JP2959350B2 - ショックアブソーバのダストカバー取付構造 - Google Patents
ショックアブソーバのダストカバー取付構造Info
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- JP2959350B2 JP2959350B2 JP5210098A JP21009893A JP2959350B2 JP 2959350 B2 JP2959350 B2 JP 2959350B2 JP 5210098 A JP5210098 A JP 5210098A JP 21009893 A JP21009893 A JP 21009893A JP 2959350 B2 JP2959350 B2 JP 2959350B2
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- absorber
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/30—Spring/Damper and/or actuator Units
- B60G2202/31—Spring/Damper and/or actuator Units with the spring arranged around the damper, e.g. MacPherson strut
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/418—Bearings, e.g. ball or roller bearings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/90—Maintenance
- B60G2206/91—Assembly procedures
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はショックアブソーバのダ
ストカバー取付構造に係り、特に一端部がピストンロッ
ド側に取り付けられると共に、他端部がアブソーバ本体
部側に取り付けられるショックアブソーバのダストカバ
ー取付構造に関するものである。
ストカバー取付構造に係り、特に一端部がピストンロッ
ド側に取り付けられると共に、他端部がアブソーバ本体
部側に取り付けられるショックアブソーバのダストカバ
ー取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】乗心地の向上、悪路等での衝撃の緩和、
積荷の保護、車体各部の寿命増加、タイヤの接地性を高
めて操縦性・安定性の向上等を図ることを目的として、
車体の振動を減衰させるショックアブソーバが使用され
ている。
積荷の保護、車体各部の寿命増加、タイヤの接地性を高
めて操縦性・安定性の向上等を図ることを目的として、
車体の振動を減衰させるショックアブソーバが使用され
ている。
【０００３】このショックアブソーバは、通常操舵時の
回転を司るベアリング部やピストンロッドに取り付けら
れたピストンの摺動部等を有するため、塵や水等がこれ
らベアリング部等に侵入しないように保護する必要があ
る。このため、従来よりダストカバーが利用されてい
る。そして、ショックアブソーバのダストカバー取付構
造としては、例えば実開平２−８４０６８号公報に開示
されてたものが従来より知られている。
回転を司るベアリング部やピストンロッドに取り付けら
れたピストンの摺動部等を有するため、塵や水等がこれ
らベアリング部等に侵入しないように保護する必要があ
る。このため、従来よりダストカバーが利用されてい
る。そして、ショックアブソーバのダストカバー取付構
造としては、例えば実開平２−８４０６８号公報に開示
されてたものが従来より知られている。
【０００４】上記公報掲載のダストカバー取付構造は、
ピストンロッド及びアブソーバ本体部の外周部に該ピス
トンロッド及びアブソーバ本体部を包囲するように、ダ
ストカバーの上端部がアッパスプリングシートに設けら
れた取付金具に取り付けられている。
ピストンロッド及びアブソーバ本体部の外周部に該ピス
トンロッド及びアブソーバ本体部を包囲するように、ダ
ストカバーの上端部がアッパスプリングシートに設けら
れた取付金具に取り付けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の取付構造においては、ダストカバーによって包囲さ
れたピストンロッド及びアブソーバ本体部へのダストカ
バー外周部よりの塵や水等の侵入は阻止することができ
るが、アッパスプリングシート上面側よりの塵や水等の
侵入を阻止することができない。
来の取付構造においては、ダストカバーによって包囲さ
れたピストンロッド及びアブソーバ本体部へのダストカ
バー外周部よりの塵や水等の侵入は阻止することができ
るが、アッパスプリングシート上面側よりの塵や水等の
侵入を阻止することができない。
【０００６】このため、アッパスプリングシート上面側
よりの塵や水等の侵入を阻止するためには、ダストカバ
ーとは別のシール等を設けなければならず、全体の構造
が複雑なものとなってしまうといった問題点があった。
よりの塵や水等の侵入を阻止するためには、ダストカバ
ーとは別のシール等を設けなければならず、全体の構造
が複雑なものとなってしまうといった問題点があった。
【０００７】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、アッパスプリングシート上面側と、ピストンロッド
との間にダストカバーを介在させることによって、アッ
パスプリングシートの上面側よりのダストの侵入を阻止
することができると共に、全体構造を簡素にすることが
できるショックアブソーバのダストカバー取付構造を提
供することを目的とする。
り、アッパスプリングシート上面側と、ピストンロッド
との間にダストカバーを介在させることによって、アッ
パスプリングシートの上面側よりのダストの侵入を阻止
することができると共に、全体構造を簡素にすることが
できるショックアブソーバのダストカバー取付構造を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピストンロッ
ドと、アブソーバ本体部と、を包囲した状態で、一端部
が前記ピストンロッド側に取り付けられると共に、他端
部がアブソーバ本体部に取り付けられるショックアブソ
ーバのダストカバー取付構造において、内周縁部に、前
記ピストンロッドと前記アブソーバ本体部とを離間する
方向に付勢するサスペンションスプリングの受面とは反
対側に折曲する折曲部が形成されているアッパスプリン
グシートを備え、前記ダストカバーの一端部は、前記ア
ッパスプリングシートの折曲部が嵌合可能な形状とさ
れ、前記ダストカバーは、一端部に前記アッパスプリン
グシートの折曲部が嵌合されて取り付けられることを特
徴とするものである。
ドと、アブソーバ本体部と、を包囲した状態で、一端部
が前記ピストンロッド側に取り付けられると共に、他端
部がアブソーバ本体部に取り付けられるショックアブソ
ーバのダストカバー取付構造において、内周縁部に、前
記ピストンロッドと前記アブソーバ本体部とを離間する
方向に付勢するサスペンションスプリングの受面とは反
対側に折曲する折曲部が形成されているアッパスプリン
グシートを備え、前記ダストカバーの一端部は、前記ア
ッパスプリングシートの折曲部が嵌合可能な形状とさ
れ、前記ダストカバーは、一端部に前記アッパスプリン
グシートの折曲部が嵌合されて取り付けられることを特
徴とするものである。
【０００９】
【作用】ショックアブソーバのダストカバーは、該ダス
トカバーの一端部（上端部）が、内周縁部にサスペンシ
ョンスプリングの受面とは反対側に折曲する折曲部が形
成されているアッパスプリングシートが嵌合されて取り
付けられる。
トカバーの一端部（上端部）が、内周縁部にサスペンシ
ョンスプリングの受面とは反対側に折曲する折曲部が形
成されているアッパスプリングシートが嵌合されて取り
付けられる。
【００１０】従って、アッパスプリングシート上面より
のダストの侵入は、アッパスプリングシートが嵌合され
るダストカバーの一端部によって阻止される。
のダストの侵入は、アッパスプリングシートが嵌合され
るダストカバーの一端部によって阻止される。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１は本発明を適用したサスペンションを示した断面図で
あり、図２は図１の要部拡大図である。
１は本発明を適用したサスペンションを示した断面図で
あり、図２は図１の要部拡大図である。
【００１２】図１中、２はショックアブソーバ１のアブ
ソーバ本体部であり、このアブソーバ本体部２の下端部
が図示しない車輪に取り付けられている。また、アブソ
ーバ本体部２はアブソーバシェル２１等より成り、アブ
ソーバシェル２１の上端にはリングナット２２が取り付
けられている。
ソーバ本体部であり、このアブソーバ本体部２の下端部
が図示しない車輪に取り付けられている。また、アブソ
ーバ本体部２はアブソーバシェル２１等より成り、アブ
ソーバシェル２１の上端にはリングナット２２が取り付
けられている。
【００１３】図１及び図２中、３はピストンロッドであ
り、このピストンロッド３は回転機構３１を介して連結
される下部ロッド３Ａと上部ロッド３Ｂとを備えてい
る。
り、このピストンロッド３は回転機構３１を介して連結
される下部ロッド３Ａと上部ロッド３Ｂとを備えてい
る。
【００１４】前記下部ロッド３Ａの下端には図示しない
ピストンが形成されており、この下部ロッド３Ａの下端
部は前記アブソーバ本体部２に挿入されている。また、
下部ロッド３Ａの上端部外周面にはバウンドストッパ３
２が取り付けられている。そして、下部ロッド３Ａは前
記回転機構３１によって通常操舵時の車輪の操舵に対応
して該下部ロッド３Ａの軸芯回りに回動自在と成ってい
る。
ピストンが形成されており、この下部ロッド３Ａの下端
部は前記アブソーバ本体部２に挿入されている。また、
下部ロッド３Ａの上端部外周面にはバウンドストッパ３
２が取り付けられている。そして、下部ロッド３Ａは前
記回転機構３１によって通常操舵時の車輪の操舵に対応
して該下部ロッド３Ａの軸芯回りに回動自在と成ってい
る。
【００１５】前記上部ロッド３Ｂの上部は、ボルト・ナ
ット４１によって車体側部材４２に固定されたカバー部
材４３の内部にアッパサポート４４によってサポートさ
れて設けられている略フランジ状の案内部材４５に貫挿
されている。そして、上部ロッド３Ｂは、該上部ロッド
３Ｂの上端部がナット４６と螺合してカバー部材４３に
固定されている。従って、上部ロッド３Ｂはカバー部材
４３等を介して車体側部材４２に固定されている。
ット４１によって車体側部材４２に固定されたカバー部
材４３の内部にアッパサポート４４によってサポートさ
れて設けられている略フランジ状の案内部材４５に貫挿
されている。そして、上部ロッド３Ｂは、該上部ロッド
３Ｂの上端部がナット４６と螺合してカバー部材４３に
固定されている。従って、上部ロッド３Ｂはカバー部材
４３等を介して車体側部材４２に固定されている。
【００１６】前記車体側部材４２の下面側にはカバー部
材４３を介して金具４７が設けられており、この金具４
７の下面側には保持板４８を介してベアリング部５が前
記ピストンロッド３の外周部全周に亘って設けられてい
る。
材４３を介して金具４７が設けられており、この金具４
７の下面側には保持板４８を介してベアリング部５が前
記ピストンロッド３の外周部全周に亘って設けられてい
る。
【００１７】前記ベアリング部５は、図２に示すように
内レース５１と前記保持板４８の下面に固着された外レ
ース５２と、これら内レース５１及び外レース５２によ
って転動可能に保持されている転動体５３と、内レース
５１と外レース５２との間をシールするシール部材５４
ａ及び５４ｂ等より成っている。
内レース５１と前記保持板４８の下面に固着された外レ
ース５２と、これら内レース５１及び外レース５２によ
って転動可能に保持されている転動体５３と、内レース
５１と外レース５２との間をシールするシール部材５４
ａ及び５４ｂ等より成っている。
【００１８】図１及び図２中、６はアブソーバ本体部２
及びピストンロッド３の外周部に配設されたサスペンシ
ョンスプリングであり、このサスペンションスプリング
６の一端側（図１中上端側）は弾性体６１ａを介して、
内レース５１の外面に固着されたアッパスプリングシー
ト６Ａに取り付けられており、他端側（図１中下端側）
は弾性体６１ｂを介して、アブソーバシェル２１に固着
されたロアスプリングシート６Ｂに取り付けられてい
る。
及びピストンロッド３の外周部に配設されたサスペンシ
ョンスプリングであり、このサスペンションスプリング
６の一端側（図１中上端側）は弾性体６１ａを介して、
内レース５１の外面に固着されたアッパスプリングシー
ト６Ａに取り付けられており、他端側（図１中下端側）
は弾性体６１ｂを介して、アブソーバシェル２１に固着
されたロアスプリングシート６Ｂに取り付けられてい
る。
【００１９】そして、サスペンションスプリング６は、
アッパスプリングシート６Ａ及びロアスプリングシート
６Ｂ等を介して前記アブソーバ本体部２と前記ピストン
ロッド３とを離間する方向に付勢し、即ち、車体側部材
４２と図示しない車輪とを離間する方向に付勢し、車高
を一定の高さに保持するようにしている。
アッパスプリングシート６Ａ及びロアスプリングシート
６Ｂ等を介して前記アブソーバ本体部２と前記ピストン
ロッド３とを離間する方向に付勢し、即ち、車体側部材
４２と図示しない車輪とを離間する方向に付勢し、車高
を一定の高さに保持するようにしている。
【００２０】前記アッパスプリングシート６Ａは、該ア
ッパスプリングシート６Ａの平面図である図３（ａ）及
び図３（ａ）のＡ−Ａ矢視断面図である図３（ｂ）に示
すように、該アッパスプリングシート６Ａの内周縁部に
前記サスペンションスプリング６の受面６２とは反対側
に折曲する折曲部６３が形成されており、該アッパスプ
リングシート６Ａの外周縁部に前記サスペンションスプ
リング６の受面６２と同一側に折曲する折曲部６４が形
成されている。そして、折曲部６４には３つの水抜孔６
４ａが形成されている。
ッパスプリングシート６Ａの平面図である図３（ａ）及
び図３（ａ）のＡ−Ａ矢視断面図である図３（ｂ）に示
すように、該アッパスプリングシート６Ａの内周縁部に
前記サスペンションスプリング６の受面６２とは反対側
に折曲する折曲部６３が形成されており、該アッパスプ
リングシート６Ａの外周縁部に前記サスペンションスプ
リング６の受面６２と同一側に折曲する折曲部６４が形
成されている。そして、折曲部６４には３つの水抜孔６
４ａが形成されている。
【００２１】また、前記折曲部６３と折曲部６４との間
には、深さが周方向に沿って連続的に変化する湾曲部６
５が形成されており、この湾曲部６５の最深部には水抜
孔６５ａが形成されている。
には、深さが周方向に沿って連続的に変化する湾曲部６
５が形成されており、この湾曲部６５の最深部には水抜
孔６５ａが形成されている。
【００２２】図１及び図２中、７はダストカバーであ
り、このダストカバー７は図４に示すように、大径部７
１及び小径部７２より成る一端部（図４中、左端部）７
０と、凹凸形状に形成された他端部（図４中、右端部）
７３と、蛇腹状に形成された中央部７４とより成ってい
る。
り、このダストカバー７は図４に示すように、大径部７
１及び小径部７２より成る一端部（図４中、左端部）７
０と、凹凸形状に形成された他端部（図４中、右端部）
７３と、蛇腹状に形成された中央部７４とより成ってい
る。
【００２３】前記小径部７２の先端には小径部７２の外
周部に向けて突起する突起部７２ａが周方向全周に亘っ
て形成されている。また、前記他端部７３には図４及び
図４のＡ−Ａ矢視断面図である図５に示すように、ダス
トカバー２の長手軸方向に２つのスリット部７３ａが形
成されている。
周部に向けて突起する突起部７２ａが周方向全周に亘っ
て形成されている。また、前記他端部７３には図４及び
図４のＡ−Ａ矢視断面図である図５に示すように、ダス
トカバー２の長手軸方向に２つのスリット部７３ａが形
成されている。
【００２４】そして、上記のように構成されているダス
トカバー７は、図１及び図２に示すように、アブソーバ
本体部２とピストンロッド３とを包囲した状態で、突起
部７２ａが前記アッパスプリングシート６Ａの折曲部６
３と前記ベアリング部５の保持板４８との間に形成され
たベアリング部５に通じる隙間部５５を塞ぐように該突
起部７２ａがアッパスプリングシート６Ａの折曲部６３
に係止されて一端部７０が前記アッパスプリングシート
６Ａの折曲部６３に嵌合されている。また、ダストカバ
ー７の他端部７３は、該他端部７３の凹部がアブソーバ
ーシェル２１と摺動自在に嵌合していると共に、通常の
バウンド、リバウンド状態では他端部７３がロアスプリ
ングシート６Ｂに当接し、フルリバウンド時に該他端部
７３の先端が前記ロアスプリングシート６Ｂと所定値例
えばａmm（ａ≦３０mm）離間するようにダストカバー７
の全長が決められている。
トカバー７は、図１及び図２に示すように、アブソーバ
本体部２とピストンロッド３とを包囲した状態で、突起
部７２ａが前記アッパスプリングシート６Ａの折曲部６
３と前記ベアリング部５の保持板４８との間に形成され
たベアリング部５に通じる隙間部５５を塞ぐように該突
起部７２ａがアッパスプリングシート６Ａの折曲部６３
に係止されて一端部７０が前記アッパスプリングシート
６Ａの折曲部６３に嵌合されている。また、ダストカバ
ー７の他端部７３は、該他端部７３の凹部がアブソーバ
ーシェル２１と摺動自在に嵌合していると共に、通常の
バウンド、リバウンド状態では他端部７３がロアスプリ
ングシート６Ｂに当接し、フルリバウンド時に該他端部
７３の先端が前記ロアスプリングシート６Ｂと所定値例
えばａmm（ａ≦３０mm）離間するようにダストカバー７
の全長が決められている。
【００２５】次に、上述実施例の作用効果について説明
する。
する。
【００２６】アッパスプリングシート６Ａの上面側より
のダスト、即ちアッパサポート４４等よりのダストは、
ベアリング部５に通じる隙間部５５を塞ぐ突起部７２ａ
によって該ベアリング部５内への侵入が阻止される。ま
た、ダストカバー７の外周部よりのダストは、該ダスト
カバー７の一端部７０がバウンドストッパ３２とアッパ
スプリングシート６Ａとの間に挟持されると共に、該ダ
ストカバー７の他端部７３の先端が、通常走行時にはピ
ストンロッド３が図１中、下方向にａmm以上ストローク
してアブソーバ本体部２に固着されているロアスプリン
グシート６Ｂと当接して拘束状態と等しい状態となるの
で、該ダストカバー７内への侵入が阻止される。 従っ
て、ダストカバー７の外周部よりのダストの該ダストカ
バー７内への侵入が阻止することができるのは勿論のこ
と、アッパスプリングシート６Ａの上面側よりのダスト
のベアリング部５内への侵入を該アッパスプリングシー
ト６Ａとは別のシール等を設けることなく阻止すること
ができるので、ショックアソーバ１全体の構造が従来と
比較して簡素となる。
のダスト、即ちアッパサポート４４等よりのダストは、
ベアリング部５に通じる隙間部５５を塞ぐ突起部７２ａ
によって該ベアリング部５内への侵入が阻止される。ま
た、ダストカバー７の外周部よりのダストは、該ダスト
カバー７の一端部７０がバウンドストッパ３２とアッパ
スプリングシート６Ａとの間に挟持されると共に、該ダ
ストカバー７の他端部７３の先端が、通常走行時にはピ
ストンロッド３が図１中、下方向にａmm以上ストローク
してアブソーバ本体部２に固着されているロアスプリン
グシート６Ｂと当接して拘束状態と等しい状態となるの
で、該ダストカバー７内への侵入が阻止される。 従っ
て、ダストカバー７の外周部よりのダストの該ダストカ
バー７内への侵入が阻止することができるのは勿論のこ
と、アッパスプリングシート６Ａの上面側よりのダスト
のベアリング部５内への侵入を該アッパスプリングシー
ト６Ａとは別のシール等を設けることなく阻止すること
ができるので、ショックアソーバ１全体の構造が従来と
比較して簡素となる。
【００２７】また、ダストカバー７は、突起部７２ａに
よってアッパスプリングシート６Ａに拘束される。従っ
て、アッパスプリングシート６Ａとの相対動きによる干
渉音を防止することができると共に、ダストカバー７の
該ダストカバー７の径方向への動きによるダストカバー
７とサスペンションスプリング６との干渉を防止するこ
とができる。
よってアッパスプリングシート６Ａに拘束される。従っ
て、アッパスプリングシート６Ａとの相対動きによる干
渉音を防止することができると共に、ダストカバー７の
該ダストカバー７の径方向への動きによるダストカバー
７とサスペンションスプリング６との干渉を防止するこ
とができる。
【００２８】更に、ダストカバー７の他端部７３の先端
は強制拘束（完全拘束）されていないので、強制拘束さ
れている場合と比較して蛇腹状に形成された中央部７４
の伸縮長が抑えられる。従って、ダストカバー７と、サ
スペンションスプリング６及びアブソーバシェル２１と
の干渉を防止することができる。
は強制拘束（完全拘束）されていないので、強制拘束さ
れている場合と比較して蛇腹状に形成された中央部７４
の伸縮長が抑えられる。従って、ダストカバー７と、サ
スペンションスプリング６及びアブソーバシェル２１と
の干渉を防止することができる。
【００２９】また、ダストカバー７の他端部７３を凹凸
形状に形成しているので、この凹形状によって該ダスト
カバー７の径方向に拘束力が生じる。従って、ピストン
ロッド３のストローク時のダストカバー７の座屈を抑制
することができる。
形状に形成しているので、この凹形状によって該ダスト
カバー７の径方向に拘束力が生じる。従って、ピストン
ロッド３のストローク時のダストカバー７の座屈を抑制
することができる。
【００３０】更に、ダストカバー７の他端部７３にスリ
ット部７３ａを形成し、このスリット部７３ａによっ
て、該ダストカバー７のアブソーバ本体部２への組み付
け時にダストカバー７の他端部７３の開き易さが助長さ
れる。従って、ダストカバー７のアブソーバ本体部２へ
の組み付けを容易に行うことができる。また、ピストン
ロッド３のストローク時にはダストカバー７内の空気は
スリット部７３ａよりダストカバー７の外部に排出され
る。従って、ダストカバー７の内部が高圧となってダス
トカバー７に亀裂等が生じることがない。
ット部７３ａを形成し、このスリット部７３ａによっ
て、該ダストカバー７のアブソーバ本体部２への組み付
け時にダストカバー７の他端部７３の開き易さが助長さ
れる。従って、ダストカバー７のアブソーバ本体部２へ
の組み付けを容易に行うことができる。また、ピストン
ロッド３のストローク時にはダストカバー７内の空気は
スリット部７３ａよりダストカバー７の外部に排出され
る。従って、ダストカバー７の内部が高圧となってダス
トカバー７に亀裂等が生じることがない。
【００３１】また、アッパスプリングシート６Ａには、
深さが周方向に沿って連続的に変化する湾曲部６５が形
成されており、この湾曲部６５の湾曲面をサスペンショ
ンスプリング６を拘束する拘束面として利用することが
できる。従って、サスペンションスプリング６の外径拘
束のためのフランジ部をバランス良く減らすことがで
き、この結果、アッパスプリングシート６Ａの材料取り
の面積を減らすことができる。更に、サスペンションス
プリング６を拘束するために複雑な形状となり、このた
め数多くの水抜孔を形成しなければならなかった従来の
アッパスプリングシートと比較して、本実施例のアッパ
スプリングシート６Ａは簡素な形状となっており、この
結果、水抜孔の数も少なくなっている。即ち、アッパス
プリングシート６Ａの湾曲部６５には該湾曲部６５の最
深部１箇所のみに水抜孔６５ａを形成すれば足りる。
深さが周方向に沿って連続的に変化する湾曲部６５が形
成されており、この湾曲部６５の湾曲面をサスペンショ
ンスプリング６を拘束する拘束面として利用することが
できる。従って、サスペンションスプリング６の外径拘
束のためのフランジ部をバランス良く減らすことがで
き、この結果、アッパスプリングシート６Ａの材料取り
の面積を減らすことができる。更に、サスペンションス
プリング６を拘束するために複雑な形状となり、このた
め数多くの水抜孔を形成しなければならなかった従来の
アッパスプリングシートと比較して、本実施例のアッパ
スプリングシート６Ａは簡素な形状となっており、この
結果、水抜孔の数も少なくなっている。即ち、アッパス
プリングシート６Ａの湾曲部６５には該湾曲部６５の最
深部１箇所のみに水抜孔６５ａを形成すれば足りる。
【００３２】従って、アッパスプリングシート６Ａの形
状が簡素な形状となり、この結果、アッパスプリングシ
ート６Ａを成形するための型形状が簡素となると共に、
プレス成形性の向上を図ることができる。また、水抜孔
の数を低減させることができるので、この水抜孔の打ち
抜きも無理なく行なうことができ、この結果、アッパス
プリングシート６Ａを成形するための型の寿命を向上さ
せることができる。
状が簡素な形状となり、この結果、アッパスプリングシ
ート６Ａを成形するための型形状が簡素となると共に、
プレス成形性の向上を図ることができる。また、水抜孔
の数を低減させることができるので、この水抜孔の打ち
抜きも無理なく行なうことができ、この結果、アッパス
プリングシート６Ａを成形するための型の寿命を向上さ
せることができる。
【００３３】
【発明の効果】本発明によれば、アッパスプリングシー
トの内周縁部に、サスペンションスプリングの受面とは
反対側に折曲する折曲部を形成し、このアッパスプリン
グシートの折曲部にダストカバーの一端部（先端部）を
嵌合させているので、アッパスプリングシート上面側よ
りのダストの侵入を阻止することができると共に、アッ
パスプリングシート上面側よりのダストの侵入を阻止す
るためにダストカバーとは別のシール等を設ける必要が
ないので全体構造を簡素にすることができる。
トの内周縁部に、サスペンションスプリングの受面とは
反対側に折曲する折曲部を形成し、このアッパスプリン
グシートの折曲部にダストカバーの一端部（先端部）を
嵌合させているので、アッパスプリングシート上面側よ
りのダストの侵入を阻止することができると共に、アッ
パスプリングシート上面側よりのダストの侵入を阻止す
るためにダストカバーとは別のシール等を設ける必要が
ないので全体構造を簡素にすることができる。
【図１】本発明を適用したサスペンションの断面図であ
る。
る。
【図２】図１の要部拡大図である。
【図３】アッパスプリングシートの平面及び断面を示す
図である。
図である。
【図４】ダストカバーの一部破断側面図である。
【図５】図４のＡ−Ａ矢視断面図である。
１ ショックアブソーバ ２ アブソーバ本体部 ２１ アブソーバシェル ３ ピストンロッド ３Ａ 下部ロッド ３Ｂ 上部ロッド ３２ バウンドストッパ ４２ 車体側部材 ５ ベアリング部 ６ サスペンションスプリング ６Ａ アッパスプリングシート ６Ｂ ロアスプリングシート ６３，６４ 折曲部 ６４ａ，６５ａ 水抜孔 ６５ 湾曲部 ７ ダストカバー ７２ａ 突起部 ７３ａ スリット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16F 9/00 - 9/58 B60G 13/08
Claims (1)
- 【請求項１】 ピストンロッドと、アブソーバ本体部
と、を包囲した状態で、一端部が前記ピストンロッド側
に取り付けられると共に、他端部がアブソーバ本体部に
取り付けられるショックアブソーバのダストカバー取付
構造において、 内周縁部に、前記ピストンロッドと前記アブソーバ本体
部とを離間する方向に付勢するサスペンションスプリン
グの受面とは反対側に折曲する折曲部が形成されている
アッパスプリングシートを備え、 前記ダストカバーの一端部は、前記アッパスプリングシ
ートの折曲部が嵌合可能な形状とされ、 前記ダストカバーは、一端部に前記アッパスプリングシ
ートの折曲部が嵌合されて取り付けられることを特徴と
するショックアブソーバのダストカバー取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5210098A JP2959350B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | ショックアブソーバのダストカバー取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5210098A JP2959350B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | ショックアブソーバのダストカバー取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0763236A JPH0763236A (ja) | 1995-03-07 |
| JP2959350B2 true JP2959350B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=16583787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5210098A Expired - Fee Related JP2959350B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | ショックアブソーバのダストカバー取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2959350B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3770458B2 (ja) | 2000-02-22 | 2006-04-26 | 株式会社ショーワ | 油圧緩衝器のダストカバー取付構造 |
| KR100452487B1 (ko) * | 2001-05-25 | 2004-10-12 | 주식회사 만도 | 쇽업소버의 캡 |
| JP4853660B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-01-11 | 株式会社ジェイテクト | ストラット用軸受ユニット |
| JP2008309201A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | バウンドストッパ付きダストカバー |
| JP5613280B2 (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-22 | 東海ゴム工業株式会社 | ダストカバー |
| JP6004580B2 (ja) * | 2013-03-22 | 2016-10-12 | 住友理工株式会社 | ダストカバー組立体 |
| JP6236345B2 (ja) * | 2014-04-10 | 2017-11-22 | 東洋ゴム工業株式会社 | ダストカバー |
| JP6160583B2 (ja) * | 2014-09-16 | 2017-07-12 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用サスペンション装置 |
| JP6525311B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2019-06-05 | 株式会社Ｓｕｂａｒｕ | サスペンション装置 |
| DE102017215231B4 (de) | 2017-08-31 | 2022-05-25 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Stoßdämpfer für ein Kraftfahrzeug |
| EP4204710A4 (en) * | 2020-12-31 | 2023-10-18 | A.I.R.Süspansiyon Sistemleri Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi | PLUG ASSEMBLY SEALED IN AIR SUSPENSION SPRINGS |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP5210098A patent/JP2959350B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0763236A (ja) | 1995-03-07 |
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