JP2956319B2 - 電圧駆動形スイッチング素子の逆バイアス制御回路 - Google Patents

電圧駆動形スイッチング素子の逆バイアス制御回路

Info

Publication number
JP2956319B2
JP2956319B2 JP3290266A JP29026691A JP2956319B2 JP 2956319 B2 JP2956319 B2 JP 2956319B2 JP 3290266 A JP3290266 A JP 3290266A JP 29026691 A JP29026691 A JP 29026691A JP 2956319 B2 JP2956319 B2 JP 2956319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
reverse bias
switching element
circuit
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3290266A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05129917A (ja
Inventor
忠志 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP3290266A priority Critical patent/JP2956319B2/ja
Priority to EP92310050A priority patent/EP0542460B1/en
Priority to DE69220649T priority patent/DE69220649T2/de
Priority to US07/973,575 priority patent/US5287023A/en
Publication of JPH05129917A publication Critical patent/JPH05129917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2956319B2 publication Critical patent/JP2956319B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/567Circuits characterised by the use of more than one type of semiconductor device, e.g. BIMOS, composite devices such as IGBT
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/04Modifications for accelerating switching
    • H03K17/0406Modifications for accelerating switching in composite switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/16Modifications for eliminating interference voltages or currents
    • H03K17/161Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches
    • H03K17/162Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches without feedback from the output circuit to the control circuit
    • H03K17/163Soft switching
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/16Modifications for eliminating interference voltages or currents
    • H03K17/168Modifications for eliminating interference voltages or currents in composite switches

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械,ロボッ
ト,空調機などのモ−タ制御用インバ−タや、OA機
器,医療機器などの無停電電源装置に高速スイッチング
素子として使用される、パワ−MOSFET(Metal-Oxi
de-Semiconductor Field-Effect Transistor) や、IG
BT(Insulated Gate Bipolar-mode Transistor)等の電
圧駆動形スイッチング素子において、そのタ−ンオフ時
に発生するサ−ジ電圧を阻止するために設けられる逆バ
イアス制御回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は電圧駆動形スイッチング素子をI
GBTを例に模式化して示す従来のスイッチング回路の
接続図、図6は従来のスイッチング回路のタ−ンオフ動
作を示すタイムチャ−トである。図において、電圧駆動
形スイッチング素子としてのIGBT1を、ドライブ回
路2の出力バイアス電圧VGEをIGBTのゲ−ト端子G
−エミッタ端子E間に加えてスイッチング動作させよう
とする場合、図2に示すように、バイアス電圧VGEを順
バイアス電圧+VGEから−VGEにステップ状に変化させ
ることにより、タ−ンオフ時間toff を例えば1μs以
下に短縮してタ−ンオフを高速化できるとともに、タ−
ンオフ時のいわゆるシングルトランジスタノイズによる
誤動作を防止できることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、タ−ンオフ
の高速化に伴ってタ−ンオフ時のコレクタ電流IC の変
化速度(di/dt)が急峻になり、この電流変化と、
モジュ−ル内部の主回路インダクタンスやモジュ−ル外
部接続線のインダクタンスとの共振により、IGBTの
コレクタC−エミッタE間の電圧VCEの波頭にサ−ジ電
圧VSGが重畳して発生し、このサ−ジ電圧がIGBTの
素子耐圧を越えることにより素子の破壊事故に発展する
という問題がある。
【0004】また、電圧駆動形スイッチング素子例えば
IGBTのdi/dt特性には逆バイアス電圧依存性が
あり、逆バイアス電圧−VGEを小さくする(降圧する)
ことによりdi/dtを低くできることが知られてい
る。しかしながら、逆バイアス電圧を単に小さくすると
タ−ンオフ遅れ時間td (図2参照)が長くなり、発生
損失が増大して逆バイアス安全動作領域が狭くなるとい
う問題が生ずるとともに、インバ−タ回路においてIG
BTが2個直列接続された場合、上下短絡防止のための
不感帯時間を長くする必要が生じ、装置の応答特性を阻
害するという不都合が発生する。
【0005】この発明の目的は、タ−ンオフ遅れ時間を
長くせずに逆バイアス電圧を降圧でき、したがってサ−
ジ電圧障害を阻止して電圧駆動形スイッチング素子のタ
−ンオフを高速化できる逆バイアス制御回路を得ること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、ゲ−ト・エミッタ間またはゲ−
ト・ソ−ス間にドライブ回路からの順バイアス電圧を受
けてタ−ンオンし,逆バイアス電圧によりタ−ンオフす
るスイッチング動作を行う電圧駆動形スイッチング素子
において、逆バイアス電圧を受け,前記電圧駆動形スイ
ッチング素子のタ−ンオフ遅れに相当する時間遅れて動
作して通流電流の立ち下がりに相当する時間中逆バイア
ス電圧を所定のレベルに低減する降圧回路と、前記タ−
ンオフ遅れ時間と立ち下がり時間との和に相当する前記
電圧駆動形スイッチング素子のタ−ンオフ時間の終期に
前記降圧回路の動作を停止させる信号を発する回復回路
とを備えてなるものとする。
【0007】また、エミッタが電圧駆動形スイッチング
素子のゲ−トに接続されたトランジスタ,ツェナ−ダイ
オ−ド,逆阻止用ダイオ−ドの直列回路からなりその両
端に逆バイアス電圧を受ける降圧部と、この降圧部に逆
阻止用ダイオ−ドを介して並列接続された抵抗,コンデ
ンサの直列体からなり中点が前記トランジスタのベ−ス
に接続されたタ−ンオフ遅れ時間の設定タイマ−とから
なる降圧回路と、エミッタを電圧駆動形スイッチング素
子のゲ−ト側にして前記降圧部のコンデンサに並列接続
されたトランジスタと、そのベ−スに中点が接続された
抵抗,コンデンサの直列体からなりその両端に逆バイア
ス電圧を受けるタ−ンオフ時間設定タイマ−とからなる
回復回路とを備えてなるものとする。
【0008】さらに、逆阻止用ダイオ−ドが、トランジ
スタのエミッタ側に順バイアス電流を阻止する向きに直
列接続されてなるものとする。
【0009】さらにまた、前記各項のように構成された
逆バイアス制御回路が1チップ化されてモジュ−ル化さ
れた電圧駆動形スイッチング素子の近傍に搭載され、相
互にワイヤ−ボンディングされた半導体装置として形成
されてなるものとする。
【0010】
【作用】この発明の構成において、ドライブ回路からの
逆バイアス電圧を受けた時、電圧駆動形スイッチング素
子のタ−ンオフ遅れに相当する時間遅れて動作して通流
電流の立ち下がりに相当する時間中逆バイアス電圧を所
定のレベルに低減する降圧回路と、タ−ンオフ遅れ時間
と立ち下がり時間との和に相当する電圧駆動形スイッチ
ング素子のタ−ンオフ時間の終期に降圧回路の動作を停
止させる信号を発する回復回路とを備えるよう構成した
ことにより、逆バイアス電圧の降圧期間を電圧駆動形ス
イッチング素子の通流電流の立ち下がり期間に限定して
di/dtおよびこれに伴って生ずるサ−ジ電圧を低減
することが可能となり、サ−ジ電圧による電圧駆動形ス
イッチング素子の損傷を回避してタ−ンオフ動作を高速
化できるとともに、逆バイアス電圧の降圧に伴うタ−ン
オフ遅れ時間の延長および安全動作領域への悪影響を回
避できる機能が得られる。
【0011】また、逆バイアス制御回路を、トランジス
タ,ツェナ−ダイオ−ド,逆阻止用ダイオ−ドの直列回
路からなる降圧部、および抵抗,コンデンサの直列体か
らなるタ−ンオフ遅れ時間の設定タイマ−からなる降圧
回路と、降圧部のコンデンサに並列接続されたトランジ
スタと、そのベ−スに中点が接続された抵抗,コンデン
サの直列体からなるタ−ンオフ時間設定タイマ−とから
なる回復回路とで構成したことにより、逆バイアス制御
回路を1チップ化し、小型化できる機能が得られる。
【0012】さらに、逆阻止用ダイオ−ドを、トランジ
スタのエミッタ側に順バイアス電流を阻止する向きに直
列接続するよう構成すれば、トランジスタのベ−ス・エ
ミッタ間電圧をしきい値とするタ−ンオフ遅れ時間およ
びタ−ンオフ時間の設定タイマ−それぞれの動作電圧を
逆阻止用ダイオ−ドの順方向電圧降下に相当する電圧だ
け高めることが可能になり、トランジスタのベ−ス・エ
ミッタ間電圧が低いことによって生ずる逆バイアス制御
回路の誤動作を防止する機能が得られる。
【0013】さらにまた、前記各項のように構成された
逆バイアス制御回路を1チップ化してモジュ−ル化され
た電圧駆動形スイッチング素子の近傍に搭載し、相互に
ワイヤ−ボンディングした半導体装置とするよう構成す
れば、ドライブ回路の小型化を阻害することなく逆バイ
アス制御回路を電圧駆動形スイッチング素子と一体化で
きるとともに、配線のインダクタンスを低減してサ−ジ
電圧による逆バイアス制御回路の誤動作を回避する機能
が得られる。
【0014】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の実施例になる逆バイアス制御回路
をIGBTに適用した場合を例に示す接続図、図2は実
施例における逆バイアス制御回路の動作を示すタイムチ
ャ−トである。図において、ドライブ回路2からバイア
ス電圧VGEが印加される電圧駆動形スイッチング素子と
してのIGBT1のゲ−トG・エミッタE間に並列に接
続された逆バイアス制御回路は、降圧回路11および回
復回路21で構成される。すなわち、降圧回路11は、
npnトランジスタ13とそのコレクタ側に互いに通流
方向を逆向きにして直列接続されたツェナ−ダイオ−ド
14および逆阻止ダイオ−ド15との直列回路からな
り,トランジスタ13のエミッタをIGBT1のゲ−ト
G側にして接続された降圧部12と、トランジスタ13
のベ−ス・エミッタ間に接続されたコンデンサ17、お
よびそのベ−ス側に直列接続された抵抗18および逆阻
止ダイオ−ド19の直列回路とからなり,降圧部12に
並列接続されたタ−ンオフ遅れ時間の設定タイマ−16
とで構成される。
【0015】また回復回路21は、トランジスタ13の
エミッタ・ベ−ス間に並列接続されたnpnトランジス
タ22と、トランジスタ22のベ−スにコンデンサ24
および抵抗25の直列体の中点が接続され,その両端に
バイアス電圧VGEを受けるタ−ンオフ遅れ時間の設定タ
イマ−26とで構成される。なお、タ−ンオフ遅れ時間
の設定タイマ−16における逆阻止ダイオ−ド19およ
び抵抗18は、回復回路21側のトランジスタ22にお
けるコレクタ電流の通路を兼ね、回路の構成が簡素化さ
れるとともに、逆バイアス制御回路がトランジスタ,ダ
イオ−ド,およびCRタイマ−で構成され、その1チッ
プ化と小型化を容易に達成することができる。
【0016】上述のように構成された逆バイアス制御回
路を有するIGBTにおいて、タ−ンオフ遅れ時間の設
定タイマ−16は図2におけるIGBTのタ−ンオフ遅
れ時間td だけ遅れてコンデンサ17の充電電圧がトラ
ンジスタ13のベ−ス・エミッタ間電圧VBD(しきい
値)に到達するようその時定数があらかじめ設定され、
タ−ンオフ時間の設定タイマ−26はIGBTのタ−ン
オフ時間tOFF だけ遅れてコンデンサ24の充電電圧が
トランジスタ22のベ−ス・エミッタ間電圧VBF(しき
い値)に到達するようその時定数があらかじめ設定され
る。この状態で、図2に示すようにドライブ回路2から
のバイアス電圧VGEが順バイアス電圧+V GEから逆バイ
アス電圧−VGEに変化すると、コンデンサ17は逆阻止
ダイオ−ド19および抵抗18を介して逆バイアス電圧
により充電され、その充電電圧がトランジスタ13のし
きい値VBDに到達する迄の時間,すなわちIGBTのタ
−ンオフ遅れ時間td に相当する時間IGBTのゲ−ト
・エミッタ間に逆バイアス電圧−VGEが印加され、その
直後にトランジスタ13がオンして降圧部12が動作
し、IGBTのゲ−ト・エミッタ間に加わる逆バイアス
電圧はツェナ−ダイオ−ド14のツェナ−電圧によって
決まる所定の電圧に降圧される。
【0017】一方、バイアス電圧VGEが順バイアス電圧
から逆バイアス電圧へと変化すると、タ−ンオフ時間の
設定タイマ−26が動作を開始し、コンデンサ24の充
電電圧がトランジスタのしきい値VBFに到達するに要す
る時間,即ちIGBTのタ−ンオフ時間toff に相当す
る時間遅れてトランジスタ22がオンし、コンデンサ1
7の蓄積電荷を放電する。したがって、トランジスタ1
3はオフ状態となって降圧回路11はその降圧動作を停
止するので、IGBTには再び逆バイアス電圧−VGE
印加され、そのゲ−ト・エミッタ間に再び順バイアス電
圧が印加されてタ−ンオンするまでIGBTはオフ状態
を維持する。
【0018】上述のように、この発明の実施例になる逆
バイアス制御回路においては、その降圧動作が図2に示
すようにIGBTのコレクタ電流IC の立ち下がり時間
f に相当する期間に限定されるので、タ−ンオフ遅れ
時間td に影響を与えることなくコレクタ電流の変化速
度di/dtを抑制し、IGBTのコレクタ・エミッタ
間電圧VCEに重畳して発生するサ−ジ電圧VSGを低減す
ることができる。なお、実施例になる逆バイアス制御回
路は、パワ−MOSFETに適用しても同様の作用効果
が得られることは、前述の実施例についての説明から容
易に類推することができる。
【0019】図3はこの発明の異なる実施例を示す逆バ
イアス制御回路の接続図であり、降圧回路31の降圧部
32において、逆阻止ダイオ−ド15がトランジスタ1
3のエミッタ側に接続され、タ−ンオフ遅れ時間の設定
タイマ−36が抵抗18とコンデンサ17で構成される
とともに、回復回路41のトランジスタ22のエミッタ
側に逆阻止ダイオ−ド19を接続するよう構成した点が
前述の実施例と異なっている。トランジスタ13および
22の動作のしきい値となるベ−ス・エミッタ間電圧は
通常0.8V程度と低く、いわゆる(シングルトランジ
スタ)ノイズ誤動作の可能性があるが、両トランジスタ
のエミッタ側に逆阻止ダイオ−ド15および19を接続
することにより、逆阻止ダイオ−ドの順方向ドロップに
相当する電圧だけしきい値VBD, およびVBFを高めて誤
動作を防止できるので、逆素子ダイオ−ドの接続位置を
移すだけの簡単な変更により、動作信頼性の高い逆バイ
アス制御回路を備えた電圧駆動形スイッチング素子を得
ることができる。また、逆素子ダイオ−ドは、IGBT
のゲ−ト・エミッタ間が順バイアスされた時に逆バイア
ス制御回路に流れる電流を阻止する働きをする。
【0020】図4はこの発明の他の実施例になる逆バイ
アス制御回路を備えた半導体装置を簡略化して示す平面
図であり、基板52上に電圧駆動形スイッチング素子チ
ップ53,コレクタ端子54,エミッタ端子55,ゲ−
ト端子56等が搭載された電圧駆動形スイッチング素子
モジュ−ルには、1チップ化された逆バイアス制御回路
チップ58が取りつけられ、ボンディングワイヤ−59
で相互に導電接続されることにより、逆バイアス制御回
路付半導体装置51が形成される。このように構成され
た半導体装置51においては、逆バイアス制御回路を電
圧駆動形スイッチング素子と一体化することによりドラ
イブ回路の小型化を阻害することなく配線のインダクタ
ンスを低減し、サ−ジ電圧による逆バイアス制御回路の
誤動作を回避できる利点が得られる。
【0021】
【発明の効果】この発明は前述のように、ドライブ回路
からの逆バイアス電圧を受けた時、電圧駆動形スイッチ
ング素子のタ−ンオフ遅れに相当する時間遅れて動作し
て通流電流の立ち下がりに相当する時間中逆バイアス電
圧を所定のレベルに低減する降圧回路と、タ−ンオフ遅
れ時間と立ち下がり時間との和に相当する電圧駆動形ス
イッチング素子のタ−ンオフ時間の終期に降圧回路の動
作を停止させる信号を発する回復回路とを備えるよう逆
バイアス制御回路を構成した。その結果、逆バイアス電
圧の降圧期間を電圧駆動形スイッチング素子の通流電流
の立ち下がり期間に限定してdi/dtおよびこれに伴
って生ずるサ−ジ電圧を低減することが可能となり、従
来の技術で問題になった、サ−ジ電圧が電圧駆動形スイ
ッチング素子の耐圧を越えることによって生ずる素子の
破壊事故を防止できるとともに、逆バイアス電圧を小さ
くすることにより生ずるタ−ンオフ遅れ時間の長期化、
およびこれに伴い発生損失が増大して逆バイアス安全動
作領域が狭くなるという問題を回避できる。したがっ
て、素子耐圧に対する信頼性および安全動作領域を保持
してタ−ンオフ速度を高速化できる逆バイアス制御回路
を備えた電圧駆動形スイッチング素子を提供することが
できる。
【0022】また、逆バイアス制御回路を、トランジス
タ,ツェナ−ダイオ−ド,逆阻止用ダイオ−ドの直列回
路からなる降圧部、および抵抗,コンデンサの直列体か
らなるタ−ンオフ遅れ時間の設定タイマ−とからなる降
圧回路と、降圧部のコンデンサに並列接続されたトラン
ジスタと、そのベ−スに中点が接続された抵抗,コンデ
ンサの直列体からなるタ−ンオフ時間設定タイマ−とか
らなる回復回路とで構成すれば、逆バイアス制御回路の
1チップ化が容易化され、したがって、小型化された逆
バイアス制御回路を提供することができる。
【0023】さらに、逆阻止用ダイオ−ドを、トランジ
スタのエミッタ側に順バイアス電流を阻止する向きに直
列接続するよう構成すれば、トランジスタのベ−ス・エ
ミッタ間電圧をしきい値とするタ−ンオフ遅れ時間およ
びタ−ンオフ時間の設定タイマ−それぞれの動作電圧を
逆阻止用ダイオ−ドの順方向電圧降下に相当する電圧だ
け高めることが可能になり、トランジスタのベ−ス・エ
ミッタ間電圧が低いことによって生ずる逆バイアス制御
回路の誤動作を防止できるので、誤動作が少なく信頼性
に優れた逆バイアス制御回路を備えた電圧駆動形スイッ
チング素子を提供することができる。
【0024】さらにまた、実施例になる逆バイアス制御
回路を1チップ化してモジュ−ル化された電圧駆動形ス
イッチング素子の近傍に搭載し、相互にワイヤ−ボンデ
ィングした半導体装置とするよう構成すれば、ドライブ
回路の小型化を阻害することなく逆バイアス制御回路を
電圧駆動形スイッチング素子と一体化できるとともに、
配線のインダクタンスを低減してサ−ジ電圧による逆バ
イアス制御回路の誤動作を回避できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例になる逆バイアス制御回路を
IGBTに適用した場合を例に示す接続図
【図2】実施例における逆バイアス制御回路の動作を示
すタイムチャ−ト
【図3】この発明の異なる実施例を示す逆バイアス制御
回路の接続図
【図4】この発明の他の実施例をになる逆バイアス制御
回路を備えた半導体装置を簡略化して示す平面図
【図5】電圧駆動形スイッチング素子をIGBTを例に
模式化して示す従来のスイッチング回路の接続図
【図6】従来のスイッチング回路のタ−ンオフ動作を示
すタイムチャ−ト
【符号の説明】
1 電圧駆動形スイッチング素子(IGBT) 2 ドライブ回路 11 降圧回路 12 降圧部 13 トランジスタ 14 ツェナ−ダイオ−ド 15 逆阻止ダイオ−ド 16 タ−ンオフ遅れ時間の設定タイマ− 17 コンデンサ 18 抵抗 19 逆阻止ダイオ−ド 21 回復回路 22 トランジスタ 24 コンデンサ 25 抵抗 26 タ−ンオフ時間の設定タイマ− 31 降圧回路 32 降圧部 36 タ−ンオフ遅れ時間の設定タイマ− 41 回復回路 51 逆バイアス制御回路付半導体装置 52 基板 53 電圧駆動形スイッチング素子チップ 58 逆バイアス制御回路チップ 59 ボンディングワイヤ− VGE ゲ−ト・エミッタ間電圧(IGBT) VCE コレクタ・エミッタ間電圧(IGBT) IC 通流電流(IGBTのコレクタ電流) VBD しきい値電圧(トランジスタ13のベ−ス・エ
ミッタ間電圧) VBF しきい値電圧(トランジスタ22のベ−ス・エ
ミッタ間電圧)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲ−ト・エミッタ間またはゲ−ト・ソ−ス
    間にドライブ回路からの順バイアス電圧を受けてタ−ン
    オンし,逆バイアス電圧によりタ−ンオフするスイッチ
    ング動作を行う電圧駆動形スイッチング素子において、
    逆バイアス電圧を受けたとき前記電圧駆動形スイッチン
    グ素子のタ−ンオフ遅れに相当する時間遅れて動作し,
    通流電流の立ち下がりに相当する時間中逆バイアス電圧
    を所定のレベルに低減する降圧回路と、前記タ−ンオフ
    遅れ時間と立ち下がり時間との和に相当する前記電圧駆
    動形スイッチング素子のタ−ンオフ時間の終期に前記降
    圧回路の動作を停止させる信号を発する回復回路とを備
    えてなることを特徴とする電圧駆動形スイッチング素子
    の逆バイアス制御回路。
  2. 【請求項2】エミッタが電圧駆動形スイッチング素子の
    ゲ−トに接続されたトランジスタとツェナ−ダイオ−
    ド,逆阻止用ダイオ−ドの直列回路からなりその両端に
    逆バイアス電圧を受ける降圧部と、この降圧部に逆阻止
    用ダイオ−ドを介して並列接続された抵抗,コンデンサ
    の直列体からなり中点が前記トランジスタのベ−スに接
    続されたタ−ンオフ遅れ時間の設定タイマ−とからなる
    降圧回路と、エミッタを電圧駆動形スイッチング素子の
    ゲ−ト側にして前記降圧部のコンデンサに並列接続され
    たトランジスタと、そのベ−スに中点が接続された抵
    抗,コンデンサの直列体からなりその両端に逆バイアス
    電圧を受けるタ−ンオフ時間設定タイマ−とからなる回
    復回路とを備えてなることを特徴とする請求項1記載の
    電圧駆動形スイッチング素子の逆バイアス制御回路。
  3. 【請求項3】逆阻止用ダイオ−ドがトランジスタのエミ
    ッタ側に順バイアス電流を阻止する向きに直列接続され
    てなることを特徴とする請求項2記載の電圧駆動形スイ
    ッチング素子の逆バイアス制御回路。
  4. 【請求項4】逆バイアス制御回路が1チップ化されてモ
    ジュ−ル化された電圧駆動形スイッチング素子の近傍に
    搭載され、相互にワイヤ−ボンディングされた半導体装
    置として形成されてなることを特徴とする請求項1,請
    求項2,請求項3のいずれかに記載の電圧駆動形スイッ
    チング素子の逆バイアス制御回路。
JP3290266A 1991-11-07 1991-11-07 電圧駆動形スイッチング素子の逆バイアス制御回路 Expired - Fee Related JP2956319B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3290266A JP2956319B2 (ja) 1991-11-07 1991-11-07 電圧駆動形スイッチング素子の逆バイアス制御回路
EP92310050A EP0542460B1 (en) 1991-11-07 1992-11-03 Reverse-bias control circuit for a voltage-drive switching element
DE69220649T DE69220649T2 (de) 1991-11-07 1992-11-03 Steuerschaltung mit inverser Vorspannung für ein spannungsgesteuertes Schaltelement
US07/973,575 US5287023A (en) 1991-11-07 1992-11-09 Reverse-bias control circuit for a voltage-driven switching element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3290266A JP2956319B2 (ja) 1991-11-07 1991-11-07 電圧駆動形スイッチング素子の逆バイアス制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05129917A JPH05129917A (ja) 1993-05-25
JP2956319B2 true JP2956319B2 (ja) 1999-10-04

Family

ID=17753918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3290266A Expired - Fee Related JP2956319B2 (ja) 1991-11-07 1991-11-07 電圧駆動形スイッチング素子の逆バイアス制御回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5287023A (ja)
EP (1) EP0542460B1 (ja)
JP (1) JP2956319B2 (ja)
DE (1) DE69220649T2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3222330B2 (ja) * 1994-09-20 2001-10-29 株式会社日立製作所 半導体回路及び半導体集積回路
CA2172890C (en) * 1995-06-06 2005-02-22 Harold R. Schnetzka Switch driver circuit
JP3228093B2 (ja) * 1995-06-28 2001-11-12 富士電機株式会社 高耐圧ic
JP3373704B2 (ja) * 1995-08-25 2003-02-04 三菱電機株式会社 絶縁ゲートトランジスタ駆動回路
FR2777137B1 (fr) * 1998-04-06 2002-11-08 Centre Nat Rech Scient Procede et dispositif de commande de la commutation de transistor de puissance a grille isolee
JP2002290224A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Tdk Corp 半導体素子
JP4477952B2 (ja) * 2004-07-09 2010-06-09 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置、dc/dcコンバータおよび電源システム
US6987471B1 (en) * 2004-08-20 2006-01-17 Analog Devices, Inc. Bias controllers and methods for enhanced system efficiency
JP4770304B2 (ja) * 2005-07-12 2011-09-14 富士電機株式会社 半導体素子のゲート駆動回路
DE102022212925B4 (de) * 2022-12-01 2024-10-10 Vitesco Technologies GmbH Steuerschaltung zur Steuerung eines Entladevorgangs einer Gate-Kapazität, Verfahren zum Betreiben eines Hochvolt-Gleichspannungsnetzes

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0053709B1 (de) * 1980-12-04 1985-03-06 Siemens Aktiengesellschaft Schaltungsanordnung zum Ansteuern mindestens eines Leistungs-FET
US4581542A (en) * 1983-11-14 1986-04-08 General Electric Company Driver circuits for emitter switch gate turn-off SCR devices
JPS63187724A (ja) * 1987-01-29 1988-08-03 Fanuc Ltd プリドライブ回路
GB8828342D0 (en) * 1988-12-05 1989-01-05 Rediffusion Simulation Ltd Image generator
US4903182A (en) * 1989-03-20 1990-02-20 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Self-oscillating converter with light load stabilizer
US4970420A (en) * 1989-07-13 1990-11-13 Westinghouse Electric Corp. Power field effect transistor drive circuit
JP2910859B2 (ja) * 1989-09-29 1999-06-23 株式会社東芝 半導体素子の駆動回路
US5055722A (en) * 1989-12-20 1991-10-08 Sundstrand Corporation Gate drive for insulated gate device

Also Published As

Publication number Publication date
DE69220649T2 (de) 1997-12-11
EP0542460B1 (en) 1997-07-02
DE69220649D1 (de) 1997-08-07
US5287023A (en) 1994-02-15
EP0542460A1 (en) 1993-05-19
JPH05129917A (ja) 1993-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7535283B2 (en) Gate drive circuit, semiconductor module and method for driving switching element
JP3141613B2 (ja) 電圧駆動形素子の駆動方法及びその回路
JP4144541B2 (ja) 電圧駆動型半導体素子用駆動回路
JP6819256B2 (ja) 駆動回路及び該回路を含んでなる半導体モジュール
JP2956319B2 (ja) 電圧駆動形スイッチング素子の逆バイアス制御回路
JP3645220B2 (ja) パワーモジュール
JP2016059036A (ja) 短絡保護用の回路、システム、及び方法
JP2001223571A (ja) 電圧駆動型半導体素子のゲート駆動装置
US20190140634A1 (en) Semiconductor device and method for driving the same
JP3767450B2 (ja) 絶縁ゲートトランジスタの駆動回路および電力変換装置と電力用半導体モジュール
JPH0531323B2 (ja)
JPH07106934A (ja) 半導体デバイスの過電流時のターンオフ回路装置
JPH0653795A (ja) 半導体装置
JP7099075B2 (ja) 半導体モジュール
JPH11205112A (ja) 高耐圧パワー集積回路
JP3532377B2 (ja) 電圧駆動形スイッチ素子のゲート駆動回路
JP6847641B2 (ja) ゲート駆動回路
JP2003189593A (ja) 絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路、絶縁ゲート型半導体モジュール及び電力変換装置
JPH05218836A (ja) 絶縁ゲート素子の駆動回路
JP3468067B2 (ja) 電圧駆動型半導体素子の過電流抑制回路
JP2002153043A (ja) 電圧駆動型半導体素子のゲート駆動装置
JP3649154B2 (ja) 過電流保護装置
JP2004119842A (ja) 電力用半導体素子の駆動回路
Bayerer et al. Low impedance gate drive for full control of voltage controlled power devices
JP2000295838A (ja) ドライブ回路

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees