JP2946306B2 - 半導体温度センサーとその製造方法 - Google Patents

半導体温度センサーとその製造方法

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JP2946306B2
JP2946306B2 JP8235583A JP23558396A JP2946306B2 JP 2946306 B2 JP2946306 B2 JP 2946306B2 JP 8235583 A JP8235583 A JP 8235583A JP 23558396 A JP23558396 A JP 23558396A JP 2946306 B2 JP2946306 B2 JP 2946306B2
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bipolar
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健太郎 久原
亨 清水
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/08Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind
    • H01L27/082Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including bipolar components only
    • H01L27/0823Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including bipolar components only including vertical bipolar transistors only
    • H01L27/0825Combination of vertical direct transistors of the same conductivity type having different characteristics,(e.g. Darlington transistors)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気製品等に用い
られるIC温度センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭59−47467号公報に、CM
OSと同一プロセスで形成できるNPNバイポーラトラ
ンジスタをダーリントン接続したIC温度センサーが示
されている。図5は、NPNバイポーラトランジスタの
ダーリントン2段接続の接続図で、トランジスタ102
のエミッタに定電流回路を接続して、トランジスタ10
1のベース・エミッタ間電圧とトランジスタ102のベ
ース・エミッタ間電圧の和Voutを検出する回路とな
っている。また、図13のような、図5のトランジスタ
102にダブルコレクター構造を適用した例が示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様なIC
温度センサーにおいては、一段目のトランジスタ101
のベース・エミッタ間電流I1は、二段目のトランジス
タ102のベース・エミッタ間電流I2の1/βと小さ
く、ノイズに対して敏感であるという問題があった。こ
こでβは、トランジスタ102の電流増幅率である。ま
た、電流増幅率βがばらつくので、I1もばらつき、検
出電圧Voutのばらつきが大きいという問題があっ
た。
【0004】そこでβを小さくするトランジスタの構造
が示されているが、βは10程度までしか小さくなら
ず、上記問題は完全には解決できなかった。特に、トラ
ンジスタの段数を3段以上にすると、検出電圧Vout
のばらつきは大きかったので、実用上は3段が限界であ
った。
【0005】また、初段のトランジスタにある程度の電
流を流して安定化するために、最終段のトランジスタに
は、かなり大きな電流を流さなくてはならず、ICの消
費電流が大きくなるという問題もあった。さらに、その
ために、最終段のトランジスタの大きさが大きくなり、
ICのコストが高くなるという問題もあった。
【0006】また、βは温度によって変化するので、最
終段以外のトランジスタに流れる電流が温度によって変
わり、トランジスタの段数が多いほど検出電圧Vout
の線形性が悪くなるという問題もあった。また、バイポ
ーラトランジスタのベース領域、エミッタ領域、CMO
Sのウェル領域、N型及びP型の各ソースドレイン領域
といったそれぞれ異なる不純物濃度領域を形成させるた
めに、工程が増えてしまうという問題があった。
【0007】また、定電流回路の温度特性を担うCMO
Sトランジスタのウェル領域の移動度温度特性と、バイ
ポーラトランジスタの温度特性を担うベース領域の移動
度温度特性に差があるため、検出電圧の温度線形性が悪
くなるという問題があった。
【0008】また、ベース領域の不純物濃度を濃くする
ことにより一定電流あたりの検出電圧は小さくなり、特
定の検出電圧を得るための定電流が大きくなってしまう
という問題があった。
【0009】また、ダブルコレクターを設けることによ
り、有効なベースコレクター接合面積がベース内の少数
キャリアの拡散距離の影響を受けてしまい、βがばらつ
きやすくなるという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、従来のこのような問題
点を解決するために、コストが低く、消費電流が小さ
く、検出電圧のばらつきが小さく、耐ノイズ性と検出電
圧の線形性が良好なIC温度センサーを供給することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明はIC温度センサーを以下のように構成し
た。 (1) 複数個のバイポーラトランジスタがダーリントン接
続して成る半導体温度センサーにおいて、バイポーラト
ランジスタのそれぞれの第一の主電極が電流源に接続さ
れている半導体温度センサーとした。
【0012】(2) バイポーラトランジスタのそれぞれの
第二の主電極が、共通の半導体基板からなる(1)の半導
体温度センサーとした。 (3) 電流源が、電界効果トランジスタである(1)の半導
体温度センサーとした。
【0013】(4) バイポーラトランジスタのエミッタ接
地の電流増幅率が20以上である(1)の半導体温度セン
サーとした. (5)互いにダーリントン接続している複数個のバイポー
ラトランジスタとMOSトランジスタから成る半導体温
度センサーの製造方法において、バイポーラトランジス
タのベース領域と前記MOSトランジスタのウェル領域
を同時に形成することを特徴とする半導体温度センサー
の製造方法とした。
【0014】(6)互いにダーリントン接続している複数
個のバイポーラトランジスタとMOSトランジスタから
成る半導体温度センサーの製造方法において、バイポー
ラトランジスタのエミッタ領域とMOSトランジスタの
ソース領域及びドレイン領域を同時に形成することを特
徴とする半導体温度センサーの製造方法とした。
【0015】(7)互いにダーリントン接続している複数
個のバイポーラトランジスタとMOSトランジスタから
成る半導体温度センサーにおいて、バイポーラトランジ
スタのベース領域の不純物濃度が2e16cm-3以下であ
ることを特徴とする半導体温度センサーとした。
【0016】(8)互いにダーリントン接続している複数
個のバイポーラトランジスタとMOSトランジスタから
成る半導体温度センサーにおいて、バイポーラトランジ
スタのベース領域をエミッタ領域の端より外側6um以
内に形成することを特徴とする半導体温度センサーとし
た。
【0017】(9)バイポーラトランジスタのベース領域
とエミッタ領域を互いに相似な形状に形成することを特
徴とする(1)の半導体温度センサーとした。 (10)複数個のバイポーラトランジスタが、平面的に互い
に同一寸法であることを特徴とする(1)の半導体温度セ
ンサーとした。
【0018】(11)複数個のバイポーラトランジスタのエ
ミッタ面積が、全て等しいことを特徴とする(1)の半導
体温度センサーとした。 (12)複数個バイポーラトランジスタのエミッタ接地の電
流増幅率がすべて同じであることを特徴とする(1)の半
導体温度センサーとした。
【0019】(13)複数個のバイポーラトランジスタがダ
ーリントン接続して成る半導体温度センサーにおいて、
バイポーラトランジスタのそれぞれのエミッター外周部
が、MIS構造の電極で囲まれていることを特徴とする
半導体温度センサーとした。 (14)MIS電極の電位が、ベース電位に固定されている
ことを特徴とする(13)の半導体温度センサーとした。
【0020】(15)MIS電極の電位が、エミッター電位
に固定されていることを特徴とする(13)の半導体温度セ
ンサーとした。 (16)複数個のバイポーラトランジスタがダーリントン接
続している半導体温度センサーにおいて、バイポーラト
ランジスタのベース拡散層と半導体温度センサーが形成
されているICのチップエッジとの間隔が20μm以上
であることを特徴とする半導体温度センサーとした。
【0021】(17) 複数個のバイポーラトランジスタが
ダーリントン接続している半導体温度センサーにおい
て、バイポーラトランジスタのベース拡散層と半導体温
度センサーが形成されているICのチップエッジとの間
に、半導体基板と別の導電型の拡散層が形成されている
ことを特徴とする半導体温度センサーとした。
【0022】(18) 半導体基板と別の導電型の拡散層に
は、半導体基板との接合が逆バイアスになるように電圧
が供給されていることを特徴とする(17)の半導体温度セ
ンサーとした。 (19)複数個のバイポーラトランジスタがダーリントン接
続され、複数のバイポーラトランジスタのそれぞれの第
一の主電極が電流源に接続されている半導体温度センサ
ーにおいて、第一の主電極のうちで、他のバイポーラト
ランジスタのベース電極に接続していない主電極が、オ
ペアンプの入力端子に接続され、オペアンプの出力端子
が出力パッドに接続されていることを特徴とする半導体
温度センサーとした。
【0023】(20)複数個のバイポーラトランジスタがダ
ーリントン接続され、複数のバイポーラトランジスタの
それぞれの第一の主電極が電流源に接続されている半導
体温度センサーにおいて、複数のバイポーラトランジス
タのそれぞれの第一の主電極のうち、複数の第一の主電
極が、スイッチ素子の複数の入力端子にそれぞれ接続さ
れ、スイッチ素子の単一の出力端子が出力パッドに接続
されていることを特徴とする半導体温度センサーとし
た。
【0024】(21)複数個のバイポーラトランジスタがダ
ーリントン接続され、複数のバイポーラトランジスタの
それぞれの第一の主電極が電流源に接続されている半導
体温度センサーにおいて、複数のバイポーラトランジス
タのそれぞれの第一の主電極のうち、複数の第一の主電
極が、スイッチ素子の複数の入力端子にそれぞれ接続さ
れ、スイッチ素子の単一の出力端子がオペアンプの入力
端子に接続され、オペアンプの出力端子が出力パッドに
接続されていることを特徴とする半導体温度センサーと
した。
【0025】(22)複数個のバイポーラトランジスタがダ
ーリントン接続され、複数のバイポーラトランジスタの
それぞれの第一の主電極が電流源に接続されている半導
体温度センサーにおいて、複数のバイポーラトランジス
タのそれぞれの第一の主電極のうち、複数の第一の主電
極が、それぞれ別の出力パッドに接続されていることを
特徴とする半導体温度センサーとした。
【0026】(23)複数個のバイポーラトランジスタがダ
ーリントン接続され、複数のバイポーラトランジスタの
それぞれの第一の主電極が電流源に接続されている半導
体温度センサーにおいて、複数のバイポーラトランジス
タのそれぞれの第一の主電極のうち、複数の第一の主電
極が、それぞれに対応する複数のオペアンプの入力端子
におのおの接続され、複数のオペアンプの出力端子が複
数の出力パッドにそれぞれ接続されていることを特徴と
する半導体温度センサーとした。
【0027】(24)複数個のバイポーラトランジスタがダ
ーリントン接続され、バイポーラトランジスタのそれぞ
れの第一の主電極が電流源に接続されている半導体温度
センサーにおいて、電流源のうち少なくとも1つの電流
源の電流値をトリミングすることにより変化させて、半
導体温度センサーの出力電圧または感度を調整可能とし
た。
【0028】(25)複数個のバイポーラトランジスタがダ
ーリントン接続され、バイポーラトランジスタのそれぞ
れの第一の主電極が電流源に接続されている半導体温度
センサーにおいて、少なくとも1つのバイポーラトラン
ジスタの第一の主電極に、複数の電流源を選択的に接続
することにより、半導体温度センサーの出力電圧または
感度を調整可能とした。
【0029】(26)複数個の互いにダーリントン接続され
たバイポーラトランジスタと、バイポーラトランジスタ
のそれぞれの第一の主電極に接続した電流源とを有した
半導体温度センサーをマトリックス状に半導体ウエハー
上に形成する工程と、半導体温度センサーをある温度で
出力電圧を計測する工程と、出力電圧と計測時の温度に
基づいて電流源の電流値をトリミングする工程とからな
る半導体温度センサーの製造方法を可能とした。
【0030】(27) バイポーラトランジスタは、PNP
バイポーラトランジスタであり、オぺアンプの差動入力
部がNMOSトランジスタであることを特徴とする(19)
の半導体温度センサーとした。
【0031】
【発明の実施の形態】複数個のバイポーラトランジスタ
がダーリントン接続して成る半導体温度センサーにおい
て、バイポーラトランジスタのそれぞれのエミッタ電極
が定電流源に接続される構成とした。
【0032】このような構成では、バイポーラトランジ
スタの電流増幅率がある程度大きければ、それぞれのバ
イポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧は、接
続された定電流源の電流値とベース・エミッタ間ダイオ
ード特性で決まる。したがって、すべてのバイポーラト
ランジスタのベース・エミッタ間電圧の合計を出力とし
て取り出したとき、バラツキの少ない温度出力特性が得
られる。
【0033】複数個のバイポーラトランジスタがダーリ
ントン接続しているIC温度センサーにおいて、バイポ
ーラトランジスタのベース拡散層とIC温度センサーの
チップエッジとの間隔を20μm以上とした。また、複
数個のバイポーラトランジスタがダーリントン接続して
いるIC温度センサーにおいて、バイポーラトランジス
タのベース拡散層とIC温度センサーのチップエッジと
の間に、半導体基板と別の導電型の拡散層を形成し、こ
の拡散層には、半導体基板との接合が逆バイアスになる
ように電圧を供給した。
【0034】このようにすると、高温時にチップエッジ
にある格子欠陥などで発生する少数キャリアが、バイポ
ーラトランジスタのベース領域にとどきにくくなる。し
たがって、高温時に各トランジスタのエミッタ電流に余
分な電流が加算されて、非線形な出力温度特性になるこ
とを防ぐことができる。
【0035】複数個のバイポーラトランジスタがダーリ
ントン接続され、複数のバイポーラトランジスタのそれ
ぞれのエミッタ電極が電流源に接続されているIC温度
センサーにおいて、それぞれのエミッタ電極の電圧を出
力として取り出せるようにする。これにより、1つのI
C温度センサーで複数の出力電圧と複数の感度が得られ
る。
【0036】本発明は、複数個のバイポーラトランジス
タがダーリントン接続され、バイポーラトランジスタの
それぞれのエミッタ電極が電流源に接続されているIC
温度センサーにおいて、電流源の電流値をトリミングす
ることにより変化させて、IC温度センサーの出力電圧
または感度を調整可能とした。
【0037】IC温度センサーの出力電圧は、複数個の
バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧の和
になる。また、IC温度センサーの感度は、複数個のバ
イポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧の単位
温度あたりの変化量の和になる。
【0038】バイポーラトランジスタのエミッタに流れ
る電流値が変化すると、ベース・エミッタ間電圧が変化
するので、電流値をトリミングすることにより出力電圧
を調整することができる。また、バイポーラトランジス
タのエミッタに流れる電流値が変化すると、ベース・エ
ミッタ間電圧の単位温度あたりの変化量も変わるので、
電流値をトリミングすることにより感度を調整すること
ができる。
【0039】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて説明する。図1
は本発明の半導体温度センサーの第一実施例の回路図で
ある。NPNバイポーラトランジスタ1,2,3がダー
リントン接続されている。バイポーラトランジスタ1,
2,3のエミッタは、それぞれ別々の電流源4,5,6
に接続されている。電流源4,5,6のもう一方の端子
は全てGND端子に接続されている。バイポーラトラン
ジスタ1,2,3のコレクタは全て電源電圧端子Vcc
に接続されている。GND端子及びVcc端子には、外
部電源から定電圧が供給される。最終段のバイポーラト
ランジスタ3のエミッタ端子が出力端子Voutとなっ
ており、アンプ等に入力される。
【0040】この半導体温度センサーは、通常のCMO
Sと同一のプロセスで形成することができる。図2はこ
の半導体温度センサーのNPNバイポーラトランジスタ
の部分の断面図である。N-シリコン基板107がコレ
クタ領域、P拡散層108がベース領域、N+拡散層1
11がエミッタ領域となる。109はP+拡散層、11
0はN+拡散層、112は中間絶縁層、113はコレク
タ電極、114はベース電極、115はエミッタ電極1
16は保護膜である。P拡散層108は、CMOSのP
ウェル形成と同時に形成できる。P+拡散層109は、
Pチャンネルトランジスタのソース・ドレインと同時に
形成できる。N+拡散層110,111は、Nチャンネ
ルトランジスタのソース・ドレインと同時に形成でき
る。また電流源4,5,6も、CMOSプロセスで回路
形成できる。また、コレクタ領域はN -シリコン基板1
07の代わりにN-拡散層で形成してもよい。
【0041】次に、この半導体温度センサーの原理を説
明する。図1からわかるように、各トランジスタのベー
ス・エミッタ間電圧の和を出力Voutとして取り出す
ものである。このベース・エミッタ間電圧Vは、ダイオ
ードの電流電圧特性と同じく、拡散電流が支配的な順バ
イアス領域では、エミッタ電流をIeとすると Ie=eni2(Dp/LpNd+Dn/LnNa)・exp
(eV/kT) で与えられる。
【0042】e:単位電荷 T:絶対温度 ni:真性キャリア密度 k:ボルツマン定数 Nd :N型領域のドナー密度 Na :P型領域のアクセプタ密度 Dp :正孔の拡散定数 Dn :電子の拡散定数 Lp :正孔の拡散距離 Ln :電子の拡散距離
【0043】よって、ベース・エミッタ間の電流電圧特
性は、図6に示すような特性となり温度によって変化す
る。ここでT1,T2,T3は温度であり、T1>T2>T3
の関係にある。エミッタ電流Ieが一定であれば、ベー
ス・エミッタ間電圧Vは、温度に対してほぼ線形な関係
にあり、−2mV/℃〜−3mV/℃の感度が得られ
る。
【0044】トランジスタ1,2,3に流れるエミッタ
電流をIe1,Ie2,Ie3、ベース電流をIb1,Ib2,I
b3、電流源4,5,6に流れる電流をI4,I5,I6、
トランジスタ1,2,3のエミッタ接地の電流増幅率を
β1,β2,β3とすると、 Ie3=I6 Ie2=I5+Ib3 =I5+Ie3/(β3+1) =I5+I6/(β3+1) Ie1=I4+Ib2 =I4+Ie2/(β2+1) =I4+I5/(β2+1)+I6/(β3+1)/(β2+1) となる。ここで、Ib3=Ie3/(β3+1)、Ib2=Ie
2/(β2+1)を用いた。
【0045】上式からわかるように、β2,β3がある程
度大きければ、 Ie2≒I5 Ie1≒I4 となり、すべてのトランジスタのエミッタ電流が電流増
幅率によらず、電流源の電流値で決まる。したがって、
電流増幅率によらずに、一定の出力Voutが得られ
る。一般に、電流増幅率は、±50%以上ばらつくが、
電流増幅率の狙い値を20以上に設定しておけば、電流
増幅率のばらつきの影響は無視できる。したがって、す
べてのトランジスタの電流増幅率を同一にすることがで
き、製造が簡単である。さらに、電流増幅率は正の温度
係数を持っているが、この影響も無視できる。また、電
流増幅率βは、大きくてもかまわないので、ダブルコレ
クタ構造を使わなくてよく、ベースの濃度も低くするこ
とができる。
【0046】また、本発明では、トランジスタ1,2,
3のデザインをすべて同じにし、電流源4,5,6に流
れる電流I4,I5,I6が同じになるように設計すれ
ば、ベース・エミッタ間ダイオードの接合電圧Vの3倍
の出力と感度が正確に得られるので、非常に設計しやす
い。また、トランジスタ1,2,3のデザインをすべて
同じにしなくても、エミッタ面積を同じにすれば、上記
の効果は得られるので、設計の自由度は高い。
【0047】 以上の説明は、トランジスタが3段の場
合であるが、2段でも良いし4段以上でも出力電圧範囲
が許せば、なんら問題はない。また、トランジスタ1,
2,3のサイズは、そのベース・エミッタ間ダイオード
の接合電流において拡散電流が支配的になれば良いの
で、電流源の電流値を小さくすれば、デザインの許す範
囲でいくらでも小さくできる。
【0048】図3は、本発明の半導体温度センサーの第
二実施例の回路図である。図1のVcc端子とGND端
子の位置が入れ替わり、NPNバイポーラトランジスタ
1,2,3がPNPバイポーラトランジスタ7,8,9
に変わった形である。この半導体温度センサーは、P-
シリコン基板をコレクタ領域としてCMOSプロセスで
形成することができる。この半導体温度センサーの原理
は、第二実施例の半導体温度センサーと同様であるが、
GNDを基準として出力Voutが得られるのが特徴で
ある。
【0049】以上の説明で、電流源4,5,6は、その
両端にかかる電圧によらず、一定の電流を流す定電流源
であることが望ましい。また、この電流の大きさが、温
度によってあまり変わらない方がよい。このような電流
源であれば、ベース・エミッタ間ダイオードの温度特性
がそのまま出力となり、ばらつきが小さく、設計しやす
いからである。
【0050】図4は、このような要求を満たす電流源と
して、PチャンネルのMOSトランジスタ10,11,
12を用いた半導体温度センサーの第三実施例の回路図
である。このMOSトランジスタ10,11,12は、
接合型電界効果トランジスタでもよい。
【0051】MOSトランジスタ10,11,12が常
に飽和領域で動作し、トランジスタ7,8,9のベース
・エミッタ間ダイオードに流れる電流が常に拡散電流が
支配的になるように、ゲート電圧VGを設定する。ゲー
ト電圧VGは、半導体温度センサー内に基準電圧発生回
路を設けて得ることができる。MOSトランジスタ1
0,11,12は飽和領域で動作しているので、そのソ
ース・ドレイン間電圧によらず、ほとんど一定の電流が
流れる。また、VccとVGの差が一定になるようにす
れば、Vccの変動によらず一定の出力電圧Voutが
得られる。
【0052】図7に、図4の半導体温度センサーの出力
電圧Voutの温度依存性を示す。バイポーラトランジ
スタ3段の場合以外に、1,2,4段の場合も示してあ
る。各段のバイポーラトランジスタとMOSトランジス
タは同じサイズとしてあり、バイポーラトランジスタの
電流増幅率は、約50である。複数段の出力は、1段の
出力を正確に段数倍した大きさになっている。
【0053】以上の説明では、最終段のバイポーラトラ
ンジスタのエミッタから出力Voutを取り出している
が、各段のバイポーラトランジスタのエミッタから出力
Voutを取り出すことも可能である。図8は本発明の
半導体温度センサーの第4実施例の回路図である。NP
Nバイポーラトランジスタ1,2,3がダーリントン接
続されている。バイポーラトランジスタ3のエミッタ
は、電流源6に接続されている。電流源6のもう一方の
端子はGND端子に接続されている。バイポーラトラン
ジスタ1,2,3のコレクタは全て電源電圧端子Vcc
に接続されている。GND端子及びVcc端子には、外
部電源から定電圧が供給される。最終段のバイポーラト
ランジスタ3のエミッタ端子が出力端子Voutとなっ
ており、アンプ等に入力される。
【0054】 本発明の半導体温度センサーの第4実施
例も、第1実施例の半導体温度センサーと同様、通常の
CMOSプロセスで形成することができる。図2は第4
実施例の半導体温度センサーのNPNバイポーラトラン
ジスタの部分の断面図である。図2におけるP拡散層1
08はイオン注入法と熱拡散によりバイポーラトランジ
スタのベース領域と、図9に示すNMOSのPウェル領
域309と同時に形成する。これらの拡散層の不純物濃
度が2e16cm-3以下である。さらに、図2の+
散層109は、イオン注入法もしくは固体拡散法により
バイポーラトランジスタのエミッタ領域とPMOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域及び図9に示すNMO
Sの基板電極領域310と同時に形成される。同時にN
+拡散層110は、NMOSトランジスタのソース・ド
レイン領域311と同時に形成される。これらの拡散層
の不純物濃度は1e20cm-3程度である。また、コレ
クタ領域はN-シリコン基板の107の代わりにN-拡散
層で形成してもよい。
【0055】図10はこの半導体温度センサーのNPN
バイポーラトランジスタの部分のレイアウト図である。
+拡散層110の端から外側6um以内にP拡散層1
08を形成している。さらに、エミッタ領域のN+拡散
層110とベース領域のP拡散層108は正方形にレイ
アウトされている。
【0056】次に、第四実施例または、第1実施例の半
導体温度センサーの原理を説明する。図1、図8からわ
かるように、各トランジスタのベース・エミッタ間電圧
の和を出力Voutとして取り出すものである。先に述
べたように、このベース・エミッタ間電圧Vは、ダイオ
ードの電流電圧特性と同じく、拡散電流が支配的な順バ
イアス領域では、エミッタ電流をIeとすると Ie=eni2(Dp/LpNd+Dn/LnNa)・exp
(eV/kT) で与えられる。
【0057】ni2=no23・exp(-eEg/kT) Dn=un・kT/e を代入し、さらに、エミッタ濃度とベース濃度を考慮す
ると、拡散電流はベース領域で支配的であり、また、ベ
ース幅Wbが電子の拡散距離Lnに比べて小さいなら
ば、Ieは、 Ie=no2unkT4/WbNa・exp(e(V−Eg)/k
T) となる。
【0058】un:電子の移動度 no:定数 Eg:エネルギーギャップ Wb:ベース幅
【0059】よって、通常のベース・エミッタ間の電流
電圧特性は、ベース内の電子の移動度の温度特性が含ま
れてしまう。移動度の温度特性はその領域の不純物濃度
によって複雑な影響を受けるため、打ち消すことが困難
である。しかし、図11に示すように、バイポーラトラ
ンジスタと同一の濃度を持つウェルのNMOSトランジ
スタを定電流回路として用いれば、バイポーラトランジ
スタの移動度の温度特性を定電流回路の温度特性により
相殺し、線形性の良い検出電圧特性が得られる。すなわ
ち、バイポーラトランジスタのベース領域と、定電流回
路のNMOSトランジスタのPウェル領域309を同時
に形成することは、工程削減に役立つばかりでなく、線
形性の良い検出電圧特性が得られるのである。このこと
は、図4に示した、第三実施例においても同様に適用す
ることができる。とくに、第三実施例に適用するとき
は、バイポーラトランジスタの電流増幅率が大きくても
かまわないので、ベース領域の濃度は薄くてもかまわ
ず、定電流回路のトランジスタのウェル領域と同時に形
成してもなんら問題はない。
【0060】また、ベース濃度が薄いほど少ない定電流
で高い検出電圧が得られるので、ベースの不純物濃度を
低くすることにより消費電流を下げることができる。
【0061】図11の温度センサーの回路図において、
トランジスタ1,2,3のエミッタ接地の電流増幅率を
β1,β2,β3とすると、一段目のトランジスタ1のベ
ース・エミッタ間電流I1は、二段目のトランジスタ2
のベース・エミッタ間電流I2の1/β2と小さく、さ
らに、三段目のトランジスタ3のベース・エミッタ間電
流I3の1/β2β3と小さくなり、電流増幅率βのバ
ラツキが検出電圧のバラツキに大きく影響する。エミッ
タ端からベース端が離れていると、少数キャリアの流れ
る有効なベース・コレクタ接合面積が、少数キャリアの
拡散距離によって変化し、電流増幅率βをばらつかせる
原因となってしまう。拡散距離と同等かそれよりも短い
6um以内にベース端を形成することによって、電流増
幅率βは少数キャリアの拡散距離に対してバラツキ難く
い構造となる。さらに、図10に示したように、エミッ
タ領域とベース領域を互いに相似な形にレイアウトする
ことによって、エミッタ面積に対してエミッタ端部の影
響を最小にする構造となり、電流増幅率βは少数キャリ
アの拡散距離に対してバラツキにくくなる。
【0062】 図12は、本発明の半導体温度センサー
の第実施例の回路図である。図1の定電流源4、5、
6、をPMOSトランジスタ10、11、12で構成し
たものである。この半導体温度センサーは、N-シリコ
ン基板をコレクタ領域としてCMOSプロセスで形成す
ることができる。
【0063】次に、バイポーラトランジスタの断面構造
について述べる。図2に、本発明の半導体温度センサー
のNPNバイポーラトランジスタの部分の断面図を示し
た。図14は、図2の構造のバイポーラトランジスタの
コレクタ電流−電流増幅率特性を示す図である。図14
によれば、領域1に示すようにコレクタ電流が小さくな
ると、電流増幅率が下がってくることがわかる。またこ
の下がり方は素子間でばらつきが大きい。そのため、コ
レクタ電流を多く取り、領域2で動作させなければなら
ない。従って、図5や図8のように、バイポーラトラン
ジスタを重ねてIC温度センサーを構成する場合、一段
目のトランジスタ101を領域2で動作させるために二
段目のトランジスタ102にはそのβ倍の電流を流さな
ければならない。そのためIC温度センサー全体とし
て、大きな電流を流さなければならない。ここでβは、
トランジスタ102の電流増幅率である。また、二段目
のバイポーラトランジスタにβ倍の電流を流すために
は、二段目のバイポーラトランジスタのサイズを一段目
のβ倍にする必要があり、チップサイズを大きくせざる
を得ない。
【0064】図15は本発明の半導体温度センサーの第
六実施例のNPNバイポーラトランジスタの部分の断面
図である。N-シリコン基板207がコレクタ領域、P
拡散層208がベース領域、N+拡散層211がエミッ
タ領域となる。220はポリシリコン電極、209はP
+拡散層、210はN+拡散層、212は中間絶縁層、2
13はコレクタ電極、214はベース電極、215はエ
ミッタ電極216は保護膜である。ポリシリコン電極2
20は、ベース電極214によってP拡散層208に接
続されている。
【0065】図16は、第六実施例のバイポーラトラン
ジスタのコレクタ電流−電流増幅率特性である。電流増
幅率をβとすると 1/β=(IVR+ISR+IpE)/IE で与えられる。
【0066】 IVR:体積再結合電流 ISR :表面再結合電流 IpE:正孔逆注入電流 IE :エミッタ電流 コレクタ電流が小さくなるに伴い、ベース領域での生成
−再結合電流IVR、ISRの寄与が大きくなり、βが下が
ってくる。特に低コレクタ電流領域でβに影響を与え、
かつばらつくのは表面再結合電流ISRである。ISRは、
エミッタ周辺のベース表面で生じ、半導体製造時のプラ
ズマ等によるダメージ、表面電荷等によって大きく左右
される。図15の構造のトランジスタとすると、エミッ
タ周辺のベースの表面は、多結晶シリコン電極220で
覆われているため、半導体素子製造時のプラズマ等によ
るダメージから保護されている。また、電位をベース電
位に固定しているため、表面電荷の影響を受けないその
結果、図16に示すようにコレクタ電流の小さい領域に
おいてもβの低下が小さくなる。従って、図15のトラ
ンジスタを用いれば小さい電流でもばらつかず、安定し
て動作させることができ、低消費電流の半導体温度セン
サーを作ることができる。また、バイポーラトランジス
タを小型化することができるので、低価格の半導体温度
センサーを提供することができる。
【0067】 図17は、本発明の半導体温度センサー
の第7の実施例のNPNバイポーラトランジスタの部分
の断面図である。N-シリコン基板207がコレクタ領
域、P拡散層208がベース領域、N+拡散層211が
エミッタ領域となる。221はポリシリコン電極、20
9はP+拡散層、210はN+拡散層、212は中間絶縁
層、213はコレクタ電極、214はベース電極、21
5はエミッタ電極216は保護膜である。ポリシリコ
ン電極221は、エミッタ電極215によってN拡散層
211に接続されている。44行エミッタ電極216を
エミッタ電極215
【0068】図17の構造のトランジスタとすると、エ
ミッタ周辺のベース表面は、多結晶シリコン電極221
で覆われているため、半導体素子製造時のプラズマ等に
よるダメージから保護されている。また、電位をエミッ
タ電位に固定しているため、表面電荷の影響を受けな
い。その結果、第六の実施例によるコレクタ電流−電流
増幅率特性図16と同様にコレクタ電流の小さい領域に
おいてもβの低下が小さくなる。従って、図17のトラ
ンジスタを用いれば小さい電流でもばらつかず、安定し
て動作させることができ、低消費電流の半導体温度セン
サーを作ることができる。また、バイポーラトランジス
タを小型化することができるので、低下価格の半導体温
度センサーを提供することができる。
【0069】図18は、本発明の半導体温度センサーの
第八実施例のNPNバイポーラトランジスタの部分の断
面図である。N-シリコン基板207がコレクタ領域、
P拡散層208がベース領域、N+拡散層211がエミ
ッタ領域となる。209はP+拡散層、210はN+拡散
層、212は中間絶縁層、213はコレクタ電極、21
4はベース電極、215はエミッタ電極216は保護膜
である。ベース電極214は、エミッタ外周部のベース
上を覆っている。
【0070】図18の構造のトランジスタとすると、エ
ミッタ周辺のベース表面は、ベース電極214で覆われ
ているため、半導体素子製造時のプラズマ等によるダメ
ージから保護されている。また、電位をエミッタ電位に
固定しているため、表面電荷の影響を受けない。その結
果、第六の実施例によるコレクタ電流−電流増幅率特性
図16と同様にコレクタ電流の小さい領域においてもβ
の低下が小さくなる。従って、図18のトランジスタを
用いれば小さい電流でもばらつかず、安定して動作させ
ることができ、低消費電流の半導体温度センサーを作る
ことができる。また、バイポーラトランジスタを小型化
することができるので、低下価格の半導体温度センサー
を提供することができる。
【0071】また、図15、図17、図18から簡単に
類推できるように、図18の第八実施例において、エミ
ッタ周辺のベース上を覆う電極は、エミッタ電極でも同
様の効果を得られる。これまでの説明は、NPNトラン
ジスタの例を示してきたが、PNPトランジスタでも同
様なことはいうまでもない。
【0072】次に、本発明の半導体温度センサーのチッ
プエッジ付近の構造について述べる。図19は、本発明
の半導体温度センサーの拡散領域とチップエッジの関係
を示す平面図である。半導体温度センサーが、N-シリ
コン基板をコレクタ領域とするNPNバイポーラトラン
ジスタで形成される場合で、ベース領域であるP拡散層
108の内側に、エミッタ領域であるN+拡散層111
が形成される。また、ベース電極を接続するためのP+
拡散層109もP拡散層108上に形成される。P拡散
層108の周囲には、コレクタ領域であるN-シリコン
基板107の電位Vccを安定させるためのN+拡散層
110が形成される。このN+拡散層110はプラスの
Vccの電位を与えられ、チップエッジ118まで形成
されてもよい。117は、パッシベーション保護膜の境
界である。
【0073】また、各バイポーラトランジスタのベース
領域とその周辺の拡散層は、全く同じパターンで形成さ
れる。したがって、各バイポーラトランジスタの特性は
同じである。さらに、各バイポーラトランジスタのベー
ス拡散層108とチップエッジ118との間隔Lは20
μm以上にする。これは、高温時にチップエッジにある
格子欠陥などで発生する少数キャリア(正孔)が、ベース
領域にとどきにくくするためである。この少数キャリア
が、ベース領域にとどくと、各トランジスタのエミッタ
電流に、この少数キャリアの電荷の電流増幅率倍の電流
が加算されて、線形な出力温度特性が得られなくなる。
【0074】これを防ぐ別な方法を図20に示す。図1
9と同様にベース領域であるP拡散層108、エミッタ
領域であるN+拡散層111、P+拡散層109がそれぞ
れ形成される。P拡散層108の周囲には、コレクタ領
域であるN-シリコン基板の電位Vccを安定させるた
めのN+拡散層110が形成される。さらに、N+拡散層
110の外側とチップエッジの間に、P型の拡散層11
9が形成される。このP型の拡散層119には、GND
の電位が与えられる。したがってP型の拡散層119の
周辺とN-シリコン基板内部へ向かって空乏層が形成さ
れる。この空乏層は、高温時にチップエッジにある格子
欠陥などで発生する少数キャリア(正孔)が、ベース領域
にとどく前に吸収する。したがって、高温時においても
線形な出力温度特性を維持できる。上記P型の拡散層1
19は、P+拡散層109と同時に形成してもよいし、
Pウェル等で形成してもよい。また、 P型の拡散層1
19の内部に回路や素子を形成してもよい。
【0075】さらに、 P型の拡散層119の外側にV
cc電位があたえられたN+拡散層120が形成され
る。このN+拡散層120は、P型の拡散層119のチ
ップエッジ側のPN接合がリークしないようにするため
に形成する。格子欠陥などで発生する少数キャリアは、
温度に対して指数関数的に増加するので、80℃を超え
ると各トランジスタのベース電流に匹敵するほどにな
り、その影響は無視できない。上述の、図19または、
図20の構造にすることで80℃以上でも、線形な出力
温度特性が得られる。
【0076】以上の説明で、半導体温度センサーが、P
-シリコン基板をコレクタ領域とするPNPバイポーラ
トランジスタで形成される場合には、PとN、Vccと
GND、正孔と電子を置き換えればよい。また、本発明
の構造はエピタキシアル成長を用いたシリコン基板にお
いても使うことができる。
【0077】次に、本発明の半導体温度センサーの応用
回路について、説明する。図21は、図3に示す回路図
中の出力端子Voutをボルテージフォロアアンプ13
に入力し、ボルテージフォロアアンプ13の出力端子を
出力パッド14に接続した回路図である。ボルテージフ
ォロアアンプ13は、バイポーラプロセスまたはMOS
プロセスで同一半導体基板内に形成することができる。
ボルテージフォロアアンプ13は、出力電圧がほとんど
入力電圧と等しいので、温度センサーの出力を忠実に外
部に取り出すことができる。ボルテージフォロアアンプ
13の代わりにオペアンプにゲインを持たせ、温度セン
サーの出力を増幅して外部に取り出すこともできるが、
この場合ゲインが温度特性を持つので、このばらつきを
一定にする必要がある。オペアンプを通さずに出力パッ
ドに接続することもできるが、この場合、負荷容量が大
きいときや負荷抵抗が小さいとき、Voutが変動して
しまう。
【0078】図22は、図3の実施例の各段のバイポー
ラトランジスタのエミッタから、それぞれ出力を得るよ
うにしたものである。すなわち、バイポーラトランジス
タ7、8、9のエミッタ端子がそれぞれボルテージフォ
ロアアンプ13の入力端子に接続され、3つのボルテー
ジフォロアアンプ13の出力端子がそれぞれ、出力パッ
ド14に接続されている。
【0079】図22に示す半導体温度センサーでは、1
つの半導体温度センサーで、図7に示すような2種類以
上の異なる感度と出力電圧を同時に得ることができる。
また、1つだけの出力端子を選んで使うこともできる。
例えば、低い電圧範囲が必要であれば、1段目の出力を
使う。高い感度が必要であれば、3段目以上の出力を使
うことができる。この実施例においても、オペアンプを
通さずに出力パッド14に接続することもできる。ま
た、オペアンプにゲインを持たせることもできる。図2
3は、図3の実施例の各段のバイポーラトランジスタの
エミッタ端子を、スイッチ素子15を介して切り換えら
れるようにしたものである。これにより、ボルテージフ
ォロアアンプ13の数を1つにでき、消費電力を小さく
できる。このスイッチ素子15のコントロール端子は、
コントロール用の入力パッドに接続され、外部から出力
を選択出来るようにする。図22の例と比較すると、ア
ンプが1つなので、2種類以上の出力を得るとき、ボル
テージフォロアアンプ13のオフセットのばらつきを考
慮しなくてすむ。
【0080】また、図23において、スイッチ素子15
を取り除き、ALマスクやポリシリコンマスクでボルテ
ージフォロアアンプ13の入力端子に接続するエミッタ
端子を選択するようにできる。このようにすれば、3種
類の感度の製品を1種類のマスクだけで作り分けること
ができる。
【0081】この実施例においても、オペアンプを通さ
ずに出力パッド14に接続することもできる。また、オ
ペアンプにゲインを持たせることもできる。図24は、
電流源の電流値をトリミングすることによって、出力電
圧または感度を調整できる半導体温度センサーの第十二
実施例の回路図である。図24において、バイポーラト
ランジスタ9のエミッタには、電流源である3つのMO
Sトランジスタ12、16、17が接続されている。こ
のうち、MOSトランジスタ16、17とバイポーラト
ランジスタ9のエミッタは、レーザートリミング等で切
断可能なヒューズ18、19を介して接続されている。
【0082】ヒューズ18、19は例えば図25のよう
な構造にする。ポリシリコン配線20は、コンタクト2
2を介してAL配線21と接続されている。AL配線2
1はそれぞれバイポーラトランジスタ9のエミッタ電極
とMOSトランジスタ16、17のドレイン電極に接続
されている。ポリシリコン配線20の中央部はレーザー
を照射する部分で、切断しやすいように細くなってい
る。23はパッシベーション保護膜の開口部で、レーザ
ーが透過しやすくなっている。
【0083】MOSトランジスタ16と17のドレイン
電流値の比を1対2になるように設計すれば、ヒューズ
18とヒューズ19の切断の有り無しの4通りの組合わ
せで、バイポーラトランジスタ9のエミッタに流れる電
流値を4種類の中から選択することができる。このと
き、この4種類の電流値は、等間隔になる。したがっ
て、この4通りの場合に対応する出力電圧Voutも4
種類得られ等間隔となる。同様に、感度も4種類得られ
る。
【0084】次に、出力電圧Voutのトリミングの方
法を説明する。複数個の温度センサーが形成された半導
体ウエハーを、ある一定の温度T[℃]にして、それぞれ
の温度センサーの出力電圧Voutを測定する。このT
[℃]において測定した出力電圧VoutとT[℃]におけ
るVoutの狙い値の差が最小になるように、ヒューズ
16またはヒューズ17を切断する。バイポーラトラン
ジスタ9のエミッタに流れる電流値が変化したときの出
力電圧Voutの変化量は、(1)式または、実測値から
あらかじめ求めておいて、この実測値により、どのヒュ
ーズを切断するかを上述のように決定する。
【0085】この方法によれば、製造ばらつきによる出
力電圧Voutのばらつきを個々の温度センサーごとに
補正することができ、歩留まりを低下させることなく高
精度の温度保証が可能となる。感度についてトリミング
する場合は、温度センサーが形成された半導体ウエハー
を2種類以上の温度にして求めた温度センサーの出力電
圧から感度を計算し、あらかじめ設定した感度の狙い値
との差が最小になるように、ヒューズ16またはヒュー
ズ17を切断すればよい。
【0086】以上の第十二実施例の説明では、3段目の
バイポーラトランジスタ9のエミッタ電流を調整した
が、1段目や2段目のバイポーラトランジスタ7、8の
エミッタ電流を調整する回路構成としてもよい。図26
は、図4や図24の回路のゲート電圧VGを発生するた
めの基準電圧回路の一例を示す回路図である。NMOS
トランジスタ24と25を全く同じ特性にし、PMOS
トランジスタ26のしきい電圧の絶対値VTPをPMOS
トランジスタ27のしきい電圧の絶対値VTPLよりも大
きく設定して、全てのMOSトランジスタが飽和条件を
満たすとき、 Vcc−VG≒VTP+√(K1/K2)/(1−√(K1/K2))×(VTP−VTPL)・・・(2) とあらわせる。ここで、K1とK2はそれぞれPMOS
トランジスタ27と26のトランジスタ利得係数であ
る。図27は、図26の回路をもとにした、トリミング
可能な基準電圧回路図である。PMOSトランジスタ2
9、30はそれぞれヒューズ31、32を介してPMO
Sトランジスタ28とパラレルに接続されており、その
ゲート電圧はPMOSトランジスタ28のゲート電圧と
等しい。
【0087】PMOSトランジスタ28、29、30の
トランジスタ利得係数をK3、K4、K5とすると、ヒ
ューズ31、32が切れていないとき、PMOSトラン
ジスタ26に相当するのはPMOSトランジスタ28、
29、30を並列に接続した回路となるので、式(2)に
おいて K2=K3+K4+K5 とすれば、VGが求まる。 ヒューズ31のみ切ったときは、 K2=K3+K5 ヒューズ32のみ切ったときは、 K2=K3+K4 ヒューズ31と32を切ったときは、 K2=K3 とすればよい。
【0088】このようにして、4通りのVGが得られ
る。この基準電圧回路を図4の回路と組み合わせれば、
温度センサーの出力電圧または感度をトリミングするこ
とができる。すなわち、VGを変えると、電流源である
PMOSトランジスタ10、11、12のドレイン電流
を変えることができるから出力電圧または感度のトリミ
ングが可能である。トリミングの方法は第四実施例と同
様にできる。以上の説明でヒューズとMOSトランジス
タの数を増やせば、より高精度のトリミングが可能であ
る。また、ヒューズの代わりにスイッチを使っても同様
にトリミングできる。
【0089】 図28に本発明の半導体温度センサーの
第13実施例の回路図を示す。この回路は、図26の基
準電圧源と、定電流源4、5、6をMOSトランジス
タとした図4の回路を組み合わせたものである。ボルテ
ージフォロアアンプ13の差動入力部はNMOSトラン
ジスタで構成されている。また、基準電圧源のPMOS
トランジスタ26、27の共通ゲートが電流源であるP
MOSトランジスタ10、11、12のゲートと共通で
あり、基準電圧源のNMOSトランジスタ24、25の
共通ゲートがボルテージフォロアアンプ13のバイアス
電圧を供給している。
【0090】ボルテージフォロアアンプ13の差動入力
部はNMOSトランジスタで構成されているので、ボル
テージフォロアアンプ13に入力するバイポーラトラン
ジスタ9のエミッタ出力電圧の最大値と電源電圧Vcc
の差を小さくできる。すなわち、低い電源電圧Vccで
広い温度範囲で感度を一定に保つことができる。また、
ボルテージフォロアアンプ13を構成するNMOSトラ
ンジスタのしきい電圧を0.6V以下にすれば、最低差
動入力電圧を低くできるので、高い温度まで感度を一定
に保つことができる。また、ボルテージフォロアアンプ
13を構成するPMOSトランジスタのしきい電圧を−
0.6V以上にすれば、最大差動入力電圧を高くできる
ので、低い温度まで感度を一定に保つことができる。あ
るいは低い電源電圧Vccで感度を一定に保つことがで
きる。
【0091】実際には、3段のバイポーラトランジスタ
を使い、2.4Vの電源電圧で、−40℃から100℃
の範囲で、約−8.3mV/℃の感度を得ることができ
た。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コスト
が低く、消費電流が小さく、検出電圧のばらつきが小さ
く、耐ノイズ性と検出電圧の線形性が良好な半導体温度
センサーを供給することができる。特にバイポーラトラ
ンジスタの段数を増やしても、耐ノイズ性と検出電圧の
線形性が悪化することはない。
【0093】さらに、80℃以上の高温においても線形
性が良好な半導体温度センサーを供給することができ
る。また、複数の異なる感度と出力電圧を1つの温度セ
ンサーで得ることができる。また、製造ばらつきによる
出力電圧や感度のばらつきを個々の温度センサーごとに
補正することができ、歩留まりを低下させることなく高
精度の温度保証が可能となる。
【0094】また、低い電源電圧で、広い温度範囲で高
感度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体温度センサーの第一実施例の回
路図である。
【図2】本発明の半導体温度センサーのNPNバイポー
ラトランジスタの部分の断面図である。
【図3】本発明の半導体温度センサーの第二実施例の回
路図である。
【図4】本発明の半導体温度センサーの第三実施例の回
路図である。
【図5】従来の半導体温度センサーの回路図である。
【図6】ベース・エミッタ間の電流電圧特性である。
【図7】本発明の半導体温度センサーの出力電圧の温度
依存性である。
【図8】本発明の半導体温度センサーの第四実施例の回
路図である。
【図9】本発明の半導体温度センサーのMOSトランジ
スタの部分の断面図である。
【図10】本発明の半導体温度センサーのNPNバイポ
ーラトランジスタのベース・エミッタ部分のレイアウト
図である。
【図11】本発明の半導体温度センサーの第四実施例の
回路図である。
【図12】本発明の半導体温度センサーの第五実施例の
回路図である。
【図13】従来の半導体温度センサーの回路図である。
【図14】本発明の半導体温度センサーのNPNバイポ
ーラトランジスタの電気特性図図である。
【図15】本発明の半導体温度センサーの第六実施例の
断面図である。
【図16】本発明の半導体温度センサーのNPNバイポ
ーラトランジスタ電気特性図である。
【図17】本発明の半導体温度センサーの第七実施例の
断面図である。
【図18】本発明の半導体温度センサーの第八実施例の
断面図である。
【図19】本発明の半導体温度センサーの拡散領域とチ
ップエッジの関係を示す平面図である。
【図20】本発明の少数キャリアの影響を防止した半導
体温度センサーの拡散領域とチップエッジの関係を示す
平面図である。
【図21】本発明の半導体温度センサーの第九実施例の
回路図である。
【図22】本発明の半導体温度センサーの第十実施例の
回路図である。
【図23】本発明の半導体温度センサーの第十一実施例
の回路図である。
【図24】本発明の半導体温度センサーの第十二実施例
の回路図である。
【図25】本発明の半導体温度センサーに用いられるヒ
ューズの平面図である。
【図26】本発明の半導体温度センサーに用いられる基
準電圧回路図である。
【図27】本発明の半導体温度センサーに用いられる基
準電圧回路図である。
【図28】本発明の半導体温度センサーの第十三実施例
の回路図である。
【符号の説明】
1,2,3 NPNバイポーラトランジスタ 4,5,6 電流源 7,8,9 PNPバイポーラトランジスタ 10,11,12 MOSトランジスタ 13 ボルテージフォロアアンプ 14 出力パッド 15 スイッチ素子 16、17、26、27、28、29、30 PMOS
トランジスタ 24、25 NMOSトランジスタ 18、19、31、32 ヒューズ 20 ポリシリコン配線 21 AL配線 22 コンタクト 23 パッシベーション保護膜の開口部 101,102 NPNバイポーラトランジスタ 107 N-シリコン基板 108 P拡散層 109 P+拡散層 110,111 N+拡散層 112 中間絶縁層 113 コレクタ電極 114 ベース電極 115 エミッタ電極 116 保護膜 117 パッシベーション保護膜の境界 118 チップエッジ 119 P型の拡散層 120 N+拡散層 301 ゲート電極 302 ソース電極 303 ドレイン電極 304 サブストレイト電極 305 ゲート酸化膜 309 NMOSのPウェル領域 310 NMOSの基板電極領域 311 NMOSトランジスタのソース・ドレイン領域 207 N-シリコン基板 208 P拡散層 209 P++拡散層 210、211 N+拡散層 212 中間絶縁層 213 コレクタ電極 214 ベース電極 215 エミッタ電極 216 保護膜 220、221 ポリシリコン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平8−208620 (32)優先日 平8(1996)8月7日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−210258 (32)優先日 平8(1996)8月8日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−223952 (32)優先日 平8(1996)8月26日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−223950 (32)優先日 平8(1996)8月26日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 清水 亨 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セイコー電子工業株式会社内 (72)発明者 小島 芳和 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セイコー電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−233330(JP,A) 特開 平4−315932(JP,A) 特開 平5−248962(JP,A) 特開 平3−137528(JP,A) 特開 昭62−219555(JP,A) 特開 昭59−193045(JP,A) 特開 平6−283727(JP,A) 特開 平6−77423(JP,A) 特開 平3−133141(JP,A) 実開 平3−16358(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01K 7/01 H01L 21/8222

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバイポーラトランジスタがダーリ
    ントン接続して成る半導体温度センサーにおいて、前記
    バイポーラトランジスタのエミッター領域の外周部を、
    MIS構造の電極層で覆うことを特徴とする半導体温度
    センサー。
  2. 【請求項2】 前記MIS構造の電極層の電位が前記バ
    イポーラトランジスタのベース電位に固定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体温度センサー。
  3. 【請求項3】 前記MIS構造の電極層の電位が前記バ
    イポーラトランジスタのエミッター電位に固定されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体温度センサ
    ー。
  4. 【請求項4】 複数のバイポーラトランジスタがダーリ
    ントン接続され、前記複数のバイポーラトランジスタの
    それぞれの第一の主電極が定電流源に接続されている半
    導体温度センサーにおいて、複数の入力端子と単一の出
    力端子を有するスイッチ素子を備え、前記複数のバイポ
    ーラトランジスタの第一の主電極が前記スイッチ素子の
    複数の入力端子にそれぞれ接続され、前記単一の出力端
    子が出力パッドに接続されていることを特徴とする半導
    体温度センサー。
  5. 【請求項5】 前記単一の出力端子がオペアンプの入力
    端子に接続され、前記オペアンプの出力端子が出力パッ
    ドに接続されていることを特徴とする請求項5に記載の
    半導体温度センサー。
  6. 【請求項6】 複数のバイポーラトランジスタがダーリ
    ントン接続され、前記複数のバイポーラトランジスタの
    それぞれの第一の主電極が定電流源に接続されている半
    導体温度センサーにおいて、前記複数のバイポーラトラ
    ンジスタのそれぞれの前記第一の主電極が、それぞれ別
    の出力パッドに接続されていることを特徴とする半導体
    温度センサー。
  7. 【請求項7】 複数のバイポーラトランジスタがダーリ
    ントン接続され、前記複数のバイポーラトランジスタの
    それぞれの第一の主電極が定電流源に接続されている半
    導体温度センサーにおいて、前記複数のバイポーラトラ
    ンジスタのそれぞれの第一の主電極が、それぞれに対応
    する複数のオペアンプの入力端子に接続され、前記複数
    のオペアンプの出力端子がそれぞれ別の出力パッドに接
    続され ていることを特徴とする半導体温度センサー。
  8. 【請求項8】 複数のバイポーラトランジスタがダーリ
    ントン接続され、前記バイポーラトランジスタのそれぞ
    れの第一の主電極が定電流源に接続されている半導体温
    度センサーにおいて、前記複数のバイポーラトランジス
    タのうち少なくとも1つのバイポーラトランジスタの第
    一の主電極に接断可能な複数の接続手段を介して複数の
    定電流源を接続し、前記接続手段により前記複数の定電
    流源を選択的に接続することにより、半導体センサーの
    出力電圧または感度を調整することを特徴とする半導体
    温度センサー。
  9. 【請求項9】 複数のバイポーラトランジスタがダーリ
    ントン接続され、前記バイポーラトランジスタのそれぞ
    れの第一の主電極が、MOSトランジスタにより構成さ
    れる定電流源に接続される半導体センサーにおいて、ソ
    ースを第1の電位に接続する第1のP−MOSトランジ
    スタと、ソースを前記第1の電位に接続し、ドレインを
    ゲートと前記第1のP−MOSトランジスタのゲートに
    接続する第2のP−MOSトランジスタと、ドレインを
    ゲートと前記第1のP−MOSトランジスタのドレイン
    に接続し、ソースを第2の電位に接続する第1のN−M
    OSトランジスタと、ドレインを前記第2のP−MOS
    トランジスタのドレインに接続し、ゲートを前記第1の
    N−MOSトランジスタのゲートに接続すると共にソー
    スを前記第2の電位に接続する第2のN−MOSトラン
    ジスタと、前記第2のP−MOSトランジスタのソース
    とドレインの間に接続手段を介して並列に接続される複
    数のP−MOSトランジスタを備え、前記接続手段によ
    り前記複数のP−MOSトランジスタを前記第2のP−
    MOSトランジスタに選択的に接続することにより前記
    第2のP−MOSトランジスタのドレインの出力電圧を
    選択する基準電圧回路を有し、前記基準電圧回路の出力
    を前記半導体センサーの定電流源の前記MOSトランジ
    スタのゲートに入力し、前記半導体センサーの出力電圧
    または感度を調整することを特徴とする半導体温度セン
    サー。
  10. 【請求項10】 前記接続手段は、レーザー照射により
    切断可能なポリシリコン配線からなるヒューズであるこ
    とを特徴とする請求項9および請求項10記載の半導体
    温度センサー。
  11. 【請求項11】 複数のバイポーラトランジスタがダー
    リントン接続され、 前記バイポーラトランジスタのそれ
    ぞれの第一の主電極がレーザー照射により切断可能なポ
    リシリコン配線からなるヒューズの接断により調整され
    る定電流源に接続されている半導体温度センサーを半導
    体ウエハー上にマトリックス状に形成する工程と、前記
    半導体センサーの出力電圧を所定の温度環境下で計測す
    る工程と、前記半導体センサーの出力電圧と計測時の温
    度に基づいて前記ヒューズの切断を行い前記定電流源の
    電流値を調整する工程からなることを特徴とする半導体
    温度センサーの製造方法。
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