JP7155745B2 - ダンパトップマウントのラバー構造 - Google Patents

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本発明は、ホイールを懸架するサスペンションのダンパトップマウントのラバー構造に関する。
特許文献1は、車両のストラット型サスペンションのダンパの取付構造を開示している。
特開昭63-315312号公報
ストラット型サスペンションなどのダンパの上端部には、一般に、車体のサスペンションタワーの上端部に設けられたダンパ取付面に下方から例えば複数本のボルト及びナットなどを用いて固定される取付ブラケットが設けられている。
自動車の走行中、サスペンションタワーのダンパ取付面及びダンパの取付ブラケットにはホイールの挙動に応じたねじり力などの力が加わる。このとき、ボルト及びナットによる締結点の周囲でダンパ取付面と取付ブラケットとが微小変形して接触、摺動、離間を繰り返し、異音が発生することがある。
この対策として、サスペンションタワーのダンパ取付面とダンパの取付ブラケットとの間にラバーが介装される場合がある。これにより、ダンパ取付面及び取付ブラケットが微小変形しても、ラバーによりダンパ取付面と取付ブラケットとの接触が抑制され、もって、異音の発生が抑制される。
例えば、従来においてはダンパトップマウントの取付ブラケットに段上げ部を設けるとともに、取付ブラケットの上面の段上げ部以外の部分に、段上げ部の高さよりも低い厚さを有するシート状のラバーを配置していた。
しかし、段上げ部を設けると、段上げ部を設けない場合と比べ、ダンパの上端位置が段上げ部の高さ分高くなり、その結果、サスペンションタワーのダンパ取付面を、段上げ部の高さ分高くする必要が生じる。サスペンションタワーの上方には、車体前部の上面を構成するボンネットが配置される場合があり、この場合、ボンネットの位置を高くする必要があり、車両デザインの自由度が低下する。
ここで、サスペンションのダンパは、上端側が下端側と比べて車幅方向内側に位置するように傾斜姿勢で配置されるため、ダンパの上端位置を検討するには、上記傾斜を考慮する必要がある。
本発明は、上記原因による異音の発生の抑制と、ボンネット高の上昇の抑制とを両立することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るダンパトップマウントのラバー構造は次のように構成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、
前面視でダンパ軸の上端側が下端側と比べて車幅方向内側に位置するように傾斜姿勢で配置されるダンパを備え、前記ダンパの上端部に設けられた取付ブラケットがサスペンションタワーの上端部に設けられたダンパ取付面に下方から固定されるダンパトップマウントのラバー構造であって、
前記取付ブラケットは、前記ダンパ取付面に複数の締結部材により複数の締結点で固定され、
前記複数の締結点は、前記ダンパ軸の周囲に、その周方向で互いに離間するように配置され、
隣接する締結点間に、前記取付ブラケットと前記ダンパ取付面とで挟まれて圧縮された状態のラバー製の複数の弾性部が設けられ、
最も車幅方向外側に位置する弾性部は、残余の弾性部のいずれの面積よりも大きい面積を有することを特徴とする。


請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記複数の締結点として、
前記ダンパ軸に対して車幅方向外側かつ車両前後方向前側に設けられた第1締結点と、
前記ダンパ軸に対して車幅方向外側かつ車両前後方向後側に設けられた第2締結点と、
前記ダンパ軸に対して車幅方向内側かつ車両前後方向において前記第1締結点と前記第2締結点との略中央に設けられた第3締結点と、が設けられ、
前記複数の弾性部として、
前記第1締結点と前記第2締結点との間の車両前後方向略中央に設けられた第1弾性部と、
前記第1締結点と前記第3締結点との間の車幅方向略中央に設けられた第2弾性部と、
前記第2締結点と前記第3締結点との間の車幅方向略中央に設けられた第3弾性部と、が設けられ、
前記第1弾性部は、前記第2弾性部及び前記第3弾性部に比べて大きい面積を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記第1弾性部は、前記ダンパ軸に対して車幅方向外側で車幅方向に帯状に延び、
前記第2弾性部は、前記ダンパ軸に対して前側で車両前後方向に帯状に延び、
前記第3弾性部は、前記ダンパ軸に対して後側で車両前後方向に帯状に延び、
前記第1弾性部は、前記第2弾性部及び前記第3弾性部よりも大きい帯幅及び大きい面積を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記第1締結点と前記第2締結点とは、車幅方向において同じ位置に配置されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、
各弾性部は、圧縮されていない状態において第1厚さを有し、
各弾性部の面積は、各弾性部が前記ダンパ取付面と前記ダンパトップマウントとで挟まれて圧縮された状態で各弾性部の厚さが前記第1厚さよりも小さい第2厚さとなるように、各弾性部に作用する圧縮荷重に応じて設定されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、
前記複数の締結部材は、前記取付ブラケットと前記ダンパ取付面とを、これらが前記複数の弾性部を挟んだ状態で、所定軸力で締結し、
前記第2厚さは、前記複数の弾性部が経年劣化によって薄くなったとしても、前記複数の締結部材による締結の軸力を前記所定軸力から一定以上低下させない厚さに設定されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、
前記複数の弾性部が一つの弾性部材において一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、隣接する締結点間において、取付ブラケットとダンパ取付面とで挟まれて圧縮された状態の複数の弾性部を設けたことにより、段上げ部を設けて非圧縮状態の弾性部を配置する場合と比べ、ダンパの上端部の高さを低くできる。また、取付ブラケットとダンパ取付面との間に弾性部が介在していることにより、取付ブラケットとダンパ取付面との間において弾性部の周囲に隙間が形成される。これにより、車両走行時などに振動が発生しても、取付ブラケットとダンパ取付面との締結点以外での接触が抑制され、もって、異音の発生が抑制される。
ここで、ダンパは、通例、前面視でダンパ軸の上端側が下端側と比べて車幅方向内側に位置するように傾斜姿勢で配置される。このようなダンパでは、車幅方向外側に位置する弾性部には、車幅方向内側の弾性部と比べて大きな圧縮荷重が作用する。仮に、全ての弾性部の面積が同じであるとすると、大きな圧縮荷重が作用する車幅方向外側の弾性部ほど大きく圧縮される。また、圧縮前の弾性部の厚さも同じであるとすると、車幅方向外側の弾性部の圧縮後の厚みが最も小さくなる。その結果、車幅方向外側の弾性部の周囲の隙間間隔は、車幅方向内側の弾性部の周囲の隙間間隔よりも小さくなり、ダンパ取付面とダンパトップマウントとの接触抑制効果が低くなる可能性がある。つまり、異音の抑制効果が低くなる可能性がある。
これを考慮し、本発明では、車幅方向外側に位置する弾性部について、残余の弾性部と比べて面積を大きくし、車幅方向外側に位置する弾性部が受ける単位面積当たり荷重を低減させるようにしている。これにより、車幅方向外側に位置する弾性部が残余の弾性部と比べて過度に圧縮されることを抑制できる。そのため、車幅方向外側の弾性部の周囲においても適切な隙間間隔を設けることができる。よって、ダンパ取付面とダンパトップマウントとの間に、車幅方向位置によらずに、適切な隙間間隔が確保され、もって、異音の発生をより適切に抑制できる。
このように本発明によれば、異音の発生の抑制とボンネット高の上昇の抑制とを両立することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ダンパ軸の周囲に第1~第3締結点が設けられる場合において、簡単な構造で、異音の発生の抑制と、ボンネット高の上昇の抑制とを両立することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1~第3締結点が設けられる場合における本発明の具体的態様が提供される。すなわち、第1~第3弾性部を帯状に延びる形状とし、第1弾性部の帯幅及び面積を、第2弾性部及び第3弾性部の帯幅及び面積よりも大きくする。これにより、第1~第3締結点が設けられる場合において、簡単な構造で、異音の発生の抑制とボンネット高の上昇の抑制とを両立することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1~第3締結点が設けられる場合における本発明の具体的態様が提供される。すなわち、上記のような第1~第3締結点を有する車両では、第1締結点と第2締結点とが、車幅方向において同じ位置に配置されることが多いが、このような場合において、異音の発生の抑制と、ボンネット高の上昇の抑制とを両立することができる。
請求項5に記載の発明によれば、各弾性部の面積は、各弾性部がダンパ取付面とダンパトップマウントとで挟まれて圧縮された状態で各弾性部の厚さが第1厚さよりも小さい第2厚さとなるように、各弾性部に作用する圧縮荷重に応じて設定されていることで、ダンパ取付面とダンパトップマウントとの間に、車幅方向位置によらずに、より適切に隙間間隔を確保でき、もって、異音の発生をより適切に抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、第2厚さは、複数の弾性部が経年劣化によって薄くなったとしても、複数の締結部材による締結の軸力を所定軸力から一定以上低下させないように設定されていることにより、複数の弾性部が経年劣化によって薄くなったとしても、取付ブラケットとダンパ取付面とを複数の弾性部により適切に締結できる。
請求項7に記載の発明によれば、複数の弾性部をまとめて一度に取り付けることができる。そのため、取り付け作業量を少なくできる。また、複数の弾性部の位置関係の精度を向上できる。
本発明の実施形態に係るダンパトップマウントのラバー構造が適用された車両におけるサスペンションタワーの側面図である。 図1のA-A線による断面図である。 サスペンションタワーの平面図である。 サスペンション上部の斜視図である。 ダンパトップマウントの平面図である。 図5のC-C線による断面図である。 図3のB-B線による断面図である。 図5のD-D線による断面図(模式図)である。 第1変形例のダンパトップマウントについての図5相当の図である。 第2変形例のダンパトップマウントについての図5相当の図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るダンパトップマウントのラバー構造を説明する。
(実施の形態1)
[構成]
図1は、本発明の実施形態に係るダンパトップマウントのラバー構造が適用された車両におけるサスタワー部の側面図である。図2は、図1のA-A線による断面図である。図3は、サスペンションタワーの平面図である。なお、左右のサスペンション装置は左右対称の構造を有しているため、以下では、車両左側のサスペンション装置についてのみ説明する。
図1、図2、図3に示すように、車両の車体前部には、ホイール90を収容するホイールハウス11が設けられている。ホイールハウス11を構成する板金の車幅方向内側の端部は、車両前後方向に延びるフロントフレーム14に接続され、車幅方向外側の端部は、車体側部近傍で車両前後方向に延びるエプロンレイン13に接続されている。ホイールハウス11の上部には、サスペンションタワー12が形成されている。サスペンションタワー12は、サスタワーレインフォースメント12A(図3参照)などで構成されている。車体前部の上面はボンネット15により覆われている。ボンネット15は、車体デザイン上、車両前後方向の前側ほど低くなるように傾斜し、かつ車幅方向の外側ほど低くなるように傾斜している。
サスペンションタワー12には、ホイール90を懸架するサスペンション装置100が取り付けられている。
サスペンション装置100は、ストラット方式のサスペンション装置である。サスペンション装置100は、ダンパ101と、ダンパ101に外挿されたコイルバネ113とを有し、ダンパ101とコイルバネ113とを含む支柱(ストラット)構造によって、ホイール90を車体に懸架する。
ダンパ101は、内部にオイルが充填された筒状のシリンダ111と、シリンダ111に対してその軸心(ダンパ軸AX)方向にストローク可能に内挿されたピストンロッド112とを備えている。ダンパ101は、ホイールハウス11内に、そのダンパ軸AXの上端側が下端側と比べて車幅方向内側に位置するように傾斜姿勢で配置されている。ピストンロッド112の上端部には、ダンパトップマウント120が固定されている。
ダンパトップマウント120は、サスペンションタワー12のダンパ取付面12aに複数のボルト131、132、133及びナット141,142,143を利用して固定されている。車幅方向外側かつ前側のボルト131の先端は、ボンネット15が上記のように傾斜していることにより、ボンネット15の下面に近接している。
ピストンロッド112の下端部には、シリンダ111内に摺動可能に配設されたピストン112bが取り付けられている。ピストン112bには、シリンダ111内の流体を流通させるオリフィス孔(図示省略)が形成されている。
シリンダ111の下端部には、ナックル102を介してホイールハブ103が連結されている。ホイールハブ103は、ナックル102に対してハブベアリング(図示せず)を介して回動可能に支持され、ホイールハブ103にホイール90が取り付けられる。
コイルバネ113は、素線を螺旋状(コイル状)に形成してなる圧縮コイルバネであり、ピストンロッド112とほぼ同一軸心上に配置されている。
ダンパトップマウント120の下方には、環状ラバー部材116を挟んで、コイルバネ113の上端部を支持する上側バネ座部材114が設けられている。
シリンダ111の上端側には、コイルバネ113の下端部を支持する下側バネ座部材115が取り付けられている。
上側バネ座部材114は、ダンパ軸AXに垂直な面に対して座面が平行になるように設けられているが、下側バネ座部材115は、ダンパ軸AXに垂直な面に対して座面が車幅方向内側で低く車幅方向外側で高くなるように傾斜させて設けられている。これにより、コイルバネ113は、車幅方向内側と比べて車幅方向外側においてより大きく圧縮されている。コイルバネ113をこのような圧縮状態とさせるのは以下の理由による。すなわち、上述したようにダンパ軸AXの上端側が下端側と比べて車幅方向内側に位置するように傾斜姿勢で配置されているので、左右のダンパ軸AXが車両前面視でハの字状になる。そのため、車両の自重や走行時の上下方向の振動により、シリンダ111及びピストンロッド112に対し、これらを車幅方向内側に『く』の字状に曲げ変形させる力が加わりやすい。このような曲げ変形を抑制するために、コイルバネ113を、車幅方向内側と比べて車幅方向外側においてより大きく圧縮された状態にして、上記曲げ変形を生じさせる力をキャンセルする力を発生させるものである。
上側バネ座部材114と下側バネ座部材115との間には、コイルバネ113の内周側において、ピストンロッド112を外周側から覆う伸縮カバー118が設けられている。伸縮カバー118は、ピストンロッド112のシリンダ111に対する上下動に応じて伸縮する。
ピストンロッド112の上端側には、ピストンロッド112の上記上下動の大きさを一定以下に制限するバンプストッパ117が外挿されている(図7参照)。バンプストッパ117は、ダンパトップマウント120の下部に取り付けられている。
次に、ダンパトップマウント120の構造などについて、図4~図8を参照して説明する。
図4は、サスペンション上部の斜視図である。図5は、ダンパトップマウントの平面図である。図6は、図5のC-C線による断面図である。図7は、図3のB-B線による断面図である。図8は、図5のD-D線による断面図(模式図)である。
図4~図7に示されるように、ダンパトップマウント120は、複数の金属製部材及びラバー製部材からなるアッセンブリ体である。
ダンパトップマウント120は、ピストンロッド112に固定される金属製のロッドブラケット121と、サスペンションタワー12のダンパ取付面12aに固定される金属製の取付ブラケット122と、金属製のインナパイプ124と、ラバー製の弾性部材123とを有する。
図6に示されるように、ロッドブラケット121は、逆ハット状の形状を有するアッパ部材121Aと、アッパ部材121Aの下部に取り付けられた逆ディッシュ状のロア部材121Bとからなる。ロッドブラケット121の中心には、ピストンロッド112の上端のネジ部112aが挿通されるネジ孔121aが設けられており、ネジ部112aにナット151が螺合される。これにより、ロッドブラケット121がピストンロッド112に固定される。
取付ブラケット122は、ロッドブラケット121の円筒部121bの外周側に配置される。取付ブラケット122は、アッパプレート122Aと、アッパプレート122Aの下面に接合されたロアプレート122Bとからなる。
インナパイプ124は、円筒形状を有し、ロッドブラケット121のアッパ部材121Aの円筒部121bに圧入されている。
弾性部材123は、取付ブラケット122と、その内周側に配置されてロッドブラケット121のアッパ部材121Aに嵌合される金属製のインナパイプ124とに対して、金型などを用いてラバーを加硫形成したものである。
図4~図7に示されるように、取付ブラケット122には、その下面側から複数のボルト131,132,133が挿通され、固着されている。ボルト131,132,133は、ダンパトップマウント120をサスペンションタワー12のダンパ取付面12aに固定するためのものであり、ナット141,142,143が螺合される。以後適宜、ボルト131,132,133及びナット141,142,143が螺合、締結される位置を締結点という。
取付ブラケット122は、平面視で三角形状の形状を有しており、各角部の近傍に締結点P1,P2,P3が配置されている。締結点P1,P2,P3は、ダンパ軸AXの周囲に、その周方向で互いに離間するように配置されている。具体的には、第1締結点P1はダンパ軸AXに対して車幅方向外側かつ車両前後方向前側に設けられ、第2締結点P2はダンパ軸AXに対して車幅方向外側かつ車両前後方向後側に設けられ、第3締結点P3はダンパ軸AXに対して車幅方向内側かつ車両前後方向において第1締結点P1と第2締結点P2との略中央に設けられている。また、第1締結点P1と第3締結点P3とは、車幅方向においてほぼ同じ位置に配置されている。
このような配置によると、締結点P1,P2,P3は、車両前後方向にほぼ平行となる1つの辺を有する三角形の頂点上に配置されることとなる。これにより、図3からも理解できるように、サスペンションタワー12の剛性を高めるためのサスタワーレインフォースメント12Aの形状を車幅方向内側においてすぼまる形状にできる。そのため、サスタワーレインフォースメント12Aの材料としての板金量をできるだけ少なくできる。
ここで、自動車の走行中、サスペンションタワー12のダンパ取付面12a、及びダンパ101のダンパトップマウント120の取付ブラケット122にはホイール90の挙動に応じたねじり力などの力が加わる。本実施の形態では、このような力によりダンパ取付面12a及び取付ブラケットが締結点の周囲で微小変形しても、これらが接触、離間を繰り返して異音が発生しないように、以下の構成を採用している。
すなわち、図4、図5に示すように、取付ブラケット122の上面122aに、第1弾性部123a、第2弾性部123b、及び第3弾性部123cが設けられている。
第1弾性部123aは、互いに隣接する第1締結点P1と第2締結点P2との間の車両前後方向略中央に設けられている。第2弾性部123bは、互いに隣接する第1締結点P1と第3締結点P3との間の車幅方向略中央に設けられている。第3弾性部123cは、互いに隣接する第2締結点P2と第3締結点P3との間の車幅方向略中央に設けられている。第1締結点P1と第2締結点P2とは、車幅方向において同じ位置に配置される。
第1弾性部123aは、ダンパ軸AXに対して車幅方向外側で車幅方向に帯状に延びている。第2弾性部123bは、ダンパ軸AXに対して前側で車両前後方向に帯状に延びている。第3弾性部123cは、ダンパ軸AXに対して後側で車両前後方向に帯状に延びている。
最も車幅方向外側に位置する第1弾性部123aは、残余の第2弾性部123b及び第3弾性部123cに比べて大きい帯幅及び大きい面積を有する。
第1弾性部123a、第2弾性部123b、第3弾性部123cは、非圧縮状態では互いに同じ厚みを有する。
第1弾性部123a、第2弾性部123b、及び第3弾性部123cは、弾性部材123として一体的に形成され、環状部123dから、ダンパ軸AXから離れる方向に延びている。
ここで、ダンパトップマウント120は、前述したように、サスペンションタワー12のダンパ取付面12aに複数のボルト131、132、133及びナット141,142,143で規定トルクにより締結される。この締結状態において、第1弾性部123aは、図7、図8に示すように、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとで挟まれて圧縮される。そして、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとの間に第1弾性部123aが介在していることにより、図8に示すように、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとの間において、第1弾性部123aの周囲に隙間Gaが形成される。なお、特に図示していないが、第2弾性部123b及び第3弾性部123cについても同様に、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとで挟まれて圧縮されている。また、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとの間に第2弾性部123b及び第3弾性部123cが介在していることにより、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとの間において、第2弾性部123b及び第3弾性部123cの周囲に隙間Gaが形成されている。
本実施の形態では、上記の圧縮を考慮して、第1弾性部123a、第2弾性部123b、第3弾性部123cの厚みが設定される。
具体的に、第1弾性部123a、第2弾性部123b、第3弾性部123cの厚みは、上記の締結後に、第1弾性部123a、第2弾性部123b、第3弾性部123cが経年劣化などにより薄くなったとしても、締結の軸力が過度に低下しないように設定されている。締結直後の弾性部の厚みが大きいと、経年劣化による弾性部の厚みの変化が大きくなり、上記ボルト及びナットによる締結の軸力が過度に低下する虞がある。このような軸力の低下を抑制するために、本実施形態では、例えば、第1弾性部123a、第2弾性部123b、第3弾性部123cを、締結前(非圧縮状態)の厚み(第1厚さ)が0.5mmになるように形成するとともに、M10のボルトで締結された状態(圧縮状態)の厚み(第2厚さ)が0.1mmになるように締結している。締結後の厚みが0.1mmであれば、第1弾性部123a、第2弾性部123b、第3弾性部123cが経年劣化などにより薄くなったとしても、厚みの変化量は0.1mmより大きくなることはない。そのため、軸力の過度の低下が抑制されるものである。一方、締結後の厚みが例えば0.3mmである場合、経年劣化により0.1mm以下に薄くなると、変化量が0.3mm程度となり、軸力が低下する虞がある。
[作用等]
本実施の形態のダンパトップマウント120のラバー構造では、上述したように、前面視でダンパ軸AXの上端側が下端側と比べて車幅方向内側に位置するように傾斜姿勢で配置されるダンパ101を備え、ダンパ101の上端部に設けられた取付ブラケット122がサスペンションタワー12の上端部に設けられたダンパ取付面12aに下方から固定される。取付ブラケット122は、ダンパ取付面12aに複数のボルト131,132,133及びナット141,142,143(締結部材)により複数の締結点P1,P2,P3で固定される。複数の締結点P1,P2,P3は、ダンパ軸AXの周囲に、その周方向で互いに離間するように配置される。
その場合において、
隣接する締結点間に、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとで挟まれて圧縮された状態のラバー製の複数の弾性部123a,123b,123cが設けられ、
最も車幅方向外側に位置する弾性部123aは、残余の弾性部123b,123cに比べて大きい面積を有する。
本実施の形態のダンパトップマウント120のラバー構造によれば、上記詳述したように、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとの間に弾性部123a,123b,123cが介在しているので、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとの間において各弾性部123a、123b、123cの周囲に隙間Gaが形成される。これにより、車両走行時などに振動が発生しても、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとの締結点以外での接触が抑制され、もって、異音の発生が抑制される。
また、隣接する締結点間において、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとで挟まれて圧縮された状態の第1弾性部123a、第2弾性部123b、第3弾性部123cを設けたことにより、段上げ部を設けて非圧縮状態の弾性部を配置する場合と比べ、ダンパ101の上端部の高さを低くできる。
ここで、ダンパ101は、前面視でダンパ軸AXの上端側が下端側と比べて車幅方向内側に位置するように傾斜姿勢で配置されている。このようなダンパ101では、車幅方向外側に位置する第1弾性部123aには、車幅方向内側の第2弾性部123b及び第3弾性部123cと比べて大きな圧縮荷重が作用する。仮に、全ての弾性部の面積が同じであるとすると、大きな圧縮荷重が作用する車幅方向外側のほど大きく圧縮される。また、圧縮前の弾性部の厚さも同じであるとすると、車幅方向外側の弾性部の圧縮後の厚みが最も小さくなる。その結果、車幅方向外側の弾性部の周囲の隙間間隔は、車幅方向内側の弾性部の周囲の隙間間隔よりも小さくなり、ダンパ取付面12aとダンパトップマウント120との接触抑制効果が低くなる可能性がある。つまり、異音の抑制効果が低くなる可能性がある。
これを考慮し、本実施の形態では、車幅方向外側に位置する第1弾性部123aについて、残余の第2弾性部123b及び第3弾性部123cと比べて面積を大きくし、車幅方向外側に位置する第1弾性部123aが受ける単位面積当たり荷重を低減させるようにしている。これにより、車幅方向外側に位置する第1弾性部123aが残余の第2弾性部123b及び第3弾性部123cと比べて過度に圧縮されることを抑制できる。そのため、車幅方向外側の第1弾性部123aの周囲においても適切な隙間間隔を設けることができる。よって、ダンパ取付面12aとダンパトップマウント120との間に、車幅方向位置によらずに、適切な隙間間隔が確保され、もって、異音の発生をより適切に抑制できる。
このように本実施の形態によれば、異音の発生の抑制とボンネット15の高さの上昇の抑制とを両立することができる。
また、本実施の形態のダンパトップマウント120のラバー構造では、以下の作用、効果が得られる。
すなわち、本実施の形態のダンパトップマウント120のラバー構造では、複数の締結点として、
ダンパ軸AXに対して車幅方向外側かつ車両前後方向前側に設けられた第1締結点P1と、
ダンパ軸AXに対して車幅方向外側かつ車両前後方向後側に設けられた第2締結点P2と、
ダンパ軸AXに対して車幅方向内側かつ車両前後方向において第1締結点P1と第2締結点P2との略中央に設けられた第3締結点P3と、が設けられている。
複数の弾性部として、
第1締結点P1と第2締結点P2との間の車両前後方向略中央に設けられた第1弾性部123aと、
第1締結点P1と第3締結点P3との間の車幅方向略中央に設けられた第2弾性部123bと、
第2締結点P2と第3締結点P3との間の車幅方向略中央に設けられた第3弾性部123cと、が設けられている。
第1弾性部123aは、第2弾性部123b及び第3弾性部123cに比べて大きい面積を有する。
これによれば、ダンパ軸AXの周囲に第1締結点P1、第2締結点P2、第3締結点P3が設けられる場合において、簡単な構造で、異音の発生の抑制と、ボンネット高の上昇の抑制とを両立することができる。
また、本実施の形態のダンパトップマウント120のラバー構造では、
第1弾性部123aは、ダンパ軸AXに対して車幅方向外側で車幅方向に帯状に延び、
第2弾性部123bは、ダンパ軸AXに対して前側で車両前後方向に帯状に延び、
第3弾性部123cは、ダンパ軸AXに対して後側で車両前後方向に帯状に延びている。
第1弾性部123aは、第2弾性部123b及び第3弾性部123cよりも大きい帯幅及び大きい面積を有する。
これによれば、第1締結点P1、第2締結点P2、第3締結点P3が設けられる場合において、簡単な構造で、異音の発生の抑制とボンネット高の上昇の抑制とを両立することができる。
また、本実施の形態のダンパトップマウント120のラバー構造では、
第1締結点P1と第2締結点P2とは、車幅方向において同じ位置に配置される。
第1~第3締結点を有する車両では、第1締結点P1と第2締結点P2とが、車幅方向において同じ位置に配置されることが多いが、このような場合において、異音の発生の抑制と、ボンネット高の上昇の抑制とを両立することができる。
また、本実施の形態のダンパトップマウント120のラバー構造において、
各弾性部123a,123b,123cは、圧縮されていない状態において第1厚さを有する。
各弾性部123a,123b,123cの面積は、各弾性部123a,123b,123cがダンパ取付面12aとダンパトップマウント120とで挟まれて圧縮された状態で各弾性部123a,123b,123cの厚さが第1厚さよりも小さい第2厚さとなるように、各弾性部123a,123b,123cに作用する圧縮荷重に応じて設定される。
これによれば、ダンパ取付面12aとダンパトップマウント120との間に、車幅方向位置によらずに、より適切に隙間間隔を確保でき、もって、異音の発生をより適切に抑制することができる。
また、本実施の形態のダンパトップマウント120のラバー構造では、
複数のボルト131,132,133及びナット141,142,143(締結部材の一例)は、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとを、これらが複数の弾性部123a,123b,123cを挟んだ状態で、所定軸力で締結する。
第2厚さは、複数の弾性部123a,123b,123cが経年劣化によって薄くなったとしても、複数のボルト131,132,133及びナット141,142,143(締結部材)による締結の軸力を所定軸力から一定以上低下させない厚さに設定されている。
これによれば、複数の弾性部123a,123b,123cが経年劣化によって薄くなったとしても、取付ブラケット122とダンパ取付面12aとを複数の弾性部123a,123b,123cにより適切に締結できる。
また、本実施の形態のダンパトップマウント120のラバー構造では、
複数の弾性部123a,123b,123cが一つの弾性部材123において一体的に形成されている。
これによれば、複数の弾性部123a,123b,123cをまとめて一度に取り付けることができる。そのため、取り付け作業量を少なくできる。また、複数の弾性部123a,123b,123cの位置関係の精度を向上できる。
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1の変形例について説明する。図9は、第1変形例のダンパトップマウントについての図5相当の図である。図10は、第2変形例のダンパトップマウントについての図5相当の図である。
前述した図5の例では、第1弾性部123a、第2弾性部123b、及び第3弾性部123cが、環状部123dから径方向外側に延びる帯状の形状を有しているが、その他の形状を有していてもよい。
例えば、図9に示すように、第1弾性部123a、第2弾性部123b、及び第3弾性部123cは、ダンパトップマウントの上面122aに、平面視で独立した円形形状を有するように設けられてもよい。その場合において、車幅方向外側に位置する第1弾性部123aについて、残余の第2弾性部123b及び第3弾性部123cと比べて面積を大きくする。これにより、前述した図5の例と同様の効果が得られる。
また、図10に示すように、第1弾性部123a、第2弾性部123b、及び第3弾性部123cは、ダンパトップマウントの上面122aに、平面視で独立した四角形状を有するように設けられてもよい。その場合において、車幅方向外側に位置する第1弾性部123aについて、残余の第2弾性部123b及び第3弾性部123cと比べて面積を大きくする。これにより、前述した図5の例と同様の効果が得られる。
なお、各弾性部の形状は、円形形状や四角形状でなく、三角形状、台形状その他の形状であってもよい。
また、変形例を含む各例において、第1締結点P1と第2締結点P2とが同じ車幅方向位置で前後に離間して配置されている場合を説明したが、本発明では、第1締結点P1と第2締結点P2とが車幅方向位置で若干ずれて配置されている場合にも適用可能である。この場合においても、第1弾性部123aは、第1締結点P1と第2締結点P2との前後方向中間に配置されればよい。
また、第1弾性部123aは、複数の小弾性部に分割して設けられてもよい。なお、その場合でも、分割された複数の小弾性部の面積の合計は、分割されていない場合の第1弾性部123aの面積と同じにする。なお、小弾性部に分割した場合、小弾性部が締結点に近づきやすくなる。小弾性部が締結点に近づくと、経年劣化で薄くなったときの軸力の低下が顕著になりやすい。そのため、軸力の低下の抑制の観点からは、分割しないことが好ましい。
(他の実施の形態)
前記実施の形態では、3点の締結点を有するダンパトップマウントの例を説明した。しかし、本発明は、2点や4点以上の締結点を有するダンパトップマウントにも適用可能である。例えば、本発明は、前後に離間して配置される2個の締結点を有するリヤサスペンションのダンパトップマウントにも適用できる。また、前後左右に離間して配置される4個の締結点を有するダンパトップマウントにも適用可能である。
本発明は、ホイールを懸架するサスペンションを有する車両において広く利用できる。
11 ホイールハウス
12 サスペンションタワー
12A サスタワーレインフォースメント
12a ダンパ取付面
13 エプロンレイン
14 フロントフレーム
15 ボンネット
90 ホイール
100 サスペンション装置
101 ダンパ
102 ナックル
103 ホイールハブ
111 シリンダ
112 ピストンロッド
112a ネジ部
113 コイルバネ
114 上側バネ座部材
115 下側バネ座部材
116 環状ラバー部材
117 バンプストッパ
118 伸縮カバー
120 ダンパトップマウント
121 ロッドブラケット
121A アッパ部材
121B ロア部材
121a ネジ孔
121b 円筒部
122 取付ブラケット
122a 上面
122b,122b,122d ボルト挿通孔
122A アッパプレート
122B ロアプレート
123 弾性部材
123a 第1弾性部
123b 第2弾性部
123c 第3弾性部
123d 環状部
124 インナパイプ
131,132,133 ボルト
141,142,143 ナット
151 ナット
AX ダンパ軸
Ga 隙間
P1 第1締結点
P2 第2締結点
P3 第3締結点

Claims (7)

  1. 前面視でダンパ軸の上端側が下端側と比べて車幅方向内側に位置するように傾斜姿勢で配置されるダンパを備え、前記ダンパの上端部に設けられた取付ブラケットがサスペンションタワーの上端部に設けられたダンパ取付面に下方から固定されるダンパトップマウントのラバー構造であって、
    前記取付ブラケットは、前記ダンパ取付面に複数の締結部材により複数の締結点で固定され、
    前記複数の締結点は、前記ダンパ軸の周囲に、その周方向で互いに離間するように配置され、
    隣接する締結点の間に、前記取付ブラケットと前記ダンパ取付面とで挟まれて圧縮された状態のラバー製の複数の弾性部が設けられ、
    最も車幅方向外側に位置する弾性部は、残余の弾性部のいずれの面積よりも大きい面積を有することを特徴とするダンパトップマウントのラバー構造。
  2. 前記複数の締結点として、
    前記ダンパ軸に対して車幅方向外側かつ車両前後方向前側に設けられた第1締結点と、
    前記ダンパ軸に対して車幅方向外側かつ車両前後方向後側に設けられた第2締結点と、
    前記ダンパ軸に対して車幅方向内側かつ車両前後方向において前記第1締結点と前記第2締結点との略中央に設けられた第3締結点と、が設けられ、
    前記複数の弾性部として、
    前記第1締結点と前記第2締結点との間の車両前後方向略中央に設けられた第1弾性部と、
    前記第1締結点と前記第3締結点との間の車幅方向略中央に設けられた第2弾性部と、
    前記第2締結点と前記第3締結点との間の車幅方向略中央に設けられた第3弾性部と、が設けられ、
    前記第1弾性部は、前記第2弾性部及び前記第3弾性部に比べて大きい面積を有することを特徴とする請求項1に記載のダンパトップマウントのラバー構造。
  3. 前記第1弾性部は、前記ダンパ軸に対して車幅方向外側で車幅方向に帯状に延び、
    前記第2弾性部は、前記ダンパ軸に対して前側で車両前後方向に帯状に延び、
    前記第3弾性部は、前記ダンパ軸に対して後側で車両前後方向に帯状に延び、
    前記第1弾性部は、前記第2弾性部及び前記第3弾性部よりも大きい帯幅及び大きい面積を有することを特徴とする請求項2に記載のダンパトップマウントのラバー構造。
  4. 前記第1締結点と前記第2締結点とは、車幅方向において同じ位置に配置されることを特徴とする請求項3に記載のダンパトップマウントのラバー構造。
  5. 各弾性部は、圧縮されていない状態において第1厚さを有し、
    各弾性部の面積は、各弾性部が前記ダンパ取付面と前記ダンパトップマウントとで挟まれて圧縮された状態で各弾性部の厚さが前記第1厚さよりも小さい第2厚さとなるように、各弾性部に作用する圧縮荷重に応じて設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のダンパトップマウントのラバー構造。
  6. 前記複数の締結部材は、前記取付ブラケットと前記ダンパ取付面とを、これらが前記複数の弾性部を挟んだ状態で、所定軸力で締結し、
    前記第2厚さは、前記複数の弾性部が経年劣化によって薄くなったとしても、前記複数の締結部材による締結の軸力を前記所定軸力から一定以上低下させない厚さに設定されていることを特徴とする請求項5に記載のダンパトップマウントのラバー構造。
  7. 前記複数の弾性部が一つの弾性部材において一体的に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のダンパトップマウントのラバー構造。
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