスクを複数収納するディスク収納部と、前記ディスク収納部から再生すべき光ディスクを抜き出し、前記抜き出された光ディスクを、当該光ディスクを固定するためのターンテーブルとクランパとの間に挟んだ状態にて再生を行わしめるローディング位置で保持し、前記光ディスクを保持した状態で回転可能な保持機構とを備え、前記信号面から前記信号を読み出して再生する光ディスク再生装置において、
前記保持機構により前記ローディング位置にて保持された光ディスクに対して、当該光ディスクの任意の一面が信号面であるか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により前記一面が信号面ではないと判別された場合に、前記ローディング位置にて前記光ディスクを前記保持機構から外し、前記ディスク収納部に収納する収納手段と、
前記収納手段により前記光ディスクを収納した後、前記保持機構を回転させ、該保持機構に対して該光ディスクが反転した状態で、該保持機構により該光ディスクを保持させる反転保持手段と、
前記反転保持手段により、前記ローディング位置にて前記保持機構に前記光ディスクが保持された際に、前記ローディング位置にて前記光ディスクの他面が信号面であるか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第1の判別手段により前記一面が信号面であると判別された場合、あるいは前記第2の判別手段により前記他面が信号面であると判別された場合に、前記信号面から信号を読み出し、前記光ディスクを再生する再生制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0011】
また、本発明は、前記光ディスクを再生する際に、当該光ディスクを水平状態として再生することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して、本発明に係る光ディスク再生装置1の実施の形態について詳細に説明する。なお、従来の光ディスク再生装置と同一の構成部分には同一の符号を付すこととする。
【0013】
まず、構成を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による光ディスク再生装置1の全体構成を示す概略図である。図1に示すように、光ディスク再生装置1は、前面の操作パネル2には、操作部3、表示部4、及びディスク交換扉5を備え、本体内部には、例えば、最大400枚の光ディスク(以下、ディスクDという)の収納が可能なロータリートレイ61(図2参照)を備える。なお、ディスクDは、音楽や画像の信号が片面のみに記録されている(以下、信号面という)。
【0014】
操作部3は、ディスク交換扉5の開閉を操作するオープンキー及びクローズキー、あるいはディスクDの再生や停止等を操作する再生キー、停止キー、検索キー、数値キー等の各種操作キー群を備え、押下されたキーの押下信号をマイクロコンピュータ10(図3参照)へ出力する。
【0015】
表示部4は、LCD等により構成され、マイクロコンピュータ10から出力される各種表示データを表示する。例えば、ロータリートレイ61の回転動作の動作モード(回転移動中、ディスク検索中等)、ディスク交換扉5の開閉状態、再生時間の表示、ディスクDの有無表示等を行う。
【0016】
ディスク交換扉5は、前方(外方)に倒れる前倒し式扉、あるいは左右に引き違い式に開閉される引き違い式扉等の開閉自在の扉であり、扉を開いた状態で本体前面の一部が開口して内部のロータリートレイ61が露出するようになっている。ディスク交換扉5を開放した状態でロータリートレイ61に対するディスクDの交換作業を行うことができる。このディスク交換扉5は扉開閉モータ12(図3参照)によって駆動されるものであり、扉開閉モータ12はマイクロコンピュータ10から供給される開閉制御信号に応じて動作する。
【0017】
図2は、光ディスク再生装置1に内設されるディスク収納部6の概略構成を示す、ディスク収納部6の上面図である。図2に示すように、ディスク収納部6は、ロータリートレイ61、ディスクセンサ63、ロータリートレイモータ64、ディスクアーム65が基板62上に配設されて構成される。また、ロータリートレイ61の内周内側のリング状の中空部はディスクDの再生を行う再生位置であり、ピックアップユニット6Aが設けられている。
【0018】
ディスク収納部6の各構成部は、図3に示すマイクロコンピュータ10、またはこれらを駆動制御する各ドライバ12,14,15に接続される。また、図面下側の正面側にはディスク交換扉5が設けられ、このディスク交換扉5を開閉することにより、ロータリートレイ61内に収納されたディスクDを入れ替えることができる。
【0019】
図2に示すように、ロータリートレイ61は、中心から動径方向に伸びる複数の溝、すなわちストッカ61Aの形成された回転盤上に、この溝に合わせてディスクDを立脚させることによってディスクDを保持して収納するものであり、基板32中央部に装着される。
【0020】
ロータリートレイ61は、ロータリートレイモータ64による動力により、回転動作を行う。ロータリートレイモータ64は、ロータリートレイ制御モータドライバ11(図3参照)から出力される駆動制御信号に応じてロータリートレイ61を回転駆動し、ロータリートレイ61上の各ストッカ61Aを正確な搬送位置に搬送する。
【0021】
ディスクセンサ63は、フォトカプラによって構成され、ロータリートレイ61の各ストッカ61Aに載置されたディスクDの有無を検出する。
【0022】
ロータリートレイモータ64は、ロータリートレイ制御モータドライバ11(図3参照)から出力される駆動制御信号に応じてロータリートレイ61を回転駆動し、ロータリートレイ61上の各ストッカ61Aを正確な搬送位置に搬送する。
【0023】
ディスクアーム65は、ディスクアーム制御モータドライバ14(図3参照)から出力される制御信号に応じて、選択されたディスクDをロータリートレイ61から1枚抜き出し、このディスクDを再生位置にセットする。また、再生動作が終了すると、再びロータリートレイ61の元のストッカ61Aに収納する。
なお、ディスクアーム65は、収納手段としての機能を有する。
【0024】
ピックアップユニット6Aは、ターンテーブル66、ターンテーブル66を回転させるモータ67、ターンテーブル66の回転軸に対して垂直な方向に移動可能な光ピックアップ68、ターンテーブル66の回転軸に対して垂直な方向に光ピックアップ68を移動させる光ピックアップ移動機構69、ターンテーブル66に対して接離移動自在なクランパ70、ターンテーブル66に対してクランパ70を接離させる接離機構(図示省略)等が備え、ターンテーブル66とクランパ70の間にクランプされたディスクDに記録された符号かデジタルデータを読み取り、DSP15(図3参照)に出力する。
なお、ピックアップユニット6Aは、反転保持手段としての機能を有する。
【0025】
ターンテーブル66の回転軸方向が略水平かつロータリートレイ61の回転軸方向と略垂直になるように、ピックアップユニット6Aが設けられている。また、光ピックアップ68は、ディスクDの信号面に記録された信号を読み取るものであり、ターンテーブル66の回転軸方向と並行な方向を向いている。そして、光ピックアップ68は、光ピックアップ移動機構69によりターンテーブル66の回転半径方向に移動させられる。さらにディスクDが回転している際に、光ピックアップ68がピックアップ移動機構69によってディスクDの半径方向に移動させられ、光ピックアップ68がディスクDの信号面をフォーカスして、光ピックアップ68がディスクDの信号を読み取る。
【0026】
図3は、光ディスク再生装置1の内部回路を示す概略ブロック図である。図3に示すように、光ディスク再生装置1は、マイクロコンピュータ10、操作部3、表示部4、ディスクセンサ63、ロータリートレイモータ64及びこれを駆動制御するロータリートレイ制御モータドライバ11、扉開閉モータ12及びこれを駆動制御する扉開閉モータドライバ13、ディスクアーム65及びこれを駆動制御するディスクアーム制御モータドライバ14、ディスクDの再生系であるDSP15及びピックアップユニット6Aにより構成される。
【0027】
マイクロコンピュータ10は、操作部3から入力される操作信号に従って、光ディスク再生装置1の各部の動作を制御し、処理結果をマイクロコンピュータ10内の図示しないRAMに記憶するとともに、表示部4に表示させたりする。マイクロコンピュータ10の制御対象には、ロータリートレイ61の回転動作、ディスク交換扉5の開閉動作、ディスクアーム65のディスク搬送動作、ディスクDの再生動作、ディスクセンサ63によるディスクDの有無検出動作、表示部4の駆動等が含まれる。
【0028】
また、マイクロコンピュータ10は、電源投入時、またはディスク交換扉5を閉じた際に、ディスクセンサ63にディスクDの有無検出を行わせ、ディスクセンサ63から入力される各検出信号に基づき、ディスク有無データを取得し、マイクロコンピュータ10内のRAMに記憶する。
なお、マイクロコンピュータ10は、第1の判別手段、第2の判別手段、再生制御手段、としての機能を有する。
【0029】
ロータリートレイ制御モータドライバ11は、マイクロコンピュータ10から出力される駆動制御信号に基づいて、ロータリートレイモータ64を駆動し、ロータリートレイ61の回転動作を行う。
【0030】
扉開閉モータドライバ13は、マイクロコンピュータ10から出力される開閉制御信号に基づいて、扉開閉モータ12を駆動し、光ディスク再生装置1の操作パネル2に設けられるディスク交換扉5の開閉を行う。
【0031】
ディスクアーム制御モータドライバ14は、マイクロコンピュータ10から出力された制御信号に基づいてディスクアーム65を駆動し、ディスクアーム65によるディスクDのクランプ、及び再生位置へのディスクDの搬送といった動作を行う。
【0032】
DSP(Digital Signal Processor)15は、ピックアップユニット6Aから出力される符号化デジタルデータを、ディスクDの記録方式に対応した復号化方式で復号化し、マイクロコンピュータ10が処理可能なデータ形式に変換してマイクロコンピュータ10に出力する。
【0033】
次に、本発明を適用した光ディスク再生装置1の動作を説明する。
図4は、光ディスク再生装置1がディスクDを再生する前に行うローディング処理を示すフローチャートであり、図5は、図4のローディング処理におけるピックアップユニット6Aの状態を示す図である。ここでは、簡略化のため、ディスクDとターンテーブル66及びクランパ70のみを図示する。
【0034】
光ディスク再生装置1のマイクロコンピュータ10は、操作部3から再生指示を入力されると、この指示入力に従って図6に示すローディング処理を開始する。まず、マイクロコンピュータ10は、指示入力された再生すべきディスクDをロータリートレイ61のストッカ61Aより抜き出し、接離機構によりターンテーブル66及びクランパ70の間にクランプし、ローディングする(ステップS1)(図5(a)参照)。このとき、ターンテーブル66の回転軸は、ロータリートレイ61の回転軸に対して垂直な状態となっている。このピックアップユニット6Aの最初の位置を0°位置とする。
【0035】
次いで、マイクロコンピュータ10は、ディスクDのフォーカスサーチを行い(ステップS2)(図5(b)参照)、ディスクDのフォーカスがかかると(ステップS3;YES)、そのままローディング処理を終了するが、フォーカスがかからない場合は(ステップS3;NO)、ピックアップユニット6Aを0°位置に維持し、ディスクDをアンローディングして元のストッカ61Aに戻す(ステップS4)(図5(c)参照)。
【0036】
続いて、マイクロコンピュータ10は、ピックアップユニット6Aを180°位置まで回転させる(ステップS5)(図5(d),(e),(f)参照)。そして、再生すべきディスクDをロータリートレイ61のストッカ61Aから再度ローディングする(ステップS6)(図5(g)参照)。ここで、ディスクDは、ステップS1においてローディングされた向きとは逆の状態で、すなわち表面と裏面とが反転した状態でローディングされる。
【0037】
ローディング後、ピックアップユニット6Aを180°位置に維持したまま、ディスクDのフォーカスサーチを行う(ステップS7)(図5(h)参照)。ここで、ディスクDは、ステップS2におけるフォーカスサーチ時とは逆向きでピックアップユニット6Aにローディングされている。ステップS2においてフォーカスサーチされたディスクDの面を表面とすると、ステップS7では裏面のフォーカスサーチを行う。
【0038】
次いで、マイクロコンピュータ10は、ディスクDのフォーカスサーチがかかるか否かを判別し(ステップS8)、フォーカスサーチがかかると(ステップS8;YES)、そのままローディング処理を終了する。一方、フォーカスサーチがかからない場合には(ステップS8;NO)、ピックアップユニット6Aを180°位置に維持してディスクDをアンローディングし、ロータリートレイ61の元のストッカ61Aに戻す(ステップS9)。そして、ピックアップユニット6Aを0°位置まで戻し、操作部3からの入力指示により設定される次のディスクDをロータリートレイ61から抜き出し(ステップS10)、ステップS2に戻る。
【0039】
マイクロコンピュータ10は、上記のローディング処理を終了すると、図5(i),(j)に示すように、ディスクDとこれを保持するターンテーブル66及びクランパ70を90°位置まで回転させてディスクDの再生を開始する。
【0040】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、光ディスク再生装置1のマイクロコンピュータ10は、操作部3からの指示入力に従い、0°位置でディスクDをローディングし、ディスクDの表面をフォーカスサーチし、フォーカスがかからない場合は、0°位置でディスクDをアンローディングする。その後、ピックアップユニット6Aを180°位置まで回転させてからディスクDを再度ローディングし、裏面のフォーカスサーチを行う。フォーカスがかかると、ローディング処理を終了してディスクDの再生を開始し、フォーカスがかからない場合は、ディスクDを180°位置でアンローディングし、ピックアップユニット6Aを0°位置に戻し、次のディスクDのローディング処理を行う。
【0041】
したがって、光ディスク再生装置1によれば、マイクロコンピュータ10は、ディスクDをクランプした後、ピックアップユニット6Aを移動させずに、ディスクDがクランプされた位置で直ちにフォーカスサーチを行うため、ディスクDの信号面検出にかかる時間を短縮できる。そのため、ディスクDのローディング処理にかかる余分な時間を短縮し、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
【0042】
また、ディスクDをアンローディングしてからピックアップユニット6Aを回転させることにより、従来の光ディスク再生装置と比較して、回転中のピックアップユニット6A全体の重量をディスクDの分だけ軽くすることができ、ピックアップユニット6Aの回転速度を上げられるため、ローディング処理にかかる時間をさらに短縮できる。
【0043】
なお、本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記の実施の形態においては、再生すべきディスクDの両面のフォーカスサーチに失敗した場合に、操作部3からの入力された設定に従って次のディスクDをローディングすることとしたが、ローディングするディスクDの優先順位をマイクロコンピュータ10内のRAMに予め記憶しておき、この記憶された優先順位に従って次のディスクDのローディング処理を行うこととしてもよい。
【0044】
その他、本実施の形態における光ディスク再生装置1の細部構成、及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0045】
【発明の効果】
したがって、本発明によれば、ディスクDの再生開始までにかかる余分な時間を短縮し、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による光ディスク再生装置1の全体構成を示す概略図である。
【図2】光ディスク再生装置1に内設されるディスク収納部6の概略構成を示す、ディスク収納部6の上面図である。
【図3】光ディスク再生装置1の内部回路を示す概略ブロック図である。
【図4】光ディスク再生装置1がディスクDを再生する前に行うローディング処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のローディング処理におけるピックアップユニット6Aの状態を示す図である。
【図6】従来の光ディスク再生装置がディスクDを再生する前に行うローディング処理を示すフローチャートである。
【図7】従来の光ディスク再生装置によるローディング処理におけるピックアップユニット6Aの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク再生装置
2 操作パネル
3 操作部
4 表示部
5 ディスク交換扉
6 ディスク収納部
6A ピックアップユニット
11 ロータリートレイ制御モータドライバ
12 扉開閉モータ
13 扉開閉モータドライバ
14 ディスクアーム制御モータドライバ
15 DSP
61 ロータリートレイ
61A ストッカ
62 基盤
63 ディスクセンサ
64 ロータリートレイモータ
65 ディスクアーム
66 ターンテーブル
67 モータ
68 光ピックアップ
69 光ピックアップ移動機構
70 クランパ
D ディスク

Claims (2)

  1. 片面に信号が記録された信号面を有する光ディスクを複数収納するディスク収納部と、前記ディスク収納部から再生すべき光ディスクを抜き出し、前記抜き出された光ディスクを、当該光ディスクを固定するためのターンテーブルとクランパとの間に挟んだ状態にて再生を行わしめるローディング位置で保持し、前記光ディスクを保持した状態で回転可能な保持機構とを備え、前記信号面から前記信号を読み出して再生する光ディスク再生装置において、
    前記保持機構により前記ローディング位置にて保持された光ディスクに対して、当該光ディスクの任意の一面が信号面であるか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段により前記一面が信号面ではないと判別された場合に、前記ローディング位置にて前記光ディスクを前記保持機構から外し、前記ディスク収納部に収納する収納手段と、
    前記収納手段により前記光ディスクを収納した後、前記保持機構を回転させ、該保持機構に対して該光ディスクが反転した状態で、該保持機構により該光ディスクを保持させる反転保持手段と、
    前記反転保持手段により、前記ローディング位置にて前記保持機構に前記光ディスクが保持された際に、前記ローディング位置にて前記光ディスクの他面が信号面であるか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第1の判別手段により前記一面が信号面であると判別された場合、あるいは前記第2の判別手段により前記他面が信号面であると判別された場合に、前記信号面から信号を読み出し、前記光ディスクを再生する再生制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記光ディスクを再生する際に、当該光ディスクを水平状態として再生することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
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