JP2956181B2 - 抵抗素子を有する半導体装置 - Google Patents

抵抗素子を有する半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に関し、特に抵抗素子の抵抗値の
導電型濃度依存を少なくした半導体装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、半導体装置に抵抗素子を形成する場合、次のよ
うな構造が用いられている。
第1の構造は、第4図(a)に示すように半導体基
板、例えばn型シリコン基板1に形成されたp型拡散層
3の拡散抵抗を利用するものである。すなわち、このp
型拡散層3の離れた位置にそれぞれp+型拡散層8を形成
し、これらp+型拡散層8に配線層10を接続し、これら配
線層10間に抵抗値が得られる。なお、4はフィールド酸
化膜、9は層間絶縁膜である。
第2の構造は、第5図(a)に示すように、n型シリ
コン基板1に形成したpウェル2に構成したnチャネル
MOSトランジスタのチャネル領域の抵抗を利用するもの
である。すなわち、pウェル3にn+型ソース・ドレイン
領域7を形成し、かつゲート絶縁膜6を介してゲート電
極5を形成している。この場合、ゲート電極5にはnチ
ャネルMOSトランジスタが導通する電位(通常VDD)が印
加され、ソース・ドレイン領域7に接続される配線10間
に抵抗が得られる。
さらに、図示は省略するが、第3の構造として、MOS
トランジスタのゲート電極に用いられるn型またはp型
のポリシリコン層の抵抗を利用するものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第4図(a)に示した第1の構造で
は、pウェル3の表面濃度のばらつきにより、その表面
濃度が高くなるとpウェル拡散抵抗値が下がる傾向があ
る。この様子を第4図(b)に示す。
また、第5図(a)に示した第2の構造では、pウェ
ル2の表面濃度のばらつきがnチャネルMOSトランジス
タのスレッショルド電圧のばらつきにつながる。すなわ
ち、pウェルの表面濃度が高くなると、nチャネルMOS
トランジスタのスレッショルド電圧が高くなり、これに
よりチャネル抵抗も高くなる傾向がある。この様子を第
5図(b)に示す。
さらに、第3の構造では、ポリシリコン層の導電型を
決めるイオン注入や拡散条件のばらつきが抵抗値の変動
につながる。また、ポリシリコンを用いた抵抗層で数キ
ロオーム〜数十キロオームの高い抵抗値を得ようとする
と、チップ上に非常に広い領域を必要とするという問題
がある。
本発明の目的は、不純物の濃度に依存することなく安
定した抵抗値の抵抗素子を構成することができる半導体
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体装置は、第1導電型の半導体基板に形
成された第2導電型の第1のウェルおよび第2のウェル
と、第1のウェルに形成され、そのゲートにスレッショ
ルド電圧以上の電位が印加された電界効果トランスと、
第2のウェルに形成された拡散抵抗とを備え、前記電界
効果トランジスタのソースまたはドレインのいずれかと
拡散抵抗の一端とを直列に接続して抵抗素子を構成して
いる。
この場合、第1のウェルと第2のウェルは同一工程で
形成され、その表面濃度が等しく形成される。
〔作用〕
本発明によれば、第1のウェルに形成した電界効果ト
ランジスタの抵抗値と、第2のウェルに形成した拡散抵
抗の抵抗値とは、各ウェルの表面濃度に対してそれぞれ
相補的な特性であるため、これらを直列接続した合成抵
抗値は、表面濃度の変化に対して変動の少ない安定した
値となる。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の半導体装置の断面図であ
る。n型シリコン基板1には、フィールド酸化膜4で分
離された領域に、イオン注入または熱拡散通の方法でp
ウェル2,3をそれぞれ形成する。pウェル2はnチャネ
ルMOSトランジスタを形成するために、pウェル3は抵
抗層として用いられるためにそれぞれ形成されており、
両者は同一工程で形成され、深さ,濃度は同じである。
前記pウェル2には、nチャネルMOSトランジスタの
ソース・ドレインとなるn+型拡散層7を形成し、その上
にゲート絶縁膜6およびゲート電極5が形成される。ま
た、pウェル3には、pウェル拡散抵抗の取出し口とし
てp+型の拡散層8が形成されている。そして、層間絶縁
膜9を形成し、コンタクトホールを開設した上で、前記
ソース・ドレイン領域7,p+型拡散層8にそれぞれ配線10
を接続する。このとき、ソース,ドレイン領域7のいず
れか一方とp+型高濃度拡散層8を配線層10で直列接続し
ている。
なお、これらの構造は、周知のCMOSシリコンゲートプ
ロセスで得ることができる。
このように構成された半導体装置は、pウェル2に構
成されたnチャネルMOSトランジスタのゲート電極5は
このトランジスタが常時オンになる電位(通常VDD)に
固定している。
第2図に第1図の等価回路を示す。
したがって、このようにnチャネルMOSトランジスタ
による抵抗素子と、拡散抵抗による抵抗素子を直列接続
した抵抗値の特性は、第4図(b)の特性と、第5図
(b)の特性を合成した抵抗値とする。すなわち、pウ
ェル3に形成された拡散抵抗は、第4図(b)のよう
に、pウェル3の表面濃度の増加に伴い減少する。ま
た、pウェル2に形成されたnチャネルMOSトランジス
タのチャネル抵抗は、第5図(b)のように、pウェル
2の表面濃度に比例して増加する。つまり、各抵抗の抵
抗値はpウェル2,3の表面濃度に対して相補的な特性で
ある。
したがって、これらの特性を合成した第1図の構成の
抵抗素子の抵抗値は、第3図に実線で示すように、pウ
ェル2,3の表面濃度の変化に対して抵抗値の変動が少な
い特性となり、安定した抵抗値の抵抗素子を得ることが
できる。
なお、この実施例では、n型シリコン基板にpウェル
を形成した例を述べたが、逆導電型で実現可能であるこ
とは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、半導体基板に形成した
第1のウェルに構成した電界効果トランジスタの抵抗値
と、同様の第2のウェルに構成した拡散抵抗の抵抗値と
は、各ウェルの表面濃度に対してそれぞれ相補的な特性
であるため、これらを直列接続した合成抵抗値は、表面
濃度の変化に対して変動の少ない安定した値となり、こ
れにより抵抗値の変動の少ない抵抗素子を備える半導体
装置を容易に構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は第1図の
等価回路図、第3図は第1図の構成の抵抗値の特性図、
第4図は従来の第1の構造を示し、同図(a)は断面
図、同図(b)は抵抗値の特性図、第5図は従来の第2
の構造を示し、同図(a)は断面図、同図(b)は抵抗
値の特性図である。 1……n型シリコン基板、2,3……pウェル、4……フ
ィールド酸化膜、5……ゲート電極、6……ゲート絶縁
膜、7……ソース・ドレイン領域(n+型拡散領域)、8
……p+型拡散層、9……層間絶縁膜、10……配線。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体基板に形成された第2
    導電型の第1のウェルおよび第2のウェルと、前記第1
    のウェルに形成され、そのゲートにスレッショルド電圧
    以上の電位が印加された電界効果トランジスタと、第2
    のウェルに形成された拡散抵抗とを備え、前記電界効果
    トランジスタのソースまたはドレインのいずれかと前記
    拡散抵抗の一端とを直列に接続したことを特徴とする抵
    抗素子を有する半導体装置。
  2. 【請求項2】第1のウェルと第2のウェルは同一工程で
    形成され、その表面濃度が等しく形成されてなる特許請
    求の範囲第1項記載の抵抗素子を有する半導体装置。
JP2249095A 1990-09-19 1990-09-19 抵抗素子を有する半導体装置 Expired - Lifetime JP2956181B2 (ja)

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