JP2003187562A - ディスクチェンジャー装置、及び再生方法 - Google Patents

ディスクチェンジャー装置、及び再生方法

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JP2003187562A
JP2003187562A JP2001385091A JP2001385091A JP2003187562A JP 2003187562 A JP2003187562 A JP 2003187562A JP 2001385091 A JP2001385091 A JP 2001385091A JP 2001385091 A JP2001385091 A JP 2001385091A JP 2003187562 A JP2003187562 A JP 2003187562A
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JP2001385091A
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English (en)
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Hiromasa Hino
浩正 日野
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ディスクチェンジャー装置
に収納された複数枚のディスクのオーディオデータを再
生する際に、既に再生したオーディオデータと同一であ
る場合には自動的に再生を行わないようにすることによ
って、再生時の利便性を向上させることである。 【解決手段】 ディスクチェンジャー装置1によれば、
収納部に収納されたディスクを順次再生する際に、オー
ディオデータのうちイントロ部に相当する所定量のフレ
ームをメモリ117に読み込んで、既に読み込んである
再生済みのオーディオデータのイントロ部と比較する。
比較の結果、同一データであると判定すれば、当該オー
ディオデータの再生をスキップし、CD番号、曲番等の
曲を特定できる位置情報を記憶部103bに記憶し、メ
モリ117から当該オーディオデータ及びイントロ部を
消去する。同一データでないと判定すると、オーディオ
データを読み出して再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクチェンジ
ャー装置、及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD、DVD等の複数枚のディス
クを収納して管理・操作・再生することが可能なディス
クチェンジャー装置が広く利用されている。ディスクチ
ェンジャー装置は、一度に収納した複数枚のディスクを
収納されている順、ランダム、あるいはプログラム順に
再生することが可能であり、これにより1枚のディスク
の再生が終了する度に別のディスクに交換するというユ
ーザの手間を省略することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
音楽CDでは、一人の歌手のアルバム、ベストアルバ
ム、また、多数の歌手をカテゴリーにまとめたアルバム
等が存在し、別のCDに同じ曲が収録されている場合が
ある。そのため、ディスクチェンジャー装置に複数のC
Dを収納した場合、同じ曲が再生されてしまうことがあ
り、ユーザが同じ曲を再度聞きたくない場合にはその都
度次の曲にスキップさせなければならなかった。
【0004】本発明の課題は、ディスクチェンジャー装
置に収納された複数枚のディスクのオーディオデータを
再生する際に、既に再生したオーディオデータと同一で
ある場合には自動的に再生を行わないようにすることに
よって、再生時の利便性を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数のディスクの中から任
意のディスクを選択する再生ディスク選択手段と、選択
されたディスク内のオーディオデータを読み込んで記憶
するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段に記憶され
たオーディオデータを読み出して再生する再生手段と、
を備えたディスクチェンジャー装置において、前記デー
タ記憶手段に記憶されたオーディオデータから一部のデ
ータを読み込んで記憶するオーディオデータ一部記憶手
段と、前記オーディオデータ一部記憶手段により記憶さ
れたデータが、前記オーディオデータ一部記憶手段によ
り既に記憶されているデータと同一であるか否かを判定
する同一判定手段と、前記同一判定手段による判定後に
前記再生手段により再生するように制御する再生タイミ
ング制御手段と、前記同一判定手段により、前記オーデ
ィオデータ一部記憶手段により記憶されたデータが前記
オーディオデータ一部記憶手段により既に記憶されてい
るデータと同一であると判定された場合に、前記オーデ
ィオデータの再生を行わない様に制御する再生制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記再生タイミング制御手段は、前記デー
タ記憶手段によりオーディオデータを読み込んで記憶す
る速度を、記憶されたオーディオデータを再生するため
に読み出す速度より高速に行うことにより前記同一判定
手段による判定を可能として前記再生手段により再生す
るように制御することを特徴としている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記データ記憶手段により記憶されたオー
ディオデータが所定量に達した際に、前記オーディオデ
ータが格納されているディスクの回転速度が下がり、前
記データ記憶手段により記憶されたオーディオデータが
所定量以下になった際に、前記オーディオデータが格納
されているディスクの回転速度が上がる様に制御する回
転速度制御手段を更に備えたことを特徴としている。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載
の発明において、前記オーディオデータの誤り訂正処理
を行うデータ誤訂正手段、を更に備え、前記データ誤訂
正手段による訂正処理後のオーディオデータを前記デー
タ記憶手段及び前記オーディオデータ一部記憶手段によ
り記憶することを特徴としている。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1〜4記載
の発明において、前記選択されたディスクに記録されて
いる前記オーディオデータに関する情報に基づいて、前
記オーディオデータ一部記憶手段により一部のデータを
読み込んで記憶するタイミングを制御するオーディオデ
ータ一部記憶制御手段を更に備えたことを特徴としてい
る。
【0010】請求項6記載の発明は、複数のディスクの
中から任意のディスクを選択する工程と、選択されたデ
ィスク内のオーディオデータを読み込んで記憶する工程
と、記憶されたオーディオデータを読み出して再生する
工程と、を含む再生方法において、前記記憶されたオー
ディオデータから一部のデータを読み込んで記憶する工
程と、前記記憶された一部のデータが、前記既に記憶さ
れている一部のデータと同一であるか否かを判定する工
程と、前記同一であるか否かを判定する工程後に前記オ
ーディオデータを再生するように制御する工程と、前記
記憶された一部のデータが、前記既に記憶されている一
部のデータと同一であると判定された場合に、前記オー
ディオデータの再生を行わない様に制御する工程と、を
含むことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。まず、構成を説明する。
【0012】図1は、本実施の形態におけるディスクチ
ェンジャー装置1のディスクプレイヤー部10の機能的
構成を示す図である。ディスクチェンジャー装置1は、
ディスクプレイヤー部10の他に、複数のディスクを収
納する収納部と、収納部に収納されたディスクを交換し
てディスクプレーヤー部10に装填させる機構部、曲番
号や動作モード等の表示を行う表示部等から構成されて
いる。
【0013】図1に示す様に、ディスクプレイヤー部1
0は、ディスク101、操作部102、CPU制御部1
03、サーボ回路104、ディスクモータ105、光ピ
ックアップ106、ピックアップ送りモータ107、復
調回路108、オーディオデータ信号処理回路109、
サブコード信号処理回路110、D/A変換器111、
TOCメモリ112、LPF113、増幅器114、ス
ピーカ115、メモリコントローラ116、メモリ11
7、ディスク装填検出部118により構成されている。
CPU制御部103は、CPU103a及び記憶部10
3bを有する。また、メモリ117は、オーディオデー
タ格納部117aと、イントロ部格納部117bを有し
ている。
【0014】ディスク101は、CD、DVD等のオー
ディオデータの記録媒体である。ディスクチェンジャー
装置1の収納部に収納されているディスクのうち1枚の
ディスクが、機構部によりディスクモータ105上にあ
る図示しないターンテーブルにセットされることにより
再生可能となる。
【0015】操作部102は、再生キー、テンキー、S
KIP UP/DOWNキー、停止キー等の各種機能キ
ーを備え、当該キー操作による操作信号をCPU制御部
103へ出力する。
【0016】CPU制御部103内のCPU(Central
Processing Unit)103aは、ユーザによる操作部1
02からのキー操作により、記憶部103bに格納され
ている各種制御プログラムを読み出し、CPU制御部1
03内にある図示しないRAM内のプログラム格納領域
に展開し、該制御プログラムに従って、各部の動作を集
中制御する。また、CPU103aは、読み出したプロ
グラムに従って、後述するディスク再生処理をはじめと
する各種処理を実行する。CPU103aは、再生ディ
スク選択手段、再生手段、再生タイミング制御手段、再
生制御手段、回転速度制御手段、及びオーディオデータ
一部記憶制御手段としての機能を有する。
【0017】記憶部103bは、磁気的、光学的記録媒
体、もしくは半導体等の不揮発性メモリで構成されてい
る。記憶部103bにはディスクチェンジャー装置1に
対応するシステムプログラム、及び該システムプログラ
ム上で実行可能なディスク再生処理等の各種処理プログ
ラム、及び当該プログラムの実行に必要なデータを予め
記憶する。
【0018】サーボ回路104は、再生時にディスクモ
ータ105に駆動信号を印加することで、ディスクモー
タ105を一定線速度に制御し、当該ディスクを回転駆
動させると共に、ピックアップ送りモータ107に駆動
信号を印加することにより光ピックアップ106をディ
スク101の半径方向に移動させる。そして、光ピック
アップ106は、再生時にディスク101に対してレー
ザー光を照射し、その反射光を電気信号に変換すること
でディスク101に記録されているデータを読み取る。
【0019】復調回路108は、同期信号を検出して、
読み出した各データの区切りを識別し、各フレーム内の
EFM変調(Eight to Fourteen Modulation)された信
号を復調して8ビットのデジタルデータに変換する。変
換したデータのうち、オーディオデータはオーディオデ
ータ信号処理回路109へ、サブコードはサブコード信
号処理回路110へ出力する。
【0020】オーディオデータ信号処理回路109は、
復調回路108より入力されたオーディオデータに対し
て、CIRC(Cross Interleaved Read-Solomon Cod
e)による誤り訂正処理と時間的連続性を戻すデ・イン
ターリーブ処理を行った後、16ビットのデジタルオー
ディオデータの各サンプルをメモリコントローラ116
に出力する。オーディオデータ信号処理回路109は、
データ誤訂正手段としての機能を有する。
【0021】サブコード信号処理回路110は、復調回
路108より入力されたTOC等のサブコードに対して
誤り訂正処理とデ・インターリーブ処理を行い、サブコ
ードを復元する。
【0022】D/A変換器111は、ディスク101の
再生時に読み出されたデジタルオーディオデータをアナ
ログ信号に変換する。TOCメモリ112は、ディスク
セット時に読み出されたTOC(Table of Contents)
を記録する。TOCには、ディスクに記録されている各
トラックの曲番データ、プログラムエリアの開始時点か
ら各曲の曲頭部分までの経過時間を分、秒、フレーム番
号などの絶対時間データで記録されており、曲の頭出し
等に用いられている。
【0023】LPF(Low-Pass Filter)113は、D
/A変換器111により変換されたオーディオ信号の高
周波成分を抑えてノイズを除去する。増幅器114は、
LPF113より入力されたオーディオ信号を増幅し、
スピーカ115に出力する。スピーカ115は、増幅器
114で増幅されたオーディオ信号を外部に出力する。
【0024】メモリコントローラ116は、オーディオ
データ格納部117aに格納されたオーディオデータが
所定量に達するまでは、オーディオデータ格納部117
aからのデータ読み出し速度より高速でディスク101
からオーディオデータ格納部117aへデータの読み込
みを行う。その後、オーディオデータが所定量に達する
と、メモリコントローラ116は、所定量に達した事を
通知するメモリフル信号をCPU103aへ出力する。
これにより、CPU103aは、再生時はデータ読み出
し速度とデータ読み込み速度が同じになる様にディスク
101を等速で回転させる信号をサーボ回路104へ出
力し、それ以外の、例えばポーズ状態であればデータ読
み出しをポーズするよう出力する。この他、メモリコン
トローラ116は、同一判定手段としての機能を有す
る。
【0025】メモリ117は、オーディオデータ格納部
117a及びイントロ部格納部117bを有して構成さ
れる。オーディオデータ格納部117aは、ディスク1
01から読み込まれたオーディオデータを記憶する。イ
ントロ部格納部117bは、オーディオデータのうち、
イントロ部に相当する所定量のフレームを記憶する。こ
のように、メモリ117は、データ記憶手段及びオーデ
ィオデータ一部記憶手段としての機能を有する。
【0026】ディスク装填検出部118は、再生時、及
びディスク交換時に、ディスク101がディスクモータ
105上のターンテーブルに装填されて再生可能な状態
になったことを検知する。
【0027】次に、動作を説明する。ディスクチェンジ
ャー装置1により実行されるディスク再生処理を図2の
フローチャートを参照して説明する。
【0028】CPU制御部103内のCPU103a
は、操作部102の再生を開始する所定キーが押下され
ると(ステップS1)、収納部に収納されたディスクの
うち、1枚目のディスク101を、機構部によりディス
クプレイヤー部10のターンテーブルに装填させ、ディ
スク装填検出部118から、ディスク101がターンテ
ーブルに装填されて再生可能な状態になったことを検知
する(ステップS2)。
【0029】次に、CPU103aは、装填されたディ
スク101を高速に(例えば、2倍速で)回転させ、デ
ィスク101に記録されている最初のトラックのオーデ
ィオデータをメモリコントローラ116によりオーディ
オデータ格納部117aへ読み込む(ステップS3)。
そして、CPU103aは、収納部に収納されたディス
クに、再生すべきディスクがないか、即ち、装填された
ディスク101が最終ディスクであるか否かを判断し
(ステップS4)、最終ディスクでないと判断すると
(ステップ4;N)、サブコード中のQチャンネルデー
タに含まれている絶対時間に基づき、オーディオデータ
のうちイントロ部に相当する所定数のフレーム(以下、
イントロ部と記す)を連続に、或いは所定の間隔でイン
トロ部格納部117bに読み込む(ステップS5)。
【0030】ステップS4において、収納部に再生すべ
きディスクがない、即ち、最終ディスクであると判断す
ると(ステップS4;Y)、CPU103aは、比較の
ためのイントロ部を記憶する必要がないため、ステップ
S6へ移行する。
【0031】次に、CPU103aは、装填されている
ディスク101が1枚目であるか否かを判断し、1枚目
であると判断すると(ステップS6;Y)、比較すべき
イントロ部がイントロ部格納部117bに記憶されてい
ないことから、ステップS7をとばしてステップS8へ
移行し、所定の曲間時間を空けた後、メモリコントロー
ラ116により、読み込んだオーディオデータをオーデ
ィオデータ格納部117aから等速で読み出して再生す
る(ステップS8)。CPU103aは、1枚目のディ
スクの再生指示された全てのトラックについてステップ
S3〜S8を繰り返し実行する(ステップS11;
N)。
【0032】1枚目のディスクの最終トラックのステッ
プS8の処理が終了すると、CPU103aは、最終ト
ラックであることを判断し(ステップS11;Y)、ス
テップS12へ移行する。そして、収納部に再生すべき
ディスクが存在するか否かを判断し(ステップS1
2)、存在すると判断すると(ステップS12;Y)、
CPU103aは、ステップS2へ戻り、2枚目のディ
スクを機構部によりターンテーブルに装填し(ステップ
S2)、ステップS3〜S5の各処理を実行する。
【0033】ステップS6において、装填されているデ
ィスクが1枚目ではないことを判断すると(ステップS
6;N)、CPU103aは、メモリコントローラ11
6に、次に再生しようとするオーディオデータのイント
ロ部が、既に再生されたオーディオデータのイントロ部
と同一であるかを比較させる(ステップS7)。そし
て、メモリコントローラ116により再生しようとする
オーディオデータのイントロ部が、既に再生されたオー
ディオデータのイントロ部と同一であると判定されると
(ステップS7;Y)、CPU103aは、そのトラッ
クのCD番号と曲番を記憶部103bへ記憶させ(ステ
ップS9)、ステップS3において記憶したオーディオ
データ格納部117a内の当該トラックのオーディオデ
ータとステップS5において記憶した当該トラックのイ
ントロ部格納部117b内のイントロ部を消去する(ス
テップS10)。
【0034】一方、ステップS7におけるメモリコント
ローラ116による比較の結果、再生しようとするオー
ディオデータのイントロ部が、既に再生されたオーディ
オデータのイントロ部と同一ではないと判定されると
(ステップS7;N)、CPU103aは、現在再生中
の曲に続いて当該トラックのオーディオデータをオーデ
ィオデータ格納部117aから等速で読み出して再生す
る(ステップS8)。2枚目のディスクの再生すべき全
てのトラックについて、上記ステップS3〜S10を繰
り返し実行する(ステップS11;N)。
【0035】2枚目のディスクの再生すべき全てのトラ
ックについてステップS8又はステップS10が終了
し、最終トラックであることを判断すると(ステップS
11;Y)、CPU103aは、収納部に再生すべきデ
ィスクがあるか否かを判断し(ステップS12)、再生
すべきディスクがあると判断すると(ステップS12;
Y)、ステップS2に戻り、収納部に収納されている次
のディスクについてステップS2〜ステップS12の各
処理を繰り返し実行する。収納部に収納されている再生
すべき全てのディスクに関して上記ステップS2〜S1
2を実行する。
【0036】収納部に収納された再生すべき全てのディ
スクの全てのトラックについて上記処理が終了し、ステ
ップS12において再生すべきディスクが無いことを判
定すると(ステップS12;N)、CPU103aは、
ユーザの指示によりディスクの交換を行ったか否かを判
断し(ステップS13)、交換を行っていないと判断す
ると(ステップS13;N)、ステップS1に戻り、再
生指示を待機する。ディスクの交換を行ったと判断する
と(ステップS13;Y)、CPU103aは、イント
ロ部格納部117b内に記憶していたイントロ部、及び
記憶部103bに記憶していたCD番号、曲番等の位置
情報を全て消去し(ステップS14)、ディスク再生処
理を終了する。
【0037】次に、CPU103a及びメモリコントロ
ーラ116により実行される、メモリ117のオーディ
オデータの読み込みと読み出し動作の制御であるメモリ
制御処理について図3のフローチャートを参照して説明
する。
【0038】図2のステップS3において、CPU10
3aは、ディスク101のオーディオデータをメモリコ
ントローラ116により高速(例えば、2倍速)でオー
ディオデータ格納部117aへ読み込ませる(ステップ
S101)。
【0039】次に、CPU103aは、装填されている
ディスク101が1枚目であるか否かを判断し(ステッ
プS102)、1枚目であると判断すると(ステップS
102;Y)、イントロ部の比較の必要がないため、ス
テップS103をとばしてステップS104へ移行し、
所定の曲間時間を空けて、メモリコントローラ116に
よりオーディオデータ格納部117aからオーディオデ
ータを等速で読み出して再生を開始する(ステップS1
04)。
【0040】ステップS104において再生を開始する
と、CPU103aは、オーディオデータ格納部117
aに読み込まれたオーディオデータが所定量に達すると
メモリコントローラ116から通知される、メモリフル
信号を待機する(ステップS105)。メモリコントロ
ーラ116からのメモリフル信号を検知すると(ステッ
プS105;Y)、CPU103aは、ディスク101
の回転速度を等速に切り換え、メモリコントローラ11
6によるオーディオデータ格納部117aへのオーディ
オデータの読み込みを等速に切り換えさせる(ステップ
S106)。
【0041】ステップS106における等速への切り換
え後、CPU103aは、オーディオデータ格納部11
7aに格納されているオーディオデータが所定量以下に
なったか否かを監視して、オーディオデータ格納部11
7aへの高速での読み込みを再開するか否かを判断する
(ステップS107)。オーディオデータ格納部117
aに格納されているオーディオデータが所定量以下にな
る場合とは、例えば、再生同一曲が続いた場合や、本構
成をショックプルーフメモリとして兼用して音飛びが生
じた場合である。
【0042】ステップS107においては、CPU10
3aは、当該オーディオデータの読み込みが終了するま
で、オーディオデータが所定量以下になったか否かを監
視し続ける。
【0043】ステップS107において、高速での読み
込みを再開すると判断すると(ステップS107;
Y)、CPU103aは、ディスク101の回転を高速
に切り換えることにより、メモリコントローラ116
に、オーディオデータ格納部117aへのオーディオデ
ータの読み込みを高速に行わせる(ステップS10
8)。
【0044】ステップS105において、メモリフル信
号が検知されない場合(ステップS105;N)、CP
U103aは、ステップS109へ以降し、読み込んで
いるトラックのオーディオデータの読み込みの終了が検
知されなければ(ステップS109;N)、ステップS
105に戻りメモリフル信号を監視する。
【0045】また、ステップS107において、CPU
103aは、読み込みが終了するまで高速読み込みの再
開を監視するので、高速読み込みの再開が検知されるこ
となく(ステップS107;N)ステップS109に移
行すると、読み込んでいるトラックのオーディオデータ
の読み込みが終了したことが検知され(ステップS10
9;Y)、ステップS111へ移行する。
【0046】1トラック分のオーディオデータの読み込
みが終了すると(ステップS109;Y)、CPU10
3aは、次に再生するトラックが有るか否かを判定し
(ステップS111)、存在すると判定すると(ステッ
プS111;Y)、ステップS101に戻る。
【0047】ステップS101において、次のトラック
が同じディスク内であれば、CPU103aは、ディス
クを高速に回転させ、メモリコントローラ116により
オーディオデータをオーディオデータ格納部117aに
高速で読み込ませ、異なったディスク内であればディス
クを交換した後、ディスクを高速に回転させ、メモリコ
ントローラ116によりオーディオデータをオーディオ
データ格納部117aに高速で読み込ませる。(ステッ
プS101)。
【0048】ステップS101において2枚目以降のデ
ィスクに交換されると、CPU103aは、ステップS
102において、1枚目ではないと判断し(ステップS
102;N)、メモリコントローラ116に、イントロ
部格納部117bに格納されている既に再生を開始した
トラックのイントロ部と次に再生するオーディオデータ
のイントロ部を比較させる(ステップS103)。
【0049】メモリコントローラ116による比較の結
果、イントロ部が同一でない、即ち、今までに再生した
曲と同一ではないと判定されると(ステップS103;
N)、CPU103aは、ステップS104〜ステップ
S111を実行する。
【0050】メモリコントローラ116による比較の結
果、イントロ部が同一である、即ち、今までに再生した
曲と同一であると判定されると(ステップS103;
Y)、CPU103aは、次に再生するオーディオデー
タとイントロ部をオーディオデータ格納部117a及び
イントロ部格納部117bから消去して(ステップS1
10)、再生を行わずにステップS111へ移行する。
【0051】ステップS111において、CPU103
aは、次に再生するトラックがあるか否かを判断し(ス
テップS111)、再生するトラックがないと判断する
と(ステップS111;N)、CPU103aは、メモ
リ制御処理を終了する。
【0052】このようにメモリ117への読み込み、読
み出しの速度差によりオーディオデータをメモリ117
に蓄積する。この蓄積した前の曲の再生中に次の曲を比
較判定し、同一曲を再生せず、曲間を空けず、違和感な
く次々に曲を再生していくのである。
【0053】以上説明した様に、ディスクチェンジャー
装置1によれば、収納部に収納されたディスクを順次再
生する際に、オーディオデータとオーディオデータのう
ちイントロ部に相当する所定量のフレームを読み込ん
で、既に読み込んである再生済みのイントロ部のオーデ
ィオデータと比較する。比較の結果、同一データと判定
すれば、当該オーディオデータとイントロ部をメモリ1
17から消去すると共に次のトラックへスキップし、C
D番号、曲番等の曲を特定できる情報を記憶部103b
に記憶し、同一曲でないと判定すれば、オーディオデー
タをメモリ117から等速で読み出して再生を行う。従
って、既に再生したオーディオデータと同一である場合
には自動的に再生は行わず次の曲へスキップするので、
ユーザが同じ曲を聴くということがなくなる。また、ユ
ーザがわざわざ同一の曲をスキップする操作を行う手間
を省き、再生時の利便性を向上させることができる。
【0054】特に、車載用のオートチェンジャーにおい
ては、ユーザがいちいちスキップの操作をしなくてすむ
ので、運転に集中でき、安全運転につながる。また、既
に再生されたオーディオデータと同一データがどうかを
判定するために、誤り訂正処理後のイントロ部を用いる
ので判定の精度が高く、同じ曲であっても歌手が異なっ
ているカバーバージョンや、歌謡曲を演奏のみにした音
楽の場合等は通常通り再生される。
【0055】なお、上記実施の形態における記述内容
は、本発明に係るディスクチェンジャー装置1の好適な
一例であり、これに限定されるものではない。例えば、
上記実施の形態においては、収納部に収納されたディス
クのトラックを1枚ずつ順次再生する場合について説明
しているが、複数のディスクのトラックをランダムに再
生する場合や、予め設定された順序で再生するプログラ
ム再生においても適用できる。
【0056】また、既に再生したオーディオデータと同
一であるかの判定は、上記実施の形態においてはメモリ
コントローラ116が行うこととしているが、これに限
定されず、CPU制御部103により直接行うようにし
てもよい。さらに、同一曲であるか否かを判定するため
のフレーム等のデータや判定結果の記憶場所は、メモリ
117に限定せず、TOCメモリ112であってもよい
し、CPU制御部103に内蔵された図示しないRAM
であってもよい。
【0057】本実施の形態のように、CPU制御部10
3にて、メモリ117にオーディオデータを読み込む速
度がメモリ117からオーディオデータを読み出す速度
より高速になるように制御すると、比較時間を設けるこ
とができると同時に、メモリ117をショックプルーフ
メモリとして利用する事が可能となる。ショックプルー
フメモリとは、音飛びを防ぐための機能をもつものであ
り、メモリへのオーディオデータの読み込みをメモリか
らのオーディオデータの読み出しよりも高速で行うこと
によりメモリに一定量のオーディオデータが蓄積される
ようにし、衝撃のため音飛びが発生すると、蓄積された
データをメモリから消去し、音とび前のアドレスをサー
チして再度読み込みをし直すことである。
【0058】また、ディスクの再生が進むにつれて、記
憶されているイントロ部の数も増え、比較にかかる時間
が長くなってしまうが、以下の制御をすることにより比
較時間を少なくすることができる。例えば、6枚のディ
スク全てに同じ曲が入っていても最初の曲のみと比較す
れば良く2枚目以降はこの同一曲を比較から外すことが
できる。又同じディスク内に同一曲が2つ有るはずがな
いことから、同じディスク内では同一曲を比較から外す
ことができる。例えば2枚目の2曲目と3枚目の3曲目
が同一曲であったとすると、3枚目の3曲目以降にはこ
の曲が有るはずがないため、この同一曲を比較から外す
ことができる。このようにして比較時間を短縮すること
ができる。
【0059】更に、ユーザは、収納しているディスクの
内容により、上記ディスク再生処理における同一曲のス
キップを行いたくない場合もある。そのため、ユーザの
操作によりモードを切り替えて収納されている全ての曲
を再生するようにしてもよい。その他、本装置の細部構
成、及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱する
ことのない範囲で適宜変更可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクチェンジャー
装置に収納された複数のディスクのオーディオデータを
再生する際に、既に再生したオーディオデータと同一で
ある場合には自動的に再生を行わないようにすることに
よって、再生時の利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクチェンジャー装置1を適
用したディスクプレイヤー部10の機能的構成を示す図
である。
【図2】図1のCPU103aにより実行されるディス
ク再生処理の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1のCPU103a及びメモリコントローラ
116により実行されるメモリ制御処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスクチェンジャー装置 10 ディスクプレイヤー部 101 ディスク 102 操作部 103 CPU制御部 103a CPU 103b 記憶部 104 サーボ回路 105 ディスクモータ 106 光ピックアップ 107 ピックアップ送りモータ 108 復調回路 109 オーディオデータ信号処理回路 110 サブコード信号処理回路 111 D/A変換器 112 TOCメモリ 113 LPF 114 増幅器 115 スピーカ 116 メモリコントローラ 117 メモリ 117a オーディオデータ格納部 117b イントロ部格納部 118 ディスク装填検出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のディスクの中から任意のディスクを
    選択する再生ディスク選択手段と、 選択されたディスク内のオーディオデータを読み込んで
    記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段に記憶
    されたオーディオデータを読み出して再生する再生手段
    と、を備えたディスクチェンジャー装置において、 前記データ記憶手段に記憶されたオーディオデータから
    一部のデータを読み込んで記憶するオーディオデータ一
    部記憶手段と、 前記オーディオデータ一部記憶手段により記憶されたデ
    ータが、前記オーディオデータ一部記憶手段により既に
    記憶されているデータと同一であるか否かを判定する同
    一判定手段と、 前記同一判定手段による判定後に前記再生手段により再
    生するように制御する再生タイミング制御手段と、 前記同一判定手段により、前記オーディオデータ一部記
    憶手段により記憶されたデータが前記オーディオデータ
    一部記憶手段により既に記憶されているデータと同一で
    あると判定された場合に、前記オーディオデータの再生
    を行わない様に制御する再生制御手段と、 を備えたことを特徴とするディスクチェンジャー装置。
  2. 【請求項2】前記再生タイミング制御手段は、前記デー
    タ記憶手段によりオーディオデータを読み込んで記憶す
    る速度を、記憶されたオーディオデータを再生するため
    に読み出す速度より高速に行うことにより前記同一判定
    手段による判定を可能として前記再生手段により再生す
    るように制御することを特徴とする請求項1記載のディ
    スクチェンジャー装置。
  3. 【請求項3】前記データ記憶手段により記憶されたオー
    ディオデータが所定量に達した際に、前記オーディオデ
    ータが格納されているディスクの回転速度が下がり、前
    記データ記憶手段により記憶されたオーディオデータが
    所定量以下になった際に、前記オーディオデータが格納
    されているディスクの回転速度が上がる様に制御する回
    転速度制御手段、を更に備えたことを特徴とする請求項
    2記載のディスクチェンジャー装置。
  4. 【請求項4】前記オーディオデータの誤り訂正処理を行
    うデータ誤訂正手段、を更に備え、前記データ誤訂正手
    段による訂正処理後のオーディオデータを前記データ記
    憶手段及び前記オーディオデータ一部記憶手段により記
    憶することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
    ディスクチェンジャー装置。
  5. 【請求項5】前記選択されたディスクに記録されている
    前記オーディオデータに関する情報に基づいて、前記オ
    ーディオデータ一部記憶手段により一部のデータを読み
    込んで記憶するタイミングを制御するオーディオデータ
    一部記憶制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項
    1〜4の何れかに記載のディスクチェンジャー装置。
  6. 【請求項6】複数のディスクの中から任意のディスクを
    選択する工程と、選択されたディスク内のオーディオデ
    ータを読み込んで記憶する工程と、記憶されたオーディ
    オデータを読み出して再生する工程と、を含む再生方法
    において、 前記記憶されたオーディオデータから一部のデータを読
    み込んで記憶する工程と、 前記記憶された一部のデータが、前記既に記憶されてい
    る一部のデータと同一であるか否かを判定する工程と、 前記同一であるか否かを判定する工程後に前記オーディ
    オデータを再生するように制御する工程と、 前記記憶された一部のデータが、前記既に記憶されてい
    る一部のデータと同一であると判定された場合に、前記
    オーディオデータの再生を行わない様に制御する工程
    と、 を含むことを特徴とする再生方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014055805A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Softbank Mobile Corp 車両情報システム、車両側装置、及びセンタ側装置

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