JP2946442B2 - 感光材料用紙管及びその製造方法並びに紙管を用いたロール状感光材料包装体 - Google Patents

感光材料用紙管及びその製造方法並びに紙管を用いたロール状感光材料包装体

Info

Publication number
JP2946442B2
JP2946442B2 JP4123591A JP12359192A JP2946442B2 JP 2946442 B2 JP2946442 B2 JP 2946442B2 JP 4123591 A JP4123591 A JP 4123591A JP 12359192 A JP12359192 A JP 12359192A JP 2946442 B2 JP2946442 B2 JP 2946442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive material
paper tube
paper
roll
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4123591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05323519A (ja
Inventor
建司 指原
滋 湊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP4123591A priority Critical patent/JP2946442B2/ja
Priority to US08/061,226 priority patent/US5368671A/en
Publication of JPH05323519A publication Critical patent/JPH05323519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2946442B2 publication Critical patent/JP2946442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C3/00Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31CMAKING WOUND ARTICLES, e.g. WOUND TUBES, OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31C3/00Making tubes or pipes by feeding obliquely to the winding mandrel centre line

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状感光材料包装
体に用いられる感光材料用紙管その製造方法並びにこの
紙管を用いたロール状感光材料用包装体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムなどの感光材料は、湿度が
高い状態(相対湿度80%以上)で保存されると、その写
真性が悪化するものである。したがって、水系接着剤を
使用した感光材料用紙管では、その製造工程において、
紙テープを巻回した後紙テープを乾燥させる乾燥工程が
必要であった。この乾燥工程を省略するには、原紙の含
水率を下げ、かつ、高濃度の接着剤を使用するととも
に、その接着剤を薄膜塗工しなけれがならなかった。
【0003】しかし、含水率を下げると原紙は脆くなる
ので、巻芯として実用可能にするためには、原紙の含水
率は5%以上が必要であった。
【0004】さらに、接着剤の高濃度化を進めると、接
着剤は粘度が大きくなるので薄膜塗工が困難になる。例
えば、ローラーコーターで薄層塗工適性(スジ、ムラが
少ない薄層塗工適性)がある接着剤の粘度範囲は、B型
粘度計において20℃で1000〜10000(mPa.s)の範囲であ
る。ところが、今、濃度45%で粘度6000の接着剤を濃厚
化して濃度を50%にすると、接着剤の粘度は30000に増
加し、薄層塗工適性の範囲外となってしまう。したがっ
て、接着剤の粘度を下げるために、ポリビニルアルコー
ル(PVA)の粘度を下げることも考えられるが、PV
Aの粘度を下げると初期接着性が低下し、製筒適性がな
くなってしまうものである。
【0005】以上のように、水系の接着剤を用いて巻芯
を製造する場合、乾燥工程を省略することはできないも
のであった。
【0006】また、乾燥工程を省略する方法として、水
系接着剤を使用せず、紙テープと共にフィルム状の樹脂
を巻回し、この樹脂を加熱して紙テープを接着する方法
が提案されている(特公昭58−48342号公報)。
【0007】しかし、この方法は、1回巻く毎に加熱す
ることが必要であるので、多層巻芯の紙管の製造には作
業が面倒で適していなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高濃度の接
着剤であっても初期接着性を低下させることなく薄膜塗
工することができ、乾燥工程を省略できる感光材料用紙
管及びその製造方法並びにその紙管を用いたロール状感
光材料包装体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意研究し、別々に調製した濃度の異
なる接着剤をブレンドすると、同じ濃度の一種類の接着
剤からなるものより粘度が低くなることを見出した。例
えば、濃度55%、粘度18000の接着剤と、濃度45%、粘
度6000の接着剤を1対1でブレンドすると、そのブレン
ドした接着剤の粘度は10000以下であった。本発明は以
上の知見により始めて完成されたものである。
【0010】すなわち、本発明の感光材料用紙管は、2
種類以上の濃度の異なる水系接着剤をブレンドしたブレ
ンド接着剤で紙管原紙を貼着して形成されていることを
特徴として構成されている。
【0011】水系接着剤としては、酢酸ビニル系重合体
エマルジョン、ニカワ水溶液、水ガラス等がある、取り
扱い性の点で、酢酸ビニル系重合体エマルジョンが好ま
しい。
【0012】酢酸ビニル系重合体エマルジョン接着剤の
場合、その調製あたっては、酢酸ビニルを単独で、また
は他の共重合可能なビニル系単量体を少量共存させて公
知の方法でエマルジョン重合を行う。共重合性ビニル単
量体としては、例えば、エチレン、スチレン、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン、マレイン酸及びそれらの
エステル類がある。保護コロイドとして使用するPVA
は、酢酸ビニル系重合固形分に対し、2〜20重量%使用
することが必要である。保護コロイドはエマルジョン重
合開始時、途中、終了後のいずれの時点においても添加
可能であるが、通常は重合の開始時、または途中に添加
される。重合触媒は任意の過酸化物(過酸化水素水、過
硫酸カリウム)を使用できる。その他、各種界面活性
剤、他の水溶性保護コロイド、pH調製剤等任意の化合物
を併用できる。
【0013】以上のようにして得られる酢酸ビニル系重
合体エマルジョンは、そのまま又は必要に応じて可塑
剤、高沸点溶剤などの造膜助剤、クレー、炭酸カルシウ
ム、カオリンなどの体質顔料、酸化チタンなどの有色顔
料、防腐剤、防虫剤、増粘剤などを適宜配合して使用さ
れる。さらに、金属塩類、グリオキザール、ほう酸など
の硬化剤を併用することも可能である。
【0014】水系接着剤の濃度とブレンド比の関係は、
ブレンド接着剤の粘度が最終的に約10000以下となるも
のであればあよい。例えば、粘度18000mPas、濃度55%
の酢酸ビニル系接着剤Aと粘度6000mPas、濃度45%の酢
酸ビニル系接着剤Bとのブレンド比と、ブレンド接着剤
の粘度との関係を図9に示す。なお、図において破線
(粘度10000)以下の領域が塗工性が良好な範囲であ
る。
【0015】なお、上記粘度は、20℃でB型粘度計を使
用し、ローター3を用い6rpmで測定した値である。
【0016】紙管原紙は、巻付ける感光材料に悪影響を
与えないものであれば特に限定されない。例えば、紙管
原紙に使用するパルプとしては、SP、KPのような化
学パルプ、CTMP、CGPで代表されるセミ化学パル
プ及び機械パルプを使用することができ、その他、新聞
故紙、段ボール故紙なども使用することができる。好ま
しい紙管原紙としては、イオウ化合物、ホルマリン等の
発生が少ない紙管原紙(例えば、特願平1−315469記載
の中性紙)がある。これらの原紙は単独でも組合せでも
使用することができる。
【0017】紙管原紙は、0.2〜1.0mmの厚さが好まし
く、また、米坪量150〜750g/m2のものが好ましい。さら
に、表面の汚れ及び切断面の剥がれを防止するために、
化粧紙を最上層に巻くことが好ましい。化粧紙の厚みは
0.05mm〜0.2mmが好ましい。
【0018】紙管の寸法は、その用途によって適宜選択
されるが、例えば、電算写植用感材用の巻芯の場合は、
通常、内径18〜153.2mm、外径21〜165.2mmであり、印刷
用感材用の巻芯の場合は、通常、内径50.7〜78mm、外径
56.7〜89mmであり、カラーペーパー用感材用の巻芯の場
合は、通常、内径76.2mm、外径83.2〜87.2mmである。
【0019】本発明の紙管は、感光材料を巻きつける種
々の用途に用いることができ、例えば、写真感光材料収
納マガジンの巻芯(特開昭61−219040号等)に用いるこ
とができる。
【0020】上記写真感光材料収納マガジンの巻芯とし
て用いた場合、巻芯の軸受けとして、紙材料からなる固
着円筒体(特開昭61−209040号等)、パルプモウルド法
による軸受(特開昭62−248434号等)、射出成形プラス
チック材料からなる軸受などを使用することができる。
上記紙材料からなる固着円筒体は、円筒体を精度良く固
着することが難しく手数が掛かるが、パルプモウルド法
及び射出成形法による軸受は、寸法制度の高い構造体を
作ることが可能であるので好ましい。さらに、パルプモ
ウルド法による軸受は、プラスチックの軸受より廃棄性
が良いのでより好ましい。
【0021】この、パルプモウルド法は、バキューム法
とプレス法とがあり、バキューム法は比較的強度の低い
もの(例えば、鶏トレー)に使用されており、製法は多
数の孔のあけた型に金網を張り、これをパルプ溶液中に
つけバキュームで吸引し、パルプ繊維を型の外側の金網
に付着させ繊維を離型して乾燥させる。また、プレス法
は、比較的強度の大きな製品に利用され、枠内に注入さ
れた、パルプ溶液を多数の孔をあけ金網を張った雌雄の
型でプレスし脱水しながら成形する。
【0022】また、軸受けは、廃棄性がよく、肉厚が一
定で寸法精度が高く、比較的強度があり、くずの発生が
なく、かつ、安価であることが好ましい。これらの条件
を満足する軸受けをパルプモウルド法で製造する場合、
使用する材料としては、写真性にの点から、輸入及び国
産段ボール故紙、バージンパルプ、脱墨新聞紙及び中性
高収率パルプが好ましく、インクや蛍光剤を含む上質
紙、模造紙、雑誌故紙及びコート紙が好ましくなく、強
度の点から、段ボール故紙、中性高収率パルプ、LBK
P、NUKD、NBKP及びNBSPを50%以上含むも
のが好ましく、新聞紙、雑誌及び上質故紙が好ましくな
い。
【0023】ロール状感光材料としては、例えば、ロー
ル状印画紙、ロール状マイクロフィルム、ロール状感光
性樹脂フィルム、ロール状感熱紙、ロール状電算写植用
印画紙、ロール状コンピュータ用マイクロフィルム、ロ
ール状リスフィルム、ロール状オートポジペーパー、ロ
ール状写真植字用フィルム、ロール状写真植字用印画
紙、ロール状ジアゾニウム印画紙がある。
【0024】
【作用】本発明では、2種類の接着剤がブレンドされる
ことにより、1種類の場合に比べて粘度が低くなってお
り、薄膜塗工することを可能にしている。
【0025】
【実施例】本発明の感光材料用紙管の一実施例及び感光
材料用紙管の製造方法の一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0026】図1は感光材料用紙管の一部展開し斜視
図、図2は感光材料用紙管の製造方法を実施するラング
ストン型紙管製造装置の概略図である。図1において、
感光材料用紙管1は、テープ状の複数の紙管原紙2…2
が螺旋状に巻かれて円筒状に形成されており、各紙管原
紙2はブレンド接着剤3で接着されている。そして、こ
のブレンド接着剤3は、2種類の濃度の異なる水系接着
剤をブレンドして製造されたものである。
【0027】上述した感光材料用紙管1は、図2に示す
ラングストン型紙管製造装置で製造される。この製造装
置10は、マンドレル11が設けられ、このマンドレル11の
近傍に、ブレンド接着剤3を塗布する接着剤塗布手段12
及び滑剤を塗布する滑剤塗布手段13が設けられている。
そして、これらの接着剤塗布手段12及び滑剤塗布手段13
には、テープ状の紙管原紙14がそれぞれ通過するように
なっている。また、マンドレル11には巻付けられた紙管
原紙14をスライドさせる加圧ベルト15が設けられてい
る。
【0028】以上のような紙管製造装置10で感光材料用
紙管1を製造するには、まず、滑剤塗布手段13で滑剤を
塗布した紙管原紙14をマンドレル11に巻付け、次に、こ
の紙管原紙14の上に、接着剤塗布手段12でブレンド接着
剤3が塗布された紙管原紙14を順次巻きつけるとともに
接着する。これにより、この円筒状に形成された感光材
料用紙管1の連続体が形成され、この感光材料用紙管1
は加圧ベルト15で順次マンドレル11から排出される。
【0029】図3は本発明の感光材料用紙管を用いた感
光材料用包装体の一実施例の断面図、図4(a)は軸受の
正面図、図4(b)は軸受の断面図である。図3に示すロ
ール状感光材料用包装体20は、感光材料用紙管(巻芯)
1に感光材料21が巻き付けられ、その感光材料21の外周
に遮光フィルム22が被せられている。そして、軸受23が
紙管1の孔に圧入されて、遮光フィルム22を固定してい
る。
【0030】この軸受23は、図4に示すように、突出し
た軸受部24と、この軸受部24の周囲に窪んだ状態で形成
された壁部25とから成っている。そして、軸受部24が紙
管1の中に圧入するとともに、壁部25が感光材料21の側
面を覆っている。この軸受23は、パルプノウルド法によ
り一体に形成されてもので、段故紙100部、ロジンサイ
ズ剤2部、尿素−ホルムアルデヒド系湿潤紙力剤1部及
びフェノール樹脂10部からなるパルプ液(固形分濃度1
〜3重量%)を、多数の孔をあけた金網を張った雌雄型
でプレスし、約4%濃度に濃厚化した後真空成形により
成形し、さらに、再加熱して成形品強度を増加させた。
【0031】なお、軸受23の各寸法は、a=140mm、b
=47mm、c=15mm、d=69.2mm、e=100mm、f=140mm
とした。
【0032】このロール状感光材料包装体20は、軸受23
の寸法精度が高く、遮光フィルム22が巻芯1と軸受23と
の間に完全に固着されており、水分が巻芯1内に入るこ
とがない。
【0033】図3に示す形態のロール状感光材料包装体
において、軸受の材料を変更した場合の防湿性及び廃棄
性を比較した結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】図5は本発明の感光材料用紙管を用いた感
光材料用包装体の他の実施例の一部開口した状態の斜視
図、図6は軸受部分の分解斜視図である。図5に示すロ
ール状感光材料包装体30は、遮光箱31の引出し口に遮光
用布32が設けられ、この遮光箱31に写真感光材料33が収
納されている。そして、この写真感光材料33は、図4に
示す軸受と略同様な軸受34に回転自在に取付けられてい
る。
【0036】なお、軸受23の各寸法は、a=140mm、b
=40mm、c=15mm、d=75mm、e=100mm、f=140mmと
した。
【0037】このロール状感光材料包装体30は、軸受と
して特開昭61−219040号公報記載の紙で形成された支持
部材と円筒体とからなる軸受を用いたものに比べて、ロ
ール状感光材料包装体の製造が簡略化された。
【0038】図7は本発明の感光材料用紙管を用いたロ
ール状感光材料包装体の他の実施例の断面図、図8は感
光材料用紙管部分の断面図である。図7に示すロール状
感光材料包装体40は、未晒クラフト紙70g/m2/LDPE接着
剤層15μm/アルミニウム真空蒸着(400Å) 二軸延伸ナ
イロンフィルム15μm/LDPE接着剤層15μm/遮光性直
鎖状低密度ポリエチレンフィルム70μmからなるガゼッ
ト袋41にロール状カラー印画紙42が収納されている。こ
のロール状カラー印画紙42は、紙管1に巻回さるるとと
もに、ポリエチレン樹脂製のキャップ43で側縁部が紙管
1に固着されている。
【0039】なお、紙管1は、内径76.2mm、外径87.2m
m、巾89mmとし、カラー印画紙42は、89mm×180mmとし
た。
【0040】このロール状感光材料包装体は、紙管1を
製造直後にカラー印画紙を巻回したが、カブリ、感度変
更は発生しなかった。
【0041】次に、本発明の感光材料用紙管の特性を比
較した試験に付いて説明する。0.5mmの紙管原紙(含水
率7%)10層と0.07mmの表面紙(含水率7%)1層と
を、それぞれ異なる酢ビ系エマルジョン接着剤を用い、
図2に示すラングストン型紙管製造装置により、図1に
示す内系76.2mm、肉厚5mm、長さ1000mmのスパイラル紙
管を6m/分の製筒速度で作成した。
【0042】そして、紙管を8.9cmに切断し、カラー印
画紙を感材面を外巻きにして巻き込み、これを遮光袋に
入れ、40℃で10日間保存し感光材料の外周部及び巻芯部
の写真性の感度低下を測定した。
【0043】実施例1、2及び比較例1〜5の接着剤の
種類及び試験結果を表2に示す。なお、使用した接着剤
の組成比率を表3に示す。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】以上の結果より、本発明の実施例は、写真
性感度低下がほとんど無いことが確認された。これに対
し、比較例1は接着剤濃度が低く、比較例3は塗工量が
多いので、巻芯含水率が高く感度低下が大きく低下する
ものであった。比較例2は接着粘度に対して塗工量が少
ないので、初期接着力が低下し、駆動ベルトで上側の原
紙が下側の原紙から剥がれ原紙切れが発生し製筒できな
かった。また、引例4のように高濃度接着剤を水で希釈
して粘度を下げたものや、比較例5のようにPVAのケ
ン化度を下げたものは、塗工性が改良されているが、初
期接着力が低下して製筒できなかった。
【0047】
【発明の効果】本発明は、濃度の高い接着剤を薄く塗工
できるので、感光材料の写真性に悪影響を与えることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による感光材料用紙管の一部を展開した
斜視図。
【図2】本発明による感光材料用紙管を製造する紙管製
造装置の概略図。
【図3】本発明によるロール状感光材料包装体の一実施
例の断面図。
【図4】(a)は本発明によるロール状感光材料包装体に
用いる軸受の正面図、(b)は本発明によるロール状感光
材料包装体に用いる軸受の断面図。
【図5】本発明によるロール状感光材料包装体の他の実
施例の一部開口した斜視図。
【図6】本発明によるロール状感光材料包装体の他の実
施例に用いる紙管部分の分解斜視図。
【図7】本発明によるロール状感光材料包装体の他の実
施例の断面図。
【図8】本発明によるロール状感光材料包装体の他の実
施例に用いる紙管部分の断面図。
【図9】酢酸ビニル系接着剤Aと酢酸ビニル系接着剤B
とのブレンド比と、ブレンド接着剤の粘度との関係を示
すグラフ。
【符号の説明】
1…紙管 2…紙管原紙 3…ブレンド接着剤 11…マンドレル 12…接着剤塗工部 13…滑剤塗工部 14…紙管原紙 20、30、40…ロール状感光材料包装体 21、33、42…感光材料 23…軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B31C 13/00 B31C 13/00 B65D 85/672 B65D 85/672 D21H 27/30 D21H 1/04 (56)参考文献 特開 平5−197085(JP,A) 特開 平3−217839(JP,A) 特開 昭52−86520(JP,A) 特開 昭54−4932(JP,A) 実開 昭62−164275(JP,U) 実開 平2−13243(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 3/00 - 3/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成された紙管原紙と、この紙管
    原紙を貼着した2種類以上の濃度の異なる水系接着剤を
    ブレンドしたブレンド接着剤とを有することを特徴とす
    る感光材料用紙管
  2. 【請求項2】 該ブレンド接着剤は少なくともケン化度
    が98モル%以上のポリビニルアルコールを含むことを特
    徴とする感光材料用紙管
  3. 【請求項3】 2種類以上の濃度の異なる水系接着剤を
    ブレンドしたブレンド接着剤で紙管原紙を貼着して形成
    することを特徴とする感光材料用紙管の製造方法
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の感光材料用紙管と、こ
    の感光材料用紙管に巻付けられたロール状感光材料と、
    パルプモウルド法軸受けから構成されることを特徴とす
    るロール状感光材料包装体
JP4123591A 1992-05-15 1992-05-15 感光材料用紙管及びその製造方法並びに紙管を用いたロール状感光材料包装体 Expired - Fee Related JP2946442B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4123591A JP2946442B2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 感光材料用紙管及びその製造方法並びに紙管を用いたロール状感光材料包装体
US08/061,226 US5368671A (en) 1992-05-15 1993-05-17 Paper tube for photosensitive materials

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4123591A JP2946442B2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 感光材料用紙管及びその製造方法並びに紙管を用いたロール状感光材料包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05323519A JPH05323519A (ja) 1993-12-07
JP2946442B2 true JP2946442B2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=14864397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4123591A Expired - Fee Related JP2946442B2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 感光材料用紙管及びその製造方法並びに紙管を用いたロール状感光材料包装体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5368671A (ja)
JP (1) JP2946442B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5829592A (en) * 1996-03-25 1998-11-03 Henry Molded Products Inc. End caps
JP3734055B2 (ja) * 1996-11-14 2006-01-11 富士写真フイルム株式会社 ロール状写真感光材料用紙管
US5829669A (en) 1997-02-06 1998-11-03 Sonoco Products Company Tubular container and methods and apparatus for manufacturing same
US5846619A (en) 1997-02-06 1998-12-08 Sonoco Products Company Polymeric liner ply for tubular containers and methods and apparatus for manufacturing same
KR100425822B1 (ko) * 2001-08-07 2004-04-03 김학균 종이지관의 제조방법
US20040163725A1 (en) * 2003-02-24 2004-08-26 Pierce Peter D. Substrate for core and tubewinding
JP2009073199A (ja) * 2008-12-04 2009-04-09 Tohoku Ricoh Co Ltd 両面印刷装置
JP6662978B1 (ja) * 2018-09-21 2020-03-11 日本製紙株式会社 ストロー用原紙、及びストロー
CN109972454A (zh) * 2019-03-28 2019-07-05 汇胜集团平原纸业有限公司 一种fb(防爆)纸管原纸及其制备工艺
CN110144755B (zh) * 2019-06-14 2021-11-02 汇胜集团股份有限公司 一种钢温纸及其制备工艺

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3430543A (en) * 1965-05-27 1969-03-04 Sonoco Products Co Method of making a wound multi-ply paper tube
JPS5549973B2 (ja) * 1973-07-19 1980-12-15
JPS5824435A (ja) * 1981-08-06 1983-02-14 ヘキスト合成株式会社 耐水紙管の製造方法
DE3671303D1 (de) * 1986-01-20 1990-06-21 Agfa Gevaert Nv Lichtdicht verpackte rolle aus lichtempfindlichem material.
DE3808065A1 (de) * 1988-03-11 1989-09-21 Hoechst Ag Stirnwand aus formbarem material fuer eine wickelrolle

Also Published As

Publication number Publication date
US5368671A (en) 1994-11-29
JPH05323519A (ja) 1993-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2946442B2 (ja) 感光材料用紙管及びその製造方法並びに紙管を用いたロール状感光材料包装体
RU2018123164A (ru) Способ изготовления многослойного упаковочного материала, многослойный упаковочный материал и изготовленный из него упаковочный контейнер
RU2002108714A (ru) Способ производства ламинированного упаковочного материала и упаковочные контейнеры, изготовленные из этого упаковочного материала
CN101233201A (zh) 具有水溶性保护层的自粘材料
US5707328A (en) Method and apparatus for manufacturing paper tube
US6103355A (en) Cellulose substrates with transparentized area and method of making same
US6143120A (en) Cellulose substrates with transparentized area and method of making
JPS59123160A (ja) ラベル付き乾電池
JPH0121495B2 (ja)
JP3734055B2 (ja) ロール状写真感光材料用紙管
JPS6136216B2 (ja)
CN211280024U (zh) 可降解的包装薄膜
JPS6117015Y2 (ja)
JP2018512298A (ja) 印刷多層ポリマーフィルムおよびその製造方法並びに使用方法
JP7088256B2 (ja) 剥離シート
JP2002220798A (ja) 離型紙
JPH08284099A (ja) 剥離紙用グラシン紙
JP3291936B2 (ja) フィルム用合紙の製造方法
US6746563B2 (en) Method for gluing plastic labels on hydrorepellents containers by means of labelling apparatus for water based glues
JPS6410338B2 (ja)
JP3020266U (ja) 粘着テープ
JP2004009658A (ja) 積層体、積層体の製造方法及び包装体
JP2605092B2 (ja) パネル写真用写真印画紙用支持体
JPH0674354U (ja) 金属光沢を有するシートおよびそれを用いた包装材料
JP2608617B2 (ja) ラップフィルム用カートン

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees