JP2951684B2 - メチル―チオ基を有する化合物から調製された抗腫瘍性および抗バクテリア性置換ジサルフアイド誘導体類、およびそれらの標的された形態 - Google Patents
メチル―チオ基を有する化合物から調製された抗腫瘍性および抗バクテリア性置換ジサルフアイド誘導体類、およびそれらの標的された形態Info
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Description
4、β1、β2、γ、δ、およびシュードアグリコン成
分のジサルファイド化合物およびそれらの誘導体ならび
に抗生物質と非置換もしくは置換のアルキルメルカプタ
ンとの反応により調製された、BBM−1675、FR−90040
5、FR−900406、PD114759、PD115028、CL−1577A、Cl−
1577B、CL−1577D、CL−1577E、CL−1724抗生物質およ
び誘導体のジサルファイド化合物である。これらのジサ
ルファイド化合物は有効な抗腫瘍剤である。
サルファイド類似体の担体−薬物接合体を記載する。接
合体の担体(標的)部分は、モノクローナル抗体、ポリ
クローナル抗体、それらの断片、化学的にまたは遺伝子
的に操作された相手、または成長因子またはステロイド
である。本発明は、担体−薬物接合体を使用する方法な
らびにそれらの調製方法を包含する。
は、LL−E33288複合体として集合的に知られている抗腫
瘍剤および抗バクテリア剤から担体−薬物接合体および
担体−薬物標的された形態の接合体を構成する方法を記
載する。
物質および抗腫瘍剤の族は、EPO公開番号(publication
number)0182152A3、1986年5月28日発行、に記載さ
れそして特許請求されており、そしてジサルファイド抗
腫瘍剤の調製に使用されており、そしてこれらの抗腫瘍
剤は本発明の抗腫瘍剤の標的された形態のための出発物
質のいくつかである。
分、すなわち、LL−E33288α1 Br、LL−E33288α1 I、LL
−E33288α2 Br、LL−E33288α2 I、LL−E33288α3 Br、LL
−E33288α3 I、LL−E33288α4 Br、LL−E33288β1 Br、LL
−E33288β1 I、LL−E33288β2 Br、LL−E33288β2 I、LL
−E33288γ1 Br、LL−E33288γ1 IおよびLL−E33288
δ1 I、およびミクロモノスポラ・エキノスポラ(Microm
onospora echinospora)sspカリチェンシス(calichen
sis)の新規な菌株またはその自然または誘導された突
然変異体を利用する好気的発酵によりそれらを調製する
方法を記載している。EPO公開番号0182152A3は、また、
上に列挙した成分のいくつかの構造式を開示している。
これらの提案した構造式を表1に報告する。
追加の数のLL−E33288複合体が記載されており、そして
これら同様に本発明の抗腫瘍剤のジサルファイド誘導体
および標的された形態の調製に有用である。この出願
は、化学的手段により調製された、LL−E33288ブロモー
およびヨウドーシュードアグリコンの系列を記載してい
る。この出願は、また、ヒドロキシル基に対してC11に
おいてケトンのホウ水素化ナトリウム還元により、すべ
ての前述の抗腫瘍抗生物質から得ることができるジヒド
ロ誘導体を記載する。これらの後者の提案された構造式
を表2において再生する。
この出願と同時提出された、われわれの同時係属出願
(30,553−01)に記載および特許請求されており、そし
てまた、本発明の抗腫瘍剤の追加の標的された状態の調
製に有用である。この出願は、化学的手段により調製さ
れた、LL−E33288複合体のいくつかの構成員のN−アシ
ル誘導体を記載する。これらの提案された構造式を同様
に表2において再生する。
ある抗腫瘍抗生物質の新規なクラス。I.物理化学的デー
タおよび部分的構造式。M.コニシら、J.Antibiotics、3
8、1605(1985)。新規な抗腫瘍抗生物質複合体、M.コ
ニシら、英国特許出願GB第2,141,425A号、1984年5月15
日。
06。I。産生菌株の文類学。M.イワミら、J.Antibiotic
s、38、835(1985)。新規な抗腫瘍抗生物質FR−900405
およびFR−900406。II。産生、分離、特性決定および抗
腫瘍活性。S.キヨトら、J.Antibiotics、38、340(198
5)。
な抗腫瘍抗生物質。I。分離および特性決定。R.H.ブン
ゲ(Bunge)ら、J.Antibiotics、37、1566(1984)。抗
腫瘍抗生物質PD114759および関連する誘導の生物学的お
よび生化学的活性。D.W.フリー(Fry)ら、Investigati
onal New Drugs、4、3(1986)。
により産生される新規な抗生物質の複合体CL−1577A、C
L−1577B。欧州特許出願第0,132,082号、A2。
れらの産生および使用。米国特許第4,539,203号。
国特許第4,554,162号。
verrcosaspora)菌株H964−92(ATCC39334)またはAB27
Y(ATCC39638)の発酵により得られる、新規な抗腫瘍抗
生物質BBM−1675−A3およびBBM−1675−A4。米国特許第
4,675,187号。
ル−エスペラミシンA1、A2およびA1b誘導体。欧州特許
第289,030号。
−900405、FR−900406、PD114759、PD115028、CL−1577
A、Cl−1577B、CL−1577D、CL−1577EおよびCL−1724に
関する情報のすべては、ここに引用によって加える。エ
スペラミシンA1、A2およびA1b(BBM−1675複合体)およ
びそれらのそれぞれのN−アセチル誘導体の完全な構造
式を報告し、そしてこれらを表1および2中に含める。
他の上に列挙した抗腫瘍の物理学的特性は、それらがす
べてエスペラミシンと同一であるか、あるいは構造がそ
れらに非常に類似し、そしてメチルトリチオ官能基を含
有することを示す。
LL−E33288複合体のα1、α2、α3、α4、β1、β
2、γ、δおよびシュードアグリコン成分、それらのジ
ヒドロおよびN−アシル相手、ならびにBBM−1675、FR
−900405、FR−900406、PD114759、PD115028、CL−1577
A、Cl−1577B、CL−1577D、CL−1577EおよびCL−1724抗
生物質およびそれらのN−アシル相手の各々はそれらの
構造中にメチルトリニトロ基を含有する。
は非置換のアルキルまたはアリールメルカプタンと反応
させると、メチルパーチオレートをトリサルファイト部
分から置換して、下の安定なジサルファイトを形成する
ことが発見された(反応の概要I)。この転位の研究が
基づく他の化合物は、EPO公開第0313874号、1989年5月
3日発行、に開示されている。
の概要Iに従い転位して、それ自体の権利で抗バクテリ
ア剤および抗癌剤として有用な新規な組成物を生成す
る、ここでW、R、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、
R9、R2′、R3′、R4′、R5′、Ar1、Ar2およびXは表1
および2において上に定義した通りであり、Spは直鎖状
もしくは分枝鎖状の二価または三価の(C1−C18)基、
二価または三価のアリールまたはヘテロアリール基、二
価または三価の(C3−C18)シクロアルキルまたはヘテ
ロシクロ−アルキル基、二価または三価のアリール−ま
たはヘテロアリール−アルキル(C1−C18)基、二価ま
たは三価のシクロアルキル−またはヘテロシクロアルキ
ル−アルキル(C1−C18)、二価または三価の(C2−
C18)不飽和アルキル基であり、ここでSpが三価の基で
あるとき、それは、さらに、アミノ、アルキルアミノ、
アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、カルボキシ
ル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、チオール、または低
級アルキルチオ基で置換されることができ、Qは水素、
ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミ
ノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、ピペリジ
ノ、ピロリジノ、ピペラジノ、カルボキシル、ニトロフ
ェニルオキシカルボニル、カルボキシアルデヒド、低級
アルコキシ、ヒドロキシ、チオール、低級アルキルジカ
ルボキシル、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−CSNHNH2、−N
HCSNHNH2、または−ONH2であり、ただしSpがエチリデン
であるとき、Qは水素であることはできず、そしてCH3S
SS−WがLL−E332288α1−Br、α1−I、α2−Br、
α2−I、α3−Br、α3−I、α4−Br、β1−Br、
β1−I、β2−Br、β2−I、γ1−Br、γ1−I、
δ1−I、BBM−1675、FR−900405、FR−900406、PD114
759、PR1145028、CL−1577A、Cl−1577B、CL−1577D、C
L−1577E、またはCL−1724でありかつSpが二価であると
き、Qは水素、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジ
アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミ
ノ、ピペリジノ、ピロリジノ、ピペラジノ、またはカル
ボキシルであることはできない。
のジサルファイドは、LL−E33288(CH3SSS−W)と表示
される抗腫瘍抗生物質から調製され、ここで R5はCH3、C2H5、または(CH3)2CHであり、Xはヨウ素
または臭素原子であり、R5は水素または基RCOであり、
ここでRは水素、CH3、または一置換アリール基であ
り、そしてSpおよびQは上に定義した通りである。
イドへの転位は、きわめて多い種類のチオール含有する
有機分子を使用して達成して、新規な抗腫瘍剤および抗
バクテリア剤を生成することができる。そのうえ、反応
それら自体からの生成物は、新しく導入した側鎖内でさ
らに転位して、生物学的活性をもつなおより新規な化合
物を生成することができる。
用されることに加えて、細胞レベルにおいて抗癌活性の
新しいモードの評価に有用である。上に列挙した出願お
よび特許により記載される自然に誘導される抗生物質
は、それらの細胞内の局在化が適切に描写することがで
きるように十分に強い発色団の単位を含有しない。自然
のトリチオメチル誘導体を電磁波のスペクトルの領域に
おいて光を吸収または放射する、発色団の単位をさらに
含有する、チオール含有分子と反応させるとき、二本鎖
のDNAの破壊およびこのクラスの化合物の細胞の局在化
の研究の有用な道具を発生することができる。同様に、
この反応による放射性標識の導入は本発明の範囲内であ
る。こうして、例えば、E−33288γ1−Iを7−(2
−チオエチルアミノ)−4−メチルクマリンと反応させ
るとき、紫外線で照射するとき強く蛍光を発生し、細胞
内の隔室内の化合物の局在化を可能とする誘導体が得ら
れる。
物を、反応の概要Iに従い転位して、分子のプローブと
してさらに有用な新規な組成物を生成し、ここでW、
R、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R2′、
R3′、R4′、R5′、Ar1、Ar2およびXは表1および2に
おいて上に定義した通りであり、Spは直鎖状もしくは分
枝鎖状の二価または三価の(C1−C18)基、二価または
三価のアリールまたはヘテロアリール基、二価または三
価の(C3−C18)シクロアルキルまたはヘテロシクロ−
アルキル基、二価または三価のアリール−またはヘテロ
アリール−アルキル(C1−C18)基、二価または三価の
シクロアルキル−またはヘテロシクロアルキル−アルキ
ル(C1−C18)、二価または三価の(C2−C18)不飽和ア
ルキル基であり、Qはジベンゾオキサジン、ローダミ
ン、カルボスチリル、クマリン、フルオレセイン、また
はアクリジンの非置換もしくは置換の蛍光性核、または
その構造の一部分として3H、14C、35S、または32Pの放
射性標識を含有する置換基である。
写するような化合物のメチルトリチオ単位を使用してス
ペーサー(Sp)を導入することができ、その賢明な選択
は本発明のジサルファイド誘導体中の標的単位の導入を
可能とする。他のジサルファイド誘導体の標的単位の導
入は、EPO公開第0313873A1号、1989年5月3日発行、に
開示されている。こうして、反応の概要Iを参照して、
式 CH3SSS−W 式中、CH3SSS−WはLL−E33228α1 Br、α1 I、α2 Br、α
2 I、α3 Br、α3 I、α4 Br、β1 Br、β1 I、β2 Br、β2 I、
γ1 Br、γ1 Iδ1 I、ヨードまたはブロモシュードアグリ
コン類、それらのジヒドロまたはN−アシル相手、BBM
−1675、FR−900405、FR−900406、PD114759、PD11502
8、CL−1577A、Cl−1577B、CL−1577D、CL−1577E、CL
−1724またはそれらのN−アセチル相手と表示される抗
腫瘍剤である、 の化合物を、式 Q−Sp−SH 式中、Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三価の
(C1−C18)基、二価または三価のアリールまたはヘテ
ロアリール基、二価または三価の(C3−C18)シクロア
ルキルまたはヘテロシクロ−アルキル基、二価または三
価のアリール−またはヘテロアリール−アルキル(C1−
C18)基、二価または三価のシクロアルキル−またはヘ
テロシクロアルキル−アルキル(C1−C18)または二価
または三価の(C2−C18)不飽和アルキル基であり、こ
こでSpが三価の基であるとき、それは、さらに、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリール
アミノ、カルボキシル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、
チオール、または低級アルキルチオ基で置換されること
ができ、ただしCH3SSS−Wが親抗腫瘍剤LL−E332288α
1−Br、α1−I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α
3−I、α4−Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β
2−I、γ1−Br、γ1−I、δ1−I、BBM−1675、F
R−900405、FR−900406、PR114759、PD115028、CL−157
7A、Cl−1577B、CL−1577D、CL−1577E、またはCL−172
4それ自体であるとき、Spは二価であることはできず、
そしてQはハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、カルボ
キシル、カルボキシアルデヒド、ヒドロキシ、チオー
ル、α−ハロアセチルオキシ、低級アルキルジカルボキ
シル、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−NHCSNHNH2、−ON
H2、−CON3、 であるか、あるいは引き続いてそれらの基に転化するこ
とができ、ただしSpは であり、そしてWは上の表1および2に示すとおりであ
る、 の化合物と反応させて、式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、Sp、およびWは上に定義した通りである、 の中間体を生成する。
ことができるか、あるいはTuと直接反応性である、少な
くとも1つの官能基を含有するかぎり、上に列挙した特
許および出願の抗腫瘍抗生物質の標的された形態を下の
反応の概要IIに示すように発生させることができる: 反応の概要II ここでQ、Sp、およびWは上に定義した通りであり、
Tuはモノクローナル抗体またはポリクローナル抗体、そ
の断片、その化学的または遺伝子操作した相手、または
成長因子またはステロイドとして定義され、Yはタンパ
ク質の側鎖のアミノ、カルボキシ、またはチオール基、
糖タンパク質の炭水化物の残基から誘導されたアルデヒ
ド、またはアミドアルキルチオ基であり、nは1〜100
の整数であり、Zは−CONH−、−CONHN=CH−、−CONHN
HCH2−、−NHCONHN=CH−、−NHCONHNHCH2−、−NHCSNH
N=CH−、−NHCSNHNHCH2−、−ON=CH−、−NH−、−NH
CH2−、−N=CH−、−CO2−、−NHCH2CO2−、−SS−、 であり、そしてmは0.1〜15である。
チルE−33288γ1 I(Q=CO2H、Sp=−CH2CH2−)の3
−メルカプトプロピオン酸誘導体は、その活性化ヒドロ
キシスクシンイミドの形態(Q=CO2Su、Sp=−CH2CH2
−)に転化すると、リジン残基のε−アミノ基のあるも
の(例えば、Tu=モノクローナル抗体、Y=−NH2、こ
こでn=50〜100、リジン残基から得ることができる)
とpH7.0〜9.5において水性緩衝液中の4℃〜40℃の温度
において反応させて、タンパク質主鎖に沿ってランダム
の部位において結合した抗体の標的された形態(Tu=モ
ノクローナル抗体、Z=−NHCO−、Sp=−CH2CH2−、m
=1〜10)を生成することができる。入手可能なリジン
残基の分画のみがこの方法で置換される。なぜなら、高
い配分は一般に抗体の免疫反応性の保存と適合性である
と考えられないからである。同一のランダムに置換され
た免疫接合体は、また、他のカルボキシル基活性化剤、
例えば、種々のカーボジイミド、または対応するアシル
アジドを使用して、3−メルカプトプロピオン酸誘導体
から調製することができる。あるいは、N−アセチルLL
−33288δ1 Iの3−メルカプトプロピオニルヒドラジド
(Q=H2NNHCO−、Sp=−CH2CH2−)は、過ヨウ素酸塩
酸化抗体(Tu=モノクローナル抗体、Y=−CHO、n=
1〜15)と米国特許第4,671,958号に記載されているよ
うに、pH4〜7中の緩衝化水溶液中で4℃〜40℃の温度
において反応させたとき、アルデヒド官能性(抗体のFc
部分上に位置する炭水化物残基のvic−ジオールの切り
放しから誘導された)においてのみ反応して、タンパク
質の主鎖に沿って特定の部位に位置する薬物を含有す
る、モノクローナル抗体の接合体(Tu=モノクローナル
抗体、Z=−CH=NNHCO−、Sp=−CH2CH2−、m=0.5〜
10)を生成する。抗体上の未反応のアルデヒド基をブロ
ッキングし、こうして架橋を回避し、ならびに加水分解
に対して不安定であるシッフ塩基の結合を安定化するた
めに、後者の接合体をまず化合物、例えば、アセチルヒ
ドラジドまたはチロシンヒドラジドと反応させ、次いで
シアノホウ水素化ナトリウムまたはホウ水素化ナトリウ
ムで還元して、本発明の安定化された構成体(Tu=モノ
クローナル抗体、Z=−CH2NHNHCO−、Sp=−CH2CH
2−、n=0.5〜10)を生成することは好ましい(が必須
ではない)。反応の概要IIの生成物を発生するための薬
物構成体の一部分として他のアルデヒド反応性基は、本
発明の範囲内である。このような官能基は、好ましく
は、水性条件下にアルデヒドと反応するものであるが、
これらに限定されない。塩基性条件下のタンパク質のリ
ジンの反応性は、モノクローナル抗体の有効なアルデヒ
ドについて反応の概要IIの生成物のそれらのアミンが競
合するように、十分に大きい。別のアルデヒド搬送性基
は、例えば、セミカルバジド、チオセミカルバジド、お
よびO−置換ヘキシルアミン官能性である。
センブリーは、反応の概要IIにおいて概説する順序に限
定されない。標的単位(Tu)をまず変性してチオール基
を含有するようにし、次いでこれを下の反応の概要III
に従い表1および2の化合物と反応させる: 反応の概要III 式中、Tu、Y、Q、Sp、W、n、およびmは上に定義
した通りであり、そしてPは水素または2−(ピリジル
チオ)であり、ただしYがTuの主鎖のアミノ酸残基から
誘導されたチオールであるとき、Z−Spは一緒になって
共有結合である。
ローナル抗体を3−(2−ジチオピリジル)プロピオン
酸ヒドロキシスクシンイミドエステルと反応させて、リ
ジン残基を通してタンパク質を変性する(Tu=モノクロ
ーナル抗体、Y=NH2、n=50〜100、Q=−CO2Su、Sp
=−CH2CH2−、P=2−ピリジルチオ)。例えば、ジチ
オスレイトールで還元した後、中間体を発生させ(Tu=
モノクローナル抗体、Z=−NHCO−、Sp=−CH2CH2−、
m=1〜15、これを表1および2の化合物と反応させ
て、主題の免疫接合体を生成する。同様に、2−イミノ
チロランをモノクローナル抗体と反応させて、還元工程
を必要としないで、チオール基をタンパク質の表面上に
直接導入し(Tu=モノクローナル抗体、Z=−NHCO−、
Sp=−(CH2)3−、m=1〜15)、そしてこの中間体
を上の表12の化合物と反応させることができる。あるい
は、シスチン残基として二量体の形態のモノクローナル
抗体の構造内で固有のスルフヒドリル基を使用して、反
応の概要IIIの反応において直接参加させることができ
る。このようなスルフヒドリルは、伝統的に、酵素の消
化と自然のモノクローナル抗体の組み合わせにより露出
する(Tu=Fab′断片、Z−Sp=結合、Y=SH)が、不
対のシスチン残基を含有するモノクローナル抗体の遺伝
子的に変更された構成体の使用は同様に考えられる。
8と表示する抗腫瘍剤(CH3SSS−W)のクラスから調製
される式 のタンパク質−薬物接合体であり、このタンパク質−薬
物接合体は、 ジチオメチル部分を式 Q−Sp−H 式中、直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三価の(C2
−C10)基または二価または三価のアリール−またはヘ
テロアリール−アルキル(C2−C5)基であり、ここでSp
が三価の基であるとき、それは、さらに、アミノ、ヘテ
ロアリールアミノ、ヒドロキシ、またはチオール基で置
換されていてもよく、そしてQは引き続いてカルボキシ
ル、低級アルキルジカルボキシル無水物、−CONHNH2、 または であるか、あるいはそれらの基に転化することができ
る、 の化合物と反応させて、一般式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、Sp、およびWは上に定義した通りである、 の中間体を生成し、 Q−Sp−SS−Wを、式 Tu−(Y)n 式中、Tuはヒト腫瘍関連抗原との優先的反応性を示すモ
ノクローナル抗体であり、Yは抗体上の側鎖のアミノ
基、または抗体の炭水化物基の酸化により発生するアル
デヒドであり、そしてnは1〜100の整数である、 の分子と反応させて、式 式中、Tu、Y、Sp、W、およびnは上に定義した通りで
あり、そしてZは直接にまたは引き続く還元後に基Qお
よびYの共有結合反応から形成され、そしてZは−CONH
−、−CONHN=CH−、−CONHNHCH2−、または であり、そしてmは0.1〜15である、 の化合物を生成することによって調製される。
して、メチルチオ抗癌剤化合物を標的することを例示す
る。MoAbs LymlおよびLym2は、成熟B−リンパ球およ
びそれらの産生物リンパ腫上の異なる抗体を認識する。
これらのMoAbsの産生および特定決定は、A.L.エプステ
イン(Epstein)ら、「癌の研究(Cancer Reseac
h)」、47、830(1987)に記載されている。MoAb B72.
3は、主として、乳房および結腸の癌を標的するが、膵
臓、卵巣および肺の癌も認められた。この抗体はT.L.ク
ルグ(Kulg)ら、Int.J.Cancer、38、661(1986)に記
載されている。MoAb CT−M−01は、主として乳癌を認
識し、EPO出願86 401482.4、1986年7月3日提出、に
記載されており、そしてMAC−68は、CT−M−01を産生
するハイブリドーマのサブクローンにより産生され、そ
して乳房および結腸の両者の癌を認識する。これらの抗
体に有用である本発明の化合物の中間体、およびこれら
の抗体との接合体は、実験の節に記載されている。しか
しながら、この特許は前述の抗体に限定されず、またそ
れらにより制限されないことに注意すべきである。その
代わり、この方法はそれらのクラスまたはアイソタイ
プ、それらの酵素的に誘導された断片、それらの化学的
に操作されかつ安定化された断片、ならびにそれらのそ
れぞれのキメラおよびヒト化された相手に無関係に、す
べての抗体に用途することができるということにおい
て、十分に一般的である。標的単位はモノクローナル抗
体のみに限定されない。他のタンパク質、ならびに受容
体が標的組織上に存在する小さい分子は標的実在物とし
て本発明の範囲内に入る。
テリア剤として活性である。それらの生体外の抗バクテ
リア活性は、標準の寒天希釈法により、グラム陽性およ
びグラム陰性のバクテリアに対して決定することができ
る。2倍の減少する濃度に抗体を含有するムエラー−ヒ
ントン寒天を、ペトリ皿中に注ぐ。寒天表面に、スティ
ーアーズ(Steers)複製装置により、1〜5×104コロ
ニー形成単位のバクテリアを接種する。ほぼ36℃におい
て約18時間のインキュベーション後、バクテリア菌株の
増殖を阻止する化合物の最低濃度を、その菌株について
の最小阻止濃度(MIC)として記録する。
る。
ナル・キャンサー・インスチチュート(National Canc
er Institute)により、抗新生細胞剤としての試験化
合物の適当性を決定するために、試験化合物について開
発された。これらは、「癌の化学療法の報告(Cancer
Chemotherapy Reports)」、部III、Vol.3、No.2(197
2)、ゲラン(Geran)ら、に報告された。これらのプロ
トコールは標準化されたスクリーニング試験を確立し、
そしてこれらの試験は抗腫瘍剤を試験する分野において
一般に用いられている。これらの系のうちで、リンパ性
白血病P388、黒皮症の色素細胞種B16、L1210である。こ
れらの新生細胞腫のすべてはマウス中および結腸26腺癌
は、本発明に対してとくに意味がある。これらの有機体
はマウスにおいて移植可能な腫瘍として試験するために
利用した。一般に、処理した動物(T)/対照(C)動
物の平均の生存時間の増加百分率によって、これらのプ
ロトコールにおいて示された、有意の抗腫瘍活性は、ヒ
ト白血病および充実腫瘍における同様な結果を指示す
る。
マウス/試験群が存在する。1×106細胞のリンパ性白
血病P388を含有する希釈した腹水の0.5mlの腹腔内注射
によって、腫瘍の移植を実施した。試験化合物は第1
日、第5日および第9日(腫瘍の接種に関して)に腹腔
内に、示した投与量で、無菌のピオゲン不含生理的食塩
水中で0.5mlの体積で試験化合物を投与した。マウスを
秤量しそして正規の基準で生存数を30日間記録した。メ
ジアン生存時間および処置(T)動物/対照(C)動物
の比を計算した。125より大きいか、あるいはそれに等
しいT/Cの値は、有意の抗腫瘍活性を反映すると考え
る。結果を表3に示す。
マウス/試験群が存在する。黒皮症の色素細胞腫B16腫
瘍の1gの部分を10mlの冷たい釣り合った塩溶液中に均質
化し、そしてこのホモジネートの0.5mlのアリコートを
試験マウスの各々に腹腔内移植する。試験化合物は第1
日、第5日および第9日(腫瘍の接種に関して)に腹腔
内に種々の投与量で投与する。60日間、動物を秤量しそ
して正規の基準で生存数を記録した。メジアン生存時間
および処置(T)動物/対照(C)動物の比を計算す
る。125より大きいか、あるいはそれに等しいT/Cの値
は、有意の抗腫瘍活性を示すと考える。
するためい使用した本発明の方法は、次の生体外アッセ
イにより決定したとき、標的細胞系とのすぐれた免疫反
応性を保持する構成体を産生する。
S)、ITS(Collaborative Reseach、カタログNo.4035
1)、ストレプトマイシン(50μg/ml)、ペニシリン(5
0単位/ml)、ゲンタマイシン硫酸(50mg/ml)およびグ
ルタミン(0.03%)を補充したRPMI1640中で維持する。
細胞を37℃において加湿した5%のCO2インキュベータ
ー中で維持した。
o)のリン酸塩緩衝液(DPBS)中に試験するモノクロー
ナル抗体(MoAb)について最適濃度で懸濁した。0.1ml
の細胞のアリコールを無菌の組織培養ポリスチレンの96
ウェルの平板の各ウェルに添加した。平板を5分間1,00
0rpmで遠心し、そして上澄み液を払い落とした。平板を
一夜空気乾燥し、そして4℃において3か月間まで貯蔵
することができる。
し、そして加湿インキュベーター中で37℃において1時
間平板をインキュベーションすることによって、非特異
的結合部合を遮断した。(すべての引き続くインキュベ
ーションを同様な条件下に実施した)。平板をダイナテ
ク(Dybatech)からの自動化ELISA洗浄系(Ultrawash
II)を使用して、250μの0.05%のツイーン−20で1
回洗浄した。試験すべき試料を希釈して、0.1%のゼラ
チン−DPBS中で3μg/mlのMoAb当量の最終濃度とした。
6つの追加の3倍の系統的希釈物を各3μg/mlの試料か
ら調製し、そして100μを三重反復において適当なウ
ェルに添加した。ウェルの底の列に100μの0.1%のゼ
ラチンのみをバックグラウンドとして加えた。平板を45
分間インキュベーションし、次いで3回洗浄した。アル
カリ性ホスファターゼ接合親和精製したヤギ抗マウス免
疫グロブリン(Cappel カタログNo.8611−0231)を、
0.1%のゼラチン中で1:125に希釈し、そして100μを
各ウェルに添加した。平板を45分間インキュベーション
し、次いで3回洗浄した。200μのp−ニトロホスフ
ェートの基質溶液(下を参照)を各ウェルに添加した。
室温において45分後、50μの3モルのNaOHの添加によ
り反応を停止した。各ウェルの内容物の吸収を、ダイナ
テク(Dybatech)からの自動化分光光度系(EIA Autor
eader #EL−310)で405nmにおいて読んだ。
し、そしてpHが9.8になるまで1モルのHClを添加した。
合計の体積を水で1にし、そして0.2μのフィルター
で濾過滅菌した。緩衝液を暗所で4℃において貯蔵し
た。使用直前に、p−ニトロフェニルホスフeート(Si
gma、カタログNo.104−40)を10%のジエタノールアミ
ン緩衝液中に溶解して(室温でなくてはならない)1mg/
mlの最後の濃度にした。
し、そしてMoAb濃度を対数目盛り上にプロットした。各
試験試料のED50(すなわち、50%の結合を与えるために
必要な抗体の投与量)をグラフから誘導し、そして免疫
活性の保持量を次の式により計算した: (MoAbの対照のED50)/(試験試料のED50)×100= 持された免疫活性% 手順2−間接RIA 0.2mlの10%の胎児仔ウシ血清中でtclの適当な量のア
リコートを4mlのポリスチレン管中に添加した。試験す
べき試料を、10%のFCS培地中の2μg/mlのMoAb同等体
の濃度に希釈した。5つの3倍の系統的希釈物を各2μ
g/mlの試料からに添加し、そして0.2mlの各管に二重反
復において添加した。バックグラウンドの試料に細胞お
よび培地のみを与えた。細胞を4℃において1時間イン
キュベーションし、次いで2%のFCS培地で2回洗浄し
た(すべてのRIA洗浄は3mlの体積で実施した)。ほぼ50
0,000CPMを含有する0.05mlのヒツジF(ab′)2抗MoAb
sIgG[125I](Dupont、カタログNo.NEX162−0142)を
各管に添加した;細胞をさらに1時間4℃においてにお
いてインキュベーションし、2%のFCSで1回およびFBS
で2回洗浄した。0.5mlのPBSを各管に添加し、細胞を攪
拌し、清浄な管に移し、そして1分間パッカード・ガン
マ(Packerd Gamma)500で計数した。
ラフにしたが、ただしCPMを光学密度単位で置換し、そ
してC=1μg/mlの非操作MoAb対照の平均のCPM。各試
料の保持された免疫活性%を前のように計算した。
ートを、4mlのポリスチレン管中に添加し、遠心し、そ
して上澄み液を廃棄した。試験すべき試料を希釈して、
10%のFCS培地中の200μg/mlのMoAbの同等体とした。5
つの追加の5倍の系統的希釈物を各200μg/mlの試料か
ら調製し、そして0.05mlを各管に二重反復において添加
する。0.05mlの125I−MoAbを各管に添加した(最適な量
を個々に各MoAbおよびバッチについて決定した)。陽性
の対照の試料は細胞、培地および125I−MoAbを含有し
た。バックグラウンドの試料は、非特異的細胞、培地お
よび125I−MoAbを含有した。細胞を4℃において1時間
インキュベーションし、2%のFCS培地で1回、PBSで2
回洗浄し、移し、そして前述のように計数した。
計算した: (A−B)/(C−B)×100=125I−MoAbの結合の阻
止% A=試料の平均のCPM B=バックグラウンドの平均のCPM C=陽性の対照の平均のCPM プロットおよび各試料により保持された免疫活性%を
前述のように計算したが、ただしBD50は実際にはBID50
である(125I−MoAbの結合の50%阻止を与えるために必
要なMoAbの投与量)。
拌した。
を、各組みのアッセイにおいて含めて、各手順が候補の
免疫活性の保持の予測において定量的であるかどうかを
確証した。
て活性である。生体外の細胞障害性をアッセイするため
の後述のアッセイは、非標的細胞と反対に標的細胞系の
ための構成体の劇的な優越性を示し、そしてそれらの非
標的相手と比較して化合物の標的された形態の実用の手
段を提供する。
体の濃度に希釈した(出発濃度は、試験すべき細胞系お
よび親薬物の効能に依存する)。3または4つの追加の
5倍希釈物を各もとの試料希釈物から調製し、そして0.
2mlを無菌の15mlのポリスチレン管に添加した。親薬物
および無関係のMoAbから成る少なくとも1モルの同様な
接合体を各アッセイに含めて、関係する接合体の特異性
を決定した。0.2mlの10%のFCS培地中で105の適当な標
的細胞のアリコートを管に添加し、そして攪拌した。さ
らに、同一の試験を標的として無関係の細胞を使用して
実施して、関係する接合体の特異性をさらに確証した。
MoAbの対照に等しい量のMoAbのみを与え、そして陽性の
対照試料に10%のFCS培地のみを与えた。
いで4回8mlの2%のFCS培地で洗浄した。0.1mlの10%
のFCSを各管に添加し、細胞を攪拌し、そして0.2mlのア
リコートを無菌の96ウェルのポリスチレンの組織培養平
板の各ウェルに添加した。
ター内で2日間インキュベーションした。培地の半分を
取り出し、そして2μCi/mlの3Hチミジン(Dupont、NE
N、カタログNo.NET−027)を含有する新鮮な培地と置換
した。インキュベーションを24時間続け、細胞を凍結
し、融解し、そしてPHD細胞収穫装置(Cambridge Tech
nology,Inc.)により収穫した。各試料をベックマン(B
eckman)LS5800シンチレーションカウンターでチャンネ
ル1で1分間計数した。
し、そして親薬物の濃度を対数目盛り上にプロットし
た。各試験試料のIC50(50%の阻止を与えるために必要
な親薬物の濃度)をグラフから誘導し、そして細胞障害
性の保持量を次の式により計算した: (親薬物のIC50)/(試験試料のIC50)×100=保持された細胞障害性 生体外細胞障害性のアッセイからの結果を、下表5に
記載する。
活性を測定した。
いての生体内試験を、無胸腺症(ヌード)マウスにおい
て腫瘍の異種移植片を使用して実施した。
サルタン(Sultan)]細胞を培養フラスコから収穫し、
そして皮下的に(≧80×106のラージ細胞または40×106
のHSサルタン細胞)を試験マウスに接種した。充実腫
瘍、卵巣(CA73、Ovcar−3)、乳癌(MX−1)および
結腸癌(LS174T)を無胸腺症のマウス中で増殖させ、取
り出し、2mm3の断片に切断し、そして試験マウスに皮下
的に移植した(5〜8断片/マウス)。
ル抗体接合体を、腫瘍の移植後、第2、3、4、6、7
または8日に開始する合計3または5回の注射を3日毎
に1回腹腔内投与した。腫瘍の測定(腫瘍の長さおよび
幅)を、腫瘍の移植毎に4〜6週後7日毎にフォウラー
(Fowler)ウルトラCAL電子カリパスにより実施した。
腫瘍の質量(mg)を、次の式から推定する: 長さ(mm)×幅(mm)/2 腫瘍の増殖因子の阻害は、各試験群について、対照の
パーセントとして計算した[処置した平均(mg)(T)
/対照の平均(mg)(C)×100]。群において≦42
%、≧65%の生存動物のT/C値は、活性を実証するため
に必要であると考えられる。
る。
ァイド 90mlのアセトニトリル中の90mgのLL−E33288γ1 Iの溶
液に、1mlのアセトニトリル中の10.6mgの3−メルカプ
トプロピオン酸を添加した。この溶液を攪拌し、次いで
−20℃において6日間貯蔵した。溶媒を真空除去し、そ
して残留物を塩化メチレン中の10mlのシリカゲルのクロ
マトグラフィーにかけた。カラムを50mlの塩化メチレ
ン、50mlの塩化メチレン中の4%のメタノールおよび最
後に100mlの塩化メチレン中の8%のメタノールで展開
した。この最後の分画を蒸発させると、残留物が得ら
れ、これを酢酸エチル中に少量のアセトンの助けにより
取り、そして過剰のヘキサンに滴々添加した。沈澱を集
め、そして乾燥すると、39mgの所望の生成物が得られた
(FABMS、M+H 1394)。
ロピオン酸ジサルファイド (A)3−メルカプトプロピオン酸のp−ニトロフェニ
ルエステルの調製 触媒量の濃硫酸を含有する塩化メチレン中の商用3−
メルカプトプロピオン酸を、イソブチレンで20分間処理
した。次いで、この溶液を1N重炭酸ナトリウム溶液で抽
出し、次いで塩化メチレン溶液を無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。次いで、この溶液を蒸発させると無色の移
動性液状が得られ、そのNMRおよび質量スペクトルのデ
ータは、それがS−t−ブチルメルカプトプロピオン酸
t−ブチルエステルであることを示した。
ン中で2.5時間還流させた。溶媒を蒸発させ、酢酸エチ
ルを添加し、そしてこの溶液を炭酸ナトリウムで抽出し
た。炭酸ナトリウム抽出液を、懸濁液のpHが2.0となる
まで、6N塩酸で処理した。次いで、この懸濁液を酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、そして溶媒を蒸発させると無色の移動性液状が得ら
れ、そのiH NMRおよび質量スペクトルのデータはそれ
がS−t−ブチルメルカプトプロピオン酸であることを
示した。
ジシクロヘキシルカーボジイミドでテトラヒドロフラン
中で4時間処理して、p−ニトロフェニルエステルに転
化した。ジシクロヘキシル尿素の副生物を濾過により除
去し、そして濾液を蒸発すると、油が得られ、これを中
性のシリカゲルに通過させ、ヘキサン:塩化メチレンの
溶媒系(50:50)を使用して精製した。純粋なp−ニト
ロフェニルエステル誘導体はわずかに黄色の移動性油で
あった。
した。S−t−ブチルメルカプトプロピオン酸p−ニト
ロフェニルエステルをトリフルオロ酢酸中に溶解し、そ
してわずかにモル過剰(10%)の酢酸水銀を転化した。
この混合物を30分間攪拌し、次いでトリフルオロ酢酸を
蒸発させ、そして残留物をジメチルホルムアミド中に取
った。この溶液を硫化水素ガスで15分間処理し、次いで
黒色の硫化水銀を濾過し、そして濾液を減圧下に蒸発さ
せてジメチルホルムアミドの99%を排除した。生ずるわ
ずかに褐色がかった移動性液状を中性の薬物でヘキサ
ン:塩化メチレン(50:50)を使用して精製した。主要
な成分はiH NMRにより少量のt−ブチルメルカプト誘
導体を含有することが示された。パーキン−エルマーの
ペコスフェアー(Pecosphare)C18カラム(縦列、4.6×
33mmおよび4.6×83mm)の分析高圧液体クロマトグラフ
ィーかけ、37.5/62.5〜47.5/52.5のアセトニトリルの勾
配の系および0.1モルの酢酸アンモニウム緩衝液をpH6.5
(酢酸)12分間にわたって使用すると、生成物は88%の
3−メルカプトプロピオン酸のp−ニトロフェニルエス
テルおよび10%のこれより極性が低いS−t−ブチルメ
ルカプトプロピオン酸p−ニトロフェニルエステルであ
ることを示された。また、少量の遊離のp−ニトロフェ
ノールが存在した。
ルエステルとLL−E33288γ1 Iとの反応 LL−E33288γ1 Iの100mgの部分を50mlのアセトニトリ
ル中に溶解した。これに1mlのアセトニトリル中の25.7m
gのp−ニトロフェニルエステルの溶液を添加した。こ
の反応は−20℃において48時間放置した。HPLCは反応が
完結したことを示した。この溶液を蒸発乾固し、そして
残留物を4〜5mlの酢酸エチル中に取り超音波処理によ
り溶解した。この混合物を濾過し、そして濾液を45mlの
攪伴したヘキサン中に滴下した。生ずるわずかに黄色の
固体を集め、そして減圧下に乾燥すると、iH NMRによ
り確立して93mgのLL−E33288γ1 Iのプロピオン酸誘導体
のp−ニトロフェニルエステルが得られた。FABMSによ
り、[M+H]イオンはm/z=1515において現れた。
ル/0.1モルの水性酢酸アンモニウムを使用する(LL−E3
3288δ1 I:8.0分、エステルの加水分解生成物:1.5分)。
メルカプトプロピオネートジサルファイド 0.5mlのテトラヒドロフラン中のEPO公開からの3mgのL
L−E33288γ1 Iの3−メルカプトプロピオン酸ジサルフ
ァイドの溶液に、0.1mlのテトラヒドロフラン中の0.45m
gのN−ヒドロキシスクシンイミドを添加し、次いで0.2
mlのテトラヒドロフラン中の1.8mgのジシクロヘキシル
カーボジイミドを添加した。この反応は室温において4
時間攪拌し、次いで大過剰のヘキサンで急冷した。この
固体を濾過により単離し、そして酢酸エチル中に溶解し
た。生ずる溶液をブラインで3回洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、そして蒸発すると、5mgの所望の生成物
が黄褐色粉末として得られ、これをそれ以上精製しない
で使用した。逆相C18HPLC上の保持時間:15分、40%のア
セトニトリル/0.1モルの水性酢酸アンモニウム(出発物
質:6.0分)。
ドジサルファイド アルゴン雰囲気下に100mlの還流するテトラヒドロフ
ラン中の5.4ml(3当量)の無水ヒドラジンに、20mlの
テトラヒドロフラン中の2ml(83ミリモル)のメチル3
−メルカプトプロピオネートを2時間かけて滴々添加し
た。この溶液をさらに2時間還流させ、次いで希釈し、
そして300mlのトルエンから2回蒸発させた。生成物を
シリカゲルのプラグに5%の酢酸エチル/クロロホルム
で適用し、そしてプラグから20%のメタノール/クロロ
ホルムで溶離した。生ずる3−メルカプトプロピオニル
ヒドラジドはわずかにピンク色の油であり、これは冷却
すると固化したが、室温において溶融した。
50℃において、1mlのテトラヒドロフラン中の6.6mgの3
−メルカプトプロピオニルヒドラジドを添加した。1当
量のトリエチルアミンまたは1当量のトリエチルアミン
および1当量の酢酸を添加した。反応混合物を0℃にお
いて1時間攪拌し、次いで溶媒を蒸発させた。残留物を
シリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、10〜15%のア
セトニトリル中のメタノールで溶離すると、26mgの所望
の生成物が得られた。FABMS、m/z=1408(M+H);逆
相C18HPLC上の保持時間:5.0分、41%のアセトニトリル/
0.1モルの水性酢酸アンモニウム。
7−イル)アミノ]アセチル]ステインヒドラジドジサ
ルファイド 1.0g(5.7ミリモル)の4−メチル−7−アミノクマ
リン、3.0mlのエチルブロモアセテート(5当量)、90m
g(0.1当量)のヨウ化ナトリウム、および30mlのジメチ
ルホルムアミドの混合物をアルゴン雰囲気下に80℃に5
時間加熱した。この混合物を冷却し、エチルエーテルで
希釈し、50%のブラインで3回洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、そして蒸発乾固した。粗生成物をシリカゲ
ルのプラグで濾過した。微量のクロロホルムを含有する
ジエチルエーテルから再結晶化すると、純粋なエチルN
−[(4−メチル−クマリン−7−イル)アミノ]アセ
チテートが得られた。
の1.96g(7.5ミリモル)の上のエステルに、10mlの1N水
性水酸化ナトリウムを添加した。30分後、4mlの10%の
水性塩基を添加した。有機溶媒を蒸発させ、そして生ず
る結晶質生成物を濾過し、そして冷エタノールで、次い
でエーテルで洗浄した。この物質を20mlのテトラヒドロ
フランおよび4mlのジメチルホルムアミド中に溶解し
た。ジシクロヘキシルカーボジイミド(1.3g、2.2当
量)を添加し、そして反応混合物を15分間攪拌した。次
いで、システインエチルエステル塩酸塩(1.6g、2.5当
量)およびトリエチルアミン(1.2ml)を添加した。さ
らに3時間後、反応混合物を5%の塩化メチレンを含有
する酢酸エチルで希釈し、10%の水性塩酸で1回そして
ブラインで2回洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥しそ
して溶媒を蒸発させた後、粗生成物を最小量のエタノー
ルを含有するクロロホルム中の溶解および引き続く過剰
の水の添加により結晶化した。結晶を濾過し、そして乾
燥すると、純粋なN−[[(4−メチル−クマリン−7
−イル)アミノ]アセチル]ステインエチルエステルが
得られた。
のヒドラジン水和物を添加した。これに550mgのN−
[[(4−メチル−クマリン−7−イル)アミノ]アセ
チル]ステインエチルエステルを添加した。9時間還流
後、この混合物を冷却し、固体生成物を濾過し、クロロ
ホルムで洗浄し、次いでエチルエーテルで洗浄した。粗
生成物(これはチオールおよびジサルファイドを含有し
た)を、ジチオスレイトールおよびトリエチルアミンを
含有するジメチルホルムアミド中に溶解した。30分後、
生成物を過剰のエチルエーテルで沈澱させ、そして濾過
により集めた。この物質をジチオスレイトールおよび微
量のトリエチルアミンを含有する脱気したアセトニトリ
ルから再結晶化して、純粋なN−[[(4−メチル−ク
マリン−7−イル)アミノ]アセチル]ステインヒドラ
ジドが得られた。
1.2mlのジメチルホルムアミド中の4mgのN−[[(4−
メチル−クマリン−7−イル)アミノ]アセチル]ステ
インヒドラジドを添加した。一夜攪拌後、0.6mlのジメ
チルホルムアミド中の2mgのN−[[(4−メチル−ク
マリン−7−イル)アミノ]アセチル]ステインヒドラ
ジドを添加した。アセトニトリルを蒸発させ、そして生
ずるジメチルホルムアミド溶液を過剰の1:1ヘキサン/
エーテルで希釈した。生成物を濾過により単離し、そし
てさらにシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、クロ
ロホルム中のメタノールの15〜20%の勾配で溶離する
と、3mgの所望の生成物が得られた。逆相C18HPLC上の保
持時間:3.5分、45%のアセトニトリル/0.1モルの酢酸ア
ンモニウム(LL−E33288δ1 I:15分、同一の系)。
ドジサルファイド −15℃において9mlのアセトニトリル中の10mgのLL−E
33288α3 Iに、1mlのアセトニトリル中の6.6mgの3−メ
ルカプトプロピオニルヒドラジドを添加した。1当量の
トリエチルアミンまたは1当量のトリエチルアミンおよ
び1当量の酢酸を添加した。反応混合物を0℃において
1時間攪拌し、次いで溶媒を蒸発させた。残留物をシリ
カゲルのクロマトグラフィーにかけ、クロロホルム中の
メタノールの10〜15%の勾配で溶離すると、所望の生成
物が得られた。FABMS、m/z=1351(M+H);逆相C18H
PLC上の保持時間:2.1分、系45%のアセトニトリル/0.1
モルの水性酢酸アンモニウム(LL−E33288α5 I:5.7分、
同一系)。
ニルヒドラジドジサルファイド −15℃において10mlのアセトニトリル中の10mgのN−
アセチルLL−E33288γ1 Iに、1.5当量の3−メルカプト
プロピオニルヒドラジドを添加した。1当量のトリエチ
ルアミンを添加した。反応混合物を0℃において2時間
攪拌し、次いで溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル
のクロマトグラフィーにかけ、クロロホルム中のメタノ
ールの10〜15%の勾配で溶離すると、所望の生成物が得
られた。FABMS、m/z=1450(M+H);逆相C18HPLC上
の保持時間:2.5分、50%のアセトニトリル/0.05モルの
水性リン酸二水素アンモニウム(N−アセチルLL−E332
88γ1 I:6.6分、同一系)。
ドジサルファイド −15℃において10mlのアセトニトリル中の10mgのLL−
E33288α2 Iに、1mlのアセトニトリル中の1.5当量の3−
メルカプトプロピオニルヒドラジドを添加した。1当量
のトリエチルアミンを添加した。反応混合物を0℃にお
いて1時間攪拌し、次いで溶媒を蒸発させた。残留物を
シリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、クロロホルム
中のメタノールの5〜15%の勾配で溶離すると、所望の
生成物がが得られた。FABMS、m/z=1248(M+H);逆
相C18HPLC上の保持時間:2.6分、58%のアセトニトリル/
0.05モルの水性酢酸アンモニウム(LL−E33288α2 I:7.5
分、同一系)。
プロピオニルヒドラジドジサルファイド −15℃において9mlのアセトニトリル中の10mgのヨウ
ドLL−E33288シュードアグリコンに、1mlのアセトニト
リル中の1.5当量の3−メルカプトプロピオニルヒドラ
ジドを添加した。触媒として1当量のトリエチルアミン
を添加した。反応混合物を0℃において1時間攪拌し、
次いで溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲルのクロマ
トグラフィーにかけ、クロロホルム中のメタノールの10
〜15%の勾配で溶離すると、所望の生成物が得られた。
FABMS、m/z=1091(M+H);逆相C18HPLC上の保持時
間:2.8分、50%のアセトニトリル/0.05モルの水性酢酸
アンモニウム(ヨウドLL−E33288シュードアグリコンI:
7.9分、同一系)。
サルファイド 17.2g(0.2モル)のクロトン酸に、18ml(0.26モル)
のチオ酢酸を添加した。この混合物を還流においてアル
ゴン雰囲気下に6時間加熱した。過剰のチオ酢酸をアス
ピレーターの減圧下に除去し、そして生ずる油を200μ
の濃硫酸を含有する100mlの無水エタノール中に溶解
した。この混合物を10時間還流し、次いでアスピレータ
ーの減圧下に体積を減少した。ヘキサンを添加し、そし
て生ずる溶液を順次に2つの部分の飽和重炭酸ナトリウ
ム溶液および1つの部分の水で洗浄した。次いで、この
溶液を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして体積
を減少させて油を得た。この粗生成物を12mlのヒドラジ
ンを含有する250mlのメタノール中に溶解し、そして生
ずる混合物を10時間アルゴン雰囲気下に還流した。この
混合物の体積を減少し、そしてクロロホルム−ヘキサン
の混合物から結晶化すると、3−メルカプトブチリルヒ
ドラジドが得られた。
3288γ1 Iに、1.5当量の3−メルカプトブチリルヒドラ
ジドを添加した。1当量のトリエチルアミンを添加し
た。反応混合物を0℃において2時間攪拌し、次いで溶
媒を蒸発させた。残留物をシリカゲルのクロマトグラフ
ィーにかけ、クロロホルム中のメタノールの10〜15%の
勾配で溶離すると、所望の生成物がが得られた。FABM
S、m/e=1422(M+H);逆相C18HPLC上の保持時間:3.
5分、43%のアセトニトリル/0.05モルの水性リン酸二水
素アンモニウム(LL−E33288γ1 I:13.4分、同一系)。
ドジサルファイド 10g(0.1モル)の3,3−ジメチルアクリル酸に、9ml
(0.13モル)のチオ酢酸を添加した。この混合物を還流
においてアルゴン雰囲気下に6時間加熱した。過剰のチ
オ酢酸をアスピレーターの減圧下に除去し、そして生ず
る油を200μの濃硫酸を含有する100mlの無水エタノー
ル中に溶解した。この反応混合物を34時間還流した後、
16mlのヒドラジンを添加した。この混合物を24時間還流
した。反応混合物の体積を減少し、次いでブラインおよ
び重炭酸ナトリウムの混合物中に溶解した。生成物を数
体積のクロロホルムで抽出した。一緒にして層を硫酸マ
グネシウムで乾燥し、濾過し、そして体積を減少させて
油を得た。この粗生成物をフラッシュクロマトグラフィ
ーにかけ、メタノール−クロロホルムの勾配で溶離し、
次いでクロロホルム−ヘキサンから結晶化すると、3−
メルカプトブチリルヒドラジドが得られた。
33288γ1 Iに、100μlのアセトニトリル中の1.5当量の
3−メルカプトイソバレリルヒドラジドを添加した。触
媒として1当量のトリエチルアミンを添加した。反応混
合物を周囲温度において3時間攪拌し、次いで溶媒を蒸
発させた。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーに
かけ、クロロホルム中のメタノールの10〜15%の勾配で
溶離すると、所望の生成物がが得られた。FABMS、m/z=
1436(M+H);逆相C18HPLC上の保持時間:3.9分、43
%のアセトニトリル/0.05モルの水性リン酸二水素アン
モニウム(LL−E33288γ1 I:13.4分、同一系)。
ヒドラジドジサルファイド 500mg(2.75ミリモル)のp−メルカプトジヒドロ桂
皮酸に、1滴の濃硫酸を含有する15mlのメタノールを添
加した。反応混合物を5時間還流させ、次いで周囲温度
に冷却した。ヒドラジン(1.5ml)を添加し、そして生
ずる混合物をアルゴン雰囲気下に2時間攪拌し、次いで
周囲温度において10攪拌した。200mgの部分のジチオス
レイトールを添加して、存在するジサルファイドを還元
し、そして反応混合物を−15℃に冷却した。生ずる結晶
を濾過し、エーテルおよびメタノールの混合物で洗浄
し、次いで真空炉内で乾燥して(50℃/5ミクロン/10時
間)p−メルカプトジヒドロシンナモイルヒドラジドが
得られた。
−15℃において1mlのアセトニトリル中の1.5当量のp−
メルカプトジヒドロシンナモイルヒドラジドを添加し
た。反応物を0℃において10時間攪拌し、次いで溶媒を
蒸発させた。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィー
にかけ、クロロホルム中のメタノールの10〜15%の勾配
で溶離すると、所望の生成物が得られた。FABMS、m/z=
1484(M+H);逆相C18HPLC上の保持時間:5.4、43%
のアセトニトリル/0.05モルの水性リン酸二水素アンモ
ニウム(LL−E33288γ1 I:13.4分、同一系)。
リルヒドラジドジサルファイド −15℃において15mlのアセトニトリル中の20mgのN−
アセチルLL−E33288γ1 Iに、6.2mlのアセトニトリル中
の3当量の3−メルカプトイソバレリルヒドラジドを添
加した。1当量のトリエチルアミンを添加した。反応混
合物を周囲温度において2時間攪拌し、次いで溶媒を蒸
発させた。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーに
かけ、クロロホルム中のメタノールの10〜15%の勾配で
溶離すると、所望の生成物がが得られた。相C18HPLC上
の保持時間:2.5分、50%のアセトニトリル/0.05モルの
水性リン酸二水素アンモニウム(N−アセチルLL−E332
88γ1 I:6.6分、同一系)。
ヒドラジドジサルファイド −15℃において7.5mlのアセトニトリル中の10mgのN
−アセチルLL−E33288γ1 Iに、5mlのアセトニトリル中
の3当量の3−メルカプトブチリルヒドラジドを添加し
た。1当量のトリエチルアミンを添加した。反応混合物
を周囲温度において10時間攪拌し、次いで溶媒を蒸発さ
せた。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにか
け、クロロホルム中のメタノールの10〜15%の勾配で溶
離すると、所望の生成物が得られた。逆相C18HPLC上の
保持時間:7.3分、43%のアセトニトリル/0.05モルの水
性リン酸二水素アンモニウム(N−アセチルLL−E33288
γ1 I:5.6分、同一系)。
シンナモイルヒドラジドジサルファイド −15℃において7.5mlのアセトニトリル中の10mgのN
−アセチルLL−E33288γ1 Iに、2.0mlのアセトニトリル
中の3.0当量のp−メルカプトジヒドロシンナモイルヒ
ドラジドを添加した。1当量のトリエチルアミンを添加
した。反応混合物を周囲温度において2時間攪拌し、次
いで溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲルのクロマト
グラフィーにかけ、クロロホルム中のメタノールの10〜
15%の勾配で溶離すると、所望の生成物がが得られた。
逆相C18HPLC上の保持時間:7.3分、43%のアセトニトリ
ル/0.05モルの水性リン酸二水素アンモニウム(N−ア
セチルLL−E33288γ1 I:5.6分、同一系)。
エステルを、わずかにアルカリ性の条件下に抗体に共有
結合した。次ぎに表7に列挙する抗体接合体の生成に使
用した一般手順である。0.1モルの塩化ナトリウムを含
有するリン酸塩緩衝液中の3〜5mg/mlの濃度で抗体を、
実施例5からの生成物の5〜20倍モル過剰と、攪拌しな
がら室温において1〜4時間反応させた。接合したタン
パク質をクロマトグラフィーにより脱塩し、そして凝集
したタンパク質をモノマー物質からゲル濾過の高圧液体
クロマトグラフィーにより分離した。モノマーの分画を
プールし、そして濃縮した。 表 7 実施例3の生成物を使用する非特異的接合体 MoAb 薬物の配合量 M/M Lyml 5.2 B72.3 6.0 B72.3 2.6 実施例 17 部位特異的接合体の調製 酸化した抗体に薬物をヒドラジド誘導体を結合する一
般的方法は、T.J.マクケーン(McKearn)ら、米国特許
第4,671,958号に記載されている。この手順を、後述す
るような特定の変更を加えて、実施例4〜15の生成物か
らの抗体接合体の調製に適用した。これらの反応からの
生成物およびそれらの特性を表7に要約する。
を、0.1モルの塩化ナトリウムを含有する200倍の体積の
50ミリモルの酢酸ナトリウム緩衝液pH5.5に対して一夜
透析した。透析後、MaAbを15ミリモル〜20ミリモルの過
ヨウ素酸で0.2モルの酢酸ナトリウム中で酸化した。酸
化は暗所で、攪拌しながら4℃において14分間進行さ
せ、次いで酸化されたMaAbを≧5床体積のセファデック
ス(Sephadex)G−25カラムで脱塩した。抗体の酸化の
程度は、p−ニトロフェニルヒドラジンとの反応および
280mmにおけるタンパク質の吸収対395mmにおけるp−ニ
トロフェニルヒドラジンの吸収の比較により、評価し
た。
倍のモル過剰の薬物ヒドラシドと反応させた。ヒドラジ
ドをジメチルホルムアミド中に溶解し、そしてMaAbの水
溶液に添加した。MaAbの沈澱を回避するために、添加し
たジメチルホルムアミドの最終の体積は合計の反応体積
の10%を越えなかった。反応は室温において3時間攪拌
しながら進行させた。未反応のアルデヒドの架橋および
引き続く凝集を防止するために、ブロッキング剤、アセ
チルヒドラジドを、薬物ヒドラジドの添加後、3時間に
100倍モル過剰で添加した。アルデヒドと薬物ヒドラジ
ドとの間のシッフ塩基の結合(ヒドラゾン)を安定化す
るために、生成物は一般に10ミリモルのシアノホウ水素
化ナトリウムを添加し、次いで反応をさらに1時間(合
計の接合加熱−4時間)進行させることによって、アル
キルヒドラジンに還元した。接合体をクロマトグラフィ
ーで脱塩し、そして貯蔵および試験のためにpH6.5のリ
ン酸塩緩衝液中に高度に透析した(最小の時間48時
間)。
トグラフィーによりおよび逆相HPLCにより遊離の薬物に
ついて分析した。薬物の配合量は、抗体および薬物の両
者の吸光係数を分光光度測定で決定して、接合体中の薬
物のモル濃度を推定した。
−I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3−I、α4
−Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2−I、γ1
−Br、γ1−I、δ1−I、ヨードまたはブロモシュー
ドアグリコン類、それらのジヒドロまたはN−アシル相
手、BBM−1675、FR−900405、FR−900406、PD114759、P
D115028、CL−1577A、CL−1577B、CL−1577D、CL−1577
E、CL−1724、またはそれらのN−アセチル相手と表示
される化合物から調製され、式 Q−Sp−Ss−W 式中、 式中、R5はCH3、C2H5、または(CH3)2CHであり、R8はO
Hであり、そしてR9はHであるか、あるいはR8およびR9
は一緒になってカルボニルであり、Xはヨウ素または臭
素原子であり、R5は水素または基RCOであり、ここでR
は水素または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル(C1−
C10)またはアルキレン(C1−C10)基、アリールまたは
ヘテロアリール基、またはアリール−アルキル(C1−
C5)またはヘテロアリールアルキル(C1−C5)であり、
すべての基は1または2以上のヒドロキシ、アミノ、カ
ルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C3)アルコキシ、
または低級(C1−C5)チオアルコキシ基で置換されてい
てもよく、Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三
価の(C1−C18)基、二価または三価のアリールまたは
ヘテロアリール基、二価または三価の(C3−C18)シク
ロアルキルまたはヘテロシクロ−アルキル基、二価また
は三価のアリール−またはヘテロアリール−アルキル
(C1−C18)基、二価または三価のシクロアルキル−ま
たはヘテロシクロアルキル−アルキル(C1−C18)、二
価または三価の(C2−C18)不飽和アルキル基であり、
ここでSpが三価の基であるとき、それは、さらに、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリール
アミノ、カルボキシル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、
チオール、または低級アルキルチオ基で置換されること
ができ、Qは水素、ハロゲン、アミノ、アルキルアミ
ノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリー
ルアミノ、ピペリジノ、ピロリジノ、ピペラジノ、カル
ボキシル、ニトロフェニルオキシカルボニル、カルボキ
シアルデヒド、低級アルコキシ、ヒドロキシ、チオー
ル、低級アルキルジカルボキシル、−CONHNH2、−NHCON
HNH2、−CSNHNH2、−NHCSNHNH2、または−ONH2であり、
ただしSpがエチリデンであるとき、Qは水素であること
はできず、そしてCH3SSS−WがLL−E332288α1−Br、
α1−I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3−I、
α4−Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2−I、
γ1−Br、γ1−I、δ1−I、BBM−1675、FR−90040
5、FR−900406、PD114759、PR1145028、CL−1577A、Cl
−1577B、CL−1577D、CL−1577E、またはCL−1724であ
りかつSpが二価であるとき、Qは水素、ハロゲン、アミ
ノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミ
ノ、ヘテロアリールアミノ、ピペリジノ、ピロリジノ、
ピペラジノ、またはカルボキシルであることはできな
い、 の置換ジサルファイド。
または臭素原子であり、R5は水素または基RCOであり、
ここでRは水素、CH3、または一置換アリール基であ
り、そしてSpおよびQは定義した通りである、 式CH3SSS−Wの化合物から調製された、上記第1項記載
の式Q−Sp−SS−Wの置換ジサルファイド。
−WはLL−E33288α1 Br、α1 I、α2 Br、α2 I、α3 Br、
α3 I、α4 Br、β1 Br、β1 I、β2 Br、β2 I、γ1 Br、
γ1 I、δ1 I、ヨードまたはブロモシュードアグリコン
類、それらのジヒドロまたはN−アシル相手、BBM−167
5、FR−900405、FR−900406、PD114759、PD115028、CL
−1577A、Cl−1577B、CL−1577D、CL−1577E、CL−1724
またはそれらのN−アセチル相手と表示される抗腫瘍剤
であり、ここでWが前に記載する通りである、式 の担体−薬物接合体であって、前記接合体は、 CH3SSS−Wを、一般式 Q−Sp−SH 式中、Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三価の
(C1−C18)基、二価または三価のアリールまたはヘテ
ロアリール基、二価または三価の(C3−C18)シクロア
ルキルまたはヘテロシクロ−アルキル基、二価または三
価のアリール−またはヘテロアリール−アルキル(C1−
C18)基、二価または三価のシクロアルキル−またはヘ
テロシクロアルキル−アルキル(C1−C18)または二価
または三価の(C2−C18)不飽和アルキル基であり、こ
こでSpが三価の基であるとき、それは、さらに、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリール
アミノ、カルボキシル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、
チオール、または低級アルキルチオ基で置換されること
ができ、ただしCH3SSS−Wが親抗腫瘍剤LL−E33288α1
−Br、α1−I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3
−I、α4−Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2
−I、γ1−Br、γ1−I、δ1−I、BBM−1675、FR
−900405、FR−900406、PD114759、PR115028、CL−1577
A、CL−1577B、CL−1577D、CL−1577E、またはCL−1724
それ自体であるとき、Spは二価であることはできず、そ
してQはハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、カルボキ
シル、カルボキシアルデヒド、ヒドロキシ、チオール、
α−ハロアセチルオキシ、低級アルキルジカルボキシ
ル、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−NHCSNHNH2、−ONH2、
−CON3、 であるか、あるいは引き続いてそれらの基に転化するこ
とができる、 の化合物と反応させて、式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、Sp、およびWは上に定義した通りである、 の中間体を生成し、 Q−Sp−SS−Wを、式 Tu−(Y)n 式中、担体Tuはモノクローナル抗体またはポリクローナ
ル抗体、その断片、その化学的、または遺伝子操作した
相手、または成長因子またはステロイドとして定義さ
れ、Yはタンパク質の側鎖のアミノ、カルボキシ、また
はチオール基、糖タンパク質の炭水化物の残基から誘導
されたアルデヒド、またはアミドアルキルチオ基であ
り、そしてnは1〜100の整数である、 の分子と反応させて、式 式中、Tu、Y、Sp、W、およびnは上に定義した通りで
あり、そしてZは直接にまたは引き続く還元後に基Qお
よびYの共有結合反応から形成され、そしてZは−CONH
−、−CONHN=CH−、−CONHNHCH2−、−NHCONHN=CH
−、−NHCONHNHCH2−、−NHCSNHN=CH−、−NHCSNHNHCH
2−、−ON=CH−、−NH−、−NHCH2−、−N=CH−、−
CO2−、−NHCH2O2−、−SS−、 であり、そしてmは0.1〜15である、 の化合物を生成することによって調製される前記担体−
薬物接合体。
ラスから調製される式 の上記第3項記載のタンパク質−薬物接合体であって、
前記タンパク質−薬物接合体は、 ジチオメチル部分を式 Q−Sp−H 式中、直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三価の(C2
−C10)基または二価または三価のアリール−またはヘ
テロアリール−アルキル(C2−C5)基であり、ここでSp
が三価の基であるとき、それは、さらに、アミノ、ヘテ
ロアリールアミノ、ヒドロキシ、またはチオール基で置
換されていてもよく、そしてQは引き続いてカルボキシ
ル、低級アルキルジカルボキシル無水物、−CONHNH2、
または であるか、あるいはそれらの基に転化することができ
る、 の化合物と反応させて、一般式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、Sp、およびWは上に定義した通りである、 の中間体を生成し、 Q−Sp−SS−Wを、式 Tu−(Y)n 式中、Tuはヒト腫瘍関連抗原との優先的反応性を示すモ
ノクローナル抗体であり、Yは抗体上の側鎖のアミノ
基、または抗体の炭水化物基の酸化により発生するアル
デヒドであり、そしてnは1〜100の整数である、 の分子と反応させて、式 式中、Tu、Y、Sp、W、およびnは上に定義した通りで
あり、そしてZは直接にまたは引き続く還元後に基Qお
よびYの共有結合反応から形成され、そしてZは−CONH
−、−CONHN=CH−、−CONHNHCH2−、または であり、そしてmは0.1〜15である、 の化合物を生成することによって調製された前記タンパ
ク質−薬物接合体。
−I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3−I、α4
−Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2−I、γ1
−Br、γ1−I、δ1−I、ヨードまたはブロモシュー
ドアグリコン類、それらのジヒドロまたはN−アシル相
手、BBM−1675、FR−900405、FR−900406、PD114759、P
D115028、CL−1577A、CL−1577B、CL−1577D、CL−1577
E、CL−1724、またはそれらのN−アセチル相手と表示
される化合物から調製され、式 Q−Sp−SS−W 式中、 式中、R5はCH3、C2H5、または(CH3)2CHであり、R8はO
Hであり、そしてR9はHであるか、あるいはR8およびR9
は一緒になってカルボニルであり、Xはヨウ素または臭
素原子であり、R5は水素または基RCOであり、ここでR
は水素または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル(C1−
C10)またはアルキレン(C1−C10)基、アリールまたは
ヘテロアリール基、またはアリール−アルキル(C1−
C5)またはヘテロアリールアルキル(C1−C5)であり、
すべての基は1または2以上のヒドロキシ、アミノ、カ
ルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C3)アルコキシ、
または低級(C1−C5)チオアルコキシ基で置換されてい
てもよく、Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三
価の(C1−C18)基、二価または三価のアリールまたは
ヘテロアリール基、二価または三価の(C3−C18)シク
ロアルキルまたはヘテロシクロ−アルキル基、二価また
は三価のアリール−またはヘテロアリール−アルキル
(C1−C18)基、二価または三価のシクロアルキル−ま
たはヘテロシクロアルキル−アルキル(C1−C18)、二
価または三価の(C2−C18)不飽和アルキル基であり、
ここでSpが三価の基であるとき、それは、さらに、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリール
アミノ、カルボキシル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、
チオール、または低級アルキルチオ基で置換されること
ができ、Qは水素、ハロゲン、アミノ、アルキルアミ
ノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリー
ルアミノ、ピペリジノ、ピロリジノ、ピペラジノ、カル
ボキシル、ニトロフェニルオキシカルボニル、カルボキ
シアルデヒド、低級アルコキシ、ヒドロキシ、チオー
ル、低級アルキルジカルボキシル、−CONHNH2、−NHCON
HNH2、−CSNHNH2、−NHCSNHNH2、または−ONH2であり、
ただしSpがエチリデンであるとき、Qは水素であること
はできず、そしてCH3SSS−WがLL−E33288α1−Br、α
1−I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3−I、α
4−Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2−I、γ
1−Br、γ1−I、δ1−I、BBM−1675、FR−90040
5、FR−900406、PD114759、PR1145028、CL−1577A、Cl
−1577B、CL−1577D、CL−1577E、またはCL−1724であ
りかつSpが二価であるとき、Qは水素、ハロゲン、アミ
ノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミ
ノ、ヘテロアリールアミノ、ピペリジノ、ピロリジノ、
ピペラジノ、またはカルボキシルであることはできな
い、 の置換ジサルファイドを製造する方法であって、上のも
のからのメチルトリサルファイド抗腫瘍剤を、適当に置
換されたメルカプタンと、アセトニトリルまたはアセト
ニトリルとテトラヒドロフランまたはアセトニトリルと
ジメチルホルムアミドの組み合わせ中で、−20℃〜+40
℃において、1時間〜6日間の期間の間、好ましくは1
当量の第三アミン塩基または1当量の第三アミン塩基お
よび1当量の有機カルボン酸の混合物の存在下に、反応
させる前記方法。
−WはLL−E33288α1 Br、α1 I、α2 Br、α2 I、α3 Br、
α3 I、α4 Br、β1 Br、β1 I、β2 Br、β2 I、γ1 Br、
γ1 I、δ1 I、ヨードまたはブロモシュードアグリコン
類、それらのジヒドロまたはN−アシル相手、BBM−167
5、FR−900405、FR−900406、PD114759、PD115028、CL
−1577A、Cl−1577B、CL−1577D、CL−1577E、CL−1724
またはそれらのN−アセチル相手と表示される抗腫瘍剤
である、式 の標的誘導体を調製する方法であって、 CH3SSS−Wを、一般式 Q−Sp−SH 式中、Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三価の
(C1−C18)基、二価または三価のアリールまたはヘテ
ロアリール基、二価または三価の(C3−C18)シクロア
ルキルまたはヘテロシクロ−アルキル基、二価または三
価のアリール−またはヘテロアリール−アルキル(C1−
C18)基、二価または三価のシクロアルキル−またはヘ
テロシクロアルキル−アルキル(C1−C18)または二価
または三価の(C2−C18)不飽和アルキル基であり、こ
こでSpが三価の基であるとき、それは、さらに、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリール
アミノ、カルボキシル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、
チオール、または低級アルキルチオ基で置換されること
ができ、ただしCH3SSS−Wが親抗腫瘍剤LL−E33288α1
−Br、α1−I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3
−I、α4−Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2
−I、γ1−Br、γ1−I、δ1−I、BBM−1675、FR
−900405、FR−900406、PD114759、PR115028、CL−1577
A、CL−1577B、CL−1577D、CL−1577E、またはCL−1724
それ自体であるとき、Spはであることはできず、そして
Qはハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、カルボキシ
ル、カルボキシアルデヒド、ヒドロキシ、低級アルキル
ジカルボキシル無水物、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−NH
CSNHNH2、−ONH2、−CON2、 である、 の化合物と、アセトニトリル中で1当量のトリエチルア
ミンまたは1当量のトリエチルアミンおよび1当量の酢
酸の存在下に、−10℃〜−30℃において1〜48時間反応
させ、 式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、Sp、およびWは上に定義した通りである、 の中間体を単離し、式 Q−Sp−SS−W 式中、SpおよびWは上に定義した通りであり、そしてQ
はハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、カルボキシル、
カルボキシアルデヒド、ヒドロキシ、または低級アルキ
ルジカルボキシル無水物である、 の化合物を、式 Tu−(Y)n 式中、Tuはモノクローナル抗体またはポリクローナル抗
体、その断片、その化学的または遺伝子操作した相手、
または成長因子またはステロイドであり、Yは側鎖のア
ミノまたはカルボキシ官能性であり、そしてnは1〜10
0の整数である、 の分子と、水性緩衝液中でpH6.5〜9、4〜40℃におい
て、直接にあるいは水溶性カーボジイミドの存在下に反
応させて、式 式中、Tu、Sp、W、n、およびYは上に定義した通りで
あり、mは1〜15であり、そしてZは基QおよびYの共
有結合反応から形成され、そしてZは−CONH−、−NH
−、 −N=CH−、または−CO2−である、 の化合物を生成するか、あるいは 式 Q−Sp−SS−W 式中、SpおよびWは上に定義した通りであり、そしてQ
はカルボン酸である、 の化合物を、N−ヒドロキシスクシンイミド、2,3,5,6
−テトラヒドロフェノール、ペンタフルオロフェノー
ル、または4−ニトロフェノールと、カーボジイミドの
如きカルボキシル活性化剤、の存在下に反応させて、式 Q−Sp−SS−W 式中、SpおよびWは上に定義した通りであり、そしてQ
は である、 の化合物を生成し、式 Tu−(Y)n 式中、Tuおよびnは上に定義した通りであり、そしてY
は側鎖アミノ基である、 の分子と。水性緩衝化溶液中でpH6.5〜9、4〜40℃に
おいて、反応させて、式 式中、Tu、Sp、Yは上に定義した通りであり、mは1〜
15であり、そしてZはQとYとの間の共有結合の塩化エ
チレンから形成され、そして−CONH−と定義される、 の化合物を生成するか、あるいは 式 Q−Sp−SS−W 式中、SpおよびWは上に定義した通りであり、そしてQ
は−CONHNH2である、 の化合物を、亜硝酸と、水性アセトニトリル中で反応さ
せて、式 Q−Sp−SS−W 式中、SpおよびWは上に定義した通りであり、そして−
CON3である、 の化合物を生成し、式 Tu−(Y)n 式中、Tu、Y、およびnは上に定義した通りである、 の化合物と反応させて、式 式中、Tu、Z、Sp、W、m、Y、およびnは上に定義し
た通りである、 の化合物を生成し、 式 Q−Sp−SS−W 式中、SpおよびWは上に定義した通りであり、そしてQ
はヒドロキシである、 の化合物を、アルファ−ハロ酢酸無水物と反応させて、
Qがα−ハロアセチルオキシである化合物を生成し、そ
してα−ハロアセチルオキシ−Sp−SS−W、または式 Q−Sp−SS−W 式中、SpおよびWは上に定義した通りであり、そしてQ
は である、 の化合物を、式 Tu−(Y)n 式中、Tuは上に定義した通りであり、Yはタンパク質の
側鎖のチオール基、またはTuのアミン上に導入されたア
ミドアルキルチオであり、前記アルキルチオ基は、試
薬、例えば、3−(2−ジチオピリジル)プロピオン酸
ヒドロキシスクシンイミドエステルを使用し、次いで試
薬、例えば、ジチオスレイトールで還元して導入される
か、あるいは2−イミノチオランを使用して導入され、
そしてnは1〜10である、 の分子と、pH4.5〜7、4〜40℃において水性緩衝化条
件下に、反応させて、式 式中、Tu、Sp、W、およびnは上に定義した通りであ
り、そしてZは基QおよびYの共有結合反応から形成さ
れ、そしてZは であり、そしてnは0.1〜10である、 の化合物を生成するか、あるいは 式 Q−Sp−SS−W 式中、SpおよびWは上に定義した通りであり、そしてQ
は−NH2、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−NHCSNHNH2、また
は−CNH2である、 の化合物を、式 Tu−(Y)n 式中、Tuは上に定義した通りであり、YはTu上の炭水化
物残基から、アルカリ土類金属の過ヨウ素酸塩の存在下
に水性緩衝液中でpH4.0〜6.5、4〜40℃において酸化に
より、発生したアルデヒドであり、そしてnは1〜20で
ある、 の分子と反応させて、式 式中、Tu、Sp、W、Y、およびnは上に定義した通りで
あり、そしてZはQおよびYの共有結合反応から形成さ
れ、そして−ON=CH−、−N=CH−、−CONHN=CH−、
−NHCONHN=CH−、または−NHCSNHN=CH−であり、そし
てmは0.1〜15である、 の化合物を生成するか、あるいは式 式中、Tu、Z、Sp、W、Y、n、およびmは直ぐ上に定
義した通りである、 の直ぐ上の化合物を、アセチルヒドラジンまたはチロシ
ンヒドラジンで、pH4.0〜6.5、4〜40℃において、処理
して、式 式中、Tu、Z、Sp、W、n、およびmは直ぐ上に定義し
た通りであり、そしてYは−CH=NNHCOCH3または である、 の化合物を生成し、そして この化合物を、シアノホウ水素化ナトリウムまたはホ
ウ水素化ナトリウムと、水性緩衝液中でpH4.0〜6.5、4
〜40℃において、反応させて、式 式中、Tu、Sp、W、m、およびnは上に定義した通りで
あり、Zは−NH−CH2−、−CONHNHCH2−、−NHCONHNHCH
2−、または−NHCSNHNHCH2−であり、そしてYは−CH2
−NHNHCOCH3または である、 の化合物を生成することからなる、前記標的誘導体を調
製する方法。
ファイド類似体を投与することからなり、前記類似体
は、CH3SSS−Wを有しかつLL−E33288α1−Br、α1−
I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3−I、α4−
Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2−I、γ1−
Br、γ1−I、δ1−I、ヨードまたはブロモシュード
アグリコン類、それらのジヒドロまたはN−アシル相
手、BBM−1675、FR−900405、FR−900406、PD114759、P
D115028、CL−1577A、CL−1577B、CL−1577D、CL−1577
E、CL−1724、またはそれらのN−アセチル相手と表示
される化合物から調製され、式 Q−Sp−SS−W 式中、 R5はCH3、C2H5、または(CH3)2CHであり、R8はOHであ
り、そしてR9はHであるか、あるいはR8およびR9は一緒
になってカルボニルであり、Xはヨウ素または臭素原子
であり、R5は水素または基RCOであり、ここでRは水素
または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル(C1−C10)
またはアルキレン(C1−C10)基、アリールまたはヘテ
ロアリール基、またはアリール−アルキル(C1−C5)ま
たはヘテロアリールアルキル(C1−C5)であり、すべて
の基は1または2以上のヒドロキシ、アミノ、カルボキ
シ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C3)アルコキシ、または
低級(C1−C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよ
く、Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三価の
(C1−C18)基、二価または三価のアリールまたはヘテ
ロアリール基、二価または三価の(C3−C18)シクロア
ルキルまたはヘテロシクロ−アルキル基、二価または三
価のアリール−またはヘテロアリール−アルキル(C1−
C18)基、二価または三価のシクロアルキル−またはヘ
テロシクロアルキル−アルキル(C1−C18)、二価また
は三価の(C2−C18)不飽和アルキル基であり、ここでS
pが三価の基であるとき、それは、さらに、アミノ、ア
ルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミ
ノ、カルボキシル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、チオ
ール、または低級アルキルチオ基で置換されることがで
き、Qは水素、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジ
アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミ
ノ、ピペリジノ、ピロリジノ、ピペラジノ、カルボキシ
ル、ニトロフェニルオキシカルボニル、カルボキシアル
デヒド、低級アルコキシ、ヒドロキシ、チオール、低級
アルキルジカルボキシル、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−
CSNHNH2、−NHCSNHNH2、または−ONH2であり、ただしSp
がエチリデンであるとき、Qは水素であることはでき
ず、そしてCH3SSS−WがLL−E33288α1−Br、α1−
I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3−I、α4−
Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2−I、γ1−
Br、γ1−I、δ1−I、BBM−1675、FR−900405、FR
−900406、PD114759、PR1145028、CL−1577A、Cl−1577
B、CL−1577D、CL−1577E、またはCL−1274でありかつS
pが二価であるとき、Qは水素、ハロゲン、アミノ、ア
ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ヘ
テロアリールアミノ、ピペリジノ、ピロリジノ、ピペラ
ジノ、またはカルボキシルであることはできない、 を有する、温血動物におけるバクテリアの感染を処置す
る方法。
与することからなり、前記置換ジサルファイドは、CH3S
SS−Wを有しかつLL−E33288α1−Br、α1−I、α2
−Br、α2−I、α3−Br、α3−I、α4−Br、β1
−Br、β1−I、β2−Br、β2−I、γ1−Br、γ1
−I、δ1−I、ヨードまたはブロモシュードアグリコ
ン類、それらのジヒドロまたはN−アシル相手、BBM−1
675、FR−900405、FR−900406、PD114759、PD115028、C
L−1577A、CL−1577B、CL−1577D、CL−1577E、CL−172
4、またはそれらのN−アセチル相手と表示される化合
物から調製され、式 Q−Sp−SS−W 式中、 R5はCH3、C2H5、または(CH3)2CHであり、R8はOHであ
り、そしてR9はHであるか、あるいはR8およびR9は一緒
になってカルボニルであり、Xはヨウ素または臭素原子
であり、R5は水素または基RCOであり、ここでRは水素
または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル(C1−C10)
またはアルキレン(C1−C10)基、アリールまたはヘテ
ロアリール基、またはアリール−アルキル(C1−C5)ま
たはヘテロアリールアルキル(C1−C5)であり、すべて
の基は1または2以上のヒドロキシ、アミノ、カルボキ
シ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C3)アルコキシ、または
低級(C1−C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよ
く、Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三価の
(C1−C18)基、二価または三価のアリールまたはヘテ
ロアリール基、二価または三価の(C3−C18)シクロア
ルキルまたはヘテロシクロ−アルキル基、二価または三
価のアリール−またはヘテロアリール−アルキル(C1−
C18)基、二価または三価のシクロアルキル−またはヘ
テロシクロアルキル−アルキル(C1−C18)、二価また
は三価の(C2−C18)不飽和アルキル基であり、ここでS
pが三価の基であるとき、それは、さらに、アミノ、ア
ルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミ
ノ、カルボキシル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、チオ
ール、または低級アルキルチオ基で置換されることがで
き、Qは水素、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジ
アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミ
ノ、ピペリジノ、ピロリジノ、ピペラジノ、カルボキシ
ル、ニトロフェニルオキシカルボニル、カルボキシアル
デヒド、低級アルコキシ、ヒドロキシ、チオール、低級
アルキルジカルボキシル、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−
CSNHNH2、−NHCSNHNH2、または−ONH2であり、ただしSp
がエチリデンであるとき、Qは水素であることはでき
ず、そしてCH3SSS−WがLL−E33288α1−Br、α1−
I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3−I、α4−
Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2−I、γ1−
Br、γ1−I、δ1−I、BBM−1675、FR−900405、FR
−900406、PD114759、PR115028、CL−1577A、Cl−1577
B、CL−1577D、CL−1577E、またはCL−1274でありかつS
pが二価であるとき、Qは水素、ハロゲン、アミノ、ア
ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ヘ
テロアリールアミノ、ピペリジノ、ピロリジノ、ピペラ
ジノ、またはカルボキシルであることはできない、 を有する、哺乳動物における腫瘍の増殖を抑制する方
法。
らなり、前記生成物は、式CH3SSS−Wの化合物から調製
され、ここでCH3SSS−WはLL−E33288α1 Br、α1 I、α2
Br、α2 I、α3 Br、α3 I、α4 Br、β1 Br、β1 I、β2 Br、
β2 I、γ1 Br、γ1 I、δ1 I、ヨードまたはブロモシュー
ドアグリコン類、それらのジヒドロまたはN−アシル相
手、BBM−1675、FR−900405、FR−900406、PD114759、P
D115028、CL−1577A、Cl−1577B、CL−1577D、CL−1577
E、CL−1724またはそれらのN−アセチル相手と表示さ
れる抗腫瘍剤であり、ここでWが前に記載する通りであ
る、式 を有し、前記生成物は、 CH3SSS−Wを、一般式 Q−Sp−SH 式中、Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三価の
(C1−C18)基、二価または三価のアリールまたはヘテ
ロアリール基、二価または三価の(C3−C18)シクロア
ルキルまたはヘテロシクロ−アルキル基、二価または三
価のアリール−またはヘテロアリール−アルキル(C1−
C18)基、二価または三価のシクロアルキル−またはヘ
テロシクロアルキル−アルキル(C1−C18)または二価
または三価の(C2−C18)不飽和アルキル基であり、こ
こでSpが三価の基であるとき、それは、さらに、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリール
アミノ、カルボキシル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、
チオール、または低級アルキルチオ基で置換されること
ができ、ただしCH3SSS−Wが親抗腫瘍剤LL−E33288α1
−Br、α1−I、α2−Br、α2−I、α3−Br、α3
−I、α4−Br、β1−Br、β1−I、β2−Br、β2
−I、γ1−Br、γ1−I、δ1−I、BBM−1675、FR
−900405、FR−900406、PD114759、PR115028、CL−1577
A、CL−1577B、CL−1577D、CL−1577E、またはCL−1274
それ自体であるとき、Spは二価であることはできず、そ
してQはハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、カルボキ
シル、カルボキシアルデヒド、ヒドロキシ、チオール、
α−ハロアセチルオキシ、低級アルキルジカルボキシ
ル、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−NHCSNHNH2、−ONH2、
−CON3、 であるか、あるいは引き続いてそれらの基に転化するこ
とができる、 の化合物と反応させて、式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、Sp、およびWは上に定義した通りである、 の中間体を生成し、 Q−Sp−SS−Wを、式 Tu−(Y)n 式中、担体Tuはモノクローナル抗体またはポリクローナ
ル抗体、その断片、その化学的または遺伝子操作した相
手、または成長因子またはステロイドとして定義され、
Yはタンパク質の側鎖のアミノ、カルボキシ、またはチ
オール基、糖タンパク質の炭水化物の残基から誘導され
たアルデヒド、またはアミドアルキルチオ基であり、そ
してnは1〜100の整数である、 の分子と反応させて、式 式中、Tu、Y、Sp、W、およびnは上に定義した通りで
あり、そしてZは直接にまたは引き続く還元後に基Qお
よびYの共有結合反応から形成され、そしてZは−CONH
−、−CONHN=CH−、−CONHNHCH2−、−NHCONHN=CH
−、−NHCONHNHCH2−、−NHCSNHN=CH−、−NHCSNHNHCH
2−、−ON=CH−、−NH−、−NHCH2−、−N=CH−、−
CO2−、−NHCH2O2−、−SS−、 であり、そしてmは0.1〜15である、 の化合物を生成することによって調製される、哺乳動物
における腫瘍の増殖を抑制する方法。
接合体は、N−アセチルLL−33288δ1 I(CH3SSS−W)
と表示される抗腫瘍抗生物質から調製され、前記抗生物
質は、 a)第1図に示す紫外線スペクトル、 b)第2図に示す赤外スペクトル、 c)第3図に示すプロトン磁気共鳴スペクトル、 および d)第4図に示す炭素−13核磁気共鳴スペクトル、 を有するか、あるいは ヨウドLL−33288シュードアグリコン(CH3SSS−W)と
表示される抗腫瘍抗生物質から調製され、前記抗生物質
は、 a)第5図に示す紫外線スペクトル、 b)第6図に示す赤外スペクトル、 c)第7図に示すプロトン磁気共鳴スペクトル、 および d)第8図に示す炭素−13核磁気共鳴スペクトル、 を有し、前記調製は、 ジチオメチル部分を式 Q−Sp−H 式中、直鎖状もしくは分枝鎖状の二価または三価の(C2
−C10)基または二価または三価のアリール−またはヘ
テロアリール−アルキル(C2−C5)基であり、ここでSp
が三価の基であるとき、それは、さらに、アミノ、ヘテ
ロアリールアミノ、ヒドロキシ、またはチオール基で置
換されていてもよく、そしてQは引き続いてカルボキシ
ル、低級アルキルジカルボキシル無水物、−CONHNH2、
または であるか、あるいはそれらの基に転化することができ
る、 の化合物と反応させて、一般式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、Sp、およびWは上に定義した通りである、 の中間体を生成し、 Q−Sp−SS−Wを、式 Tu−(Y)n 式中、Tuはヒト腫瘍関連抗原との優先的反応性を示すモ
ノクローナル抗体であり、Yは抗体上の側鎖のアミノ
基、または抗体の炭水化物基の酸化により発生するアル
デヒドであり、そしてnは1〜100の整数である、 の分子と反応させて、式 式中、Tu、Y、Sp、W、およびnは上に定義した通りで
あり、そしてZは直接にまたは引き続く還元後に基Qお
よびYの共有結合反応から形成され、そしてZは−CONH
−、−CONHN=CH−、−CONHNHCH2−、または であり、そしてmは0.1〜15である、 の化合物を生成することによって調製される、抗原の部
位において化合物を生体内で供給する方法。
腫瘍抗生物質の紫外線スペクトルである。 第2図は、N−アセチルLL−E33288δ1 Iと表示される抗
腫瘍抗生物質の赤外線スペクトルである。 第3図は、N−アセチルLL−E33288δ1 Iと表示される抗
腫瘍抗生物質のプロトン磁気共鳴スペクトルである。 第4図は、N−アセチルLL−E33288δ1 Iと表示される抗
腫瘍抗生物質の炭素−13核磁気共鳴スペクトルである。 第5図は、ヨウドLL−E33288シュードアグリコと表示さ
れる抗腫瘍抗生物質の紫外線スペクトルである。 第6図は、ヨウドLL−E33288シュードアグリコと表示さ
れる抗腫瘍抗生物質の赤外線スペクトルである。 第7図は、ヨウドLL−E33288シュードアグリコと表示さ
れる抗腫瘍抗生物質のプロトン磁気共鳴スペクトルであ
る。 第8図は、ヨウドLL−E33288シュードアグリコと表示さ
れる抗腫瘍抗生物質の炭素−13核磁気共鳴スペクトルで
ある。
Claims (13)
- 【請求項1】式 式中、 R5はC2H5、(CH3)2CH、またはCH3であり; R5′はRCOであり、ここでRは水素または直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル(C1−C10)もしくはアルキレン
(C1−C10)基、アリールもしくはヘテロアリール基、
またはアリール−アルキル(C1−C5)もしくはヘテロア
リール−アルキル(C1−C5)基であり、ここでアリール
もしくはヘテロアリール基はフリル、チエニル、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、カルバゾ
リル、アミノクマリニルまたはフェナジニルから選ば
れ、すべての基は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C5)ア
ルコキシ、低級(C1−C5)アルキルまたは低級(C1−
C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよく; Xはヨウ素または臭素であり; Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価もしくは三価の(C1
−C18)基、二価もしくは三価のC6−C10炭素環式芳香族
基、フリル、チエニル、N−メチル−ピロリル、ピリジ
ル、N−メチル−イミダゾリル、オキサゾリル、ピリミ
ジニル、キノリル、イソキノリル、N−メチルカルバゾ
リル、アミノクマリニルもしくはフェナジニルから選ば
れるヘテロアリール基、二価もしくは三価の(C3−
C18)脂肪族基、二価もしくは三価のシクロアルキル(C
3−C18)基または二価もしくは三価の(C2−C18)不飽
和アルキル基であり、ここでSpが三価の基である場合に
は、それはさらにアミノ、アルキルアミノ、アリールア
ミノ、ヘテロアリールアミノ、カルボキシル、低級アル
コキシ、ヒドロキシ、チオールまたは低級アルキルチオ
基で置換されていることができ; Qは水素、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアル
キルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、
ピペリジノ、ピロリジノ、ピペラジノ、カルボキシル、
ニトロフェニルオキシカルボニル、カルボキシアルデヒ
ド、低級アルコキシ、ヒドロキシ、チオール、低級アル
キルジカルボキシル、−CONHNH2−、−NHCONHNH2−、−
CSNHNH2、−NHCSNHNH2または−ONH2である、 で示される置換ジサルファイド。 - 【請求項2】式 式中、 Tuはモノ−もしくはポリクローナル抗体、その断片、そ
の化学的もしくは遺伝子的に操作された同等物、または
成長因子であり; Yはタンパク質の側鎖アミノ、カルボキシもしくはチオ
ール基、糖タンパク質炭水化物の残基から誘導されるア
ルデヒド、またはアミドアルキルチオ基であり; nは1〜100の整数であり; Zは−CONH−、−CONHN=CH−、−CONHNHCH2−、−NHCO
NHN=CH−、−NHCONHNHCH2−、−NHCSNHN−CH−、−NHC
SNHNHCH2−、−ON=CH−、−NH−、−NHCH2−、−N=C
H−、−CO2−、−NHCH2CO2−、−S−S−、 Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価もしくは三価の(C1
−C18)基、二価もしくは三価のC6−C10炭素環式芳香族
基、フリル、チエニル、N−メチル−ピロリル、ピリジ
ル、N−メチル−イミダゾリル、オキサゾリル、ピリミ
ジニル、キノリル、イソキノリル、N−メチルカルバゾ
リル、アミノクマリニルもしくはフェナジニルから選ば
れるヘテロアリール基、二価もしくは三価の(C3−
C18)脂肪族基、二価もしくは三価のシクロアルキル(C
3−C18)基または二価もしくは三価の(C2−C18)不飽
和アルキル基であり、ここでSpが三価の基である場合に
は、それはさらにアミノ、アルキルアミノ、アリールア
ミノ、ヘテロアリールアミノ、カルボキシル、低級アル
コキシ、ヒドロキシ、チオールまたは低級アルキルチオ
基で置換されていることができ; R5はC2H5、(CH3)2CH、またはCH3であり; R5′はRCOであり、ここでRは水素または直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル(C1−C10)もしくはアルキレン
(C1−C10)基、アリールもしくはヘテロアリール基、
またはアリール−アルキル(C1−C5)もしくはヘテロア
リール−アルキル(C1−C5)基であり、ここでアリール
もしくはヘテロアリール基はフリル、チエニル、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、カルバゾ
リル、アミノクマリニルまたはフェナジニルから選ば
れ、すべての基は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C5)ア
ルコキシ、低級(C1−C5)アルキルまたは低級(C1−
C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよく; Xはヨウ素または臭素であり;そして mは0.1〜15である、 で示される担体−薬物接合体。 - 【請求項3】式 CH3SSS−W 式中、 R5はC2H5、(CH3)2CH、またはCH3であり; R5′はRCOであり、ここでRは水素または直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル(C1−C10)もしくはアルキレン
(C1−C10)基、アリールもしくはヘテロアリール基、
またはアリール−アルキル(C1−C5)もしくはヘテロア
リール−アルキル(C1−C5)基であり、ここでアリール
もしくはヘテロアリール基はフリル、チエニル、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、カルバゾ
リル、アミノクマリニルまたはフェナジニルから選ば
れ、すべての基は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C5)ア
ルコキシ、低級(C1−C5)アルキルまたは低級(C1−
C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよく; Xはヨウ素または臭素である、 で示されるアルキルトリサルファイド抗生物質を式 Q−Sp−S−H 式中、QおよびSpは特許請求の範囲第1項で定義したと
おりである、で示される化合物と、アセトニトリルまた
はアセトニトリルとテトラヒドロフランもしくはアセト
ニトリルとジメチルホルムアミドの組合わせ中におい
て、−20゜ないし約+40℃の温度で1時間ないし6日間
反応させることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の式 Q−Sp−SS−W で示される置換ジサルファイドの製造方法。 - 【請求項4】式 CH3SSS−W 式中、 R5はC2H5、(CH3)2CH、またはCH3であり; R5′はRCOであり、ここでRは水素または直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル(C1−C10)もしくはアルキレン
(C1−C10)基、アリールもしくはヘテロアリール基、
またはアリール−アルキル(C1−C5)もしくはヘテロア
リール−アルキル(C1−C5)基であり、ここでアリール
もしくはヘテロアリール基はフリル、チエニル、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、カルバゾ
リル、アミノクマリニルまたはフェナジニルから選ば
れ、すべての基は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C5)ア
ルコキシ、低級(C1−C5)アルキルまたは低級(C1−
C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよく; Xはヨウ素または臭素である、 で示される化合物を式 Q−Sp−S−H 式中、 Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価もしくは三価の(C1
−C18)基、二価もしくは三価のC6−C10炭素環式芳香族
基、フリル、チエニル、N−メチル−ピロリル、ピリジ
ル、N−メチル−イミダゾリル、オキサゾリル、ピリミ
ジニル、キノリル、イソキノリル、N−メチルカルバゾ
リル、アミノクマリニルもしくはフェナジニルから選ば
れるヘテロアリール基、二価もしくは三価の(C3−
C18)脂肪族基、二価もしくは三価のシクロアルキル(C
3−C18)基または二価もしくは三価の(C2−C18)不飽
和アルキル基であり、ここでSpが三価の基である場合に
は、それはさらにアミノ、アルキルアミノ、アリールア
ミノ、ヘテロアリールアミノ、カルボキシル、低級アル
コキシ、ヒドロキシ、チオールまたは低級アルキルチオ
基で置換されていることができ; Qはハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、カルボキシ
ル、カルボキシアルデヒド、ヒドロキシまたは低級アル
キルジカルボキシル無水物である、 で示される化合物と、アセトニトリル中で、1当量のト
リエチルアミンまたは1当量のトリエチルアミンと1当
量の酢酸の存在下に、−10゜〜−30℃で1〜48時間反応
させ、式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、SpおよびWは上記定義のとおりである、 で示される中間体を単離し、次いで式 Q−Sp−SS−W 式中、 SpおよびWは上記定義のとおりであり、そして Qはハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、カルボキシ
ル、カルボキシアルデヒド、ヒドロキシまたは低級アル
キルジカルボキシル無水物である、で示される化合物を
式 Tu−(Y)n 式中、 Tuはモノ−もしくはポリクローナル抗体、その断片、そ
の化学的もしくは遺伝子的に操作された同等物、または
成長因子であり; Yは側鎖アミノまたはカルボキシ官能基であり; nは1〜100である、 で示される分子と、水性緩衝液中で、6.5〜9のpHにお
いて、4゜〜40℃で直接にまたは水溶性カルボジイミド
の存在下に反応させて、 式 式中、 Tu、Sp、W、nおよびYは上記定義のとおりであり、 mは1〜15であり、そして −N=CH−または−CO2−である、 で示される化合物を生成せしめることを特徴とする前記
式CH3SSS−Wで示される化合物から式 式中、Tu、Z、Sp、W、m、nおよびYは上記定義のと
おりである、 で示される標的誘導体を製造する方法。 - 【請求項5】式 CH3SSS−Wは 式中、 R5はC2H5、(CH3)2CH、またはCH3であり; R5′はRCOであり、ここでRは水素または直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル(C1−C10)もしくはアルキレン
(C1−C10)基、アリールもしくはヘテロアリール基、
またはアリール−アルキル(C1−C5)もしくはヘテロア
リール−アルキル(C1−C5)基であり、ここでアリール
もしくはヘテロアリール基はフリル、チエニル、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、カルバゾ
リル、アミノクマリニルまたはフェナジニルから選ば
れ、すべての基は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C5)ア
ルコキシ、低級(C1−C5)アルキルまたは低級(C1−
C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよく; Xはヨウ素または臭素である、 で示される化合物を式 Q−Sp−S−H 式中、 Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価もしくは三価の(C1
−C18)基、二価もしくは三価のC6−C10炭素環式芳香族
基、フリル、チエニル、N−メチル−ピロリル、ピリジ
ル、N−メチル−イミダゾリル、オキサゾリル、ピリミ
ジニル、キノリル、イソキノリル、N−メチルカルバゾ
リル、アミノクマリニルもしくはフェナジニルから選ば
れるヘテロアリール基、二価もしくは三価の(C3−
C18)脂肪族基、二価もしくは三価のシクロアルキル(C
3−C18)基または二価もしくは三価の(C2−C18)不飽
和アルキル基であり、ここでSpが三価の基である場合に
は、それはさらにアミノ、アルキルアミノ、アリールア
ミノ、ヘテロアリールアミノ、カルボキシル、低級アル
コキシ、ヒドロキシ、チオールまたは低級アルキルチオ
基で置換されていることができ; Qはカルボキシルである、 で示される化合物と、アセトニトリル中で、1当量のト
リエチルアミンまたは1当量のトリエチルアミンと1当
量の酢酸の存在下に、−10゜〜−30℃で1〜48時間反応
させ、式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、SpおよびWは上記定義のとおりである、 で示される中間体を単離し、次いで式 Q−Sp−SS−W 式中、 SpおよびWは上記定義のとおりであり、そして Qはカルボン酸である、 で示される化合物をN−ヒドロキシスクシンイミド、2,
3,5,6−テトラフルオロフェノール、ペンタフルオロフ
ェノールまたは4−ニトロフェノールと、カルボジイミ
ドのようなカルボキシル活性化剤の存在下に反応させ
て、式 Q−Sp−SS−W 式中、 SpおよびWは上記定義のとおりであり、そして Qは で示される化合物を生成せしめ、式 Tu−(Y)n 式中、 Tuはモノ−もしくはポリクローナル抗体、その断片、そ
の化学的もしくは遺伝子的に操作された同等物、または
成長因子であり; nは1〜100であり;そして Yは側鎖アミノ基である、 で示される分子と、水性緩衝液中で、6.5〜9のpHにお
いて、4゜〜40℃で反応させて、式 式中、 Tu、Sp、Yおよびnは上記定義のとおりであり、 mは1〜15であり、そして Zは−CONH−である、 で示される化合物を生成せしめることを特徴とする前記
式CH3SSS−Wで示される化合物から式 式中、Tu、Z、Sp、W、m、nおよびYは上記定義のと
おりである、 で示される標的誘導体を製造する方法。 - 【請求項6】式 CH3SSS−W 式中、 R5はC2H5、(CH3)2CH、またはCH3であり; R5′はRCOであり、ここでRは水素または直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル(C1−C10)もしくはアルキレン
(C1−C10)基、アリールもしくはヘテロアリール基、
またはアリール−アルキル(C1−C5)もしくはヘテロア
リール−アルキル(C1−C5)基であり、ここでアリール
もしくはヘテロアリール基はフリル、チエニル、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、カルバゾ
リル、アミノクマリニルまたはフェナジニルから選ば
れ、すべての基は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C5)ア
ルコキシ、低級(C1−C5)アルキルまたは低級(C1−
C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよく; Xはヨウ素または臭素である、 で示される化合物を式 Q−Sp−S−H 式中、 Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価もしくは三価の(C1
−C18)基、二価もしくは三価のC6−C10炭素環式芳香族
基、フリル、チエニル、N−メチル−ピロリル、ピリジ
ル、N−メチル−イミダゾリル、オキサゾリル、ピリミ
ジニル、キノリル、イソキノリル、N−メチルカルバゾ
リル、アミノクマリニルもしくはフェナジニルから選ば
れるヘテロアリール基、二価もしくは三価の(C3−
C18)脂肪族基、二価もしくは三価のシクロアルキル(C
3−C18)基または二価もしくは三価の(C2−C18)不飽
和アルキル基であり、ここでSpが三価の基である場合に
は、それはさらにアミノ、アルキルアミノ、アリールア
ミノ、ヘテロアリールアミノ、カルボキシル、低級アル
コキシ、ヒドロキシ、チオールまたは低級アルキルチオ
基で置換されていることができ;そして Qは−CONHNH2である、 で示される化合物と、アセトニトリル中で、1当量のト
リエチルアミンまたは1当量のトリエチルアミンと1当
量の酢酸の存在下に、−10゜〜−30℃で1〜48時間反応
させ、式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、SpおよびWは上記定義のとおりである、 で示される中間体を単離し、次いで式 Q−Sp−SS−W 式中、 SpおよびWは上記定義のとおりであり、そして Qは−CONHNH2である、 で示される化合物を亜硝酸と水性アセトニトリル中で反
応させて式 Q−Sp−SS−W 式中、 SpおよびWは上記定義のとおりである、そして QはCON3である、 で示される化合物を生成せしめ、式 Tu−(Y)n 式中、 Tuはモノ−もしくはポリクローナル抗体、その断片、そ
の化学的もしくは遺伝子的に操作された同等物、または
成長因子であり; Yは側鎖アミノまたはカルボキシ官能基であり; nは1〜100である、 で示される化合物と反応させて、式 式中、 Tu、Sp、W、nおよびYは上記定義のとおりであり、 mは1〜15であり、そして Zは−CONH−である、 で示される化合物を生成せしめることを特徴とする前記
式CH3SSS−Wで示される化合物から式 式中、Tu、Z、Sp、W、m、nおよびYは上記定義のと
おりである、 で示される標的誘導体を製造する方法。 - 【請求項7】式 CH3SSS−W 式中、 R5はC2H5、(CH3)2CH、またはCH3であり; R5′はRCOであり、ここでRは水素または直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル(C1−C10)もしくはアルキレン
(C1−C10)基、アリールもしくはヘテロアリール基、
またはアリール−アルキル(C1−C5)もしくはヘテロア
リール−アルキル(C1−C5)基であり、ここでアリール
もしくはヘテロアリール基はフリル、チエニル、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、カルバゾ
リル、アミノクマリニルまたはフェナジニルから選ば
れ、すべての基は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C5)ア
ルコキシ、低級(C1−C5)アルキルまたは低級(C1−
C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよく; Xはヨウ素または臭素である、 で示される化合物を式 Q−Sp−S−H 式中、 Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価もしくは三価の(C1
−C18)基、二価もしくは三価のC6−C10炭素環式芳香族
基、フリル、チエニル、N−メチル−ピロリル、ピリジ
ル、N−メチル−イミダゾリル、オキサゾリル、ピリミ
ジニル、キノリル、イソキノリル、N−メチルカルバゾ
リル、アミノクマリニルもしくはフェナジニルから選ば
れるヘテロアリール基、二価もしくは三価の(C3−
C18)脂肪族基、二価もしくは三価のシクロアルキル(C
3−C18)基または二価もしくは三価の(C2−C18)不飽
和アルキル基であり、ここでSpが三価の基である場合に
は、それはさらにアミノ、アルキルアミノ、アリールア
ミノ、ヘテロアリールアミノ、カルボキシル、低級アル
コキシ、ヒドロキシ、チオールまたは低級アルキルチオ
基で置換されていることができ; Qはヒドロキシ、 で示される化合物と、アセトニトリル中で、1当量のト
リエチルアミンまたは1当量のトリエチルアミンと1当
量の酢酸の存在下に、−10〜−30℃で1〜48時間反応さ
せ、式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、SpおよびWは上記定義のとおりである、 で示される中間体を単離し、次いで、式 Q−Sp−SS−W 式中、 SpおよびWは上記定義のとおりであり、そして Qはヒドロキシである、 で示される化合物をα−ハロ酢酸無水物と反応させてQ
がα−ハロアセチルオキシである化合物を生成せしめ、
そしてα−ハロアセチルオキシ−Sp−SS−Wまたは式 Q−Sp−SS−W 式中、 SpおよびWは上記定義のとおりであり、そして Qは で示される化合物を式 Tu−(Y)n 式中、 Tuはモノ−もしくはポリクローナル抗体、その断片、そ
の化学的もしくは遺伝子的に操作された同等物、または
成長因子であり; Yはタンパク質の側鎖チオール、またはTuのアミンに3
−(2−チオ−ピリジル)プロピオン酸ヒドロキシスク
シンイミドエステルを用い、次いでジチオスレイトール
で還元して導入されるアミノアルキルチオ基、またはTu
のアミンに2−イミノチオランを用いて導入されるアミ
ドアルキルチオ基であり、そして nは1〜10である、 で示される分子と、水性緩衝化条件下で、4.5〜7のpH
において、4゜〜40℃の温度で反応させて、式 式中、 Tu、Sp、W、nおよびYは上記定義のとおりであり、 Zは mは0.1〜10である、 で示される化合物を生成せしめることを特徴とする前記
式CH3SSS−Wで示される化合物から式 式中、Tu、Z、Sp、W、m、nおよびYは上記定義のと
おりである、 で示される標的誘導体を製造する方法。 - 【請求項8】式 CH3SSS−W 式中、 R5はC2H5、(CH3)2CH、またはCH3であり; R5′はRCOであり、ここでRは水素または直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル(C1−C10)もしくはアルキレン
(C1−C10)基、アリールもしくはヘテロアリール基、
またはアリール−アルキル(C1−C5)もしくはヘテロア
リール−アルキル(C1−C5)基であり、ここでアリール
もしくはヘテロアリール基はフリル、チエニル、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、カルバゾ
リル、アミノクマリニルまたはフェナジニルから選ば
れ、すべての基は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C5)ア
ルコキシ、低級(C1−C5)アルキルまたは低級(C1−
C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよく; Xはヨウ素または臭素である、 で示される化合物を式 Q−Sp−S−H 式中、 Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価もしくは三価の(C1
−C18)基、二価もしくは三価のC6−C10炭素環式芳香族
基、フリル、チエニル、N−メチル−ピロリル、ピリジ
ル、N−メチル−イミダゾリル、オキサゾリル、ピリミ
ジニル、キノリル、イソキノリル、N−メチルカルバゾ
リル、アミノクマリニルもしくはフェナジニルから選ば
れるヘテロアリール基、二価もしくは三価の(C3−
C18)脂肪族基、二価もしくは三価のシクロアルキル(C
3−C18)基または二価もしくは三価の(C2−C18)不飽
和アルキル基であり、ここでSpが三価の基である場合に
は、それはさらにアミノ、アルキルアミノ、アリールア
ミノ、ヘテロアリールアミノ、カルボキシル、低級アル
コキシ、ヒドロキシ、チオールまたは低級アルキルチオ
基で置換されていることができ;そして Qは−NH2、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−NHCSNHNH2また
は−ONH2である、 で示される化合物と、アセトニトリル中で、1当量のト
リエチルアミンまたは1当量のトリエチルアミンと1当
量の酢酸の存在下に、−10゜〜−30℃で1〜48時間反応
させ、式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、SpおよびWは上記定義のとおりである、 で示される中間体を単離し、次いで、式 Q−Sp−SS−W 式中、 SpおよびWは上記定義のとおりであり、そして Qは−NH2、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−NHCSNHNH2また
は−ONH2である、 で示される化合物を式 Tu−(Y)n 式中、 Tuはモノ−もしくはポリクローナル抗体、その断片、そ
の化学的もしくは遺伝子的に操作された同等物、または
成長因子であり; YはTu上の炭水化物残基からアルカリ土類過ヨウ素酸塩
の存在下に水性緩衝液中で4.0〜6.5のpHにおいて4゜〜
40℃の温度で酸化することにより生成するアルデヒドで
あり、そして nは1〜20である、 で示される分子と反応させて、式 式中、 Tu、Sp、W、nおよびYは上記定義のとおりであり、 Zは−ON=CH−、−N=CH−、−CONHN=CH−、−NHCON
HN=CH−または−NHCSNHN=CH−であり、そして mは1〜15である、 で示される化合物を生成せしめることを特徴とする前記
式CH3SSS−Wで示される化合物から式 式中、Tu、Z、Sp、W、m、nおよびYは上記定義のと
おりである、 で示される標的誘導体を製造する方法。 - 【請求項9】式 CH3SSS−W 式中、 R5はC2H5、(CH3)2CH、またはCH3であり; R5′はRCOであり、ここでRは水素または直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル(C1−C10)もしくはアルキレン
(C1−C10)基、アリールもしくはヘテロアリール基、
またはアリール−アルキル(C1−C5)もしくはヘテロア
リール−アルキル(C1−C5)基であり、ここでアリール
もしくはヘテロアリール基はフリル、チエニル、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、カルバゾ
リル、アミノクマリニルまたはフェナジニルから選ば
れ、すべての基は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ、ハロ、ニトロ、低級(C1−C5)ア
ルコキシ、低級(C1−C5)アルキルまたは低級(C1−
C5)チオアルコキシ基で置換されていてもよく; Xはヨウ素または臭素である、 で示される化合物を式 Q−Sp−S−H 式中、 Spは直鎖状もしくは分枝鎖状の二価もしくは三価の(C1
−C18)基、二価もしくは三価のC6−C10炭素環式芳香族
基、フリル、チエニル、N−メチル−ピロリル、ピリジ
ル、N−メチル−イミダゾリル、オキサゾリル、ピリミ
ジニル、キノリル、イソキノリル、N−メチルカルバゾ
リル、アミノクマリニルもしくはフェナジニルから選ば
れるヘテロアリール基、二価もしくは三価の(C3−
C18)脂肪族基、二価もしくは三価のシクロアルキル(C
3−C18)基または二価もしくは三価の(C2−C18)不飽
和アルキル基であり、ここでSpが三価の基である場合に
は、それはさらにアミノ、アルキルアミノ、アリールア
ミノ、ヘテロアリールアミノ、カルボキシル、低級アル
コキシ、ヒドロキシ、チオールまたは低級アルキルチオ
基で置換されていることができ; Qは−NH2、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−NHCSNHNH2また
は−ONH2である、 で示される化合物と、アセトニトリル中で、1当量のト
リエチルアミンまたは1当量のトリエチルアミンと1当
量の酢酸の存在下に、−10゜〜−30℃で1〜48時間反応
させ、式 Q−Sp−SS−W 式中、Q、SpおよびWは上記定義のとおりである、 で示される中間体を単離し、次いで、式 Q−Sp−SS−W 式中、 SpおよびWは上記定義のとおりであり、そして Qは−NH2、−CONHNH2、−NHCONHNH2、−NHCSNHNH2また
は−ONH2である、 で示される化合物を式 Tu−(Y)n 式中、 Tuはモノ−もしくはポリクローナル抗体、その断片、そ
の化学的もしくは遺伝子操作された同等物、または成長
因子であり; YはTu上の炭水化物残基からアルカリ土類過ヨウ素酸塩
の存在下に水性緩衝液中で4.0〜6.5のpHにおいて4゜〜
40℃の温度で酸化することにより生成するアルデヒドで
あり、そして nは1〜20である、 で示される分子と反応させて、式 式中、 Tu、Sp、W、nおよびYは上記定義のとおりであり、 Zは−ON=CH−、−N=CH−、−CONHN=CH−、−NHCON
HN=CH−または−NHCSNHN=CH−であり、そして mは1〜15である、 で示される化合物を生成せしめ、直ちに式 式中、 Tu、Sp、W、Y、Z、mおよびnは上記定義のとおりで
ある、 の化合物をアセチルヒドラジンまたはチロシンヒドラジ
ンで、水性緩衝液中で、4.0〜6.5のpHにおいて4゜〜40
℃の温度で処理して式 式中、 Tu、Z、Sp、W、nおよびmは上記定義のとおりであ
り、そして Yは−CH=NNHCOCH3または で示される化合物を生成せしめ、この化合物をシアノ水
素化ホウ素ナトリウムまたは水素化ホウ素ナトリウム
と、水性緩衝液中で、4.0〜6.5のpHにおいて4゜〜40℃
の温度で反応させて式 式中、 Tu、Sp、W、mおよびnは上記定義のとおりであり、 Zは−NH−CH2−、−CONHNHCH2−、−NHCONHNHCH2−ま
たは−NHCSNHNHCH2−であり、そして Yは−CH2NHNHCOOCH3または で示される化合物を生成せしめることを特徴とする前記
式CH3SSS−Wで示される化合物から式 式中、Tu、Z、Sp、W、m、nおよびYは上記定義のと
おりである、 で示される標的誘導体を製造する方法。 - 【請求項10】特許請求の範囲第1項記載の置換ジサル
ファイドを有効成分として含有することを特徴とする抗
バクテリア剤。 - 【請求項11】特許請求の範囲第1項記載の置換ジサル
ファイドを有効成分として含有することを特徴とする腫
瘍抑制剤。 - 【請求項12】特許請求の範囲第2項記載の担体−薬物
接合体を有効成分として含有することを特徴とする腫瘍
抑制剤。 - 【請求項13】特許請求の範囲第2項記載の担体−薬物
接合体を有効成分として含有することを特徴とする抗原
部位において化合物を生体内移送するための薬剤。
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