JP3734055B2 - ロール状写真感光材料用紙管 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真感光材料の写真性に悪影響(カブリの発生)を及ぼさない、作業性、耐熱性、耐水性、貯蔵安定性等が優れた接着剤を用いた、ロール状写真感光材料用紙管及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロール状写真感光材料用紙管は、一般に複数のテープ状紙管原紙に接着剤を塗布してこれを螺旋状に巻回、積層することによって形成している。
【0003】
このような紙管の例が実開昭63−148940号公報、特開平2−48372号公報、特開平2−116882号公報、特開平5−197085号公報等に開示されている。
【0004】
実開昭63−148940号公報に開示されているものは、巻取芯用原紙を接着して巻付ける事によって得られる巻取芯であって、接着剤としてポリオレフィン樹脂を熱溶融して用いたことを特徴とするものである。この紙管は、製造に高価な設備を必要とし、安全性にも問題があるばかりでなく、紙管の接着強度も不充分であった。
【0005】
特開平2−48372号公報に開示されている紙管は、パルプ材の構成比率がクラフト法未晒パルプ10〜100%であり、かつ熱抽出pHが5〜9である紙材料をpH5〜9のエマルジョン接着剤又は水溶液接着剤で貼合わせて形成したものである。エマルジョン接着剤には酢酸ビニル系のものも開示されている。しかしながら、この紙管もやはり高価であり、かつ製紙に必須の消泡剤やエマルジョン接着剤、安定剤として必要な添加剤を含む場合は、写真性がかえって悪化したり不安定化して実用化困難になるものであった。さらに、高価なサイズ剤を必要とした。
【0006】
特開平2−116882号公報には、巻芯と、該巻芯に巻回された緩衝シートと、該緩衝シートの自由端に固着されかつ緩衝シート表面に巻回された感光性帯材とを具備することを特徴とする感光性帯材の巻芯巻回体が開示されている。この巻芯巻回体は、巻芯である紙管が感光材料に悪影響を及ぼす未晒クラフト紙や故紙等の紙材料を用いたものであっても、また感光材料の写真性に悪影響を及ぼす市販の安価なあらゆる接着剤を用いて貼合わせたものであっても、写真性に悪影響を及ぼさない緩衝シートを介在させて写真性への悪影響を防止しかつ圧力カブリを防止しているが、製造コストが高く、かつ廃棄性にも問題があった。
【0007】
特開平5−197085号公報には、紙製の巻芯と、密度が0.1g/cm3以下であり、かつ実質的に木材パルプ100%から成る1層以上の緩衝層と、該緩衝層を片面もしくは両面で補強し、緩衝層と一体を成す抗張力強度が0.3kg/15mm巾以上の補強層を含有することを特徴とする写真感光材料用巻芯が開示されている。このものは、緩衝層間のハクリ強度が小さく感光材料の巻き付けテンションが大きくなると緩衝層間でハクリが発生し感光材料にシワや筋が発生するものであった。しかも、3頁[0008]〜[0009]に開示されているように水溶性接着剤またはエマルジョン接着剤を用いて各構成層を貼合わせているために、低濃度にして粘度を低くして使用する必要があり含水率を長時間の乾燥と調湿工程で管理する必要があり、且つカブリが発生しやすいものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点を解決した、写真感光材料の写真性に悪影響(カブリの発生)を及ぼさない、高濃度の接着剤であっても初期接着性を低下させることなく、且つ適度の粘度を有し、薄膜塗工することが出来る、作業性、耐熱性、耐水性、貯蔵安定性等の特性において優れた、接着剤を用いたロール状写真感光材料用紙管を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成したロール状写真感光材料用紙管を提供するものであり、この紙管は、JIS K 6828−1996のガスクロマトグラフ法で測定した全残存モノマー量が3000ppm以下である酢酸ビニル樹脂系エマルジョンから成る接着剤を使用したことを特徴として構成されている。
【0010】
上記目的は、上記酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに、ポリビニルアルコールの存在下、酢酸ビニルモノマーを乳化重合または乳化共重合して得られたものを用いることにより、この酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに水溶性でかつアルコール性OH基を有する化合物を、乳化重合反応中または乳化共重合反応中にさらに添加含有させて得られたものを用いることにより、この酢酸ビニル樹脂系エマルジョンのpHを2.0〜5.0にすることにより、そしてこの酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの30℃におけるB型粘度計測定粘度が1500〜5500mPa・sのものを用いることにより、より好ましく達成される。
【0011】
この酢酸ビニル樹脂系エマルジョンは水中に酢酸ビニルモノマーを分散させ、重合触媒を加えて乳化重合させることにより得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の酢酸ビニル樹脂系エマルジョンは、酢酸ビニルを単独で、または他の共重合可能なビニル系単量体を少量存在させて公知の方法でエマルジョン重合を行う。共重合性ビニル単量体としては、例えば、エチレン、スチレン、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン、マレイン酸及びそれらのエステル類がある。酢酸ビニルモノマーと共重合性ビニル単量体の比率は共重合性ビニル単量体が10重量%以下、好ましくは1〜5重量%程度が適当である。
【0013】
保護コロイドとして使用するポリビニルアルコールは、酢酸ビニル系重合固形分に対し、2〜20重量%使用することが必要である。
【0014】
ポリビニルアルコールとしては、重合度が100〜5000、好ましくは500〜4000、特に好ましくは1000〜3000、最も好ましくは1500〜2500のものが適当である。重合度が100未満では接着強度不足により、5000をこえると粘度が大きすぎるだけでなく粘度変化が大きくなり取扱いが難しくなる。また、けん化度は65モル%以上、好ましくは75モル%以上、特に好ましくは85モル%以上、最も好ましくは95モル%以上である。65モル%未満では写真性悪化(カブリ発生)、接着性不足等のため実用化困難である。またカルボキシル変性ポリビニルアルコールのような変性ポリビニルアルコールであってもよい。保護コロイドはエマルジョン重合開始時、途中、終了後のいずれの時点においても添加可能であるが、通常は重合の開始時、または途中に添加される。
【0015】
本発明に使用することが最も好ましい市販ポリビニルアルコール(以下PVAと表示)の代表銘柄と特性を以下に示す。( )はグレードを示す。
【0016】
[ケン化度95モル%以上、重合度500〜2500のPVAの代表例]
ケン化度99モル%、重合度500〜600のPVA
クラレのPoval(PVA−105)、日本合成のGohsenol(NL−05)、DupontのElvanol(70−05)、WackerのPolyviol(M05/20)、BodenのLemol(5−98)、HoechstのMoviol(N30−98)
【0017】
ケン化度98モル%、重合度1700〜1800のPVA
クラレのPoval(PVA−120)、日本合成のGohsenol(NH−17)、DupontのElvanol(71−24)、WackerのPolyviol(W28/20)、BodenのLemol(30−98)、HoechstのMoviol(N80−99)
【0018】
ケン化度99モル%、重合度1700〜1800のPVA
クラレのPoval(PVA−117)、日本合成のGohsenol(NM−14)、DupontのElvanol(71−30)、WackerのPolyviol(W28/10)、BodenのLemol(24−98)、HoechstのMoviol(N75−99)
【0019】
ケン化度99.8モル%、重合度1700〜1800のPVA
クラレのPoval(PVA−H)、ShawnigdnのGelvato(O−60G)、HoechstのMoviol(N90−99V)
【0020】
ケン化度98モル%、重合度2400〜2500のPVA
日本合成のGohsenol(NH−22)、WackerのPolyviol(W48/20)、BodenのLemol(51−98GF)、ShawniganのGelvatol(3−90)、Air ProのVinol(350)
【0021】
ケン化度99モル%、重合度2400〜2500のPVA
クラレのPoval(PVA−124)、日本合成のGohsenol(NH−26)、DupontのElvanol(72−60)、BodenのLemol(60−98)、HoechstのMoviol(N90−98)、Air ProのVinol(165)、ShawniganのGelvatol(1−90)
【0022】
なお必要に応じアニオン型、カチオン型、非イオン型、両性イオン型の界面活性剤を併用してもよい。
【0023】
I.ノニオン系(=非イオン系)
(1) アルキルアミン誘導体:T−B103(松本油脂)、T−B104(松本油脂)
アルキルアミン型
ポリオキシエチレンアルキルアミン:アーモスタット310(ライオン油脂)
3級アミン(ラウリルアミン):アーモスタット400(ライオン油脂)
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチルココアミン):アーモスタット410(ライオン油脂)
3級アミン:ANTISTATIC273C、273、273E(Fine Org.Chem)
N-hydroxyhexadecyl-di-ethanol-amine:Belg.P.654,049
N-hydroxyoctadecyl-di-ethanol-amine:(National Dist.)
【0024】
(2) 脂肪酸アマイド誘導体:TB−115(松本油脂)、エレガンP100(日本油脂)、エリークSM−2(吉村油化学)
ヒドロキシステアリン酸アマイド
シュウ酸−N,N'−ジステアリルアミドブチルエステル:ヘキスト
ポリオキシエチレンアルキルミド
【0025】
(3) エーテル型
ポリオキシエチレンアルキルエーテル
RO(CH2CH2O)nH
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
特殊非イオン型:レジスタット104,PE100,116〜118(第一工業製薬)、レジスタットPE132,139(第一工業製薬)、エレガンE115,ケミスタット1005(日本油脂)、エリークBM−1(吉村油化学)、エレクトロストリッパ−TS,TS2,3,5,EA,EA2,3(花王石鹸)
【0026】
(4) 多価アルコールエステル型
グリセリン脂肪酸エステル:ステアリン酸若しくはヒドロキシステアリン酸等のモノ、ジ、またはトリグリセライド、モノグリ(日本樟脳)、TB−123(松本油脂)、レジスタット113(第一工業製薬)
ソルビタン脂肪酸エステル
特殊エステル:エリークBS−1(吉村油化学)
1−ヒドロキシエチル−2−ドデシルグリオキサゾリン:(ブリティシュ・セロファン)
【0027】
II.アニオン系
(1) スルホン酸類
アルキルスルホネート
RSO3Na
アルキルベンゼンスルホネート
アルキルサルフェート
ROSO3Na
【0028】
(2) リン酸エステル型
アルキルホスフェート
【0029】
III.カチオン系
(1) アミド型カチオン:レジスタットPE300,401,402,406,411(第一工業製薬)
【0030】
(2) 四級アンモニウム塩
第4級アンモニウムクロライド
第4級アンモニウムサルフェート
第4級アンモニウムナイトレート
カチミンCSM−9(吉村油化学)、CATANAC609(アメリカン・シアナミド)、デノン314C(丸菱油化)、アーモスタット300(ライオン油脂)、100V(アーマー)、エレクトロストリッパ−ES(花王石鹸)、ケミスタット2009A(日本油脂)
Stearamido propyl-dimethyl-β-hydroxyethyl ammonium nitrate:CATANAC・SN(アリカン・ジアナミド)
【0031】
IV.両性イオン系
(1) アルキルベタイン型:
【0032】
(2) イミダゾリン型:
レオスタット53,532(ライオン油脂)、AMS53(ライオン油脂)、AMS303,313(ライオン油脂)
アルキルイミダゾリン型
【0033】
(3) 金属塩型:
AMS576(ライオン油脂)
レオスタット826,923(ライオン油脂)
(RNR'CH2CH2CH2NCH2COO)2Mg
{R≧C,R'=Hまたは(CH2)mCOO−}(ライオン油脂)
R=C3〜8炭化水素、A=酸素またはイミノ基、M=有機アミンまたは金属
【0034】
(4) アルキルアラニン型:
【0035】
V.導電性樹脂
ポリビニルベンジル型カチオン
ポリアクリル酸型カチオン
【0036】
VI.その他;レジスタット204,205(第一工業製薬)、エレガン2E,100E(日本油脂)、ケミスタット1002,1003,2010(日本油脂)、エリーク51(吉村油化学)、ALROMINE RV−100(ガイギー)
【0037】
以上の界面活性剤の中で写真性及び人身に与える悪影響が小さく、スタチックマーク発生防止効果が大きいので、非イオン(ノニオン)系のものが特に好ましい。
【0038】
水溶性でかつアルコール性OH基を有する化合物は、分散剤としての作用を有し、乳化重合を容易にし、得られた酢酸ビニル樹脂系のエマルジョンの粒子同志の分散を良好にするもので、乳化重合反応または乳化共重合反応を抑制もしくは禁止させないものならば、いずれでも使用可能である。このような化合物には、一価アルコール、グリコール、グリコールエーテル、ポリグリコール等がある。
【0039】
一価のアルコールの例:
メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等
【0040】
グリコールの例:
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ヘキシレングリコール、トリメチレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール等
【0041】
グリコールエーテルの例:
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレン・グリコールモノターシャリーブチルエーテル、3−メトキシ−1−ブタトル、3−メチル−3−メトキシブタノール等
【0042】
ポリグリコールの例:
平均分子量が200〜2500のポリエチレングリコール等
【0043】
上記各成分の添加割合は、酢酸ビニルモノマー(コモノマーがある場合はコモノマーも含む。)100重量部に対し、ポリビニルアルコール2〜20重量部程度、好ましくは3〜15重量部程度、さらに好ましくは6〜12重量部程度、界面活性剤を併用する場合には界面活性剤が1〜15重量部程度、好ましくは3〜12重量部程度、さらに好ましくは5〜10重量部程度、水溶性でかつアルコール性OH基を有する化合物5〜20重量部程度、好ましくは7〜18重量部程度、さらに好ましくは10〜15重量部程度が適当である。酢酸ビニルモノマー(コモノマーがある場合はコモノマーも含む。)と水との割合は、モノマー100重量部に対し水60〜300重量部程度、好ましくは100〜200重量部程度、さらに好ましくは120〜170重量部程度である。
【0044】
水に上記各物質を添加して攪拌して得られた乳化物に乳化重合触媒を加えて重合反応を開放させる。
【0045】
酸化、還元物質は写真性に悪影響を及ぼすので厳選しないと写真感光材料用としては使用できないので、乳化重合触媒としては例えば過硫酸カリ、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素等の過酸化物及びこれらと各種還元剤との組合せによるレドックス触媒等が好適である。写真性に悪影響を及ぼさない(カブリの発生が少ない)点から特に過酸化水素(H2O2)が好ましい。触媒の添加量はモノマー100重量部に対し0.1〜5重量部程度、好ましくは0.3〜3重量部程度でよい。
【0046】
反応pHは酸性がよく、pH2.0〜5.0、好ましくは2.5〜4.5、さらに好ましくは3.0〜4.0、最も好ましくは3.2〜3.6である。pH調整のために用いる酸性物質は写真性に悪影響を及ぼさないものであればよく、例えば、酒石酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、プロピオン酸等の有機酸、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸を使用できる。
【0047】
反応温度は65〜95℃程度、好ましくは75〜90℃程度、特に好ましくは80〜85℃が適当である。反応時間は反応温度によって異なり、80〜85℃では、100〜190分程度、特に150〜180分程度が適当である。
【0048】
重合が適当に進行したら重合禁止剤を加えて重合反応を停止させる。重合禁止剤にはハイドロキノン等が好ましく、添加量は1〜100ppmが好ましく、特に好ましくは2〜50ppm、最も好ましくは2〜20ppmである。
【0049】
重合反応停止後はエマルジョンを放置して熟成を行なうのがよい。
【0050】
こうして得られた酢酸ビニル樹脂系エマルジョンは、JIS K 6823−1996のガスクロマトグラフ法で測定した全残存モノマー量(主として酢酸ビニルモノマー量)が3000ppm以下、好ましくは2500ppm以下、特に好ましくは2300ppm以下、最も好ましくは2100ppm以下である。3000ppm以下でないとカブリの発生が問題化してくる。
【0051】
エマルジョン1gを100℃乾燥機中に90分間放置後デシケーター中に放冷した時の蒸発残分は35〜65重量%、好ましくは40〜60重量%である。
【0052】
酢酸ビニル樹脂系エマルジョンのpHは2.0〜5.0、好ましくは2.5〜4.5、特に好ましくは3.0〜4.0、最も好ましくは3.2〜3.6である。
【0053】
該酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの30℃におけるB型粘度計で測定した粘度が1500〜5500mPa・s、好ましくは2000〜5000mPa・s、特に好ましくは2500〜4500mPa・s、最も好ましくは2800〜4000mPa・sである。
【0054】
該酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの平均粒子径(電子顕微鏡で観察)は0.1〜5μmが好ましく、0.2〜4μmがさらに好ましく、特に0.3〜3μmが好ましく、最も好ましいのは0.4〜2μmである。5μmをこえると低粘度化し、エマルジョンの保存性が悪化する。0.1μm未満になると製造が困難になる。
【0055】
酢酸ビニル樹脂系エマルジョンからなる接着剤は不揮発分(固形分)が異なる複数の接着剤をブレンドして用いることにより、図3に示すように粘度を低くおさえることができる。図3のAは固形分濃度が45%のものであり、Bは50%のものである。
【0056】
以上のようにして得られる酢酸ビニル樹脂系エマルジョンは、そのまま又は必要に応じて可塑剤、高沸点溶剤などの造膜助剤、クレー、炭酸カルシウム、カオリンなどの体質顔料、酸化チタンなどの有色顔料、防腐剤、防虫剤、増粘剤などを適宜配合して使用される。さらに、金属塩類、グリオキザール、ほう酸などの硬化剤を併用することも可能である。
【0057】
紙管原紙は、巻付ける感光材料に悪影響を与えないものであれば特に限定されない。例えば、紙管原紙に使用するパルプとしては、SP、KPのような化学パルプ、CTMP、CGPで代表されるセミ化学パルプ及び機械パルプを使用することができ、その他、新聞故紙、段ボール故紙なども使用することができる。好ましい紙管原紙としては、イオウ化合物、ホルマリン等の発生が少ない紙管原紙(例えば、特開平3−180583号公報記載の中性紙)がある。これらの原紙は単独でも組合せでも使用することができる。
【0058】
紙管原紙は、0.2〜1.0mmの厚さが好ましく、また、米坪量150〜750g/m2のものが好ましい。さらに、表面の汚れ及び切断面の剥がれを防止するために、化粧紙を最上層に巻くことが好ましい。化粧紙の厚みは0.05mm〜0.2mmが好ましい。
【0059】
紙管の寸法は、その用途によって適宜選択されるが、例えば、電算写植用感材用の巻芯の場合は、通常、内径18〜153.2mm、外径21〜165.2mmであり、印刷用感材用の巻芯の場合は、通常、内径50.7〜78mm、外径56.7〜89mmであり、カラーペーパー用感材用の巻芯の場合は、通常、内径76.2mm、外径83.2〜87.2mmである。
【0060】
本発明の紙管は、感光材料を巻きつける種々の用途に用いることができ、例えば、写真感光材料収納マガジンの巻芯(特開昭61−219040号等)に用いることができる。
【0061】
上記写真感光材料収納マガジンの巻芯として用いた場合、巻芯の軸受けとして、紙材料からなる固着円筒体(特開昭61−209040号等)、パルプモウルド法による軸受(特開昭62−248434号等)、射出成形プラスチック材料からなる軸受などを使用することができる。上記紙材料からなる固着円筒体は、円筒体を精度良く固着することが難しく手数が掛かるが、パルプモウルド法及び射出成形法による軸受は、寸法制度の高い構造体を作ることが可能であるので好ましい。さらに、パルプモウルド法による軸受は、プラスチックの軸受より廃棄性が良いのでより好ましい。
【0062】
この、パルプモウルド法は、バキューム法とプレス法とがあり、バキューム法は比較的強度の低いもの(例えば、鶏卵トレー)に使用されており、製法は多数の孔のあけた型に金網を張り、これをパルプ溶液中につけバキュームで吸引し、パルプ繊維を型の外側の金網に付着させ繊維を離型して乾燥させる。また、プレス法は、比較的強度の大きな製品に利用され、枠内に注入された、パルプ溶液を多数の孔をあけ金網を張った雌雄の型でプレスし脱水しながら成形する。
【0063】
また、軸受けは、廃棄性がよく、肉厚が一定で寸法精度が高く、比較的強度があり、くずの発生がなく、かつ、安価であることが好ましい。これらの条件を満足する軸受けをパルプモウルド法で製造する場合、使用する材料としては、写真性の点から、輸入及び国産段ボール故紙、バージンパルプ、脱墨新聞紙及び中性高収率パルプが好ましく、インクや蛍光剤を含む上質紙、模造紙、雑誌故紙及びコート紙が好ましくなく、強度の点から、段ボール故紙、中性高収率パルプ、LBKP、NUKD、NBKP及びNBSPを50%以上含むものが好ましく、新聞紙、雑誌及び上質故紙が好ましくない。
【0064】
ロール状感光材料としては、例えば、ロール状印画紙、ロール状マイクロフィルム、ロール状感光性樹脂フィルム、ロール状電算写植用印画紙、ロール状コンピュータ用マイクロフィルム、ロール状リスフィルム、ロール状オートポジペーパー、ロール状写真植字用フィルム、ロール状写真植字用印画紙、ロール状ジアゾニウム印画紙がある。
【0065】
本発明のロール状写真感光材料用紙管の製造方法の一例を図面に基づいて説明する。
【0066】
図1はロール状写真感光材料用紙管の一部展開した斜視図、図2はロール状写真感光材料用紙管を製造するラングストン型紙管製造装置の概略図である。図1において、ロール状写真感光材料用紙管1は、テープ状の複数の紙管原紙2…2が螺旋状に巻かれて円筒状に形成されており、各紙管原紙2は本発明の酢酸ビニル樹脂系接着剤3で接着されている。
【0067】
図2の紙管製造装置10でロール状写真感光材料用紙管1を製造するには、まず、滑剤塗布手段13で滑剤を塗布した紙管原紙2をマンドレル11に巻付け、次に、この紙管原紙2の上に、接着剤塗布手段12で本発明の酢酸ビニル樹脂系接着剤3が塗布された紙管原紙2を順次巻きつけるとともに接着する。これにより、この円筒状に形成されたロール状写真感光材料用紙管1の連続体が形成され、この紙管1は加圧ベルト14で順次マンドレル11から排出される。
【0068】
本発明の好ましい紙管の一例は、温水にポリビニルアルコールを溶解後重合触媒として過硫酸アンモンまたは過酸化水素(H2O2)用い酢酸ビニルモノマーと重合反応させた粘度(30℃)が2000〜5000mPa・s、pH(試験紙)が3〜4、不揮発分が43〜47%、JIS K 6828−1996のガスクロマトグラフ法で測定した全残存モノマー量が3000ppm以下であるエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂エマルジョンからなる接着剤を用いて紙管原紙を接着して筒体にしたものである。
【0069】
最も好ましい紙管は、乳化重合反応工程中の最高温度を79〜82℃、反応時間を150〜180分、熟成温度最高温度を93〜96℃、熟成時間を90〜110分にした30℃のB型粘度計測定の粘度が2500〜4000mPa・s、不揮発分(固形分)が43〜50%、pHが3.0〜4.0、全残存モノマー量が2500ppm以下のケン化度が95モル%以上のPVAとハイドロキノンを2〜20ppm含む酢酸ビニル樹脂系エマルジョンから成る接着剤を用いて各種の写真性が良好であれば晒、未晒、故紙またはこれらの組み合わせの厚さ0.2〜1.5mm、坪量150〜1000g/m2の紙管原紙を筒状に形成したロール状写真感光材料用紙管である。
【0070】
本発明の酢酸ビニル樹脂系エマルジョンからなる接着剤は、これまで述べてきた紙管のほか、各種紙製包装材料の封緘用接着剤、積層用接着剤や各種紙製カートンやボール箔、段ボールの製函または封緘用接着剤(例えば、ボール箱用板紙表面に貼る化粧紙の貼付けよう接着剤、ボール箱、135フィルム用小箱、レンズ付きフィルム用小箱の製函又は封緘用接着剤等)、各種紙製包装材料表面塗布・加工用塗料(例えば、遮光紙の表面加工用塗料、当ボール、紙器の防塵用塗料)、等にも使用可能である。
【0071】
【実施例】
[実施例1〜10、比較例1〜6]
攪拌機、温度計、滴下装置および還流冷却器を具備した15l容の反応容器に、使用目的のpHや粘度、接着力になるよう水4.5l、保護コロイドとしてのポリビニルアルコール300g、水溶性でかつアルコール性OH基を有する化合物であるポリエチレングリコール400gを仕込んだ。次いで、これを加温し、乳化重合触媒としてのH2O2(過酸化水素)100g、pH調整剤としての酒石酸及び酢酸ビニルモノマー3.5kgを添加し、pH3.2〜3.6、乳化重合反応温度75〜85℃で100〜220分間に変化させて反応させた。その後、温度を85〜96℃に上げて80〜120分間熟成することにより酢酸ビニル樹脂系エマルジョンを得た。
【0072】
【表1】
【0073】
得られた酢酸ビニル樹脂エマルジョンのJIS 6828−1996のガスクロマトグラフ法で測定した全残存モノマー量と写真性(カブリ濃度)との関係を下記の表2に示す。
【0074】
厚さ0.5mmの紙管原紙10層とその表面に写真性に悪影響を及ぼさない厚さ0.07mmの表面紙1層とをそれぞれ上記各酢酸ビニル樹脂系エマルジョンを接着剤として塗布、貼着して11層の紙管を形成した。
【0075】
写真性は下記のようにして評価した。
1.ポリエステルベース(3cm×10cm)上にサンプル液0.5gを塗布し、室温(23℃×60%)で24h放置、乾燥する。
2.上記サンプル面に寒冷紗布を置き、暗室中にてその上に感光材料(ISO感度400のカラーネガフィルム使用)の乳剤面を下面にして置く。
3.これを3lステンレス缶の中に置き、密封後、50℃の恒温にて3日経時後、現像し、フィルム濃度測定機にてカブリ濃度を測定する。
【0076】
【表2】
【0077】
上記の結果は、全残存モノマー量を少なくすることにより写真性を良好にするだけでなく悪臭も防止できることも示している。
【0078】
攪拌機、温度計、滴下装置および還流冷却器を具備した15l容の反応容器に、使用目的のpHや粘度、接着力になるよう水4.5l、保護コロイドとしてのポリビニルアルコール300g、水溶性でかつアルコール性OH基を有する化合物であるポリエチレングリコール400gを仕込んだ。次いで、これを加温し、乳化重合触媒としてのH2O2(過酸化水素)100g、pH調整剤としての酒石酸及び酢酸ビニルモノマー3.5kgを添加し、pH3.2〜3.6、乳化重合反応温度80℃で表3に示すように乳化重合工程時間を120〜220分に変化させて乳化重合反応させた。その後、温度を90℃に上げて100分間熟成することにより酢酸ビニル樹脂系エマルジョンを得た。
【0079】
得られた酢酸系ビニルエマルジョンの乳化重合反応工程時間と写真性(カブリ濃度)との関係を下表の表3に示す。
【0080】
但し、乳化重合反応工程時間とは熟成前までの時間であり熟成時間は含まない、乳化重合反応最高温度は80〜85℃範囲内にコントロールし、酢酸ビニル樹脂エマルジョンのpH試験紙測定のpHも3.2〜3.6にコントロールされたものについての結果である。
【0081】
【表3】
【0082】
表3の結果は、本発明の紙管は乳化重合反応工程時間を短縮できるので生産性が優れており安価であることを示している。
【0083】
[実施例11〜15、比較例7〜9]
実施例1と同一反応容器及び同一酢酸ビニルエマルジョン処方であるが、乳化重合中の反応工程最高温度(℃)と反応時間(分)の積×1/100(反応工程最高温度×反応時間×1/100を以後P値と表示)と写真性カブリとの関係を表4に示す。但し、反応工程最高温度は経済性、接着剤としての接着強度等の特性維持の点から80〜85℃の範囲内にコントロールし、反応工程時間は150〜250分範囲内に変化させた。熟成最高温度は92〜96℃の範囲内にコントロールし、熟成時間は100分にコントロールした。
【0084】
P値と写真性(カブリ濃度)との関係を表4に示す。
【0085】
【表4】
【0086】
表4の結果は、本発明の紙管は、乳化重合反応工程時間と乳化重合反応最高温度を小さくできるので安価であることを示している。
【0087】
本発明の紙管に用いられる酢酸ビニル樹脂系エマルジョン接着剤は、写真感光材料の写真性に悪影響を及ぼさない(カブリを発生しない)、初期接着性が優れ、接着強度も優れる、高濃度であっても適度の粘度を有し薄膜塗工することが出来る、作業性が優れる、耐熱性が優れる、耐水性が優れる、貯蔵安定性が優れる、乾燥工程が不用となり安価である、という効果を奏する。この接着剤は中性にせず酸性(例えばpH3.0〜4.0)であっても、上記の優れた特性を有する。
【0088】
pHが2.0〜5.0の酸性であっても写真性が良好である。
【0089】
作業性が優れ、高濃度・低粘度化可能なので従来の水溶性接着剤やエマルジョン接着剤のように製巻後の長期間の乾燥工程が不用である。
【0090】
【発明の効果】
本発明により、写真感光材料の写真性に悪影響(カブリの発生)を及ぼさず、高濃度の接着剤であっても初期接着性を低下させることなく、且つ適度の粘度を有し、薄膜塗工することが出来、作業性、耐熱性、耐水性、貯蔵安定性等の特性において優れた、接着剤を用いたロール状写真感光材料用紙管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるロール状写真感光材料用紙管の一部を展開した斜視図。
【図2】 本発明によるロール状写真感光材料用紙管を製造する紙管製造装置の概略図。
【図3】 酢酸ビニル系接着剤Aと酢酸ビニル系接着剤Bとのブレンド比と、ブレンド接着剤の粘度比との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1…紙管
2…紙管原紙
3…ブレンド接着剤
10…紙管製造装置
11…マンドレル
12…接着剤塗工部
13…滑剤塗工部
14…加圧ベルト
Claims (5)
- JIS K 6828−1996のガスクロマトグラフ法で測定した全残存モノマー量が3000ppm以下である酢酸ビニル樹脂系エマルジョンから成る接着剤を使用したことを特徴とするロール状写真感光材料用紙管
- 酢酸ビニル樹脂系エマルジョンがポリビニルアルコールの存在下、酢酸ビニルモノマーを乳化重合または乳化共重合して得られたものである請求項1記載のロール状写真感光材料用紙管
- 酢酸ビニル樹脂系エマルジョンが水溶性でかつアルコール性OH基を有する化合物を、乳化重合反応中または乳化共重合反応中にさらに添加含有させたものである請求項2記載のロール状写真感光材料用紙管
- 該酢酸ビニル樹脂系エマルジョンのpHが2.0〜5.0である請求項1〜3のいずれかに記載のロール状写真感光材料用紙管
- 該酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの30℃におけるB型粘度計測定粘度が1500〜5500mPa・sである請求項1〜4のいずれかに記載のロール状写真感光材料用紙管
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