JP2954959B2 - 新規ミルベマイシン類およびその製造法 - Google Patents

新規ミルベマイシン類およびその製造法

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JP2954959B2 JP1773790A JP1773790A JP2954959B2 JP 2954959 B2 JP2954959 B2 JP 2954959B2 JP 1773790 A JP1773790 A JP 1773790A JP 1773790 A JP1773790 A JP 1773790A JP 2954959 B2 JP2954959 B2 JP 2954959B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、新規マクロライド化合物およびその製造
法に関するものであり、さらに詳しくはミルベマイシン
類およびその類縁体ならびにそれらの製造法に関するも
のである。
従来の技術 ミルベマイシンは、一連のマクロライド化合物であっ
て、特開昭50−2972号公報、同56−32481号公報等によ
り公知の、下記式(III)の化合物である。
式中、Zは水酸基を示し、Vは水素原子を示し、Uは
メチル、エチルまたはイソプロピル基を示し、それぞれ
ミルベマイシンA3、ミルベマイシンA4およびミルベマイ
シンDと称されている。Zがヒドロキシイミノ基、Vが
水素原子、Uがエチル基(5−ケトミルベマイシンA45
−オキシム)である化合物は特開昭59−108785号公報に
より公知である。
また、Zが水酸基、Vがハロゲン原子、Uがエチル基
(13−ハロゲンミルベマイシンA4)である化合物は特開
昭62−70379号公報により、Zがオキソ基、Vが水酸
基、Uがエチル基(13−ヒドロキシ−5−ケトミルベマ
イシンA4)である化合物は特開昭61−103884号公報によ
り公知である。
これらの化合物は、いずれも殺虫、殺ダニおよび駆虫
活性を有することが知られている。
発明が解決する課題 本発明者等は、これらミルベマイシン類の新規類縁体
の探索について鋭意努力した結果、上記ミルベマイシン
A4、5−ケトミルベマイシンA45−オキシム、13−ハロ
ゲンミルベマイシンA4および13−ヒドロキシ−5−ケト
ミルベマイシンA4を、微生物またはそれが産生する酵素
を用いて変換することにより、新規ミルベマイシン類が
生産されることを見出して本発明を完成した。
特開昭61−233686号公報には、22,23−ジヒドロアベ
ルメクチンアグリコン、または13−デオキシ−22,23−
ジヒドロアベルメクチンアグリコンの微生物変換が開示
されているが、後述の通り、本願発明とは、使用する微
生物も水酸化される位置も異なる。
課題を解決するための手段 本発明によれば、下記の一般式(II)で表わされる化
合物を基質とし、このものを下記の一般式(I)で表わ
される化合物に変換しうる、アブシデイア属、シルシネ
ラ属、またはカニンガメラ属に属する微生物を、一般式
(II)で表わされる化合物を基質として含有する培地中
で培養するか、または、これらの微生物の培養菌体もし
くは酵素抽出液を一般式(II)で表わされる化合物と接
触させることにより、一般式(I)で表わされる化合物
を製造することができる。
(式中、Vは水素原子、ハロゲン原子または水酸基を示
し、Zは水酸基、ヒドロキシイミノ基またはオキサ基を
示す。) (式中、Vは水素原子、ハロゲン原子または水酸基を表
わし、(1)Vが水素原子のときWはメチル基またはヒ
ドロキシメチル基を示し、Wがメチル基のとき、Xは
メチル基、ヒドロキシメチル基または、カルボキシ基を
示し、Xがメチル基のときYは水酸基、Xがヒドロキシ
メチル基のときYは水素原子、Xがカルボキシ基のと
き、Yは水素原子を示し、Wがヒドロキシメチル基の
とき、Xはメチル基、Yは水酸基を示し、 (2)Vが水酸基のときWはメチル基を示し、Xはメチ
ル基、ホルミル基またはヒドロキシメチル基を示し、X
がメチル基のときYは水酸基、Xがホルミル基またはヒ
ドロキシメチル基のときYは水素原子を示し、 (3)Vがハロゲン原子のときWはメチル基を示し、X
はメチル基またはヒドロキシメチル基を示し、Xがメチ
ル基のときYは水酸基を示し、Xがヒドロキシメチル基
のときYは水素原子を示し、Vが水素原子またはハロゲ
ン原子のとき、Zは水酸基又はヒドロキシイミノ基を示
し、Vが水酸基のとき、Zは水酸基、ヒドロキシイミノ
基またはオキソ基を示す。)。
本発明の方法は、一般式(II)の化合物の微生物によ
る水酸化および/またはホルミル化/またはカルボキシ
化に関するものである。本発明の方法において25位に結
合したエチル基の31位または32位のどちらかは常に酸化
される。31位の場合は水酸化であり32位の場合は水酸
化、ホルミル化またはカルボキシ化である。これに対し
て30位のメチル基は常に水酸化されるわけではなく場合
によっては水酸化されないこともある。また、13位がメ
チレンの場合、そのメチレンは常に水酸化されるわけで
はなく場合によっては水酸化されないこともある。ま
た、5位がオキソ基の場合、そのオキソ基は還元されて
水酸基になる場合がある。しかし、還元されない場合も
ある。還元される場合その5位の水酸基はもとのミルベ
マイシン基質と比べて反転している。この反転は“エピ
メリ化(epi)−ヒドロキシ”として知られている。
本発明の方法において用いられる微生物はアブシデイ
ア属(genus Absidia),シルシネラ属(genus Circine
lla)、またはカニンガメラ属(genus Cunninghamell
a)に属する微生物であって、一般式(II)の化合物を
一般式(I)の化合物へ変換し得る微生物である。
本発明の方法において用いられる微生物の種類と、そ
の代表的な菌株であって公的な菌株分譲機関に保存され
た菌株はつぎのとおりである。
Absidia Cylindrospora SANK 31472(微工研菌寄第10
434号) Circinella umbellata SANK 44272(微工研菌寄第104
93号) Cunninghamella echinulata NRRL 3654 Cunninghamella echinulata IFO 4447 これらの微生物のうちで、Circinella umbellata SANK
44272(微工研菌寄第10493号)は本発明の方法に最も好
ましい。なお本菌はIFO 5842号として寄託されているも
のを入手し、再寄託したものであり、両者は同一の菌株
である。
SANK 31472株(微工研菌寄第10434号)は土壌から分
離したものでその菌学的性状は次の通りである。
本菌の生育は速く、そのコロニーの径は25℃、6日間
で80mmに達し羊毛状、明灰色で高さ5〜8mmである。ほ
ふく枝(Stolon)の径は5〜15μmで、無色ないし淡褐
色、滑面であり、まれに隔壁が見られる。仮根(Rhizoi
d)はほふく枝の膨んだ部分に生じることが多く長さ250
〜300μmであまり分岐しない。
胞子嚢柄は長さ50〜400μm、径は5〜12μmで無色
ないしわずかに着色し、やや粗面、非分岐または分岐す
る。分岐して生じたものは小型の胞子嚢柄を形成するこ
とが多い。胞子嚢は洋梨型、無色ないし淡褐色で直径10
〜40μm、アポフィシス(Apophysis)を有し胞子嚢胞
子を内蔵する。胞子嚢壁は透明、ほとんど滑面である。
柱軸(Columella)は無色ないし淡褐色、カラー(Col
larette)を伴う場合と伴わない場合があり、径10〜30
μm、小型の柱軸には先端にしばしば2〜3×1.5〜2.0
μm程度の突起を一個有する。
胞子嚢は無色、平滑で楕円(Ellipsoidal)ないし円
筒形(Cylindrical)でそのサイズは3.5〜4.5×1.5〜2.
5μmである。
生育は25℃付近が良好で10℃ではごくわずかに生育す
るが37℃では全く生育しない。
以上の諸性状から検索を行なったところ、H.Zychaお
よびR.Siepmann著Mucorales,1969年、J.Cramer発行の95
頁、およびC.W.HesseltineおよびJ.J.Ellis著Mycologia
vol.56巻、1964年591頁に記載されているAbsidia cyli
ndrosporaとよく一致した。従って本菌をAbsidia cylin
drospora Hagemと同定した。
本発明の方法は、種々の態様で実施することが出来
る。たとえば、(1)微生物を培養している培地中で基
質である式(II)の化合物を該微生物と接触させる方
法、(2)微生物を培養した培地から菌体を集め、これ
に式(II)の化合物を接触させる方法、(3)菌体から
調製された無細胞抽出物を式(II)の化合物と接触させ
る方法等をあげることができる。
変換菌の培養は、通常微生物が利用できる栄養物を含
有する培地中で培養することにより行なわれる。栄養源
としては、一般に微生物の培養に使用される公知のもの
を使用することが出来る。
たとえば、炭素源としては、グルコース、シュークロ
ース、マルトース、乳糖、澱粉、グリセリン、水飴、糖
蜜、大豆油等が使用される。また、窒素源としては、大
豆粉、小麦はい芽、肉粉、魚粉、肉エキス、ペプトン、
コーンステイープリカー、乾燥酵母、硝酸アンモニウム
などのアンモニウム塩等が使用される。その他、必要に
応じて、食塩、塩化カリウム、炭酸カルシウム、燐酸塩
等の無機塩のほか、菌の発育を助け、前記の水酸化能を
有する酵素の生産を促進する添加物を適宜組み合わせて
使用することが出来る。
培養は好気的条件下で行なわれ、培養温度は20〜29
℃、好適には24〜27℃である。
(1)法は、式(II)の化合物を添加して培養するこ
とにより行なわれる。添加の時期は、使用する変換菌の
至適培養条件、特に培養装置、培地組成、培養温度等に
より異なるが、変換菌の水酸化能が高まり始める時期が
よく、通常は変換菌の培養開始後1〜5日通過した時点
が好ましい。原料化合物、すなわち基質の添加量は、培
地に対して0.01〜5.0%、好ましくは0.025〜2.0%であ
る。
原料化合物添加後の培養は、好気的条件下、上記の培
養温度で行なわれる。培養期間は、原料化合物の添加後
1〜8日程度である。
(2)法は、上記(1)の方法により変換菌を少量の
基質で存在下で培養し、変換菌の水酸化能が最大となる
まで培養することにより行なわれる。
すなわち、水酸化能は培地の種類、温度等によって異
なるが、通常は培養開始後2〜3日で最大となるので、
この時点で培養を終了する。集菌は培養物を遠心分離、
濾過等の方法に付すことによって行なわれる。集菌され
た変換菌菌体は、通常、生理食塩水、緩衝液等で洗浄し
て使用するのが好ましい。このようにして得られた変換
菌菌体を原料化合物と接触させるには、通常は水性触体
中、例えばpH5〜9の燐酸緩衝液中で行なわれる。接触
による反応は、通常20〜45℃、好適には25〜35℃で行な
われる。基質の濃度は、通常培地に対して0.01〜5.0%
である。反応時間は、基質濃度、反応温度等によるが、
通常は1〜5日位である。
(3)法での無細胞抽出液は、上記の方法で得られた
変換菌菌体に物理的又は化学的手法を適用し、たとえ
ば、磨砕、超音波処理等によって菌体破砕物として、ま
たは有機溶媒、界面活性剤、酵素処理等によって菌体溶
解液として得られる。
このようにして得られた無細胞抽出液を原料化合物と
接触させるには、上記の変換菌菌体と接触させる方法と
同様にして行なわれる。
変換反応終了後、目的化合物は生成物から既知の方法
で採取、分離、精製することができる。たとえば、得ら
れた生成物を濾過し、得られた濾液を酢酸エチルのよう
な、水と混和しにくい有機溶媒で抽出し、抽出液から溶
媒を留去したのち、得られた粗目的化合物をシリカゲ
ル、アルミナ等を用いたカラムクロマトグラフィーに付
し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製す
ることができる。
式(I)の化合物は、それ自体殺虫、殺ダニおよび駆
虫活性を有し、または殺虫、殺ダニおよび駆虫活性を有
する他の化合物の合成中間体として有用である。
式(I)の化合物は、果樹、野菜及び花きに寄生する
ナミハダニ(Tetranychus)、リンゴハダニ(Panonychu
s)およびサビダニ等の成虫、幼虫及び卵、動物に寄生
するマダニ科(Ixodidae)、ワクモ科(Dermanyssida
e)およびヒゼンダニ科(Sarcoptidae)等に対して優れ
た殺ダニ活性を有している。
さらに、ヒツジバエ(Oestrus)、キンバエ(Lucili
a)、ウシバエ(Hypoderma)、ウマバエ(Gautrophilu
s)等、およびノミ、シラミ等の動物や鳥類の外部寄生
虫;ゴキブリ、イエバエ等の衛生害虫;その他、アブラ
ムシ類、鱗し目幼虫等の各種農園芸害虫に対して活性を
有している。更にまた、土壌中のネコブセンチュウ(Me
loidogyne)、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchu
s)、ネダニ(Phizoglyphus)等に対しても活性を有し
ている。
また、式(I)の化合物は、植物に害を与える昆虫、
特に植物を摂取することによって害を与える昆虫に対し
ても活性を有している。
さらにまた、式(I)の化合物は、動物及び人間の駆
虫剤として、優れた殺寄生虫活性を有している。とく
に、豚、羊、山羊、牛、馬、犬、猫および鶏のような家
畜、家禽類およびペットに感染する線虫に対しても有効
である。
式(I)の化合物を農園芸用に使用するときは、粉
剤、水和剤、乳剤等のこの分野で周知の製剤に調製して
使用される。必要に応じて、水で希釈されて使用される
ときは、有効成分の濃度は、およそ1〜10ppm程度であ
る。
式(I)の化合物を動物用駆虫剤に使用するときは、
粉剤、錠剤、カプセル、注射剤等のこの分野で周知の製
剤に調製して使用される。経口的に投与されるときは、
投与量は、およそ体重1kgあたり0.01〜100mg、好適には
0.5〜50mg程度である。
次に、本発明を実施例によって更に具体的に説明す
る。
実施例 1 下記の組成の培地100mlを含有する500ml容三角フラス
コ10本に、Circinella umbellata SANK 44272(微工研
菌寄第10493号)を植菌し、26℃、200rpmで回転振とう
培養した。2日後に、ミルベマイシンA4をその5%ジオ
キサン溶液を用いて最終濃度で0.05%になるように添加
し、さらに7日間26℃、200rpmで培養した。培養終了
後、反応液を吸引濾過し、菌体と濾液とに分けた。
培地組成 グルコース 1.0% イーストエキス 0.3% マルツエキス 0.3% ポリペプトン 0.5% イオン交換水 pH無修正 濾液を酢酸エチル500mlで3回抽出し、抽出液を無水硫
酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮した。菌体は80%メタ
ノール水溶液300mlで、3回抽出し、メタノールを減圧
下に留去したのち、濾液と同様に酢酸エチル抽出し、濃
縮した。
菌体と濾液とからの抽出物795.8mgをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−100 500g使用、
展開溶媒 ヘキサン(500ml)→ヘキサン−酢酸エチル
(3:1,2000ml)→ヘキサン−酢酸エチル(2:1,2000ml)
→ヘキサン−酢酸エチル(1:1,4000ml)→ヘキサン−酢
酸エチル(1:2,3000ml))により分離し、ミルベマイシ
ンA438mg(回収率7.6%)、フラクションNo.1を78mg、
フラクションNo.2を204mg及びフラクションNo.3を34mg
得た。フラクションNo.1を逆相シリカゲルクロマトグラ
フィー(富士ゲル販売株式会社ODSQ3 100g使用、展開
溶媒 水(300ml)→水−メタノール(2:1,300ml)→水
−メタノール(1:1,300ml)→水−メタノール(3:5,600
ml)→水−メタノール(1:2,1000ml)→水−メタノール
(1:3,300ml))により精製し、30−ヒドロキシミルベ
マイシンA4を42.16mg、24−ヒドロキシミルベマイシンA
4を18.5mg得た。また、フラクションNo.3も同様に逆相
シリカゲルクロマトグラフィー(富士ゲル販売株式会社
ODSQ3 100g使用、展開溶媒水(200ml)→水−メタノー
ル(2:1,300ml)→水−メタノール(1:1,300ml)→水−
メタノール(1:2,2000ml)により精製し、32−ヒドロキ
シミルベマイシンA4(式I:V=Y=水素原子、W=メチ
ル基、X=ヒドロキシメチル基、Z=水酸基)を12.4m
g、31−ヒドロキシミルベマイシンA4(式I:V=水素原
子、W=X=メチル基、Y=Z=水酸基)を9.5mg得
た。さらにまた、フラクションNo.2も逆相シリカゲルク
ロマトグラフィー(富士ゲル販売株式会社ODSQ3 100g
使用、展開溶媒 水(300ml)→水−メタノール(2:1,3
00ml)→水−メタノール(1:1,300ml)→水−メタノー
ル(3:5,1200ml)→水−メタノール(1:2,1200ml))で
精製し30−ヒドロキシミルベマイシンA473.0mg、32−ヒ
ドロキシミルベマイシンA4を10.7mg、31−ヒドロキシミ
ルベマイシンA4を3.7mg、及び、混合物Aを92.2mg得
た。混合物Aはt−ブチルジメチルシリル化し(t−ブ
チルジメチルシリルクロライド30mg、イミダゾール12m
g、ジメチルホルムアミド2ml、室温、1時間)、得られ
たシリル化混合物を分取用薄層シリカゲルクロマトグラ
フィー(メルク社製、Art5744,20cm×20cm、厚さ0.5m
m、4枚使用、ヘキサン−酢酸エチル(5:1)で展開)に
より分離し、32−ヒドロキシ−32,5−ジ−O−t−ブチ
ルジメチルシリルミルベマイシンA4を57.5mg、24−ヒド
ロキシ−5−O−t−ブチルジメチルシリルミルベマイ
シンA4を37.5mg得た。それぞれ脱シリル化し(パラトル
エンスルホン酸、メタノール)、32−ヒドロキシミルベ
マイシンA4を38.2mg、24−ヒドロキシミルベマイシンA4
を30.0mg得た。
以上の分離操作により、32−ヒドロキシミルベマイシ
ンA4を61.3mg(収率11.9%)、31−ヒドロキシミルベマ
イシンA4を13.2mg(収率2.56)%、30−ヒドロキシミル
ベマイシンA4を115.1mg(収率22.4%)、24−ヒドロキ
シミルベマイシンA4を48.5mg(収率9.42%)、ミルベマ
イシンA4を38mg(回収率7.6%)得た。
32−ヒドロキシミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);558(M+),522,430,412,314,28
0,211,183,151 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;0.85(d,3H,J
=6.5Hz,C30H3)、1.01(d,3H,J=6.9Hz,C28H3)、1.53
(s,3H,C29H3)、1.87(s,3H,C26H3)、3.26(q,1H,J=
2.4Hz,C2H)、3.44(td,1H,J=9.3Hz,2.8Hz,C25H)、3.
60(m,1H,C17H)、3.83(t,2H,J=4,8Hz,C32H2)、3.96
(d,1H,J=6.1Hz,C6H)、3.97(br.s,1H,C7−OH)、4.2
9(br.s,1H,C5H)、4.96(t,1H,J=7.7Hz,C15H)、5.27
(m,1H,C19H)、5.35〜5.44(m,2H,C11H,C3H)、5.69〜
5.84(m,2H,C9H,C10H) 31−ヒドロキシミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);558(M+),522,430,412,280,21
1,183,151 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;0.89(d,3H,J
=6.1Hz,C30H3)、1.01(d,3H,J=6.4Hz,C28H3)、1.32
(d,3H,J=6.4Hz,C32H3)、1.53(s,3H,C29H3)、1.87
(s,3H,C26H3)、3.04(d,1H,J=10.0Hz,C25H)、3.27
(q,1H,J=2.4Hz,C2H)、3.54(m,1H,C17H)、3.90〜4.
00(m,3H,C31H,C6H,C7−OH)、4.30(t,1H,J=6.5Hz,C5
H)、4.95(dd,1H,J=6.9Hz,8.1Hz,C15H)、5.26〜5.44
(m,3H,C19H,C11H,C3H)、5.70〜5.83(m,2H,C9H,C
10H) 24−ヒドロキシミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);558(M+),522,430,412,314,28
0,261,211,183,151 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;1.01(d,3H,J
=6.5Hz,C28H3)、1.04(t,3H,J=7.3Hz,C32H3)、1.12
(s,3H,C30H3)、1.53(s,3H,C29H3),1.88(d,3H,J=
1.2Hz,C26H3)、3.27(q,1H,J=2.4Hz,C2H)、3.34(d
d,1H,J=10.1Hz,3.2Hz,C25H)、3.59(m,1H,C17H)、3.
96(d,1H,J=6.5Hz,C6H)、3.98(s,1H,C7−OH)、4.29
(br.s,1H,C5H)、4.95(t,1H,J=7.7Hz,C15H)、5.29
〜5.43(m,3H,C19H,C11H,C3H)、5.69〜5.83(m,2H,C
9H,C10H) 実施例 2 実施例1の方法に従って、ミルベマイシンA4を基質と
し、下記の種々の微生物を用いて31−ヒドロキシミルベ
マイシンA4および32−ヒドロキシミルベマイシンA4を得
た。
なお、変換率はつぎの基準による: +1:0.5−5.0% +2:5.0−10.0% 実施例 3 実施例1と同一の組成の培地100mlを含有する500ml容
三角フラスコ9本に、Absidia cylindrospora SANK 314
72(微工研菌寄第10434号)を植菌し、26℃、200rpmで
回転振とう培養した。2日後に、ミルベマイシンA4をそ
の5%ジオキサン溶液を用いて最終濃度で0.05%になる
ように添加し、さらに7日間26℃、200rpmで培養した。
培養終了後、反応液を吸引濾過し、菌体と濾液とに分け
た。濾液を酢酸エチル500mlで3回抽出し、抽出液を無
水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮した。菌体を80%
メタノール水溶液200mlで、3回抽出し、メタノールを
減圧下に留去したのち、濾液と同様に酢酸エチルで抽出
し、濃縮した。菌体と濾液とからの抽出物454.9mgのう
ち、90mgを分取用薄層シリカゲルクロマトグラフィー
(メルク社製Art.5744 20cm×20cm、厚さ0.5mm、3枚使
用、ヘキサン−酢酸エチル(1:1)で展開)で精製し、
ミルベマイシンA432−オイツク アシッド(式I:V=Y
=水素原子、W=メチル基、X=カルボキシ基、Z=水
酸基)を15.3mg(収率16.3%)、30,31−ジヒドロキシ
ミルベマイシンA4(式I;V=水素原子、W=ヒドロキシ
メチル基、X=メチル基、Y=Z=水酸基)を8.5mg
(収率9.0%)、13,32−ジヒドロキシミルベマイシンA4
(式I:V=Z=水酸基、W=メチル基、X=ヒドロキシ
メチル基、Y=水素原子)を5.6mg(収率5.9%)、24−
ヒドロキシミルベマイシンA4を6.3mg(収率6.9%)及
び、混合物Bを10.5mgを得た。混合物Bは、逆相シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(富士ゲル販売株式会社
ODSQ3 100g使用、展開溶媒 水(400ml)→水−メタノ
ール(2;1,300ml)→水−メタノール(1:1,200ml)→水
−メタノール(2:3,300ml)→水−メタノール(1:2,300
ml)→水−メタノール(1:4,300ml))により精製し、1
3−ヒドロキシミルベマイシンA432−アール(式I:V=Z
=水酸基、Y=水素原子、W=メチル基、X=ホルミル
基)を3.1mg(収率3.3%)得た。
ミルベマイシンA432−オイツク アシッド 質量スペクトル(m/z);572(M+),444,426,294,225,19
7,151 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;0.86(d,3H,J
=6.5Hz,C30H3)、0.91(d,3H,J=6.5Hz,C28H3)、1.50
(s,3H,C29H3)、1.83(s,3H,C26H3)、2.37(dd,1H,J
=14.9Hz,10.9Hz,C31H)、2.64(dd,1H,J=14.9Hz,3.2H
z,C31H)、3.26(q,1H,J=2.4Hz,C2H)、3.65(td,1H,J
=10.9Hz,3.2Hz,C25H)、3.83(m,1H,C17H)、3.97(d,
1H,J=5.6Hz,C6H)、4.33(br.s,1H,C5H)、4.61(dd,1
H,J=14.1Hz,2.0Hz,C27H)、4.69(dd,1H,J=14.1Hz,2.
4Hz,C27H)、4.92〜5.01(m,2H,C15H,C19H)、5.38(d,
1H,J=1.2Hz,C3H)、5.50(dd,1H,J=14.5Hz,9.3Hz,C11
H)、5.63(dd,1H,J=14.5Hz,10.9Hz,C10H)、5.90(b
r.d,1H,J=10.9Hz,C9H) 30,31−ジヒドロキシミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);574(M+),556,446,314,296,24
8,227,199,151 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;1.01(d,3H,J
=6.4Hz,C28H3)、1.37(d,3H,J=6.4Hz,C32H3)、1.54
(s,3H,C29H3)、1.88(d,3H,J=1.6Hz,C26H3)、3.21
(d,1H,J=0.8Hz,C25H)、3.28(q,1H,J=2.4Hz,C
2H)、3.35〜3.65(m,3H,C17H,C30H2)、3.96(d,1H,J
=6.4Hz,C6H)4.30(m,2H,C5H,C31H)、4.93(dd,1H,J
=8.1Hz,6.0Hz,C15H)、5.28〜5.43(m,3H,C19H,C11H,C
3H)、5.67〜5.84(m,2H,C9H,C10H) 13,32−ジヒドロキシミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);574(M+),556,446,428,295,21
1,183,151 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;0.85(d,3H,J
=6.5Hz,C30H3)、1.14(d,3H,J=6.9Hz,C28H3)、1.59
(s,3H,C29H3)、1.87(s,3H,C26H3)、3.26(q,1H,J=
2.4Hz,C2H)、3.44(td,1H,J=9.3Hz,2.8Hz,C25H)、3.
60(m,1H,C17H),3.72(d,1H,J=9.7Hz,C13H)、3.83
(t,2H,J=5.2Hz,C32H2)、3.96(d,1H,J=6.0Hz,C
6H)、4.29(brs,1H,C5H)、5.21〜5.40(m,4H,C15H,C
11H,C19H,C3H)、5.74〜5.90(m,2H,C9H,C10H) 13−ヒドロキシミルベマイシンA4−アール 質量スペクトル(m/z);572(M+),554,293,29,181 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;0.86(d,3H,6.
5Hz,C30H3)、1.14(d,3H,J=6.4Hz,C28H3)、1.58(s,
3H,C29H3)1.87(s,3H,C26H3)、2.57〜2.61(m,2H,C13
H2)、3.25(q,1H,J=2.4Hz,C2H)、3.63(m,1H,C
17H)、3.72〜3.81(m,2H,C13H,C25H)、3.95(d,1H,J
=6.5Hz,C6H)、4.29(br.s,1H,C5H)、5.19(m,1H,C19
H)、5.27〜5.43(m,3H,C15H,C11H,C3H)、5.74〜5.84
(m,2H,C9H,C10H)、9.90(t,1H,J=2.0Hz,C32H) 実施例 4 実施例1と同一の組成の培地100mlを含有する500ml容
三角フラスコ20本に、Circinella umbellata SANK 4427
2(微工研菌寄第10493号)を植菌し、26℃、200rpmで回
転振とう培養した。2日後に、5−ケトミルベマイシン
A45−オキシム(式II:V=水素原子、Z=ヒドロキシイ
ミノ基)をその5%ジオキサン溶液を用いて最終濃度で
0.025%になるように添加し、さらに7日間26℃、200rp
mで培養した。培養終了後、反応液を吸引濾過し、菌体
と濾液に分けた。濾液を酢酸エチル1000mlで3回抽出
し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮
し、234mg得た。菌体を80%メタノール水溶液300mlで3
回抽出し、メタノールを減圧下に留去したのち、濾液と
同様に酢酸エチルで抽出、濃縮し、428mg得た。濾液か
ら抽出物234mgをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−100、35g使用、展開溶媒 n−ヘキサ
ン−酢酸エチル(8:2,160ml)→n−ヘキサン−酢酸エ
チル(7:3,80ml)→n−ヘキサン−酢酸エチル(6:4,10
0ml)→n−ヘキサン−酢酸エチル(5:5,250ml)→n−
ヘキサン−酢酸エチル(4:6,100ml)→n−ヘキサン−
酢酸エイル(3:7,100ml)→n−ヘキサン−酢酸エチル
(2:8,200ml)→n−ヘキサン−酢酸エチル(1:9,100m
l)→酢酸エチル(200ml)により分離し、5−ケトミル
ベマイシンA45−オキシム13mg、および変換物の混合物
のフラクションを53.3mg得た。さらに菌体からの抽出物
428mgをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコー
ゲルC−100、36g使用、展開溶媒 n−ヘキサン−酢酸
エチル(8:2,50ml)→n−ヘキサン−酢酸エチル(7:
3、200ml)→n−ヘキサン−酢酸エチル(6:4,100ml)
→n−ヘキサン−酢酸エチル(5:5,100ml)→n−ヘキ
サン−酢酸エチル(4:6,100ml)→n−ヘキサン−酢酸
エチル(3:7,170ml)→n−ヘキサン−酢酸エチル(2:
8,100ml)→n−ヘキサン−酢酸エチル(1:9,100ml)→
酢酸エチル(200ml)により分離し、5−ケトミルベマ
イシンA45−オキシム185.6mg、および変換物の混合物の
フラクションを66.9mgを得た。これらの変換物の混合物
フラクションを併せ2mlのメタノールに溶解し4回に分
け、逆相カラム、センシューパックODS−H−5251(φ2
0×250mm、センシュー科学(株)製)を用いて15ml/分
の流速で(アセトニトリル:蒸留水=55:45)で紫外部
吸収243nmでモニターしながら展開溶出した。21.2分に
溶出されたピークを分取し、この溶出液を減圧濃縮し、
13−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA45−オキソ
ムを75.2mg(収率146%)を得た。31.1分に溶出された
ピークを分取し、この溶出液を減圧下濃縮し、24−ヒド
ロキシ−5−ケトミルベマイシンA45−オキシムを46.2m
g(収率8.98%)得た。34.2分に溶出されたピークを分
取し、この溶出液を減圧不濃縮し、粗32−ヒドロキシ−
5−ケトミルベマイシンA45−オキシムを得た。36.6分
に溶出されたピークを分取、溶出液を減圧下濃縮し、粗
31−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA45−オキシ
ムを得た。さらに得られる粗31−ヒドキシ−5−ケトミ
ルベマイシンA45−オキシムを少量のメタノールに溶解
し、セミ分取用カラム、センシューパックODS−H−425
1(φ10×250mm、センシュー科学(株)製)を用いて4m
l/分の流速で(アセトニトリル:蒸留水=55:45)で紫
外部吸収243nmでモニターしながら展開溶出した。41.2
分に溶出されたピークを分取し、この溶出液を減圧下濃
縮し、31−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA45−
オキシム(式I:V=水素原子、W=X=メチル基、Yは
水酸基、Z=ヒドロキシイミノ基)を1.1mg(収率0.21
%)得た。さらに、粗32−ヒドロキシ−5−ケトミルベ
マイシンA45−オキシムを少量のメタノールに溶解し、
セミ分取用カラム、センシューパックODS−H−2451
(φ10×250mm、センシュー科学(株)製)を用いて4ml
/分の流速で(アセトニトリル:蒸留水=65:35)で紫外
部吸収243nmでモニターしながら展開溶出した。15.7分
に溶出されたピークを分取し、この溶出液を減圧下濃縮
し、32−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA45−オ
キシム(式I:V=Y=水素原子、W=メチル基、X=ヒ
ドロキシメチル基、Z=ヒドロキシイミノ基)を6.87mg
(収率1.33%)得た。5−ケトミルベマイシンA45−オ
キシムは併せて198.7mg(回収率39.6%)回収した。
31−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA45−オキシ
ム 質量スペクトル(m/z);571(M+),553,292,211,183,15
1 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;0.89(d,3H,3
=6.5Hz,C30H3)、1.01(d,3H,J=6.4Hz,C28H3)、1.33
(d,3H,J=6.5Hz,C32H3)、1.54(s,3H,C29H3)、1.95
(d,3H,J=1.2Hz,C26H3)、3.05(d,1H,J=10.1Hz,C
25H)、3.39(m,1H,C2H)、3.56(m,1H,C17H)、3.94
(m,1H,C31H)、4.67(s,1H,C6H)、4.65〜4.81(m,2H,
C27H2)、4.95(m,1H,C15H)、5.33〜5.46(m,2H,C19H,
C11H)、5.72〜5.91(m,3H,C10H,C3H,C9H) 32−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA45−オキシ
ム 質量スペクトル(m/z);571(M+),553,537,292,211,18
3,151 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;0.85(d,3H,J
=6.2Hz,C30H3)、1.02(d,3H,J=6.6Hz,C28H3)、1.54
(s,3H,C29H3)、1.94(s,3H,C26H3)、3.37(m,1H,C
2H)、3.44(td,1H,J=9.5Hz,2.4Hz,C25H)、3.60(m,1
H,C17H)、3.83〜3.85(m,3H,C32H2,C7−OH)、4.66
(s,1H,C6H)、4.66〜4.80(m,2H,C27H2)、4.96(m,1
H,C15H)、5.28〜5.46(m,2H,C19H,C11H)、5.71〜5.90
(m,3H,C10H,C3H,C9H) 24−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA45−オキシ
ム 質量スペクトル(m/z);571(M+),553,537,292,211,18
3,151 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3)ppm;1.01(d,3H,J
=6.5Hz,C28H3)、1.05(t,3H,J=7.3Hz,C32H3)、1.13
(s,3H,C30H3)、1.54(s,3H,C29H3)、1.94(q,3H,J=
0.8Hz,C26H3)、3.35(dd,1H,J=10.1Hz,3.2Hz,C
25H)、3.39(t,1H,J=2.4Hz,C2H)、3.59(m,1H,C
17H)、4.67(s,1H,C6H)、4.67〜4.81(m,2H,C
27H2)、4.95(t,1H,J=7.3Hz,C15H)、5.34〜5.45(m,
2H,C19H,C11H)、5.72〜5.81(m,2H,C10H,C3H)、5.87
(dt,1H,J=11.3Hz,2.0Hz,C9H) 実施例 5 実施例1と同一の組成の培地20mlを含有する100ml容
三角フラスコ9本に、Circinella umbellata SANK 4427
2(微工研菌寄第10493号)を植菌し、26℃、200rpmで回
転振とう培養した。2日後に、13−フルオロミルベマイ
シンA4(式II:V=フッ素原子、Z=水酸基)をその5%
ジオキサン溶液を用いて最終濃度で0.025%になるよう
に添加し、さらに7日間26℃、200rpmで培養した。培養
終了後、反応液を吸引濾過し、菌体と濾液とに分けた。
濾液を酢酸エチル100mlで3回抽出し、抽出液を無水硫
酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮し、39.6mg得た。菌体
を80%メタノール水溶液70mlで3回抽出し、メタノール
を減圧下に留去したのち、濾液と同様に酢酸エチルで抽
出、濃縮し、26.0mg得た。濾液からの抽出物と菌体から
の抽出物を併せ2mlのメタノールに溶解し、逆相カラ
ム、センシューパックODS−H5251(φ20×250mm、セン
シュー科学(株)製)を用いて14ml/分の流速で(アセ
トニトリル:蒸留水=65:35)で紫外部吸収243nmでモニ
ターしながら展開溶出した。5.6分に溶出されたピーク
を分取し、この溶出液を減圧下濃縮し、13−フルオロ−
30−ヒドロキシミルベマイシンA4を4.8mg(収率10.4
%)得た。9.8分に溶出されたピークを分取し、この溶
出液を減圧下濃縮し、13−フルオロ−24−ヒドロキシミ
ルベマイシンA4を4.9mg(収率10.6%)得た。11.3分に
溶出されたピークを分取し、この溶出液を減圧下濃縮
し、13−フルオロ−32−ヒドロキシミルベマイシンA
4(式I:V=フッ素原子、W=メチル基、X=ヒドロキシ
メチル基、Y=水素原子、Z=水酸基)を4.6mg(収率
9.9%)得た。
13−フルオロ−32−ヒドロキシミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);576(M+),558,448,428,332,27
9,211,183 核磁気共鳴スペクトル(270MHz) δ(CDCl3)ppm;0.8
6(d,3H,J=6.4Hz,C30H3)、1.16(d,3H,J=6.8Hz,C28H
3)、1.61(s,3H,C29H3)、1.87(s,3H,C26H3)、3.26
(q,1H,J=2.5Hz,C2H)、3.44(td,1H,Jt=9.3Hz,Jd=
2.9Hz,C25H)、3.61(m,1H,C17H)、3.83(td,2H,Jt=
5.4Hz,Jd=1.5Hz,C32H2)、3.91(s,1H,C7−OH)、3.96
(d,1H,J=6.4Hz,C6H)、4.29(br.s,1H,C5H)、4.40
(dd,1H,J=47.9,10.3Hz,C13H)、4.68(d,1H,J=14.2H
z,C27H)、4.70(d,1H,J=14.2Hz,C27H)、5.20〜5.33
(m,3H,C11H,C15H,C19H)、5.40(s,1H,C3H)、5.76〜
5.90(m,2H,C9,C10H) 13−フルオロ−24−ヒドロキシミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);576(M+),558,448,428,332,27
9,266,211,183,151 核磁気共鳴スペクトル(270MHz) δ(CDCl3)ppm;1.0
4(t,3H,J=7.3Hz,C32H3)、1.13(s,3H,C30H3)、1.16
(d,3H,J=6.4Hz,C28H3)、1.62(s,3H,C29H3)、1.88
(s,3H,C26H3)、3.27(q,1H,J=2.4Hz,C2H)、3.33(d
d,1H,J=10.3,2.5Hz,C25H)、3.60(m,1H,C17H)、3.94
(br.s,1H,C7−OH)、3.97(d,1H,J=6.4Hz,C6H)、4.3
0(d,1H,J=6.4Hz,C5H)、4.40(dd,1H,J=47.9,10.3H
z,C13H)、4.68(dd,1H,J=14.7Hz,2.0Hz,C27H)、4.70
(dd,1H,J=14.7,2.0Hz,C27H)、5.26〜5.38(m,3H,C11
H,C15H,C19H)、5.4(s,1H,C3H)、5.76〜5.88(m,2H,C
9H,C10H) 実施例 6 実施例1と同一の組成の培地20mlを含有する100ml容
三角フラスコ21本に、Absidia cylindrospora SANK 314
72(微工研菌寄第10434号)を植菌し、26℃、200rpmで
回転振とう培養した。2日後に、13−ヒドロキシ−5−
ケトミルベマイシンA4(式II:V=水酸基、Z=オキソ
基)をその5%ジオキサン溶液を用いて最終濃度で0.02
5%になるように添加し、さらに3日間26℃、200rpmで
培養した。培養終了後、反応液を吸引濾過し、菌体と濾
液とに分けた。濾液を酢酸エチル200mlで3回抽出し、
抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮し93.6
mg得た。菌体を80%メタノール水溶液100mlで、3回抽
出し、メタノールを減圧下に留去したのち、濾液と同様
に酢酸エチルで抽出し、濃縮し68.9mg得た。菌体と濾液
とからの抽出物を併せ6mlのメタノールに溶解し、3回
に分け、逆相カラム、センシューパックOSD−H−5251
(φ20×250mm、センシュー科学(株)製)を用いて13m
l/分の流速で(アセトニトリル:蒸留水=65:35)で紫
外部吸収243nmでモニターしながら展開溶出した。5.6分
に溶出されたピークを分取し、この溶出液を減圧下濃縮
し、粗13,30−ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマイシ
ンA4を得た。6.3分に溶出されたピークを分取、溶出液
を減圧下濃縮し、粗13,24−ジヒドロキシ−5−エピ−
ミルベマイシンA4を得た。7.5分に溶出されたピークを
分取、溶出液を減圧下濃縮し、粗13,31−ジヒドロキシ
−5−エピ−ミルベマイシンA4を得た。8.7分に溶出さ
れたピークを分取、溶出液を減圧下濃縮し、粗13,32−
ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマイシンA4を得た。1
2.3分に溶出されたピークを分取、溶出液を減圧下濃縮
し、粗13,32−ジヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA
4を得た。さらに得られた粗13,30−ジヒドロキシ−5−
エピ−ミルベマイシンA4を少量のメタノールに溶解し、
セミ分取用カラム、センシューパックODS−H−4251
(φ10×250mm、センシュー科学(株)製)を用いて4ml
/分の流速で(アセトニトリル:蒸留水=30:70)で紫外
部吸収243nmでモニターしながら展開溶出した。31.0分
に溶出されたピークを分取し、この溶出を減圧下濃縮
し、13,30−ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマイシンA
4を1.7mg(収率1.6%)得た。さらに、粗13,24−ジヒド
ロキシ−5−エピ−ミルベマイシンA4を少量のメタノー
ルに溶解し、セラミ分取用カラム、センシューパックOD
S−H−4251(φ10×250mm、センシュー科学(株)製)
を用いて4ml/分の流速で(アセトニトリル:蒸留水=4
0:60)で紫外部吸収243nmでモニターしながら展開溶出
した。13.0分に溶出されたピークを分取、溶出液を減圧
下濃縮し、13,24−ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマ
イシンA4を1.4mg(収率1.3%)得た。さらに、粗13,31
−ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマイシンA4を少量の
メタノールに溶解し、セミ分取用カラム、センシューパ
ックODS−H−4251(φ10×250mm、センシュー科学
(株)製)を用いて4ml/分の流速で(アセトニトリル:
蒸留水=40:60)で紫外部吸収243nmでモニターしながら
展回溶出した。15.8分に溶出されたピークを分取し、こ
の溶出液を減圧下濃縮し、13,31−ジヒドロキシ−5−
エピ−ミルベマイシンA4(式I:V=Y=Z=水酸基、W
=X=メチル基)を4.1mg(収率3.8%)得た。さらに、
粗13,32−ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマイシンA4
を少量のメタノールに溶解し、セミ分取用カラム、セン
シューパックODS−H−4251(φ10×250mm、センシュー
科学(株)製)を用いて4ml/分の流速で(アセトニトリ
ル:蒸留水=40:60)で紫外部吸収243nmでモニターしな
がら展開溶出した。22.1分に溶出されたピークを分取
し、この溶出液を減圧下濃縮し、13,32−ジヒドロキシ
−5−エピ−ミルベマイシンA4(式I:V=Z=水酸基、
W=メチル基、X=ヒドロキシメチル基、Y=水素原
子)を8.5mg(収率7.8%)得た。さらに、粗13,32−ジ
ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA4を少量のメタノ
ールに溶解し、セミ分取用カラム、センシューパックOD
S−H−4251(φ10×250mm、センシュー科学(株)製)
を用いて4ml/分の流速で(アセトニトリル:蒸留水=5
0:50)で紫外部吸収243nmでモニターしながら展開溶出
した。17.6分に溶出されたピークを分取し、この溶出液
を減圧下濃縮し、13,32−ジヒドロキシ−5−ケトミル
ベマイシンA4(式I:V=水酸基、W=メチル基、X=ヒ
ドロキシメチル基、Y=水素原子、Z=オキソ基)を2.
7mg(収率2.5%)得た。
13,32−ジヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);572(M+),554,295,277,259,24
1,211,183 核磁気共鳴スペクトル(270MHz) δ(CDCl3)ppm;0.8
6(d,3H,J=6.4Hz,C30H3)、1.15(d,3H,J=6.8Hz,C28H
3)、1.59(s,3H,C29H3)、1.89(dd,3H,J=2.4,1.5Hz,
C26H3)、3.45(td,1H,Jt=9.3Hz,Jd=2.9Hz,C25H)、
3.56(5重線,1H,J=2.4Hz,C2H)、3.59(m,1H,C
17H)、3.72(br.s,1H,C7−OH)、3.73(d,1H,J=9.8H
z,C13H)、3.84(m,2H,C32H2)、3.85(s,1H,C6H)、4.
74(d,1H,J=14.1Hz,C27H)、4.75(d,1H,J=14.1Hz,C
27H)、5.22〜5.46(m,3H,C11H,C15H,C19H)、5.74〜5.
88(m,2H,C9H,C10H)、6.55(dd,1H,J=2.4,1.5Hz,C
3H) 13,32−ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);574(M+),556,446,428,348,29
5,211,183 核磁気共鳴スペクトル(270MHz) δ(CDCl3+D2O)pp
m;0.85(d,3H,J=5.9Hz,C30H3)、1.14(d,3H,J=6.8H
z,C28H3)、1.58(s,3H,C29H3)、1.90(s,3H,C
26H3)、3.05(q,1H,J=2.0Hz,C2H)、3.44(td,1H,Jt
=9.3Hz,Jd=2.4Hz,C25H)、3.60(m,1H,C17H)、3.71
(d,1H,J=9.8Hz,C13H)、3.82(m,2H,C32H2)、3.84
(d,1H,J=1.5Hz,C6H)、4.01(s,1H,C5H)、4.59(d,1
H,J=15.7Hz,C27H)、4.61(d,1H,J=15.7Hz,C27H)、
5.21〜5.37(m,3H,C11H,C15H,C19H)、5.41(q,1H,J=
2.0Hz,C3H)、5.73〜5.83(m,2H,C9H,C10H) 13,31−ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);574(M+),556,538,446,428.29
5,277,249,211,183 核磁気共鳴スペクトル(270MHz) δ(CDCl3)ppm;0.9
0(d3H,J=6.4Hz,C30H3)、1.13(d,3H,J=6.4Hz,C
28H3)、1.32(d,3H,J=6.4Hz,C32H3)、1.58(s,3H,C
29H3)、1.91(s,3H,C26H3)、3.01〜3.08(m,2H,C2H,C
25H)、3.55(m,1H,C17H)、3.72(d,1H,J=9.8Hz,C
13H)、3.84(d,1H,J=1.5Hz,C6H)、3.85〜3.95(br.
s,1H,C7−OH)、3.93(qd,1H,Jq=6.3Hz,Jd=1.0Hz,C31
H)、4.04(s,1H,C5H)、4.60(d,1H,J=14.4Hz,C
27H)、4.62(d,1H,J=14.4Hz,C27H)、5.21(t,1H,J=
7.8Hz,C15H)、5.28〜5.40(m,2H)、5.43(q,1H,J=2.
0Hz,C3H)、5.74〜5.83(m,2H,C9H,C10H) 13,24−ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);574(M+),556,538,446,428,33
0,295,277,261,211,183 核磁気共鳴スペクトル(270MHz) δ(CDCl3)ppm;1.0
4(t,3H,J=7.3Hz,C32H2)、1.13(s,3H,C30H3)、1.13
(d,3H,J=7.4Hz,C28H3)、1.59(s,3H,C29H3)、1.91
(s,3H,C26H3)、3.06(q,1H,J=2.0Hz,C2H)、3.34(d
d,1H,J=9.3,2.9Hz,C25H)、3.59(m,1H,C17H)、3.72
(d,1H,J=9.8Hz,C13H)、3.84(d,1H,J=1.5Hz,C
6H)、4.04(s,1H,C5H)、4.60(d,1H,J=14.7Hz,C
27H)、4.62(d,1H,J=14.7Hz,C27H)、5.22(m,1H,C15
H)、5.25〜5.44(m,2H,C11H,C19H)、5.42(q,1H,J=
2.0Hz,C3H)、5.74〜5.82(m,2H,C9H,C10H) 13′30−ジヒドロキシ−5−エピ−ミルベマイシンA4 質量スペクトル(m/z);574(M+),556.538,466,428,29
5,277,211,183 核磁気共鳴スペクトル(270MHz) δ(CDCl3)ppm;1.0
2(t,3H,J=7.3Hz,C32H2)、1.13(d,3H,J=6.8Hz,C28H
3)、1.58(s,3H,C29H3)、1.91(d,3H,J=1.0Hz,C
26H3)、3.05(q=1H,J=2.4Hz,C2H)、3.35(td,1H,J
t=9.8Hz,Jd=2.9Hz,C25H)、3.48〜3.68(m,1H,C
17H)、3.51(dd,1H,J=10.7,5.9Hz,C30H)、3.64(dd,
1H,J=10.7,3.9Hz,C30H)、3.72(d,1H,J=9.8Hz,C
13H)、3.84(d,1H,J=1.53Hz,C6H)、4.03(br.s,2H,C
5H,C7−OH)、4.60(d,1H,J=14.4Hz,C27H)、4.62(d,
1H,J=14.4Hz,C27H)、5.23(t,1H,J=7.8Hz,C15H)、
5.30〜5.46(m,3H,C3H,C11H,C19H)、5.73〜5.83(m,2
H,C9H,C10H)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12P 17/18 C12R 1:645) (C12P 17/18 C12R 1:65) (72)発明者 矢内 利明 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式 会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 493/22 C12P 17/18 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG) CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(I)で表わされる化合物: (式中、Vは水素原子、ハロゲン原子または水酸基を表
    わし、 (1) Vが水素原子のときWはメチル基またはヒドロ
    キシメチル基を示し、 Wがメチル基のとき、Xはメチル基、ヒドロキシメチ
    ル基または、カルボキシ基を示し、Xがメチル基のとき
    Yは水酸基、Xがヒドロキシメチル基のときYは水素原
    子、Xがカルボキシ基のとき、Yは水素原子を示し、 Wがヒドロキシメチル基のとき、Xはメチル基、Yは
    水酸基を示し、 (2) Vが水酸基のときWはメチル基を示し、Xはメ
    チル基、ホルミル基またはヒドロキシメチル基を示し、
    Xがメチル基のときYは水酸基、Xがホルミル基または
    ヒドロキシメチル基のときYは水素原子を示し、 (3) Vがハロゲン原子のときWはメチル基を示し、
    Xはメチル基またはヒドロキシメチル基を示し、Xがメ
    チル基のときYは水酸基を示し、Xがヒドロキシメチル
    基のときYは水素原子を示し、Vが水素原子またはハロ
    ゲン原子のとき、Zは水酸基またはヒドロキシイミノ基
    を示し、Vが水酸基のとき、Zは水酸基、ヒドロキシイ
    ミノ基またはオキソ基を示す。)。
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