JP2959112B2 - 樹脂モールド型電動機 - Google Patents
樹脂モールド型電動機Info
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- JP2959112B2 JP2959112B2 JP30516190A JP30516190A JP2959112B2 JP 2959112 B2 JP2959112 B2 JP 2959112B2 JP 30516190 A JP30516190 A JP 30516190A JP 30516190 A JP30516190 A JP 30516190A JP 2959112 B2 JP2959112 B2 JP 2959112B2
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- stator
- resin
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はブラケットで軸受を支持する樹脂モールド型
電動機に関するものである。
電動機に関するものである。
従来の技術 近年、電動機の樹脂モールド化が急速に進み、家電製
品に使われる電動機の大半が樹脂モールド型電動機が採
用されるようになった。
品に使われる電動機の大半が樹脂モールド型電動機が採
用されるようになった。
従来この種の樹脂モールド型電動機はブラケットの固
定方法について、精度,信頼性,コスト,作業性などの
面から様々な方法が採用されている。特にコスト,作業
性をより重視して、ブラケットを固定するネジやリベッ
トを用いない方向に進んでいる。
定方法について、精度,信頼性,コスト,作業性などの
面から様々な方法が採用されている。特にコスト,作業
性をより重視して、ブラケットを固定するネジやリベッ
トを用いない方向に進んでいる。
第5図は従来の樹脂モールド型電動機に用いられてい
るブラケットの固定についての組立状態を示す。回転子
7は固定子8の中空部に挿入され、ブラケット9は固定
子8の端面部におけるモールド樹脂10の孔の内側に圧入
して固定されている。このとき軸受11はブラケット9の
凹部に嵌めこまれて支持される。
るブラケットの固定についての組立状態を示す。回転子
7は固定子8の中空部に挿入され、ブラケット9は固定
子8の端面部におけるモールド樹脂10の孔の内側に圧入
して固定されている。このとき軸受11はブラケット9の
凹部に嵌めこまれて支持される。
上記のようにネジやリベットによる固定を行なわずに
ブラケット9をモールド樹脂10の内側に圧入するだけで
保持している。
ブラケット9をモールド樹脂10の内側に圧入するだけで
保持している。
発明が解決しようとする課題 電動機の発熱と外部との温度差から生じる電動機内部
に発生した水滴を電動機外部に第6図に示すようにブラ
ケットにもうけた水抜穴から排出する必要があるが、従
来の構成ではブラケットを固定子の端面側のモールド樹
脂部の孔に全周にわたって圧入することにより固定して
いるので、電動機が軸横向に使用される場合電動機内部
に発生した全ての水滴を完全に排出できない。さらにブ
ラケットにもうけた水抜き穴より外部から直接電動機内
部へ水の浸入しやすい構造となっている。
に発生した水滴を電動機外部に第6図に示すようにブラ
ケットにもうけた水抜穴から排出する必要があるが、従
来の構成ではブラケットを固定子の端面側のモールド樹
脂部の孔に全周にわたって圧入することにより固定して
いるので、電動機が軸横向に使用される場合電動機内部
に発生した全ての水滴を完全に排出できない。さらにブ
ラケットにもうけた水抜き穴より外部から直接電動機内
部へ水の浸入しやすい構造となっている。
本発明は上記課題を解決するもので、電動機内部に発
生した水滴をブラケットにもうけた水抜き穴から完全に
排出でき、さらに外部から直接電動機内部に水が浸入し
ないことを目的とするものである。
生した水滴をブラケットにもうけた水抜き穴から完全に
排出でき、さらに外部から直接電動機内部に水が浸入し
ないことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明は、回転子は固定子
の中空部に挿入され、前記回転子の軸受けを支持するブ
ラケットは前記固定子の端面側のモールド樹脂部の孔縁
に形成された段差をもった突起部に圧嵌合して、前記固
定子に前記ブラケットを固定し、前記ブラケットと前記
段差により形成した水溜り空間と前記中空部を連通し、
更に前記水溜り空間のブラケットの周縁に水抜穴を設け
たの樹脂モールド型電動機であります。
の中空部に挿入され、前記回転子の軸受けを支持するブ
ラケットは前記固定子の端面側のモールド樹脂部の孔縁
に形成された段差をもった突起部に圧嵌合して、前記固
定子に前記ブラケットを固定し、前記ブラケットと前記
段差により形成した水溜り空間と前記中空部を連通し、
更に前記水溜り空間のブラケットの周縁に水抜穴を設け
たの樹脂モールド型電動機であります。
作用 この構成により、樹脂モールド型電動機が電動機の発
熱と外部との温度差から生じる電動機内部に発生した水
滴を電動機外部にブラケットにもうけた水抜き穴から排
出でき、外部から直接電動機内部に水が浸入することな
く、電動機の信頼性が高くなる。
熱と外部との温度差から生じる電動機内部に発生した水
滴を電動機外部にブラケットにもうけた水抜き穴から排
出でき、外部から直接電動機内部に水が浸入することな
く、電動機の信頼性が高くなる。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図,第2図を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
第1図は樹脂モールド型電動機の組立状態を示す断面
図である。回転子2は固定子1に挿入され回転軸には軸
受3を挿入している。前記軸受3を保持するためのブラ
ケット4は周縁を凹状に折り曲げてリング状の嵌合部4A
と水抜き穴をもった切欠け部5を有している。一方、固
定子1の端面側モールド樹脂孔縁にはリング状の突起部
6を突起してあり、ブラケット4はリング状の嵌合部4A
に突起部6を圧入することでブラケット4は固定され
る。なお、ブラケット4と突起部の段差により形成され
た、水溜り部20と固定子との空間とは通路21により連通
しております。
図である。回転子2は固定子1に挿入され回転軸には軸
受3を挿入している。前記軸受3を保持するためのブラ
ケット4は周縁を凹状に折り曲げてリング状の嵌合部4A
と水抜き穴をもった切欠け部5を有している。一方、固
定子1の端面側モールド樹脂孔縁にはリング状の突起部
6を突起してあり、ブラケット4はリング状の嵌合部4A
に突起部6を圧入することでブラケット4は固定され
る。なお、ブラケット4と突起部の段差により形成され
た、水溜り部20と固定子との空間とは通路21により連通
しております。
第2図はブラケットを示す。なお、突起部6は第3図
あるいは第4図に示すような形状でもよい。
あるいは第4図に示すような形状でもよい。
発明の効果 以上の実施例の説明からも明らかなように本発明によ
れば、固定子の端面側のモールド樹脂部の孔縁に段差を
もった突起部を形成し、前記モールド樹脂の孔にはめ込
まれるブラケットの周縁に嵌合部と水抜き穴をもった切
穴けを形成し、この嵌合部を前記突起部に嵌合すること
によりブラケットを固定するようにしたことにより、下
記のような効果が得られる。
れば、固定子の端面側のモールド樹脂部の孔縁に段差を
もった突起部を形成し、前記モールド樹脂の孔にはめ込
まれるブラケットの周縁に嵌合部と水抜き穴をもった切
穴けを形成し、この嵌合部を前記突起部に嵌合すること
によりブラケットを固定するようにしたことにより、下
記のような効果が得られる。
(1) 電動機の発熱と外部との温度差から生じる電動
機内部に発生した水滴をムダなく、電動機外部に排出す
ることができる。
機内部に発生した水滴をムダなく、電動機外部に排出す
ることができる。
(2) 電動機外部から直接電動機内部に水が浸入する
ことがない。
ことがない。
以上のことにより電動機の信頼性が大幅に向上する。
第1図は本発明の一実施例の樹脂モールド型電動機の組
立状態を示す断面図、第2図は同ブラケットの拡大図、
第3図及び第4図は他の実施例による突起部形状を示す
断面図、第5図は従来の樹脂モールド型電動機の組立状
態を示す断面図、第6図は同ブラケットの拡大図であ
る。 1……固定子、2……回転子、3……軸受、4……ブラ
ケット、4A……ブラケット嵌合部、5……ブラケット切
欠部、6……突起部。
立状態を示す断面図、第2図は同ブラケットの拡大図、
第3図及び第4図は他の実施例による突起部形状を示す
断面図、第5図は従来の樹脂モールド型電動機の組立状
態を示す断面図、第6図は同ブラケットの拡大図であ
る。 1……固定子、2……回転子、3……軸受、4……ブラ
ケット、4A……ブラケット嵌合部、5……ブラケット切
欠部、6……突起部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/00 - 5/10
Claims (1)
- 【請求項1】回転子は固定子の中空部に挿入され、前記
回転子の軸受けを支持するブラケットは前記固定子の端
面側のモールド樹脂部の孔縁に形成された段差をもった
突起部に圧嵌合して、前記固定子に前記ブラケットを固
定し、前記ブラケットと前記段差により形成した水溜り
空間と前記中空部を連通し、更に前記水溜り空間のブラ
ケットの周縁に水抜穴を設け、電動機内部に発生した水
滴を電動機外部に前記水抜き穴から排出する樹脂モール
ド型電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30516190A JP2959112B2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 樹脂モールド型電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30516190A JP2959112B2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 樹脂モールド型電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04178135A JPH04178135A (ja) | 1992-06-25 |
JP2959112B2 true JP2959112B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17941803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30516190A Expired - Fee Related JP2959112B2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 樹脂モールド型電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959112B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5212069B2 (ja) * | 2008-12-12 | 2013-06-19 | 株式会社富士通ゼネラル | モールド電動機およびこれを搭載した空気調和機の室外機 |
CN103986297B (zh) * | 2013-08-05 | 2016-07-13 | 杭州奥泰电器有限公司 | 发电散热式直流无刷电机 |
WO2020195390A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 日本電産株式会社 | モータ |
-
1990
- 1990-11-09 JP JP30516190A patent/JP2959112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04178135A (ja) | 1992-06-25 |
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Legal Events
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